JP2002193356A - タバコ包装箱 - Google Patents

タバコ包装箱

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JP2002193356A
JP2002193356A JP2000400191A JP2000400191A JP2002193356A JP 2002193356 A JP2002193356 A JP 2002193356A JP 2000400191 A JP2000400191 A JP 2000400191A JP 2000400191 A JP2000400191 A JP 2000400191A JP 2002193356 A JP2002193356 A JP 2002193356A
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lid
box
cigarette
thread
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JP2000400191A
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Katakazu Kataoka
方和 片岡
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HARUNO INTERNATIONAL KK
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HARUNO INTERNAT KK
HARUNO INTERNATIONAL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タバコ取り出し用開口を簡単に、かつ、外観
良く形成することができるタバコ包装箱用の内箱を提供
する。 【解決手段】 タバコ包装箱10では、内箱12が、一
枚の包装紙を折り曲げた4個の側壁24〜30からなる
四角筒体と、四角筒体の側壁から下方に延在する底壁4
8〜56を折り曲げてなる底部22と、四角筒体の側壁
から上方に延在する蓋壁98〜106を折り曲げてなる
蓋部20とを備えた箱体として形成される。更に、一端
38aが自由端の糸状部材38が、帯封を挟む蓋部20
の少なくとも一方の端部に位置し、かつ外箱14から露
出する四角形領域の各辺に沿って張り付けられる。タバ
コ取り出しに際しては、糸状部材38の一端38aを引
っ張ることにより糸状部材38と共に四角形領域を蓋部
20から脱離させて、内箱12にタバコ取り出し用開口
36を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上部に開口を有す
る外箱と、外箱の内側に設けられ、複数本の紙巻きタバ
コを収容する内箱とを備え、外箱の上部開口の中央を帯
封するタバコ包装箱に関し、更に詳細には、タバコ取り
出し用開口が容易に形成できる構造の内箱を備えたタバ
コ包装箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、タバコ包装箱は、上部に開口を
有する外箱と、外箱の内側に設けられ、複数本の紙巻き
タバコを収容する内箱とを備えた構造を有している。内
箱は、四角形の包装紙を所定の順序で折り曲げることに
より四角筒体状に形成されており、内方に所定本数の紙
巻きタバコを包み込んだ状態で外箱内に収容される。内
箱を収容した外箱は、その上部開口の中央部分が帯封さ
れ、更に、透明包装シートで包装される。このような構
造のタバコ包装箱から紙巻きタバコを取り出す際には、
通常、透明包装シートの上部を脱離させて、外箱の上部
開口から内箱の上部(蓋部)を露出させ、この状態にお
いて、帯封を挟む蓋部の一方の端部の四角形領域を指で
挟みつつ切り取り、タバコ取り出し用開口を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のタバコ
包装箱には、次のような欠点があった。つまり、タバコ
取り出し用開口を形成するに際して、内箱の一部を指で
挟んで引っ張りながら切り取るので、取り扱いが面倒で
あるととともに、形成後のタバコ取り出し用開口の周囲
の辺が鋸歯状となり、外観的に良好とは言えなかった。
【0004】そこで、本発明は、かかる従来の実情に鑑
みて提案されたものであって、タバコ取り出し用開口を
