JP2002196690A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2002196690A
JP2002196690A JP2000394622A JP2000394622A JP2002196690A JP 2002196690 A JP2002196690 A JP 2002196690A JP 2000394622 A JP2000394622 A JP 2000394622A JP 2000394622 A JP2000394622 A JP 2000394622A JP 2002196690 A JP2002196690 A JP 2002196690A
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wiring
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wirings
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JP2000394622A
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Inventor
Yoshinori Tatenuma
義範 舘沼
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置においてフレキシブル基板と支柱と
の接触による不具合を防止する。 【解決手段】 基板配線24の第1部分24aは回路基
板14の第1表面14Sa上に形成されており、基板配
線24の第2部分24bは第2表面14Sb上に形成さ
れている。基板配線24の第3部分24cは、第1及び
第2表面14Sa,14Sb間に渡るスルーホール14
H内に配置されている。可撓性の片面フレキシブル基板
34は略U字型に曲げられてそれの第2表面34Sbを
回路基板14とPDP101との隙間150に向けて配
置されている。片面フレキシブル基板34の中継配線4
4の第1端部44aは基板配線24の第1部分24aに
接続されており、又、中継配線44の第2端部44bは
PDP101のパネル配線114に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は表示装置に関する
ものであり、特に、表示パネルと、駆動回路を搭載した
回路基板との接続形態に関する。
【0002】
【従来の技術】図9及び図10に従来のプラズマディス
プレイ装置201Pを説明するための模式的な斜視図及
び側面図を示す。また、図11に片面フレキシブル基板
34を説明するための模式的な断面図を示す。従来のプ
ラズマディスプレイ装置201Pはプラズマディスプレ
イパネル(以下「PDP」とも呼ぶ)101と、回路基
板14Pと、回路基板14P上に搭載されたPDP10
1用の駆動回路(図示せず)と、片面フレキシブル基板
34と、支柱151とを備える。
【0003】PDP101は基本的に前面板102と背
面板103とが貼り合わされて成り、内部に放電ガスが
封入されたガス封入容器から成る。そして、この容器内
には複数の放電セル(図示せず)が作り込まれている。
これらの放電セルへ電力を供給するための複数の(行)
電極104が、背面板103に対面する前面板102の
表面102S上に形成されており、行電極104は上記
容器の内部のみならず外部へも延在している。ここで、
行電極104の内で上記容器の外部へ引き出されている
部分を「パネル配線114」と呼ぶことにする。なお、
図面の煩雑化を避けるため、図9では1本の行電極10
4についてのみ容器内へ延在する形態を図示している。
【0004】PDP101の背面板103に対面させて
回路基板14Pが配置されており、回路基板14PとP
DP101との間には金属製の支柱151が設けられて
いる。この支柱151によって回路基板14PとPDP
101とが互いに固定されている。回路基板14PのP
DP101とは反対側の表面上に、PDP101用の駆
動回路(図示せず)に接続される複数の基板配線24P
が形成されている。
【0005】PDP101のパネル配線114と回路基
板14Pの基板配線24Pは可撓性を有する片面フレキ
シブル基板34によって接続されている。片面フレキシ
ブル基板34は、定方向に並んだ複数の中継配線44が
絶縁層34Iによって互いに絶縁され又被覆されて成
る。なお、図面の煩雑化を避けるため、図9では1本の
中継配線44を図示している。片面フレキシブル基板3
4はシート状をしており、中継配線44の両端部44
