JP2002196182A - 傾斜面を有する光学素子 - Google Patents

傾斜面を有する光学素子

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JP2002196182A JP2000398571A JP2000398571A JP2002196182A JP 2002196182 A JP2002196182 A JP 2002196182A JP 2000398571 A JP2000398571 A JP 2000398571A JP 2000398571 A JP2000398571 A JP 2000398571A JP 2002196182 A JP2002196182 A JP 2002196182A
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    • G02B6/32Optical coupling means having lens focusing means positioned between opposed fibre ends
    • G02B6/327Optical coupling means having lens focusing means positioned between opposed fibre ends with angled interfaces to reduce reflections

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光通信用の各種の光モジュールを製作する際
に、結合ロスの低減を図ることができ、かつ破損を防止
して歩留まりの向上を図った傾斜面を有する光学素子を
提供すること。 【解決手段】 ロッドレンズ11の入射側端面12側
に、反射ロスの低減のために中心軸C3に対して所定の
角度θで斜めに加工された傾斜面14を備える。傾斜面
14のある入射側端面12の先端部は中心軸C3に対し
て垂直な平面である突き当て部15になっている。ロッ
ドレンズ11の先端部が欠けるのを防止でき、設定され
た所定位置での光結合が得られる。ロッドレンズ11の
突き当て部15同士を突き当てるだけで或いは両突き当
て部の間にフィルタ等を挟むだけで、最適な光結合が得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屈折率分布型ロッ
ドレンズやキャピラリ等の光学素子に関し、特に、両端
面の少なくとも一方が中心軸に対して斜めに形成された
傾斜面を有する光学素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の屈折率分布型ロッドレンズは、一
般に半導体レーザや発光ダイオード(LED)等からの
出射光を取り込んで平行光にするために、或いは、光フ
ァイバを通って入ってくる光を所定の位置に集光させる
ために使われる。こうした用途に応じてロッドレンズの
レンズ長Zが決められている。また、ロッドレンズは、
例えば、光ファイバを通って入ってくる光をロッドレン
ズで光ファイバへ伝送する際に、2つのロッドレンズ同
士を突き当てて使用されたり、或いは両ロッドレンズ間
に色々な光学特性を有するフィルタ等を挟んで使用され
たりする。こうしてロッドレンズが使われる際に、その
レンズ長Zは、光ファイバの出射端とロッドレンズの間
の距離や両レンズ間の距離等、対物間距離に応じて最も
結合ロスの少ない値に設定される。
【0003】図5は、従来のロッドレンズとその使用例
を示している。同図で示すロッドレンズ60では、その
両端面のうち出射側端面60aが反射ロスの低減のため
に中心軸C1に対して斜めに加工された傾斜面になって
いる。また、ロッドレンズ61では、入射側端面61a
が反射ロスの低減のために中心軸C2に対して斜めに加
工された傾斜面になっている。
【0004】また、2つのロッドレンズ60,61は、
先端部60b,61b間にフィルタ62を挟んで配置さ
れている。キャピラリ63で保持された光ファイバ64
を通ってその出射端から出射される光は、ロッドレンズ
60により平行光にされてフィルタ62に入射する。フ
ィルタ62を透過した光は、ロッドレンズ61により集
光されてキャピラリ65で保持された光ファイバ66の
入射端に入射し、同光ファイバ66を通って他の光学素
子等へ送られる。こうして、2つのロッドレンズ60,
61は光ファイバ64,66を光結合するように配置さ
れ、光ファイバ64を通ってくる光が、ロッドレンズ6
