JP2002194763A - ブームスイング式油圧ショベル - Google Patents

ブームスイング式油圧ショベル

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JP2002194763A
JP2002194763A JP2000392844A JP2000392844A JP2002194763A JP 2002194763 A JP2002194763 A JP 2002194763A JP 2000392844 A JP2000392844 A JP 2000392844A JP 2000392844 A JP2000392844 A JP 2000392844A JP 2002194763 A JP2002194763 A JP 2002194763A
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博夫 能勢
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淳 尾形
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アーム先端までの前方旋回半径を小径とし得
るようにしたブームスイング式油圧ショベルを提供す
る。 【解決手段】 走行体1に旋回可能に配置された旋回体
2と、旋回体2に配置された運転室3と、旋回体2にス
イング及び起伏可能に枢支されたブーム7と、ブーム7
の先端に垂直面内を回動し得るよう枢支されたアーム9
と、アーム9の先端に垂直面内を回動し得るよう枢支さ
れたバケット11とを備えたブームスイング式油圧ショ
ベルであって、ブーム7がスイングするスイング中心点
を、平面視で旋回体2の左右何れか一側に、運転室3の
旋回体2幅方向中心側側部に位置するよう設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブームスイング式油
圧ショベルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブームスイング式の油圧ショベルの一例
は図16及び図17に示され、図中、aは走行体、bは
走行体a上に配置した、運転室c付きの旋回体、dは旋
回体b先端の略幅方向中央部に取り付けられたスイング
ポスト、eはスイングポストdをスイングさせる油圧シ
リンダ、fはスイングポストdに固設されたブラケッ
ト、gはブラケットfに起伏可能に枢支されたブーム、
hはブームgを起伏させる油圧シリンダ、iはブームg
の先端に垂直面に対し回動自在に枢支したアーム、jは
アームiを回動させる油圧シリンダ、kはアームiの先
端に垂直面に対し回動自在に枢支したバケット、lはバ
ケットkを垂直面に対し回動させる油圧シリンダであ
る。
【0003】上述の油圧ショベルにより作業を行う場合
には、旋回体bを旋回させ、又ブームgやバケットkを
回動させ、更にブームgをスイングさせたり起伏させた
りする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、ブームgは旋回
体bにおける幅方向の略中間部に枢支されているため、
起立時にも旋回体bが邪魔になり、図16に仮想線で示
す位置までしか起立できず、旋回体bの旋回中心からア
ームi先端までの前方旋回半径Rが大きくなるという問
題があった。
【0005】本発明は、斯かる実情に鑑み、アーム先端
までの前方旋回半径を小径とし得るようにしたブームス
イング式油圧ショベルを提供することを目的としてなし
たものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のブー
ムスイング式油圧ショベルは、走行体1に旋回可能に配
置された旋回体2と、該旋回体2に配置された運転室3
と、前記旋回体2にスイング及び起伏可能に枢支された
ブーム7と、該ブーム7の先端に垂直面内を回動し得る
よう枢支されたアーム9と、該アーム9の先端に垂直面
内を回動し得るよう枢支されたバケット11とを備えた
ブームスイング式油圧ショベルであって、前記ブーム7
がスイングするスイング中心点は、平面視で前記旋回体
2の左右何れか一側に、運転室3の旋回体2幅方向中心
側側部に位置するよう設けられているものである。
【0007】本発明の請求項2のブームスイング式油圧
ショベルは、走行体1に旋回可能に配置された旋回体2
と、該旋回体2に配置された運転室3と、前記旋回体2
に第一、第二の油圧シリンダ5,8によりスイング及び
起伏可能に枢支されたブーム7と、該ブーム7の先端に
垂直面内を回動し得るよう枢支されたアーム9と、該ア
ーム9の先端に垂直面内を回動し得るよう枢支されたバ
ケット11と、前記第一、第二の油圧シリンダ5,8に
対し油を給排する油圧回路と、シーケンス回路とを備え
たブームスイング式油圧ショベルであって、前記ブーム
7がスイングするスイング中心点は、平面視で前記旋回
体2の左右何れか一側に、運転室3の旋回体2幅方向中
心側側部に位置するよう設けられ、前記油圧回路は、第
一の油圧シリンダ5のヘッド側油圧室5a又はピストン
ロッド側油圧室5bに供給する油の流れ方向を切換える
第一の方向切換え弁50と、第二の油圧シリンダ8のヘ
ッド側油圧室8a又はピストンロッド側油圧室8bに供
