JP2002196221A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002196221A
JP2002196221A JP2000393368A JP2000393368A JP2002196221A JP 2002196221 A JP2002196221 A JP 2002196221A JP 2000393368 A JP2000393368 A JP 2000393368A JP 2000393368 A JP2000393368 A JP 2000393368A JP 2002196221 A JP2002196221 A JP 2002196221A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高速で最適な測距点を判別し、被写体の位置に
かかわらず正しいピントの写真を得ることができるカメ
ラを提供する。 【解決手段】写真画面内からの被写体光を積分して被写
体像信号を形成する像信号形成手段(受光レンズ5a,
5b,センサアレイ6a,6b、A/D変換手段7)を
有し、この像信号形成手段の出力に基づいて測距動作を
行うようにしたカメラにおいて、上記写真画面内に投光
する投光手段(ドライバ3、補助光源3a、投光レンズ
4)と、上記像信号形成手段に含まれ、上記投光手段に
よる投光時に上記投光による被写体からの反射光成分の
みを積分するために、上記写真画面内の定常光成分を除
去する定常光除去手段(定常光成分除去回路8)と、上
記投光手段による投光時の上記像信号形成手段の出力に
基づいて、次の積分制御を行うポイントを切換設定する
制御手段(CPU1)とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラに関し、特
に、広い視野の測距ポイントを測距して、画面内のどの
位置に被写体が存在しても、当該被写体にピントを合わ
せて撮影することが可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラの撮影レンズのズームレン
ズ化が進み、遠距離から近距離まで、また画角として
は、広角から望遠までをカバーする測距装置の提案が求
められている。
【0003】特公平3−80290号公報では測距ポイ
ントを複数ポイント持ち、カメラ使用時の画角に応じ
て、測距すべき複数のポイントを制限していくもので、
望遠の時は広角の時よりも測距ポイント数を制限して画
面外の測距を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特公平3−80290号公報では画面内の離散的なポ
イントしか測距できず、測距ポイント間に存在する被写
体にはピント合せができなかった。
【0005】また、全ポイントを測距して最終的なピン
ト合せ位置を決定するために画面内の広い領域を測距し
ようとすると、測距ポイントの増減に従って測距時間が
長くなってしまう等タイムラグ上の問題もあった。
【0006】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、高速で最適な
測距点を判別し、被写体の位置にかかわらず正しいピン
トの写真を得ることができるカメラを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明は、写真画面内からの被写体光を積分
して被写体像信号を形成する像信号形成手段を有し、こ
の像信号形成手段の出力に基づいて測距動作を行うよう
にしたカメラにおいて、上記写真画面内に投光する投光
手段と、上記像信号形成手段に含まれ、上記投光手段に
よる投光時に上記投光による被写体からの反射光成分の
みを積分するために、上記写真画面内の定常光成分を除
去する定常光除去手段と、上記投光手段による投光時の
上記像信号形成手段の出力に基づいて、次の積分制御を
行うポイントを切換設定する制御手段とを具備する。
【0008】また、第2の発明は、写真画面内からの被
写体光を積分して被写体像信号を形成する像信号形成手
段と、上記被写体像信号に基づいて主要被写体位置を検
出し、それに応じて測距ポイントを決定する決定手段
と、上記決定手段で決定した測距ポイントについて測距
動作を行う測距手段とを具備したカメラにおいて、上記
決定手段は、撮影用ズームレンズの画角に応じて上記被
写体像信号の内の上記主要被写体位置の検出範囲を変更
する。
【0009】また、第3の発明は、第2の発明に係るカ
メラにおいて、上記決定手段は、上記写真画面内に補助
光を投光し、この投光の上記被写体からの反射光に基づ
