JP2002196611A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
- Publication number
- JP2002196611A JP2002196611A JP2000391974A JP2000391974A JP2002196611A JP 2002196611 A JP2002196611 A JP 2002196611A JP 2000391974 A JP2000391974 A JP 2000391974A JP 2000391974 A JP2000391974 A JP 2000391974A JP 2002196611 A JP2002196611 A JP 2002196611A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing
- thermostat
- fixing roller
- fixing device
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 定着の立上りが早くても、温度過昇防止用の
サーモスタットが温度の急上昇に対応でき、暴走時に安
全で、定着ローラの傷付きを極力抑え得る定着装置を提
供する。 【解決手段】 定着ローラ1の長手方向の中央付近に、
温度過昇防止用のサーモスタット4を接触配置する。サ
ーモスタット4は、支持部材5で定着ハウジング6に取
り付ける。定着ローラ1の停止時は、サーモスタット4
が定着ローラ1の中央部で接触する。定着ローラ1の回
転時は、サーモスタット4が定着ローラ1の回転に連れ
て位置が移動し、サーモスタット4と定着ローラ1の接
触位置はサーモスタット4の端部となる。
サーモスタットが温度の急上昇に対応でき、暴走時に安
全で、定着ローラの傷付きを極力抑え得る定着装置を提
供する。 【解決手段】 定着ローラ1の長手方向の中央付近に、
温度過昇防止用のサーモスタット4を接触配置する。サ
ーモスタット4は、支持部材5で定着ハウジング6に取
り付ける。定着ローラ1の停止時は、サーモスタット4
が定着ローラ1の中央部で接触する。定着ローラ1の回
転時は、サーモスタット4が定着ローラ1の回転に連れ
て位置が移動し、サーモスタット4と定着ローラ1の接
触位置はサーモスタット4の端部となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定着するのに必要
な所定の温度に達するまでの定着立上がり時間が短い、
すなわち定着の立上りが早い定着装置に関し、詳細には
そのような定着装置の温度過昇防止に関する。
な所定の温度に達するまでの定着立上がり時間が短い、
すなわち定着の立上りが早い定着装置に関し、詳細には
そのような定着装置の温度過昇防止に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】定着の
立上りが早い定着装置に関しては、たとえば実開昭63
−80576号公報に開示の熱暴走防止装置のように、
温度過昇防止用のサーモスタットが早く切れるよう、別
部材を設けている。ところが、この別部材を設けること
によってコストが高くなるばかりでなく、定着ローラと
サーモスタットとが非接触のため、立ち上がりの早い定
着装置では、定着ローラが高温にならないと作動せず、
ジャム時などのように機内に紙があると、紙が発火して
しまう可能性もある。
立上りが早い定着装置に関しては、たとえば実開昭63
−80576号公報に開示の熱暴走防止装置のように、
温度過昇防止用のサーモスタットが早く切れるよう、別
部材を設けている。ところが、この別部材を設けること
によってコストが高くなるばかりでなく、定着ローラと
サーモスタットとが非接触のため、立ち上がりの早い定
着装置では、定着ローラが高温にならないと作動せず、
ジャム時などのように機内に紙があると、紙が発火して
しまう可能性もある。
【0003】そこで本発明は、定着の立上りが15秒以
下のように早い装置でも、サーモスタットを接触式と
し、早く安全に作動させ、定着ローラ停止時に温度が急
激に上がるのに対応できるようサーモスタットの中央で
接触させ、定着ローラ回転時には、位置を端にし、接触
圧を減らしローラにキズがつくのを極力抑え得る定着装
置を提供することを目的とする。
下のように早い装置でも、サーモスタットを接触式と
し、早く安全に作動させ、定着ローラ停止時に温度が急
激に上がるのに対応できるようサーモスタットの中央で
接触させ、定着ローラ回転時には、位置を端にし、接触
圧を減らしローラにキズがつくのを極力抑え得る定着装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
画像形成装置は、上記目的を達成するために、定着する
のに必要な所定の温度に達するまでの定着立上がり時間
が短い定着装置において、温度過昇防止用のサーモスタ
ットを定着ローラに接触させて配し、かつ該サーモスタ
ットの位置を可変させる手段を有し、該可変手段が、上
記サーモスタットと上記定着ローラの接触圧を、上記定
着ローラの停止時より回転時のほうが小さくなるように
するものであることを特徴とする。
画像形成装置は、上記目的を達成するために、定着する
のに必要な所定の温度に達するまでの定着立上がり時間
が短い定着装置において、温度過昇防止用のサーモスタ