給する油の流れ方向を切換える第二の方向切換え弁23
と、第一の方向切換え弁50と第一の油圧シリンダ5の
ヘッド側油圧室5aとを接続する第一の管路54に設け
られた第一の電磁切換え弁53と、リモコン弁43を操
作することにより第二の方向切換え弁23を切換える油
が流通する第二の管路44に設けられた第二の電磁切換
え弁46とを備え、シーケンス回路は、前記ブーム7が
所定の角度起立して第一のスイッチ13が作動したら開
く接点13aと、該接点13aに対し並列に配置される
と共に前記ブーム7が運転室3から離反する方向へ所定
の角度スイングして第二のスイッチ15が作動したら開
く接点15aと、第一、第二の接点13a,15aのう
ち、何れかが閉じている場合には励磁されて第二のリレ
ー18を励磁させる第一のリレー17と、第二のリレー
18が励磁されているときは通電されて前記第一、第二
の電磁切換え弁53,46を油が通るよう切換える、並
列配置されたソレノイド19,20とを備えたものであ
る。
【0008】本発明の請求項3のブームスイング式油圧
ショベルは、走行体1に旋回可能に配置された旋回体2
と、該旋回体2に配置された運転室3と、前記旋回体2
に第一、第二の油圧シリンダ5,8によりスイング及び
起伏可能に枢支されたブーム7と、該ブーム7の先端に
垂直面内を回動し得るよう枢支されたアーム9と、該ア
ーム9の先端に垂直面内を回動し得るよう枢支されたバ
ケット11と、前記第一、第二の油圧シリンダ5,8に
対し油を給排する油圧回路と、シーケンス回路とを備え
たブームスイング式油圧ショベルであって、前記ブーム
7がスイングするスイング中心点は、平面視で前記旋回
体2の左右何れか一側に、運転室3の旋回体2幅方向中
心側側部に位置するよう設けられ、前記油圧回路は、第
一の油圧シリンダ5のヘッド側油圧室5a又はピストン
ロッド側油圧室5bに供給する油の流れ方向を切換える
第一の方向切換え弁50と、第二の油圧シリンダ8のヘ
ッド側油圧室8a又はピストンロッド側油圧室8bに供
給する油の流れ方向を切換える第二の方向切換え弁23
と、第一のリモコン弁62を操作することにより第一の
方向切換え弁50を切換える油が流通する第一の管路6
3に設けられた第一の電磁切換え弁65とを備え、第二
のリモコン弁43を操作することにより第二の方向切換
え弁23を切換える油が流通する第二の管路44に設け
られた第二の電磁切換え弁46とを備え、シーケンス回
路は、前記ブーム7が所定の角度起立して第一のスイッ
チ13が作動したら開く接点13aと、該接点13aに
対し並列に配置されると共に前記ブーム7が運転室3か
ら離反する方向へ所定の角度スイングして第二のスイッ
チ15が作動したら開く接点15aと、第一、第二の接
点13a,15aのうち、何れかが閉じている場合には
励磁されて第二のリレー18を励磁させる第一のリレー
17と、第二のリレー18が励磁されているときは通電
されて前記第一、第二の電磁切換え弁65,46を油が
通るよう切換える、並列配置されたソレノイド19,2
0とを備えたものである。
【0009】本発明においては、ブーム7が運転室3側
に所定の角度スイングしている場合には、ブーム7は運
転室3側部に位置するよう最大限の位置まで起立でき
る。又、ブーム7が運転室3から離反する側に所定の角
度スイングしている場合には、ブーム7は直立位置まで
起立できる。
【0010】本発明においては、ブーム7が運転室3側
部に位置するよう最大限の位置まで起立している場合に
は、ブーム7のスイング角は大きくできない。又ブーム
7が直立状態位置まで起立している場合若しくは前方へ
所定角だけ倒伏している場合には、ブーム7の運転室3
から離反する方向へのスイング角を大きくすることがで
きる。
【0011】本発明によれば、旋回体2の旋回中心から
アーム9先端までの前方旋回半径Rを小径とすることが
でき、又前方旋回半径Rを大きくすれば、ブーム7の所
定方向へのスイング角を大きくすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。図1〜図6は本発明を実施する形態
の一例で、図1はブームスイング式油圧ショベルの側面
図、図2は図1のII−II方向矢視図、図3は図1の
III部拡大図、図4は図2のIV部拡大図、図5はブ
ームスイング式油圧ショベルのブームの起伏時及びスイ
ング時に用いるシーケンス回路図、図6はブームスイン
グ式油圧ショベルのブームの起伏時及びスイング時に用
いる油圧回路図である。
【0013】図1〜図4中、1は走行体、2は走行体1
上に配置した、運転室3付きの旋回体、4は旋回体2先
端における幅方向右側すなわち運転室3から離脱した右
側部分に旋回体2幅方向中心に対し大きくずらして取り
付けられたスイングポスト、5はスイングポスト4をス
イングさせる油圧シリンダ、6はスイングポスト4に固
設されたブラケット、7はブラケット6に起伏可能に枢
支されたブーム、8はブーム7を起伏させる油圧シリン
ダであり、スイングポスト4をスイングさせることによ
りブーム7をスイングさせ得るようになっている。
【0014】又、9はブーム7の先端に垂直面に対し回
動自在に枢支したアーム、10はアーム9を回動させる
油圧シリンダ、11はアーム9の先端に垂直面に対し回
動自在に枢支したバケット、12はバケット11を垂直
