JP2002191264A - 釣糸ガイド - Google Patents
釣糸ガイドInfo
- Publication number
- JP2002191264A JP2002191264A JP2000404771A JP2000404771A JP2002191264A JP 2002191264 A JP2002191264 A JP 2002191264A JP 2000404771 A JP2000404771 A JP 2000404771A JP 2000404771 A JP2000404771 A JP 2000404771A JP 2002191264 A JP2002191264 A JP 2002191264A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide
- fishing line
- hole
- guide ring
- pressing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fishing Rods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 釣糸ガイドを安く製作するためには、板金一
体成型品にガイドリングを圧入して取付ける方式を確立
しなくてはならない。しかし、現実は色々と厳しい。ま
ず、他メーカーの商標権にふれないようにしなくてはな
らない。次の難関は圧入上のトラブルである。そこで、
これを解決すると同時に、一歩上を行く商品にするに
は、糸がらみも起きない様にしなくてはならない。この
3点を同時に解決して、優秀なガイドを製作できるよう
にすること。 【構成】 本発明は、ガイドリングの圧入穴をミゾ付の
特殊な形にすることにより、上記目的を自然発生的に解
決する構造を生み出すことに成功した。つまり、外観上
は凸部の耳付ガイドとし、糸がらみしない様首を太くす
ることで商標権にふれない外観を確立し、ガイドリング
の圧入トラブルも穴の伸びが良くなることにより、解決
することができた。
体成型品にガイドリングを圧入して取付ける方式を確立
しなくてはならない。しかし、現実は色々と厳しい。ま
ず、他メーカーの商標権にふれないようにしなくてはな
らない。次の難関は圧入上のトラブルである。そこで、
これを解決すると同時に、一歩上を行く商品にするに
は、糸がらみも起きない様にしなくてはならない。この
3点を同時に解決して、優秀なガイドを製作できるよう
にすること。 【構成】 本発明は、ガイドリングの圧入穴をミゾ付の
特殊な形にすることにより、上記目的を自然発生的に解
決する構造を生み出すことに成功した。つまり、外観上
は凸部の耳付ガイドとし、糸がらみしない様首を太くす
ることで商標権にふれない外観を確立し、ガイドリング
の圧入トラブルも穴の伸びが良くなることにより、解決
することができた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釣竿に取付けて糸をガ
イドする釣糸ガイドの改良にかかわる発明である。
イドする釣糸ガイドの改良にかかわる発明である。
【0002】
【従来の技術】従来は、板金製の釣糸ガイドは、単にガ
イドリングに合わせて穴をプレス成型し、そこに圧入接
着している。
イドリングに合わせて穴をプレス成型し、そこに圧入接
着している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在のところ、ガイド
リングはセラミックリングがほとんどであり、一種の焼
物である為、外径の公差は、良いもので5/100ミ
リ、少々悪いと8/100ミリ位である。これは、1つ
のロットとして出来上がったものであり、製作メーカー
の公差は、10/100ミリとなっている。一方、板金
製の支持足は、公差1/100ミリ位は、十分に確保で
きる。例として、その公差の場合、どの様なことになる
かを説明すると、6φの基本寸法のリングが公差+5/
100ミリであったとすると、穴の寸法は、6φ−0.
02にしないと、6φ丁度のものは、ゆるくなって抜け
てしまう。しかしながら、6φ+0.05を圧入しよう
とすると、7/100ミリのシメシロになってしまう。
ステンレスの板の穴に、7/100ミリのシメシロで
は、圧入するとセラミックリングは割れてしまう。とな
ると、1つの基本寸法に2つ公差をもった穴の支持足を
用意し、セラミックリングも、公差を2つに分類して用
意しておき、各々の穴に合わせて圧入する必要がある。
これでは、1本の竿には6ヶ位の基本型を用意する必要
があるので、それを2倍の抜き型を用意しなければなら
ず、新規に型を作るには大変な型代の負担となる。セラ
ミックを分類するのも容易ではない。しかしながら、こ
の圧入式のガイドは、銀ロー付するものと比べ、10倍
位も生産能率があるので、これらの事を解決出来れば型
代を投資しても、十分にメリットがある様になる。
リングはセラミックリングがほとんどであり、一種の焼
物である為、外径の公差は、良いもので5/100ミ
リ、少々悪いと8/100ミリ位である。これは、1つ
のロットとして出来上がったものであり、製作メーカー
の公差は、10/100ミリとなっている。一方、板金
製の支持足は、公差1/100ミリ位は、十分に確保で
きる。例として、その公差の場合、どの様なことになる
かを説明すると、6φの基本寸法のリングが公差+5/
100ミリであったとすると、穴の寸法は、6φ−0.