ットを定着ローラに接触させて配し、かつ該サーモスタ
ットの位置を可変させる手段を有し、該可変手段が、上
記サーモスタットと上記定着ローラの接触圧を、上記定
着ローラの停止時より回転時のほうが小さくなるように
するものであることを特徴とする。
【0005】同請求項2に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項1の定着装置において、上記可変手
段が、上記サーモスタットを上記定着ローラの長手方向
の軸と平行な軸の周りで回転可能に支持し、上記定着ロ
ーラ回転時に上記サーモスタットが連れ回りさせ、接触
位置を変化させるものであることを特徴とする。
するために、請求項1の定着装置において、上記可変手
段が、上記サーモスタットを上記定着ローラの長手方向
の軸と平行な軸の周りで回転可能に支持し、上記定着ロ
ーラ回転時に上記サーモスタットが連れ回りさせ、接触
位置を変化させるものであることを特徴とする。
【0006】同請求項3に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項1または2の定着装置において、上
記定着立上がり時間が15秒以下であることを特徴とす
る。
するために、請求項1または2の定着装置において、上
記定着立上がり時間が15秒以下であることを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明に係る定着装置の一実
施形態の要部を示す断面図、図2は同正面図である。こ
の実施形態装置は、ファクシミリ、プリンタ、複写機等
の電子写真装置の画像形成装置の定着装置に用いるもの
であり、例えば定着立上がり時間が15秒以下となる構
成にしてある。図中1は定着ローラで、材質は炭素鋼鋼
管STKM11で、ローラ長は375mm、通紙部の外
径φ29.8mm、内径φ29.2mmとし、肉厚0.
3mm、軸受部分の外径はφ30mmである。図中2は
定着ヒータで、ハロゲンヒータであり、定格100V、
1200W〜700Wを1本使用している。図中3は加
圧ローラである。
参照して説明する。図1は本発明に係る定着装置の一実
施形態の要部を示す断面図、図2は同正面図である。こ
の実施形態装置は、ファクシミリ、プリンタ、複写機等
の電子写真装置の画像形成装置の定着装置に用いるもの
であり、例えば定着立上がり時間が15秒以下となる構
成にしてある。図中1は定着ローラで、材質は炭素鋼鋼
管STKM11で、ローラ長は375mm、通紙部の外
径φ29.8mm、内径φ29.2mmとし、肉厚0.
3mm、軸受部分の外径はφ30mmである。図中2は
定着ヒータで、ハロゲンヒータであり、定格100V、
1200W〜700Wを1本使用している。図中3は加
圧ローラである。
【0008】上記条件で、定着ヒータ2に1200Wヒ
ータを使用した時の定着立上り時間は、常温から定着に
必要な温度170℃まで、7秒、700Wヒータで15
秒である。
ータを使用した時の定着立上り時間は、常温から定着に
必要な温度170℃まで、7秒、700Wヒータで15
秒である。
【0009】このように立ち上がりの早い定着装置の温
度過昇防止装置として本実施形態装置は、定着ローラ1
の長手方向の中央付近に、サーモスタット4を接触配置
してある。サーモスタット4は、例えば図3に示すよう
な支持部材5で定着ハウジング6に取り付けてある。も
ちろんその他の取付け形態を採用してもよい。
度過昇防止装置として本実施形態装置は、定着ローラ1
の長手方向の中央付近に、サーモスタット4を接触配置
してある。サーモスタット4は、例えば図3に示すよう
な支持部材5で定着ハウジング6に取り付けてある。も
ちろんその他の取付け形態を採用してもよい。
【0010】図1(A)の状態は定着ローラ1の停止時
の位置である。この時の定着ローラ1とサーモスタット
4の接触位置はサーモスタット4の中央部であり、接触
力の掛かる方向は定着ローラ1の中心を通り、接触圧は
例えば30gfである。支持部材5は、定着ローラ1の
長手方向の軸と平行な軸の周りで回転可能にまたはたわ
めるように取り付けてある。
の位置である。この時の定着ローラ1とサーモスタット
4の接触位置はサーモスタット4の中央部であり、接触
力の掛かる方向は定着ローラ1の中心を通り、接触圧は
例えば30gfである。支持部材5は、定着ローラ1の
長手方向の軸と平行な軸の周りで回転可能にまたはたわ
めるように取り付けてある。
【0011】定着ローラ1の回転時(回転方向は図中に
矢印で示す)は、図1(B)に示すように、サーモスタ
ット4が定着ローラ1の回転に連れてその位置が移動す
る。するとサーモスタット4と定着ローラ1の接触位置
はサーモスタット4の端部となる。
矢印で示す)は、図1(B)に示すように、サーモスタ
ット4が定着ローラ1の回転に連れてその位置が移動す
る。するとサーモスタット4と定着ローラ1の接触位置
はサーモスタット4の端部となる。
【0012】このような接触状態では、定着ローラ1の
停止時に比べサーモスタット4と定着ローラ1の接触圧
は小さくなる。すなわち接触力の掛かる方向が、図4中
に矢印で示すように定着ローラ1の中心からずれ、その
分力が接触圧となるので例えば20gfのように小さく
なる。
停止時に比べサーモスタット4と定着ローラ1の接触圧
は小さくなる。すなわち接触力の掛かる方向が、図4中
に矢印で示すように定着ローラ1の中心からずれ、その