a,44bが上記シート状の第1表面34Sa側に露出
している。
【0006】そして、中継配線44の第1端部44aは
回路基板14Pの基板配線24Pに接続されており、
又、第2端部44bはPDP101のパネル配線114
に接続されている。このとき、片面フレキシブル基板3
4の第1端部44a側の縁(エッジ)は回路基板14P
の表面の中心に向けて配置されており、逆に、第2端部
44b側の縁は前面板102の縁に向けて配置されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラズマディス
プレイ装置201Pでは、片面フレキシブル基板34が
上述のように配置されてPDP101及び回路基板14
Pに接続されているので、図9及び図10に示すように
片面フレキシブル基板34がS字型に撓んでPDP10
1と回路基板14Pとの間の隙間150に入り込んでい
る。
【0008】このため、例えば片面フレキシブル基板3
4の取り扱い時やプラズマディスプレイ装置201Pの
輸送時等において絶縁層34Iが傷つき中継配線44が
露出すると、片面フレキシブル基板34が支柱151に
接触することにより中継配線44の露出が拡大しまう場
合がある。また、片面フレキシブル基板34が当初に傷
を有していなくても支柱151との接触により傷の発生
・拡大が生じうる。このとき、中継配線44の露出は通
電時における漏電等の不具合を引き起すという問題があ
る。
【0009】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、フレキシブル基板を含む配線体と上記支柱との接
触による不具合を防止しうる表示装置を提供することを
第1の目的とする。
【0010】更に、本発明は回路基板の基板配線を高密
度に配置可能な表示装置を提供することを第2の目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1に記載の
表示装置は、表面を有する第1基板と、前記第1基板の
前記表面に対面配置された第2基板と、前記第1基板の
前記表面上に配置されており前記第2基板には覆われて
いない複数のパネル配線とを含む表示パネルと、前記表
示パネルを駆動するための駆動回路を搭載して前記第2
基板に対面し且つ前記第2基板と隙間をあけて配置され
ており、前記第2基板に対面する第1表面と、前記第1
表面に対向する第2表面と、前記駆動回路に接続される
複数の基板配線とを含む回路基板と、前記複数の基板配
線と前記複数のパネル配線とを電気的に接続する可撓性
の配線体とを備え、前記複数の基板配線はそれぞれ、前
記回路基板の前記第1表面上に配置された第1部分と、
前記回路基板の前記第2表面上に配置された第2部分
と、前記第1部分と前記第2部分とを接続する第3部分
とを含み、前記配線体は、第1端部及び前記第1端部と
は反対側の第2端部を有して定方向に並ぶ複数の中継配
線と、前記複数の中継配線を介して対向する第1表面及
び第2表面を有し、前記第1及び第2端部を当該第1表
面の側に露出させて前記複数の中継配線を被覆する絶縁
層とを含み、前記複数の中継配線の前記第1端部は前記
複数の基板配線の前記第1部分に接続されており、前記
複数の中継配線の前記第2端部は前記複数のパネル配線
に接続されていることを特徴とする。
【0012】(2)請求項2に記載の表示装置は、請求
項1に記載の表示装置であって、前記回路基板は、前記
第1表面と前記第2表面との間に渡る複数のスルーホー
ルを更に含み、前記複数のスルーホール内に前記複数の
基板配線の前記第3部分が配置されていることを特徴と
する。
【0013】(3)請求項3に記載の表示装置は、請求
項1に記載の表示装置であって、前記回路基板は、前記
第1及び第2表面に交差する第3表面を更に含み、前記
複数の基板配線の前記第3部分は、前記第3表面に対面
して配置されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>図1に実施の形
態1に係る表示装置201の構成を説明するための模式
図を示す。表示装置201は、表示パネルであるAC型
のプラズマディスプレイパネル(以下「PDP」とも呼
ぶ)101と、回路基板14,15,18と、回路基板
14,15,18上に搭載された駆動回路4,5,8
と、PDP101と回路基板14,15,18との間を
電気的に接続する片面フレキシブル基板(ないしは配線
体)34,35,38とを備える。なお、図1では回路
基板14,15,18をPDP101の周辺に展開して
図示しているが、後述の図3及び図4に示すように回路