いて上記測距ポイントを決定する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0011】(第1実施形態)図1は本発明の第1実施
形態に係るカメラの電気回路のブロック図である。被写
体11からの光は、基線長Bだけ離して配置された1対
の受光レンズ5a,5bを介してセンサアレイ6a,6
bに入射する。センサアレイ6a,6bの各画素は入射
した光の量に応じて光電流を出力するので、それに応じ
た信号をA/D変換手段7によってデジタル化する。ワ
ンチップマイコン等で構成されるデジタル演算制御手段
(CPU)1はこのデジタル信号を被写体像信号として
扱うことができる。CPU1はカメラ全体の制御を行な
うものである。例えばユーザーによるレリーズスイッチ
2aの押しこみに応答して上記被写体像信号を検出して
ピント合せ位置を演算し、ピント合わせ回路9cにより
撮影レンズ9のピント合せを行ったり、シャッター9b
の制御を行ったりして撮影シーケンスを司る。9aはズ
ーム回路であり、2bはズームスイッチである。
【0012】前記したセンサアレイ6a,6bによって
得られた2つの像信号の位置は、上記基線長Bによる視
差によって、人の目が遠近を判定するように三角測距の
原理で被写体11の距離Lを示すものとなる。つまり図
に示したような相対位置差xを用い、受光レンズ5a,
5bの焦点距離をfとすると、距離Lは、上記基線長B
を利用して、L=(B・f)/xにより算出される。2
つの像の相対位置差xは、CPU1により、一方のセン
サアレイで得られた所定エリアの像信号(センサ出力の
変化)と、もう一方のセンサアレイによる像信号の一部
を順次比較して一致度の高い部分を求めることによって
検出することができる。
【0013】ここで、所定エリアの像信号と書いたが、
この所定エリアが主要被写体を検出していると正しいピ
ント合せはできないので、センサアレイ6a,6bから
得られる像信号のうち、どの部分が主要被写体の像であ
るかを判別しなければならない。従来の多くのカメラで
は、所定のエリアを決定しておき、その像を利用したの
で、画面内の所定の位置に存在する被写体にしか正しく
ピント合せすることができなかった。
【0014】本実施形態では、CPU1によりドライバ
3を介して赤外発光ダイオード(IRED)等からなる
補助光源3aを発光させ、投光レンズ4を介して被写体
11に対して投射するとともに、被写体11からの反射
信号光成分のみをデジタル信号として判別できるよう
に、反射信号光以外の光電変換成分を除去するための定
常光成分除去回路8を設けている。
【0015】図2はセンサアレイを構成する画素6a
1,6a2の構成と、その周辺の回路とを示す図であ
る。図2に示すように、受光面61から出力される光電
流を積分コンデンサC1に積分して電圧信号に変換する
ための積分回路65以外に、積分される電流を検出する
電流検出手段62と電流源63を有する。
【0016】さらに定常光記憶手段64は、前述の補助
光源3aの非投光時の電流と同じ電流を電流源63が流
すように、当該電流源63を制御する。すなわち、CP
U1はこの定常光記憶手段64の作動、非作動を制御し
て状況に応じてある時は像信号を、またある時は反射信
号光分布信号を検出する事ができるようになっている。
つまり、定常光記憶手段64を作動させなければ通常の
像信号が得られ、また、定常光記憶手段64を作動させ
て定常光電流が積分回路65に入力されないような状態
で補助光を投射した場合は、反射信号光分布信号が得ら
れる。図1のセンサアレイ6a,6bは、図2に示すよ
うな機能ブロックを持ったセンサアレイをセンサ6a
1,6a2、…のように並置した構成となっている。
【0017】積分回路65での積分結果はCPU1の制
御のもとにA/D変換手段7に入力される。A/D変換
手段7はマルチプレクサ7aを有し、高速でスイッチン
グをくり返して、各画素の積分結果をCPU1に入力し
ていく。こうして得られた各画素の積分コンデンサの出
力をC1 〜C12とすると、補助光投射時に、センサア
レイ6a,6bを定常光除去状態に設定して得られた各
センサ出力C1〜C2は、図3に示すように、背景12
の雑被写体は遠距離で反射光を返さないのに対し、近い
人物11からは強い反射光11aが反射してセンサ6a
に入射する。この強い反射光11aはセンサアレイ6
a,6bのうち、C4〜C11のセンサ出力に対応する
位置に入力されるので、センサアレイ6a,6bのセン
サ出力は図4(a)のごとく変化する。
【0018】実際には、センサアレイ6a,6bは多数
の画素数を有しており、A/D変換も8bit以上の高