分力が接触圧となるので例えば20gfのように小さく
なる。
【0013】例えば本願発明者等が行った実験では、定
着ローラ1の停止時に暴走した場合、立上り7秒の定着
装置で450℃、立上り15秒の定着装置で350℃で
サーモスタット4が働き、安全な温度で作動した。なお
紙の発火温度は約530℃である。また、定着ローラ1
の回転時は、加圧ローラ3や空気中に熱が逃げるため、
温度は急激にあがらず、サーモスタット4が図1(B)
に示すように端部で当たる状態になっていても、上記と
同じような温度で作動した。そして、定着ローラ1の回
転時におけるサーモスタット4との接触圧が小さいの
で、定着ローラ1もほとんど傷つかず、また、暴走時、
定着ローラ1の回転時、無回転時とも、安全に作動し
た。
着ローラ1の停止時に暴走した場合、立上り7秒の定着
装置で450℃、立上り15秒の定着装置で350℃で
サーモスタット4が働き、安全な温度で作動した。なお
紙の発火温度は約530℃である。また、定着ローラ1
の回転時は、加圧ローラ3や空気中に熱が逃げるため、
温度は急激にあがらず、サーモスタット4が図1(B)
に示すように端部で当たる状態になっていても、上記と
同じような温度で作動した。そして、定着ローラ1の回
転時におけるサーモスタット4との接触圧が小さいの
で、定着ローラ1もほとんど傷つかず、また、暴走時、
定着ローラ1の回転時、無回転時とも、安全に作動し
た。
【0014】
【発明の効果】本発明の定着装置は、以上説明してきた
ように、定着立上り時間が15秒以下のように立上りの
早い装置でも、サーモスタットを接触式としたので安全
に作動でき、定着ローラ停止時には、温度が急激に上が
るのに対応できるようサーモスタットの中央で接触さ
せ、定着ローラ回転時には、位置を端にし、接触圧を減
らしているので、暴走時に安全で、しかも定着ローラの
傷付きを極力抑え得るものとなるという効果がある。
ように、定着立上り時間が15秒以下のように立上りの
早い装置でも、サーモスタットを接触式としたので安全
に作動でき、定着ローラ停止時には、温度が急激に上が
るのに対応できるようサーモスタットの中央で接触さ
せ、定着ローラ回転時には、位置を端にし、接触圧を減
らしているので、暴走時に安全で、しかも定着ローラの
傷付きを極力抑え得るものとなるという効果がある。
【図1】本発明に係る定着装置の一実施形態の要部を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】サーモスタットの支持部材を示す正面図(A)
と側面図(B)である。
と側面図(B)である。
1 定着ローラ 2 定着ヒータ 3 加圧ローラ 4 サーモスタット 5 支持部材 6 定着ハウジング
Claims (3)
- 【請求項1】 定着するのに必要な所定の温度に達する
までの定着立上がり時間が短い定着装置において、温度
過昇防止用のサーモスタットを定着ローラに接触させて
配し、かつ該サーモスタットの位置を可変させる手段を
有し、該可変手段が、上記サーモスタットと上記定着ロ
ーラの接触圧を、上記定着ローラの停止時より回転時の
ほうが小さくなるようにするものであることを特徴とす
る定着装置。 - 【請求項2】 請求項1の定着装置において、上記可変
手段が、上記サーモスタットを上記定着ローラの長手方
向の軸と平行な軸の周りで回転可能に支持し、上記定着
ローラ回転時に上記サーモスタットが連れ回りさせ、接
触位置を変化させるものであることを特徴とする定着装
置。 - 【請求項3】 請求項1または2の定着装置において、
上記定着立上がり時間が15秒以下であることを特徴と
する定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000391974A JP2002196611A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000391974A JP2002196611A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002196611A true JP2002196611A (ja) | 2002-07-12 |
Family
ID=18858038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000391974A Pending JP2002196611A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002196611A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006254944A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 炊飯器 |
-
2000
- 2000-12-25 JP JP2000391974A patent/JP2002196611A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006254944A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 炊飯器 |
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