0,61によりフィルタ62を介して光ファイバ66に
伝送される。
【0005】ここで、各ロッドレンズ60,61の「レ
ンズ長Z」は、各中心軸C1,C2と両端面との各交点
間の距離である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図5に示す
上記従来のロッドレンズ60,61では、先端部60
b,61bが鋭利に尖っているため、先端部が非常に欠
けやすい。このため、同図に示すように両先端部60
b,61b間にフィルタ62を挟んだり、或いは両先端
部同士を突き当てたりする際に、先端部60b,61b
が欠けてしまうことがあった。先端部60b,61bが
欠けると、上述の如くレンズ長Zを対物間距離Lに応じ
て最も結合ロスの少ない値に設定してあるが、対物間距
離Lが変わってしまう。このため、ロッドレンズを使っ
て光通信用の各種光モジュールを製作する際に、ファイ
バ63,64間での最適な光結合が得られず、結合損失
が大きくなってしまうという問題があった。
【0007】また、傾斜面を有するロッドレンズをスリ
ーブ等の筒状の保持体内に組み込む際にも、尖った先端
部が保持体にぶつかって欠けたりすることもあり、不良
品の発生率が高くなってしまう。これと同様の問題は、
光ファイバを保持し、端面を傾斜面に加工したキャピラ
リについても生じる。さらに、ロッドレンズやキャピラ
リの尖った先端部が欠けると、その破片が別の場所に移
動して結合損失をさらに悪化させる虞もあった。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、その目的は、光通信用の各種の光
モジュールを製作する際に、結合ロスの低減を図ること
ができ、かつ破損を防止して歩留まりの向上を図った傾
斜面を有する光学素子を提供することにある。また、本
発明の別の目的は、各種光モジュールを組み立てる際
に、無調芯で最小の結合ロスが得られるようにした傾斜
面を有する光学素子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、両端面の少なくとも一方が
中心軸に対して斜めに形成された傾斜面を有する光学素
子において、前記傾斜面の先端部を鋭角に尖った角のな
い形状にしたことを特徴とする傾斜面を有する光学素子
である。
【0010】この構成によれば、傾斜面の先端部を鋭角
に尖った角のない形状にしたので、2つの光学素子を、
その先端部同士を突き当て或いは両先端部間にフィルタ
等を挟む際に、先端部が欠けるのを防止できる。また、
光学素子をスリーブ等の筒状の保持体内に組み込む際に
も、先端部が保持体にぶつかって欠けたりするのを防止
できる。こうして、光学素子の先端部が欠けるのを防止
できることにより、設定された所定位置での光結合が得
られる。
【0011】なお、本明細書中で、「光学素子」は、屈
折率分布型ロッドレンズ、ファイバを保持するキャピラ
リ、光アイソレータ等に用いる光学結晶等、両端面を有
する光学部材を含む意味で用いている。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
傾斜面を有する光学素子において、前記傾斜面の先端部
を、前記傾斜面の先端部を、前記中心軸に対して垂直な
平面の突き当て部に形成したことを特徴としている。
【0013】この構成によれば、中心軸方向における突
き当て部の面位置を精度良く設定しておくことにより、
各種光モジュールを組み立てる際に、2つの光学素子の
突き当て部同士を突き当てるだけで、或いは両突き当て
部の間にフィルタ等を挟むだけで、最適な光結合が得ら
れる。
【0014】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載の傾斜面を有する光学素子において、前記両端面
は、屈折率分布型ロッドレンズの入射側端面及び出射側
端面であることを特徴としている。
【0015】この構成によれば、屈折率分布型ロッドレ
ンズの入射側端面及び出射側端面の少なくとも一方に形
成された傾斜面の先端部を、鋭角に尖った角のない形状
に形成した構成が含まれる。この構成により、先端部同
士を突き当て或いは両先端部の間にフィルタ等を挟む際
に、先端部が欠けるのを防止できる。また、同ロッドレ
ンズをスリーブ等の筒状の保持体内に組み込む際にも、
先端部が保持体にぶつかって欠けるのを防止できる。こ
うして、ロッドレンズの先端部が欠けるのを防止できる
ことにより、設定された所定位置での光結合が得られ
る。また、ロッドレンズの前記傾斜面の先端部を、中心
