JP2002193306A - シールされた注出孔付きの合成樹脂製中栓 - Google Patents

シールされた注出孔付きの合成樹脂製中栓

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JP2002193306A JP2000399703A JP2000399703A JP2002193306A JP 2002193306 A JP2002193306 A JP 2002193306A JP 2000399703 A JP2000399703 A JP 2000399703A JP 2000399703 A JP2000399703 A JP 2000399703A JP 2002193306 A JP2002193306 A JP 2002193306A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離可能に薄片でシールされた、容器体口頸
部嵌合用の注出孔付き中栓において、該中栓が、上記薄
片を剥離しないまま中栓全体を取外して不正に容器体内
収納物が使用されることを防止すると共に、容器廃棄時
にあっては容器体口頸部内から中栓を取り外して分別廃
棄することが可能に形成した。 【解決手段】 剥離可能に薄片18で密閉された注出孔16
付き中栓11の頂板12外周から、容器体口頸部内面へ嵌合
させる筒部13を垂下させると共に、頂板12の上面外周か
ら口頸部上端面上へ載置させる薄肉の弾性外向きフラン
ジ15を突設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールされた注出
孔付きの合成樹脂製中栓に関する。
【0002】
【従来の技術】頂板の外周部下面から、容器体口頸部の
内外両面へ嵌合させる内外二重の筒部を垂下させると共
に、その頂板中央を隆起させて該隆起部中心に注出孔を
穿設し、又その注出孔上面へ把手付き薄片を剥離可能に
熱接着させた、合成樹脂製の中栓が広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の中栓は、把
手付き薄片を剥離すると再度接着させて注出孔を密閉す
ることが困難に形成させてあり、このようにすることで
容器内収納物の不正使用が不能に形成したものである
が、上記薄片を剥離しないままで中栓全体を容器体口頸
部から外し、又再嵌合することで上記不正使用すること
が不可能ではなく、よって上記薄片での注出孔密閉によ
る、いわゆるバージン機能は完全とは云えなかった。
【0004】本発明はその機能を高めると共に、その容
器内収納物使用終了後においては、容器からの中栓取外
しが可能とすることで、分別廃棄が容易としたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の手段として剥離可
能に薄片18で密閉された、注出孔16付き頂板12の外周か
ら、容器体口頸部内面へ水密に嵌合させる筒部13を垂下
させると共に、上記頂板の上面外周から容器体口頸部の
上端面上へ載置させる弾性外向きフランジ15を突設し
た。
【0006】第2の手段として、上記第1の手段を有す
ると共に上記筒部13の上端部を、下部外面に設けた下向
き段部19を介して大外径部20とした。
【0007】第3の手段として、剥離可能に薄片18で密
閉された注出孔16付き頂板12の外周を外向きフランジ21
として該外向きフランジを容器体口頸部2の上端面へ係
合させると共に、該外向きフランジ内周から垂下させた
筒部13を口頸部内面へ水密に嵌合させ、かつ上記外向き
フランジ21の外周面から直接にないし外方張出し部22を
介して口頸部2の上部外面へ嵌合させて弾性薄肉筒23を
垂下させた。
【0008】第4の手段として、剥離可能に薄片18で密
閉された注出孔16付き頂板12の外周から、容器体口頸部
の上部外面へ水密に嵌合させる周壁24を垂下させると共
に、該周壁の下端面外周から弾性薄肉筒27を垂下させ、
かつ該薄肉筒の内面上方の周壁部分下面へ、下面開溝の