簡単に、かつ、外観良く形成することができるタバコ包
装箱を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るタバコ包装箱は、上部に開口を有する
外箱と、外箱の内側に設けられ、複数本の紙巻きタバコ
を収容する内箱とを備え、外箱の上部開口の中央を帯封
するタバコ包装箱において、内箱が、一枚の包装紙を折
り曲げた4個の側壁からなる四角筒体と、四角筒体の側
壁から下方に延在する底壁を折り曲げてなる底部と、四
角筒体の側壁から上方に延在する蓋壁を折り曲げてなる
蓋部とを備えた箱体として形成され、一端が自由端の糸
状部材が、帯封を挟む蓋部の少なくとも一方の端部に位
置し、かつ外箱から露出する四角形領域の各辺に沿って
張り付けられ、タバコ取り出しに際して、糸状部材の一
端を引っ張ることにより糸状部材と共に四角形領域を蓋
部から脱離させて、内箱にタバコ取り出し用開口を形成
することを特徴としている。
【0006】本発明のタバコ包装箱では、糸状部材の一
端を引っ張ることにより、四角形領域の各辺を糸状部材
に沿って切断して蓋部から脱離させ、タバコ取り出し用
開口を極めて簡単に形成することができる。この際、糸
状部材に沿って内箱が直線的に切断されるので、タバコ
取り出し用開口の外観が良好になる。糸状部材が、帯封
を挟む蓋部の双方の端部に設けられていれば、購入者の
好みに応じて、外箱の絵柄に合うように、いずれかの端
部にタバコ取り出し用開口を形成することが可能にな
る。
【0007】当初、本発明者は、1本の糸状部材を内箱
に予め糊付け固定しておけば、糸状部材の一端を引っ張
ることにより、糸状部材と共に内箱を連続的に切り取
り、切り取った部分にタバコ取り出し用開口を形成する
ことができる点に着目した。しかし、従来市販されてい
るタバコ包装箱の内箱には、所定本数を四角筒状に束ね
たタバコ束をその厚さ前後方向から挟み込んで収容でき
るようにした、四角形の1枚の用紙が用いられている。
このため、タバコ取り出し用開口を形成すべき領域は、
タバコ束の前後方向から重ね合わされた連続しない用紙
を切り取らなければならず、一本の糸状部材の一端を引
っ張ることによって内箱を連続的に切断することはでき
ない。そこで、本発明者は、鋭意研究を重ね、糸状部材
の一端を引っ張ることにより内箱の所定部分を連続的に
切り取ってタバコ取り出し用開口を形成することができ
る形状の内箱を完成させた。
【0008】すなわち、内箱の具体的な構成としては、
縦方向折曲線を介して横方向に連続する、第1背面壁、
第1側面壁、正面壁、第2側面壁、及び、第1背面壁に
部分的に重ね合わされて第1背面壁とで1つの面をなす
第2背面壁を備え、第1背面壁及び第2背面壁と、第1
側面壁と、正面壁と、第2側面壁とでそれぞれ形成され
た4個の側壁を備えている。また、底壁折曲線を介して
横方向に連続し、かつ、第1横方向折曲線を介して、第
1背面壁、第1側面壁、正面壁、第2側面壁、及び第2
背面壁から下方に延在する第1底壁、第2底壁、第3底
壁、第4底壁、及び、第1底壁に部分的に重ね合わされ
て第1底壁とで1つの面をなす第5底壁を備え、第1底
壁及び第5底壁と、第2底壁と、第3底壁と、第4底壁
とで形成される底部を備えている。更に、蓋壁折曲線を
介して横方向に連続し、かつ、第2横方向折曲線を介し
て、第1背面壁、第1側面壁、正面壁、第2側面壁、及
び第2背面壁から上方に延在する第1蓋壁、第2蓋壁、
第3蓋壁、第4蓋壁、及び、第1蓋壁に部分的に重ね合
わされて第1蓋壁とで1つの面をなす第5蓋壁を備え、
第1蓋壁及び第5蓋壁と、第2蓋壁と、第3蓋壁と、第
4蓋壁とで形成される蓋部を備えている。また、第1蓋
壁及び第3蓋壁の、第2蓋壁にそれぞれ近接する部分
と、第2蓋壁と第2側面壁との境界辺とにわたるように
糸状部材が張り付けられ、糸状部材の少なくとも一方の
端部が第1蓋壁又は第3蓋壁の外縁側に突出している。
組み立てに際しては、第1背面壁、第1側面壁、正面
壁、第2側面壁、及び第2背面壁をそれぞれ縦方向折曲
線に沿って折曲し、かつ、第1背面壁と第2背面壁とを
部分的に重ね合わせて張り付けて四角筒状に形成し、第
1から第5底壁を第1横方向折曲線に沿ってそれぞれそ
の対向する第1背面壁、第1側面壁、正面壁、第2側面
壁、及び第2背面壁に向かって折曲し、かつ、相互に部
分的に重ね合わせて底部を形成し、更に、第1から第5
