JP2002192904A - タイヤ - Google Patents

タイヤ

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JP2002192904A
JP2002192904A JP2000396886A JP2000396886A JP2002192904A JP 2002192904 A JP2002192904 A JP 2002192904A JP 2000396886 A JP2000396886 A JP 2000396886A JP 2000396886 A JP2000396886 A JP 2000396886A JP 2002192904 A JP2002192904 A JP 2002192904A
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JP
Japan
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tire
color
forming resin
state
coloring resin
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JP2000396886A
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English (en)
Inventor
Takayuki Sato
隆之 佐藤
Yasushi Shimizu
康史 清水
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Bridgestone Corp
Teijin Ltd
Original Assignee
Bridgestone Corp
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 黒色以外の色を少なくとも任意の部位に、タ
イヤ性能を劣化させることなく長期間にわたり含有可能
な多色のタイヤを提供する。 【解決手段】 発色性樹脂を含有してなることを特徴と
するタイヤである。発色性樹脂が層状構造を有する態
様、発色性樹脂がポリエステル及び脂肪族ポリアミドを
含有する態様、ポリエステルがポリエチレンテレフタレ
ート又はポリエチレン−2,6−ナフタレートであり、
脂肪族ポリアミドが6−ナイロンである態様、発色性樹
脂が繊維状である態様、発色性樹脂の長手方向に直交す
る方向の断面が円形乃至楕円形である態様、発色性樹脂
がタイヤ露出表面の少なくとも一部に含有された態様、
タイヤ露出表面の少なくとも一部がサイドウォール部の
少なくとも一部である態様、タイヤ露出表面の少なくと
も一部がトレッド部の少なくとも一部である態様、など
が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、黒色以外の色を少
なくとも任意の部位に、タイヤ性能を劣化させることな
く長期間にわたり含有可能な多色のタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、タイヤに文字、図形、記号等
を付することが行われている。この文字等は、一般の塗
料等を用いてタイヤに付されていたため、タイヤのトレ
ッド部等のタイヤの走行性能に影響する部位には付する
ことができない、あるいは該部位に付するとタイヤ性能
が劣化してしまう、等の問題があった。また、トレッド
部等に文字等を付した場合には、摩耗等により消失して
しまい、長期間保持することができないという問題があ
った。タイヤ性能を劣化させることなく、長期間にわた
って黒色以外の色を保持可能な多色のタイヤは、未だ提
供されていないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来におけ
る前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課
題とする。本発明は、黒色以外の色を少なくとも任意の
部位に、タイヤ性能を劣化させることなく長期間にわた
り含有可能な多色のタイヤを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は、以下の通りである。即ち、 <1> 発色性樹脂を含有してなることを特徴とするタ
イヤである。 <2> 発色性樹脂が層状構造を有する前記<1>に記
載のタイヤである。 <3> 発色性樹脂がポリエステル及び脂肪族ポリアミ
ドを含有する前記<1>又は<2>に記載のタイヤであ
る。 <4> ポリエステルがポリエチレンテレフタレート又
はポリエチレン−2,6−ナフタレートであり、脂肪族
ポリアミドが6−ナイロンである前記<3>に記載のタ
イヤである。 <5> 発色性樹脂が繊維状である前記<1>から<4
>のいずれかに記載のタイヤである。 <6> 発色性樹脂の繊維長が0.05〜5.00であ
る前記<5>に記載のタイヤである。 <7> 発色性樹脂のアスペクト比が0.7〜100で
ある前記<5>又は<6>に記載のタイヤである。 <8> 発色性樹脂の長手方向に直交する方向の断面が
円形乃至楕円形である前記<5>から<7>のいずれか
に記載のタイヤである。 <9> 発色性樹脂がタイヤ露出表面の少なくとも一部
に含有された前記<1>から<8>のいずれかに記載の
タイヤである。 <10> タイヤ露出表面の少なくとも一部がサイドウ
ォール部の少なくとも一部である前記<9>に記載のタ
イヤである。 <11> タイヤ露出表面の少なくとも一部がトレッド