精度のものを用いるので、像信号は図4(b)のよう
に、よりなめらかな波形のものとなる。また、図2に示
す積分終了回路66は、十分な積分レベルを判定して像
信号のコントラストを高めるものである。積分量が小さ
い時は積分時間を長くし、明るいシーンで光電流が多い
場合には、積分時間を短くして積分レベルが飽和しない
ようにする。
【0019】また、明るいシーンでも、逆光の状態では
背景成分で積分判定すると、人物の像信号が十分得られ
ない場合があるので、積分時間を延長した方がよい。
【0020】しかし、こうした場合でも、主要被写体が
どれであるかによって積分判定をどこで行うかが決まる
ため、本発明の主要被写体検出技術が重要となる。
【0021】こうした技術を背景に、本発明の第1実施
形態を以下に説明する。図5は、前述のCPU1の制御
による測距シーケンスの一例を示すフローチャートであ
る。ステップS1では上記補助光源3aを発光させ、定
常光除去を行いつつ各センサが反射光積分を行うことに
より、反射光分布信号を検出するステップである。CP
U1はステップS2にてこの反射光分布信号をA/D変
換してモニタする。ステップS3でカメラの撮影状態を
検出するためにズーム位置を判定するが、ここではズー
ム位置を3段階に分類し、当該ズーム位置が望遠(テ
レ:T)か広角(ワイド:W)か標準(スタンダード:
S)かに従って、センサアレイ6a,6bの有効な範囲
を決定する。
【0022】図6に示すように、ズーム位置がテレ
(T)時には有効範囲を制限し、ワイド(W)時には有
効範囲を広げるようにして、画角に合わせて測距候補位
置を決定し、画面外を測距して雑被写体にピントを合わ
せたり、不用意に測距時間が長くなったりすることを防
止する。
【0023】この測距装置は図7に示すようにカメラ2
0の前面に受光レンズ5a,5bが見えるような形で配
置されて組みこまれるので、ファインダー21とセンサ
アレイ6a,6bの組みつけ誤差によって、図8に示す
ようにファインダー21の視野Fの中心と、センサアレ
イ6a,6bの中心とがずれることがある。これを補正
するために、テレ(T)、ワイド(W)、標準(S)の
各状態でどのセンサアレイ部分を利用するかをEEPR
OM(図1の1a)に記憶したデータに従って切り換え
るようにしてもよい。この場合、カメラの製造工程にお
いてこのズレを検出して補正するようなデータをEEP
ROM1aに入力しておく。
【0024】以上のように、撮影レンズ9の画角によっ
て切り換えられた制限範囲(中央1/3、中央2/3、
全域)のうち、最大光量を出力するセンサ位置をS4〜
S6で求め、このセンサの近傍の像パターンを用いて被
写体距離Lを算出してピント合せを行えば、画面内のど
こに被写体が存在しても正しく被写体位置を決定し、そ
れに対して正しいピントの写真を得ることができる。
【0025】なお、赤外発光ダイオード(IRED)以
外に、ストロボ(図7の22)の光を補助光として利用
してもよく、IREDの光量ではパターン判定できない
時(遠距離時)には、図9(a)に示すステップS8で
これを検出し、ストロボ補助光を照射して定常光を除去
した積分を行ない(ステップS9a)、その時得られた
反射光パターンをモニタ(ステップS9b)して、その
最大光量位置の像信号で測距を行ってもよい。これによ
って、近距離で十分な光量が得られるときにはストロボ
を利用せずかつ遠距離の被写体にも対応できる。この測
距時の像信号は、反射光量分布をそのまま使ってもよい
が、反射光量が小さくて、十分な像信号が得られない時
には、図9(b)のようなフローをステップS7の後に
追加する。ステップS7aにて測距が不可能であること
を判定し、ステップS7bで、信号光(補助光)非投射
時の像パターンを利用して測距を行なうようにする。つ
まり、主要被写体距離が遠い時や、反射率が低い時に
は、補助光の反射光分布のコントラストが低くなって、
2つの像比較の精度が劣化する。こうした場合には、利
用するセンサ位置はそのままにして、定常光除去や補助
光投射をしないで像パターン検出を行ない、そのときの
結果を用いて距離検出を行った方が高精度となる。
【0026】以上説明したように本実施形態によれば、
高速で主要被写体位置を検出し、その検出結果にもとづ
いてピント合せを行なうので、正しいピント合せができ
る。
【0027】従って、図10(a)のようなシーンで
も、画角がワイド時なら右側の被写体を考慮したピント
合せが必要だが、画角がテレの時には、図10(b)の
ような構図となるので、中央の人物の像のみを用いてピ
ントを合せる必要がある。このときセンサアレイ6a,
6bから得られる反射光分布は図4(b)のようになる
