JP2002195100A - 排熱回収システム - Google Patents

排熱回収システム

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JP2002195100A JP2000397350A JP2000397350A JP2002195100A JP 2002195100 A JP2002195100 A JP 2002195100A JP 2000397350 A JP2000397350 A JP 2000397350A JP 2000397350 A JP2000397350 A JP 2000397350A JP 2002195100 A JP2002195100 A JP 2002195100A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な構成で動力を取り出して、排熱を有効
に回収する。 【解決手段】 エンジン1からの排ガスの熱により水蒸
気ボイラ5で水蒸気を発生させ、その水蒸気で水蒸気タ
ービン9を駆動する。エンジン1からのエンジン冷却後
のジャケット冷却水の熱により、蒸気発生装置14でア
ンモニア−水系混合流体の蒸気を発生させ、その蒸気か
ら第1の分留器17で低温蒸気成分を分離し、その低温
蒸気成分によって低温蒸気タービン18を駆動する。両
タービン9,18により発電機22を駆動し、エンジン
1からの排熱を電力や動力として回収する。また、水蒸
気ボイラ5を経た後の排ガスからの排熱によりアンモニ
ア−水系混合流体の蒸気を発生させ、その蒸気から第2
の分留器26と凝縮器27とによりアンモニア濃度の高
いアンモニア−水系混合流体を取り出して蒸気発生装置
14に供給し、発生蒸気量を増大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コジェネレーショ
ンシステムなどに用いるために、ディーゼルエンジン、
スターリングエンジン、ミラーサイクルガスエンジンな
どのエンジンから発生する排熱を回収して電力や動力を
取り出すように構成した排熱回収システムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のシステムとしては、従来一般
に、エンジンから発生する排気ガスとの熱交換により水
蒸気を発生させ、この水蒸気で水蒸気タービンを駆動し
て動力や電力を得るように構成されている。ところが、
水蒸気を発生させた後の排ガスの温度が 200℃以上もあ
るにもかかわらず、何ら利用されずに捨てられていた。
また、同様に、エンジンからのエンジン冷却後のジャケ
ット冷却水も、その温度が85℃以上あるにもかかわら
ず、何ら利用されずに捨てられていた。
【0003】このような問題を解消するものとして、本
出願人は、特開平11−350920号公報に開示され
るものを提案した。この公報例のものによれば、図3の
従来例の概略構成図に示すように、エンジン01を冷却
した後のジャケット冷却水により水とそれよりも沸点が
低いアンモニアから成る2成分系混合流体を加熱して再
生器02で2成分系混合流体のアンモニア蒸気を発生さ
せ、その再生器02で発生した蒸気を吸収冷凍機の作動
熱源に利用するように構成している。
【0004】また、エンジン01からの排気ガスの高温
排熱により高温蒸気発生装置03で水蒸気を発生させ、
その水蒸気で水蒸気タービン04を駆動するとともに、
水蒸気タービン04を経た水蒸気を復水器05に戻すよ
うに構成している。更に、吸収冷凍機の凝縮器06から
の低温蒸気成分と吸収器07からの2成分系混合流体と
の混合液を、熱交換器08により、高温蒸気発生装置0
3を経た排ガスで加熱し、2成分系混合流体の蒸気を発
生させ、その蒸気によって蒸気タービン09を駆動し、
水蒸気タービン04および蒸気タービン09を同軸にし
て発電機010を駆動するように構成している。
【0005】そして、吸収冷凍機の蒸発器011におい
て、冷凍用媒体取り出し配管012を介して7〜8℃以
下の低温の冷凍用媒体などの冷熱を取り出すようにして
いる。更に、蒸発器011と復水器05とを冷却水配管
013を介して接続し、7〜8℃以下の低温の2成分系
混合流体の低温蒸気成分で復水器05を冷却し、水蒸気
を水に戻すように構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た公報例の場合、冷熱と動力とを同時に取り出すには都
合が良いが、このような構成を動力のみを取り出すのに
適用しようとすると、システム構成が高価になって適用
しづらい問題があった。
