JP2002065782A - マッサージ用エアーバッグ及びエアーマッサージ機 - Google Patents
マッサージ用エアーバッグ及びエアーマッサージ機Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】袋体が確実に膨らみ、かつ、耐久性に優れたマ
ッサージ用エアーバッグ、及びこれを用いたエアーマッ
サージ機を提供する。 【解決手段】開口部１１と袋体２とを連通する通気性を
扁平状態においても維持でき、かつ、弾性変形可能なス
ペーサ４を袋体２に内装する。スペーサ４が、内圧Ｐの
かかる面積を袋体２内に確保するので、袋体２が容易に
拡がるエアーバッグ１を提供できる。給排気口体３と袋
体２内面とが擦れ合うことが無いので、耐久性が向上す
る。弾性変形により異物感を低減して使い心地を向上す
る。
ッサージ用エアーバッグ、及びこれを用いたエアーマッ
サージ機を提供する。 【解決手段】開口部１１と袋体２とを連通する通気性を
扁平状態においても維持でき、かつ、弾性変形可能なス
ペーサ４を袋体２に内装する。スペーサ４が、内圧Ｐの
かかる面積を袋体２内に確保するので、袋体２が容易に
拡がるエアーバッグ１を提供できる。給排気口体３と袋
体２内面とが擦れ合うことが無いので、耐久性が向上す
る。弾性変形により異物感を低減して使い心地を向上す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、収縮時にほぼ扁平
形状となる袋体に設けた給排気口体から空気を給排気し
て膨張・収縮させるマッサージ用エアーバッグに関す
る。
形状となる袋体に設けた給排気口体から空気を給排気し
て膨張・収縮させるマッサージ用エアーバッグに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】マッサージ用エアーバッグは、非通気性
の生地を重ねて外縁部を溶着し形成された袋体と、この
袋体の一面をなす生地に穴を設けて内側から溶着された
給排気口体によって構成されている。給排気口体は、フ
ランジと一体に成形されたエルボ形状の接続管を備えて
いる。接続管をエアーコンプレッサーに通じるエアホー
スと接続し、給排気口体から袋体に空気を給排気するこ
とでエアーバッグは膨張・収縮する。
の生地を重ねて外縁部を溶着し形成された袋体と、この
袋体の一面をなす生地に穴を設けて内側から溶着された
給排気口体によって構成されている。給排気口体は、フ
ランジと一体に成形されたエルボ形状の接続管を備えて
いる。接続管をエアーコンプレッサーに通じるエアホー
スと接続し、給排気口体から袋体に空気を給排気するこ
とでエアーバッグは膨張・収縮する。
【０００３】エアーバッグがうまく膨らむためには、袋
体にかかる負荷より内面から押す力が大きくなければな
らない。内面から押す力は、給排気口体より袋体内部に
給排気される空気の圧力とその断面積に比例する。よっ
て、袋体に負荷が加わり給排気口体の袋体内面側の開口
部が密閉されてしまうと、負荷に抗して内面から押す力
に起因する断面積は開口部の断面積のみとなり、エアー
バッグはうまく膨らまない。
体にかかる負荷より内面から押す力が大きくなければな
らない。内面から押す力は、給排気口体より袋体内部に
給排気される空気の圧力とその断面積に比例する。よっ
て、袋体に負荷が加わり給排気口体の袋体内面側の開口
部が密閉されてしまうと、負荷に抗して内面から押す力
に起因する断面積は開口部の断面積のみとなり、エアー
バッグはうまく膨らまない。
【０００４】そこで、図７に示すような給排気口体の袋
体内面側の開口部が密閉されないように開口部近傍に複
数の突起を設け、突起周辺に空気が流れ込むように隙間
を形成することで必要断面積を確保し、袋体にかかる負
荷に抗して膨らむエアーバッグがある。
体内面側の開口部が密閉されないように開口部近傍に複
数の突起を設け、突起周辺に空気が流れ込むように隙間
を形成することで必要断面積を確保し、袋体にかかる負
荷に抗して膨らむエアーバッグがある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図７に
示すように、柔軟に変形することができる人体１００に
よって押圧されてエアーバッグが負荷を受けると、袋体
１０１を形成する生地１０２ａ，１０２ｂが給排気口体