02にしないと、6φ丁度のものは、ゆるくなって抜け
てしまう。しかしながら、6φ+0.05を圧入しよう
とすると、7/100ミリのシメシロになってしまう。
ステンレスの板の穴に、7/100ミリのシメシロで
は、圧入するとセラミックリングは割れてしまう。とな
ると、1つの基本寸法に2つ公差をもった穴の支持足を
用意し、セラミックリングも、公差を2つに分類して用
意しておき、各々の穴に合わせて圧入する必要がある。
これでは、1本の竿には6ヶ位の基本型を用意する必要
があるので、それを2倍の抜き型を用意しなければなら
ず、新規に型を作るには大変な型代の負担となる。セラ
ミックを分類するのも容易ではない。しかしながら、こ
の圧入式のガイドは、銀ロー付するものと比べ、10倍
位も生産能率があるので、これらの事を解決出来れば型
代を投資しても、十分にメリットがある様になる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、ガイドリング2を圧入し易くするため
に、図3に示す様なミゾを有する取付穴Hを打ち抜き成
型する様にした。
解決するため、ガイドリング2を圧入し易くするため
に、図3に示す様なミゾを有する取付穴Hを打ち抜き成
型する様にした。
【0005】
【実施例】従来の打抜穴は、図2に示す様に単なる円径
のものである。したがって、圧入シメシロが、7/10
0ミリともなると、板の厚さを出来るだけ薄くしたり、
穴の周りの寸法hを出来るだけ小さくし、圧入したとき
材料が伸びやすくして、ガイドリングが割れたりするの
を防いでいた。しかし、特にL形の支持足では、薄くし
すぎては弱くなってしまうのである程度の板圧が必要と
なるため、丸い穴では、ガイドリングの選別圧入が必要
となっている。
のものである。したがって、圧入シメシロが、7/10
0ミリともなると、板の厚さを出来るだけ薄くしたり、
穴の周りの寸法hを出来るだけ小さくし、圧入したとき
材料が伸びやすくして、ガイドリングが割れたりするの
を防いでいた。しかし、特にL形の支持足では、薄くし
すぎては弱くなってしまうのである程度の板圧が必要と
なるため、丸い穴では、ガイドリングの選別圧入が必要
となっている。
【0006】図3に示した様な、イ、ロ、ハのミゾ付穴
を有する支持足は、ガイドリング2を圧入すると、イ、
ロ、ハのミゾ巾が伸びようとするために、穴だけのもの
より非常に伸びがよくなり、リング公差5/100のセ
ラミックリングをも、1つの穴サイズだけで取付けが可
能となることがわかった。図4に示す形状は、外観が丸
いだけなので板巾hが大きくなり、圧入に対して伸びづ
らくなる。そこで、図3の様に凸部を残しておく外観に
すれば、板巾hを小さくする事が出来て、より圧入が容
易となる。
を有する支持足は、ガイドリング2を圧入すると、イ、
ロ、ハのミゾ巾が伸びようとするために、穴だけのもの
より非常に伸びがよくなり、リング公差5/100のセ
ラミックリングをも、1つの穴サイズだけで取付けが可
能となることがわかった。図4に示す形状は、外観が丸
いだけなので板巾hが大きくなり、圧入に対して伸びづ
らくなる。そこで、図3の様に凸部を残しておく外観に
すれば、板巾hを小さくする事が出来て、より圧入が容
易となる。
【0007】図5は、支持足の立ち上りの首周りが細い
場合の実施例である。しかし、最近では、片足支持ガイ
ドは、糸がからみ付くという欠点が露呈してきており、
それに対応しなくてはならないので、図3の様に首巾T
をかなり太くとることにより、糸をはずれやすくしなけ
ればならない。図3のミゾ、ハがないと、穴の下部の板
巾hがないので、伸びが悪くなって穴が均一に広がら
ず、圧入後、割れが出るなどの欠点が出てしまう。そう
いう観点からも、ミゾ穴は大変有効なものと言える。
場合の実施例である。しかし、最近では、片足支持ガイ
ドは、糸がからみ付くという欠点が露呈してきており、
それに対応しなくてはならないので、図3の様に首巾T
をかなり太くとることにより、糸をはずれやすくしなけ
ればならない。図3のミゾ、ハがないと、穴の下部の板
巾hがないので、伸びが悪くなって穴が均一に広がら
ず、圧入後、割れが出るなどの欠点が出てしまう。そう
いう観点からも、ミゾ穴は大変有効なものと言える。
【0008】ミゾ付穴では、ガイドリング2を取付けた
時に、丸い穴だけよりも取付け力は弱いのではと思われ
がちであるが、シメシロが2/100〜7/100ミリ
もあると、釣糸の加重と移動する摩擦力によるはずそう
という力は、ほんの300gもかからないのが釣竿とい
うものなので、圧入シメシロがしっかりとれた場合は、
丸い穴だけよりは安全に取付けられることになる。
時に、丸い穴だけよりも取付け力は弱いのではと思われ
がちであるが、シメシロが2/100〜7/100ミリ
もあると、釣糸の加重と移動する摩擦力によるはずそう
という力は、ほんの300gもかからないのが釣竿とい
うものなので、圧入シメシロがしっかりとれた場合は、
丸い穴だけよりは安全に取付けられることになる。
【0009】片足支持の上面図としては図6であるが、
これは、糸がらみをとる支持足の実施例で、竿に糸で巻
かれる巾はAの部分で、そこからB寸法に広がりをもっ
て外枠ラインに接する様な形状をとっている。こうする
ことにより、糸がたとえ巻きついたとしても簡単にはず
れることは、図2と図3の首の太さからも判断できる。
これは、糸がらみをとる支持足の実施例で、竿に糸で巻
かれる巾はAの部分で、そこからB寸法に広がりをもっ
て外枠ラインに接する様な形状をとっている。こうする
ことにより、糸がたとえ巻きついたとしても簡単にはず
れることは、図2と図3の首の太さからも判断できる。
【0010】図7は、両足支持の釣糸ガイドの板金製支
持足の断面図である。図8は、側面図であり、図9は上
面図である。これは両足であるために、糸がらみしない
構造である。図8の取付穴Hも、ミゾ付穴に加工すれ
ば、同じ様に圧入によるトラブルを解決することが出来
る。図10は、穂先に使用した例で、4のフレームは5
のパイプに溶接される。
持足の断面図である。図8は、側面図であり、図9は上
面図である。これは両足であるために、糸がらみしない