蓋壁を第2横方向折曲線に沿ってそれぞれその対向する
第1背面壁、第1側面壁、正面壁、第2側面壁、及び第
2背面壁に向かって折曲し、かつ、相互に部分的に重ね
合わせて蓋部を形成することにより、箱体に組み立て
る。
【0009】また、内箱は、相互に張り合わされたアル
ミニウム箔と薄紙とから構成されており、糸状部材は、
アルミニウム箔と薄紙との間に糊付けされて固定されて
いることが好ましい。これにより、一本の糸状部材によ
ってタバコ取り出し用開口を確実に開放できる構成を得
ることができる。糸状部材は、内箱よりも強度が大き
く、かつ、可撓性を有するのであれば、木綿、合成繊
維、合成樹脂等を含む他のどのような材質でも用いるこ
とが可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照して、実
施形態例に基づいて本発明をより詳細に説明する。図1
は、実施形態例1に係るタバコ包装箱用の内箱を、所定
数のタバコを包み込んだ実際の組立状態で示す斜視図で
ある。
【0011】実施形態例1 図1に示すように、タバコ包装箱10は、上部に開口を
有する外箱14と、外箱14の内側に設けられ、複数本
の紙巻きタバコ18(図4参照)を収容する内箱12
と、セロファン等からなる透明包装シート16とを備
え、外箱14の上部開口の中央が帯体34で帯封されて
いる。
【0012】内箱12は、四角形の底部22と、底部2
2の各縁辺から高さ方向に伸びる4個の側壁24、2
6、28、30と、4個の側壁24〜30に各辺がそれ
ぞれに繋がった四角形の蓋部20とを備えた箱体として
組み立てられている。外箱14は、蓋部20に相当する
部分は無く開放されているが、全体的には内箱12とほ
ぼ同じサイズの箱体状に形成されている。外箱14を覆
う透明包装シート16は、外箱14の周囲を取り巻くよ
うに延在する切り取り帯材32を有している。切り取り
帯材32の自由端とされた摘み32aを引っ張ることに
より、外箱14の周面に沿って切り取り帯材32を切断
し、蓋部20を開放することができる。
【0013】図2は、タバコ包装箱10のタバコ取り出
し用開口の形成部分を拡大して示す斜視図である。タバ
コ取り出し用開口36は、帯封(34)を挟む蓋部20
の一方の端部に位置し、かつ外箱14から露出する四角
形領域に形成される。この四角形領域は、蓋部20の表
側及び裏側双方の上縁辺と、側壁28の上縁辺と、帯体
34の一辺とによって囲まれて区画される。
【0014】内箱12の裏面側には、四角形領域の4つ
の辺に沿うように糸状部材38が糊付け固定されてい
る。糸状部材38は、四角形領域の4辺を足した長さよ
りもやや長く形成されており、5〜10mmの長さの一
端38aが自由端として外方に突出し、同程度の長さの
他端38bが内箱12の裏面側に糊付け固定されてい
る。従って、一端38aを糸状部材38の延在方向に沿
って持ち上げながら引っ張ることにより、四角形領域の
各辺を糸状部材38と共に切断して脱離させ、タバコ取
り出し用開口36を形成することができる。
【0015】図3は、糊代による接合を行う前の状態で
内箱12を展開した展開体を示す。展開体は、縦方向折
曲線40〜46を介して横方向に連続する、第1背面壁
48、第1側面壁50、正面壁52、第2側面壁54、
及び、第1背面壁48に部分的に重ね合わされて第1背
面壁48とで1つの面をなす第2背面壁56を備え、第
1背面壁48及び第2背面壁56と、第1側面壁50
と、正面壁52と、第2側面壁54とでそれぞれ形成さ
れた4個の側壁24〜30(図1参照)を備えている。
【0016】正面壁52の幅L1は、所定本数(例えば
20本)の紙巻きタバコを所定の状態に束ねたときの横
方向の幅とほぼ等しくなるように設定され、第1側面壁
50及び第2側面壁54それぞれの厚さL2は、所定本
数の紙巻きタバコを所定の状態に束ねたときの厚さとほ
ぼ等しくなるように設定されている。また、第1背面壁
48及び第2背面壁56それぞれの幅L3は、組み立て
時に図3の奥側に折り込まれた際に、第2背面壁56が
その糊代幅L4を第1背面壁48に重ね合わせた状態で
の幅が、正面壁52の幅L1と等しくなるように設定さ
れている。
【0017】また、底壁折曲線58、60、62、64
を介して横方向に連続し、かつ、第1横方向折曲線76
を介して、第1背面壁48、第1側面壁50、正面壁5
2、第2側面壁54、及び第2背面壁56から下方に延