１０３の開口部１０４近傍のフランジ１０５面に設けら
れた突起１０６に倣うように押し当てられ、突起１０６
周辺の隙間１０７をつぶして生地１０２ｂにより開口部
１０４を塞ぐことがある。そのため、エアーバッグが所
望する形状に膨らまないという問題が生じる。
示すように、柔軟に変形することができる人体１００に
よって押圧されてエアーバッグが負荷を受けると、袋体
１０１を形成する生地１０２ａ，１０２ｂが給排気口体
１０３の開口部１０４近傍のフランジ１０５面に設けら
れた突起１０６に倣うように押し当てられ、突起１０６
周辺の隙間１０７をつぶして生地１０２ｂにより開口部
１０４を塞ぐことがある。そのため、エアーバッグが所
望する形状に膨らまないという問題が生じる。
【０００６】また、袋体１０１に取り付けられる給排気
口体１０３は、硬質樹脂などで形成されるため、このエ
アーバッグをマッサージ機本体に内装して使用する場
合、エアーバッグの収縮状態では使用者が給排気口体１
０３及び突起１０６の硬質感を感じ、使い心地が悪い。
さらに、開口部１０４近傍に隙間１０７を形成するため
に設けられた突起１０６が、対向する面の生地１０２ｂ
と擦れ合い、生地１０２ｂが磨耗するなど、耐久性低下
の問題も生じる。
口体１０３は、硬質樹脂などで形成されるため、このエ
アーバッグをマッサージ機本体に内装して使用する場
合、エアーバッグの収縮状態では使用者が給排気口体１
０３及び突起１０６の硬質感を感じ、使い心地が悪い。
さらに、開口部１０４近傍に隙間１０７を形成するため
に設けられた突起１０６が、対向する面の生地１０２ｂ
と擦れ合い、生地１０２ｂが磨耗するなど、耐久性低下
の問題も生じる。
【０００７】そこで、本発明の課題は、これらの問題を
解決するために、袋体が確実に膨らみ、かつ、耐久性及
び使い心地に優れたマッサージ用エアーバッグ及びこれ
を用いたエアーマッサージ機を提供することにある。
解決するために、袋体が確実に膨らみ、かつ、耐久性及
び使い心地に優れたマッサージ用エアーバッグ及びこれ
を用いたエアーマッサージ機を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１のマッサージ用
エアーバッグは、収縮状態のときに扁平状態になる袋体
と、この袋体内に給排気される空気を導く接続管の一端
部にフランジを一体に有し、かつ、前記フランジを前記
袋体の一面に取り付けられた給排気口体とを備えるマッ
サージ用エアーバッグの前記給排気口体の前記袋体に臨
んだ開口部と前記袋体とを連通する通気性を前記袋体の
扁平状態においても維持でき、かつ、弾性変形可能なス
ペーサを、前記開口部を覆って内装する。スペーサが、
内圧のかかる面積を袋体内に確保するので、袋体が容易
に膨らむマッサージ用エアーバッグを提供できる。ま
た、袋体より硬質な給排気口体と袋体内面とが擦れ合う
ことが無いので、耐久性が向上する。しかも、スペーサ
は弾性変形可能であるため、柔軟で心地が良く使用でき
る。
エアーバッグは、収縮状態のときに扁平状態になる袋体
と、この袋体内に給排気される空気を導く接続管の一端
部にフランジを一体に有し、かつ、前記フランジを前記
袋体の一面に取り付けられた給排気口体とを備えるマッ
サージ用エアーバッグの前記給排気口体の前記袋体に臨
んだ開口部と前記袋体とを連通する通気性を前記袋体の
扁平状態においても維持でき、かつ、弾性変形可能なス
ペーサを、前記開口部を覆って内装する。スペーサが、
内圧のかかる面積を袋体内に確保するので、袋体が容易
に膨らむマッサージ用エアーバッグを提供できる。ま
た、袋体より硬質な給排気口体と袋体内面とが擦れ合う
ことが無いので、耐久性が向上する。しかも、スペーサ
は弾性変形可能であるため、柔軟で心地が良く使用でき
る。
【０００９】請求項２のマッサージ用エアーバッグは、
スペーサを前記袋体の内周面または前記給排気口体の開
口部で位置決めして設ける。スペーサが開口部に対して
位置決めされるので、袋体が確実に膨らむマッサージ用
エアーバックを提供できる。
スペーサを前記袋体の内周面または前記給排気口体の開
口部で位置決めして設ける。スペーサが開口部に対して
位置決めされるので、袋体が確実に膨らむマッサージ用
エアーバックを提供できる。
【００１０】請求項３のマッサージ機は、エアーバッグ
の膨張が確実で耐久性に優れるなどの効果を有する請求
