JP2002192864A - 玩具用カード - Google Patents

玩具用カード

Info

Publication number
JP2002192864A
JP2002192864A JP2000394474A JP2000394474A JP2002192864A JP 2002192864 A JP2002192864 A JP 2002192864A JP 2000394474 A JP2000394474 A JP 2000394474A JP 2000394474 A JP2000394474 A JP 2000394474A JP 2002192864 A JP2002192864 A JP 2002192864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hologram
coating agent
printing
metallic
toy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000394474A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4457281B2 (ja
Inventor
Yutaka Danda
豊 段田
Nobuhisa Fujikawa
伸央 藤川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP2000394474A priority Critical patent/JP4457281B2/ja
Publication of JP2002192864A publication Critical patent/JP2002192864A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4457281B2 publication Critical patent/JP4457281B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holo Graphy (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光反射層を簡便かつ安価に形成し、さらには
光反射層とホログラム領域を任意の形状にパターン形成
した部分メタリックホログラムを設けた、意匠性および
装飾性に富んだ玩具用カードを提供する。 【解決手段】 ホログラムシートのホログラム加工され
た面に、高輝度コーティング剤を塗布することによっ
て、アルミニウム蒸着膜と同等の輝度を持つ光反射層を
形成したメタリックホログラムフィルムをラミネートし
た玩具用カード、および該玩具用カードの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光反射膜層を有す
るメタリックホログラムの光反射層を、高輝度コーティ
ング剤を塗布または印刷することによって形成したメタ
リックホログラム層を設けた玩具用カードおよびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、アニメキャラクター、プロスポー
ツ選手、あるいはアイドル歌手などをデザインしたカー
ド、トランプなど、遊戯を目的とした玩具用カードにも
意匠性向上が求められている。これらの玩具用カードの
表面に、メタリックホログラム層領域を設けるとその装
飾性は一段と向上する。メタリックホログラムの一般的
な構成は、片面にホログラム加工した透明プラスチック
フィルムのホログラム面とは反対側の面を、透明ポリエ
ステルフィルム等の基材フィルムの片面にラミネートし
てホログラムシートを作成した後、ホログラム面にアル
ミニウムを蒸着して光反射層としたものである。
【0003】アルミニウムを蒸着する場合、蒸着部分の
窓抜き加工をするためには、マスクとなるニスをホログ
ラム面に印刷する必要があるが、ニスが印刷されると、
ホログラム面に形成されている回折格子の役割を果たす
微細な溝が埋められてしまうため、ホログラム機能が消
滅してしまう。したがってアルミニウム蒸着はホログラ
ムシート全面に施さなければならず、このことが意匠デ
ザインの制約となっていた。またアルミニウム蒸着は生
産性が低いため、コスト高の要因ともなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、光反
射層を簡便かつ安価に形成し、さらには光反射層とホロ
グラム領域を任意の形状にパターン形成した部分メタリ
ックホログラムを設けた、意匠性および装飾性に富んだ
玩具用カード、およびその製造方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、ホログラ
ムシートのホログラム加工された面に、高輝度コーティ
ング剤を塗布することによって、アルミニウム蒸着膜と
同等の輝度を持つ光反射層を形成できることを見出し、
上記課題を解決した。すなわち本発明は、基材の少なく