軸に対して垂直な平面の突き当て部に形成した構成が含
まれる。この構成により、中心軸方向における突き当て
部の面位置を精度良く設定しておくことにより、各種光
モジュールを製作する際に、2つのロッドレンズの突き
当て部同士を突き当てるだけで、或いは両突き当て部の
間にフィルタ等を挟むだけで、最適な光結合が得られ
る。
【0016】請求項4に係る発明は、請求項3に記載の
傾斜面を有する光学素子において、前記突き当て部は、
前記ロッドレンズの有効径から外れた領域に形成されて
いることを特徴としている。
【0017】この構成によれば、ロッドレンズの突き当
て部は、同レンズの有効径から外れた領域に形成されて
いるので、同レンズの光学的性能を損なわずに、その有
効径を超えない範囲内で、同レンズの焦点距離に応じて
突き当て部の大きさを自由に設定できる。
【0018】なお、本明細書中で、「ロッドレンズの有
効径」は、レンズの収差が一定値以下の領域の最大径を
意味している。請求項5に係る発明は、請求項1又は2
に記載の傾斜面を有する光学素子において、前記両端面
は、1本以上の光ファイバを保持するキャピラリの両端
面であることを特徴としている。
【0019】この構成によれば、キャピラリの両端面の
少なくとも一方に形成された傾斜面の先端部を、鋭角に
尖った角のない形状にした構成が含まれる。この構成に
より、キャピラリの先端部を他の光学素子に突き当てる
際に、先端部が欠けるのを防止できる。また、同キャピ
ラリをスリーブ等の筒状の保持体内に組み込む際にも、
先端部が保持体にぶつかって欠けるのを防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る傾斜面を有す
る光学素子を具体化した一実施形態を図面に基づいて説
明する。
【0021】本発明を具体化した一実施形態に係る屈折
率分布型ロッドレンズを、図1及び図2に基づいて説明
する。図2は図1のA矢視図である。屈折率分布型ロッ
ドレンズ(以下、単にロッドレンズという)11は、図
1及び図2に示すように、ガラス材に所定の屈折率分布
を持たせた円柱体である。このロッドレンズ11は、そ
の入射側端面12側に、反射ロスの低減のために中心軸
C3に対して所定の角度θで斜めに加工された傾斜面1
4を備える。その出射側端面13側は、中心軸C3に垂
直な平面になっている。
【0022】傾斜面14のある入射側端面12の先端部
は、鋭角に尖った部分のない形状に形成されている。本
例では、入射側端面12の先端部は、中心軸C3に対し
て垂直な平面である突き当て部15になっている。
【0023】このような突き当て部15のある傾斜面1
4をロッドレンズ11の入射側端面12側に加工する際
に、同レンズ11の屈折率分布特性(√A)と、使用さ
れるアプリケーション、例えば光通信用の各種光モジュ
ールで必要とされる対物間距離L(図3参照)とにより
レンズ長Z1を計算する。このレンズ長Z1と対物間距
離Lとにより突き当て部15の残し代(中心軸C3に垂
直な方向の寸法h)が決まり、この残し代hを入射側端
面12の先端部に残して傾斜面14を所定の角度θで加
工することにより、突き当て部15が形成される。
【0024】また、突き当て部15は、図2の二点鎖線
で示すロッドレンズ11の有効径(同レンズの有効領
域)から外れた領域に形成されている。図3は、本実施
形態に係るロッドレンズの使用例を示している。この使
用例では、上記ロッドレンズ11と、同レンズ11と同
じロッドレンズ11Aとを用いている。このロッドレン
ズ11Aでは、入射側端面13Aが中心軸C4に垂直な
平面になっており、出射側端面12A側に、中心軸C4
に対して所定の角度θで斜めに傾斜した傾斜面14Aが
形成されている。この傾斜面14Aのある出射側端面1
2Aの先端部が、中心軸C4に対して垂直な平面である
突き当て部15Aに形成されている。
【0025】また、2つのロッドレンズ11A,11
は、突き当て部15A,15間にフィルタ16を挟んで
配置されている。キャピラリ20で保持された光ファイ
バ21を通ってその出射端から出射される光は、ロッド
レンズ11Aにより平行光にされてフィルタ16に入射
する。フィルタ16を透過した光は、ロッドレンズ11
により集光されてキャピラリ22で保持された光ファイ
バ23の入射端に入射し、同光ファイバ23を通って他
の光学素子等へ送られる。こうして、2つのロッドレン
ズ11A,11は両光ファイバ21,23を光結合する
ように配置され、光ファイバ21を通ってくる光が、両
ロッドレンズによりフィルタ16を介して光ファイバ2