項１または請求項２のエアーバッグを備えるから、高品
質なエアーマッサージ機を提供できる。
の膨張が確実で耐久性に優れるなどの効果を有する請求
項１または請求項２のエアーバッグを備えるから、高品
質なエアーマッサージ機を提供できる。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の第１の実施形態を図１か
ら図４を参照して説明する。マッサージ用エアーバッグ
１は、図１及び図２に示すように袋体２に空気を出し入
れする給排気口体３が設けられ、スペーサ４が内部に敷
設されている。袋体２は、長方形に成形された非通気性
の生地５ａ，５ｂを２枚重ね合わせ、その外縁部を気密
的に溶着６して形成されており、一方の生地５ａの中央
には、給排気口体３を取り付けるための穴７が設けられ
ている。硬質な合成樹脂製の給排気口体３は、円形のフ
ランジ８にエルボ形状の接続管９が一体に成形されてお
り、接続管９を外に向けて袋体２の穴７の内面から気密
的に溶着１０されている。なお、給排気口体３は、生地
５ａに対し外側から取り付けられていてもよく、溶着で
もよいし接着でもよい。
ら図４を参照して説明する。マッサージ用エアーバッグ
１は、図１及び図２に示すように袋体２に空気を出し入
れする給排気口体３が設けられ、スペーサ４が内部に敷
設されている。袋体２は、長方形に成形された非通気性
の生地５ａ，５ｂを２枚重ね合わせ、その外縁部を気密
的に溶着６して形成されており、一方の生地５ａの中央
には、給排気口体３を取り付けるための穴７が設けられ
ている。硬質な合成樹脂製の給排気口体３は、円形のフ
ランジ８にエルボ形状の接続管９が一体に成形されてお
り、接続管９を外に向けて袋体２の穴７の内面から気密
的に溶着１０されている。なお、給排気口体３は、生地
５ａに対し外側から取り付けられていてもよく、溶着で
もよいし接着でもよい。
【００１２】スペーサ４は、通気性を有した弾性変形可
能な材料、例えば連続気泡を有したスポンジ状の発泡ウ
レタン製であって、図１に示すように袋体２の内部略全
体に敷設されている。このスペーサ４は、エアーバッグ
１が収縮した扁平状態時において、人の体重程度の負荷
がかかった場合、柔軟に弾性変形するとともに、袋体２
の内部と接続管９の内部が非連通状態となる程度には潰
れない程度の硬さを有し、それにより、図２に示す給排
気口体３の開口部１１と袋体２内を常に連通する通気性
を有している。
能な材料、例えば連続気泡を有したスポンジ状の発泡ウ
レタン製であって、図１に示すように袋体２の内部略全
体に敷設されている。このスペーサ４は、エアーバッグ
１が収縮した扁平状態時において、人の体重程度の負荷
がかかった場合、柔軟に弾性変形するとともに、袋体２
の内部と接続管９の内部が非連通状態となる程度には潰
れない程度の硬さを有し、それにより、図２に示す給排
気口体３の開口部１１と袋体２内を常に連通する通気性
を有している。
【００１３】このエアーバッグ１は、例えば図３に示す
マット式のエアーマッサージ機のマッサージ機本体とし
てのマット部１２に複数個内装されて使用される。この
エアーマッサージ機は、各エアーバッグ１とエアー給排
気装置１３がそれぞれエアホース１４で接続され、エア
ー給排気装置１３に設けられた制御装置１５で制御され
る図示しないエアーコンプレッサー及び分配器を介して
各エアーバッグ１へ順次空気が給排気されて膨張・収縮
を繰り返し、使用者にマッサージ効果を施す。
マット式のエアーマッサージ機のマッサージ機本体とし
てのマット部１２に複数個内装されて使用される。この
エアーマッサージ機は、各エアーバッグ１とエアー給排
気装置１３がそれぞれエアホース１４で接続され、エア
ー給排気装置１３に設けられた制御装置１５で制御され
る図示しないエアーコンプレッサー及び分配器を介して
各エアーバッグ１へ順次空気が給排気されて膨張・収縮
を繰り返し、使用者にマッサージ効果を施す。
【００１４】次に、このエアーバッグ１の作用について
説明する。図３のマッサージ機の場合、利用者がマット
部１２に横たわることによりエアーバッグ１に利用者の
体重が負荷として加わる。図２のようにエアーバッグ１
に人体１６によって負荷がかかっている場合、この負荷
に抗してエアーバッグ１が膨らむためには、この負荷よ
りも大きな力がエアーバッグ１内面から働く必要があ
