JP2002191658A - エアーマッサージ機及びそれに用いるエアーバッグ - Google Patents

エアーマッサージ機及びそれに用いるエアーバッグ

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JP2002191658A JP2000393879A JP2000393879A JP2002191658A JP 2002191658 A JP2002191658 A JP 2002191658A JP 2000393879 A JP2000393879 A JP 2000393879A JP 2000393879 A JP2000393879 A JP 2000393879A JP 2002191658 A JP2002191658 A JP 2002191658A
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裕一 西堀
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慎治 筒井
Satoru Makita
了 牧田
Toshiaki Minamino
利明 南野
Koji Matsumoto
宏司 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアーバッグ形状の反転防止構造を備えるこ
とにより、マッサージ感、人体への当たり感、エアーバ
ッグ寿命の悪化を防ぎ、ひいてエアーバッグの大量生産
と立体的な成形が可能なエアーマッサージ機を提供す
る。 【解決手段】 ベローズ形状を持つ複数個のエアーバッ
グAと、エアーバッグAにエアーを供給するエアーポン
プと、エアーバッグへエアーを供給したりエアーバッグ
からエアーを抜いたりするのを制御するエアー制御装置
とを備え、エアーバッグAの膨張・収縮により身体に圧
迫マッサージを与えるエアーマッサージ機である。これ
において、前記エアーバッグAの形状が膨張・収縮を繰
り返しても反転せずに収縮時の形状まで容易に戻る反転
防止構造を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアーバッグを膨
張・収縮させてマッサージをするエアーマッサージ機と
それに用いるエアーバッグの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】エアー
マッサージ機に使用するエアーバッグには図6、図7に
示すようなベローズ(蛇腹)形状に形成されている。図
6に示すエアーバッグA′は円筒状で外周面に断面ジグ
サク状の蛇腹部1を設けてあり、下面にエアー口2を設
けてある。図7に示すエアーバッグA″は内部が中空の
偏平な盤状で上面に断面ジグザグ状の蛇腹部1を設けて
あり、下面にエアー口2を設けてある。これらのエアー
バッグA′,A″はブロー成形で成形したり、2枚のシ
ートを溶着(図示しない)等により製作されるが、ブロ
ー成形においては大量生産可能で立体的な成形が可能と
うる利点がありながらも、膨らみ代を大きくとるように
ベローズ(蛇腹)形のエアーバッグとすると、膨張⇔収
縮のサイクルで、若しくは人体等からの外力を受けて図
8、図9に示すように反転という不可逆な形状変化を起
こしてしまうという問題があった。図8、図9で符号a
に示す部分が反転を起こした反転部分である。
【0003】エアーバッグが一度反転を起こしてしまう
と、エアーバッグの一部が大きな屈曲を受けて自ら元の
形状に戻る事はないので、マッサージ感や人体への当た
り感を悪化させるだけでなく、寿命も大きく悪化させる
事となる。
【0004】本発明は前記問題に鑑みてなされたもので
あって、エアーバッグ形状の反転防止構造を備えること
により、マッサージ感、人体への当たり感、エアーバッ
グ寿命の悪化を防ぎ、ひいてはエアーバッグの大量生産
と立体的な成形が可能なエアーマッサージ機とそれに用
いるエアーバッグを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明のエアーマッサージ機は、ベローズ形状を持つ複
数個のエアーバッグと、エアーバッグにエアーを供給す