基板14,15,18はPDP101に対面させて配置
される。
【0015】まず、PDP101を説明する。図2にP
DP101を説明するための模式的な斜視図を示す。な
お、図2では説明のために前面板(ないしは第1基板)
102と背面板(ないしは第2基板)103とを引き離
して図示している。
【0016】PDP101は、表示光を取り出すための
表示面を成す前面板102と、前面板102と放電空間
111を挟んで対面配置された背面板103とを備え
る。前面板102及び背面板103は例えばガラス等の
絶縁性の透明基板から成る。
【0017】前面板102の背面板103に対面する表
面102S上に、複数の帯状の透明電極104a,10
5aが交互に延長形成されている。隣接する各1本の透
明電極104a,105aは対を成す。なお、図2では
図示化の範囲の都合上、透明電極104a,105aを
1本ずつ図示している。互いに対を成す透明電極104
a,105aは放電ギャップDGを介して配置されてい
る。透明電極104a,105a上に母電極(バス電極
又は金属(補助)電極とも呼ばれる)104b,105
bが透明電極104a,105aに沿って延長形成され
ている。なお、透明電極104a及び母電極104bか
ら成る電極を(行)電極104と呼び、透明電極105
a及び母電極105bから成る電極を(行)電極105
と呼ぶ。
【0018】行電極104,105を被覆して誘電体層
106が形成されており、誘電体層106の表面上に誘
電体であるMgO(酸化マグネシウム)から成る保護膜
107が形成されている。
【0019】他方、背面板103の前面板102に対面
する表面103S上に、複数の帯状の(列)電極(書き
込み電極又はアドレス電極とも呼ばれる)108が行電
極104,105と直交するように(立体交差するよう
に)延長形成されている。なお、図2では図示化の範囲
の都合上、3本の列電極108を図示している。隣接す
る列電極108間にバリアリブ(単に「リブ」又は「隔
壁」とも呼ばれる)110が列電極108と平行に延長
形成されている。
【0020】隣接するバリアリブ110と背面板103
とが成す略U字型溝の内面に、列電極108を覆って蛍
光体層109が形成されている。このとき、カラー表示
用のPDPでは、上記略U字型溝毎に例えば赤,緑又は
青の発光色用の各蛍光体層109が配置される。
【0021】上述の構成を有する前面板102と背面板
103とは保護膜107とバリアリブ110とを当接さ
せて配置され互いに封着されており、ガス封入容器を形
成している。このガス封入容器内に、即ち前面板102
と背面板103との間の放電空間111にNe−Xe混
合ガスやHe−Xe混合ガス等の放電ガスが封入されて
いる。なお、行電極104,105の母電極104b,
105b及び列電極108はガス封入容器の外部へも延
在しており、この外部へ引き出された部分を「パネル配
線114,115,118(図1参照)」と呼ぶことに
する。換言すれば、パネル配線114,115は母電極
104b,105bの内で背面板103に覆われていな
い部分にあたり、パネル配線118は列電極108の内
で前面板102に覆われていない部分にあたる。
【0022】PDP101において、行電極対104,
105と列電極108との(立体)交差点に、放電セル
ないしは発光セルが形成される。即ち、図2には3個の
放電セルが図示される。なお、カラー表示用のPDPで
は、隣接する赤,緑,青の各発光色用の3つの放電セル
で1つの画素が形成される。
【0023】ここで、PDP101の表示動作の原理を
説明する。まず、行電極対104,105間に所定の電
圧又は電圧パルスを印加して放電空間111内に放電を
起こす。そして、この放電により生じる紫外線が蛍光体
層109を励起することによって、放電セルが発光ない
しは点灯する。この放電の際に放電空間111中に生成
された電子やイオン等の荷電粒子は当該荷電粒子の極性
とは逆極性の電圧が印加されている行電極の方向へ移動
し、その行電極上の保護膜107の表面上に(以下「行
電極上に」のように表現する)蓄積する。なお、このよ
うに電極上に蓄積した電子やイオンなどの電荷を「壁電
荷」と呼ぶ。
【0024】上記放電で蓄積した各行電極104,10
5上の各壁電荷は行電極対104,105間の電界を弱
める方向に電界を形成するので、壁電荷の形成・蓄積に
伴って放電は急速に消滅する。放電が消滅した後に先程
とは極性を反転させた電圧を各行電極104,105に
印加すると、この印加電圧による電界と上述の壁電荷に
よる電界とが重畳された電界が実質的に放電空間111