在する第1底壁66、第2底壁68、第3底壁70、第
4底壁72、及び、第1底壁66に部分的に重ね合わさ
れて第1底壁66とで1つの面をなす第5底壁74を備
えている。第1底壁66及び第5底壁74と、第2底壁
68と、第3底壁70と、第4底壁72とを折り曲げる
ことにより底部22が形成される。
【0018】第1底壁66には、縦方向折曲線40に連
続し、かつ、第1横方向折曲線76から所定の角度Aで
立ち下がる底壁折曲線78が形成されている。第3底壁
70にも、縦方向折曲線42に連続し、かつ、第1横方
向折曲線76から所定の角度Aで立ち下がる底壁折曲線
80が形成されている。
【0019】更に、第3底壁70の、底部22の中点を
通って直交する線に関して底壁折曲線80と対称の位置
には、底壁折曲線80と同じ角度Aで第1横方向折曲線
76から立ち下がる底壁折曲線82が対称に配置されて
いる。第5底壁74の、底部22の中点を通って直交す
る線に関して底壁折曲線78と対称の位置には、底壁折
曲線78と同じ角度Aで第1横方向折曲線76から立ち
下がる底壁折曲線84が対称に配置されている。
【0020】また、蓋壁折曲線86、88、90、92
を介して横方向に連続し、かつ、第2横方向折曲線11
0を介して、第1背面壁48、第1側面壁50、正面壁
52、第2側面壁54、及び第2背面壁56から上方に
延在する第1蓋壁98、第2蓋壁100、第3蓋壁10
2、第4蓋壁104、及び、第1蓋壁98に部分的に重
ね合わされて第1蓋壁98とで1つの面をなす第5蓋壁
106を備えている。第1蓋壁98及び第5蓋壁106
と、第2蓋壁100と、第3蓋壁102と、第4蓋壁1
04とを折り曲げることにより蓋部20が形成される。
【0021】蓋部20のタバコ取り出し用開口36に対
応する位置、つまり、第1蓋壁98及び第3蓋壁102
の第2蓋壁100側に近接する部分と、第2蓋壁100
の第2側面壁50との境界辺とにわたるように、図3の
上側を向いた略コの字形状に沿って糸状部材38が糊付
け固定されている。糸状部材38は、内箱12の裏側
(図3の奥側)に固定され、その一端38aが5〜10
mmの長さで第1蓋壁98から外方に突出して自由端と
され、他端38bが第3蓋壁102の上縁側の裏面に糊
付け固定されている。
【0022】糸状部材38の略コの字形状の辺38cは
第2横方向折曲線110にほぼ重なる位置にあり、ま
た、辺38d及び辺38eはそれぞれ、縦方向折曲線4
0及び縦方向折曲線42から距離L5をあけて、縦方向
折曲線40、42と平行に配置されている。距離L5
は、第3蓋壁102の中央部分に張り付けられた帯体3
4(図1参照)の幅L6を、第3蓋壁102の幅から減
じた長さの1/2の寸法である。
【0023】また、第1蓋壁98のタバコ取り出し用開
口36の形成領域内には、縦方向折曲線40に連続し、
かつ、第2横方向折曲線110から所定の角度Aで立ち
上がる蓋壁折曲線112が形成されている。第3蓋壁1
02のタバコ取り出し用開口36の形成領域内にも、縦
方向折曲線42に連続し、かつ、第2横方向折曲線11
0から所定の角度Aで立ち上がる蓋壁折曲線114が形
成されている。
【0024】更に、第3蓋壁102の、蓋部20の中点
を通って直交する線に関して蓋壁折曲線114と対称の
位置には、蓋壁折曲線114と同じ角度Aで第2横方向
折曲線110から立ち上がる蓋壁折曲線116が対称に
配置されている。第5蓋壁106の、蓋部20の中点を
通って直交する線に関して蓋壁折曲線112と対称の位
置には、蓋壁折曲線112と同じ角度Aで第2横方向折
曲線110から立ち上がる蓋壁折曲線118が対称に配
置されている。
【0025】蓋壁折曲線112〜118それぞれの角度
Aは、底壁折曲線78〜84それぞれの角度Aと同様、
60°±5°に設定されている。また、蓋壁折曲線86
〜92それぞれの第2横方向折曲線110からの角度B
は、底壁折曲線58〜64それぞれの第1横方向折曲線
76からの角度Bと同様、80°±5°に設定されてい
る。
【0026】タバコ取り出し用開口36は、帯体34を
挟んだ蓋部20の他方の端部に位置する四角形領域にも
同様に設けることができる。この場合、タバコ取り出し
用開口36が、蓋部20の帯体34を挟んだ双方の端部
に形成可能となるので、購入者の好みに応じて、外箱1
4の絵柄に合うように、好きな方のタバコ取り出し用開
口36を開放して使用することができる。