が、本実施形態の方法によりズームレンズの画角に応じ
てこの反射光分布のうち有効な判定エリアを制限すれば
画角外の被写体の影響を排除することができる。
【0028】図10(a)、(b)の点線部がセンサア
レイ6a,6bの検出エリアで、図7のように撮影レン
ズ9がズームレンズであるのに対して測距装置のレンズ
5a,5bはズーミングしないので、画角変化によって
測距可能範囲が変化する。本発明ではこういった現象を
考慮して高速で高精度のピント合せを可能としている。
【0029】(第2実施形態)図11(a)のように、
背景に対し主要被写体としての人物100が暗いシーン
では、人物100の像のコントラストが低くて正しくピ
ント合せするのが難しい。そこで本発明の第2実施形態
ではこのようなシーンにおいても正しいピント合せが行
えるようにする。
【0030】図11(b)はこのようなシーンにおいて
得られる像信号であり、明るい背景に従った積分制御が
なされるので、LとRの部分の像のコントラストは高い
が、人物100の存在するCの部分のコントラストは低
くなるので、人物100を正しく測距することができな
い。
【0031】そこで本発明を特徴付ける補助光照射によ
る反射信号光の分布検出を行えば図11(c)のような
パターンが得られるので、重要なのはCの部分の像であ
ることが判別される。従って、Cの部分が十分なコント
ラストになるように積分時間を切り換えて、図11
(d)のように積分判定エリアをCの部分に制限する。
この時、LとRの部分の像信号は明るすぎて飽和する
が、この部分が重要でない事は図11(c)のパターン
から明らかである。
【0032】図12は、上記のようなシーンでも正しい
ピント合せを行なう処理の手順を説明するためのフロー
チャートである。まずステップS10,S11では、第
1実施形態と同様に、補助光を照射し定常光を除去して
被写体からの反射信号のパターンを検出する。ステップ
S12,S13,S14では第1実施形態と同様に、カ
メラのズーム位置に応じてセンサアレイの有効範囲を切
り換える。
【0033】ステップS15は、ステップS13,S1
4で制限されたエリア中において最大光量位置を求め、
この最大光量位置のセンサで積分量が適正になるように
積分制御するステップである。これによって、図11
(b)におけるCの部分のようなコントラストしか得ら
れなかったシーンであっても、主要被写体から適正な像
信号が得られ、正しいピント合せを行うことができる。
測距のたびに発光を行なうことは省エネルギやタイムラ
グの観点から好ましくないと考えられる場合には、図1
3(a)に示すようなフローを用いる。ここではステッ
プS20、S21においてローコントラスト域があると
判断されたときのみに上記したステップS10〜S15
を行うようにしている。又、ステップS14とS15の
間に図13(b)に示すようなステップS22を追加し
てローコントラスト域が最大光量位置かどうかを判定
し、ローコントラスト域には反射するものがなにもない
(ローコントラスト域が最大光量位置でない)と判定さ
れた場合には、ステップS15の積分制御を行わないよ
うにすることも可能である。
【0034】上記した実施形態によれば、主要被写体の
ピント精度が向上するとともに、全体の測距に要する時
間を短縮することができる。つまり、主要被写体の検知
後、測距点を決定するAFにおいて、上記主要被写体の
検出時のモニタ範囲をズーム位置に応じて切換制御す
る。また、測距時の像信号形成時の像形成制御を上記主
要被写体検知時の結果によって切り換えることにより広
い視野で測距する時に生じる誤判断の問題をも解決する
ことができる。
【0035】なお、上記した具体的実施形態を要約する
と以下のようになる。
【0036】1.本実施形態のカメラは、写真画面内か
らの被写体光を積分して被写体像信号を形成する像信号
形成手段(受光レンズ5a,5b,センサアレイ6a,
6b、A/D変換手段7)を有し、この像信号形成手段
の出力に基づいて測距動作を行うようにしたカメラにお
いて、上記写真画面内に投光する投光手段(ドライバ
3、補助光源3a、投光レンズ4)と、上記像信号形成
手段に含まれ、上記投光手段による投光時に上記投光に
よる被写体からの反射光成分のみを積分するために、上
記写真画面内の定常光成分を除去する定常光除去手段
(定常光成分除去回路8)と、上記投光手段による投光
時の上記像信号形成手段の出力に基づいて、次の積分制
御を行うポイントを切換設定する制御手段(CPU1)
とを具備する。 2.また、本実施形態のカメラは、写真画面内からの被
写体光を積分して被写体像信号を形成する像信号形成手