に印加される。この重畳された電界によって再び放電を
起こすことができる。
【0025】このように、放電が一度起これば、壁電荷
が形成する電界の作用によって、最初の放電を開始する
際の印加電圧よりも低い電圧(以下「維持電圧」とも呼
ぶ)で以て放電(以下「維持放電」とも呼ぶ)を起こす
ことができる。このため、放電が一度起きた後は、振幅
が維持電圧のパルス(以下「維持パルス」とも呼ぶ)を
行電極104,105に交互に印加することによって、
換言すれば維持パルスを行電極対104,105間に極
性を反転させて(交流的に)印加することによって、放
電を定常的に維持・継続させることができる。即ち、壁
電荷が消滅するまでの間であれば、維持パルスを印加し
続けることによって放電が持続する。
【0026】なお、壁電荷を消滅させることを「消去」
と呼び、これに対して連続的な放電(維持放電)を形成
するために当該放電の開始時に保護膜107上に壁電荷
を形成することを「書き込み」と呼ぶ。また、維持パル
ス,消去のための電圧パルス(以下「消去パルス」とも
呼ぶ),書き込みのための電圧パルス(以下「書き込み
パルス」とも呼ぶ)等のPDP101の駆動に関する電
圧パルスを「駆動パルス」とも呼ぶ。
【0027】電極104,105,108へ印加する駆
動パルスで以て各放電セルの発光を制御することによっ
て、PDP101において文字や画像等を表示すること
ができる。
【0028】さて、上述のように行電極104,105
の母電極104b,105b及び列電極108の各一部
はパネル配線114,115,118として上記ガス封
入容器の外部へも延在している。パネル配線114,1
15,118は図1に示すように回路基板14,15,
18に搭載された駆動回路4,5,8に片面フレキシブ
ル基板34,35,38を介して電気的に接続されてい
る。駆動回路4,5,8は上述の各種の駆動パルスを生
成・出力してPDP101を駆動する(より具体的には
放電セルの発光を制御する)。
【0029】詳細には、回路基板14,15,18は電
極104,105,108用の駆動回路4,5,8を搭
載しており、駆動回路4,5,8に接続される複数の基
板配線24,25,28を有している。また、片面フレ
キシブル基板34,35,38は複数の中継配線44,
45,48を含んで成る。そして、中継配線44,4
5,48の一方の端部は、パネル配線114,115,
118に(従って電極104,105,108に)接続
されており、他方の端部は回路基板14,15,18の
基板配線24,25,28に(従って駆動回路4,5,
8に)接続されている。
【0030】次に、片面フレキシブル基板34を介した
回路基板14とパネル配線114との接続形態をより具
体的に説明する。なお、片面フレキシブル基板35によ
る回路基板15とパネル配線115との接続についても
以下の説明は妥当である。
【0031】図3及び図4に表示装置201を説明する
ための模式的な斜視図及び断面図を示す。回路基板14
はPDP101の背面板103に対面して配置されてお
り、回路基板14とPDP101の背面板103との間
には隙間150が設けられている。隙間150には例え
ば金属製の支柱151が配置され、この支柱151によ
って回路基板14とPDP101とが互いに固定されて
いる。なお、支柱151は例えば接地電位に接続され
る。
【0032】回路基板14は例えば絶縁性の板状部材か
ら成り、PDP101に対面する第1表面14Saと、
第1表面14Saに対向し且つ第1表面14Saに関し
てPDP101とは反対側に存在する第2表面14Sb
と、第1及び第2表面14Sa,14Sbに交差する第
3表面(以下「側面」とも呼ぶ)14Scとを含む。
【0033】回路基板14の複数の基板配線24はそれ
ぞれ第1,第2及び第3部分24a,24b,24cに
大別される。詳細には、各基板配線24の第1部分24
aは回路基板14の第1表面14Sa上に形成されてお
り、その一方端は側面14Sc付近にまで(換言すれば
第1表面14Saの縁(エッジ)付近にまで)延在して
いる。このとき、複数の基板配線24の第1部分24a
と複数のパネル配線114とは対面配置されている(よ
り具体的には、互いに対面する表面14Sa,102S
上に形成されている)。また、各基板配線24の第2部
分24bは回路基板14の第2表面14Sb上に形成さ
れており、その一方端は駆動回路4に接続されている。
【0034】特に、表示装置201の回路基板14に
は、第1及び第2表面14Sa,14Sb間に渡る複数
のスルーホール14Hが形成されており、各スルーホー