【0027】内箱12は、相互に張り合わされた表面側
のアルミニウム箔(銀紙)と裏面側の薄紙とから構成さ
れている。糸状部材38は、内箱12の裏面、つまり、
薄紙の裏面だけとは限らず、アルミニウム箔と薄紙との
間に糊付けされて固定されても良い。この場合、糸状部
材38によってタバコ取り出し用開口36をより綺麗に
開放できる構成を得ることができる。
【0028】糸状部材38は、切り取った第2蓋壁10
0と、第1蓋壁98及び第3蓋壁102の一部分とに他
端38bが連結されているので、用紙を完全に切り取っ
た後も、その切り取り部分を糸状部材38と共に容易に
捨てることができる。糸状部材38は、内箱12よりも
強度が大きいのであれば、木綿、合成繊維、合成樹脂等
を含むどのような材質でも用いることが可能である。
【0029】上記構成を有する内箱12の組み立てに際
しては、まず、第1背面壁48、第1側面壁50、正面
壁52、第2側面壁54、及び第2背面壁56をそれぞ
れ縦方向折曲線40、42、44、46に沿って図3の
奥側に折曲し、かつ、第1背面壁48と第2背面壁56
とを部分的に重ね合わせて糊付け固定し、全体として四
角筒状の側壁(図1の24〜30)を形成する。
【0030】次いで、第1から第5底壁66、68、7
0、72、74を第1横方向折曲線76に沿ってそれぞ
れその対向する第1背面壁48、第1側面壁50、正面
壁52、第2側面壁54、及び第2背面壁56に向かっ
て折り曲げながら、相互に部分的に重ね合わせて底部2
2を形成する。この折り曲げ時には、第2底壁68を第
1横方向折曲線76及び底壁折曲線58、60に沿って
第1側面壁50に向かって折り曲げつつ、第4底壁72
を第1横方向折曲線76及び底壁折曲線62、64に沿
って第2側面壁54に向かって折り曲げる。
【0031】更に、第3底壁70を第1横方向折曲線7
6及び底壁折曲線80、82に沿って正面壁52に向か
って図3の奥側に折り曲げる。引き続き、部分的に相互
に重ね合わされて糊付けされた第1底壁66及び第5底
壁74を、第1横方向折曲線76、底壁折曲線78及び
底壁折曲線84に沿って第1背面壁48及び第2背面壁
56に向かってそれぞれ折り曲げて、先に折り曲げてい
た第3底壁70の上に重ね合わせる。これにより、底部
22を形成する。
【0032】底部22の形成後、第1背面壁48から第
2背面壁56の各面によって形成された四角筒状の側壁
と、底部22とでなす収容空間に、所定本数(例えば2
0本)の紙巻きタバコ18を収容する。この状態におい
て、第1から第5蓋壁98〜106を第2横方向折曲線
110に沿ってそれぞれその対向する第1背面壁48、
第1側面壁50、正面壁52、第2側面壁54、及び第
2背面壁56に向かって折り曲げながら、相互に部分的
に重ね合わせる。
【0033】上記折り曲げ時には、第2蓋壁100を第
2横方向折曲線110及び蓋壁折曲線86、88に沿っ
て第1側面壁50に向かって折り曲げつつ、第4蓋壁1
04を第2横方向折曲線110及び蓋壁折曲線90、9
2に沿って第2側面壁54に向かって折り曲げる。
【0034】更に、第3蓋壁102を第2横方向折曲線
110、蓋壁折曲線114及び蓋壁折曲線116に沿っ
て第1背面壁48に向かって図3の奥側に折り曲げる。
引き続き、部分的に相互に重ね合わされて糊付けされた
第1蓋壁98及び第5蓋壁106を、第2横方向折曲線
110、蓋壁折曲線112及び蓋壁折曲線118に沿っ
て第1背面壁48及び第2背面壁56に向かってそれぞ
れ折り曲げて、先に折り曲げていた第3蓋壁102の上
に重ね合わせる。これにより、蓋部20を形成し、箱体
形状の内箱12を完成させる。
【0035】次いで、箱体形状の内箱12を外箱14で
包み込み、蓋部20の中央部分に対応させて、外箱14
の背面側と前面側とを繋ぐように帯体34を張り付け
る。この際、帯体34によって糸状部材38の一端38
aが隠れないように配慮する。更に、外箱14を透明包
装シート16で包み込み、図1に示すタバコ包装箱10
を完成させる。
【0036】次に、購入したタバコ包装箱10にタバコ
取り出し用開口36を形成する取り扱い方法を説明す
る。まず、図1に示す切り取り帯材32の摘み32aを
指で摘んで図1の奥方向に引っ張る。これにより、切り
取り帯材32と共に透明包装シート16の上部が切り取
られ、タバコ取り出し用開口36に対応する部分が図2
に示すように露出する。
【0037】次いで、図2の糸状部材38の一端38a