るエアーポンプと、エアーバッグへエアーを供給したり
エアーバッグからエアーを抜いたりするのを制御するエ
アー制御装置とを備え、エアーバッグの膨張・収縮によ
り身体に圧迫マッサージを与えるエアーマッサージ機に
おいて、前記エアーバッグの形状が膨張・収縮を繰り返
しても反転せずに収縮時の形状まで容易に戻る反転防止
構造を備えたことを特徴とする。このようにすることで
エアーバッグの形状が反転して元の形状に戻らなくなる
のを防止でき、マッサージ感や人体への当たり感やエア
ーバッグの寿命低下を防止することができる。
【0006】また前記反転防止構造がベローズ形状の外
周部に設けられたことを特徴とすることも好ましい。反
転防止構造が膨張時のエアーバッグ内圧による反転が最
もよ起きる部分であるベーロズ(蛇腹)形状の外周部に
あれば反転を効果的に抑えることができる。
【0007】また前記反転防止構造がベローズ形状の中
心部に設けられたことを特徴とすることも好ましい。反
転防止構造がベローズ(蛇腹)形状の中心部にあれば、
エアーバッグの膨張・収縮に拘わらず、人体負荷等によ
っても形状が反転しなくなるので、さらに効果的であ
る。
【0008】また前記外周部に設けられた反転防止構造
が複数個備えられていることを特徴とすることも好まし
い。外周部の反転防止構造が複数個あることにより、反
転の原因であるベローズ(蛇腹)形状の撓みを分散させ
ることができるので、より反転防止に効果的である。
【0009】また前記外周部に設けられた反転防止構造
のうち少なくとも1つが中心部より見て90°以下の間
隔で備えられていることを特徴とすることも好ましい。
外周部の反転防止構造のうち少なくとも1つが中心部よ
り見て90°以下の間隔で備える事により、円状に連な
るベローズ(蛇腹)形状に少ない数で効果的に反転防止
構造を設けることができる。
【0010】また前記外周部の反転防止構造が、U字状
若しくはV字状の溝形状であることを特徴とすることも
好ましい。外周部の反転防止構造が、U字状若しくはV
字状の溝形状とされたことで、反転防止構造が簡単且つ
大量生産に適した形状で、膨張・収縮に伴うベローズ
(蛇腹)形状の撓みがU字状若しくはV字状の開いた部
分の広がりや狭まりによって吸収でき、さらに反転に対
して剛性を高くとれる。
【0011】また前記溝形状の反転防止構造が、山形断
面のエアーバッグの両側を横断するように設けられたこ
とを特徴とすることも好ましい。U字状、V字状の溝を
ベローズ(蛇腹)形状の山部分を横断するようにする事
で山の一方に撓みが片寄ることなく、均等に分散させる
ことができる。
【0012】また前記外周部の反転防止構造がエアーバ
ッグの厚肉部で構成されていることを特徴とすることも
好ましい。外周部の反転防止機構を厚肉部により構成す
る事で、エアーバッグの外観に影響を及ぼさずに、つま
り、人体への当たり感を損なわずに反転の原因となるベ
ローズ(蛇腹)形状の撓み剛性が上がる。
【0013】また前記外周部の反転防止構造が密封され
た空気室によって構成されていることを特徴とすること
も好ましい。外周部の反転防止構造を、密閉された空気
室とする事で、外観、つまり人体への当たり感を損なわ
ず、空気室によるクッション性を備えながら反転の原因
となるベローズ(蛇腹)形状の撓み剛性が上がる。
【0014】また前記中心部に設けられた反転防止構造
が密閉された空気室によって構成されたことを特徴とす
ることも好ましい。中心部の反転防止構造を密閉された
空気室によって構成することで、適度なクッション性を
保ちながら人体等の外力による反転を防止できる。
【0015】また前記中心部に設けられた反転防止構造
がエアーバッグ外側に設けられたリブであることを特徴
とすることも好ましい。中心部の反転防止構造をエアー
バッグ外側に設けたリブとする事で、簡単で大量生産可
能な方法で人体等の外力による反転を防止できる。
【0016】また前記中心部に設けられた反転防止構造
がエアーバッグ内側に設けられたリブであることを特徴
とすることも好ましい。中心部の反転防止構造をエアー
バッグ内側に設けたリブとする事で、外観、つまり人体
への当たり感を損なわずに人体等の外力による反転を防
止できる。