面に対し回動させる油圧シリンダである。而して、作業
時にはブーム7は起伏し得るようになっていると共に、
スイングポスト4を介して左右にスイングし得るように
なっている。
【0015】13はスイングポスト4の上面に取り付け
たリミットスイッチ、14はブーム7の基端部に取り付
けられた、外周が円弧状のストライカであり、ストライ
カ14はブーム7が傾斜角αで前方へ倒伏している場合
には、リミットスイッチ13を作動させないようになっ
ており、傾斜角α=0の垂直状に起立した場合には、リ
ミットスイッチ13を作動させ得るようになっている。
【0016】又、15は旋回体2先端の右側端部に取り
付けたリミットスイッチ、16はスイングポスト4の旋
回体2側端部に取り付けられた、外周が円弧状のストラ
イカであり、ストライカ16は、ブーム7が図4の中心
線L2に平行な直線L2’に対し所定のスイング角βだ
け反時計方向へスイングしている時には、リミットスイ
ッチ15を作動させないようになっており、ブーム7が
図4で直線L2に対し平行、又は直線L2を基準として
時計方向すなわち右方向へ所定のスイング角γでスイン
グしている場合には、リミットスイッチ16は作動し得
るようになっている。
【0017】図5中、13aはリミットスイッチ13の
接点、15aは接点13aに対し並列配置された、リミ
ットスイッチ15の接点で、接点13a,15aは、ス
トライカ14,16がリミットスイッチ13,15を作
動させない場合には図5に示すように閉じ、ストライカ
14,16がリミットスイッチ13,15を作動させた
ときには開くようになっている。
【0018】又、図5中、17,18はリレー、19,
20はソレノイドであり、接点13a,15aの何れか
が閉じている場合には、リレー17,18は励磁され、
ソレノイド19,20は通電されるようになっている。
ソレノイド19,20は並列配置されている。
【0019】図6中、21は油圧ポンプで、油圧ポンプ
21には管路22が接続され、管路22は油圧パイロッ
ト式の方向切換え弁23に接続されている。又管路22
には中途部に逆止弁24を備えた管路25が接続され、
管路25は方向切換え弁23に接続されている。
【0020】方向切換え弁23には、管路26が接続さ
れ、管路26は油圧シリンダ8のヘッド側油圧室8aに
接続されている。又方向切換え弁23には、管路27が
接続され、管路27は油圧シリンダ8のピストンロッド
側油圧室8bに接続されている。8cは油圧シリンダ8
のピストンロッドである。
【0021】方向切換え弁23には、管路28が接続さ
れ、管路22から方向切換え弁23を通った油は、管路
28からタンク29へ戻り得るようになっている。管路
22には中途部に安全弁30を備えた管路31が接続さ
れ、管路31を通った油はタンク29へ戻り得るように
なっている。又管路31の安全弁30接続部よりも油流
れ方向下流側と方向切換え弁23とは、管路32により
接続されている。
【0022】管路27の中途部と管路31の管路32接
続部よりも油流れ方向下流側とは、中途部に安全弁33
を備えた管路34により接続され、安全弁33のライン
と並列となるよう管路34に接続した管路35には逆止
弁36が接続されている。
【0023】管路26の中途部と管路31の管路34接
続部よりも油流れ方向下流側とは、中途部に安全弁37
を備えた管路38により接続され、安全弁37のライン
と並列となるよう管路38に接続した管路39には逆止
弁40が接続されている。
【0024】油圧ポンプ41には管路42が接続され、
管路42には2本の操作レバー43a,43bを備えた
リモコン弁43が接続されている。又、リモコン弁43
には、操作レバー43aを操作した場合に油圧ポンプ4
1からの油が流通し得るようにした管路44と操作レバ
ー43bを操作した場合に油圧ポンプ41からの油が流
通し得るようにした管路45とが接続されており、管路
44,45は方向切換え弁23に接続されている。
【0025】管路44の中途部にはパイロット式の電磁
切換え弁46が接続され、図3に示すストライカ14が
リミットスイッチ13を作動させていない場合には、図
5に示す接点13aは閉じてソレノイド19に通電し、
電磁切換え弁46を油が通る側へ切換え得るようになっ
ている。
【0026】而して、この場合には、操作レバー43a
を操作することにより、油圧ポンプ41からの油は管路
44を通り電磁切換え弁46、管路44から方向切換え
弁23へ与えられ、その結果、方向切換え弁23のスプ
ールは、管路25,26が連通し、管路27,32が連
通するよう切換わり得るようになっている。
【0027】又、操作レバー43bを操作することによ
り、油圧ポンプ41からの油は管路45を経て方向切換
え弁23へ与えられ、その結果、方向切換え弁23のス
プールは、管路25,27が連通し、管路26,32が
連通するよう切換わり得るようになっている。なお、4
7は管路44からの油が戻るタンクである。
【0028】図6中、48は油圧ポンプで、油圧ポンプ
48には管路49が接続され、管路49は、操作レバー
50aを備えた方向切換え弁50に接続されている。又
管路49には中途部に逆止弁51を備えた管路52が接
続され、管路52は方向切換え弁50に接続されてい
る。
【0029】方向切換え弁50には、中途部に電磁切換
