JP2002195716A - 冷凍・冷蔵車 - Google Patents

冷凍・冷蔵車

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JP2002195716A
JP2002195716A JP2000389031A JP2000389031A JP2002195716A JP 2002195716 A JP2002195716 A JP 2002195716A JP 2000389031 A JP2000389031 A JP 2000389031A JP 2000389031 A JP2000389031 A JP 2000389031A JP 2002195716 A JP2002195716 A JP 2002195716A
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door
refrigerator
carry
door mechanism
air curtain
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JP2000389031A
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English (en)
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Kazuhiro Nishi
和博 西
Mitsunori Higuchi
三徳 樋口
Masato Doi
正人 土井
Etsuo Kamijo
悦夫 上條
Masanobu Tomomura
正信 友村
Yuji Ichikawa
裕司 市川
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉を開放した際に送風ファンが速やかに所定
の機能を発揮することができるエアーカーテンユニット
を装備した冷凍・冷蔵車を提供する。 【解決手段】 荷物を搬出入するための搬出入口が形成
されているとともに該搬出入口を開閉するための扉機構
が配設された冷凍・冷蔵庫と、該冷凍・冷蔵庫内を冷却
する冷凍装置とを具備する冷凍・冷蔵車であって、該搬
出入口に沿って空気流層を形成するエアーカーテンユニ
ットの送風ファンは、冷凍装置の作動が指示されており
扉機構が開状態のときには定常回転域で作動され、冷凍
装置の作動が指示されており扉機構が閉状態のときには
定常回転域より低いアイドル回転域で作動せしめられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食料品等を冷凍ま
たは冷蔵状態で輸送するための冷凍・冷蔵車に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、食料品等を冷凍または冷蔵状態で
輸送する冷凍・冷蔵車が普及されてきている。この種の
冷凍・冷蔵車は、後端部に荷物を搬出入するための搬出
入口および該搬出入口を開閉するための扉を有する冷凍
・冷蔵庫を備えている。このような冷凍・冷蔵車におい
ては、荷物を搬出入するために扉を開けると、搬出入口
から庫内の冷気が流出するとともに外気が庫内に流入す
る。この冷気および外気の流出入を遮断する方策とし
て、エアーカーテンが採用されている。このエアーカー
テンとしては、搬出入口の上方から下方に向けて空気を
流出して搬出入口の開口部に空気層を形成する方式が一
般に用いられている。また、搬出入口の一側から他側に
向けて空気を流出して搬出入口の開口部に空気層を形成
するエアーカーテン方式を備えた冷凍車が実開昭60ー
183639号公報に開示されている。この冷凍車は、
冷凍・冷蔵庫の搬出入口の一側部にエアーカーテンユニ
ットを配設し、該エアーカーテン装置から搬出入口の他
側に向けて空気を流出するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記エアーカーテンユ
ニットは、冷凍・冷蔵庫の搬出入口部に配設される。而
して、庫内の冷気によって冷却されたエアーカーテンユ
ニットが扉開放時に外気に触れると結露する。送風ファ
ンや回転軸等に付着した結露は扉が閉止されて庫内が冷
却されると氷結するため、固着されて次の作動時に作動
不能となる場合がある。また、送風ファンは扉開放時に
直ちに作動してエアーカーテンを形成することが望まし
いが、送風ファンが所定の機能を発揮するまでには時間
がかかる。即ち、送風ファンは定常回転域に達しないと
所定の風量を得ることができない。一方、送風ファンは
起動時に回転速度を一気に定常回転域まで上げると所定
の送風量が得られず、従って送風ファンの起動時には徐
々に回転を上げていくように制御している。従って、扉
を開放した時点から搬出入口部にエアーカーテンが形成