【0017】またエアーバッグの一部に加圧による膨張
が僅かな非膨張面を持ち、その中心部に設けられた反転
防止構造がエアーバッグの非膨張面に設けられた膨張面
の収縮時の形状に沿う張り出し形状であることを特徴と
することも好ましい。このようにすることで特にエアー
バッグの収縮時において中心部が人体の外力によって反
転することを防止できる。
【0018】またエアーバッグの一部に加圧による膨張
が僅かな非膨張面を持ち、その外周部に設けられた反転
防止構造がエアーバッグの非膨張面に設けられた膨張面
の収縮時の形状に沿う張り出し形状であることを特徴と
することも好ましい。このようにすることで特にエアー
バッグの収縮時において外周部が人体の外力によって反
転することを防止できる。
【0019】また前記ベローズ形状である膨張面が身体
の圧迫方向とその反対方向にも備えられていることを特
徴とすることも好ましい。エアーバッグのベローズ(蛇
腹)形状である膨張面が身体の圧迫方向と反対側にも備
えていることにより同一圧力でもエアーバッグの突出量
を2倍にすることができる。
【0020】また前記ベローズ形状を持つエアーバッグ
の空気室が身体の圧迫方向に対して複数個備えられてお
り、それらの空気が連通せずに個々に独立して膨張・収
縮できるようにしたことを特徴とすることも好ましい。
このようにすることにより身体に対して多段階の圧迫が
できるので、より強い若しくは弱い圧迫やよりきめ細か
い圧迫の制御が可能となる。
【0021】また前記身体の圧迫方向に対して複数個備
えられた空気室が異なる方向性を持って膨張するように
構成されたことを特徴とすることも好ましい。エアーバ
ッグが異なる方向性を持って膨張するように構成する事
で身体への圧迫力と方向を変えることができる。
【0022】また本発明のエアーバッグは、ベーロズ形
状を有して膨張・収縮可能で、膨張・収縮を繰り返して
も反転せずに収縮時の形状まで容易に戻る反転防止構造
を備えたことを特徴とする。このようにすることでエア
ーバッグの形状が反転して元の形状に戻らなくなるのを
防止でき、エアーマッサージ機のエアーバッグとして有
用に利用できる。
【0023】
【発明の実施の形態】エアーマッサージ機は図5に示す
ようにフレーム3、座部4、背もたれ部5、肘掛け6、
足乗せ台7等を有している。そして背もたれ部5や足乗
せ台7等にエアーバッグAを埋設してある。複数のエア
ーバッグAには図4に示すようにエアーポンプ8からエ
アー制御装置9を介してエアーが供給されるようになっ
ている。エアー制御装置9はエアーバッグAに空気を供
給したりエアーバッグAからエアー抜いたりする制御を
行うようになっている。
【0024】合成樹脂、ゴム等で形成せるエアーバッグ
Aはベローズ(蛇腹)形状で膨張・収縮するようになっ
ているが、その一例を図1に示す。図1のエアーバッグ
Aは上シート10と下シート11とで構成され、上シー
ト10と下シート11の周縁を溶着して一体化してあ
る。本例の場合、上シート10の方に蛇腹部1を設ける
ことで伸縮自在にしてある。上シート10の略中央には
円錐台状の円板部1aを有し、円板部1aの外周から上
シート10の外周に向けて断面略V字状の谷部1bと断
面略V字状の山部1cとを交互に設けてある。谷部1b
及び山部1cは円環状に形成されている。そして上記円
板部1aと谷部1bと山部1cとで伸縮自在な蛇腹部1
を形成してある。下シート11の中央には内部と連通す
るエアー口2を設けてある。
【0025】上シート10の円板部1aの上面部には密
閉空気室12を設けてあり、この密封空気室12が中央
部の反転防止構造となっている。上シート10の山部に
はV字状の溝部13を設けてあり、この溝部13が外周
部の反転防止構造となっている。かかる溝部13はU字
状であってもよい。また溝部13は複数状の山部1cに
夫々複数個設けられている。また各山部1cに設ける溝
部13は山部1cを横断するように設けられている。ま
た上記のように外周部の反転防止構造として複数個の溝
部13が設けられるが、その溝部13は中央部から見て
90°以下の角度間隔で設けられている。上記のように
反転防止構造としての溝部13を設けると、エアーバッ
