JP2002195503A - 焔管式熱交換型ボイラー - Google Patents

焔管式熱交換型ボイラー

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JP2002195503A
JP2002195503A JP2000404424A JP2000404424A JP2002195503A JP 2002195503 A JP2002195503 A JP 2002195503A JP 2000404424 A JP2000404424 A JP 2000404424A JP 2000404424 A JP2000404424 A JP 2000404424A JP 2002195503 A JP2002195503 A JP 2002195503A
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gas
heat
heat exchange
type heat
combustion
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Teruie Fujiwara
照家 藤原
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 焔管式熱交換装置を、逆火熱利用有酸素熱気
化再燃焼式バーナーに連設した、小型で熱効率が高く、
且つ無公害の焔管式熱交換型ボイラーの開発。 【解決手段】 バーナーの燃焼ガス放出筒7に連通する
給入孔を有するガス再燃焼気分配罐体33を、給水口3
4と吐水口35を設けた水槽罐体36に内設し、前記の
ガス再燃焼気分配罐体に連通し、水槽罐体内を通り、廃
ガスを水槽罐体の外部に排出する複数本の焔道管37を
配管した焔管式熱交換装置を、逆火熱利用有酸素熱気化
再燃焼式バーナーAに連設した焔管式熱交換型ボイラ
ー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本件出願と同一人によ
る逆火熱利用有酸素熱気化再燃焼式バーナー(特許第2
838241号)に焔管式熱交換装置を連設した焔管式
熱交換型ボイラーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、煙管(焔管)式に代表されるボイ
ラーとしては、コルニッシュボイラーや、ランカシャボ
イラー等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のような
従来の煙管式ボイラーは、熱効率が非常に悪く、熱効率
を高めるには広大な蓄熱燃焼空間を必要とするため、ボ
イラー全体が大型となり、かつ燃料の消費量が嵩み、又
有害物質を含む煤煙を大量に放出する等の問題点があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決することを目的とするもので、給水口と吐水口を設け
た水槽罐体にガス再燃焼気分配罐体を内設し、該ガス再
燃焼気分配罐体に連通し、水槽罐体内を通り、廃ガスを
水槽罐体の外部に排出する複数本の焔道管を配管した焔
管式熱交換装置のガス再燃焼気分配罐体に設けたガス流
入口を、逆火熱利用有酸素熱気化再燃焼式バーナーのガ
ス吐出管に連通するよう接続して焔管式ボイラーを構成
する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の焔管式熱交換型ボイラー
は、公知の逆火熱利用有酸素熱気化再燃焼式バーナー
(特許第2838241号)と、焔管式熱交換装置を連
設したものである。
【0006】上記の焔管式熱交換装置は、前記の逆火熱
利用有酸素熱気化再燃焼式バーナーの燃焼ガス放出筒に
連通する給入孔を有するガス再燃焼気分配罐体を、給水
口と吐水口を設けた水槽罐体に内設し、前記のガス再燃
焼気分配罐体に連通し、水槽罐体内を通り、水槽罐体の
外部に連通する複数本の焔道管を配管する。
【0007】前記の逆火熱利用有酸素熱気化再燃焼式バ
ーナーの燃焼ガス放出筒と、焔管式熱交換装置のガス再
燃焼気分配罐体に設けた給入孔が連通するように接続
し、逆火熱利用有酸素熱気化再燃焼式バーナーと焔管式
熱交換装置を連設して、本発明の焔管式熱交換型ボイラ
ーを構成する。
【0008】以上の構成による本発明は、逆火熱利用有
酸素熱気化再燃焼式バーナーの稼働により発生する略完
全に燃焼した高温、高圧の燃焼ガスは、燃焼ガス排出
管、給入管を経て焔管式熱交換装置のガス再燃焼気分配
罐体内に噴流して、燃焼ガスを更に再燃焼して高温とな
り、ガス再燃焼気分配罐体を加熱すると共に焔道管を加
熱し、給水口より水槽罐体に給水する加圧水を加熱し、