3に伝送されるようになっている。
【0026】以上のように構成された第1の実施形態に
よれば、以下の作用効果を奏する。 (イ)ロッドレンズ11の傾斜面14の先端部を、中心
軸C3に対して垂直な平面の突き当て部15にしてあ
る。このため、2つのロッドレンズ11A,11を、図
3で示すように両突き当て部15A,15間にフィルタ
16等を挟む際に、先端部が欠けるのを防止できる。同
様に、2つのロッドレンズ部11A,11を、突き当て
部15A,15同士を突き当てる際にも、先端部が欠け
るのを防止できる。また、ロッドレンズ11をスリーブ
等の筒状の保持体内に組み込む際にも、傾斜面14の先
端部が保持体にぶつかって欠けるのを防止できる。こう
して、ロッドレンズ11の先端部が欠けるのを防止で
き、設定された所定位置で両光ファイバ21,23の光
結合が得られる。したがって、ロッドレンズ11を使用
して光通信用の各種の光モジュールを製作する際に、結
合ロスを低減することができるとともに、ロッドレンズ
の破損を防止でき、歩留まりを向上させることができ
る。
【0027】(ロ)傾斜面14の先端部を、中心軸C3
に対して垂直な平面の突き当て部15にしてあるので、
中心軸C3方向における突き当て部15の面位置を精度
良く設定しておくことにより、各種光モジュールを製作
する際に、2つのロッドレンズ11A,11を、図3で
示すように両突き当て部15A,15間にフィルタ16
等を挟むだけで最適な光結合が得られる。同様に、2つ
のロッドレンズ11A,11の突き当て部15A,15
同士を突き当てる場合にも、両突き当て部を突き当てる
だけで、最適な光結合が得られる。したがって、ロッド
レンズを使って各種光モジュールを製作する際に、ロッ
ドレンズを他の光学素子に対して位置調整する必要がな
く、無調芯で最小の結合ロスを得ることができる。
【0028】(ハ)ロッドレンズ11の突き当て部15
は、図2の二点鎖線で示す有効径から外れた領域に形成
されているので、同レンズ11の光学的性能を損なわず
に、その有効径を超えない範囲内で、同レンズ11の焦
点距離に応じて突き当て部15の大きさを自由に設定で
きる。これにより、設計の自由度が拡大する。
【0029】(ニ)ロッドレンズ11は、図4に示す使
用例のように用いることもできる。この使用例では、ミ
ラー30が、その反射面をロッドレンズ11の突き当て
部15に当接させて配置されている。キャピラリ31に
保持された2本の光ファイバ32,33の一方32を通
ってその出射端から出射される光は、ロッドレンズ11
により平行光にされてミラー30に入射する。同ミラー
30で反射された光は、ロッドレンズ11により集光さ
れて光ファイバ33の入射端に入射する。ロッドレンズ
11を図4に示す使用例のように用いる場合にも、上記
作用効果(イ),(ロ)を奏する。すなわち、ロッドレ
ンズを使用して光通信用の各種の光モジュールを製作す
る際に、結合ロスを低減することができるとともに、ロ
ッドレンズの破損を防止でき、歩留まりを向上させるこ
とができる。これとともに、ロッドレンズ11の突き当
て部15をミラー30の反射面に突き当てるだけで、最
適な光結合が得られるので、同レンズ11をミラー30
に対して位置調整する必要がなく、無調芯で最小の結合
ロスを得ることができる。
【0030】「変形例」なお、この発明は以下のように
変更して具体化することもできる。 ・上記一実施形態では、本発明を屈折率分布型ロッドレ
ンズに適用したが、光ファイバを保持するキャピラリに
も本発明を適用できる。すなわち、両端面の少なくとも
一方を、反射ロス低減のために傾斜面にしたキャピラリ
において、その傾斜面の先端部を、鋭角に尖った角のな
い形状、好ましくは、上記ロッドレンズ11の突き当て
部15と同様の突き当て部に形成してもよい。この構成
によれば、キャピラリをスリーブ等の筒状の保持体内に
組み込む際に、キャピラリの傾斜面の先端部が保持体に
ぶつかって欠けるのを防止できる。したがって、キャピ
ラリを使って各種光モジュールを製作する際に、キャピ
ラリの破損を防止でき、歩留まりを向上させることがで
きる。
【0031】・上記一実施形態において、ロッドレンズ
11の傾斜面14の先端部に突き当て部15を形成する
代わりに、その先端部を鋭角に尖った角のない形状とし
て曲面に形成してもよい。
【0032】・上記一実施形態では、両端面の一方に傾
斜面14を有するロッドレンズ11について説明した
が、本発明は、両端面を反射ロス低減のために傾斜面に
したロッドレンズにも適用できる。すなわち、ロッドレ
ンズ11の入射側端面12に上記突き当て部15を形成
