JPH03271312A - 鋳鉄溶湯の改質処理剤及び改質処理法 - Google Patents
鋳鉄溶湯の改質処理剤及び改質処理法Info
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Landscapes
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
イ、産業上の利用分野
本発明は、鋳鉄溶湯の改質処理剤及び改質処理法に関す
るものである。
るものである。
口、従来の技術
鋳鉄なかんづく、ねずみ鋳鉄の強靭化方法としてはＣｕ
、 Ｓｎ、 Ｍｎ等のパーライト析出傾向の強い元素を
添加させるとか、鋳鉄溶湯中のＣ及びＳｉを調整させる
方法がとられてきた。
、 Ｓｎ、 Ｍｎ等のパーライト析出傾向の強い元素を
添加させるとか、鋳鉄溶湯中のＣ及びＳｉを調整させる
方法がとられてきた。
鋳鉄においてＣ及びＳｉ等の元素の成分調整による鋳鉄
の強度を変えることは古くから行われている。
の強度を変えることは古くから行われている。
ハ、発明が解決しようとする問題点
しかしながら、低周波誘導炉や高周波誘導炉により鋳鉄
溶解を行った場合は、Ｃ及びＳｉ等の元素の成分調整は
比較的容易になし得るが、キュポラ溶解においては所望
の成分通りにその組成を調整することはかなり難しい技
術であり、又、Ｃｕ、 Ｓｎ等を単に添加するのみでは
所望の強度に向上せしめることは甚だ難しい、又、溶湯
需要量が少ない処では各種強度に対応する溶湯を作るこ
とは手数のかＮることであり、コスト上昇にも繋がるも
のである。
溶解を行った場合は、Ｃ及びＳｉ等の元素の成分調整は
比較的容易になし得るが、キュポラ溶解においては所望
の成分通りにその組成を調整することはかなり難しい技
術であり、又、Ｃｕ、 Ｓｎ等を単に添加するのみでは
所望の強度に向上せしめることは甚だ難しい、又、溶湯
需要量が少ない処では各種強度に対応する溶湯を作るこ
とは手数のかＮることであり、コスト上昇にも繋がるも
のである。
ニ、問題点を解決するための手段
本発明に於ては、Ｃ及びＳｉ量の調整を行わずにねずみ
鋳鉄溶湯の強度向上を図らんとし、鋳鉄溶湯に単に添加
するだけで極めて容易に所望の鋳鉄溶湯の強度を得られ
る鋳鉄溶湯改質処理剤を提案し、所望の強度を有する鋳
鉄溶湯を極めて簡単に得ることが出来るようにし、さら
に同時に大量に溶解した鋳鉄溶湯から強度の異なる多種
類の鋳鉄溶湯を簡単に得られる方法を提案せんとするも
のでＣ３，１０〜３．９０％、Ｓｉ１．５０〜３．００
％、Ｍｎ０．１０〜０．８０％、Ｐ０．１５０％以下、
５０．１５％以下残部Ｆｅより成る鋳鉄溶湯について、
Ｃｒ、 Ｍｏ、 Ｃｕ及びＶを単独又は複合の状態に
して、これにＲＥを配合した鋳鉄溶湯の強度を向上せし
める鋳鉄溶湯の改質処理剤とＣ３，１０〜３．９０％、
Ｓｉ１．５０〜３．００％１Ｍｎ０．１０〜０．８０％
、 Ｐ０．１５０％以下、３０．１５％以下残部Ｆｅよ
り成る鋳鉄溶湯から所望量の鋳鉄溶湯を取分け。
鋳鉄溶湯の強度向上を図らんとし、鋳鉄溶湯に単に添加
するだけで極めて容易に所望の鋳鉄溶湯の強度を得られ
る鋳鉄溶湯改質処理剤を提案し、所望の強度を有する鋳
鉄溶湯を極めて簡単に得ることが出来るようにし、さら
に同時に大量に溶解した鋳鉄溶湯から強度の異なる多種
類の鋳鉄溶湯を簡単に得られる方法を提案せんとするも
のでＣ３，１０〜３．９０％、Ｓｉ１．５０〜３．００
％、Ｍｎ０．１０〜０．８０％、Ｐ０．１５０％以下、
５０．１５％以下残部Ｆｅより成る鋳鉄溶湯について、
Ｃｒ、 Ｍｏ、 Ｃｕ及びＶを単独又は複合の状態に
して、これにＲＥを配合した鋳鉄溶湯の強度を向上せし
める鋳鉄溶湯の改質処理剤とＣ３，１０〜３．９０％、
Ｓｉ１．５０〜３．００％１Ｍｎ０．１０〜０．８０％
、 Ｐ０．１５０％以下、３０．１５％以下残部Ｆｅよ
り成る鋳鉄溶湯から所望量の鋳鉄溶湯を取分け。
これにＣｒ、 Ｍｏ、 Ｃｕ及びＶを単独又は複合の状
態にし、これにＲＥを配合して所望強度に対応させた改
質処理剤を添加し、所望強度の鋳鉄溶湯を得る方法を特
徴とする。
