JP2002195159A - 圧縮機の支持装置 - Google Patents

圧縮機の支持装置

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JP2002195159A
JP2002195159A JP2000397099A JP2000397099A JP2002195159A JP 2002195159 A JP2002195159 A JP 2002195159A JP 2000397099 A JP2000397099 A JP 2000397099A JP 2000397099 A JP2000397099 A JP 2000397099A JP 2002195159 A JP2002195159 A JP 2002195159A
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JP
Japan
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compressor
support
spiral
supporting
mounting
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JP2000397099A
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Hisanobu Akino
寿信 秋野
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストを上げることなく、圧縮機の運転中に
発生する振動を十分に吸収できる圧縮機の支持装置を提
供する。 【解決手段】 圧縮機1の下部周辺に設けられた取付脚
2と、同取付脚2に対向してベース3上に立設された複
数のボルト4と、上部を前記取付脚2に取付けて前記ボ
ルト4に通し前記圧縮機1を弾性支持する複数の支持体
5と、前記ボルト4の上部に取付けるナット6とからな
り、前記支持体5はゴム系の弾性体で、上部外周に前記
取付脚2の取付孔2a周辺を挟持する環状の挟持部5a
を設け、下部は前記取付脚2と前記ベース3間を弾性支
持する胴体部5bで構成され、同胴体部5bは外側面を
螺旋条にした螺旋条部5dと螺旋条部5d間を繋ぐ接続
部5eとで形成し、圧縮機1を弾性支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫や空気調和
機に用いられる圧縮機の支持装置の構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫や空気調和機に使用されて
いる圧縮機にあっては、運転時の圧縮部の動作による振
動が、同圧縮機の接続配管等を介して拡大され、騒音が
発生する。そこで、例えば図3に示すように、圧縮機11
の下部周辺に設けられた複数の取付脚12にゴム等の弾性
材からなる支持体13を取付け、この同支持体13をベース
14に立設したボルト15に通し、同ボルト15の上部にナッ
ト16を取付けるようにした支持装置を用いて前記圧縮機
11の振動を抑えるようになっていた。
【0003】図4は従来からある支持装置の一例を示し
たもので、ゴム等の弾性材からなり内部を空洞にした支
持体13Aによって前記圧縮機11の振動を吸収するように
なっているが、このタイプのものは一般に振動の少ない
小型の圧縮機に利用され、大型の圧縮機に対しては防振
効果に限界があった。特に、回転数を広範囲に変化させ
るインバータ方式の圧縮機では、その広範な回転数(周
波数)に対応しきれないという問題があった。
【0004】そこで、大型の圧縮機やインバータ方式の
圧縮機に対しては、図5に示すように、上下に防振ゴム
13B、13Cを設けると共に、その間に金属製のコイル状
のバネ体17を介して前記圧縮機11の振動を吸収するよう
になっていたが、このタイプのものは部品数も増え、組
立に時間がかかる等により、コスト的に問題があった。
【0005】図6に示す支持装置は、ゴム等の弾性材か
らなる支持体13Dの胴体部13aを蛇腹状に形成すること
により上記問題点を解消しようとしたものである。
【0006】しかしながら、図6に示すように蛇腹状に
形成された支持体13Dを用いたものにおいては、垂直方
向の振動に対しては防振効果があるものの、水平方向の
振動に対しては、ベース14上に立設されたボルト15とそ
の外側の支持体13Dとの隙間が小さいため、圧縮機の広
範な振幅に対応できずにボルト15と支持体13Dが当たる
恐れもあって防振上に問題があり、それを解決するには
支持体13Dに粘度の高い素材を用いることが有効ではあ
るが、粘度を上げれば垂直方向の弾性効果が薄らぎ、振
動を十分に吸収できない恐れがあるという問題があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、上
記の問題に鑑み、コストを上げることなく、圧縮機の運
転中に発生する振動を十分に吸収できる圧縮機の支持装
置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため、圧縮機の下部周辺に設けられた複数の取
付脚と、同取付脚に対向してベース上に立設された複数
のボルトと、上部を前記取付脚に取付けて前記ボルトに
通し前記圧縮機を弾性支持する複数の支持体と、前記ボ
ルトの上部に取付けるナットとからなる圧縮機の支持装
置において、前記支持体は弾性体で、前記取付脚を取付
ける挟持部と、外側面を螺旋条にした螺旋条部と螺旋条
部間を繋ぐ接続部とで形成された胴体部とからなる構成
となっている。
【0009】前記胴体部の前記接続部の肉厚を、前記螺
旋条部の肉厚よりも薄肉に形成した構成となっている。
【0010】前記接続部の外側面に、前記螺旋条部間で
円弧状の内側に向かって凹部を形成した構成となってい
る。
【0011】前記接続部の内側面に、前記胴体部の内側
に向かって、円弧状の凸部を形成した構成となってい
る。
【0012】前記螺旋条部の条数を、複数の巻き数にし
た構成となっている。
【0013】前記支持体の前記挟持部と、前記胴体部を
一体に成型した構成となっている。
【0014】前記支持体の素材が、熱可塑性エラストマ
である構成となっている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づき、添付資料を参照して説明する。図1は本発
明による圧縮機の取付状態を示す側面図(A)と、圧縮
機の取付脚を示す斜視図(B)と(C)であり、図2は
本発明による圧縮機の支持装置の一実施例を示す一側垂
直断面図(A)と、要部拡大断面図(B)である。
【0016】図において、1は圧縮機、2は同圧縮機1