されるまでに相当の時間を要し、この間に冷凍・冷蔵庫
内の冷気が流出して外気が冷凍・冷蔵庫内に流入するた
め、冷却効果が著しく低下するという問題がある。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その主たる技術的課題は、扉を開放した際に送風フ
ァンが速やかに所定の機能を発揮することができるエア
ーカーテンユニットを装備した冷凍・冷蔵車を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記主
たる技術的課題を解決するために、荷物を搬出入するた
めの搬出入口が形成されているとともに該搬出入口を開
閉するための扉機構が配設された冷凍・冷蔵庫と、該冷
凍・冷蔵庫内を冷却する冷凍装置とを具備する冷凍・冷
蔵車において、該搬出入口に沿って空気流層を形成する
エアーカーテンユニットと、該扉機構開閉状態を検出す
る扉開閉検出手段と、該冷凍装置の作動を指示する冷凍
装置作動指示手段と、該冷凍装置作動指示手段および該
扉開閉検出手段からの検出信号に基づいて該エアーカー
テンユニットの送風ファンを制御する制御手段と、を具
備し、該制御手段は、該冷凍装置作動指示手段によって
該冷凍装置の作動が指示されており該扉機構が開状態の
ときには該送風ファンを定常回転域で作動し、該冷凍装
置作動指示手段によって該冷凍装置の作動が指示されて
おり該扉機構が閉状態のときには該送風ファンを該定常
回転域より低いアイドル回転域で作動せしめる、ことを
特徴とする冷凍・冷蔵車が提供される。
【0006】また、本発明によれば、上記扉機構が複数
枚の扉を有しており、上記扉開閉検出手段が上記扉機構
を構成する複数枚の扉のうち上記冷凍・冷蔵庫から荷物
を搬出する際に開閉する特定扉の開閉状態を検出する冷
凍・冷蔵車が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
冷凍・冷蔵車の好適実施形態を図示している添付図面を
参照して、更に詳細に説明する。
【0008】図1には、本発明に従って構成された冷凍
・冷蔵車の一部を破断した斜視図が示されている。図示
の実施形態における冷凍・冷蔵車は、シャシーフレーム
(図示せず)に配設された運転室2と、該運転室2の後
側に配設された冷凍・冷蔵庫4を具備している。この冷
凍・冷蔵庫4は、床壁41と天井壁42と前壁43と側
壁44、45を備え、これらの各壁の内面には断熱材が
装着されている。冷凍・冷蔵庫4の後端部には荷物を搬
出入するための搬出入口46が設けられており、この搬
出入口46を開閉するための扉機構6が配設されてい
る。なお、冷凍・冷蔵車は、冷凍・冷蔵庫4を冷却する
ための周知の冷凍装置を備えており、この冷凍装置を構
成する冷却器(エバポレータ)および送風ファン等を内
蔵した冷却ユニット5が上記天井壁42の前部に配設さ
れている。
【0009】扉機構6は、第1の扉61と第2の扉62
および第3の扉63とからなる3枚の扉を具備してい
る。図示の実施形態においては、第2の扉62と第3の
扉63の幅寸法は同一に構成されており、第1の扉61
の幅寸法は第2の扉62および第3の扉63の幅寸法よ
りも小さく構成されている。第1の扉61は、冷凍・冷
蔵庫4を構成する一方の側壁44にヒンジ金具71によ
って回動可能に装着されている。第2の扉62は、冷凍
・冷蔵庫4を構成する他方の側壁45に一側辺がヒンジ
金具72によって回動可能に装着されている。第3の扉
63は、第2の扉62の他側辺に一側辺がヒンジ金具7
3によって回動可能に装着されている。なお、上記第1
の扉61と第2の扉62および第3の扉63には、それ
ぞれ図1に示す閉止状態でその作動を規制する周知のロ
ック機構74と75および76が設けられている。この
ような扉機構6を構成する第1の扉61の内面には、第
1の扉61を図1に示す閉止した状態において搬出入口
46に沿って他方の側壁45側に向けて空気を流出する
エアーカーテンユニット8が配設されている。
【0010】エアーカーテンユニット8について、図2
も参照して説明する。図示の実施形態におけるエアーカ
ーテンユニット8は、ユニットハウジング81とカバー
82を具備している。ユニットハウジング81は、第1
の扉61の高さ寸法および幅寸法より若干小さい高さ寸
法および幅寸法を有し、適宜の合成樹脂によって形成さ
れている。このユニットハウジング81は、内側(庫内
側)が開放された送風室811と、該送風室811に連
通し上記他方の側壁45側の端面に開口された吹き出し
口812を備えている。送風室811内には、2個の送
風ファンとしてのシロッコファン831、832が上下
方向に間隔を置いて配設されている。なお、2個のシロ
ッコファン831、832は、それぞれユニットハウジ
ング81内に配設された電動モータ841(M1)、8
42(M2)によって回転駆動される。なお、図3はシ
