JP2002194479A - 球状黒鉛鋳鉄 - Google Patents

球状黒鉛鋳鉄

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量化を図ることができるとともに、低温脆
性に優れ、且つ、引張強度等の機械的性質にも優れた球
状黒鉛鋳鉄を提供する。 【解決手段】 Cを3.1〜4.0質量%、Siを1.
55〜1.95質量%、Niを2.0〜4.0質量%、
Mnを0.4質量%以下含有するとともに、試験温度が
−40℃におけるUノッチシャルピー衝撃試験による衝
撃値が、6J/cm2以上であることを特徴とする球状
黒鉛鋳鉄である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、低温脆性に優れ
た球状黒鉛鋳鉄に関する。
【0002】
【従来の技術】 鋳鉄として、黒鉛形態が球状の球状黒
鉛鋳鉄が知られており、この球状黒鉛鋳鉄は、引張強さ
が400〜800MPaの範囲であって、引張強さが大
きくなれば伸びが低く、逆に伸びを高くしようとすると
引張強さが小さくなるという傾向を有している。
【0003】 近年、軽量化が強く要請されている自動
車部品等の分野においては、安価で肉厚を薄くできる材
料、例えば、引張強さが750MPa以上及び伸びが8
%以上というように、前記両方の機械的性質を同時に兼
ね備えた球状黒鉛鋳鉄が要求されている。また、上記以
外に同時に球状黒鉛鋳鉄に要求される機械的性質とし
て、低温度域における材料の脆さを示す低温脆性があ
り、自動車部品等以外の分野として電力設備用部品等の
分野においても、例えば−40℃付近における低温脆性
に優れた材料の開発が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 一般的に、鋳物材料
の低温脆性を改善するための手法としては、鋳物溶湯中
のSi含有率を低減することが知られている。しかしな
がら、球状黒鉛鋳鉄を製造する場合、Siは鋳鉄溶湯中
に含有する黒鉛(C)の晶出を促すための触媒的な作用
を担う成分であるために、単にSi含有率を低減しただ
けでは、CはFeと化学的に結合してFe3C(セメン
タイト(炭化物))を形成してしまい、目的とする引張
強さ、伸び等の機械的特性を同時に備えた球状黒鉛鋳鉄
を製造することが困難となる。
【0005】 一方、鋳鉄溶湯中に含有する元素の組成
を変化させること以外に、低温脆性を改善する手法とし
ては、製造される部材の厚み(断面積)を増加する等の
手法を挙げることができる。しかし、部材の体積・重量
が増加するため、自動車部品、電機材料部品等の分野に
おける部品軽量化の要請には答えることができなくなる
といった問題がある。
【0006】 本発明は、このような従来技術の有する
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、軽量化を図ることができるとともに、低温脆性
に優れ、且つ、引張強度等の機械的性質にも優れた球状
黒鉛鋳鉄を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 すなわち、本発明によ
れば、Cを3.1〜4.0質量%、Siを1.55〜
1.95質量%、Niを2.0〜4.0質量%、Mnを
0.4質量%以下含有するとともに、試験温度が−40
℃におけるUノッチシャルピー衝撃試験による衝撃値
が、6J/cm2以上であることを特徴とする球状黒鉛
鋳鉄が提供される。
【0008】 本発明においては、炭素当量が4.2〜
4.6の範囲内であることが好ましく、引張強さが65
0〜850MPa、及び伸びが7.0〜14.5%であ
ることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態につ
いて説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当
