JP2002196689A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2002196689A
JP2002196689A JP2000395003A JP2000395003A JP2002196689A JP 2002196689 A JP2002196689 A JP 2002196689A JP 2000395003 A JP2000395003 A JP 2000395003A JP 2000395003 A JP2000395003 A JP 2000395003A JP 2002196689 A JP2002196689 A JP 2002196689A
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wirings
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wiring
sided flexible
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JP2000395003A
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Inventor
Yoshinori Tatenuma
義範 舘沼
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置においてフレキシブル基板と支柱と
の接触による不具合を防止する。 【解決手段】 基板配線74は回路基板64の第2表面
64Sb上に形成されている。両面フレキシブル基板8
4の中継配線94の第1端部94aは絶縁層84Iの第
1表面84Saの側に露出しており、中継配線94の第
2端部94bは絶縁層84Iの第2表面84Sbの側に
露出している。両面フレキシブル基板84は可撓性を有
しており、略U字型に曲げられてそれの第1表面84S
aを回路基板64とPDP101との隙間150に向け
て配置されている。中継配線94の第1端部94aは基
板配線74に接続されており、又、中継配線94の第2
端部94bはPDP101のパネル配線114に接続さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は表示装置に関する
ものであり、特に、表示パネルと、駆動回路を搭載した
回路基板との接続形態に関する。
【0002】
【従来の技術】図7及び図8に従来のプラズマディスプ
レイ装置201Pを説明するための模式的な斜視図及び
側面図を示す。また、図9に片面フレキシブル基板34
を説明するための模式的な断面図を示す。従来のプラズ
マディスプレイ装置201Pはプラズマディスプレイパ
ネル(以下「PDP」とも呼ぶ)101と、回路基板1
4Pと、回路基板14P上に搭載されたPDP101用
の駆動回路(図示せず)と、片面フレキシブル基板34
と、支柱151とを備える。
【0003】PDP101は基本的に前面板102と背
面板103とが貼り合わされて成り、内部に放電ガスが
封入されたガス封入容器から成る。そして、この容器内
には複数の放電セル(図示せず)が作り込まれている。
これらの放電セルへ電力を供給するための複数の(行)
電極104が、背面板103に対面する前面板102の
表面102S上に形成されており、行電極104は上記
容器の内部のみならず外部へも延在している。ここで、
行電極104の内で上記容器の外部へ引き出されている
部分を「パネル配線114」と呼ぶことにする。なお、
図面の煩雑化を避けるため、図7では1本の行電極10
4についてのみ容器内へ延在する形態を図示している。
【0004】PDP101の背面板103に対面させて
回路基板14Pが配置されており、回路基板14PとP
DP101との間には金属製の支柱151が設けられて
いる。この支柱151によって回路基板14PとPDP
101とが互いに固定されている。回路基板14PのP
DP101とは反対側の表面上に、PDP101用の駆
動回路(図示せず)に接続される複数の基板配線24P
が形成されている。
【0005】PDP101のパネル配線114と回路基
板14Pの基板配線24Pは可撓性を有する片面フレキ
シブル基板34によって接続されている。片面フレキシ
ブル基板34は、定方向に並んだ複数の中継配線44が
絶縁層34Iによって互いに絶縁され又被覆されて成
る。なお、図面の煩雑化を避けるため、図7では1本の
中継配線44を図示している。片面フレキシブル基板3