る。このエアーバッグ１の内面からの力は、給排気口体
３より給気される空気の圧力Ｐとその圧力Ｐが作用する
断面積に比例する。
説明する。図３のマッサージ機の場合、利用者がマット
部１２に横たわることによりエアーバッグ１に利用者の
体重が負荷として加わる。図２のようにエアーバッグ１
に人体１６によって負荷がかかっている場合、この負荷
に抗してエアーバッグ１が膨らむためには、この負荷よ
りも大きな力がエアーバッグ１内面から働く必要があ
る。このエアーバッグ１の内面からの力は、給排気口体
３より給気される空気の圧力Ｐとその圧力Ｐが作用する
断面積に比例する。
【００１５】第１の実施形態によるエアーバッグ１で
は、図１及び図２に示すように、給排気口体３の袋体２
内に臨んだ開口部１１を覆って袋体２の略全面にスペー
サ４が敷設され、このスペーサ４は袋体２の全内周面で
動かないように位置決めされている。スペーサ４は、エ
アーバッグ１が収縮した扁平状態時に人の体重程度の負
荷がかかっても、柔軟に弾性変形するとともに、図４に
示す給排気口体３の開口部１１と袋体２内を常に連通す
る通気性を有しているので、図４に示すように、エアー
バッグ１が収縮した状態においても給排気口体３から矢
印Ａで示すようにスペーサ４に空気が流れ込み、スペー
サ４が敷設された面全面にわたり、袋体２に内圧Ｐがか
かる。つまり、人体１６による負荷がかかっている場合
でも、内面からの力はスペーサ４が敷設されている面全
面にかかり、エアーバッグ１は容易に膨らむことができ
る。
は、図１及び図２に示すように、給排気口体３の袋体２
内に臨んだ開口部１１を覆って袋体２の略全面にスペー
サ４が敷設され、このスペーサ４は袋体２の全内周面で
動かないように位置決めされている。スペーサ４は、エ
アーバッグ１が収縮した扁平状態時に人の体重程度の負
荷がかかっても、柔軟に弾性変形するとともに、図４に
示す給排気口体３の開口部１１と袋体２内を常に連通す
る通気性を有しているので、図４に示すように、エアー
バッグ１が収縮した状態においても給排気口体３から矢
印Ａで示すようにスペーサ４に空気が流れ込み、スペー
サ４が敷設された面全面にわたり、袋体２に内圧Ｐがか
かる。つまり、人体１６による負荷がかかっている場合
でも、内面からの力はスペーサ４が敷設されている面全
面にかかり、エアーバッグ１は容易に膨らむことができ
る。
【００１６】また、エアーバッグ１が収縮し袋体２が扁
平状態になっても、給排気口体３の開口部１１には、ス
ペーサ４が配置されており、袋体２よりも硬質である給
排気口体３が直接袋体２と擦れ合うことは無いので、耐
久性に優れたエアーバッグ１とすることができる。しか
も、このスペーサ４は弾性変形可能な材料、例えば発泡
ウレタンのような弾力性があるので、図３に示すエアー
マッサージ機に適用した場合、エアーバッグ１の収縮時
に、エアーバッグ１に設けられた給排気口体３が利用者
にとって局部的にあたるという異物感を緩和することが
できる。
平状態になっても、給排気口体３の開口部１１には、ス
ペーサ４が配置されており、袋体２よりも硬質である給
排気口体３が直接袋体２と擦れ合うことは無いので、耐
久性に優れたエアーバッグ１とすることができる。しか
も、このスペーサ４は弾性変形可能な材料、例えば発泡
ウレタンのような弾力性があるので、図３に示すエアー
マッサージ機に適用した場合、エアーバッグ１の収縮時
に、エアーバッグ１に設けられた給排気口体３が利用者
にとって局部的にあたるという異物感を緩和することが
できる。
【００１７】次に、本発明の第２の実施形態について図
５を参照して説明する。図５によるエアーバッグ１は、
第１の実施形態と同様に、長方形に成形された袋体２に
給排気口体３を生地５ａに内側から溶着１０して形成さ
れており、袋体２の一対の対角１８ａ，１８ｂを含むＬ
字形に形成されたスペーサ１７が内装されている。ま
た、これに伴い、給排気口体３の開口部１１がこのスペ
ーサ１７に重なるように袋体２の一方の生地５ａに取り
つけられる。
５を参照して説明する。図５によるエアーバッグ１は、
第１の実施形態と同様に、長方形に成形された袋体２に
給排気口体３を生地５ａに内側から溶着１０して形成さ
れており、袋体２の一対の対角１８ａ，１８ｂを含むＬ
字形に形成されたスペーサ１７が内装されている。ま
た、これに伴い、給排気口体３の開口部１１がこのスペ