ロッコファン等の送風ファンの特性線図を示すもので、
横軸が回転速度、縦軸が風量である。図3から判るよう
に2000〜2500rpmの定常回転域においては所
定の風量が得られるが、定常回転域以下では急激に風量
が減少し、500〜1000rpmでは殆ど風量が得ら
れない。この定常回転域より低い回転域で殆ど風量が得
られない500〜1000rpmの回転域をアイドル回
転域とする。上記カバー82は適宜の合成樹脂によって
形成されており、上記2個のシロッコファン831、8
32と対応する位置に吸入口821、822を備えてい
る。このように構成されたユニットハウジング81には
両側部にそれぞれ3か所ずつ取付け穴813が設けられ
ている。一方、上記第1の扉61には、内面より突出す
る6本のスタッドボルト85が配設されている。このス
タッドボルト85にユニットハウジング81に設けられ
た取付け穴813を嵌合し、スタッドボルト85にナッ
ト86を螺合して締めつけ固定することにより、ユニッ
トハウジング81を第1の扉61の内面に装着すること
ができる。また、カバー82には4隅部に取付け穴82
3が設けられており、この取付け穴823にビス87を
挿通し、ユニットハウジング81の4隅部に設けられた
ねじ穴814に螺合することによって、カバー82がユ
ニットハウジング81に装着される。
【0011】図示の実施形態における冷凍・冷蔵車は以
上のように構成されており、扉機構6の開閉形態および
エアーカーテンユニット8から流出される空気の流れに
ついて、図4を参照して説明する。図4の(a)は、冷
凍・冷蔵車が走行中で扉機構6が閉止されている状態を
示すものである。このとき、冷凍装置の作動が指示され
ていれば、エアーカーテンユニット8のシロッコファン
831、832は、後述するようにアイドル回転域で作
動せしめられる。
【0012】図4の(b)は、冷凍・冷蔵車が目的の配
送店舗に到着して荷物を搬出するために第3の扉63が
開放された状態を示すものである。従って、図示の実施
形態においては、第3の扉63が冷凍・冷蔵庫4から荷
物を搬出する際に開閉する特定扉として機能する。この
とき、図示の実施形態においては第2の扉62と第3の
扉63の幅寸法は同一に構成されているので、第3の扉
63を開放しても冷凍・冷蔵庫4の側面から外側に突出
することはない。図示の実施形態における冷凍・冷蔵車
は、特定扉として機能する第3の扉63の開閉状態を検
出する扉開閉検出スイッチ9(SW1)を具備してい
る。この扉開閉検出スイッチ9(SW1)は、第3の扉
63が閉状態のときにOFFしており、第3の扉63が
開状態になるとONし、この検出信号を後述する制御手
段に送出する。そして、制御手段は、第3の扉63が開
状態で扉開閉検出スイッチ9(SW1)がONした場合
には、後述するようにエアーカーテンユニット8の上記
シロッコファン831、832は定常回転で作動せしめ
られる。シロッコファン831、832が定常回転で回
転駆動されると、エアーカーテンユニット8は吸入口8
21、822から庫内の冷気を吸い込んで吹き出し口8
12から冷凍・冷蔵庫4の他方の側壁45側に向けて空
気を吹き出し、搬出入口46の開口部に沿って空気流層
を形成する。このとき、吹き出し口812から流出せし
められた空気は、矢印で示すように搬出入口46の開口
部を通過した後には第2の扉62の内面に沿って流れ、
他方の側壁45に当たって庫内前方に向かう。このよう
に、第3の扉63を開放して荷物を搬出する際にエアー
カーテンユニット8の吹き出し口812から他方の側壁
45側に向けて吹き出された空気は、搬出入口46の開
口部を通過した後には第2の扉62の内面および側壁4
5の内面に沿って庫内前方に流れるので、庫外への流出
を極めて少なく抑えることができる。
【0013】図4の(c)は、冷凍・冷蔵庫4内に荷物
を積み込むために第1の扉61と第2の扉62および第
3の扉63を全て開放した状態を示すものである。この
ように3枚の扉を全て開放すると、搬出入口46の全て
が開放される。このとき、図示の実施形態においては、
エアーカーテンユニット8が第1の扉61の内面に装着
装着されているので、搬出入口46部に存在することは
ない。従って、3枚の扉を全て開放し冷凍・冷蔵庫4内
に荷物を積み込む際に、エアーカーテンユニット8が積
み込み作業の邪魔になることはない。なお、冷凍・冷蔵
庫4内に荷物を積み込む際には、冷凍装置の作動は停止
されており、エアーカーテンユニット8の作動も停止さ
れる。
【0014】図示の実施形態における冷凍・冷蔵車は、
図5に示す制御手段10を具備している。制御手段10
は、マイクロコンピュータによって構成されており、制
御プログラムに従って演算処理する中央処理装置(CP
U)101と、制御プログラムを格納するリードオンリ
メモリ(ROM)102と、演算結果等を格納する読み