段(受光レンズ5a,5b,センサアレイ6a,6b、
A/D変換手段7)と、上記被写体像信号に基づいて主
要被写体位置を検出し、それに応じて測距ポイントを決
定する決定手段(CPU1)と、上記決定手段で決定し
た測距ポイントについて測距動作を行う測距手段(CP
U1)とを具備したカメラにおいて、上記決定手段(C
PU1)は、撮影用ズームレンズの画角に応じて上記被
写体像信号の内の上記主要被写体位置の検出範囲を変更
する。ここで上記決定手段(CPU1)は、上記写真画
面内に補助光源3aにより補助光を投光し、この投光の
上記被写体からの反射光に基づいて上記測距ポイントを
決定する。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、主要被写体の検出後
に、制限された測距ポイントを重点的に測距するので、
主要被写体以外の被写体にピントが合ったり余分な測距
に時間がかかったりせず、高速にピント合せが可能なA
Fカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るカメラの電気回路
のブロック図である。
【図2】センサアレイを構成する画素6a1,6a2の
構成と、その周辺の回路とを示す図である。
【図3】人物11からの反射光11aがセンサ6aに入
射するようすを示す図である。
【図4】(a)はセンサアレイ6a,6bのセンサ出力
を示す図であり、(b)は実際に得られるよりなめらか
な像信号を示す図である。
【図5】CPU1の制御による測距シーケンスの一例を
示すフローチャートである。
【図6】ズーム位置に応じて測距有効範囲を可変するよ
うすを示す図である。
【図7】本実施形態に係る測距装置の配置を示す図であ
る。
【図8】ファインダー21とセンサアレイの組みつけ誤
差によって、ファインダーの視野Fの中心とセンサアレ
イの中心とがずれる現象を説明するための図である。
【図9】図5の測距シーケンスの変形例を説明するため
のフローチャートである。
【図10】本実施形態の方法が適用されるシーンの一例
を示す図である。
【図11】背景に対し主要被写体としての人物100が
暗いシーンにピント合わせを行なう本発明の第2実施形
態の方法を説明するための図である。
【図12】本発明の第2実施形態の方法を説明するため
のフローチャートである。
【図13】図12に示すフローチャートの変形例を示す
図である。
【符号の説明】
1 デジタル演算制御手段(CPU) 1a EEPROM 2a レリーズスイッチ 2b ズームスイッチ 3 ドライバ 3a 補助光源 4 投光レンズ 5a,5b 受光レンズ 6a,6b センサアレイ 7 A/D変換手段 8 定常光成分除去回路 9 撮影レンズ 9a ズーム回路 9b シャッター 9c ピント合わせ回路 11 被写体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真画面内からの被写体光を積分して被
    写体像信号を形成する像信号形成手段を有し、この像信
    号形成手段の出力に基づいて測距動作を行うようにした
    カメラにおいて、 上記写真画面内に投光する投光手段と、 上記像信号形成手段に含まれ、上記投光手段による投光
    時に上記投光による被写体からの反射光成分のみを積分
    するために、上記写真画面内の定常光成分を除去する定
    常光除去手段と、 上記投光手段による投光時の上記像信号形成手段の出力
    に基づいて、次の積分制御を行うポイントを切換設定す
    る制御手段と、を具備することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 写真画面内からの被写体光を積分して被
    写体像信号を形成する像信号形成手段と、 上記被写体像信号に基づいて主要被写体位置を検出し、
    それに応じて測距ポイントを決定する決定手段と、 上記決定手段で決定した測距ポイントについて測距動作
    を行う測距手段と、を具備したカメラにおいて、 上記決定手段は、撮影用ズームレンズの画角に応じて上
    記被写体像信号の内の上記主要被写体位置の検出範囲を
    変更するようにしたことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 上記決定手段は、上記写真画面内に補助
    光を投光し、この投光の上記被写体からの反射光に基づ
    いて上記測距ポイントを決定することを特徴とする請求
    項2に記載のカメラ。
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