え弁53を備えた管路54が接続され、管路54は油圧
シリンダ5のヘッド側油圧室5aに接続されている。又
方向切換え弁50には、管路55が接続され、管路55
は油圧シリンダ5のピストンロッド側油圧室5bに接続
されている。5cは油圧シリンダ5のピストンロッドで
ある。
【0030】方向切換え弁50には、管路56が接続さ
れ、管路49から方向切換え弁50を通った油は、管路
56からタンク29へ戻り得るようになっている。又管
路49には中途部に安全弁57を備えた管路58が接続
され、管路58を通った油はタンク29へ戻り得るよう
になっている。更に管路58の安全弁57接続部よりも
油流れ方向下流側と方向切換え弁50とは、管路59に
より接続されている。
【0031】而して、図4に示すストライカ16がリミ
ットスイッチ15を作動させていない場合には、図5に
示す接点15aは閉じてソレノイド20に通電し、電磁
切換え弁53を油が通る側へ切換え得るようになってい
る。すなわち、この場合には、操作レバー50aを操作
することにより、油圧ポンプ48からの油は管路49,
52、方向切換え弁50、管路54を通り電磁切換え弁
53、管路54から油圧シリンダ5のヘッド側油圧室5
aへ与えられ、その結果、ピストンロッド5cが突出し
てブーム7は右方向へ向けてスイングし得るようになっ
ている。
【0032】次に、上記図示例の作動を図7〜図14を
も参照しつつ説明する。図7はブーム7が左方向へスイ
ングしている状態を示すブームスイング式油圧ショベル
の平面図、図8は図7のVIII−VIII方向矢視
図、図9はブーム7が右方向へスイングしている状態を
示すブームスイング式油圧ショベルの平面図、図10は
図9のX−X方向矢視図、図11はブーム7が最も起立
した状態を示すブームスイング式油圧ショベルの側面
図、図12は図11のXII−XII方向矢視図、図1
3はブーム7が垂直に起立した状態を示すブームスイン
グ式油圧ショベルの側面図、図14は図13のXIV−
XIV向矢視図である。
【0033】I.ブーム7を運転室3の側部まで最大限
に起立させることが可能な場合平面視でブーム7が図4
の実線位置ニ、すなわち運転室3の幅方向における中心
線L2と平行な直線L2’に対し所定のスイング角βだ
け反時計方向へ位置する場合には、ストライカ16はリ
ミットスイッチ15を作動させていないため、図5の接
点15aは閉じている。このため、リレー17,18は
励磁され、ソレノイド19,20は通電されており、図
6に示す通り電磁切換え弁46,53は何れも油が流通
する側に切換わっている。
【0034】又、ブーム7が図3の垂線L1よりも時計
方向、すなわち運転室3から離反する方向へ傾斜角αで
倒伏して仮想線イの位置にある場合又は略実線ロに示す
直立位置にある場合は、ストライカ14はリミットスイ
ッチ13を作動させず、図5に示す接点13aは閉じて
いる。
【0035】従って、この接点13aが閉じている場合
も、ソレノイド19,20は通電されており、図6に示
す通り電磁切換え弁46,53は何れも油が流通する側
に切換わっている。換言すれば、接点13a,15aの
うち何れかが閉じていれば、ソレノイド19,20は何
れも通電されており、図6に示す通り電磁切換え弁4
6,53は何れも油が流通する側に切換わっている。
【0036】斯かる状態から例えば、ブーム7を仮想線
イの位置から図3の垂線L1側に起こす場合には、操作
レバー43aを操作して油圧ポンプ41からの油を管路
44、電磁切換え弁46、管路44を通して方向切換え
弁23に与える。このため、方向切換え弁23は管路2
5と管路26が連通し、管路27と管路32が連通する
方向へ切換わる。
【0037】油圧ポンプ21から吐出された油は、管路
22,25、方向切換え弁23、管路26を通って油圧
シリンダ8のヘッド側油圧室8aに供給されるため、ピ
ストンロッド8cは突出してブーム7は起立する。この
場合、ピストンロッド側油圧室8bから排出された油
は、管路27、方向切換え弁23、管路32,31を経
てタンク29へ戻る。
【0038】ブーム7が図3の実線位置ロまで起立する
と、ストライカ14はリミットスイッチ13を作動さ
せ、接点13aは開放される。従って、接点13aには
通電は行われなくなるが、接点15aには通電が行われ
ているため、ソレノイド19,20も通電しており、電
磁切換え弁46,53は油が流通するよう切換わった状
態を維持する。
【0039】このため、操作レバー43aを操作して油
圧ポンプ41からの油を管路44から方向切換え弁23
に作用させておくことにより、管路25と管路26とが
連通し、管路27と管路32とが連通しているため、油
圧ポンプ21からの油は油圧シリンダ8のヘッド側油圧
室8aに供給され、ピストンロッド8cは更に突出す
る。従って、ブーム7は図3の実線ロに示す垂直状態か
ら更に反時計方向へ傾斜角−αまで回動し、運転室3の
側方に位置するよう起立する(図7、8参照)。その結
果、旋回体2の旋回中心からアーム9先端までの前方旋
回半径Rを小さくすることができる。
【0040】例えば、ピストンロッド8cの突出中にピ
ストンロッド8cに過大な圧縮力が作用したような場合
には、管路26内の油は管路38、安全弁37、管路3
1を経てタンク29へ戻る。従って、この場合には油圧