するとともに、その出射側端面にも入射側端面12と同
様の突き当て部を形成してもよい。
【0033】・上記一実施形態では、キャピラリ20と
ロッドレンズ11Aの端面同士を接合してあるが(図
3)、キャピラリ20のロッドレンズ11A側端面を傾
斜面とし、同レンズ11Aの入射側端面13Aも傾斜面
とし、両傾斜面が所定の間隔離れて対向するようにして
もよい。これと同様に、キャピラリ23とロッドレンズ
11を構成してもよい。
【0034】・上記一実施形態では、ロッドレンズ11
を所定の屈折率分布を持たせた円柱体としたが、同レン
ズの断面形状は円に限らず、矩形等、他の形状のものも
本発明に含まれる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、光学素子の先端部が欠けるのを防止でき、
設定された所定位置での光結合が得られるので、光学素
子を使用して光通信用の各種の光モジュールを製作する
際に、結合ロスを低減することができるとともに、破損
を防止して歩留まりを向上させることができる。
【0036】請求項2に係る発明によれば、光学素子の
突き当て部同士を突き当てるだけで或いは両突き当て部
の間にフィルタ等を挟むだけで、最適な光結合が得られ
るので、光学素子を使って各種光モジュールを組み立て
る際に、無調芯で最小の結合ロスを得ることができる。
【0037】請求項3に係る発明によれば、ロッドレン
ズの先端部が欠けるのを防止でき、設定された所定位置
での光結合が得られるので、ロッドレンズを使用して光
通信用の各種の光モジュールを製作する際に、結合ロス
を低減することができる。これとともに、同レンズの破
損を防止することができ、歩留まりを向上させることが
できる。また、各種の光モジュールを製作する際に、ロ
ッドレンズの突き当て部を他の光学素子に突き当てるだ
けで、すなわち無調芯で最小の結合ロスを得ることがで
きる。
【0038】請求項4に係る発明によれば、ロッドレン
ズの突き当て部は、同レンズの有効径から外れた領域に
形成されているので、同レンズの光学的性能を損なわず
に、その有効径を超えない範囲内で、同レンズの焦点距
離に応じて突き当て部の大きさを自由に設定できる。
【0039】請求項5に係る発明によれば、キャピラリ
を使って各種の光モジュールを製作する際に、キャピラ
リの破損を防止でき、歩留まりを向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態に係るロッドレンズを示す側面
図。
【図2】 図1のロッドレンズのA矢視図。
【図3】 図1のロッドレンズの使用例を示す側面図。
【図4】 図1に示すロッドレンズの別の使用例を示す
側面図。
【図5】 従来のロッドレンズの使用例を側面図。
【符号の説明】
11,11A…ロッドレンズ、12,13A…入射側端
面、13,12A…出射側端面、14,14A…傾斜
面、15,15A…突き当て部、C3,C4…中心軸。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端面の少なくとも一方が中心軸に対し
    て斜めに形成された傾斜面を有する光学素子において、
    前記傾斜面の先端部を鋭角に尖った角のない形状にした
    ことを特徴とする傾斜面を有する光学素子。
  2. 【請求項2】 前記傾斜面の先端部を、前記中心軸に対
    して垂直な平面の突き当て部に形成したことを特徴とす
    る請求項1に記載の傾斜面を有する光学素子。
  3. 【請求項3】 前記両端面は、屈折率分布型ロッドレン
    ズの入射側端面及び出射側端面であることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の傾斜面を有する光学素子。
  4. 【請求項4】 前記突き当て部は、前記ロッドレンズの
    有効径から外れた領域に形成されていることを特徴とす
    る請求項3に記載の傾斜面を有する光学素子。
  5. 【請求項5】 前記両端面は、1本以上の光ファイバを
    保持するキャピラリの両端面であることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の傾斜面を有する光学素子。
JP2000398571A 2000-12-27 2000-12-27 傾斜面を有する光学素子 Pending JP2002196182A (ja)

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