ル14H内に各基板配線24の第3部分24cを成す導
電材料が充填されている。第1及び第2部分24a,2
4bの双方の他方端が第3部分24cに接続されてお
り、これにより第1〜第3部分24a,24b,24c
が電気的に接続されている。なお、図3では、複数のス
ルーホール14Hを1列に並べた場合を図示している
が、これらを一つ置きにずらして2列に並べても構わな
いし、3列以上に並べても構わない。また、第3部分2
4cをスルーホール14H内の一部に、例えば内壁面上
にのみ設けても構わない。
【0035】なお、図4では回路基板14の第2表面1
4Sb上に駆動回路4が搭載されている場合を模式的に
図示しているが、第1表面14Sa上に或いは第1及び
第2表面14Sa,14Sbの両面上に配置しても構わ
ない。
【0036】次に、図3及び図4に加えて既述の図11
をも参照しつつ、片面フレキシブル基板34を説明す
る。片面フレキシブル基板34は、第1表面34Sa及
び第2表面34Sbを有したシート状の絶縁層34I
と、線状の複数の中継配線44とを含んで成る。複数の
中継配線44は互いに接することなく定方向に並んでお
り、各中継配線44の第1端部44a及び当該第1端部
44aとは反対側の第2端部44bを除いて絶縁層34
Iの第1表面34Saと第2表面34Sbとの間に(即
ち、絶縁層34I中に)配置されている(従って、絶縁
層34Iの第1及び第2表面34Sa,34Sbは複数
の中継配線44を介して対向している)。特に、片面フ
レキシブル基板34では、中継配線44の第1端部44
a及び第2端部44bの双方が絶縁層34Iの第1表面
34Saの側に露出している。
【0037】片面フレキシブル基板34は可撓性を有し
ており、略U字型に曲げられて(撓められて)且つ略U
字型の開口をPDP101(の背面板103)と回路基
板14との隙間150に向けて配置されている。特に、
表示装置201では、片面フレキシブル基板34は、そ
れの第2表面34Sbを上記略U字型の内側にして且つ
回路基板14とPDP101との隙間150に向けて配
置されている。
【0038】そして、片面フレキシブル基板34の中継
配線44の第1端部44aは回路基板14の基板配線2
4の第1部分24aに接続されており、又、中継配線4
4の第2端部44bはPDP101のパネル配線114
に接続されている。なお、例えば半田付けや異方性導電
膜(図示せず)を介した熱圧着によって、第1端部44
aと基板配線24とを又第2端部44bとパネル配線1
14とを接続する。
【0039】このとき、複数の中継配線44の第1及び
第2端部44a,44bの先端は、換言すれば第1及び
第2端部44a,44bの配列方向に沿った片面フレキ
シブル基板34の縁(エッジ)は、PDP101と回路
基板14との隙間150の奥行き方向に向いている。
【0040】なお、複数の基板配線24の第1部分24
aの配列ピッチと複数の中継配線44の第1端部44a
のそれとが等しく、且つ、複数のパネル配線114の配
列ピッチと複数の中継配線44の第2端部44bのそれ
とが等しく設計される。換言すれば、複数の基板配線2
4の第1部分24aと複数のパネル配線114とで配列
ピッチは異なっていても良く、この配列ピッチの相違は
複数の中継配線44の形状等によって吸収することが可
能である。また、パネル配線114と行電極104とで
配列ピッチが異なっていても構わない。
【0041】表示装置201によれば、片面フレキシブ
ル基板34を上述のように配置するので、片面フレキシ
ブル基板34が成すU字型の底部を回路基板14とPD
P101(の背面板103)との隙間150に入り込ま
せることなく、片面フレキシブル基板34で以て、互い
に対面している複数の基板配線24の第1部分24aと
複数のパネル配線114とを接続することができる。こ
のため、片面フレキシブル基板34が上記隙間150に
設けられた支柱151に接触することが無い。従って、
片面フレキシブル基板34と支柱151との接触による
不具合、例えば片面フレキシブル基板34の絶縁層34
Iに傷が付いたり又は拡大したり、或いは絶縁層34I
の傷から露出した中継配線44と支柱151との間での
漏電が発生したりするといった不具合を防止することが
できる。その結果、PDP101と回路基板14との隙
間150により多くの支柱151を配置することことに
よって、表示装置201の構造上の信頼性を向上させる
ことができる。
【0042】なお、列電極108のパネル配線118は
回路基板18に対面しない側に露出している。このた
め、回路基板18の複数の基板配線28を回路基板14