リング状凹溝28を周設させて、該凹溝外方の周壁部分を
上記弾性薄肉筒27の上方延長部分に形成した。
【0009】
【発明の実施の形態】まず図1から図3が示す第1実施
形態について説明すると、1は胴部上端から肩部を介し
て口頸部2を起立する容器体で、その口頸部の下部には
外向きフランジ3を付設し、かつ該外向きフランジ上方
の口頸部部分下半をキャップ螺合用の雄ねじ筒に形成し
ている。その口頸部の上部内面へは凹溝4を周設してい
る。
【0010】上記口頸部の上端部内面へは合成樹脂製の
中栓11を嵌合させている。該中栓は頂板12外周から口頸
部内面へ水密に嵌合させた筒部13を垂下する。該筒部外
面には上記凹溝内へ嵌合させて突条14を周設している。
又頂板12上面外周からは容器体口頸部の上端面上へ載置
させて肉薄の弾性外向きフランジ15を突出させている。
頂板12中央部には注出孔16を穿設し、かつ該注出孔上面
を、把手17付きの合成樹脂製薄片18で密閉している。該
薄片は把手引上げによって剥離可能に加熱溶着させれば
よい。
【0011】図4は図2の変形例を示すもので、容器体
口頸部2の上端部を、口頸部内面に設けた上向き段部5
を介して大内径部6としておき、又中栓筒部13の上端部
を下部外面に設けた下向き段部19を介して大外径部20と
なし、上記上向き段部5へ下向き段部19を係合させて、
口頸部内へ中栓11を嵌合させたとき、所定位置に中栓が
位置するよう設けている。
【0012】図5から図8は第2実施形態を示す。
【0013】第1実施形態との相違部分について説明す
ると、中栓11の頂板外面から外向きフランジ21を突設し
て該外向きフランジを容器体口頸部2の上端面上へ載置
させ、又その外向きフランジの外周上面から外方張出し
部22を介して、口頸部の上部外面を覆う弾性薄肉筒23を
垂下させている。
【0014】図示例では外向きフランジ外面が口頸部上
面の中間部に位置するよう設けているが、口頸部上面の
外周上方に外向きフランジ外面が位置するよう設けても
よく、この場合は上記張出し部は不要となる。又弾性薄
肉筒は外向きフランジ外周面の中間部或いは下方から突
出させてもよい。
【0015】図9から図11は第3実施形態を示す。既
述実施形態と相違する部分について説明すると、該実施
形態の場合は容器体口頸部2の上部を、外面に設けた上
向き段部7を介して小外径部8とし、かつ該小外径部の
下部外面に係合凹溝9を周設している。
【0016】中栓11は、頂板12外周と内方部分とから周
壁24と内筒25とを二重筒状に垂下させてこれ等を容器体
口頸部上部の外面と内面とにそれぞれ水密に嵌合させて
いる。周壁24は上記小外径部外面へ嵌合させ、かつ下端
内面に係合突条26を周設させて上記係合凹溝9内へ嵌合
させている。又周壁下端面の外周部分からは弾性薄肉筒
27を垂下させて上記小外径部8下方の口頸部部分外面へ
嵌合させ、かつ該薄肉筒27の内面上方の周壁下面部分
へ、下面開口のリング状凹溝28を周設させて、該凹溝外
方の周壁部分を弾性薄肉筒の上方延長部分29に形成して
いる。
【0017】既述各実施形態において、容器体内収納物
を注出する際は、公知のように把手17引上げにより薄片
18を剥離し、注出孔16を開孔させて行う。
【0018】不正に中栓11を容器体口頸部から外す場合
は、第1実施形態の弾性外向きフランジ15、第2実施形
態および第3実施形態の場合は弾性薄肉筒23、27をそれ
ぞれ引き上げて外すこととなるが、このようにすると図
3、図7、図11が示すようにそれ等引上げ部分が弾性
変形の限界を超えて変形されることで弾性復元不能な変
形が生ずることとなり、従ってその変形部分の有無によ
って、不正に中栓が外されたか、否かを知ることが出来
る。
【0019】又容器体内収納物を使い終わった後は、上
記のように、中栓11を容器体口頸部から外し、分別して
それぞれ廃棄すればよい。
【0020】
【発明の効果】本発明は既述構成とするもので、請求項
1、3および4のように形成することで、各中栓を嵌合
させた容器体内収納物の不正使用を防止でき、又中栓の