書き可能なランダムアクセスメモリ(RAM)103
と、計時手段としてのタイマ104(T)と、入力イン
ターフェース105および出力インターフェース106
とを備えている。このように構成された制御手段10の
入力インターフェース105には、上記扉開閉検出スイ
ッチ9(SW1)の検出信号が入力される。また入力イ
ンターフェース105には、運転室2内に配置された操
作板に配設された冷凍装置の作動を指示する冷凍装置作
動指示スイッチ11(SW2)や上記冷凍・冷蔵庫4内
に配設され庫内温度を検出する庫内温度センサー12
(SNS)等の検出信号が入力される。一方、上記出力
インターフェース106からは上記電動モータ841
(M1)、842(M2)や冷凍装置を構成する各構成
部材に制御信号を出力する。
【0015】次に、上記エアーカーテンユニット8のシ
ロッコファン831、832の回転駆動制御について、
図6に示すフローチャートを参照して説明する。図6の
フローチャートに示すルーチンは、 制御手段10のリー
ドオンリメモリ(ROM)102に予め格納されてお
り、 中央処理装置(CPU)101で所定時間毎に繰り
返し実行される。制御手段10は、先ずステップS1に
おいて冷凍装置作動指示スイッチ11(SW2)がON
されたか否かをチェックする。ステップS1において冷
凍装置作動指示スイッチ11(SW2)がONされてい
なければ、冷凍装置およびエアーカーテンユニット8を
制御する必要がないので、ステップS2に進んでシロッ
コファン831、832を駆動する電動モータ841
(M1)、842(M2)を停止して終了する。ステッ
プS1において冷凍装置作動指示スイッチ11(SW
2)がONされたならば、制御手段10は冷凍装置の作
動が指示されているものと判断し、ステップS3に進ん
で冷凍装置の冷凍制御を実行する。
【0016】そして、制御手段10はステップS4に進
んで扉開閉検出スイッチ9(SW1)がONされている
か否かをチェックする。扉開閉検出スイッチ9(SW
1)がONされていれば、制御手段10は冷凍・冷蔵庫
4から荷物を搬出するために特定扉である第3の扉63
が開状態(上記図4の(b)で示す状態)にされたもの
と判断し、ステップS5に進んでシロッコファン83
1、832を駆動する電動モータ841(M1)、84
2(M2)をV2の電圧で回転駆動する。なお、電圧V
2は、シロッコファン831、832を上記定常回転で
作動するように設定されている。シロッコファン83
1、832が定常回転で回転駆動されると、上述したよ
うにエアーカーテンユニット8は吸入口821、822
から庫内の冷気を吸い込んで吹き出し口812から冷凍
・冷蔵庫4の他方の側壁45側に向けて空気を吹き出
し、搬出入口46の開口部に沿って空気流層を形成す
る。
【0017】上記ステップS4において扉開閉検出スイ
ッチ9(SW1)がONされていなければ、制御手段1
0は扉機構6が閉止されている上記図4の(a)で示す
状態であると判断し、ステップS6に進んでシロッコフ
ァン831、832を駆動する電動モータ841(M
1)、842(M2)をV1の電圧で回転駆動する。な
お、電圧V1は、シロッコファン831、832を上記
アイドル回転で作動するように設定されている。このよ
うに、扉機構6が閉止されている上記図4の(a)で示
す状態においてもシロッコファン831、832はアイ
ドル回転で回転しているので、次に冷凍・冷蔵庫4から
荷物を搬出するために特定扉である第3の扉63を開け
た際に極めて短時間で定常回転まで上げることができ、
直ちにエアーカーテンを形成することができる。また、
冷凍・冷蔵庫4から荷物を搬出するために特定扉である
第3の扉63を開けた際に外気が触れて結露しても、第
3の扉63を閉めて冷却状態になったときシロッコファ
ン831、832はアイドル回転で回転しているので、
上記結露が凍ることはない。なお、シロッコファン83
1、832はアイドル回転で駆動すると上記のように殆
ど風量が得られないので、冷凍ユニット5からの冷却風
の循環に悪影響を与えることはない。
【0018】以上、本発明を図示の実施形態に基づいて
説明したが、本発明は実施例のみに限定されるものでは
ない。例えば、図示の実施形態においては、冷凍・冷蔵
庫4から荷物を搬出するために特定扉である第3の扉6
3を開けた際に扉開閉検出スイッチ9(SW1)によっ
て扉の開状態を検出し、シロッコファン831、832
を定常回転で駆動するようにした例を示したが、扉が1
枚或いは2枚の場合には扉が開かれたならばこれを検出
してエアーカーテンユニットの送風ファンを作動するよ
うにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明による冷凍・冷蔵車は以上のよう
に構成されているので、以下に述べる作用効果を奏す
る。