【0007】すなわち、吸収冷凍機の再生器02におい
て、アンモニアと水とを精度良く分離するための精留器
が必要であり、そのような精留器や蒸発器011などの
設備に起因して高価になる。また、凝縮器06で凝縮さ
せた2成分系混合流体の低温蒸気成分を蒸発器011を
通じ、冷却水配管013を介して復水器05に供給する
ようにしているが、この配管構成もコスト高の要因にな
っている。
【0008】更に、復水器05において、7〜8℃程度
まで冷却すると、水蒸気ランキンサイクルを構成する水
の場合、復水器05での真空度が必要以上に高くなり、
その真空度を維持するためのシール構造や真空ポンプと
して高性能のものが必要になって、高価になる。そのう
え、真空度が高い低圧部分では、タービン効率が悪くて
動力の取り出しに有効ではない。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、請求項1に係る発明の排熱回収システ
ムは、安価な構成で動力を取り出して、排熱を有効に回
収できるようにすることを目的とし、また、請求項2に
係る発明の排熱回収システムは、より安価に構成できる
ようにすることを目的とし、そして、請求項3に係る発
明の排熱回収システムは、排熱の回収効率をより高める
ことができるようにすることを目的する。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の排
熱回収システムは、上述のような目的を達成するため
に、エンジン(1) からの排ガスを取り出す排ガス配管
(4) に、排ガスの熱によって水蒸気を発生する水蒸気ボ
イラ(5) を介装し、前記水蒸気ボイラ(5) に第1の循環
配管(8) を接続するとともに、前記第1の循環配管(8)
に、前記水蒸気ボイラ(5) で発生した水蒸気によって駆
動する水蒸気タービン(9) と、前記水蒸気タービン(9)
を経た後の水蒸気を水に戻す第1の復水器(10)とをその
順に直列接続し、前記エンジン(1) からのエンジン冷却
後のジャケット冷却水を取り出す冷却水配管(13)に、ジ
ャケット冷却水の熱によって、水よりも低温で蒸発を開
始する2成分系混合流体の蒸気を発生する蒸気発生装置
(14)を介装し、前記蒸気発生装置(14)に第2の循環配管
(16)を接続するとともに、前記第2の循環配管(16)に、
2成分系混合流体の低温蒸気成分を分離する第1の分留
器(17) と、前記第1の分留器(17) で分離された低温
蒸気成分によって駆動する低温蒸気タービン(18)と、前
記低温蒸気タービン(18)を経た後の低温蒸気成分を水に
戻す第2の復水器(19)とをその順に直列接続し、かつ、
前記第1の分留器(17) と前記第2の復水器(19)とを、
前記第1の分留器(17) で分離された2成分系混合流体
の液成分を前記第2の復水器(19)に戻す第1の配管(20)
を介して接続し、前記水蒸気タービン(9) および前記低
温蒸気タービン(18)に駆動装置(22)を連動連結し、前記
排ガス配管(4) の前記水蒸気ボイラ(5) の下流側に、前
記水蒸気ボイラ(5) を経た後の排ガスからの排熱を取り
出す熱交換器(23)を介装し、前記熱交換器(23)に第3の
循環配管(25)を接続するとともに、前記第3の循環配管
(25)に、2成分系混合流体の液成分を分離する第2の分
留器(26)と前記第2の復水器(19)とをその順に直列接続
し、前記第2の分留器(26)と、前記第2の循環配管(16)
の前記第2の復水器(19)と前記蒸気発生装置(14)との間
の箇所とを、前記第2の分留器(26)で分離された低温蒸
気成分を凝縮液化する凝縮器(27)を介装した第2の配管
(28)を介して接続して構成する。
【0011】水よりも低温で蒸発を開始する2成分系混
合流体としては、アンモニア−水系の混合流体、メタノ
ール−水系の混合流体等が使用できる。この2成分系混
合流体は、エンジン(1) からのエンジン冷却後のジャケ
ット冷却水を熱源とする蒸気発生装置(14)で、混合流体
から低温蒸発成分の蒸気を、すなわち、低温蒸気成分を
発生できればよく、主成分以外に若干の第三成分を含ん
でいてもよい。
【0012】また、請求項2に係る発明の排熱回収シス
テムは、上述のような目的を達成するために、請求項1
に係る発明の排熱回収システムにおいて、水蒸気タービ
ン(9) および低温蒸気タービン(18)を同一の動力取出軸
に設け、前記動力取出軸に駆動装置(22)を連動連結す
る。
【0013】また、請求項3に係る発明の排熱回収シス
テムは、上述のような目的を達成するために、請求項1
または請求項2のいずれかに記載の排熱回収システムに