回路全体の信頼性を確保することができる。
【0041】ブーム7を倒伏させる場合には、リモコン
弁43の操作レバー43bを操作して油圧ポンプ41か
らの油を管路45へ供給し、方向切換え弁23のスプー
ルを上記とは反対方向に移動させる。このため、方向切
換え弁23は管路25と管路27とが連通し、管路26
と管路32とが連通するよう切換わる。
【0042】従って、油圧ポンプ21から吐出された油
は管路22,25、方向切換え弁23、管路27を経て
油圧シリンダ8のピストンロッド側油圧室8bに供給さ
れ、ピストンロッド8cは縮退する。その結果、ブーム
7は起立状態から倒伏する。油圧シリンダ8のピストン
ロッド側油圧室8bから排出された油は、管路27、方
向切換え弁23、管路32,31を経てタンク29へ戻
る。
【0043】例えば、ピストンロッド8cの縮退中にピ
ストンロッド8cに過大な張力が作用したような場合に
は、管路27内の油は管路34、安全弁33、管路31
を経てタンク29へ戻る。従って、この場合にも油圧回
路全体の信頼性を確保することができる。
【0044】II.ブーム7を垂直状態までしか起立さ
せることができない場合平面視でブーム7が図4の仮想
線ホに示す位置、すなわち運転室3の幅方向における中
心線L2と平行な直線L2’からのスイング角γが所定
の角度だけ時計方向へ位置する場合には、ストライカ1
6はリミットスイッチ15を作動させているため、図5
の接点15aは開いている。
【0045】又、ブーム7が図3の垂線L1よりも時計
方向、すなわち運転室3から離反する方向へ傾斜角αで
倒伏して仮想線イの位置にある場合は、ストライカ14
はリミットスイッチ13を作動させず、図5に示す接点
13aは閉じている。従って、ソレノイド19,20は
通電されており、図6に示す通り電磁切換え弁46,5
3は何れも油が流通する側に切換わっている。
【0046】斯かる状態から例えば、ブーム7を図3の
垂線L1側に起こす場合には、前述と同様にして操作レ
バー43aを操作し、油圧ポンプ41からの油を管路4
4、電磁切換え弁46、管路44を通して方向切換え弁
23に与える。このため、方向切換え弁23は管路25
と管路26が連通し、管路27と管路32が連通する方
向へ切換わる。
【0047】油圧ポンプ21から吐出された油は、管路
22,25、方向切換え弁23、管路26を通って油圧
シリンダ8のヘッド側油圧室8aに供給されるため、ピ
ストンロッド8cは突出してブーム7は起立する。この
場合、ピストンロッド側油圧室8bから排出された油
は、管路27、方向切換え弁23、32,31を経てタ
ンク29へ戻る。
【0048】ブーム7が図3の実線位置ロまで垂直状に
起立すると、ストライカ14はリミットスイッチ13を
作動させ、接点13aは開放される。従って、接点13
aには通電は行われなくなるうえ15aにも通電が行わ
れなくなるため、ソレノイド19,20にも通電は行わ
れず、電磁切換え弁46,53は油が流通しないよう切
換わり、油圧ポンプ41からの油は方向切換え弁23に
作用しなくなる。
【0049】このため、方向切換え弁23は内蔵するス
プリングにより図6に示すニュートラルの状態に切換わ
り、油圧シリンダ8のヘッド側油圧室8aへは油は供給
されなくなり、従って、ピストンロッド8cは突出しな
くなるため、ブーム7はそれ以上は起伏することができ
ない(図9、10参照)。従って、この場合は旋回体2
の旋回中心からアーム9先端までの前方旋回半径Rは大
きくなる。このように、ブーム7の起立状態を制限する
のは、ブーム7が運転室3と干渉するのを防止するため
である。
【0050】ブーム7を倒伏する場合の操作の仕方は前
記したI.の場合と同様であるので説明は省略する。
【0051】III.ブーム7の右方向へのスイングに
制限を受ける場合例えば、ブーム7が最大限に起立し
て、図3のハの位置(傾斜角−α)にある場合、ストラ
イカ14はリミットスイッチ13を作動させ、図5の接
点13aは開いている。
【0052】一方、この場合ブーム7は図4の直線L
2’に対し反時計方向にスイング角βだけスイングし、
左側にあるとする。そうすると、リミットスイッチ15
は作動していないため、接点15aは閉じられている。
このため、リレー17,18は励磁され、ソレノイド1
9,20は通電されており、従って、電磁切換え弁4
6,53は油が流通できるように切換わっている。
【0053】斯かる状態で、方向切換え弁50の操作レ
バー50aを操作して、管路52と管路54とを連通さ
せ、管路55と管路59とを連通させる。このため、油
圧ポンプ48から吐出された油は、管路49,52、方
向切換え弁50、管路54、電磁切換え弁53、管路5
4を経て油圧シリンダ5のヘッド側油圧室5aに供給さ
れ、ピストンロッド5cは突出してブーム7は時計方
向、すなわち右方向へ向けてスイングする(図11、1
2参照)。
【0054】而して、ブーム7が右方向へ所定の角度ス
イングすると、ストライカ16によりリミットスイッチ
15が作動し、接点15aが開放される。その結果、接
点13a,15aの何れも開放されるため、ソレノイド
19,20は何れも通電されない状態となり、電磁切換
え弁46,53は何れも油が通過し得ないように切換わ
る。その結果、管路54内の油は油圧シリンダ5のヘッ