焔道管より水槽罐体外に排出する廃ガスは煙突を通り大
気中に放出され、加熱した加圧高温水(水蒸気)は、水
槽罐体の吐水口(又は蒸気噴出口)を経て外部に供給す
るものである。
【0009】
【実施例】以下本発明を図に示す実施例によって説明す
る。
【0010】図1は、逆火熱利用有酸素熱気化再燃焼式
バーナー(特許第2838241号)の基本的構成を示
す縦断面図で、外側燃焼筒体1は、外周面の前端部にフ
ランジ部2′を設けた筒形の周壁胴2と、下部に設けた
ダクト接続孔3に後方に向け突出して送風ダクト4を接
続した後方側壁板5[ガスの流れ方向を前方とする]及
び中央部にガス放出口6を穿設し、該放出口6に連通し
た前方に突出するガス放出筒7を接続した前方側壁板8
とよりなる。
【0011】前記の外側燃焼筒体1の周壁胴2より小径
で筒状の周壁胴9は、周壁に複数のガス噴出孔10・1
0……を穿設すると共に、下側周壁前部に燃焼用給気孔
11・11……を、又後部に点火用給気孔12・12…
…を穿設し、周壁胴9の前方開口側を、中心にガス吐出
口13を設けた蓋板14により被蓋した内側燃焼筒体1
5を構成し、周壁筒9の後端縁16を外側燃焼筒体1の
後方側壁板の内壁面17の中間上部に密着接合する。
【0012】内側燃焼筒体15には、周壁筒9の下側周
壁前部に設けた燃焼用給気孔11・11……を介して内
側燃焼筒体15に連通する如く送風ダクト4より適寸法
小径の給気管18の前端周縁19を接合し、該給気管1
8の他端が送風ダクト4内に臨むように取り付け、又下
側周壁後部に設けた点火用給気孔12・12……を介し
て内側燃焼筒体15に連通する如く給気管18より適寸
法小径の補助給気管20の上端周縁21を接合し、他端
が給気管18内に臨む如く取り付ける。
【0013】以上の如く給気管18及び補助給気管20
を取り付けた外側燃焼筒体1の後方側壁板内壁面17に
接合した内側燃焼筒体15を、外側燃焼筒体1の周壁胴
2の前方開口部を、ガス放出筒7を外方にして前方側壁
板8により被蓋した周壁胴2内に後方より挿入し、内側
燃焼筒体15の蓋板14と外側燃焼筒体1の前方側壁板
8間が適間隔tを隔てる状態で外側燃焼筒体1の周壁胴
2の後端周縁と後方側壁板5の外周縁を密着接合して外
側燃焼筒体1内に内側燃焼筒体15を内設すると共に、
内側燃焼筒体15内に連通する燃料供給管22と点火装
置Sを設けて逆火熱利用有酸素熱気化再燃焼式バーナー
Aを構成する。
【0014】図2は、逆火熱利用有酸素熱気化再燃焼バ
ーナーAの連続稼働状態における作用図を示す。逆火熱
利用有酸素熱気化再燃焼式バーナーAの送風ダクト4に
は、送風ホース23を介して空気圧と給機量を調節可能
な加圧空気供給装置Dを、燃料供給管22には燃料供給
パイプ24を介して、燃料の供給量の調整可能な燃料供
給装置Fを、又サーモスターター式点火装置S(特許第
2111294号参照)の点火用燃料供給管25には点
火用燃料供給ホース26を介して、供給圧と供給量の調
整可能な点火燃料用ポンプPに連結すると共に、端子金
具27のリード線接続用端子部28にはリード線29を
介して電源Eに接続する。
【0015】本発明における逆火熱利用有酸素熱気化再
燃焼式バーナーAは、加圧空気供給装置Dを稼働して、
適圧でかつ適量の加圧空気a[図中実線矢印で示す]を
送風ダクト4に給気すれば、加圧空気aは送風ダクト4
と給気管18間を通り外側燃焼筒体1内と、給気管18
及び補助給気管20経て燃焼用給気孔11・11……及
び点火用給気孔12・12……を介して内側燃焼筒体1
5内に噴流する。
【0016】燃料供給装置Fより燃料供給用パイプ24
を経て、適量の液体燃料f[図中点線矢印で示す]を内
側燃焼筒体15内に供給すれば、該燃料fは給気管18
及び補助給気管20を通り燃焼用給気孔11・11……
と点火用給気孔12・12……を経て内側燃焼筒体15
内に噴流する加圧空気aにより乱流拡散されて霧状とな
り、点火用給気孔12・12……より流入する加圧空気
aの補給により着火を確実とし、点火装置Sを作動して
燃料fに点火して燃焼させれば、不完全燃焼ガスg[図
中1点鎖線矢印で示す]は内側燃焼筒体15を加熱する
と共に、内部の圧力を高めながら膨脹して、気化した状
態で周壁胴9に設けたガス噴出孔10・10……及び蓋
板14に設けたガス吐出孔13より外側燃焼筒体1内に
噴出する。
【0017】送風ダクト4より外側燃焼筒体1内に給気
される加圧空気aにより、外燃焼筒体1内の後部が減圧
部となるので、加圧空気aは内側燃焼筒体15の外周に
沿って逆流し、内側燃焼筒体15より外側燃焼筒体1内
に噴出する不完全燃焼ガスgと混合し、外側燃焼筒体1
内を繰り返し周回して高温のガスとなつて更に内側燃焼