構造である。図8の取付穴Hも、ミゾ付穴に加工すれ
ば、同じ様に圧入によるトラブルを解決することが出来
る。図10は、穂先に使用した例で、4のフレームは5
のパイプに溶接される。
【0011】
【発明の効果】本発明は、以上に説明した通り、型の制
作費を節約し、ガイドリングの圧入によるトラブルもな
くなるので、製造コストが大変安くつき、しかも、出来
上がった製品は凸部の耳付というオリジナルデザインと
なるため、類似商品などと言われないですむと言う、大
変有効な発明となった。
作費を節約し、ガイドリングの圧入によるトラブルもな
くなるので、製造コストが大変安くつき、しかも、出来
上がった製品は凸部の耳付というオリジナルデザインと
なるため、類似商品などと言われないですむと言う、大
変有効な発明となった。
【図1】本発明である実施例の正面断面図である。
【図2】従来品のA視側面図である。
【図3】本発明のA視側面図でガイドリング2をとった
支持足だけの図である。
支持足だけの図である。
【図4】図3の凸部のない実施例である。
【図5】立ち上り部の首の細い支持足の側面図である。
【図6】本発明の平面図で支持足だけの図である。
【図7】本発明の両足支持の正面断面図である。ガイド
リングは圧入していない図である。
リングは圧入していない図である。
【図8】本発明の側面図である。ガイドリングは圧入し
ていない。
ていない。
【図9】本発明の平面図である。ガイドリングは圧入し
ていない。
ていない。
【図10】本発明を穂先に利用した平面図である。
【符号の説明】 G 釣糸ガイド 1 片足支持足 2 ガイドリング 3 両足支持足 4 トップ用フレーム 5 パイプ H 取付穴 h 板巾 T 首巾 イ、ロ、ハ ミゾ付穴 A 支持足平行部 B 支持足立上り巾 凸 外径の出っ張り部
Claims (1)
- ガイドリング取付穴周囲に、1〜数個以上のミゾ状の穴
を設けた、板金製支持足の釣糸ガイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000404771A JP2002191264A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 釣糸ガイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000404771A JP2002191264A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 釣糸ガイド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002191264A true JP2002191264A (ja) | 2002-07-09 |
Family
ID=18868673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000404771A Pending JP2002191264A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 釣糸ガイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002191264A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010158209A (ja) * | 2009-01-09 | 2010-07-22 | Fuji Kogyo Co Ltd | 釣竿と釣糸ガイド |
JP2011004707A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Fuji Kogyo Co Ltd | 釣糸ガイドと釣竿 |
JP2011067166A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Globeride Inc | 釣糸ガイド |
JP2011067165A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Globeride Inc | 釣糸ガイド |
JP2011092012A (ja) * | 2009-10-27 | 2011-05-12 | Globeride Inc | 釣糸ガイドの製造方法 |
CN107734966A (zh) * | 2016-04-01 | 2018-02-23 | 富士工业株式会社 | 钓鱼线引导件、包括其的钓鱼竿及用于钓鱼线引导件的坯件 |
-
2000
- 2000-12-27 JP JP2000404771A patent/JP2002191264A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010158209A (ja) * | 2009-01-09 | 2010-07-22 | Fuji Kogyo Co Ltd | 釣竿と釣糸ガイド |
JP2011004707A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Fuji Kogyo Co Ltd | 釣糸ガイドと釣竿 |
JP2011067166A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Globeride Inc | 釣糸ガイド |
JP2011067165A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Globeride Inc | 釣糸ガイド |
JP2011092012A (ja) * | 2009-10-27 | 2011-05-12 | Globeride Inc | 釣糸ガイドの製造方法 |
CN107734966A (zh) * | 2016-04-01 | 2018-02-23 | 富士工业株式会社 | 钓鱼线引导件、包括其的钓鱼竿及用于钓鱼线引导件的坯件 |
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