部の少なくとも一部である前記<9>に記載のタイヤで
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のタイヤは、発色性樹脂を
含有してなること以外は特に制限はなく、目的に応じて
その形状、構造、大きさ等について適宜選択することが
でき、公知のタイヤの構成をそのまま採用することがで
きる。
【0006】前記発色性樹脂としては、それ自体発色性
を有している限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選
択することができるが、層状構造を有する樹脂が特に好
ましい。
【0007】前記発色性樹脂の材質としては、特に制限
はないが、タイヤにおける含有部位のいかんに関わらず
タイヤの性能を劣化させることがない点で、ポリエステ
ル及び脂肪族ポリアミドを含有するのが好ましく、耐久
性、発色性等の点で、前記ポリエステルの中でもポリエ
チレンテレフタレート又はポリエチレン−2,6−ナフ
タレートが好ましく、前記脂肪族ポリアミドの中でも6
−ナイロンが好ましい。
【0008】前記発色性樹脂の形状としては、特に制限
はないが、取扱性等の点で繊維状が好ましい。
【0009】前記発色性樹脂が繊維状である場合、該発
色性樹脂の繊維長としては、0.05〜5.00が好ま
しく、0.10〜1.00がより好ましく、該発色性樹
脂のアスペクト比(長さ/断面の最大径)としては、
0.7〜100が好ましく、1.5〜18.2がより好
ましい。
【0010】前記発色性樹脂が繊維状である場合、該発
色性樹脂の長手方向に直交する方向の断面としては、円
形乃至楕円形であるが好ましい。前記円形の直径として
は、5〜80μmが好ましく、20〜70μmがより好
ましく、前記楕円形の長径としては、50〜70μmが
好ましく、55〜65μmがより好ましく、前記楕円形
の短径としては、5〜25μmが好ましく、10〜20
μmがより好ましい。
【0011】前記発色性樹脂は、タイヤ露出表面の少な
くとも一部に含有されていればよく、その含有されてい
る部位に特に制限はなく、目的に応じて適宜選択するこ
とができるが、サイドウォール部の少なくとも一部又は
トレッド部の少なくとも一部に含有されているのが好ま
しい。
【0012】前記タイヤ露出表面は、タイヤ摩耗前の露
出表面であってもよいし、タイヤ摩耗時乃至摩耗後の露
出表面であってもよいし、その両方であってもよい。前
記タイヤ露出表面の少なくとも一部は、タイヤの全表面
の内の一部であってもよいし(例えばサイドウォール
部、トレッド部など)、該全表面のうちの一部の更にタ
イヤ厚み方向の一部であってもよい(例えばサイドウォ
ール部の表層部分のみ、トレッド部における表層から深
さ5mmまでの部分など)。
【0013】前記発色性樹脂がサイドウォール部の少な
くとも一部に含有されていると、タイヤの車体への装着
時・未装着時のいかんに関わらず、該発色性樹脂により
形成された文字、記号、図形等の識別が可能であり、デ
ザイン性に優れたタイヤとすることができる。また、前
記発色性樹脂がトレッド部の少なくとも一部に含有され
ていると、タイヤの摩耗前・摩耗後のいかんに関わら
ず、該発色性樹脂により形成された文字、記号、図形等
の識別が可能であり、デザイン性に優れたタイヤとする
ことができ、しかもタイヤ走行性能を劣化させることが
ない。
【0014】本発明のタイヤの構造としては、特に制限
はなく、公知の構造を採用することができるが、その一
例としては、1対のビード部、該ビード部にトロイド状
をなして連なるカーカス、該カーカスのクラウン部をた
が締めするベルト及びトレッドを有してなる構造、など
が好適に挙げられる。前記タイヤは、ラジアル構造を有
していてもよいし、バイアス構造を有していてもよい。
なお、前記トレッドの構造としては、特に制限はなく、
1層構造であってもよいし、多層構造であってもよく、
直接路面に接地する上層のキャップ部と、このキャップ
部のタイヤの内側に隣接して配置される下層のベース部
とから構成される、いわゆるキャップ・ベース構造を有
していてもよい。
【0015】本発明のタイヤの製造は、特に制限はな
く、公知の方法に従って行うことができるが、例えば、
前記発色性樹脂を公知のタイヤ製造用ゴム組成物に含有
させた状態で該タイヤ製造用ゴム組成物を所定のモール
ドで所定温度、所定圧力の下で加硫成形等させて行って
もよいし、前記発色性樹脂を該タイヤ製造用ゴム組成物
とは別途に調製した組成物(好ましくはゴム組成物)に
含有させ、該組成物を前記タイヤ成形用ゴム組成物の表
面等に配置させた状態でこれらを所定のモールドで所定
温度、所定圧力の下で加硫成形等させて行ってもよい
し、あるいは、前記タイヤ製造用ゴム組成物を所定のモ
ールドで所定温度、所定圧力の下で加硫成形等させた後
で、前記発色性樹脂を含有する組成物(好ましくはゴム
組成物)を塗布・乾燥乃至加硫等させて行ってもよい。
【0016】後者の場合、前記配置は、前記タイヤ製造
用ゴム組成物の表面等に前記組成物を塗布すること等に
よって行ってもよい。そして、前記成形乃至加硫の結
果、前記タイヤ製造用ゴム組成物と前記組成物とが一体
化され、前記発色性樹脂が前記タイヤ製造用ゴム組成物
と一体化される。
【0017】前記発色性樹脂の前記タイヤ製造用ゴム組
成物における含有量としては、例えば、2〜30重量%
程度が好ましい。前記含有量が、2重量%未満である
と、該発色性樹脂による発色が十分でないことがあり、
30重量%を超えると、該ゴム組成物の物性が悪化する
ことがある。