の下部周辺に設けられた取付脚、3はベース、4は前記
取付脚2に対し前記ベース3の所定位置に立設されたボ
ルト、5は上部を前記取付脚2に取付けて前記ボルト4
に通し、前記圧縮機1を弾性支持する支持体、6は前記
ボルト4の先端部に取付けられたナットである。前記取
付脚2の先端部には図1の(B)に示すように、前記支
持体5を取付けるのに必要な取付孔2a、または、図1
の(C)に示すように、U字状にカットされた取付部2
bがある。
【0017】図2の(A)は本発明による圧縮機の支持
装置の一実施例を示す一側垂直断面図あり、前記支持体
5は弾性を有するゴム系の素材からなり、上部外周に前
記取付脚2の取付孔2a周辺を挟持する環状の挟持部5
aを設け、下部は前記取付脚2と前記ベース3間を弾性
支持する胴体部5bで構成され、同胴体部5bは外側面
を螺旋条にした螺旋条部5dと螺旋条部5d間を繋ぐ接
続部5eとで形成したものである。なお、前記支持体5
には前記ボルト4を通す孔5cがある。
【0018】また、前記胴体部5bの前記接続部5e
が、薄肉で繋がって形成されており、同接続部5eの肉
厚を前記螺旋条部5dの肉厚よりも薄肉にしている。こ
れにより強度を増し弾性を確保することができる。
【0019】そして、前記接続部5eの外側面に、前記
螺旋条部5d間で円弧状の内側に向かって凹部5fを形
成しており、更に、前記接続部5eの内側面に、前記胴
体部5bの内側に向かって、円弧状の凸部5gを形成し
ている。これにより前記螺旋条部5dが圧縮された時、
内方向へ逃げるため、上下方向への弾性を確保すること
ができる。
【0020】なお、前記螺旋条部5dの条数を複数の巻
き数にしており、この条の巻き数を増減させることによ
り、バネ定数の調節が可能となり、広範な周波数の圧縮
機に対しても対応可能となる。
【0021】更に、前記支持体5の素材を固い硬度80
°以上の熱可塑性エラストマにして弾性を維持し、前記
支持体5の前記挟持部5aと、前記胴体部5bを一体に
成型している。これにより前記支持体5の上下方向で適
切なバネ定数を確保することが可能となる。
【0022】上記構成において、前記圧縮機1を弾性支
持する前記支持体5の前記胴体部5bが螺旋条になって
おり、且つ、前記螺旋条部5d間を薄肉で繋げたことに
より、前記支持体5の上下方向で適切なバネ定数を確保
できると共に、左右方向の振動吸収についてもそのバネ
定数を条の巻き数を増減させることにより調節可能とな
る。以上により、前記圧縮機の広範な振幅に対しても、
その振動を吸収することができ、また、圧縮機の動作に
伴う垂直方向の振動に対する防振効果に加え、水平方向
の振動に対する防振にも十分な効果が得られ、更に、適
切なバネ定数の値をとることで、広範な周波数の圧縮機
に対しても対応可能となる圧縮機の支持装置となる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、コストを
上げることなく、圧縮機の運転中に発生する振動を十分
に吸収できる圧縮機の支持装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧縮機の取付状態を示す側面図
(A)と、圧縮機の取付脚を示す斜視図(B)と(C)
である。
【図2】本発明による圧縮機の支持装置の一実施例を示
す一側垂直断面図(A)と、要部拡大断面図(B)であ
る。
【図3】従来例による圧縮機の取付状態を示す側面図で
ある。
【図4】第1の従来例を示す圧縮機の支持装置の垂直断
面図である。
【図5】第2の従来例を示す圧縮機の支持装置の垂直断
面図である。
【図6】第3の従来例を示す圧縮機の支持装置の一側垂
直断面図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 取付脚 2a 取付孔 2b 取付部 3 ベース 4 ボルト 5 支持体 5a 挟持部 5b 胴体部 5c 孔 5d 螺旋条部 5e 接続部 5f 凹部 5g 凸部 6 ナット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機の下部周辺に設けられた複数の取
    付脚と、同取付脚に対向してベース上に立設された複数
    のボルトと、上部を前記取付脚に取付けて前記ボルトに
    通し前記圧縮機を弾性支持する複数の支持体と、前記ボ
    ルトの上部に取付けるナットとからなる圧縮機の支持装
    置において、 前記支持体は弾性体で、前記取付脚を取付ける挟持部
    と、外側面を螺旋条にした螺旋条部と螺旋条部間を繋ぐ
    接続部とで形成された胴体部とからなることを特徴とす
    る圧縮機の支持装置。
  2. 【請求項2】 前記胴体部の前記接続部の肉厚を、前記
    螺旋条部の肉厚よりも薄肉に形成してなることを特徴と
    する請求項1記載の圧縮機の支持装置。
  3. 【請求項3】 前記接続部の外側面に、前記螺旋条部間
    で円弧状の内側に向かって凹部を形成してなることを特
    徴とする請求項1または2記載の圧縮機の支持装置。
  4. 【請求項4】 前記接続部の内側面に、前記胴体部の内
    側に向かって、円弧状の凸部を形成してなることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3記載の圧縮機の支持装置。
  5. 【請求項5】 前記螺旋条部の条数を、複数の巻き数に
    してなることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の
    圧縮機の支持装置。
  6. 【請求項6】 前記支持体の前記挟持部と、前記胴体部
    を一体に成型してなることを特徴とする請求項1乃至請
    求項5記載の圧縮機の支持装置。
  7. 【請求項7】 前記支持体の素材が、熱可塑性エラスト
    マであることを特徴とする請求項1乃至請求項6記載の
    圧縮機の支持装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100621042B1 (ko) * 2005-03-14 2006-09-14 엘지전자 주식회사 냉장고의 압축기 지지장치
JP2015124956A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 ダイキン工業株式会社 温水ユニット
WO2023074884A1 (ja) * 2021-10-29 2023-05-04 株式会社イノアックコーポレーション 磁石エレメント及び電気機器

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