4はシート状をしており、中継配線44の両端部44
a,44bが上記シート状の第1表面34Sa側に露出
している。
【0006】そして、中継配線44の第1端部44aは
回路基板14Pの基板配線24Pに接続されており、
又、第2端部44bはPDP101のパネル配線114
に接続されている。このとき、片面フレキシブル基板3
4の第1端部44a側の縁(エッジ)は回路基板14P
の表面の中心に向けて配置されており、逆に、第2端部
44b側の縁は前面板102の縁に向けて配置されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラズマディス
プレイ装置201Pでは、片面フレキシブル基板34が
上述のように配置されてPDP101及び回路基板14
Pに接続されているので、図7及び図8に示すように片
面フレキシブル基板34がS字型に撓んでPDP101
と回路基板14Pとの間の隙間150に入り込んでい
る。
【0008】このため、例えば片面フレキシブル基板3
4の取り扱い時やプラズマディスプレイ装置201Pの
輸送時等において絶縁層34Iが傷つき中継配線44が
露出すると、片面フレキシブル基板34が支柱151に
接触することにより中継配線44の露出が拡大しまう場
合がある。また、片面フレキシブル基板34が当初に傷
を有していなくても支柱151との接触により傷の発生
・拡大が生じうる。このとき、中継配線44の露出は通
電時における漏電等の不具合を引き起すという問題があ
る。
【0009】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、フレキシブル基板を含む配線体と上記支柱との接
触による不具合を防止しうる表示装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1に記載の
表示装置は、表面を有する第1基板と、前記第1基板の
前記表面に対面配置された第2基板と、前記第1基板の
前記表面上に配置されており前記第2基板には覆われて
いない複数のパネル配線とを含む表示パネルと、前記表
示パネルを駆動するための駆動回路を搭載して前記第2
基板に対面し且つ前記第2基板と隙間をあけて配置され
ており、前記第2基板に対面する第1表面と、前記第1
表面に対向する第2表面と、前記第2表面上に配置され
て前記駆動回路に接続される複数の基板配線とを含む回
路基板と、前記複数の基板配線と前記複数のパネル配線
とを電気的に接続する可撓性の配線体とを備え、前記配
線体は、第1端部及び前記第1端部とは反対側の第2端
部を有して定方向に並ぶ複数の中継配線と、前記複数の
中継配線を介して対向する第1表面及び第2表面を有
し、前記第1端部を当該第1表面の側に露出させ且つ前
記第2端部を当該第2表面の側に露出させて前記複数の
中継配線を被覆する絶縁層とを含み、前記複数の中継配
線の前記第1端部は前記複数の基板配線に接続されてお
り、前記複数の中継配線の前記第2端部は前記複数のパ
ネル配線に接続されていることを特徴とする。
【0011】(2)請求項2に記載の表示装置は、請求
項1に記載の表示装置であって、前記配線体の前記絶縁
層は、複数のスルーホールを有したベース層を含み、前
記複数の中継配線は、前記複数のスルーホールを通って
配置されており、前記複数の中継配線の前記第1及び第
2端部は、前記ベース層に関して互いに異なる側に配置
されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>図1に実施の形
態1に係る表示装置251の構成を説明するための模式
図を示す。表示装置251は、表示パネルであるAC型
のプラズマディスプレイパネル(以下「PDP」とも呼
ぶ)101と、回路基板64,65,18と、回路基板
64,65,18上に搭載された駆動回路4,5,8
と、PDP101と回路基板64,65との間を電気的
に接続する両面フレキシブル基板(ないしは配線体)8
4,85と、PDP101と回路基板18との間を電気
的に接続する片面フレキシブル基板38とを備える。な
お、図1では回路基板64,65,18をPDP101
の周辺に展開して図示しているが、後述の図3及び図4
に示すように回路基板64,65,18はPDP101
に対面させて配置される。
【0013】まず、PDP101を説明する。図2にP
DP101を説明するための模式的な斜視図を示す。な
お、図2では説明のために前面板(ないしは第1基板)
102と背面板(ないしは第2基板)103とを引き離