ーサ１７に重なるように袋体２の一方の生地５ａに取り
つけられる。
【００１８】このスペーサ１７は、第１の実施形態のス
ペーサ４と同様に、エアーバッグ１が収縮した扁平状態
において、人の体重程度の負荷がかかった場合、柔軟に
弾性変形するとともに、袋体２の内部と接続管９の内部
が非連通状態となる程度には潰れない程度の硬さを有
し、それにより、図２に示す給排気口体３の開口部１１
と袋体２内を常に連通する通気性を有している。その他
の構成については第１の実施形態と同じであるので、同
一の構成については、第１の実施形態の該当構成と同一
の符号を付してその説明を省略する。
ペーサ４と同様に、エアーバッグ１が収縮した扁平状態
において、人の体重程度の負荷がかかった場合、柔軟に
弾性変形するとともに、袋体２の内部と接続管９の内部
が非連通状態となる程度には潰れない程度の硬さを有
し、それにより、図２に示す給排気口体３の開口部１１
と袋体２内を常に連通する通気性を有している。その他
の構成については第１の実施形態と同じであるので、同
一の構成については、第１の実施形態の該当構成と同一
の符号を付してその説明を省略する。
【００１９】スペーサ１７を袋体２の一対の対角１８
ａ，１８ｂを含んだ形状の一つであるＬ字形にすること
で、スペーサ１７は袋体２の内周面によって位置決めさ
れるので、エアーバッグ１を繰り返し膨張・収縮させて
も、スペーサ１７が袋体２内で移動することは無い。よ
って、エアーパック１に取り付けられた給排気口体３と
スペーサ１７の位置関係は保たれ、エアーバッグ１収縮
状態においても給排気口体３の開口部１１は閉止されな
いので、エアーバッグ１を確実に膨らますことができ
る。
ａ，１８ｂを含んだ形状の一つであるＬ字形にすること
で、スペーサ１７は袋体２の内周面によって位置決めさ
れるので、エアーバッグ１を繰り返し膨張・収縮させて
も、スペーサ１７が袋体２内で移動することは無い。よ
って、エアーパック１に取り付けられた給排気口体３と
スペーサ１７の位置関係は保たれ、エアーバッグ１収縮
状態においても給排気口体３の開口部１１は閉止されな
いので、エアーバッグ１を確実に膨らますことができ
る。
【００２０】袋体の形状が、円を除く任意な形状である
場合は、最も長軸となる軸の両端、例えば楕円形の長径
の両端、または、人体にマッサージを施すために考案さ
れた形状の直線で結べる最長軸の両端、を含む一続きの
形状にスペーサを内装し、そのスペーサと重なる位置に
給排気口体３を取り付けることで、同様の効果が得られ
る。
場合は、最も長軸となる軸の両端、例えば楕円形の長径
の両端、または、人体にマッサージを施すために考案さ
れた形状の直線で結べる最長軸の両端、を含む一続きの
形状にスペーサを内装し、そのスペーサと重なる位置に
給排気口体３を取り付けることで、同様の効果が得られ
る。
【００２１】また、エアーバッグ１が収縮し袋体２が扁
平状態になっても、給排気口体３の開口部１１には、ス
ペーサ１７が配置されており、袋体２よりも硬質である
給排気口体３が直接袋体２と擦れ合うことは無いので、
耐久性に優れたエアーバッグ１とすることができる。し
かも、このスペーサ１７は弾性変形可能な材料、例えば
発泡ウレタンのような弾力性があるので、エアーバッグ
１の収縮時に、エアーバッグ１に設けられた給排気口体
３が利用者にとって局部的にあたるという異物感を緩和
することができる。
平状態になっても、給排気口体３の開口部１１には、ス
ペーサ１７が配置されており、袋体２よりも硬質である
給排気口体３が直接袋体２と擦れ合うことは無いので、
耐久性に優れたエアーバッグ１とすることができる。し
かも、このスペーサ１７は弾性変形可能な材料、例えば
発泡ウレタンのような弾力性があるので、エアーバッグ
１の収縮時に、エアーバッグ１に設けられた給排気口体
３が利用者にとって局部的にあたるという異物感を緩和
することができる。
【００２２】特に第２の実施形態においては、第１の実
施形態に比べ、エアーバッグ１が大型化してもスペーサ
１７を袋体２の全面に敷設する必要がないので、材料費
の節約ができる。
施形態に比べ、エアーバッグ１が大型化してもスペーサ
１７を袋体２の全面に敷設する必要がないので、材料費
の節約ができる。
【００２３】本発明の第３の実施形態について図６を参