ド側油圧室5aへは供給されなくなり、右方向へのスイ
ングは停止する。このようにするのは、スイングにより
ブーム7が運転室3に干渉しないようにするためであ
る。
【0055】油圧シリンダ5のピストンロッド側油圧室
5bから排出された油は、管路55、方向切換え弁5
0、管路59,58を経てタンク29へ戻る。
【0056】ブーム7を左方向へスイングさせる場合に
は、操作レバー50aを操作して、管路52と管路55
とが連通し、管路54と管路59とが連通するよう、方
向切換え弁50を切換える。このため、油圧ポンプ48
から吐出された油は、管路52,55を経て油圧シリン
ダ5のピストンロッド側油圧室5bへ供給され、ピスト
ンロッド5cが縮退してブーム7は左方向へスイングす
る。
【0057】IV.ブーム7の右方向へのスイングが制
限を受けない場合ブーム7が図3の実線ロの位置にある
か又は前方へ傾斜して例えば仮想線イの位置に位置する
場合には、リミットスイッチ13は作動せず、図5の接
点13aは閉じている。又、ブーム7が平面視で図4の
実線ニに示す位置とすると、リミットスイッチ15も作
動せず、図5の接点15aも閉じている。このため、図
5のソレノイド19,20は通電され、電磁切換え弁4
6,53は何れも油が通り得るよう切換わっている。
【0058】斯かる状態で、方向切換え弁50の操作レ
バー50aを操作して、管路52と管路54とを連通さ
せ、管路55と管路59とを連通させる。このため、油
圧ポンプ48から吐出された油は、管路49,52、方
向切換え弁50、管路54、電磁切換え弁53、管路5
4を経て油圧シリンダ5のヘッド側油圧室5aに供給さ
れ、ピストンロッド5cは突出してブーム7は時計方
向、すなわち右方向へ向けてスイングする。
【0059】而して、ブーム7が右方向へ所定の角度ス
イングすると、ストライカ16によりリミットスイッチ
15が作動し、接点15aが開放される。しかし、接点
13aは閉じているため、ソレノイド19,20は通電
され、電磁切換え弁46,53は何れも油が通り得るよ
う切換わった状態を保持する。このため、油圧ポンプ4
8からの油は、油圧シリンダ5のヘッド側油圧室5aへ
供給され、その結果、ブーム7は更に右方向へスイング
する(図13、14参照)。
【0060】ブーム7を左方向へスイングさせるやり方
は、前記したと同様であるため説明は省略する。
【0061】本図示例によれば、旋回体2の旋回中心か
らアーム9先端までの前方旋回半径Rを小径とすること
ができ、又前方旋回半径Rを大きくすれば、ブーム7の
右方向へのスイング角γを大きくすることができる。
【0062】図15は本発明のブームスイング式油圧シ
ョベルに適用する油圧回路の他の例の油圧回路図であ
る。すなわち、本図示例では方向切換え弁50と油圧シ
リンダ5のヘッド側油圧室5aとを接続する管路54中
に設けた図6中の電磁切換え弁53は止め、別に方向切
換え弁50のスプールを切換えるための油圧機器を設け
ている。図中、60は油圧ポンプで、油圧ポンプ60に
は管路61が接続され、管路61は操作レバー62aを
備えたリモコン弁62が接続されている。
【0063】リモコン弁62には、操作レバー62aを
操作した場合に油圧ポンプ60からの油が流通し得るよ
うにした管路63,64が接続されており、管路63は
電磁切換え弁65を介して方向切換え弁50に接続さ
れ、管路64は直接方向切換え弁50に接続されてい
る。而して、電磁切換え弁65は図5に示すソレノイド
20が通電されている場合には、油が通るよう切換わり
得るようになっている。
【0064】例えば、ブーム7が図4の実線ニに位置す
る場合、図4のリミットスイッチ15は作動せず、図5
の接点15aは閉じているため、ソレノイド19,20
は通電されて電磁切換え弁46,65は油が通り得るよ
う切換わっている。従ってブーム7を図4の実線ニの位
置から右方向へスイングさせる場合には、リモコン弁6
2の操作レバー62aを操作して油圧ポンプ60からの
油を管路63、電磁切換え弁65、管路63から方向切
換え弁50へ与え、スプールを移動させる。
【0065】その結果、管路52と管路54とが連通
し、管路55と管路59とが連通するため、油圧ポンプ
48から吐出された油は、管路49,52、方向切換え
弁50、管路54を経て油圧シリンダ5のヘッド側油圧
室5aに供給され、ピストンロッド5cは突出してブー
ム7は時計方向、すなわち右方向へ向けてスイングす
る。
【0066】この場合、例えばブーム7が図3の実線ロ
や仮想線イの位置にあるときには、ブーム7が右方向へ
スイングしてリミットスイッチ15が作動し接点15a
が閉じても、接点13aは閉じているためソレノイド1
9,20は通電され、従って、電磁切換え弁46,65
は油が通り得るよう切換わっている。このため、ブーム
7は図14に示すごとく、スイング角γまで右方向へス
イングすることができる。
【0067】しかし、ブーム7が図11に示すように起
立している場合には、リミットスイッチ13が作動して
13aは開放されているため、ブーム7が所定角だけ右
にスイングしてリミットスイッチ15が作動すると接点
15aが開放され、その結果、接点13a,15aの何
れもが開放される。従って、この場合には、電磁切換え
弁46,65は図15のごとく油が通れないよう切換わ