グAの膨張⇔収縮のサイクルの繰り返しによってもエア
ーバッグの撓みが溝部13により吸収できる。また中心
部に反転防止構造としての密閉空気室12を設けること
により負荷を受けても反転しないようになっている。
【0026】図2はエアーバッグAの他の例を示す。本
例も上記例と基本的に同じであり、異なる点だけを主に
述べる。本例の場合、上シート10と下シート11の両
方に蛇腹部1を設けてある。上シート10や下シート1
1の略中央には円錐台状の円板部1aを有し、円板部1
aの中央には円錐台状の凸部1dを有し、円板部1aの
外周から上シート10の外周に向けて断面略V字状の谷
部1bと断面略V字状の山部1cとを交互に設けてあ
る。谷部1b及び山部1cは円環状に形成されている。
そして上記円板部1aと谷部1bと山部1cと凸部1d
とで伸縮自在な蛇腹部1を形成してある。下シート11
の外周にはエアー口2を形成してある。凸部1dと円板
部1aとの間の外面には周方向に等間隔にリブ14を設
けてあり、このリブ14で撓みが生じないように剛性を
上げてあり、リブ14が中央部の反転防止構造となって
いる。また山部1cには厚肉部15を設けてあり、この
厚肉部15で撓みが生じないように剛性を上げてあり、
厚肉部15が外周部の反転防止構造となっている。この
厚肉部15は複数条の山部1cで各山部1cの周方向に
複数個設けてある。また上記のように外周部の反転防止
構造として複数個の厚肉部15が設けられるが、その厚
肉部15は中央部から見て90°以下の角度間隔で設け
られている。このエアーバッグAの場合、蛇腹部1であ
る膨張面が両面に備えており(身体圧迫方向と反対にも
膨張面を備えている)、エアーバッグAの突出量を2倍
にすることができる。
【0027】図3はエアーバッグAの他の例を示す。本
例も上記例と基本的に同じであり、異なる点だけを主に
述べる。本例の場合も、上シート10と下シート11の
両方に蛇腹部1を設けてある。上シート10や下シート
11の略中央には円錐台状の円板部1aを有し、円板部
1aの中央には円錐台状の凸部1dを有し、円板部1a
の外周から上シート10の外周に向けて断面略V字状の
谷部1bと断面略V字状の山部1cとを交互に設けてあ
る。谷部1b及び山部1cは円環状に形成されている。
そして上記円板部1aと谷部1bと山部1cと凸部1d
とで伸縮自在な蛇腹部1を形成してある。上シート10
及び下シート11の外周にはエアー口2を形成してあ
る。中央部の凸部1dの頂部の内面から内方に突出する
リブ16を設けてあり、このリブ16にて撓みが生じな
いように剛性を上げてあり、リブ16が中央部の反転防
止構造となっている。また外周部の山部1cには密閉空
気室17を設けてあり、密閉空気室17により剛性を上
げてあり、この密閉空気室17が外周部の反転防止構造
となっている。この密閉空気室17は複数条の山部1c
で各山部1cの周方向に複数個設けてある。また上記の
ように外周部の反転防止構造として複数個の密閉空気室
17が設けられるが、その密閉空気室17は中央部から
見て90°以下の角度間隔で設けられている。この上シ
ート10と下シート11との間には中心部から外周部に
亙って膨張が僅かな非膨張面18を設けてあり、この非
膨張面18には外周部及び中心部ともに膨張面である蛇
腹部1の収縮時の形状に沿う張り出し形状を設けてあ
る。19は外周部の張り出し形状部であり、20は中央
部の張り出し形状部である。これら張り出し形状部1
9,20により人体等の外力にてエアーバッグ形状が反
転しないようにする反転防止構造を形成している。上記
エアーバッグA内は非膨張面18を境として2つの空気
室21に仕切ってあり、夫々の空気室21に別々のエア
ー口2を夫々連通させてあり、空気室21を2個重ねて
2段階の独立した膨張ができるようになっている。また
上記空気室21は異なる方向に膨張して人体へのマッサ
ージ力の方向を3次元的に変えられるようになってい
る。
【0028】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、叙述の如く
エアーバッグの形状が膨張・収縮を繰り返しても反転せ
ずに収縮時の形状まで容易に戻る反転防止構造を備えた