して図示している。
【0014】PDP101は、表示光を取り出すための
表示面を成す前面板102と、前面板102と放電空間
111を挟んで対面配置された背面板103とを備え
る。前面板102及び背面板103は例えばガラス等の
絶縁性の透明基板から成る。
【0015】前面板102の背面板103に対面する表
面102S上に、複数の帯状の透明電極104a,10
5aが交互に延長形成されている。隣接する各1本の透
明電極104a,105aは対を成す。なお、図2では
図示化の範囲の都合上、透明電極104a,105aを
1本ずつ図示している。互いに対を成す透明電極104
a,105aは放電ギャップDGを介して配置されてい
る。透明電極104a,105a上に母電極(バス電極
又は金属(補助)電極とも呼ばれる)104b,105
bが透明電極104a,105aに沿って延長形成され
ている。なお、透明電極104a及び母電極104bか
ら成る電極を(行)電極104と呼び、透明電極105
a及び母電極105bから成る電極を(行)電極105
と呼ぶ。
【0016】行電極104,105を被覆して誘電体層
106が形成されており、誘電体層106の表面上に誘
電体であるMgO(酸化マグネシウム)から成る保護膜
107が形成されている。
【0017】他方、背面板103の前面板102に対面
する表面103S上に、複数の帯状の(列)電極(書き
込み電極又はアドレス電極とも呼ばれる)108が行電
極104,105と直交するように(立体交差するよう
に)延長形成されている。なお、図2では図示化の範囲
の都合上、3本の列電極108を図示している。隣接す
る列電極108間にバリアリブ(単に「リブ」又は「隔
壁」とも呼ばれる)110が列電極108と平行に延長
形成されている。
【0018】隣接するバリアリブ110と背面板103
とが成す略U字型溝の内面に、列電極108を覆って蛍
光体層109が形成されている。このとき、カラー表示
用のPDPでは、上記略U字型溝毎に例えば赤,緑又は
青の発光色用の各蛍光体層109が配置される。
【0019】上述の構成を有する前面板102と背面板
103とは保護膜107とバリアリブ110とを当接さ
せて配置され互いに封着されており、ガス封入容器を形
成している。このガス封入容器内に、即ち前面板102
と背面板103との間の放電空間111にNe−Xe混
合ガスやHe−Xe混合ガス等の放電ガスが封入されて
いる。なお、行電極104,105の母電極104b,
105b及び列電極108はガス封入容器の外部へも延
在しており、この外部へ引き出された部分を「パネル配
線114,115,118(図1参照)」と呼ぶことに
する。換言すれば、パネル配線114,115は母電極
104b,105bの内で背面板103に覆われていな
い部分にあたり、パネル配線118は列電極108の内
で前面板102に覆われていない部分にあたる。
【0020】PDP101において、行電極対104,
105と列電極108との(立体)交差点に、放電セル
ないしは発光セルが形成される。即ち、図2には3個の
放電セルが図示される。なお、カラー表示用のPDPで
は、隣接する赤,緑,青の各発光色用の3つの放電セル
で1つの画素が形成される。
【0021】ここで、PDP101の表示動作の原理を
説明する。まず、行電極対104,105間に所定の電
圧又は電圧パルスを印加して放電空間111内に放電を
起こす。そして、この放電により生じる紫外線が蛍光体
層109を励起することによって、放電セルが発光ない
しは点灯する。この放電の際に放電空間111中に生成
された電子やイオン等の荷電粒子は当該荷電粒子の極性
とは逆極性の電圧が印加されている行電極の方向へ移動
し、その行電極上の保護膜107の表面上に(以下「行
電極上に」のように表現する)蓄積する。なお、このよ
うに電極上に蓄積した電子やイオンなどの電荷を「壁電
荷」と呼ぶ。
【0022】上記放電で蓄積した各行電極104,10
5上の各壁電荷は行電極対104,105間の電界を弱
める方向に電界を形成するので、壁電荷の形成・蓄積に
伴って放電は急速に消滅する。放電が消滅した後に先程
とは極性を反転させた電圧を各行電極104,105に
印加すると、この印加電圧による電界と上述の壁電荷に
よる電界とが重畳された電界が実質的に放電空間111
に印加される。この重畳された電界によって再び放電を
起こすことができる。
【0023】このように、放電が一度起これば、壁電荷
が形成する電界の作用によって、最初の放電を開始する