とも片面に、高輝度コーティング剤を塗布または印刷す
ることによって形成された光反射層を有するメタリック
ホログラム層が設けられた玩具用カードを提供する。ま
た、基材の少なくとも片面に、高輝度コーティング剤を
塗布または印刷することによって形成した光反射層を有
するメタリックホログラム層を設ける玩具用カードの製
造方法を提供する。以下に、本発明による玩具用カード
およびその製造方法を詳細に説明する。
【0006】1.高輝度コーティング剤 本発明で使用する高輝度コーティング剤は、金属薄膜細
片、結着樹脂、添加剤、および溶剤からなる。通常メタ
リックコーティング剤には金属粉が使用されるが、金属
薄膜細片を使用した場合は、該コーティング剤を塗布し
た際に金属薄膜細片が被塗物表面に対して平行方向に配
向する結果、従来の金属粉では得られない高輝度の鏡面
状金属光沢が得られる。
【0007】1)金属薄膜細片 金属薄膜細片の金属としては、アルミニウム、金、銀、
銅、真鍮、チタン、クロム、ニッケル、ニッケルクロ
ム、ステンレス等を使用することができる。金属を薄膜
にする方法としては、アルミニウムのように融点の低い
金属の場合は蒸着、アルミニウム、金、銀、銅など展性
を有する場合は箔、融点が高く展性も持たない金属の場
合は、スパッタリング等を挙げることができる。金属薄
膜の厚さは、0.01〜0.1μmが好ましく、さらに
好ましくは0.03〜0.08μmである。コーティン
グ剤中に分散させる金属薄膜細片の面方向の大きさは、
5〜25μmが好ましく、さらに好ましくは10〜15
μmである。大きさが5μm未満の場合は、塗膜の輝度
が不十分となり、25μmを超えると金属薄膜細片が配
向しにくくなるので輝度が低下する。また高輝度コーテ
ィング剤を、グラビア方式あるいはスクリーン印刷方式
で塗布する場合は、版の目詰まりの原因となる。
【0008】以下に金属薄膜細片の作成方法を、蒸着法
を例として説明する。金属を蒸着する支持体フィルムに
は、ポリオレフィンフィルムやポリエステルフィルムな
どを使用することができる。まず支持体フィルム上に塗
布によって剥離層を設けた後、剥離層上に所定の厚さに
なるよう金属を蒸着する。蒸着膜面には、酸化を防ぐた
めトップコート層を塗布する。剥離層およびトップコー
ト層形成用のコーティング剤は同一のものを使用するこ
とができる。
【0009】剥離層、あるいはトップコート層に使用す
る樹脂は、特に限定されない。具体的にはたとえば、セ
ルロース誘導体、アクリル樹脂、ビニル系樹脂、ポリア
ミド、ポリエステル、EVA樹脂、塩素化ポリプロピレ
ン、塩素化EVA樹脂、石油系樹脂等を挙げることがで
きる。また溶剤としては、トルエン、キシレン等の芳香
族系炭化水素、n−ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪
族または脂環式炭化水素、酢酸エチル、酢酸プロピル等
のエステル類、メタノール、エタノール、イソプロピル
アルコール等のアルコール類、アセトン、メチルエチル
ケトン等のケトン類、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル等の
アルキレングリコールモノアルキルエーテル等を使用す
ることができる。
【0010】上記金属蒸着フィルムを、剥離層およびト
ップコート層を溶解する溶剤中に浸積して撹拌し、金属
蒸着膜を支持体フィルムから剥離した後、さらに撹拌し
て金属薄膜細片の大きさを約150μmとし、濾別、乾
燥する。溶剤は、剥離層あるいはトップコート層に使用
する樹脂を溶解するものであること以外に、特に限定は
ない。金属薄膜をスパッタリングで作成した場合も、上
記と同様の方法で金属薄膜細片とすることができる。金
属箔を用いる場合は、溶剤中でそのまま攪拌機で所定の
大きさに粉砕すればよい。
【0011】金属薄膜細片は、高輝度コーティング剤中
における分散性を高めるために表面処理するのが好まし
い。表面処理剤としては、ステアリン酸、オレイン酸、
パルミチン酸等の有機脂肪酸、メチルシリルイソシアネ
ート、ニトロセルロース、セルロースアセテートプロピ
オネート、セルロースアセテートブチレート、エチルセ
ルロース等のセルロース誘導体が挙げられ、公知慣用の
方法で金属薄膜細片表面に吸着させる。
【0012】2)結着樹脂 結着樹脂は、従来の塗料、グラビアインキ、フレキソイ
ンキ、あるいはスクリーンインキ等に通常使われている
ものを使用することができる。具体的にはたとえば、
(メタ)アクリル樹脂、ポリエステル、ポリアミド、ポ
リウレタン、尿素樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、
ロジン変性マレイン酸樹脂、石油系樹脂、ポリスチレ
ン、スチレン−マレイン酸樹脂、セラック、アルキッド
樹脂等を挙げることができる。
【0013】3)添加剤 本発明の高輝度コーティング剤には、必要に応じて、従
来の塗料、グラビアインキ、フレキソインキ、あるいは
スクリーンインキ等に使用されている各種添加剤を使用
することができる。このような添加剤としては、着色用