おいて、第2の循環配管(16)の第2の復水器(19)と蒸気
発生装置(14)との間の箇所と、第1の配管(20)とにわた
り、前記第2の復水器(19)に戻される液成分の熱を前記
蒸気発生装置(14)に供給される2成分系混合流体に付与
する予熱用熱交換器(29)を設けて構成する。
【0014】
【作用】請求項1に係る発明の排熱回収システムの構成
によれば、エンジン(1) からの排ガスの高温部分の熱を
利用して水蒸気ボイラ(5) で水蒸気を発生させ、その水
蒸気によって水蒸気タービン(9) を駆動して駆動装置(2
2)を駆動し、例えば、電力や動力などを取り出すことが
できる。また、エンジン(1) からのエンジン冷却後のジ
ャケット冷却水の熱を利用して蒸気発生装置(14)で2成
分系混合流体の蒸気を発生させ、その2成分系混合流体
の蒸気を第1の分留器(17) に供給して低温蒸気成分を
取り出し、その低温蒸気成分により低温蒸気タービン(1
8)を駆動して駆動装置(22)を駆動し、例えば、電力や動
力などを取り出すことができる。このとき、水蒸気ボイ
ラ(5) で熱交換した後のエンジン(1) からの排ガス、換
言すれば、エンジン(1) からの排ガスの低温部分の熱を
利用して第2の復水器(19)からの2成分系混合流体の蒸
気を発生させ、その蒸気を第2の分留器(26)に供給して
低温蒸気成分を取り出し、その低温蒸気成分を凝縮器(2
7)で液化して低温蒸気成分の濃度の高い2成分系混合流
体を取り出し、その低温蒸気成分の濃度の高い2成分系
混合流体を第2の復水器(19)から蒸気発生装置(14)に供
給される2成分系混合流体に混合し、蒸気発生装置(14)
で発生する蒸気量を増すことができる。
【0015】また、請求項2に係る発明の排熱回収シス
テムの構成によれば、水蒸気タービン(9) および低温蒸
気タービン(18)で駆動する動力取出軸および駆動装置(2
2)を共用できる。
【0016】また、請求項3に係る発明の排熱回収シス
テムの構成によれば、第1の分留器(17) から第2の復
水器(19)に戻される液成分の熱を利用して蒸気発生装置
(14)に供給される2成分系混合流体を加熱することがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る排熱回収
システムの実施例を示す概略構成図であり、エンジン1
に、カップリング2を介して発電機3が連動連結されて
いる。
【0018】エンジン1の排気管に排ガス配管4が接続
され、その排ガス配管4に水蒸気ボイラ5が介装され、
エンジンから取り出される排ガスの熱によって水蒸気を
発生するように構成されている。図中6は、NOx成分
を除去する脱硝装置を示している。
【0019】水蒸気ボイラ5に第1のポンプ7を介装し
た第1の循環配管8を接続するとともに、第1の循環配
管8に、水蒸気タービン9と第1の復水器10とをその
順に直列接続して水蒸気のランキンサイクルが構成され
ている。これにより、水蒸気ボイラ5で発生した水蒸気
によって水蒸気タービン9を駆動するとともに、水蒸気
タービン9を経た後の水蒸気を第1の復水器10で水に
戻すようになっている。図中11は、サイクル内に混入
した空気や水中から溶出した酸素などを引き出す真空ポ
ンプを示している。
【0020】第2のポンプ12を介装した、エンジン1
からのエンジン冷却後のジャケット冷却水を取り出す冷
却水配管13に、蒸気発生装置14を介装し、その蒸気
発生装置14に、第3のポンプ15を介装した第2の循
環配管16を接続するとともに、第2の循環配管16
に、第1の分留器17と低温蒸気タービン18と第2の
復水器19とをその順に直列接続して、水よりも低温で
蒸発を開始する2成分系混合流体としてのアンモニア−
水系混合流体による動力回収サイクルが構成されてい
る。
【0021】これにより、ジャケット冷却水の熱によっ
て、蒸気発生装置14でアンモニア−水系混合流体の蒸
気を発生させ、第1の分留器17でアンモニア−水系混
合流体の低温蒸気成分を分離し、低温蒸気成分によって
低温蒸気タービン18を駆動するとともに、低温蒸気タ
ービン18を経た後の低温蒸気成分を第2の復水器19
で水に戻すようになっている。
【0022】第1の分留器17と第2の復水器19とが
第1の配管20を介して接続され、第1の分留器17で
分離されたアンモニア−水系混合流体の液成分を第2の
復水器19に戻すようになっている。
【0023】水蒸気タービン9および低温蒸気タービン
18が同一の動力取出軸21に設けられ、その動力取出
軸21に駆動装置としての発電機22が連動連結されて
いる。駆動装置としては、発電機22に限らず、ポンプ