業者の通常の知識に基づいて、適宜、設計の変更、改良
等が加えられることが理解されるべきである。
【0010】 本発明に係る球状黒鉛鋳鉄は、C、S
i、Ni、Mnの含有率を所定の数値範囲内に規定する
ことにより、これまで課題とされていた低温脆性が改善
され、且つ、従来の球状黒鉛鋳鉄が有する引張強さ及び
伸び等の引張特性をはじめとする機械的性質が損なわれ
ることなく、そのまま保持されているという特徴を有し
ている。以下、更にその詳細について説明する。
【0011】 本発明の球状黒鉛鋳鉄は、Cを3.1〜
4.0質量%、Siを1.55〜1.95質量%、Ni
を2.0〜4.0質量%、Mnを0.4質量%以下含有
するとともに、試験温度が−40℃におけるUノッチシ
ャルピー衝撃試験による衝撃値が6J/cm2以上であ
る。既述の如く、単にSi含有率を低減することにより
球状黒鉛鋳鉄の低温脆性を改善しようとすると、黒鉛の
晶出が不良となり、引張特性をはじめとする機械的性質
が損なわれるおそれがある。しかしながら本発明の球状
黒鉛鋳鉄は、Siの低減と同時に、Siと同じく黒鉛の
晶出を促す作用特性を有するNiを上記所定量含有して
いるために、黒鉛が良好に晶出され、期待される機械的
性質を保持しているものである。
【0012】 本発明の球状黒鉛鋳鉄はCを3.1〜
4.0質量%含有し、3.2〜3.9質量%含有するこ
とが好ましく、3.4〜3.8質量%含有することが更
に好ましい。3.1質量%未満では、炭化物が現れて伸
びが著しく減少してしまい、4.0質量%を超えると、
初晶黒鉛が浮上して介在し、引張強さの低下の原因とな
るために好ましくない。
【0013】 また、本発明の球状黒鉛鋳鉄はSiを
1.55〜1.95質量%含有し、1.6〜1.9質量
%含有することが好ましく、1.65〜1.85質量%
含有することが更に好ましい。Siが1.55質量%未
満では、炭化物が現れて伸びが著しく減少する。Siが
1.95質量%を超えると、低温脆性の改善が効果的に
なされなくなるために好ましくない。
【0014】 ここで、Siの含有率を1.8質量%未
満に設定した場合、炭化物が生成して伸びが減少するお
それがある。このような不具合を解消するためには、所
定の成分比率からなる鋳鉄溶湯を調製した後に、接種剤
を注湯流接種することが好ましい。このことにより、炭
化物の生成が抑制されるとともに、黒鉛が晶出し、所望
の伸びを有する球状黒鉛鋳鉄を得ることが可能となる。
【0015】 なお、注湯流接種に使用する接種剤とし
ては、具体的にはFe−Si系、Ca−Si系、Ca−
Si−Ba系等の接種剤を挙げることができるが、特定
の接種剤に限定されるものではなく、適宜選択して使用
すればよい。
【0016】 更に、本発明の球状黒鉛鋳鉄はNiを
2.0〜4.0質量%含有し、2.2〜3.8質量%含
有することが好ましく、2.5〜3.5%含有すること
が更に好ましい。2.0質量%未満では低温脆性が改善
されないばかりでなく、引張強さ、及び伸び等の機械的
性質も満足できる値とならず、また、4.0質量%を超
えると低温脆性の改善がなされ、引張強さも確保できる
が伸びが確保できなくなるために好ましくない。
【0017】 低温脆性が改善され、且つ、高強度、高
靭性の機械的性質を有する本発明の球状黒鉛鋳鉄はMn
を0.4質量%以下含有し、0.3質量%以下含有する
ことが好ましく、0.2質量%以下含有することが更に
好ましい。0.4質量%を超えると伸びが確保できなく
なるために好ましくない。また、Mnは材料や製造工程
から不可避的に混入してくるものであり、その含有量を
0.05質量%未満まで低下させることは現在の技術上
からは困難である。
【0018】 なお、本発明の球状黒鉛鋳鉄のその他の
成分としては、特に限定されないが、P 0.05質量
%以下、S 0.02質量%以下、Mg 0.02〜
0.06質量%、Cu 0.2質量%未満、Cr 0.