を指で摘んで、図2の奥方向からタバコ取り出し用開口
36に対応する周縁辺に沿って引っ張って行く。これに
より、図4に示すように、図3の第1蓋壁98と、第2
蓋壁100及び第3蓋壁102の一部とをそれぞれ切り
取ることができる。この場合、糸状部材38の他端38
bが第3蓋壁102の裏面に糊付け固定されているの
で、脱離した部分は糸状部材38と共に回収される。
【0038】従って、本実施形態例に係るタバコ包装箱
10によると、内箱12の糸状部材38の一端38aを
引っ張ることにより、四角形領域の各辺を糸状部材38
に沿って切断して、タバコ取り出し用開口36を極めて
簡単に形成することができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、糸状部
材の一端を引っ張ることにより四角形状の各辺を糸状部
材に沿って切断し、タバコ取り出し用開口を極めて簡単
に形成することができる。この際、糸状部材に沿って内
箱が直線的に切り取られるので、タバコ取り出し用開口
の外観を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係るタバコ包装箱を示
す斜視図である。
【図2】本実施形態例に係るタバコ取り出し用開口の形
成部分を示す斜視図である。
【図3】本実施形態例に係る内箱の展開図である。
【図4】本実施形態例に係る内箱の蓋部にタバコ取り出
し用開口を形成した直後の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 タバコ包装箱 12 内箱 14 外箱 16 透明包装シート 18 紙巻きタバコ 20 蓋部 22 底部 24、26、28、30 側壁 32 切り取り帯材 34 帯体 36 タバコ取り出し用開口 38 糸状部材 40、42、44、46 縦方向折曲線 48 第1背面壁 50 第1側面壁 52 正面壁 54 第2側面壁 56 第2背面壁 58、60、62、64 底壁折曲線 66 第1底壁 68 第2底壁 70 第3底壁 72 第4底壁 74 第5底壁 76 第1横方向折曲線 78、80、82、84 底壁折曲線 86、88、90、92 蓋壁折曲線 98 第1蓋壁 100 第2蓋壁 102 第3蓋壁 104 第4蓋壁 106 第5蓋壁 110 第2横方向折曲線 112、114、116、118 蓋壁折曲線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E043 AA01 BA12 DB04 DB05 FA01 3E060 AA03 AB04 AB07 AB32 BC01 BC04 CE09 CE12 CF05 DA17 EA06 EA20 3E067 AA14 AB99 AC03 BC06A EB08 EE59 3E068 AA21 AB04 AC02 BB06 CC04 CE02 CE08 CE20 DD40 DE05 EE32

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に開口を有する外箱と、外箱の内側
    に設けられ、複数本の紙巻きタバコを収容する内箱とを
    備え、外箱の上部開口の中央を帯封するタバコ包装箱に
    おいて、 内箱が、一枚の包装紙を折り曲げた4個の側壁からなる
    四角筒体と、四角筒体の側壁から下方に延在する底壁を
    折り曲げてなる底部と、四角筒体の側壁から上方に延在
    する蓋壁を折り曲げてなる蓋部とを備えた箱体として形
    成され、 一端が自由端の糸状部材が、帯封を挟む蓋部の少なくと
    も一方の端部に位置し、かつ外箱から露出する四角形領
    域の各辺に沿って張り付けられ、 タバコ取り出しに際して、糸状部材の一端を引っ張るこ
    とにより糸状部材と共に四角形領域を蓋部から脱離させ
    て、内箱にタバコ取り出し用開口を形成することを特徴
    とするタバコ包装箱。
  2. 【請求項2】 内箱は、相互に張り合わされたアルミニ
    ウム箔と薄紙とから構成されており、糸状部材は、アル
    ミニウム箔と薄紙との間に糊付けされて固定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のタバコ包装箱。
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