や圧縮機や各種の機械装置が適用できる。また、水蒸気
タービン9および低温蒸気タービン18それぞれに個別
に動力取出軸を設け、その動力取出軸それぞれに個別に
駆動装置を連動連結するようにても良い。
【0024】排ガス配管4の水蒸気ボイラ5の下流側
に、水蒸気ボイラ5を経た後の排ガスからの排熱を取り
出す熱交換器23が介装され、その熱交換器23に、第
4のポンプ24を介装した第3の循環配管25が接続さ
れている。第3の循環配管25に、アンモニア−水系混
合流体の液成分を分離する第2の分留器26と第2の復
水器19とがその順に直列接続されている。
【0025】第2の分留器26と、第2の循環配管16
の第2の復水器19と蒸気発生装置14との間の箇所と
が、第2の分留器26で分離された低温蒸気成分を凝縮
液化する凝縮器27を介装した第2の配管28を介して
接続され、排ガスの低温部分を利用してアンモニア濃度
の高い液を作り、この高濃度のアンモニア液と元のアン
モニア水溶液とを混合し、蒸気発生装置14で発生する
アンモニア蒸気量を増大させ、低温蒸気タービン18の
出力を増大するように構成されている。
【0026】第2の循環配管16の第2の復水器19と
蒸気発生装置14との間の箇所と、第1の配管20とに
わたって予熱用熱交換器29が設けられ、第2の復水器
19に戻される液成分の熱を蒸気発生装置14に供給さ
れるアンモニア−水系混合流体に付与し、排熱回収効率
を向上できるように構成されている。
【0027】第1および第2の復水器10,19、第1
および第2の分留器17,26ならびに凝縮器27それ
ぞれには、クーリングタワーからの冷却水供給管30が
導入されている。
【0028】図2は、変形例を示す要部の概略構成図で
あり、第1の循環配管8の第1の復水器10と水蒸気ボ
イラ5との間に熱交換器31が設けられ、その熱交換器
31に、エンジン1の給気管32が導入され、エンジン
給気のアフタークーラーを兼用して水蒸気ボイラ5に供
給される水を加熱するように構成されている。他の構成
は、実施例と同じであり、同一図番を付して、その説明
は省略する。
【0029】上述エンジン1としては、ミラーサイクル
ガスエンジンやディーゼルエンジンやスターリングエン
ジンなど各種のガスエンジンを用いることができる。
【0030】また、上記実施例では、エンジン1によっ
て発電機3を駆動して電力を取り出す、いわゆるコジェ
ネレーションシステムを示したが、エンジン1によって
各種の機械装置を駆動する場合にも適用できる。
【0031】特許請求の範囲、課題を解決するための手
段、作用および効果それぞれにおいて、内容をわかりや
すくするために参照用として図番を付したが、そのこと
に制約されるものではない。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係る発明の排熱回収システムによれば、エンジン
(1) からの排ガスの高温部分の熱により発生させた水蒸
気で水蒸気タービン(9) を駆動して駆動装置(22)を駆動
し、電力や動力を取り出すから、エンジン(1) からの排
熱を有効に回収できる。また、エンジン(1) からのエン
ジン冷却後のジャケット冷却水の熱により発生させた2
成分系混合流体の蒸気を第1の分留器(17) に供給して
低温蒸気成分を取り出し、その低温蒸気成分により低温
蒸気タービン(18)を駆動して駆動装置(22)を駆動し、電
力や動力を取り出すから、エンジン(1) からの排熱を有
効に回収できる。しかも、水蒸気ボイラ(5) で熱交換し
た後の、エンジン(1) からの排ガスの低温部分の熱を利
用して、第2の分留器(26)と凝縮器(27)とにより低温蒸
気成分の濃度の高い2成分系混合流体を取り出し、第2
の復水器(19)から蒸気発生装置(14)に供給される2成分
系混合流体に混合して蒸気発生装置(14)で発生する蒸気
量を増大するから、従来のような高価な精留器や蒸発器
などを用いずに、安価な構成で動力を取り出して、排熱
を有効に回収できる。
【0033】また、請求項2に係る発明の排熱回収シス
テムによれば、水蒸気タービン(9)および低温蒸気ター
ビン(18)で駆動する動力取出軸および駆動装置(22)を共
用するから、より安価に構成できる。
【0034】また、請求項3に係る発明の排熱回収シス
テムによれば、第1の分留器(17)から第2の復水器(1
9)に戻される液成分の熱を、蒸気発生装置(14)に供給さ
れる2成分系混合流体の加熱に利用するから、排熱の回
収効率をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排熱回収システムの実施例を示す