04質量%未満に調整することが好ましい。その理由は
下記のとおりである。 (1)Pが0.05質量%を超えると、ステダイト相が
現れて脆化する。 (2)Sが0.02質量%を超えると、Mg処理時にM
gSを生成し、溶存Mg量が低下して黒鉛球状化が阻害
され、ノロも増えて好ましくない。 (3)Mgが0.02質量%未満では、黒鉛を球状化す
ることができず、引張強さは、確保できない。Mgが
0.06質量%を超えると、炭化物が現れやすくなり、
処理時のMg合金が高価で好ましくない。 (4)Cuが0.2%以上では、パーライト相の割合が
増加していき、衝撃値が低下するようになる。 (5)Crが0.04%以上では、パーライト相の割合
が増加していき、衝撃値が低下するようになる。
【0019】 また、本発明の球状黒鉛鋳鉄は、試験温
度が−40℃におけるUノッチシャルピー衝撃試験によ
る衝撃値が、6J/cm2以上であり、6.5J/cm2
以上であることが好ましく、6.8J/cm2以上であ
ることが更に好ましい。前記試験による衝撃値が当該数
値以上に設定されているために、本発明の球状黒鉛鋳鉄
は自動車部品、電力設備用部品等の分野において要求さ
れる、低温脆性に優れた材料である。
【0020】 本発明の球状黒鉛鋳鉄においては、炭素
当量が4.2〜4.6の範囲内であることが好ましく、
4.25〜4.55の範囲内であることが更に好まし
く、4.3〜4.5の範囲内であることが特に好まし
い。4.2未満では、薄肉部で炭化物が生成しやすくな
るために好ましくない。一方、4.6を超えると炭化物
の生成が抑制される反面、初晶黒鉛が浮上又は偏析して
しまうために好ましくない。従って、本発明の球状黒鉛
鋳鉄は炭素当量を上記数値範囲内に設定しているため
に、このような不具合が生ずることはない。
【0021】 本発明の球状黒鉛鋳鉄は、その引張強さ
が650〜850MPaであることが好ましく、700
〜850MPaであることが更に好ましく、750〜8
50MPaであることが特に好ましい。また、伸びは
7.0〜14.5%であることが好ましく、9.5〜1
4.5%であることが更に好ましく、12.0〜14.
5%であることが特に好ましい。なお、ここで用いる球
状黒鉛鋳鉄の引張強さ、及び伸びという機械的性質は、
JIS Z 2201で規定されている試験法に従って
求めたものである。
【0022】 上記した本発明の球状黒鉛鋳鉄は、従来
公知の工程により製造することができる。鋳鉄製造工程
の一例を説明すると、材料ヤードから銑鉄、鋼屑など各
種の鉄合金を、配合成分量を考慮して配合し、これを原
料として電気炉(低周波炉又は高周波炉)あるいはキュ
ポラを用いて鋳鉄溶湯が溶製される。目標組成通りに溶
製された溶湯は、黒鉛球状化剤を用いて取鍋内で溶湯処
理が行われる。この際、必要に応じて接種剤を取鍋内添
加するか、又は注湯流接種をする。
【0023】 溶湯処理が行われた後、溶湯は取鍋から
造型機により造型された鋳型に注湯されて鋳込まれ、鋳
型内でそのまま凝固、冷却される。なお、このとき薄肉
部における炭化物の生成を防止するとともに、黒鉛粒径
を微細化してパーライト相の出現を抑制するために、接
種剤を鋳型への鋳込み中の注湯流に添加する2次接種
(注湯流接種)を行うことがより好ましい。鋳型内の物
品が冷却されると、次にシェイクアウトマシンにて型ば
らしが行われて物品と造型砂が分離され、物品はドラム
クーラーで冷却された後、ショットブラストで物品の表
面に付着した砂を除去し、鋳仕上げ工程に掛けられる。
この鋳仕上げ工程において堰、ばり取りなどの仕上げが
行われて製品たる鋳鉄鋳物が得られることになる。
【0024】
【実施例】 以下、本発明を具体的な実施例に基づいて
更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。 (実施例1、比較例1、2)従来公知の鋳鉄製造工程に
従って、球状黒鉛鋳鉄の溶湯を溶製した。すなわち、鋳
鉄原料を配合し、高周波溶解炉にて表1に示すように成
分調整した球状黒鉛鋳鉄の溶湯を溶製した。
【0025】
【表1】
【0026】 上述した球状黒鉛鋳鉄溶湯を、図3に示
す自動車足廻り部品1用の鋳型に約1400℃で注湯
し、鋳型内で常温まで自然放冷(鋳放し)して自動車足
廻り部品1(約3.6kg)を製造した(実施例1、比
較例1、2)。
【0027】(実体強度評価試験) 1.衝撃負荷試験 図4に示すように、上記製造工程により得られた実施例
1、比較例1、2の自動車足廻り部品1を把持材2にて
把持し、L=400mmの位置に、入力方向A及びBの
2方向に重量470kgの重錘を高さ130mmより落
下することにより衝撃負荷試験を実施した。結果を表2
に示す。なお、試験は−40℃及び室温(RT)の条件
下において実施し、結果は目視観察により評価した。こ
のときの評価基準は、自動車足廻り部品1の一部にでも