のようにPDP101に対面する側へ引き回さなくて
も、上記隙間150に入り込むことなく片面フレキシブ
ル基板38を略U字型に曲げて配置することができる。
【0043】<実施の形態2>図5及び図6に実施の形
態2に係る表示装置202を説明するための模式的な斜
視図及び断面図を示す。既述の表示装置201(図3及
び図4参照)とは異なり表示装置202の回路基板14
はスルーホールを有しておらず、基板配線24の第1部
分24aは回路基板14の第1表面14Saの縁(エッ
ジ)にまで延在し、又、基板配線24の第2部分24b
は回路基板14の第2表面14Sbの縁にまで延在して
いる。そして、基板配線24の第3部分24cは回路基
板14の側面14Sc上に形成されて(従って側面14
Scに対面して配置されて)、第1及び第2部分24
a,24bに接続されている。
【0044】実施の形態2に係る基板配線24の形態は
回路基板15の基板配線25についても適用可能であ
る。表示装置202のその他の構成は表示装置201
(図1〜図4参照)と同様である。
【0045】表示装置202によれば、既述の表示装置
201が奏する効果と共に以下の効果が得られる。即
ち、表示装置201のように回路基板14にスルーホー
ル14Hを設けて当該スルーホール14H内に基板配線
24の第3部分24cを配置する場合と比較して、回路
基板14の製造時にスルーホール14Hを形成する工程
を無くすことができるし、又、基板配線24を高密度に
配置することができる。
【0046】<実施の形態3>図7及び図8に実施の形
態3に係る表示装置203を説明するための模式的な斜
視図及び断面図を示す。既述の表示装置202(図5及
び図6参照)とを比較すれば分かるように、表示装置2
03の回路基板14の基板配線24の第3部分24cは
回路基板14の側面14Scには接しておらず当該側面
14Scの上方に渡して(従って側面14Scに対面し
て)配置されて、第1及び第2部分24a,24bに接
続されている。基板配線24の第3部分24cは、例え
ば片面フレキシブル基板34と同様の片面フレキシブル
基板の中継配線や絶縁被膜された電気導体(いわゆるケ
ーブル)等により実現可能である。
【0047】実施の形態3に係る基板配線24の形態は
回路基板15の基板配線25についても適用可能であ
る。表示装置203のその他の構成は表示装置202
(図5及び図6参照)と同様である。
【0048】表示装置203によっても上述の表示装置
202と同様の効果が得られる。
【0049】<実施の形態1〜3の変形例1>表示装置
201〜203では前面板102から表示光を取り出す
場合を説明したが、背面板103から表示光を取り出す
構成の場合には、複数のパネル配線114,回路基板1
4及び片面フレキシブル基板34の上述の形態を、複数
のパネル配線118,回路基板18及び片面フレキシブ
ル基板38に対して当てはめることができる。なお、こ
のとき、背面板103が「第1基板」にあたり、前面板
102が「第2基板」にあたる。
【0050】<実施の形態1〜3の変形例2>表示装置
201〜203では、上述のAC型のPDP101に変
えて、例えばDC型のPDPや液晶パネルやEL(Elec
troluminescence)パネル等の各種の表示パネルを適用
可能である。
【0051】
【発明の効果】(1)請求項1に係る発明によれば、配
線体をU字型に曲げることができ、しかも当該U字型の
底部を回路基板と表示パネル(の第2基板)との隙間に
入り込ませることなく、配線体で以て、互いに対面して
いる複数の基板配線の第1部分と複数のパネル配線とを
接続することができる。このため、配線体が、回路基板
と表示パネルとの上記隙間に設けられる例えば支柱に接
触することが無くなる。従って、配線体と上記支柱との
接触による不具合を防止することができる。
【0052】(2)請求項2に係る発明によれば、スル
ーホール内の第3部分を介して基板配線の第1及び第2
部分が接続されて上記(1)の効果を発揮しうる表示装
置を提供することができる。
【0053】(3)請求項3に係る発明によれば、回路
基板にスルーホールを設けて当該スルーホール内に基板
配線の第3部分を配置する場合と比較して、回路基板の
製造時にスルーホールを形成する工程を無くすことがで
きるし、又、基板配線を高密度に配置することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1〜3に係る表示装置の構成を説
明するための模式図である。
【図2】 プラズマディスプレイパネルを説明するため
の模式的な斜視図である。