【0018】前記発色性樹脂の前記組成物における含有
量としては、例えば、20g/m2以下が好ましい。前
記含有量が、20g/m2を超えると、該発色性樹脂同
士が重なりゴムに密着しないことがある。
【0019】前記組成物を塗布する場合に用いる溶媒と
しては、特に制限はなく、公知の一般的な溶媒の中から
適宜選択することができ、例えば、アルコール、エーテ
ル、ベンゼン、アセトン、ガソリン、パークレンなどが
挙げられる。
【0020】なお、前記タイヤ製造用ゴム組成物として
は、公知のものの中から適宜選択することができ、例え
ば、ゴム成分と、カーボンブラックとを含み、更に必要
に応じて適宜選択したその他の成分を含有する。
【0021】前記ゴム成分としては、特に制限はなく、
例えば、天然ゴム、ジエン系合成ゴムなどが挙げられ
る。前記ジエン系合成ゴムとしては、特に制限はなく、
公知のものの中から目的に応じて適宜選択することがで
き、例えば、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン
−イソプレン共重合体、ポリイソプレン、ポリブタジエ
ンなどが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよ
いし、2種以上を併用してもよい。前記カーボンブラッ
クとしては、特に制限はなく、公知のものの中から目的
に応じて適宜選択することができる。
【0022】前記その他の成分としては、適宜選択する
ことができ、例えば、無機充填材、軟化剤、硫黄等の加
硫剤、ジベンゾチアジルジスルフィド等の加硫促進剤、
加硫助剤、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジル−
スルフェンアミド、N−オキシジエチレン−ベンゾチア
ジル−スルフェンアミド等の老化防止剤、酸化亜鉛、ス
テアリン酸、オゾン劣化防止剤、着色剤、帯電防止剤、
滑剤、酸化防止剤、軟化剤、カップリング剤、発泡剤、
発泡助剤等の添加剤などの他、通常ゴム業界で用いる各
種配合剤などが挙げられる。これらは、市販品を好適に
使用することができる。
【0023】本発明のタイヤは、各種車両用タイヤとし
て好適に用いられ、空気入りタイヤ、窒素入りタイヤ、
等として好適に使用することができる。
【0024】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明するが、本発
明は以下の実施例に何ら限定されるものではない。 (実施例1)下記組成のタイヤ成形用ゴム組成物を用い
て空気入りタイヤのトレッドを形成し、通常の加硫条件
(145℃、30分)で乗用車用の空気入りタイヤ(1
85/70R13)を製造した。該空気入りタイヤは、
一対のビード部と、該一対のビード部にトロイド状をな
して連なるカーカスと、該カーカスのクラウン部をたが
締めするベルトと、トレッドとを順次配置したラジアル
構造を有する。実施例1の空気入りタイヤは、トレッド
が青色に呈色しており、3万km走行後においても青色
の呈色は維持され、更に発色性繊維による補強効果によ
り該トレッドは耐摩耗性等の性能に優れていた。
【0025】
【発明の効果】本発明によると、前記従来における諸問
題を解決することができ、タイヤを提供することができ
る。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発色性樹脂を含有してなることを特徴と
    するタイヤ。
  2. 【請求項2】 発色性樹脂が層状構造を有する請求項1
    に記載のタイヤ。
  3. 【請求項3】 発色性樹脂がポリエステル及び脂肪族ポ
    リアミドを含有する請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 【請求項4】 ポリエステルがポリエチレンテレフタレ
    ート又はポリエチレン−2,6−ナフタレートであり、
    脂肪族ポリアミドが6−ナイロンである請求項3に記載
    のタイヤ。
  5. 【請求項5】 発色性樹脂が繊維状である請求項1から
    4のいずれかに記載のタイヤ。
  6. 【請求項6】 発色性樹脂の繊維長が0.05〜5.0
    0である請求項5に記載のタイヤ。
  7. 【請求項7】 発色性樹脂のアスペクト比が0.7〜1
    00である請求項5又は6に記載のタイヤ。
  8. 【請求項8】 発色性樹脂の長手方向に直交する方向の
    断面が円形乃至楕円形である請求項5から7のいずれか
    に記載のタイヤ。
  9. 【請求項9】 発色性樹脂がタイヤ露出表面の少なくと
    も一部に含有された請求項1から8のいずれかに記載の
    タイヤ。
  10. 【請求項10】 タイヤ露出表面の少なくとも一部がサ
    イドウォール部の少なくとも一部である請求項9に記載
    のタイヤ。
  11. 【請求項11】 タイヤ露出表面の少なくとも一部がト
    レッド部の少なくとも一部である請求項9に記載のタイ
    ヤ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7156936B2 (en) 2003-07-01 2007-01-02 The Goodyear Tire & Rubber Company Camouflage or otherwise multicolored pattern tire and method of manufacturing

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