り、その結果、方向切換え弁23,50は図15のよう
に中立位置に切換わる。
【0068】このため、油圧ポンプ48から吐出された
油は、管路49、方向切換え弁50、管路56を経てタ
ンク29に戻り、油圧シリンダ5のヘッド側油圧室5a
には供給されず、ブーム7はスイングを止め停止する。
【0069】従って、図15の油圧回路でも、旋回体2
の旋回中心からアーム9先端までの前方旋回半径Rを小
径とすることができ、又前方旋回半径Rを大きくすれ
ば、ブーム7の右方向へのスイング角γを大きくするこ
とができる。
【0070】なお、本発明のブームスイング式油圧ショ
ベルは上述の図示例に限定されるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得る
ことは勿論である。
【0071】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
〜3記載のブームスイング式油圧ショベルによれば、旋
回体2の旋回中心からアーム9先端までの前方旋回半径
Rを小径とすることができ、又前方旋回半径Rを大きく
すれば、ブーム7の所定方向へのスイング角を大きくす
ることができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブームスイング式油圧ショベルの側面
図である。
【図2】図1のII−II方向矢視図である。
【図3】図1のIII部拡大図である。
【図4】図2のIV部拡大図である。
【図5】本発明のブームスイング式油圧ショベルのブー
ムの起伏時及びスイング時に用いるシーケンス回路図で
ある。
【図6】本発明のブームスイング式油圧ショベルのブー
ムの起伏時及びスイング時に用いる油圧回路図の一例で
ある。
【図7】本発明のブームスイング式油圧ショベルの作動
を説明するための図で、ブームが左方向へスイングして
いる状態を示す平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII方向矢視図で、ブー
ムが最大限に起立した状態を示す側面図である。
【図9】本発明のブームスイング式油圧ショベルの作動
を説明するための図で、ブームが右方向へスイングして
いる状態を示す平面図である。
【図10】図9のX−X方向矢視図で、ブームが略垂直
に起立した状態を示す側面図である。
【図11】本発明のブームスイング式油圧ショベルの作
動を説明するための図で、ブームが最大限に起立した状
態を示す側面図である。
【図12】図11のXII−XII方向矢視図で、ブー
ムが所定角度スイングした状態を示す平面図である。
【図13】本発明のブームスイング式油圧ショベルの作
動を説明するための図で、ブームが略垂直に起立した状
態を示す側面図である。
【図14】図13のXIV−XIV方向矢視図で、ブー
ムが右方向へ最大限にスイングした状態を示す平面図で
ある。
【図15】本発明のブームスイング式油圧ショベルのブ
ームの起伏時及びスイング時に用いる油圧回路の他の例
の図である。
【図16】従来のブームスイング式油圧ショベルの一例
を示す側面図である。
【図17】図16のXVII−XVII方向矢視図であ
る。
【符号の説明】
1 走行体 2 旋回体 3 運転室 5 油圧シリンダ 5a ヘッド側油圧室 5b ピストンロッド側油圧室 7 ブーム 8 油圧シリンダ 8a ヘッド側油圧室 8b ピストンロッド側油圧室 9 アーム 11 バケット 13 リミットスイッチ(スイッチ) 13a 接点 15 リミットスイッチ(スイッチ) 15a 接点 17 リレー 18 リレー 19 ソレノイド 20 ソレノイド 23 方向切換え弁 43 リモコン弁 44 管路 46 電磁切換え弁 50 方向切換え弁 53 電磁切換え弁 54 管路 62 リモコン弁 63 管路 65 電磁切換え弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 芳男 神奈川県横浜市金沢区昭和町3174番地 石 川島建機株式会社内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AB03 AC09 BA07 BB04 CA02 DA04 DB04 DC01 2D012 AA01 2D015 GA03 GB04 GB07 3H089 AA77 BB15 CC01 CC12 DA02 DB47 DB49 DB54 DB75 EE03 EE22 EE31 FF03 FF13 GG02 JJ02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行体(1)に旋回可能に配置された旋
    回体(2)と、該旋回体(2)に配置された運転室
    (3)と、前記旋回体(2)にスイング及び起伏可能に
    枢支されたブーム(7)と、該ブーム(7)の先端に垂
    直面内を回動し得るよう枢支されたアーム(9)と、該
    アーム(9)の先端に垂直面内を回動し得るよう枢支さ
    れたバケット(11)とを備えたブームスイング式油圧
    ショベルであって、前記ブーム(7)がスイングするス
    イング中心点は、平面視で前記旋回体(2)の左右何れ
    か一側に、運転室(3)の旋回体(2)幅方向中心側側
    部に位置するよう設けられていることを特徴とするブー