筒体15を加熱して熱気化を促進し、周回する高温のガ
スの逆火熱により内側燃焼筒体15より噴出する不完全
燃焼ガスgを高温の完全燃焼ガスG[図中2点鎖線矢印
で示す]としてガス放出筒7より外部に噴出するもので
ある。
【0018】図3、図4は、夫々逆火熱利用有酸素熱気
化再燃焼式バーナーAに、焔道管の配管方法の異なる焔
管式熱交換装置を接続した本発明の焔管式熱交換型ボイ
ラーの断面概要図を示す。
【0019】図3より、後方側壁板30の中心部に、逆
火熱利用有酸素熱気化再燃焼式バーナーAのガス放出筒
7を挿嵌する給入孔31を設けた円罐形で、周胴部32
の前端部外周にフランジ部33′を設けたガス再燃焼気
分配罐体33は、給水口34と吐水口(蒸気噴出口)3
5を有する水槽罐体36に内設し、ガス再燃焼気分配罐
体33の周壁の適所に、ガス再燃焼気分配罐体33に連
通し、水槽罐体36内を通り、廃ガスを水槽罐体36の
外部に排出する複数本の焔道管37、37……を配管
し、該焔道管37、37……よりの廃ガスを一括して排
出する、煙突に通ずる廃ガス送出管38を設けた焔管式
熱交換装置Bを構成し、給入孔31に前記バーナーAの
ガス放出筒7を挿嵌し、バーナーAと熱交換装置Bのフ
ランジ2′と33′を当接固定して本発明の焔管式熱交
換型ボイラーを構成する。
【0020】以下本発明による焔管式熱交換型ボイラー
の作用を説明する。逆火熱利用有酸素熱気化再燃焼式バ
ーナーAの連続稼働により発生する略完全燃焼した高
温、高圧の燃焼ガスGは、ガス放出筒7を通りガス再燃
焼気分配罐体33内に噴流し、再燃焼して更に高温の完
全燃焼ガスG′としてガス再燃焼気分配罐体33とこれ
に連通する焔道管37、37……を加熱して廃ガス放出
管38を経て煙突より外部に放出する。
【0021】水槽罐体36の給水口34より水槽罐体3
6内に給水した加圧水Wは、加熱したガス再燃焼気分配
罐体33と、焔道管37、37……の周面に接して加熱
され、熱湯又は蒸気W′として吐水口35(又は蒸気噴
出口)より外部に供給する。
【0022】図4は、前記の焔管式熱交換装置Bにおけ
る焔道管37、37……を異なる方法により配管したも
ので、その構成及び作用は基本的に前記の焔管式熱交換
型ボイラーに準ずるものだある。
【0023】
【本発明の効果】本発明の焔管式熱交換型ボイラーは、
従来の同種のボイラーに比べ、同量の熱エネルギーを発
生するための燃焼空間が極めて小さく、小型ボイラーは
勿論、大量の熱エネルギーを必要とする大型ボイラーに
おいても、従来のボイラーより軽量でかつコンパクトに
形成することが可能であると共に、加熱したガス再燃焼
気分配罐体と多数の焔道管により広い熱伝導面積をもつ
ことが出来るので熱効率が極めて高く、家庭用より産業
用に至る広い範囲で利用できる等の優れた実用的効果を
有する。
【0024】又燃料は、逆火熱利用有酸素熱気化再燃焼
式バーナーにより略完全燃焼ガス化し、更に焔管式熱交
換装置のガス再燃焼気分配罐体内で再燃焼し、高圧高温
の完全燃焼ガスとなり、燃料中に含まれる有害物質は完
全焼却され、大気中に放出する廃ガスは、殆ど煤煙が無
く、且つ無色、無臭で、公害の虞れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 逆火熱利用有酸素熱気化再燃焼式バーナー
の縦断面図
【図2】 逆火熱利用有酸素熱気化再燃焼式バーナー
の稼働状態る作用図
【図3】 焔管式熱交換型ボイラーの縦断面の概要図
【図4】 図3と異なる焔道管の配管による焔管式熱
交換型ボイラーの縦断面の概要図
【符号の説明】
A 逆火熱利用有酸素熱気化再燃焼式ボーナー 7 ガス放出筒 B 焔管式熱交換装置 31 給入孔 33 ガス再燃焼気分配罐体 34 給水口 35 吐水口(蒸気噴出口) 36 水槽罐体 37 焔道管 38 廃ガス放出筒

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナーの燃焼ガス放出筒に連通する給
    入孔を有するガス再燃焼気分配罐体を、給水口と吐水口
    を設けた水槽罐体に内設し、前記のガス再燃焼気分配罐
    体に連通し、水槽罐体内を通り廃ガスを水槽罐体の外部
    に排出する複数本の焔道管を配管した焔管式熱交換装置
    を、逆火熱利用有酸素熱気化再燃焼式バーナー(特許第
    2838241号)に連設したことを特徴とする焔管式
    熱交換型ボイラー。
JP2000404424A 2000-12-20 2000-12-20 焔管式熱交換型ボイラー Pending JP2002195503A (ja)

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