取外しも可能であるから容器体と中栓とを分別して廃棄
できる。
【0021】又請求項2のようにすることで、中栓11を
その下向き段部19を容器体口頸部の上部内面に設けた上
向き段部へ係合させることで、口頸部内の所定位置へ確
実に嵌合させることが出来る。
【0022】請求項4のようにすることで、周壁24下方
へ垂下する弾性薄肉筒27を短かく、しかも上方延長部分
を含めてその全体長さを長くでき、よってその弾性薄肉
筒27を持ち易くすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明中栓を容器体口頸部に嵌合させた状
態で示す斜視図である。
【図2】 容器体口頸部に嵌合させた状態で示す、中
栓の拡大半断面図である。
【図3】 容器体口頸部に嵌合された中栓の外向きフ
ランジを変形した状態で示す斜視図である。
【図4】 図2の変形例を示す半断面図である。
【図5】 第2実施形態の中栓を、容器体口頸部に嵌
合させて示す斜視図である。
【図6】 図5の拡大半断面図である。
【図7】 図6中栓の弾性薄肉筒が変形した状態で示
す拡大半断面図である。
【図8】 図5の中栓の弾性薄肉筒が変形した状態で
示す斜視図である。
【図9】 第3実施形態で示す中栓を、容器体口頸部
へ嵌合させて示す斜視図である。
【図10】 図9中栓を、容器体口頸部へ嵌合させた状
態で示す拡大半断面図である。
【図11】 図9中栓の弾性薄肉筒が変形された状態で
示す斜視図である。
【符号の説明】
11…中栓 12…頂板 13…筒部 15…弾性外向きフランジ 19…下向き段部 21…外向きフランジ 23…弾性薄肉筒 27…弾性薄肉筒 28…リング状凹溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA04 AA12 BA03 BA08 CA01 CB02 CB04 CC03 DA01 DB12 DC03 EA04 EB02 EB03 EC03 FA09 FB01 FD13 GA04 GA08 GB04 GB08 GB17 KA15 LA02 LA17 LB02 LB07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離可能に薄片18で密閉された、注出孔
    16付き頂板12の外周から、容器体口頸部内面へ水密に嵌
    合させる筒部13を垂下させると共に、上記頂板の上面外
    周から容器体口頸部の上端面上へ載置させる弾性外向き
    フランジ15を突設したことを特徴とする、シールされた
    注出孔付きの合成樹脂製中栓。
  2. 【請求項2】 上記筒部13の上端部を、下部外面に設け
    た下向き段部19を介して大外径部20としたことを特徴と
    する、請求項1記載のシールされた注出孔付きの合成樹
    脂製中栓。
  3. 【請求項3】 剥離可能に薄片18で密閉された注出孔16
    付き頂板12の外周を外向きフランジ21として該外向きフ
    ランジを容器体口頸部2の上端面へ係合させると共に、
    該外向きフランジ内周から垂下させた筒部13を口頸部内
    面へ水密に嵌合させ、かつ上記外向きフランジ21の外周
    面から直接にないし外方張出し部22を介して口頸部2の
    上部外面へ嵌合させて弾性薄肉筒23を垂下させたことを
    特徴とする、シールされた注出孔付きの合成樹脂製中
    栓。
  4. 【請求項4】 剥離可能に薄片18で密閉された注出孔16
    付き頂板12の外周から、容器体口頸部の上部外面へ水密
    に嵌合させる周壁24を垂下させると共に、該周壁の下端
    面外周から弾性薄肉筒27を垂下させ、かつ該薄肉筒の内
    面上方の周壁部分下面へ、下面開溝のリング状凹溝28を
    周設させて、該凹溝外方の周壁部分を上記弾性薄肉筒27
    の上方延長部分に形成したことを特徴とする、シールさ
    れた注出孔付きの合成樹脂製中栓。
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