態にし、これにＲＥを配合して所望強度に対応させた改
質処理剤を添加し、所望強度の鋳鉄溶湯を得る方法を特
徴とする。
ホ、実施例
以下、実施例を述べて本発明の特徴とするところを説明
する。
する。
本発明の実施に当り対象とする鋳鉄は、通常ＦＣ２００
及びＦＣ２５０相当品のキュポラ並びに電気炉溶湯を元
湯として、ＦＣ３５０以上にすることを目的として改質
処理剤を添加処理するにある。
及びＦＣ２５０相当品のキュポラ並びに電気炉溶湯を元
湯として、ＦＣ３５０以上にすることを目的として改質
処理剤を添加処理するにある。
（実施例■）
３を酸性低周波溶湯Ｃ３，５６％、Ｓｉ１．８２％、Ｍ
ｎＯ。
ｎＯ。
５１％、Ｐ Ｏ，０８％、 ５０．０６０％なる組成の
ものを１４８０℃で出湯し、約１００ｋｇ（重量）取鍋
に分注し同湯に１４６０℃で７１０％、ＮｏｌＯ％、Ｃ
ｕ３０％、ＲＥ １０％残部Ｆｅ −Ｓｉ （重量％）
からなる改質処理剤（Ｉ）と、Ｃｒ１５％、ＮｏｌＯ％
、 Ｃｕ３０％、ＲＥ １０％残部Ｆｅ −Ｓｉからな
る改質処理剤（ＩＩ）を、溶湯に対し夫々１％、２％及
び３％添加した後、生砂型に３０ｗａ 丸棒として鋳
込んだ。引張り試験の結果は、第１図に示される如く改
質処理剤Ｉ及び■共添加処理量を増量するに従い強度が
著しく向上しているのがわかる。
ものを１４８０℃で出湯し、約１００ｋｇ（重量）取鍋
に分注し同湯に１４６０℃で７１０％、ＮｏｌＯ％、Ｃ
ｕ３０％、ＲＥ １０％残部Ｆｅ −Ｓｉ （重量％）
からなる改質処理剤（Ｉ）と、Ｃｒ１５％、ＮｏｌＯ％
、 Ｃｕ３０％、ＲＥ １０％残部Ｆｅ −Ｓｉからな
る改質処理剤（ＩＩ）を、溶湯に対し夫々１％、２％及
び３％添加した後、生砂型に３０ｗａ 丸棒として鋳
込んだ。引張り試験の結果は、第１図に示される如く改
質処理剤Ｉ及び■共添加処理量を増量するに従い強度が
著しく向上しているのがわかる。
第２図（２）は改質処理剤Ｉを用いて３％処理した場合
の１００倍の顕微鏡写真で、第２１１（１）に示す改質
処理剤添加なしの場合の顕微鏡写真と比較し、黒鉛が微
細化し強度上向上していることが証明される。
の１００倍の顕微鏡写真で、第２１１（１）に示す改質
処理剤添加なしの場合の顕微鏡写真と比較し、黒鉛が微
細化し強度上向上していることが証明される。
（実施例■）
２．５ｔ／ｈｒ酸性キユポラの溶湯Ｃ３，４１％、Ｓｉ
１．７３％、Ｍｎ０．４７％、Ｐ０．１１０％、Ｓ０．
１０％なる組成のもの２００ ｋｇ を分注し、改質処
理剤（１）及び（ｒｌ）を１４１０℃で２％添加処理し
３０■畢丸棒の生砂型に鋳込んだ、その結果、引張強さ
夫々３２．５ｋｇ−ｆ／■２及び３６．２ｋｇ−ｆ／鵬
２を得た。尚、この元湯の改質処理前の引張強は２７．
４ｋｇ−ｆ／■２で強度向上が確認できる。
１．７３％、Ｍｎ０．４７％、Ｐ０．１１０％、Ｓ０．
１０％なる組成のもの２００ ｋｇ を分注し、改質処
理剤（１）及び（ｒｌ）を１４１０℃で２％添加処理し
３０■畢丸棒の生砂型に鋳込んだ、その結果、引張強さ
夫々３２．５ｋｇ−ｆ／■２及び３６．２ｋｇ−ｆ／鵬
２を得た。尚、この元湯の改質処理前の引張強は２７．
４ｋｇ−ｆ／■２で強度向上が確認できる。
（実施例■）
実施例■と同様の酸性キュポラの溶湯を用いて改質処理
剤として１） Ｆｅ−Ｃｒ（６０％）合金にＲＥ Ｏ，
１５％を添加したもの、２） Ｆｅ−Ｃｒ（６０％〉合
金にＲＥＯ２３０％を添加したものを用いて改質処理剤
として１４２０℃の溶湯に０．３％添加攪拌した。 ３
０■φの生砂型丸棒に鋳込んだ後、引張強さを測定した
ところ第４図に示す結果となり上記合金による強度向上
は達せられたが、２）の合金添加では一部チル化減少が
認められ、この場合はＲＥ Ｏ，１５％併用合金が良好
であると云えた。
剤として１） Ｆｅ−Ｃｒ（６０％）合金にＲＥ Ｏ，
１５％を添加したもの、２） Ｆｅ−Ｃｒ（６０％〉合
金にＲＥＯ２３０％を添加したものを用いて改質処理剤
として１４２０℃の溶湯に０．３％添加攪拌した。 ３
０■φの生砂型丸棒に鋳込んだ後、引張強さを測定した
ところ第４図に示す結果となり上記合金による強度向上
は達せられたが、２）の合金添加では一部チル化減少が
認められ、この場合はＲＥ Ｏ，１５％併用合金が良好
であると云えた。
同様に３）Ｆｅ−Ｖ（８０％）合金にＲＥ Ｏ，１５％
と０．３０％添加、４） Ｆｅ−Ｎｏ（６０％）合金に
ＲＥ Ｏ，１５％と０．３０％添加、５）金属ＣｕにＲ
Ｅ Ｏ，１５％と０．３０％添加のものの結果を第４図
に示す、いずれにしてもこれら合金元素にＲＥを併用添
加した改質処理剤とすることにより、鋳鉄の強度向上が
確認された。ただＲＥの配合量はチル欠陥等を考慮すれ
ば各元素共０．１５％配合することが望ましい。
と０．３０％添加、４） Ｆｅ−Ｎｏ（６０％）合金に
ＲＥ Ｏ，１５％と０．３０％添加、５）金属ＣｕにＲ
Ｅ Ｏ，１５％と０．３０％添加のものの結果を第４図
に示す、いずれにしてもこれら合金元素にＲＥを併用添
加した改質処理剤とすることにより、鋳鉄の強度向上が
確認された。ただＲＥの配合量はチル欠陥等を考慮すれ
ば各元素共０．１５％配合することが望ましい。
尚、改質処理剤添加量０．３％と限定したのは、予備実
験において鋳造性、溶は込み性等を考慮し、最低強度保
証、防チル化性の各要因を検討した結果による。
験において鋳造性、溶は込み性等を考慮し、最低強度保
証、防チル化性の各要因を検討した結果による。
又、改質処理剤■に於てＭ０１０％としたが上下３％、
即ち７〜１３％が有効にしょうじうる。又、改質処理剤
■のＣｒ１５％については、１２〜１８％が有限使用可
能である。
即ち７〜１３％が有効にしょうじうる。又、改質処理剤
■のＣｒ１５％については、１２〜１８％が有限使用可
能である。
へ、発明の効果
上記の如き本発明によれば、Ｃ３，１０〜３．９０％、
Ｓｉ１．５０〜３．００％、Ｍｎ０．１０〜０．８０％
、Ｐ０．１５０％以下、Ｓ Ｏ，１５％以下残部Ｆｅよ
り成る鋳鉄溶湯について、 Ｃｒ、 Ｍ０．Ｃｕ及びＶ
を単独又は複合の状態にして、これにＲＥを配合したの
で、Ｃ及びＳｉ量の調整処理は何等行う必要がなく、単
に上記改質処理剤を添加するだけで容易に所望の強度の
鋳吠溶湯を得ることができる。然も、その添加も添加料
を単純に増加するだけで強度が向上するので作業が極め
て容易である。
Ｓｉ１．５０〜３．００％、Ｍｎ０．１０〜０．８０％
、Ｐ０．１５０％以下、Ｓ Ｏ，１５％以下残部Ｆｅよ
り成る鋳鉄溶湯について、 Ｃｒ、 Ｍ０．Ｃｕ及びＶ
を単独又は複合の状態にして、これにＲＥを配合したの
で、Ｃ及びＳｉ量の調整処理は何等行う必要がなく、単
に上記改質処理剤を添加するだけで容易に所望の強度の
鋳吠溶湯を得ることができる。然も、その添加も添加料
を単純に増加するだけで強度が向上するので作業が極め
て容易である。
更に又Ｃ３，１０〜３．９０％、 Ｓｉ１．５０〜３．
００％、 Ｍｎ０゜１０〜０．８０％、Ｐ０．１５０％
以下、ＳＯ，１５％以下残部Ｆｅより成る鋳鉄溶湯から
所望量の鋳鉄溶湯を取分け、これにＣｒ、 Ｍｏ、 Ｃ
ｕ及びＶを単独又は複合の状態にし、これにＲＥを配合
したので、−度に溶解した溶湯を所望量ずつ所望強度に
した鋳鉄を得られ、小規模生産も容易に然もコスト廉く
製造できる等実用効果は著大である。
００％、 Ｍｎ０゜１０〜０．８０％、Ｐ０．１５０％
以下、ＳＯ，１５％以下残部Ｆｅより成る鋳鉄溶湯から
所望量の鋳鉄溶湯を取分け、これにＣｒ、 Ｍｏ、 Ｃ
ｕ及びＶを単独又は複合の状態にし、これにＲＥを配合
したので、−度に溶解した溶湯を所望量ずつ所望強度に
した鋳鉄を得られ、小規模生産も容易に然もコスト廉く
製造できる等実用効果は著大である。
第１図は本発明による改質処理剤■及び■の溶湯への添
加量と引張り強さとの関係図、第２図（１）は改質処理
剤■を用い溶湯に対し３％（重量）添加処理した場合の
倍率１００倍の顕微鏡写真図、第２図（２）は改質処理
剤を用いない場合の顕微鏡写真図、第３図はＣｕ、Ｍｏ
、Ｃｒ、ＶにＲＥ配合添加した場合の引張り強さとの関
係図である。
加量と引張り強さとの関係図、第２図（１）は改質処理
剤■を用い溶湯に対し３％（重量）添加処理した場合の
倍率１００倍の顕微鏡写真図、第２図（２）は改質処理
