JP2002194397A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 店舗やオフィス、ホテル等の玄関マットやフ
ロアマットの洗浄やフロアクリーニング用モップ等の洗
浄に好適な洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】 実質的にリン酸塩及びアルミノシリケー
トを含まず、下記(A)〜(C)成分を含有することを
特徴とする洗浄剤組成物。 (A)非石鹸系アニオンが20質量%以上となる界面活
性剤:4〜35質量% (B)水溶性かつ結晶性の無機塩類:20〜60質量% (C)高分子及び低分子の有機2価金属イオン捕捉剤:
10〜40質量% 【効果】 リン酸塩やアルミノ珪酸塩を使用することな
く、洗剤製造装置への粉体の付着等の問題や連続洗濯機
等の洗濯装置の配管やバルブの閉塞等のトラブルが発生
することがなく、洗剤粒子の流動性が良好で、洗浄力に
優れた洗剤組成物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄剤組成物に関
し、特に、ダストコントロールの分野において、店舗や
オフィス、ホテル等の玄関マットやフロアマットの洗浄
やフロアクリーニング用モップ等の洗浄に好適に用いる
ことができる洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダストコントロールの分野におい
て、店舗やオフィス、ホテル等の玄関マットやフロアマ
ットの洗浄やフロアクリーニング用モップなど洗浄用具
の洗浄を行う際にリン酸塩を含有した粉末洗剤が一般的
に使用されてきている。
【0003】一般に、マットやモップの洗浄において
は、泥等の汚れが大量に共存するためリン酸塩といった
ビルダーの使用は不可欠である。また、マットやモップ
には、汚れを吸着させるため流動パラフィンが主成分の
油剤が塗布されており、この油剤の除去に関しては、ノ
ニオン界面活性剤が有効であることが知られている。こ
のノニオン界面活性剤の担体としてもリン酸塩は有効で
あることから、近年まで、リン酸塩を含有した粉末洗剤
が主流をなしていた所以である。
【0004】更に、リン酸塩に代わるビルダーとして
は、一般的にアルミノシリケート(アルミノ珪酸塩)が
知られている。本基剤は、ノニオン界面活性剤の担体と
しての能力も高いことから有効な代替基剤と考えられる
が、本分野で使用される連続洗濯機を考慮した場合、水
不溶性のアルミノシリケートは配管やバルブの閉塞を誘
発し大きなトラブルを生じさせる点で好ましい基剤では
ないものである。また、アミノポリカルボン酸塩もビル
ダーとしては有効な基剤であるが、担体としての能力に
乏しく、やはり水不溶性の不定形シリカを多量に添加す
る必要性があり、上記アルミノシリケートと同様の課題
を抱えている。
【0005】一方、マットやモップの洗浄を行った後の
排水処理では、凝集沈殿法による処理が行われるのが一
般的である。この際、アニオン界面活性剤が必須成分と
して必要であり、このため、ノニオン界面活性剤とアニ
オン界面活性剤を組合せた洗剤が用いられている。この
ノニオン界面活性剤とアニオン界面活性剤とを組み合わ
せた粉末洗剤を製造するには、アニオン界面活性剤を噴
霧乾燥法等により粉体化後、炭酸塩や硫酸塩等の無機粉
体と混合し、ノニオン界面活性剤を噴霧等により含浸さ
せることにより製造されている。
【0006】しかしながら、特に、ドライブレンドにお
いては、例えば、特開平7−133497号公報に記載
されるように、ノニオン界面活性剤を噴霧する際に担体
能力の高いリン酸塩やアルミノシリケートを介在させな
いと機械装置への粉体の付着等が発生し製造が困難にな
る、あるいは製造の都度、機械の洗浄を行わなければな
らないといった課題が生じており、非石鹸系アニオン界
面活性剤を併用した場合に、この課題はさらに顕著とな
るものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の課題に鑑み、これを解消しようとするものであり、
リン酸塩やアルミノシリケート(ゼオライト類)を使用
することなく、洗剤製造装置への粉体の付着等の課題や