    ムスイング式油圧ショベル。
  2. 【請求項2】 走行体(1)に旋回可能に配置された旋
    回体(2)と、該旋回体(2)に配置された運転室
    (3)と、前記旋回体(2)に第一、第二の油圧シリン
    ダ(5)(8)によりスイング及び起伏可能に枢支され
    たブーム(7)と、該ブーム(7)の先端に垂直面内を
    回動し得るよう枢支されたアーム(9)と、該アーム
    (9)の先端に垂直面内を回動し得るよう枢支されたバ
    ケット(11)と、前記第一、第二の油圧シリンダ
    (5)(8)に対し油を給排する油圧回路と、シーケン
    ス回路とを備えたブームスイング式油圧ショベルであっ
    て、 前記ブーム(7)がスイングするスイング中心点は、平
    面視で前記旋回体(2)の左右何れか一側に、運転室
    (3)の旋回体(2)幅方向中心側側部に位置するよう
    設けられ、 前記油圧回路は、 第一の油圧シリンダ(5)のヘッド側油圧室(5a)又
    はピストンロッド側油圧室(5b)に供給する油の流れ
    方向を切換える第一の方向切換え弁(50)と、 第二の油圧シリンダ(8)のヘッド側油圧室(8a)又
    はピストンロッド側油圧室(8b)に供給する油の流れ
    方向を切換える第二の方向切換え弁(23)と、 第一の方向切換え弁(50)と第一の油圧シリンダ
    (5)のヘッド側油圧室(5a)とを接続する第一の管
    路(54)に設けられた第一の電磁切換え弁(53)
    と、 リモコン弁(43)を操作することにより第二の方向切
    換え弁(23)を切換える油が流通する第二の管路(4
    4)に設けられた第二の電磁切換え弁(46)とを備
    え、 シーケンス回路は、 前記ブーム(7)が所定の角度起立して第一のスイッチ
    (13)が作動したら開く接点(13a)と、 該接点(13a)に対し並列に配置されると共に前記ブ
    ーム(7)が運転室(3)から離反する方向へ所定の角
    度スイングして第二のスイッチ(15)が作動したら開
    く接点(15a)と、 第一、第二の接点(13a)(15a)のうち、何れか
    が閉じている場合には励磁されて第二のリレー(18)
    を励磁させる第一のリレー(17)と、 第二のリレー(18)が励磁されているときは通電され
    て前記第一、第二の電磁切換え弁(53)(46)を油
    が通るよう切換える、並列配置されたソレノイド(1
    9)(20)とを備えたことを特徴とするブームスイン
    グ式油圧ショベル。
  3. 【請求項3】 走行体(1)に旋回可能に配置された旋
    回体(2)と、該旋回体(2)に配置された運転室
    (3)と、前記旋回体(2)に第一、第二の油圧シリン
    ダ(5)(8)によりスイング及び起伏可能に枢支され
    たブーム(7)と、該ブーム(7)の先端に垂直面内を
    回動し得るよう枢支されたアーム(9)と、該アーム
    (9)の先端に垂直面内を回動し得るよう枢支されたバ
    ケット(11)と、前記第一、第二の油圧シリンダ
    (5)(8)に対し油を給排する油圧回路と、シーケン
    ス回路とを備えたブームスイング式油圧ショベルであっ
    て、 前記ブーム(7)がスイングするスイング中心点は、平
    面視で前記旋回体(2)の左右何れか一側に、運転室
    (3)の旋回体(2)幅方向中心側側部に位置するよう
    設けられ、 前記油圧回路は、 第一の油圧シリンダ(5)のヘッド側油圧室(5a)又
    はピストンロッド側油圧室(5b)に供給する油の流れ
    方向を切換える第一の方向切換え弁(50)と、 第二の油圧シリンダ(8)のヘッド側油圧室(8a)又
    はピストンロッド側油圧室(8b)に供給する油の流れ
    方向を切換える第二の方向切換え弁(23)と、 第一のリモコン弁(62)を操作することにより第一の
    方向切換え弁(50)を切換える油が流通する第一の管
    路(63)に設けられた第一の電磁切換え弁(65)と
    を備え、 第二のリモコン弁(43)を操作することにより第二の
    方向切換え弁(23)を切換える油が流通する第二の管
    路(44)に設けられた第二の電磁切換え弁(46)と
    を備え、 シーケンス回路は、 前記ブーム(7)が所定の角度起立して第一のスイッチ
    (13)が作動したら開く接点(13a)と、 該接点(13a)に対し並列に配置されると共に前記ブ
    ーム(7)が運転室(3)から離反する方向へ所定の角
    度スイングして第二のスイッチ(15)が作動したら開
    く接点(15a)と、 第一、第二の接点(13a)(15a)のうち、何れか
    が閉じている場合には励磁されて第二のリレー(18)
    を励磁させる第一のリレー(17)と、 第二のリレー(18)が励磁されているときは通電され
    て前記第一、第二の電磁切換え弁(65)(46)を油
    が通るよう切換える、並列配置されたソレノイド(1
    9)(20)とを備えたことを特徴とするブームスイン
    グ式油圧ショベル。
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