顔料、染料、ワックス、可塑剤、レベリング剤、界面活
性剤、分散剤、消泡剤、キレート化剤等を挙げることが
できる。
【0014】4)溶剤 本発明の高輝度コーティング剤に使用する溶剤もまた、
従来の塗料、グラビアインキ、フレキソインキ、あるい
はスクリーンインキ等に使われている公知慣用の溶剤を
使用することができる。具体的にはたとえば、トルエ
ン、キシレン等の芳香族系炭化水素、n−ヘキサン、シ
クロヘキサン等の脂肪族または脂環式炭化水素、酢酸エ
チル、酢酸プロピル等のエステル類、メタノール、エタ
ノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、ア
セトン、メチルエチルケトン等のケトン類、エチレング
リコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノメチルエーテル等のアルキレングリコールモノアルキ
ルエーテル等を挙げることができる。
【0015】5)高輝度コーティング剤の調整方法 一般にコーティング剤の配合原料を安定して分散させる
には、ロールミル、ボールミル、ビーズミル、あるいは
サンドミル等を使用して練肉することにより、顔料その
他添加剤をサブミクロンまで微粒子化する。しかし、本
発明の高輝度コーティング剤においては、金属光沢を発
現させるために配合する金属薄膜細片は5〜25μmの
大きさを必要とし、上記練肉を行った場合は金属薄膜細
片が微粒子化してしまい、金属光沢が極端に低下する。
したがって、本発明においては練肉は行わず、単に上記
配合原料を混合してコーティング剤とする。そのために
は、分散性を向上させる目的で、前記したように金属薄
膜細片を表面処理しておくことが好ましい。
【0016】2.メタリックホログラム 1)ホログラムシート 本発明においては、片面にホログラム加工した透明プラ
スチックフィルムの、ホログラム加工面とは反対側の面
を、透明ポリエステルフィルム等の基材フィルムの片面
にラミネートした市販のホログラムシートを使用する。
【0017】2)光反射層の形成 本発明におけるメタリックホログラムの光反射層は、ホ
ログラムシートのホログラム加工を施した面に高輝度コ
ーティング剤を塗布、あるいは印刷して形成する。従来
行われている金属の蒸着やスパッタリングでは設備が大
がかりになってしまうような大面積のメタリックホログ
ラムを、塗布あるいは印刷という高速かつ安価な方法で
大量生産することができる。
【0018】塗布方法としては、ロールコート、グラビ
アコート、カーテンコート、スプレーコート、ダイコー
ト等、通常の塗装方式が挙げられる。これらの他に、グ
ラビア印刷、フレキソ印刷、あるいはスクリーン印刷等
の印刷方式を使用できることも本発明の大きな特徴の一
つとなっている。印刷方式によるコーティングでは版を
使用するところから、全面塗布ばかりでなく任意の場所
に、任意のパターンを形成した部分メタリックホログラ
ムを作成することができる。また、グラビア印刷する場
合は、光反射層の光反射率に連続階調をもたせグラデー
ションを作成することもできる。このため、本発明のメ
タリックホログラムを使用すれば、単にホログラムの識
別機能だけではなく、ホログラムのパターンを意匠デザ
インすることにより、装飾用途に使うこともできる。
【0019】3)非ホログラム領域の形成 ホログラムシートのホログラム加工面に透明ニスを印刷
することにより、部分的に任意のパターンでホログラム
機能を消滅させて部分ホログラムを作成することもでき
る。その結果、本発明ではホログラムシートの同一面内
に、光反射層を有するメタリックホログラム領域
光反射層のない透明なホログラム領域光反射層がなく
ホログラム機能もない透明領域 光反射層はあるがホ
ログラム機能がないメタリック領域を、任意の場所に、
任意の形状で混在させることができ、意匠デザインの自
由度が格段に向上する。
【0020】上記、あるいはの透明領域には、文字
やカラー画像を印刷することができる。本発明のメタリ
ックホログラムシートの場合は片面、あるいは両面いず
れにも印刷することができるが、片面に印刷して基材に
ラミネートする場合は、裏刷りとなるようにホログラム
加工面側に印刷するのが好ましい。この場合、用途に応
じて、凸版印刷、平版印刷、グラビア印刷、フレキソ印
刷、スクリーン印刷等、公知慣用の印刷方式を使用する
ことができる。また、透明領域を有するメタリックホロ
グラムを、あらかじめ該透明領域に相当する位置に文字
やカラー画像を印刷した基材にラミネートしても同様の
効果が得られる。これらはいずれも、光反射層を印刷に
よって形成することができる本発明の方法によって、初
めて可能となったものである。
【0021】上記非ホログラム領域を形成する目的に使
用する透明ニスは、従来のグラビアインキに通常使われ
ているものを使用することができる。具体的にはたとえ
ば、(メタ)アクリル樹脂、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリウレタン、尿素樹脂、メラミン樹脂、エポキシ
樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、石油系樹脂、ポリス
チレン、スチレン−マレイン酸樹脂、セラック、アルキ
ッド樹脂等の結着樹脂、着色用顔料、染料、ワックス、
可塑剤、レベリング剤、界面活性剤、分散剤、消泡剤、
キレート化剤等の添加剤、トルエン、キシレン等の芳香
族系炭化水素、n−ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪
族または脂環式炭化水素、酢酸エチル、酢酸プロピル等
のエステル類、メタノール、エタノール、イソプロピル
アルコール等のアルコール類、アセトン、メチルエチル
ケトン等のケトン類、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル等の
アルキレングリコールモノアルキルエーテル等の溶剤か
らなる透明ニスである。
【0022】3.玩具用カード 本発明の玩具用カードは、カラー印刷を施した基材の少
なくても片面に、上記方法により高輝度コーティング剤
を塗布または印刷することによって形成した光反射層を
有するメタリックホログラムフィルムをラミネートし
た、アニメキャラクター、プロスポーツ選手、あるいは
アイドル歌手などをデザインしたカード、トランプなど
の玩具用カードである。カードの最表層に、透明の保護
コーティング剤を塗布したり、透明の保護フィルムをラ
ミネートしてもよい。本発明の玩具用カード用基材には
公知慣用のものを使用することができる。具体的には、
コート紙、アート紙等の紙類、合成紙、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩
化ビニル、ポリスチレンなどのプラスチックフィルム、
あるいはこれらをラミネートしたもの等である。
【0023】基材にメタリックホログラムフィルムをラ
ミネート加工するには、公知慣用の方法を使用すること
ができる。その際使用する接着剤としては、公知慣用の
接着剤が使用できる。具体的には例えばポリエチレン
系、ポリプロピレン系、塩化ビニール系などの感熱性接
着剤やポリエステル系、ポリエーテル系主剤とイソシア
ネート系硬化剤を組み合わせた2液型接着剤等が挙げら
れる。接着剤の塗布方法として公知慣用の方法が利用で
きるが、例えばロールコート、グラビアコート、カーテ
ンコート、スプレーコート、ダイコート等、通常の塗装
方式が挙げられる。
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的
に説明する。なお、特に断らない限り、部および%はそ
れぞれ質量部および質量%を表す。
【0024】<高輝度コーティング剤の調製> 1)アルミニウム薄膜細片 ニトロセルロース(HIG7)を、酢酸エチル:イソプ
ロピルアルコール=6:4の混合溶剤に溶解して6%溶
液とした。該溶液を、スクリーン線数175線/イン
チ、セル深度25μmのグラビア版でポリエステルフィ
ルム上に塗布して剥離層を形成した。十分乾燥した後、
剥離層上に厚さが0.04μmとなるようにアルミニウ
ムを蒸着し、蒸着膜面に、剥離層に使用したものと同じ
ニトロセルロース溶液を、剥離層の場合と同じ条件で塗
布し、トップコート層を形成した。上記蒸着フィルム
を、酢酸エチル:イソプロピルアルコール=6:4の混
合溶剤中に浸積してポリエステルフィルムからアルミニ
ウム蒸着膜を剥離したのち、大きさが約150μmとな
るよう攪拌機でアルミニウム蒸着膜を粉砕し、アルミニ
ウム薄膜細片を調製した。
【0025】 2)アルミニウム薄膜細片スラリー アルミニウム薄膜細片 10部 酢酸エチル 35部 メチルエチルケトン 30部 イソプロピルアルコール 30部 上記を混合し、撹拌しながら、下記組成のニトロセルロ
ース溶液5部を加えた。 ニトロセルロース(HIG1/4) 25% 酢酸エチル:イソプロピルアルコール=6:4混合溶剤 75% 上記混合物を、温度を35℃以下に保ちながら、ターボ
ミキサーを使用して、アルミニウム薄膜細片の大きさが
10〜15μmになるまで攪拌し、アルミニウム薄膜細
片スラリーを調製した。
【0026】 3)高輝度コーティング剤 アルミニウム薄膜細片スラリー 30部 ウレタン樹脂(大日本インキ化学製「ハ゛ーノックL7−617」) 30部 塩素化ポリプロピレン(日本製紙製「スーハ゜ークロン803M」) 2部 下記組成ポリエチレンワックスコンパウンド 3部 三井化学製「ハイワックス210P」 20% ニトロセルロース(HIG7) 10% 酢酸エチル 70% 酢酸エチル 30部 上記を混合し、高輝度コーティング剤を調製した。
【0027】<グラビア印刷版>ホログラムシートのホ
ログラム加工面に、高輝度コーティング剤および透明ニ
スを部分的、あるいは全面に塗布するためのグラビア版
は下記のものを使用した。 グラビア版彫刻機:ヘルグラビアシステムズ社製「Heli
oKlischograph K500」 スクリーン線数 :175線/インチ セル深度 :25〜30μm スタイラス角度 :120° 高輝度コーティング剤用および透明ニス用に、それぞれ