連続洗濯機等の洗濯装置の配管やバルブの閉塞等のトラ
ブルが発生することのない、洗浄剤組成物を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
技術の課題などについて、鋭意検討した結果、実質的に
リン酸塩及びアルミノシリケートを含まず、かつ、非石
鹸系アニオンを特定量以上含む界面活性剤と、特定の無
機塩類及び特定の有機2価金属イオン捕捉剤を夫々特定
量含有せしめることにより、上記目的の洗浄剤組成物が
得られることを見いだし、本発明を完成するに至ったの
である。すなわち、本発明の洗浄剤組成物は、実質的に
リン酸塩及びアルミノシリケートを含まず、下記(A)
〜(C)成分を含有することを特徴とする。 (A)界面活性剤中に非石鹸系アニオン界面活性剤を2
0質量%以上含む界面活性剤:4〜35質量% (B)水溶性かつ結晶性の無機塩類:20〜60質量% (C)高分子及び低分子の有機2価金属イオン捕捉剤:
10〜40質量%
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。本発明の洗浄剤組成物は、実質的にリン
酸塩及びアルミノシリケートを含まず、下記(A)〜
(C)成分を含有することを特徴とするものである。 (A)界面活性剤中に非石鹸系アニオン界面活性剤を2
0質量%以上含む界面活性剤:4〜35質量% (B)水溶性かつ結晶性の無機塩類:20〜60質量% (C)高分子及び低分子の有機2価金属イオン捕捉剤:
10〜40質量%
【0010】本発明における(A)成分は、界面活性剤
中に非石鹸系アニオン界面活性剤を20質量%以上含む
界面活性剤が使用される。非石鹸系アニオン界面活性剤
としては、例えば、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸
塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩等
で、塩としてはアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、
有機アミン塩などが挙げられ、これらは単独で、又は2
種以上混合して用いることができる。これらの非石鹸系
アニオン界面活性剤は、用いる界面活性剤中(全量)に
対して、20質量%以上とすることにより、排水処理時
の凝集沈殿性を良好とすることができる。なお、この非
石鹸系アニオン界面活性剤が20質量%未満であると、
排水処理での凝集沈殿性が良好でなく、好ましくない。
この非石鹸系アニオン界面活性剤は、好ましくは、製造
機械への付着抑制の点から、無機塩と共に噴霧乾燥され
た5質量%未満の水分含有量を有する粉末を使用するこ
とが望ましい。用いる無機塩としては、硫酸塩、炭酸
塩、珪酸塩等で、塩としてはアルカリ金属塩、アルカリ
土類金属塩などが挙げられる。
【0011】また、上記非石鹸系アニオン界面活性剤以
外に用いることができる界面活性剤としては、特に限定
されるものでないが、例えば、ノニオン界面活性剤、石
鹸、両性界面活性剤、カチオン界面活性剤等が挙げられ
る。ノニオン界面活性剤としては、例えば、以下のi)
〜v)が挙げられる。 i) 炭素数8〜18の第一級または第二級アルコール
にエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイド
を平均で5〜20モル付加したポリオキシアルキレンア
ルキルまたはアルケニルエーテル、 ii) 炭素数8〜22の脂肪酸にエチレンオキサイド及
び/又はプロピレンオキサイドを平均で5〜20モル付
加したポリオキシアルキレンアルキルまたはアルケニル
脂肪酸エステル、 iii) 炭素数8〜22の脂肪酸のアルカノールアマイド
及び/又はこれにエチレンオキサイド及び/又はプロピ
レンオキサイドを平均で1〜7モル付加したアルキルま
たはアルケニル脂肪酸アルカノールアマイドまたはポリ
オキシアルキレンアルキルまたはアルケニル脂肪酸アル
カノールアマイド、 iv) 炭素数8〜18のアルキル基を有するアミンにエ
チレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを平