ので、エアーバッグの形状が反転して元の形状に戻らな
くなるのを防止でき、マッサージ感や人体への当たり感
やエアーバッグの寿命低下を防止することができるもの
である。
【0029】また本発明の請求項2の発明は、請求項1
において、前記反転防止構造がベローズ形状の外周部に
設けられたので、反転防止構造が膨張時のエアーバッグ
内圧による反転が最もよく起きる部分であるベーロズ形
状の外周部にあることで反転を効果的に抑えることがで
きるものである。
【0030】また本発明の請求項3の発明は、請求項1
または請求項2において、前記反転防止構造がベローズ
形状の中心部に設けられたので、反転防止構造がベロー
ズ形状の中心部にあることでエアーバッグの膨張・収縮
に拘わらず、人体負荷等によっても形状が反転しなくな
るので、さらに効果的になるものである。
【0031】また本発明の請求項4の発明は、請求項2
において、前記外周部に設けられた反転防止構造が複数
個備えられているので、反転の原因であるベローズ形状
の撓みを分散させることができることで、より反転防止
に効果的なものである。
【0032】また本発明の請求項5の発明は、請求項2
または請求項4において、前記外周部に設けられた反転
防止構造のうち少なくとも1つが中心部より見て90°
以下の間隔で備えられているので、円状に連なるベロー
ズ形状に少ない数で効果的に反転防止構造を設けること
ができるものである。
【0033】また本発明の請求項6の発明は、請求項2
または請求項4または請求項5において、前記外周部の
反転防止構造が、U字状若しくはV字状の溝形状である
ので、反転防止構造が簡単且つ大量生産に適した形状
で、膨張・収縮に伴うベローズ形状の撓みがU字状若し
くはV字状の開いた部分の広がりや狭まりによって吸収
でき、さらに反転に対して剛性を高くとれるものであ
る。
【0034】また本発明の請求項7の発明は、請求項6
において、前記溝形状の反転防止構造が、山形断面のエ
アーバッグの両側を横断するように設けられたので、U
字状、V字状の溝をベローズ形状の山部分を横断するよ
うにする事で山の一方に撓みが片寄ることなく、均等に
分散させることができるものである。
【0035】また本発明の請求項8の発明は、請求項2
または請求項4または請求項5において、前記外周部の
反転防止構造がエアーバッグの厚肉部で構成されている
ので、エアーバッグの外観に影響を及ぼさずに、つま
り、人体への当たり感を損なわずに反転の原因となるベ
ローズ形状の撓み剛性が上がるものである。
【0036】また本発明の請求項9の発明は、請求項2
または請求項4または請求項5において、前記外周部の
反転防止構造が密封された空気室によって構成されてい
るので、外観、つまり人体への当たり感を損なわず、空
気室によるクッション性を備えながら反転の原因となる
ベローズ形状の撓み剛性が上がるものである。
【0037】また本発明の請求項10の発明は、請求項
3において、前記中心部に設けられた反転防止構造が密
閉された空気室によって構成されたので、適度なクッシ
ョン性を保ちながら人体等の外力による反転を防止でき
るものである。
【0038】また本発明の請求項11の発明は、請求項
3において、前記中心部に設けられた反転防止構造がエ
アーバッグ外側に設けられたリブであるので、簡単で大
量生産可能な方法で人体等の外力による反転を防止でき
るものである。
【0039】また本発明の請求項12の発明は、請求項
3において、前記中心部に設けられた反転防止構造がエ
アーバッグ内側に設けられたリブであるので、外観、つ
まり人体への当たり感を損なわずに人体等の外力による
反転を防止できるものである。
【0040】また本発明の請求項13の発明は、請求項
1乃至請求項11のいずれかにおいて、エアーバッグの
一部に加圧による膨張が僅かな非膨張面を持ち、その中
心部に設けられた反転防止構造がエアーバッグの非膨張
面に設けられた膨張面の収縮時の形状に沿う張り出し形
状であるので、特にエアーバッグの収縮時において中心
部が人体の外力によって反転することを防止できるもの
である。
【0041】また本発明の請求項14の発明は、請求項
1乃至請求項12のいずれかにおいて、エアーバッグの