異なった印刷パターンを有するグラビア版、あるいは全
面ベタのグラビア版を作成した。
【0028】(実施例1) <部分メタリックホログラムのキャラクターカード>市
販のホログラムシート(基材フィルム:30μmポリエ
ステルフィルム)に、グラビア印刷版を使用して、まず
透明ニス(大日本インキ化学工業製「ユニビアA 透明
メジューム(ザーンカップ#3 16秒)」)を印刷し
て非ホログラム領域を形成し、さらに高輝度コーティン
グ剤を印刷してメタリックホログラム領域を形成した。
次いでグラビア印刷版を使用して、透明領域に通常グラ
ビアインキ(大日本インキ化学工業(株)製「ファイン
ラップNTV型インキ」)でデザイン印刷し、部分メタ
リックホログラムフィルムを得た。厚さ500μmのポ
リエチレンテレフタレートにポリエステル−イソシアネ
ート系2液型接着剤(大日本インキ化学工業(株)製
主剤:「LX703A」/硬化剤:「KP−90」主
剤:硬化剤=15:1混合液)をグラビアコートにて、
乾燥後の膜厚が固形分で4g/m2となるように塗布
し、上記部分メタリックホログラムフィルムをドライラ
ミネートさせて、部分メタリックホログラム領域を有す
るキャラクターカードを得た。
【発明の効果】本発明は、従来アルミニウム蒸着でしか
なし得なかったメタリックホログラムの光反射層を、高
輝度コーティング剤の塗布、あるいは印刷で形成するこ
とを可能とした。その結果、大面積のメタリックホログ
ラムを安価に、かつ高速で大量生産できることとなっ
た。さらに、印刷版を使用することにより、ホログラム
シートの同一面内に、光反射層を有するメタリックホ
ログラム領域 光反射層のない透明なホログラム領域
光反射層がなくホログラム機能もない透明領域光
反射層はあるがホログラム機能がないメタリック領域
を、任意の場所に、任意の形状で混在させることができ
る。これにより意匠デザインの自由度を格段に上げた玩
具用カードを作成できる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03H 1/18 G03H 1/18 G09F 1/02 G09F 1/02 E 19/12 19/12 L Fターム(参考) 2H049 CA05 CA22 CA28 2K008 AA13 CC03 EE04 FF13 FF14 4F100 AB01B AB10B AB33B AJ11B AK01B AK04B AK10B AK41A AK41G AK42C AK51B AK51G AT00A BA02 BA03 BA07 BA10A BA10C CB00 CC00B DE02B EH46B EH46C EJ64B GB84 HB31B JN01B JN06 JN06B JN30B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の少なくとも片面に、高輝度コーテ
    ィング剤を塗布または印刷することによって形成された
    光反射層を有するメタリックホログラム層が設けられた
    玩具用カード。
  2. 【請求項2】 前記高輝度コーティング剤が、結着樹脂
    および金属薄膜細片を含有することを特徴とする請求項
    1に記載の玩具用カード。
  3. 【請求項3】 前記金属薄膜細片が、有機脂肪酸、メチ
    ルシリルイソシアネート、またはセルロース誘導体で表
    面処理されていることを特徴とする請求項1または2の
    いずれかに記載の玩具用カード。
  4. 【請求項4】 光反射層が任意の形状にパターン形成さ
    れていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載の玩具用カード。
  5. 【請求項5】 ホログラム領域が任意の形状にパターン
    形成されていることを特徴とする請求項1から4のいず
    れかに記載の玩具用カード。
  6. 【請求項6】 基材の少なくとも片面に、光反射層を有
    するメタリックホログラム層を設けた玩具用カードの製
    造方法であって、該光反射層を、高輝度コーティング剤
    を塗布または印刷することによって形成することを特徴
    とする玩具用カードの製造方法。
  7. 【請求項7】 高輝度コーティング剤を印刷することに
    よって、任意の形状に光反射層のパターンを形成するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の玩具用カードの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 透明ニスを印刷することによって、任意
    の形状に非ホログラム領域のパターンを形成することを
    特徴とする請求項6または7のいずれかに記載の玩具用
    カードの製造方法。