均で1〜14モル付加したポリオキシアルキレンアルキ
ルまたはアルケニルアミン、 v) アルキル基の炭素数が8〜22の脂肪酸が1〜2
モル付加した構造であるソルビタンアルキレートまたは
そのアルキレンオキシド付加物、などが挙げられ、これ
らのアルキルまたはアルケニル基は直鎖または分岐鎖の
何れであっても良い。また、これらは単独で、又は2種
以上混合して用いることができる。また、石鹸として
は、例えば、牛脂脂肪酸石鹸、パーム脂肪酸石鹸、ヤシ
油脂肪酸石鹸などが挙げられ、これらは単独で、又は2
種以上混合して用いることができる。
【0012】特に、好ましい(A)成分は、洗浄性能の
点から、上記界面活性剤中に20質量%以上の非石鹸系
アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤及び石鹸の三
成分からなる界面活性剤の組合わせが望ましい。なお、
この組合わせにおけるノニオン界面活性剤の含有量は、
界面活性剤中に15〜75質量%、石鹸の含有量は、5
〜25質量%とすることが望ましい。
【0013】これらの(A)成分の含有量は、洗浄剤組
成物全量に対して、4〜35質量%、好ましくは、8〜
30質量%である。この(A)成分の含有量が4質量%
未満であると、洗浄性能が低下することとなり、また、
35質量%を越えると、製造時の装置への付着が著しく
なり、好ましくない。
【0014】本発明における(B)成分は、水溶性かつ
結晶性の無機塩類が使用される。この無機塩類が水溶性
かつ結晶性であることにより、洗濯装置の配管やバルブ
閉塞等のトラブルを回避することができる。この無機塩
類としては、例えば、軽質炭酸ナトリウム、重質炭酸ナ
トリウム、炭酸水素ナトリウム、無水メタ珪酸ナトリウ
ム、硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナト
リウム、または、これらのカリウム塩などが挙げられ、
これらは単独で、又は2種以上混合して用いることがで
きる。これらの(B)成分の含有量は、洗浄剤組成物全
量に対して、20〜60質量%、好ましくは、25〜5
5質量%である。この(B)成分の含有量が20質量%
未満であると、製造時の装置への付着トラブルを発生す
ることとなり、また、60質量%を越えると、洗浄性能
が低下することとなり、好ましくない。
【0015】本発明における(C)成分は、高分子及び
低分子の有機2価金属イオン捕捉剤が用いられる。高分
子の有機2価金属イオン捕捉剤としては、例えば、ポリ
アクリル酸、アクリル酸−アリルアルコール共重合体、
アクリル酸−マレイン酸共重合体、ヒドロキシアクリル
酸重合体、多糖類−アクリル酸共重合体等のアクリル酸
重合体および共重合体;マレイン酸、イタコン酸、フマ
ル酸、テトラメチレン1,2−ジカルボン酸、コハク
酸、アスパラギン酸等の重合体または共重合体及び以上
に挙げたものの塩などが挙げられる。好ましくは、洗浄
性能の点から、ポリアクリル酸塩、およびアクリル酸−
マレイン酸共重合体の塩が望ましい。
【0016】また、低分子の有機2価金属イオン捕捉剤
としては、例えば、ニトリロトリ酢酸塩、エチレンジア
ミンテトラ酢酸塩、β−アラニンジ酢酸塩、アスパラギ
ン酸ジ酢酸塩、メチルグリシンジ酢酸塩、イミノジコハ
ク酸塩等のアミノカルボン酸塩;セリンジ酢酸塩、ヒド
ロキシイミノジコハク酸塩、ヒドロキシエチルエチレン
ジアミン三酢酸塩、ジヒドロキシエチルグリシン塩等の
ヒドロキシアミノカルボン酸塩;ヒドロキシ酢酸塩、酒
石酸塩、クエン酸塩、グルコン酸塩等のヒドロキシカル
ボン酸塩;ピロメリット酸塩、ベンゾポリカルボン酸
塩、シクロペンタンテトラカルボン酸塩等のシクロカル
ボン酸塩;カルボキシメチルタルトロネート、カルボキ
シメチルオキシサクシネート、オキシジサクシネート、
酒石酸モノまたはジサクシネート等のエーテルカルボン
酸塩が挙げられる。塩としては、例えば、アルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩、有機アミン塩などが挙げられ
る。好ましくは、洗浄性能の点からアミノカルボン酸
塩、ヒドロキシカルボン酸塩が望ましい。
【0017】本発明において、(C)成分の組合わせ