際の印加電圧よりも低い電圧(以下「維持電圧」とも呼
ぶ)で以て放電(以下「維持放電」とも呼ぶ)を起こす
ことができる。このため、放電が一度起きた後は、振幅
が維持電圧のパルス(以下「維持パルス」とも呼ぶ)を
行電極104,105に交互に印加することによって、
換言すれば維持パルスを行電極対104,105間に極
性を反転させて(交流的に)印加することによって、放
電を定常的に維持・継続させることができる。即ち、壁
電荷が消滅するまでの間であれば、維持パルスを印加し
続けることによって放電が持続する。
【0024】なお、壁電荷を消滅させることを「消去」
と呼び、これに対して連続的な放電(維持放電)を形成
するために当該放電の開始時に保護膜107上に壁電荷
を形成することを「書き込み」と呼ぶ。また、維持パル
ス,消去のための電圧パルス(以下「消去パルス」とも
呼ぶ),書き込みのための電圧パルス(以下「書き込み
パルス」とも呼ぶ)等のPDP101の駆動に関する電
圧パルスを「駆動パルス」とも呼ぶ。
【0025】電極104,105,108へ印加する駆
動パルスで以て各放電セルの発光を制御することによっ
て、PDP101において文字や画像等を表示すること
ができる。
【0026】さて、上述のように行電極104,105
の母電極104b,105b及び列電極108の各一部
はパネル配線114,115,118として上記ガス封
入容器の外部へも延在している。図1に示すように、パ
ネル配線114,115は回路基板64,65に搭載さ
れた駆動回路4,5に両面フレキシブル基板84,85
を介して、又、パネル配線118は回路基板18に搭載
された駆動回路8に片面フレキシブル基板38を介して
電気的に接続されている。駆動回路4,5,8は上述の
各種の駆動パルスを生成・出力してPDP101を駆動
する(より具体的には放電セルの発光を制御する)。
【0027】詳細には、回路基板64,65,18は電
極104,105,108用の駆動回路4,5,8を搭
載しており、駆動回路4,5,8に接続される複数の基
板配線74,75,28を有している。また、両面フレ
キシブル基板84,85は複数の中継配線94,95を
含んで成り、片面フレキシブル基板38は複数の中継配
線48を含んで成る。そして、中継配線94,95,4
8の一方の端部は、パネル配線114,115,118
に(従って電極104,105,108に)接続されて
おり、他方の端部は回路基板64,65,18の基板配
線74,75,28に(従って駆動回路4,5,8に)
接続されている。
【0028】次に、両面フレキシブル基板84を介した
回路基板64とパネル配線114との接続形態をより具
体的に説明する。なお、両面フレキシブル基板85によ
る回路基板65とパネル配線115との接続についても
以下の説明は妥当である。
【0029】図3及び図4に表示装置251を説明する
ための模式的な斜視図及び断面図を示す。回路基板64
はPDP101の背面板103に対面して配置されてお
り、回路基板64とPDP101の背面板103との間
には隙間150が設けられている。隙間150には例え
ば金属製の支柱151が配置され、この支柱151によ
って回路基板64とPDP101とが互いに固定されて
いる。なお、支柱151は例えば接地電位に接続され
る。
【0030】回路基板64は例えば絶縁性の板状部材か
ら成り、PDP101に対面する第1表面64Saと、
第1表面64Saに対向し且つ第1表面64Saに関し
てPDP101とは反対側に存在する第2表面64Sb
と、第1及び第2表面64Sa,64Sbに交差する第
3表面(以下「側面」とも呼ぶ)64Scとを含む。
【0031】回路基板64の複数の基板配線74は回路
基板64の第2表面64Sb上に形成されており、その
一方端は駆動回路4に接続されており、その他方端は側
面64Sc付近にまで(換言すれば第2表面64Sbの
縁(エッジ)付近にまで)延在している。このとき、複
数の基板配線74と複数のパネル配線114とは同じ方
向に(ないしは同じ側に)向いて配置されている(より
具体的には、同じ方向に(ないしは同じ側に)に向いた
表面14Sb,102S上に形成されている)。
【0032】なお、図4では回路基板64の第2表面6
4Sb上に駆動回路4が搭載されている場合を模式的に
図示しているが、第1表面64Sa上に或いは第1及び
第2表面64Sa,64Sbの両面上に配置しても構わ
ない。
【0033】ここで、図5に両面フレキシブル基板84
を説明するための模式的な断面図を示す。上述の図3及