JP2000394474A 2000-12-26 2000-12-26 玩具用カード Expired - Fee Related JP4457281B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000394474A JP4457281B2 (ja) 2000-12-26 2000-12-26 玩具用カード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000394474A JP4457281B2 (ja) 2000-12-26 2000-12-26 玩具用カード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002192864A true JP2002192864A (ja) 2002-07-10
JP4457281B2 JP4457281B2 (ja) 2010-04-28

Family

ID=18860101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000394474A Expired - Fee Related JP4457281B2 (ja) 2000-12-26 2000-12-26 玩具用カード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4457281B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015045415A1 (ja) * 2013-09-30 2015-04-02 エンゼルプレイングカード株式会社 3つ折りカードとその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015045415A1 (ja) * 2013-09-30 2015-04-02 エンゼルプレイングカード株式会社 3つ折りカードとその製造方法
JP2015066949A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 エンゼルプレイングカード株式会社 3つ折りカードとその製造方法
US10046586B2 (en) 2013-09-30 2018-08-14 Angel Playing Cards Co., Ltd. Tri-fold card and manufacturing method therefor

Also Published As

Publication number Publication date
JP4457281B2 (ja) 2010-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3900811B2 (ja) メタリックホログラム
CN102498181B (zh) 鳞片状薄膜细粉末分散液
JP2003285599A (ja) 光回折層を有する転写箔
JPH11343436A (ja) インクジェットインクとその製法
JP2784566B2 (ja) 金属光沢を有する光輝印刷物
CA2638581C (en) Improved invisible ink and scratch pad
JP2003002322A (ja) 金属光沢層領域を有する紙容器
WO2005118309A1 (ja) Idカード製造方法、およびidカード
JP2705118B2 (ja) 高輝度グラビアインキ
JP2002196675A (ja) インモールドラベル
JP2002192864A (ja) 玩具用カード
JP2003005647A (ja) 金属光沢層領域を有する紙ラベル
JP3829697B2 (ja) メタリックホログラム紙
JP2005212135A (ja) 包装材
JP2002192896A (ja) 熱転写シート
JP2002192869A (ja) 磁気カード
JP2002020668A (ja) 高輝度印刷インキ
JP2003157009A (ja) 高輝度コーティング剤を使用した感熱ラベル
JP2002192865A (ja) 玩具用カード
JP2007224243A (ja) 高輝度印刷インキおよびそれを用いた熱転写シート
US20040105977A1 (en) Transfer paper by heat able to dissolve a metal layer partially and the preparation method thereof
JP4158143B2 (ja) 高輝性インキおよび高輝性積層シート
JP4533972B2 (ja) 金色系顔料組成物及びそれを用いた塗装体、塗装方法
JP2002258750A (ja) 粘着シート
JPH07310040A (ja) カラー鏡面インキ

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050809

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100114

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees