JP2002192338A - 半田こておよびそのこて先面加工方法 - Google Patents

半田こておよびそのこて先面加工方法

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JP2002192338A
JP2002192338A JP2000400675A JP2000400675A JP2002192338A JP 2002192338 A JP2002192338 A JP 2002192338A JP 2000400675 A JP2000400675 A JP 2000400675A JP 2000400675 A JP2000400675 A JP 2000400675A JP 2002192338 A JP2002192338 A JP 2002192338A
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angle
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Eisaku Wada
英作 和田
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Kyocera Display Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半田こてを半田付けロボットのこて先ホルダ
に所定のセット角度で取り付けた後は、半田こての交換
時を含めて、セット角度の調整を不要とする。 【解決手段】 水平面に対して所定のこて先角度でカッ
トされた鋭角的な先端部を31有し、自動半田付け装置
のこて先ホルダに上記こて先角度よりも大きなセット角
度で保持され、被半田付け面上を摺動して半田付けを行
なう半田こて30において、そのこて先の先端部31
に、上記セット角度状態で被半田付け面に対して平行と
なる平滑面311を摺動方向を基準として0.1〜1.
5mm幅であらかじめ形成しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動半田付け装置
(半田付けロボット)で用いられる半田こておよびその
こて先面の加工方法に関し、さらに詳しく言えば、半田
付けロボットにセットする際の角度調整(条件だし)が
容易であり、こて交換後の当初から安定した半田付けを
可能とする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半田付けは電気的接続手段の代表格とし
て広く用いられているが、その一例として図3を参照し
て、液晶表示パネルを駆動するTCP基板(液晶駆動I
Cが実装されたフレキシブル配線基板)10をパネル制
御回路基板20に接続する場合について説明する。
【0003】TCP基板10には、その一方の面側にリ
ード箔11が形成されているため、半田付けするにあた
っては、その接続部分の基材を除去して窓12を開け、
リード箔11を他方の面側に露出させたうえで、リード
箔11をパネル制御回路基板20に設けられている電極
端子21上に重ね、窓12側から半田こて30を動かし
てリード箔11を電極端子21に半田付けするようにし
ている。
【0004】この半田付けを手作業で行なう場合、半田
付けのピッチが細かくなると半田ブリッジが発生するこ
とがあるため、熟練した作業者でないと対応することが
できない。また、その作業効率の点でも限界がある。そ
こで、半田付けロボットを導入して、そのロボットに人
間に近い動作をさせて半田付けを自動化するようにして
いる。
【0005】図4の断面図に示すように、半田こて30
は、銅からなる芯材301を有し、その周りに厚さ約
0.4〜0.5mm程度の鉄メッキ302が施され、先
端部(半田付け面)31を除いて、鉄メッキ302の上
に硬質クロムメッキ303と黒色クロムメッキ304と
が順に形成されている。
【0006】また、図5に示すように、半田こて30の
先端部31には、水平面Hに対して所定のこて先角度θ
1が付けられている。この例でこて先角度θ1は45゜
に設定されている。
【0007】ここでは図示されていないが、半田付けロ
ボットにはこて先ホルダが設けられており、半田こて3
0はそのこて先ホルダに取り付けられる。その際、半田
こて30は図6に示すように、こて先ホルダに上記こて
先角度θ1(45゜)よりも大きなセット角度θ2(こ
の例では55゜)で保持される。
【0008】そして、半田こて30の先端部31に図示
しない溶融半田が塗布された後、半田付けロボットによ
り、半田こて30が上記窓12の一端から他端にかけ
て、被半田付け面S上を矢印Aで示す先端部31の開先
方向側に向けて滑るように動かされ、その溶融半田をリ
ード箔11と電極端子21間に塗布する。
【0009】なお、TCP基板10のリード箔11側の
面には絶縁被膜が形成されているため、その絶縁被膜の
厚さ分、リード箔11と電極端子21との間にわずかで
はあるが間隙が存在する。したがって、半田こて30に
は、その間隙を埋めるべく半田付けロボットにより所定
の押圧力がかけられる。これを押し込み量という。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、半田付け
ロボットにより自動的に半田付けを行なうにあたって、
半田こて30のセット角度θ2は重要な意味を持つ。
【0011】すなわち、セット角度θ2をこて先角度θ
1と同じにして、半田こて30の先端部31を被半田付
け面Sに対していわゆるベタ付け状態とすると、摩擦抵
抗が過大となり、リード箔11を断線してしまう場合が
ある。
【0012】これに対して、セット角度θ2をこて先角
度θ1よりも大きくし過ぎると、半田こて30の先端部
31がリード箔11を引っかけて、やはりリード箔11
を断線してしまうことがある。
【0013】この点を考慮して、こて先ホルダに半田こ
て30を取り付ける際、そのセット角度θ2を最適条件
に設定するが、半田付け回数が増えるに伴なって先端部
31の鉄メッキ302の摩耗が進行するため、被半田付
け面Sに対する接触面積が次第に増加する。
【0014】そのため、鉄メッキ302の摩耗の進行状
態に応じて、セット角度θ2や被半田付け面Sに対する
押圧力を適宜調整しなければならない、という煩わしさ
があった。
【0015】また、鉄メッキ302の摩耗が極限に達し
て芯材である銅材301が露出すると、半田がその銅材
301に付着してしまうため、半田こて30を交換する
ことになるが、その交換時には、半田こて30のセット
角度θ2および被半田付け面Sに対する押圧力などを、
その都度、初期状態に再設定し直さなければならない
ず、この点についても改善が求められていた。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、半田こ
てを半田付けロボットのこて先ホルダに所定のセット角
度で取り付けた後は、半田こての交換時を含めて、セッ
ト角度の調整を不要とすることができる。
【0017】そのため、本発明の請求項1では、水平面
に対して所定のこて先角度θ1でカットされた鋭角的な
先端部を有し、自動半田付け装置のこて先ホルダに上記
こて先角度θ1よりも大きなセット角度θ2で保持され
て被半田付け面上を摺動する半田こてにおいて、上記先
端部には、上記セット角度θ2状態で上記被半田付け面
に対して平行となる平滑面が摺動方向を基準として0.
1〜1.5mm幅であらかじめ形成されていることを特
徴としている。
【0018】すなわち、本発明の半田こてによれば、あ
らかじめその先端部に最適条件に設定された平滑面が形
成されているため、半田こての交換時を含めて、以後の
セット角度および押圧力の調整を不要とすることができ
る。
【0019】また、上記請求項1の半田こてを得るた
め、本発明の請求項2では、水平面に対して所定のこて
先角度でカットされた鋭角的な先端部を有する半田こて
を自動半田付け装置のこて先ホルダに上記こて先角度よ
りも大きなセット角度で保持させた後、上記半田こてを
水平に設置された研磨面上を所定の押圧をかけながら摺
動させて、上記先端部に0.1〜1.5mm幅の平滑面
を形成することを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1お
よび図2により説明する。なお、この実施形態において
は、先に説明した図3ないしは図6の従来例と同じく、
半田こて30は水平面Hに対して45゜のこて先角度θ
1でカットされた鋭角的な先端部31を有し、同半田こ
て30が自動半田付け装置のこて先ホルダ40に、上記
こて先角度θ1よりも大きなセット角度θ2(55゜)
で保持されるものとする。
【0021】本発明においては、図1に示すように、半
田こて30には、その先端部31の一部分に、被半田付
け面Sに対して平行となる平滑面311があらかじめ形
成されている。この平滑面311の摺動方向Aに沿った
幅Wは、0.1〜1.5mm幅であることが好ましい。
【0022】すなわち、平滑面311の幅Wが0.1m
m未満であると、半田こて30の荷重がその一点に集中
しすぎるため、TCP基板10のリード箔11を切断す
るおそれがあるので好ましくない。また、平滑面311
の幅Wが1.5mm幅を超えると摩擦抵抗が過大とな
り、リード箔11を断線してしまう場合があるので、や
はり好ましくない。
【0023】上記平滑面311は、図2に示すように、
先端部が45゜のカット角を有する無垢の半田こて30
を、半田付けロボットのこて先ホルダ40にセット角度
θ2を55゜として取り付けるとともに、その下方に研
磨手段としての800〜1500番のサンドペーパ50
を水平に設置し、半田こて30に所定の押し込み量を与
えて、50mm幅で例えば10回程度擦ることにより得
られる。
【0024】具体的な実施例として、こて先幅1.2m
m,こて先角45゜で、先に図4で説明した仕様の半田
こてを、半田付けロボットのこて先ホルダにセット角度
を55゜にして取り付けた。ワークテーブル上に100
0番のサンドペーパを設置した後、半田付けロボットの
Z軸を下げて半田こてのこて先がサンドペーパに当たる
ように高さ調整してから、さらに0.1mm押し下げた