剤を用いない場合の顕微鏡写真図、第３図はＣｕ、Ｍｏ
、Ｃｒ、ＶにＲＥ配合添加した場合の引張り強さとの関
係図である。
Claims (2)
- （１）Ｃ３．１０〜３．９０％、Ｓｉ１．５０〜３．０
０％、Ｍｎ０．１０〜０．８０％、Ｐ０．１５０％以下
、Ｓ０．１５％以下残部Ｆｅより成る鋳鉄溶湯について
、Ｃｒ、Ｍｏ、Ｃｕ及びＶを単独又は複合の状態にして
、これにＲＥを配合した鋳鉄溶湯の強度を向上せしめる
鋳鉄溶湯の改質処理剤。 - （２）Ｃ３．１０〜３．９０％、Ｓｉ１．５０〜３．０
０％、Ｍｎ０．１０〜０．８０％、Ｐ０．１５０％以下
、Ｓ０．１５％以下残部Ｆｅより成る鋳鉄溶湯から所望
量の鋳鉄溶湯を取分け、これにＣｒ、Ｍｏ、Ｃｕ及びＶ
を単独又は複合の状態にし、これにＲＥを配合し所望強
度に対応させた改質処理剤を添加し、所望強度の鋳鉄溶
湯を得ることを特徴とする鋳鉄溶湯の改質処理法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6942290A JPH03271312A (ja) | 1990-03-19 | 1990-03-19 | 鋳鉄溶湯の改質処理剤及び改質処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6942290A JPH03271312A (ja) | 1990-03-19 | 1990-03-19 | 鋳鉄溶湯の改質処理剤及び改質処理法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03271312A true JPH03271312A (ja) | 1991-12-03 |
Family
ID=13402165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6942290A Pending JPH03271312A (ja) | 1990-03-19 | 1990-03-19 | 鋳鉄溶湯の改質処理剤及び改質処理法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03271312A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6053990A (en) * | 1994-09-09 | 2000-04-25 | Ab Volvo | Perlitic grey iron for brake components |
| CN105624545A (zh) * | 2016-01-21 | 2016-06-01 | Bpw(梅州）车轴有限公司 | 一种高碳当量制动盘及其制备方法 |
| CN107245639A (zh) * | 2017-06-12 | 2017-10-13 | 赵昆山 | 一种锁条及其制备方法 |
| CN109266954A (zh) * | 2018-11-02 | 2019-01-25 | 常熟市金诺精工模具有限公司 | 稀土合金铸铁玻璃模具材料的制造方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS644411A (en) * | 1987-06-26 | 1989-01-09 | Nissan Motor | Spheroidal graphite cast iron |
-
1990
- 1990-03-19 JP JP6942290A patent/JPH03271312A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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| CN109266954A (zh) * | 2018-11-02 | 2019-01-25 | 常熟市金诺精工模具有限公司 | 稀土合金铸铁玻璃模具材料的制造方法 |
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