概略構成図である。
【図2】変形例を示す要部の概略構成図である。
【図3】従来例の排熱回収システムを示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1…エンジン 4…排ガス配管 5…水蒸気ボイラ 8…第1の循環配管 9…水蒸気タービン 10…第1の復水器 13…冷却水配管 14…蒸気発生装置 16…第2の循環配管 17…第1の分留器 18…低温蒸気タービン 19…第2の復水器 20…第1の配管 21…動力取出軸 22…駆動装置としての発電機 23…熱交換器 25…第3の循環配管 26…第2の分留器 27…凝縮器 28…第2の配管 29…予熱用熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02G 5/02 F02G 5/02 B 5/04 5/04 C H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(1) からの排ガスを取り出す排
    ガス配管(4) に、排ガスの熱によって水蒸気を発生する
    水蒸気ボイラ(5) を介装し、前記水蒸気ボイラ(5) に第
    1の循環配管(8) を接続するとともに、前記第1の循環
    配管(8) に、前記水蒸気ボイラ(5) で発生した水蒸気に
    よって駆動する水蒸気タービン(9) と、前記水蒸気ター
    ビン(9) を経た後の水蒸気を水に戻す第1の復水器(10)
    とをその順に直列接続し、 前記エンジン(1) からのエンジン冷却後のジャケット冷
    却水を取り出す冷却水配管(13)に、ジャケット冷却水の
    熱によって、水よりも低温で蒸発を開始する2成分系混
    合流体の蒸気を発生する蒸気発生装置(14)を介装し、前
    記蒸気発生装置(14)に第2の循環配管(16)を接続すると
    ともに、前記第2の循環配管(16)に、2成分系混合流体
    の低温蒸気成分を分離する第1の分留器(17) と、前記
    第1の分留器(17) で分離された低温蒸気成分によって
    駆動する低温蒸気タービン(18)と、前記低温蒸気タービ
    ン(18)を経た後の低温蒸気成分を水に戻す第2の復水器
    (19)とをその順に直列接続し、かつ、前記第1の分留器
    (17) と前記第2の復水器(19)とを、前記第1の分留器
    (17) で分離された2成分系混合流体の液成分を前記第
    2の復水器(19)に戻す第1の配管(20)を介して接続し、 前記水蒸気タービン(9) および前記低温蒸気タービン(1
    8)に駆動装置(22)を連動連結し、 前記排ガス配管(4) の前記水蒸気ボイラ(5) の下流側
    に、前記水蒸気ボイラ(5) を経た後の排ガスからの排熱
    を取り出す熱交換器(23)を介装し、前記熱交換器(23)に
    第3の循環配管(25)を接続するとともに、前記第3の循
    環配管(25)に、2成分系混合流体の液成分を分離する第
    2の分留器(26)と前記第2の復水器(19)とをその順に直
    列接続し、前記第2の分留器(26)と、前記第2の循環配
    管(16)の前記第2の復水器(19)と前記蒸気発生装置(14)
    との間の箇所とを、前記第2の分留器(26)で分離された
    低温蒸気成分を凝縮液化する凝縮器(27)を介装した第2
    の配管(28)を介して接続してあることを特徴とする排熱
    回収システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の排熱回収システムにおい
    て、 水蒸気タービン(9) および低温蒸気タービン(18)を同一
    の動力取出軸に設け、前記動力取出軸に駆動装置(22)を
    連動連結してある排熱回収システム。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の排熱回収
    システムにおいて、 第2の循環配管(16)の第2の復水器(19)と蒸気発生装置
    (14)との間の箇所と、第1の配管(20)とにわたり、前記
    第2の復水器(19)に戻される液成分の熱を前記蒸気発生
    装置(14)に供給される2成分系混合流体に付与する予熱
    用熱交換器(29)を設けてある排熱回収システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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