状態でこて先を動かした。最初は抵抗があるが、先端が
削られてスムーズな動きとなるまで繰り返す。50mm
幅で10回往復動させると滑らかな動きとなり、0.1
4mmの平滑面が得られた。
【0025】この加工済み半田こてを用いて、図3に示
したTCP基板10とパネル制御回路基板20とを実際
に半田付けした。パネル制御回路基板20側の電極端子
21は、導体幅0.30mm,ピッチ0.55mm,金
メッキ仕様。TCP基板10側のリード箔11は、導体
幅0.20mm,ピッチ0.55mmで、絶縁被膜の膜
厚は75μm。
【0026】このような製品仕様であると、通常、半田
こての押し込み量は0.2mm以上とされるが、この加
工済み半田こての場合、押し込み量を0.4mmとして
もリード箔11は断線しなかった。この加工済み半田こ
てによれば、こて先と被半田付け面との平行がとれ、均
一に押さえながら半田付けすることができた。これに対
して、未加工の半田こての場合、押し込み量0.3mm
でリード箔11が断線してしまった。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
水平面に対して所定のこて先角度θ1でカットされた鋭
角的な先端部を有し、自動半田付け装置のこて先ホルダ
に上記こて先角度θ1よりも大きなセット角度θ2で保
持され、被半田付け面上を摺動して半田付けを行なう半
田こてにおいて、そのこて先の先端部に、上記セット角
度θ2状態で上記被半田付け面に対して平行となる平滑
面を摺動方向を基準として0.1〜1.5mm幅であら
かじめ形成したことにより、半田こてを半田付けロボッ
トのこて先ホルダに所定のセット角度で取り付けた後
は、半田こての交換時を含めて、セット角度の調整を不
要とすることができ、また、最適条件で半田付けを行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る半田こてのこて先部分
を示した側面図。
【図2】上記半田こてを得る加工方法を説明するための
説明図。
【図3】被半田付け回路基板の半田付け状態を説明する
ための斜視図。
【図4】従来一般的に使用されている半田こての構成を
示した断面図。
【図5】こて先角度を説明するための半田こての側面
図。
【図6】従来の半田こての使用状態を示した側面図。
【符号の説明】
10 TCP基板 11 リード箔 12 窓 20 パネル制御回路基板 21 電極端子 30 半田こて 31 先端部 311 平滑面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平面に対して所定のこて先角度でカッ
    トされた鋭角的な先端部を有し、自動半田付け装置のこ
    て先ホルダに上記こて先角度よりも大きなセット角度で
    保持されて被半田付け面上を摺動する半田こてにおい
    て、 上記先端部には、上記セット角度状態で上記被半田付け
    面に対して平行となる平滑面が摺動方向を基準として
    0.1〜1.5mm幅であらかじめ形成されていること
    を特徴とする半田こて。
  2. 【請求項2】 水平面に対して所定のこて先角度でカッ
    トされた鋭角的な先端部を有する半田こてを自動半田付
    け装置のこて先ホルダに上記こて先角度よりも大きなセ
    ット角度で保持させた後、上記半田こてを水平に設置さ
    れた研磨面上を所定の押圧をかけながら摺動させて、上
    記先端部に0.1〜1.5mm幅の平滑面を形成するこ
    とを特徴とする半田こてのこて先面加工方法。
JP2000400675A 2000-12-28 2000-12-28 半田こておよびそのこて先面加工方法 Withdrawn JP2002192338A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007311599A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Fujitsu Ltd 端子の接合方法
JP2007536088A (ja) * 2004-05-04 2007-12-13 エス−ボンド テクノロジーズ、エルエルシー インジウム、ビスマス及び/またはカドミウムを含有する低温活性半田を用いて形成した電子パッケージ
JP2009248111A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Hitachi Metals Ltd コテ先部材およびそれが組込まれた低融点金属の供給装置
JP2010519047A (ja) * 2007-02-19 2010-06-03 クーパー トゥールズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 格子構造を備える表面を有するはんだ付けチップ
CN108620721A (zh) * 2018-05-10 2018-10-09 江苏裕成电子有限公司 点焊头、焊接设备及焊接方法

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