び図4に加えて図5をも参照しつつ、両面フレキシブル
基板84を説明する。
【0034】両面フレキシブル基板84は複数の中継配
線94及び全体として大略シート状の絶縁層84Iを含
んで成る。複数の中継配線94は互いに接することなく
定方向に並んでおり、各中継配線94の第1端部94a
及び当該第1端部94aとは反対側の第2端部94bを
除いて絶縁層84Iの第1表面84Saと第2表面84
Sbとの間に(即ち、絶縁層84I中に)配置されてい
る(従って、絶縁層84Iの第1及び第2表面84S
a,84Sbは複数の中継配線94を介して対向してい
る)。特に、両面フレキシブル基板84では、中継配線
94の第1端部94aは絶縁層84Iの第1表面84S
aの側に露出している一方、第2端部94bは絶縁層8
4Iの第2表面84Sbの側に露出している。
【0035】より具体的には、両面フレキシブル基板8
4の中継配線94はそれぞれ第1,第2及び第3部分9
41,942,943に大別され、絶縁層84Iはベー
ス層84Icと第1のカバー層84Iaと第2のカバー
層84Ibとに大別される。絶縁層84Iのベース層8
4Icは略4角形のシート状部材から成り、厚さ方向に
形成された複数のスルーホール84Hを有している。
【0036】そして、ベース層84Icの一方の表面
(又は主面)上に、スルーホール84Hから上記略4角
形の所定の1辺にまで、中継配線94の第1部分941
が延在している。第1部分941の上記所定の1辺近傍
の部分が中継配線94の第1端部94aを成す。また、
ベース層84Icの他方の表面(又は主面)上に、スル
ーホール84Hから上記所定の1辺に対向する1辺にま
で、中継配線94の第2部分942が延在している。第
2部分942の上記対向する1辺近傍の部分が中継配線
94の第2端部94bを成す。スルーホール84H内に
は中継配線94の第3部分943を成す導電材料が充填
されており、第1及び第2部分941,942の双方が
第3部分943に接続されている。これにより中継配線
94の第1〜第3部分941〜943が電気的に接続さ
れている。
【0037】このように、複数の中継配線94は複数の
スルーホール84Hを通って(スルーホール84H内に
挿入されて)配置されており、複数の中継配線94の第
1及び第2端部94a,94bは、絶縁層84Iのベー
ス層84Icに関して互いに異なる側に配置されてい
る。
【0038】なお、図3では、複数のスルーホール84
Hを1列に並べた場合を図示しているが、これらを一つ
置きにずらして2列に並べても構わないし、3列以上に
並べても構わない。また、第3部分24cをスルーホー
ル84H内の一部に、例えば内壁面上にのみ設けても構
わない。
【0039】中継配線94の第1部分941は第1端部
94aを除いて絶縁層84Iの第1のカバー層84Ia
で覆われており、中継配線94の第2部分942は第2
端部94bを除いて絶縁層84Iの第2のカバー層84
Ibで覆われている。このとき、絶縁層84の第1のカ
バー層84Iaを含んで絶縁層84Iの第1表面84S
aが形成され、絶縁層84の第2のカバー層84Ibを
含んで絶縁層84Iの第2表面84Sbが形成される。
【0040】両面フレキシブル基板84は例えば以下の
ように製造される。まず、絶縁層84Iのベース層84
Icの上記両表面上に例えば銅箔を形成し、当該銅箔を
パターン・エッチングして中継配線94の第1及び第2
部分941,942を形成する。そして、ベース層84
Icにスルーホール84Hを形成し、スルーホール84
H内に導電部材を充填して又はスルーホール84H内を
めっき処理して中継配線94の第3部分943を形成す
る。その後、絶縁層84Iの第1及び第2のカバー層8
4Ia,84Ibを形成することにより、両面フレキシ
ブル基板84が完成する。
【0041】両面フレキシブル基板84は可撓性を有し
ており、略U字型に曲げられて(撓められて)且つ略U
字型の開口をPDP101(の背面板103)と回路基
板64との隙間150に向けて配置されている。特に、
表示装置251では、両面フレキシブル基板84は、そ
れの第1表面84Saを上記略U字型の内側にして且つ
回路基板64とPDP101との隙間150に向けて配
置されている。
【0042】そして、両面フレキシブル基板84の中継
配線94の第1端部94aは回路基板64の基板配線7
4に接続されており、又、中継配線94の第2端部94
bはPDP101のパネル配線114に接続されてい
る。なお、例えば半田付けや異方性導電膜(図示せず)
を介した熱圧着によって、第1端部94aと基板配線7
4とを又第2端部94bとパネル配線114とを接続す
る。
【0043】このとき、複数の中継配線94の第2端部
94bの先端は、換言すれば第2端部94bの配列方向
に沿った両面フレキシブル基板84の縁(エッジ)は、
PDP101と回路基板64との隙間150の奥行き方
向に向いている。また、複数の中継配線94の第1端部
94aの先端も、第2端部94bと同じ方向に向いてい
る。
【0044】なお、複数の基板配線74の配列ピッチと
複数の中継配線94の第1端部94aのそれとが等し
く、且つ、複数のパネル配線114の配列ピッチと複数
の中継配線94の第2端部94bのそれとが等しく設計
される。換言すれば、複数の基板配線74の第1部分7
4aと複数のパネル配線114とで配列ピッチが異なっ
ていても良く、この配列ピッチの相違は複数の中継配線
94の形状等によって吸収することが可能である。ま
た、パネル配線114と行電極104とで配列ピッチが
異なっていても構わない。
【0045】表示装置251によれば、両面フレキシブ
ル基板84を上述のように配置するので、両面フレキシ
ブル基板84が成すU字型の底部を回路基板64とPD
P101(の背面板103)との隙間150に入り込ま
せることなく、両面フレキシブル基板84で以て、同じ
方向に向いている複数の基板配線74と複数のパネル配
線114とを接続することができる。両面フレキシブル
基板84が上記隙間150に設けられた支柱151に接
触することが無い。従って、両面フレキシブル基板84
と支柱151との接触による不具合、例えば両面フレキ
シブル基板84の絶縁層84Iに傷が付いたり又は拡大
したり、或いは絶縁層84Iの傷から露出した中継配線
94と支柱151との間での漏電が発生したりするとい
った不具合を防止することができる。その結果、PDP
101と回路基板64との隙間150により多くの支柱
151を配置することことによって、表示装置251の
構造上の信頼性を向上させることができる。
【0046】なお、列電極108のパネル配線118は
回路基板18に対面しない側に露出している。このた
め、図9の片面フレキシブル基板34と同様の片面フレ
キシブル基板38を略U字型に曲げて当該略U字型の内
面を上記隙間150に向けることにより、上記隙間15
0に入り込むことなく片面フレキシブル基板38を配置
することができる。
【0047】<実施の形態1の変形例1>図6に本変形
例1に係る両面フレキシブル基板84Bを説明するため
の模式的な断面図を示す。両面フレキシブル基板84B
は、第1表面84SaB及び第2表面84SbBを有し
たシート状の絶縁層34IBと、線状の複数の中継配線
94Bとを含んで成る。複数の中継配線94Bは互いに
接することなく定方向に並んでおり、各中継配線94B
の第1端部94aB及び第2端部94bBを除いて絶縁
層84IBの第1表面84SaBと第2表面84SbB
との間に(即ち、絶縁層84IB中に)配置されている
(従って、絶縁層84IBの第1及び第2表面84Sa
B,84SbBは複数の中継配線94Bを介して対向し
ている)。
【0048】特に、両面フレキシブル基板84Bでは、
中継配線94Bの第1端部94aBは絶縁層84IBの
第1表面84SaBの側に露出しており、中継配線94
Bの第2端部94bBは絶縁層84IBの第2表面84
SbBの側に露出している。なお、両面フレキシブル基
板84Bは、上述の両面フレキシブル基板84と同様に
可撓性を有している。
【0049】表示装置251において両面フレキシブル
基板84Bを用いても、既述の効果を得ることができ
る。
【0050】<実施の形態1の変形例2>表示装置25
1では前面板102から表示光を取り出す場合を説明し
たが、背面板103から表示光を取り出す構成の場合に
は、両面フレキシブル基板84,84Bと同様の両面フ
レキシブル基板を用いることによって、複数のパネル配
線114,回路基板64及び両面フレキシブル基板84
の上述の形態を、複数のパネル配線118及び回路基板
18に対して当てはめることができる。なお、このと
き、背面板103が「第1基板」にあたり、前面板10
2が「第2基板」にあたる。
【0051】<実施の形態1の変形例3>表示装置25
1では、上述のAC型のPDP101に変えて、例えば
DC型のPDPや液晶パネルやEL(Electroluminesce
nce)パネル等の各種の表示パネルを適用可能である。
【0052】
【発明の効果】(1)請求項1に係る発明によれば、配