は、洗浄力を向上せしめる点から、上記高分子の有機2
価金属イオン捕捉剤から選ばれる少なくとも1種(C−
1)と、上記低分子の有機2価金属イオン捕捉剤から選
ばれる少なくとも1種(C−2)の組合わせとする。更
に、このC−1/C−2は、質量比で、好ましくは、1
/10〜10/1、更に好ましくは、1/3〜3/1と
することが望ましい。これらの(C)成分の含有量は、
洗浄剤組成物全量に対して、10〜40質量%、好まし
くは、12〜35質量%である。この(C)成分の含有
量が10質量%未満であると、洗浄力が低下することと
なり、また、40質量%を越えると、製造時の装置付着
が著しくなり、好ましくない。
【0018】本発明の洗浄剤組成物には、上記(A)成
分〜(C)成分の他、本発明の効果を損なわない範囲
で、ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウムなどの再汚染防止剤、水(精製水、イオ
ン交換水等)、無機金属イオン捕捉剤、酵素を含有せし
めることができる。
【0019】このように構成される洗浄剤組成物では、
(A)界面活性剤中に非石鹸系アニオン界面活性剤を2
0質量%以上含む界面活性剤4〜35質量%と、(B)
水溶性かつ結晶性の無機塩類20〜60質量%と、
(C)高分子及び低分子の有機2価金属イオン捕捉剤1
0〜40質量%とを含有せしめた洗浄剤組成物とするこ
とにより、実質的にリン酸塩及びアルミノシリケートを
含有しなくても、機械装置への粉体の付着等のトラブル
が発生せず、また、連続洗濯機等の洗濯装置の配管やバ
ルブの閉塞等のトラブルが発生することがなく、洗浄力
に優れた洗浄剤組成物が提供されることとなる。従っ
て、本発明の洗浄剤組成物は、特に、ダストコントロー
ルの分野において、店舗やオフィス、ホテル等の玄関マ
ットやフロアマットの洗浄やフロアクリーニング用モッ
プ等の洗浄用具の洗浄に好適に用いることができるもの
となる。
【0020】
【実施例】次に、実施例及び比較例により、本発明を更
に詳細に説明するが、本発明は、下記実施例に限定され
るものではない。
【0021】〔実施例1〜12及び比較例1〜9〕 <洗浄剤組成物の調製方法>有効容積10Lのリボンミ
キサーに、下記表1〜5に示す各無機塩、金属イオン捕
捉剤、その他の成分を添加し攪拌混合した。次いで、ノ
ニオン界面活性剤を40℃、600KPaで噴霧し、噴
霧終了後、下記表1〜5に示す非石鹸系アニオン界面活
性剤及び石鹸を添加し、2分間攪拌混合を行ない各洗浄
剤組成物を調製した。得られた各洗浄剤組成物につい
て、下記各評価法により、洗浄剤製造装置への付着、安
息角(°)、凝集沈殿性及び洗浄力を評価した。これら
の結果を下記表1〜表5に示す。
【0022】下記表1〜5に示す各界面活性剤、無機塩
類、高分子及び低分子の有機2価金属イオン捕捉剤など
の略号は、次のとおりである。 <ノニオン界面活性剤> N−1:ヤシ由来アルコールにエチレンオキシドを平均
で12モル付加したもの N−2:ヤシ由来アルコールにエチレンオキシドを平均
で8モル付加したもの N−3:炭素鎖長13のα−メチル分岐第1級アルコー
ルにエチレンオキシドを平均で9モル付加したもの N−4:炭素鎖長13のα−メチル分岐第1級アルコー
ルにエチレンオキシドを平均で6モル、プロピレンオキ
シドを平均で2モル付加したもの N−5:炭素鎖長13のα−メチル分岐第1級アルコー
ルにエチレンオキシドを平均で15モル、プロピレンオ
キシドを平均で3モル付加したもの N−6:炭素鎖長12−14の第2級アルコールにエチ
レンオキシドを平均で12モル付加したもの(商品名
レオコールSC−120 ライオン(株)社製) N−7:炭素鎖長13の多分岐鎖を有する第1級アルコ
ールにエチレンオキシドを平均で9モル付加したもの
(商品名 LUTENSOL TO9BASF社製)
【0023】<非石鹸系アニオン界面活性剤> A−1:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
(商品名 ライポン PS−860 ライオン(株)社
製) A−2:ラウリル硫酸ナトリウム(商品名 アルスコー
プ LN−90 東邦化学工業(株)社製) A−3:α−オレフィンスルホン酸ナトリウム(リポラ