【図3】 実施の形態1に係る表示装置を説明するため
の模式的な斜視図である。
【図4】 実施の形態1に係る表示装置を説明するため
の模式的な断面図である。
【図5】 実施の形態2に係る表示装置を説明するため
の模式的な斜視図である。
【図6】 実施の形態2に係る表示装置を説明するため
の模式的な断面図である。
【図7】 実施の形態3に係る表示装置を説明するため
の模式的な斜視図である。
【図8】 実施の形態3に係る表示装置を説明するため
の模式的な断面図である。
【図9】 従来のプラズマディスプレイ装置を説明する
ための模式的な斜視図である。
【図10】 従来のプラズマディスプレイ装置を説明す
るための模式的な側面図である。
【図11】 片面フレキシブル基板を説明するための模
式的な断面図である。
【符号の説明】
4,5,8 駆動回路、14,15,18 回路基板、
14H スルーホール、14Sa 第1表面、14Sb
第2表面、14Sc 側面(第3表面)、24,2
5,28 基板配線、24a 第1部分、24b 第2
部分、24c 第3部分、34,35,38 片面フレ
キシブル基板(配線体)、34I 絶縁層、34Sa
第1表面、34Sb 第2表面、44,45,48 中
継配線、44a 第1端部、44b 第2端部、101
プラズマディスプレイパネル(表示パネル)、102
前面板(第1基板)、102S,103S 表面、1
03背面板(第2基板)、104,105 行電極、1
08 列電極、114,115,118 パネル配線、
150 隙間、201,202,203 表示装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面を有する第1基板と、前記第1基板
    の前記表面に対面配置された第2基板と、前記第1基板
    の前記表面上に配置されており前記第2基板には覆われ
    ていない複数のパネル配線とを含む表示パネルと、 前記表示パネルを駆動するための駆動回路を搭載して前
    記第2基板に対面し且つ前記第2基板と隙間をあけて配
    置されており、前記第2基板に対面する第1表面と、前
    記第1表面に対向する第2表面と、前記駆動回路に接続
    される複数の基板配線とを含む回路基板と、 前記複数の基板配線と前記複数のパネル配線とを電気的
    に接続する可撓性の配線体とを備え、 前記複数の基板配線はそれぞれ、 前記回路基板の前記第1表面上に配置された第1部分
    と、 前記回路基板の前記第2表面上に配置された第2部分
    と、 前記第1部分と前記第2部分とを接続する第3部分とを
    含み、 前記配線体は、 第1端部及び前記第1端部とは反対側の第2端部を有し
    て定方向に並ぶ複数の中継配線と、 前記複数の中継配線を介して対向する第1表面及び第2
    表面を有し、前記第1及び第2端部を当該第1表面の側
    に露出させて前記複数の中継配線を被覆する絶縁層とを
    含み、 前記複数の中継配線の前記第1端部は前記複数の基板配
    線の前記第1部分に接続されており、 前記複数の中継配線の前記第2端部は前記複数のパネル
    配線に接続されていることを特徴とする、表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の表示装置であって、 前記回路基板は、前記第1表面と前記第2表面との間に
    渡る複数のスルーホールを更に含み、 前記複数のスルーホール内に前記複数の基板配線の前記
    第3部分が配置されていることを特徴とする、表示装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の表示装置であって、 前記回路基板は、前記第1及び第2表面に交差する第3
    表面を更に含み、 前記複数の基板配線の前記第3部分は、前記第3表面に
    対面して配置されていることを特徴とする、表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100795808B1 (ko) 2006-08-28 2008-01-21 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널
KR100925312B1 (ko) 2006-11-06 2009-11-04 엡슨 이미징 디바이스 가부시키가이샤 전기 광학 장치, 전기 광학 장치의 제조 방법, 및 전자기기

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