破壊された部分があれば「破壊」、破壊部分が生じなか
った場合を「破壊せず」とした。
【0028】
【表2】
【0029】 表2から明らかなように、実施例1の自
動車足廻り部品は室温、及び−40℃条件下、並びに
A、Bどちらから入力した場合においても破壊されるこ
とはなく、本発明の球状黒鉛鋳鉄の優れた特性を確認す
ることができた。
【0030】2.静負荷試験 1に示した衝撃負荷試験の場合と同様に、自動車足廻り
部品1を、図5に示すように把持材2にて把持し、L=
500mmの位置にはB方向、L=400mmの位置に
はA方向に荷重し、自動車足廻り部品1が破壊するとき
の荷重値(破壊荷重、kN)を測定した。結果を表2に
示す。
【0031】 表2から明らかなように、実施例1の自
動車足廻り部品はA、Bどちらから入力した場合におい
ても、比較例1、2に比して破壊され難いことが判明し
た。従って、本発明の球状黒鉛鋳鉄の優れた特性を確認
することができた。
【0032】(Uノッチシャルピー衝撃試験)得られた
実施例1、比較例1、2の自動車足廻り部品1のX部及
びY部から、図6に示すUノッチ切り欠き試験片5(J
IS Z 2202)を採取した。これを使用して、J
IS Z 2242に基づき、−40℃及び室温(R
T)の条件下においてUノッチシャルピー衝撃試験を実
施した。結果を図1に示す。
【0033】 図1から明らかなように、いずれの試験
温度の場合においても、実施例1は比較例1、2に比し
て優れた衝撃値を有していることが判明した。従って、
本発明の球状黒鉛鋳鉄の優れた特性を確認することがで
きた。
【0034】(引張特性試験)得られた実施例1、比較
例1、2の自動車足廻り部品1のX部及びY部から、J
IS Z 2201の4号試験片を採取し、引張特性試
験(引張強度、0.2%耐力及び伸びの測定)を実施し
た。結果を図2に示す。
【0035】 図2から明らかなように、引張強度、
0.2%耐力及び伸びのいずれの機械的性質に関して
も、実施例1は比較例1、2に比して何等劣らないこと
が判明した。従って、本発明の球状黒鉛鋳鉄の優れた特
性を確認することができた。
【0036】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明の球状黒
鉛鋳鉄は成分元素の含有率を所定の数値範囲内に設定し
ているため、低温脆性が改善され、且つ、従来の球状黒
鉛鋳鉄が有する引張強さ及び伸び等の引張特性をはじめ
とする機械的性質が損なわれることなく、そのまま保持
されている。従って、本発明の球状黒鉛鋳鉄は必要以上
に肉厚にしなくても、優れた低温脆性を有しているため
に、部品の軽量化を図ることが可能となる。そして、そ
の特性を活かし、連結金具等の電力設備用部品や、車輪
支持部品等の自動車部品等に好ましく適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 Uノッチシャルピー衝撃試験の結果を示すグ
ラフである。
【図2】 引張特性試験の結果を示すグラフである。
【図3】 自動車足廻り部品を示す斜視図である。
【図4】 衝撃負荷試験の実施態様を説明する斜視図で
ある。
【図5】 静負荷試験の実施態様を説明する斜視図であ
る。
【図6】 Uノッチ切り欠き試験片の形状及び寸法を示
す説明図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、
(c)はUノッチ切り欠き部の拡大図である。
【符号の説明】
1…自動車足廻り部品、2…把持材、5…Uノッチ切り
欠き試験片、6…Uノッチ切り欠き部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Cを3.1〜4.0質量%、Siを1.
    55〜1.95質量%、Niを2.0〜4.0質量%、
    Mnを0.4質量%以下含有するとともに、 試験温度が−40℃におけるUノッチシャルピー衝撃試
    験による衝撃値が、6J/cm2以上であることを特徴
    とする球状黒鉛鋳鉄。
  2. 【請求項2】 炭素当量が4.2〜4.6の範囲内であ
    る請求項1記載の球状黒鉛鋳鉄。
  3. 【請求項3】 引張強さが650〜850MPa、及び
    伸びが7.0〜14.5%である請求項1又は2に記載
    の球状黒鉛鋳鉄。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103045931A (zh) * 2013-01-22 2013-04-17 宁夏共享集团有限责任公司 一种低温无镍情况下获得合格机械性能的熔炼方法
CN103752781A (zh) * 2013-12-02 2014-04-30 沈阳工业大学 超低温下使用的球墨铸铁铸件铸造工艺方法

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