ン PB−800 ライオン(株)社製) <石鹸> S−1:牛脂脂肪酸石鹸 S−2:パーム脂肪酸石鹸
【0024】<無機塩> B−1:軽質炭酸ナトリウム B−2:重質炭酸ナトリウム B−3:無水メタ珪酸ナトリウム B−4:硫酸ナトリウム <金属イオン捕捉剤> C−1:ニトリロ三酢酸ナトリウム(商品名 TRIL
ON A92R BASF社製) C−2:アクリル酸マレイン酸共重合体のナトリウム塩
(商品名 ソカランCP−7BASF社製) <その他の成分> T−1:PEG#6000(ポリエチレングリコール
6000) T−2:カルボキシメチルセルロースナトリウム T−3:水
【0025】〔装置への付着の評価法〕洗浄剤組成物の
調製方法に基づき、洗浄剤をリボンミキサーで調製し、
組成物を排出後、装置に付着した組成物を目視により、
下記評価基準により評価した。 評価基準: 〇:装置への付着がない。 △:装置への付着が認められる。 ×:装置への付着が著しい。
【0026】〔安息角の評価法〕JIS Z 2505
に準拠して評価した。安息角(°)は、数値が低いほ
ど、粉体の流動性が良好なことを示す。
【0027】〔凝集沈殿性の評価法〕洗浄力評価時の排
液を900mL(洗浄時排液300mL、すすぎ時各3
00mL)取り、硫酸にてpHを5.5に調整後、ポリ
塩化アルミニウム(PAC)を5000ppm投入し、
5分撹拌し、5分静止後の状態を下記評価基準で評価し
た。 評価基準: 〇:上澄み透明 △:上澄み白濁 ×:上澄み白濁、凝集フロック浮上
【0028】〔洗浄力の評価法〕5cm×5cmに裁断
した洗浄力評価布(EMPA106:EMPA TES
T MATERIAL社製)5枚ずつを縫い付けたシー
ツを、実使用後回収されたモップ10Kgと共に、パッ
チワッシャー(ECONIMAT10 アサヒ製作所
製)にいれ、洗剤組成物200gを用い、70℃ 10
分洗浄後、すすぎを2回行った。パッチワッシャーより
評価布を取り出し、乾燥後評価布の反射率を測定し、下
記式にて洗浄率を求め、下記評価基準にて洗浄力評価を
行った。
【0029】
【数1】 評価基準: 〇:洗浄率25%を超えるもの △:洗浄率20〜25%以下 ×:洗浄率20%以下
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】
【表4】
【0034】
【表5】
【0035】上記表1〜表5の結果から明らかなよう
に、本発明の範囲内となる実施例1〜12は、本発明の
範囲外となる比較例1〜9に較べて、洗剤製造装置への
粉体の付着がなく、洗剤粒子の流動性及び凝集沈殿性が
良好であり、洗浄力にも優れた洗浄剤組成物となること
が判明した。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、リン酸塩やアルミノシ
リケートを使用することなく、洗剤製造装置への粉体の
付着等の問題や連続洗濯機等の洗濯装置の配管やバルブ
の閉塞等のトラブルが発生することがなく、洗剤粒子の
流動性が良好で、洗浄力に優れた洗浄剤組成物が提供さ
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 久弥 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4H003 AB03 AB15 AB19 AB27 AC08 AC09 AC23 DA04 EA12 EA15 EA16 EB15 EB32 EB36 EB42 ED02 FA15 FA21 FA41

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的にリン酸塩及びアルミノシリケー
    トを含まず、下記(A)〜(C)成分を含有することを
    特徴とする洗浄剤組成物。 (A)界面活性剤中に非石鹸系アニオン界面活性剤を2
    0質量%以上含む界面活性剤:4〜35質量% (B)水溶性かつ結晶性の無機塩類:20〜60質量% (C)高分子及び低分子の有機2価金属イオン捕捉剤:
    10〜40質量%
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