照して説明する。図６によるエアーバッグ１は、第１及
び第２の実施形態と同様に、袋体２の内側から給排気口
体３を取り付けて形成されており、給排気口体３のフラ
ンジ部８の袋体２内面側にスペーサ１９が取り付けられ
ている。
照して説明する。図６によるエアーバッグ１は、第１及
び第２の実施形態と同様に、袋体２の内側から給排気口
体３を取り付けて形成されており、給排気口体３のフラ
ンジ部８の袋体２内面側にスペーサ１９が取り付けられ
ている。
【００２４】スペーサ１９を取り付ける面積Ｓは、エア
ーバッグ１にかかる負荷に抗してエアーバッグ１が膨ら
む力を確保できる最小面積以上とする。また、給排気口
体３にスペーサ１９が取り付けられているので、エアー
バッグ１の機能及び性能を害しなければ、袋体２のどの
位置に給排気口体３を取り付けてもよい。スペーサ１９
を取り付ける方法は、エアーバッグ１の膨張・収縮時に
スペーサ１９が給排気口体３開口部１１から脱落しない
程度に固定されていればよいので、スペーサ１９の通気
性を阻害し無ければ、接着剤により取り付けてもよい
し、互いに係合する係合突起により嵌め合わせてもよ
い。
ーバッグ１にかかる負荷に抗してエアーバッグ１が膨ら
む力を確保できる最小面積以上とする。また、給排気口
体３にスペーサ１９が取り付けられているので、エアー
バッグ１の機能及び性能を害しなければ、袋体２のどの
位置に給排気口体３を取り付けてもよい。スペーサ１９
を取り付ける方法は、エアーバッグ１の膨張・収縮時に
スペーサ１９が給排気口体３開口部１１から脱落しない
程度に固定されていればよいので、スペーサ１９の通気
性を阻害し無ければ、接着剤により取り付けてもよい
し、互いに係合する係合突起により嵌め合わせてもよ
い。
【００２５】このスペーサ１９は、第１及び第２の実施
形態のスペーサ４，１７と同様に、エアーバッグ１が収
縮した扁平状態において、人の体重程度の負荷がかかっ
た場合、柔軟に弾性変形するとともに、袋体２の内部と
接続管９の内部が非連通状態となる程度には潰れない程
度の硬さを有し、それにより、図６に示す給排気口体３
の開口部１１と袋体２内を常に連通する通気性を有して
いる。その他の構成については第１の実施形態と同じで
あるので、同一の構成については、第１の実施形態の該
当構成と同一の符号を付してその説明を省略する。
形態のスペーサ４，１７と同様に、エアーバッグ１が収
縮した扁平状態において、人の体重程度の負荷がかかっ
た場合、柔軟に弾性変形するとともに、袋体２の内部と
接続管９の内部が非連通状態となる程度には潰れない程
度の硬さを有し、それにより、図６に示す給排気口体３
の開口部１１と袋体２内を常に連通する通気性を有して
いる。その他の構成については第１の実施形態と同じで
あるので、同一の構成については、第１の実施形態の該
当構成と同一の符号を付してその説明を省略する。
【００２６】第３の実施形態によると、給排気口体３の
開口部１１に、スペーサ１９が取り付けられているの
で、エアーバッグ１に負荷がかかっていてももスペーサ
１９内に空気が流れ、エアーバッグ１は容易に、かつ、
確実に膨らむことができる。また、エアーバッグ１が収
縮し袋体２が扁平状態になっても、給排気口体３の開口
部１１には、スペーサ１９が配置されており、袋体２よ
りも硬質である給排気口体３が直接袋体２と擦れ合うこ
とは無いので、耐久性に優れたエアーバッグ１とするこ
とができる。しかも、このスペーサ１９は弾性変形可能
な材料、例えば発泡ウレタンのような弾力性があるの
で、図３に示すエアーマッサージ機に適用した場合、エ
アーバッグ１の収縮時に、エアーバッグ１に設けられた
給排気口体３が利用者にとって局部的にあたるという異
物感を緩和することができる。
開口部１１に、スペーサ１９が取り付けられているの
で、エアーバッグ１に負荷がかかっていてももスペーサ
１９内に空気が流れ、エアーバッグ１は容易に、かつ、
確実に膨らむことができる。また、エアーバッグ１が収
縮し袋体２が扁平状態になっても、給排気口体３の開口
部１１には、スペーサ１９が配置されており、袋体２よ
りも硬質である給排気口体３が直接袋体２と擦れ合うこ
とは無いので、耐久性に優れたエアーバッグ１とするこ
とができる。しかも、このスペーサ１９は弾性変形可能
な材料、例えば発泡ウレタンのような弾力性があるの
で、図３に示すエアーマッサージ機に適用した場合、エ