線体をU字型に曲げることができ、しかも当該U字型の
底部を回路基板と表示パネル(の第2基板)との隙間に
入り込ませることなく、配線体で以て、同じ方向に向い
ている複数の基板配線と複数のパネル配線とを接続する
ことができる。このため、配線体が、回路基板と表示パ
ネルとの上記隙間に設けられる例えば支柱に接触するこ
とが無くなる。従って、配線体と上記支柱との接触によ
る不具合を防止することができる。
【0053】(2)請求項2に係る発明によれば、第1
端部が絶縁層の第1表面の側に露出し且つ第2端部が絶
縁層の第2表面の側に露出した複数の中継配線を含む配
線体を提供することができ、その結果、上記(1)の効
果を発揮しうる表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る表示装置の構成を説明す
るための模式図である。
【図2】 プラズマディスプレイパネルを説明するため
の模式的な斜視図である。
【図3】 実施の形態1に係る表示装置を説明するため
の模式的な斜視図である。
【図4】 実施の形態1に係る表示装置を説明するため
の模式的な断面図である。
【図5】 実施の形態1に係る両面フレキシブル基板を
説明するための模式的な断面図である。
【図6】 実施の形態1の変形例1に係る両面フレキシ
ブル基板を説明するための模式的な断面図である。
【図7】 従来のプラズマディスプレイ装置を説明する
ための模式的な斜視図である。
【図8】 従来のプラズマディスプレイ装置を説明する
ための模式的な側面図である。
【図9】 片面フレキシブル基板を説明するための模式
的な断面図である。
【符号の説明】
4,5,8 駆動回路、18,64,65 回路基板、
28,74,75 基板配線、48,94,94B,9
5 中継配線、64Sa 第1表面、64Sb第2表
面、84,84B,85 両面フレキシブル基板(配線
体)、84Hスルーホール、84I,84IB 絶縁
層、84Ia 第1のカバー層、84Ib 第2のカバ
ー層、84Ic ベース層、84Sa,84SaB 第
1表面、84Sb,84SbB 第2表面、94a,9
4aB 第1端部、94b,94bB 第2端部、94
1 第1部分、942 第2部分、943 第3部分、
101 プラズマディスプレイパネル(表示パネル)、
102 前面板(第1基板)、102S,103S 表
面、103 背面板(第2基板)、104,105行電
極、108 列電極、114,115,118 パネル
配線、150 隙間、251 表示装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面を有する第1基板と、前記第1基板
    の前記表面に対面配置された第2基板と、前記第1基板
    の前記表面上に配置されており前記第2基板には覆われ
    ていない複数のパネル配線とを含む表示パネルと、 前記表示パネルを駆動するための駆動回路を搭載して前
    記第2基板に対面し且つ前記第2基板と隙間をあけて配
    置されており、前記第2基板に対面する第1表面と、前
    記第1表面に対向する第2表面と、前記第2表面上に配
    置されて前記駆動回路に接続される複数の基板配線とを
    含む回路基板と、 前記複数の基板配線と前記複数のパネル配線とを電気的
    に接続する可撓性の配線体とを備え、 前記配線体は、 第1端部及び前記第1端部とは反対側の第2端部を有し
    て定方向に並ぶ複数の中継配線と、 前記複数の中継配線を介して対向する第1表面及び第2
    表面を有し、前記第1端部を当該第1表面の側に露出さ
    せ且つ前記第2端部を当該第2表面の側に露出させて前
    記複数の中継配線を被覆する絶縁層とを含み、 前記複数の中継配線の前記第1端部は前記複数の基板配
    線に接続されており、 前記複数の中継配線の前記第2端部は前記複数のパネル
    配線に接続されていることを特徴とする、表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の表示装置であって、 前記配線体の前記絶縁層は、複数のスルーホールを有し
    たベース層を含み、 前記複数の中継配線は、前記複数のスルーホールを通っ
    て配置されており、 前記複数の中継配線の前記第1及び第2端部は、前記ベ
    ース層に関して互いに異なる側に配置されていることを
    特徴とする、表示装置。
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