【0020】即ち、本発明によれば、荷物を搬出入する
ための搬出入口に配設されたエアーカーテンユニットの
送風ファンは、冷凍装置の作動が指示されており扉機構
が開状態のときには定常回転域で作動し、冷凍装置の作
動が指示されており扉機構が閉状態のときには定常回転
域より低いアイドル回転域で作動せしめるようにしたの
で、次に冷凍・冷蔵庫から荷物を搬出するために扉を開
けた際に極めて短時間で定常回転まで上げることがで
き、直ちにエアーカーテンを形成することができる。ま
た、エアーカーテンユニットの送風ファンは扉機構が閉
状態のときには定常回転域より低いアイドル回転域で作
動せしめられているので、冷凍・冷蔵庫から荷物を搬出
するために扉を開けた際に外気が触れて結露しても、こ
れが凍ることはない。なお、エアーカーテンユニットの
送風ファンは扉機構が閉状態のときには定常回転域より
低いアイドル回転域で作動しているが、アイドル回転で
あるため殆ど風量が得られないので、冷凍装置からの冷
却風の循環に悪影響を与えることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された冷凍・冷蔵車の一部
を破断して示す斜視図。
【図2】本発明に従って構成された冷凍・冷蔵車に装備
されるエアーカーテンユニットの分解斜視図。
【図3】図2にエアーカーテンユニットを構成する送風
ファンの特性線図。
【図4】本発明に従って構成された冷凍・冷蔵車に装備
される扉機構の作動状態を示す説明図。
【図5】本発明に従って構成された冷凍・冷蔵車に装備
される制御手段のブロック構成図。
【図6】図5に示す制御手段の動作の一例を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
2:運転室 4:冷凍・冷蔵庫 41:床壁 42:天井壁 43:前壁 44:側壁 45:側壁 46:搬出入口 5:冷却ユニット 6:扉機構 61:第1の扉 62:第2の扉 63:第3の扉 7172、73:ヒンジ金具 74、75、76:ロック機構 8:エアーカーテンユニット 81:ユニットハウジング 811:送風室 812:吹き出し口 813:取付け穴 82:カバー 821、822:吸入口 823:取付け穴 831、832:シロッコファン 841:電動モータ(M1) 842:電動モータ(M2) 85:スタッドボルト 86:ナット 9:扉開閉検出スイッチ(SW1) 10:制御手段 11:冷凍装置作動指示スイッチ(SW2) 12:庫内温度センサー(SNS)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土井 正人 東京都品川区南大井6丁目26番1号 い すゞ自動車株式会社内 (72)発明者 上條 悦夫 東京都品川区南大井6丁目26番1号 い すゞ自動車株式会社内 (72)発明者 友村 正信 神奈川県藤沢市土棚8番地 いすゞ自動車 株式会社藤沢工場内 (72)発明者 市川 裕司 神奈川県藤沢市土棚8番地 いすゞ自動車 株式会社藤沢工場内 Fターム(参考) 3L045 AA02 AA04 AA07 BA02 CA02 DA01 KA01 LA01 LA10 NA04 NA15 PA01 PA02 PA03 PA04 3L102 JA07 KA01 KA06 KB04 KD11 LE04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物を搬出入するための搬出入口が形成
    されているとともに該搬出入口を開閉するための扉機構
    が配設された冷凍・冷蔵庫と、該冷凍・冷蔵庫内を冷却
    する冷凍装置とを具備する冷凍・冷蔵車において、 該搬出入口に沿って空気流層を形成するエアーカーテン
    ユニットと、 該扉機構開閉状態を検出する扉開閉検出手段と、 該冷凍装置の作動を指示する冷凍装置作動指示手段と、 該冷凍装置作動指示手段および該扉開閉検出手段からの
    検出信号に基づいて該エアーカーテンユニットの送風フ
    ァンを制御する制御手段と、を具備し、 該制御手段は、該冷凍装置作動指示手段によって該冷凍
    装置の作動が指示されており該扉機構が開状態のときに
    は該送風ファンを定常回転域で作動し、該冷凍装置作動
    指示手段によって該冷凍装置の作動が指示されており該
    扉機構が閉状態のときには該送風ファンを該定常回転域
    より低いアイドル回転域で作動せしめる、 ことを特徴とする冷凍・冷蔵車。
  2. 【請求項2】 該扉機構は複数枚の扉を有しており、該
    扉開閉検出手段は該扉機構を構成する複数枚の扉のうち
    該冷凍・冷蔵庫から荷物を搬出する際に開閉する特定扉
    の開閉状態を検出する、請求項1記載の冷凍・冷蔵車。
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