アーバッグ１の収縮時に、エアーバッグ１に設けられた
給排気口体３が利用者にとって局部的にあたるという異
物感を緩和することができる。
【００２７】特に、第３の実施形態によると、第１及び
第２の実施形態で得られる効果に加えて、エアーバッグ
１の形状や大きさにかかわらず、スペーサ１９の形状及
び大きさを同じものとすることができるので、スペーサ
１９にかかる費用を最小限とすることができる。
第２の実施形態で得られる効果に加えて、エアーバッグ
１の形状や大きさにかかわらず、スペーサ１９の形状及
び大きさを同じものとすることができるので、スペーサ
１９にかかる費用を最小限とすることができる。
【００２８】また、上記第１から第３の実施形態では、
マット式のマッサージ機に適用して説明したが、例えば
椅子式のマッサージ機など、他の形式のマッサージ機に
内装されるエアーバッグに適用することも可能である。
第１から第３の実施形態において袋体２は、長方形に形
成された非通気性の生地５ａ，５ｂを２枚重ね合わせ、
外縁部を溶着６して形成したものとしたが、１枚の生地
を折り返して外縁部を溶着して形成されたものであって
もよいし、必要に応じて任意の形状であってもよい。
マット式のマッサージ機に適用して説明したが、例えば
椅子式のマッサージ機など、他の形式のマッサージ機に
内装されるエアーバッグに適用することも可能である。
第１から第３の実施形態において袋体２は、長方形に形
成された非通気性の生地５ａ，５ｂを２枚重ね合わせ、
外縁部を溶着６して形成したものとしたが、１枚の生地
を折り返して外縁部を溶着して形成されたものであって
もよいし、必要に応じて任意の形状であってもよい。
【００２９】
【発明の効果】給排気口体の袋体に臨んだ開口部と袋体
とを連通する通気性を扁平状態においても維持でき、か
つ、弾性変形可能なスペーサを、前記袋体に前記開口部
を覆って内装する発明によれば、スペーサが、内圧のか
かる面積を袋体内に確保するので、袋体が確実に膨らむ
マッサージ用エアーバッグを提供できる。また、袋体よ
り硬質な給排気口体と袋体内面とが擦れ合うことが無い
ので、耐久性が向上する。しかも、スペーサは弾性変形
可能であるため、使用者が感じる給排気口体などの異物
感が低減され使い心地が良い。
とを連通する通気性を扁平状態においても維持でき、か
つ、弾性変形可能なスペーサを、前記袋体に前記開口部
を覆って内装する発明によれば、スペーサが、内圧のか
かる面積を袋体内に確保するので、袋体が確実に膨らむ
マッサージ用エアーバッグを提供できる。また、袋体よ
り硬質な給排気口体と袋体内面とが擦れ合うことが無い
ので、耐久性が向上する。しかも、スペーサは弾性変形
可能であるため、使用者が感じる給排気口体などの異物
感が低減され使い心地が良い。
【００３０】スペーサを前記袋体の内周面または前記給
排気口体の開口部で位置決めして設ける発明によれば、
スペーサが開口部に対して位置決めされるので、袋体が
確実に膨らむマッサージ用エアーバックを提供できる。
排気口体の開口部で位置決めして設ける発明によれば、
スペーサが開口部に対して位置決めされるので、袋体が
確実に膨らむマッサージ用エアーバックを提供できる。
【００３１】マッサージ機本体に袋体の膨張が確実で耐
久性に優れるなどの効果を有する前記マッサージ用エア
ーバッグを備える発明によれば、高品質なエアーマッサ
ージ機を提供できる。
久性に優れるなどの効果を有する前記マッサージ用エア
ーバッグを備える発明によれば、高品質なエアーマッサ
ージ機を提供できる。
【図１】第１の実施形態に係るエアーバッグを給排気口
体側から見た平面図。
体側から見た平面図。
【図２】図１のエアーバッグが膨張したときの断面を示
す図。
す図。
【図３】図１に示すエアーバッグを備えるマット式エア
ーマッサージ機を示す図。
ーマッサージ機を示す図。
【図４】図１のエアーバッグが収縮したときの給排気口
体近傍の断面を示す図。
体近傍の断面を示す図。
【図５】第２の実施形態に係るエアーバッグを給排気口
体側から見た平面図。
体側から見た平面図。
【図６】第３の実施形態に係るエアーバッグの給排気口
体近傍の断面を示す図。
体近傍の断面を示す図。
【図７】従来のエアーバッグが収縮状態において負荷を
受けたときの給排気口体近傍の断面を示す図。
受けたときの給排気口体近傍の断面を示す図。