一部に加圧による膨張が僅かな非膨張面を持ち、その外
周部に設けられた反転防止構造がエアーバッグの非膨張
面に設けられた膨張面の収縮時の形状に沿う張り出し形
状であるので、特にエアーバッグの収縮時において外周
部が人体の外力によって反転することを防止できるもの
である。
【0042】また本発明の請求項15の発明は、請求項
1乃至請求項14のいずれかにおいて、前記ベローズ形
状である膨張面が身体の圧迫方向とその反対方向にも備
えられているので、同一圧力でもエアーバッグの突出量
を2倍にすることができるものである。
【0043】また本発明の請求項16の発明は、請求項
1乃至請求項14のいずれかにおいて、前記ベローズ形
状を持つエアーバッグの空気室が身体の圧迫方向に対し
て複数個備えられており、それらの空気が連通せずに個
々に独立して膨張・収縮できるようにしたので、身体に
対して多段階の圧迫ができるので、より強い若しくは弱
い圧迫やよりきめ細かい圧迫の制御が可能となるもので
ある。
【0044】また本発明の請求項17の発明は、請求項
16において、前記身体の圧迫方向に対して複数個備え
られた空気室が異なる方向性を持って膨張するように構
成されたので、エアーバッグが異なる方向性を持って膨
張するように構成する事で身体への圧迫力と方向を変え
ることができるものである。
【0045】また本発明の請求項18の発明は、ベーロ
ズ形状を有して膨張・収縮可能で、膨張・収縮を繰り返
しても反転せずに収縮時の形状まで容易に戻る反転防止
構造を備えたので、エアーバッグの形状が反転して元の
形状に戻らなくなるのを防止でき、エアーマッサージ機
のエアーバッグとして有用に利用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例のエアーバッグを示
し、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【図2】同上の他の例のエアーバッグを示し、(a)は
斜視図、(b)は断面図である。
【図3】同上の他の例のエアーバッグを示し、(a)は
斜視図、(b)は断面図である。
【図4】同上のエアーマッサージ機の管路図である。
【図5】同上のエアーマッサージ機の外観を示す斜視図
である。
【図6】従来の一例のエアーバッグを示し、(a)は斜
視図、(b)は断面図である。
【図7】従来の他の例のエアーバッグを示し、(a)は
斜視図、(b)は断面図である。
【図8】図8の従来例の問題を示し、(a)は斜視図、
(b)は断面図である。
【図9】図7の従来例の問題を示し、(a)は斜視図、
(b)は断面図である。
【符号の説明】
A エアーバッグ 1 蛇腹部 12 密閉空気室 13 溝部 14 リブ 15 厚肉部 16 リブ 17 密閉空気室 18 非膨張面 19 張り出し形状部 20 張り出し形状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧田 了 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 南野 利明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 松本 宏司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4C100 AD01 AF02 BB05 BC11 CA06 DA05 DA06

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベローズ形状を持つ複数個のエアーバッ
    グと、エアーバッグにエアーを供給するエアーポンプ
    と、エアーバッグへエアーを供給したりエアーバッグか
    らエアーを抜いたりするのを制御するエアー制御装置と
    を備え、エアーバッグの膨張・収縮により身体に圧迫マ
    ッサージを与えるエアーマッサージ機において、前記エ
    アーバッグの形状が膨張・収縮を繰り返しても反転せず
    に収縮時の形状まで容易に戻る反転防止構造を備えたこ
    とを特徴とするエアーマッサージ機。
  2. 【請求項2】 前記反転防止構造がベローズ形状の外周