【符号の説明】 １…エアーバッグ ２…袋体 ３…給排気口体 ４…スペーサ ８…フランジ ９…接続管 １１…開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 博明 神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック 株式会社秦野工場内 Ｆターム(参考） 4C100 AD02 BB05 BC11 CA15 DA05 DA06
Claims (3)
- 【請求項１】 収縮状態のときに扁平状態になる袋体
と、この袋体内に給排気される空気を導く接続管の一端
部にフランジを一体に有し、かつ、前記フランジを前記
袋体の一面に取り付けられた給排気口体とを備えるマッ
サージ用エアーバッグにおいて、 前記給排気口体の前記袋体内に臨んだ開口部と前記袋体
とを連通する通気性を前記袋体の扁平状態においても維
持でき、かつ、弾性変形可能なスペーサを、前記開口部
を覆って内装したことを特徴とするマッサージ用エアー
バッグ。 - 【請求項２】 スペーサを前記袋体の内周面または前記
給排気口体の開口部で位置決めして設けたことを特徴と
する請求項１に記載のマッサージ用エアーバッグ。 - 【請求項３】 マッサージ機本体と、この本体の人体受
け面側に配設された請求項１または請求項２に記載のエ
アーバッグと、これらエアーバッグに空気を給排気する
エアー給排気装置とを具備するエアーマッサージ機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000252664A JP2002065782A (ja) | 2000-08-23 | 2000-08-23 | マッサージ用エアーバッグ及びエアーマッサージ機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000252664A JP2002065782A (ja) | 2000-08-23 | 2000-08-23 | マッサージ用エアーバッグ及びエアーマッサージ機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002065782A true JP2002065782A (ja) | 2002-03-05 |
Family
ID=18741867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000252664A Pending JP2002065782A (ja) | 2000-08-23 | 2000-08-23 | マッサージ用エアーバッグ及びエアーマッサージ機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002065782A (ja) |
Cited By (21)
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|---|---|---|---|---|
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| JP2007175490A (ja) * | 2005-12-12 | 2007-07-12 | Tyco Healthcare Group Lp | 空気通路形成部材を有する圧縮スリーブ |
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| US8021388B2 (en) | 2007-04-09 | 2011-09-20 | Tyco Healthcare Group Lp | Compression device with improved moisture evaporation |
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-
2000
- 2000-08-23 JP JP2000252664A patent/JP2002065782A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060125 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060530 |