    部に設けられたことを特徴とする請求項1記載のエアー
    マッサージ機。
  3. 【請求項3】 前記反転防止構造がベローズ形状の中心
    部に設けられたことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載のエアーマッサージ機。
  4. 【請求項4】 前記外周部に設けられた反転防止構造が
    複数個備えられていることを特徴とする請求項2記載の
    エアーマッサージ機。
  5. 【請求項5】 前記外周部に設けられた反転防止構造の
    うち少なくとも1つが中心部より見て90°以下の間隔
    で備えられていることを特徴とする請求項2または請求
    項4記載のエアーマッサージ機。
  6. 【請求項6】 前記外周部の反転防止構造が、U字状若
    しくはV字状の溝形状であることを特徴とする請求項2
    または請求項4または請求項5記載のエアーマッサージ
    機。
  7. 【請求項7】 前記溝形状の反転防止構造が、山形断面
    のエアーバッグの両側を横断するように設けられたこと
    を特徴とする請求項6記載のエアーマッサージ機。
  8. 【請求項8】 前記外周部の反転防止構造がエアーバッ
    グの厚肉部で構成されていることを特徴とする請求項2
    または請求項4または請求項5記載のエアーマッサージ
    機。
  9. 【請求項9】 前記外周部の反転防止構造が密封された
    空気室によって構成されていることを特徴とする請求項
    2または請求項4または請求項5記載のエアーマッサー
    ジ機。
  10. 【請求項10】 前記中心部に設けられた反転防止構造
    が密閉された空気室によって構成されたことを特徴とす
    る請求項3記載のエアーマッサージ機。
  11. 【請求項11】 前記中心部に設けられた反転防止構造
    がエアーバッグ外側に設けられたリブであることを特徴
    とする請求項3記載のエアーマッサージ機。
  12. 【請求項12】 前記中心部に設けられた反転防止構造
    がエアーバッグ内側に設けられたリブであることを特徴
    とする請求項3記載のエアーマッサージ機。
  13. 【請求項13】 エアーバッグの一部に加圧による膨張
    が僅かな非膨張面を持ち、その中心部に設けられた反転
    防止構造がエアーバッグの非膨張面に設けられた膨張面
    の収縮時の形状に沿う張り出し形状であることを特徴と
    する請求項1乃至請求項12記載のエアーマッサージ
    機。
  14. 【請求項14】 エアーバッグの一部に加圧による膨張
    が僅かな非膨張面を持ち、その外周部に設けられた反転
    防止構造がエアーバッグの非膨張面に設けられた膨張面
    の収縮時の形状に沿う張り出し形状であることを特徴と
    する請求項1乃至請求項13のいずれかに記載のエアー
    マッサージ機。
  15. 【請求項15】 前記ベローズ形状である膨張面が身体
    の圧迫方向とその反対方向にも備えられていることを特
    徴とする請求項1乃至請求項14のいずれかに記載のエ
    アーマッサージ機。
  16. 【請求項16】 前記ベローズ形状を持つエアーバッグ
    の空気室が身体の圧迫方向に対して複数個備えられてお
    り、それらの空気室が連通せずに個々に独立して膨張・
    収縮できるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項14のいずれかに記載のエアーマッサージ機。
  17. 【請求項17】 前記身体の圧迫方向に対して複数個備
    えられた空気室が異なる方向性を持って膨張するように
    構成されたことを特徴とする請求項16記載のエアーマ
    ッサージ機。
  18. 【請求項18】 ベーロズ形状を有して膨張・収縮可能
    で、膨張・収縮を繰り返しても反転せずに収縮時の形状
    まで容易に戻る反転防止構造を備えたことを特徴とする
    エアーバッグ。
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