JP2002191144A - 永久磁石ロータ及びその製造方法 - Google Patents

永久磁石ロータ及びその製造方法

Info

Publication number
JP2002191144A
JP2002191144A JP2000388314A JP2000388314A JP2002191144A JP 2002191144 A JP2002191144 A JP 2002191144A JP 2000388314 A JP2000388314 A JP 2000388314A JP 2000388314 A JP2000388314 A JP 2000388314A JP 2002191144 A JP2002191144 A JP 2002191144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
peripheral side
hole
outer peripheral
rotor core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000388314A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4848584B2 (ja
Inventor
Hiroaki Tanaka
裕明 田中
Tatsuji Kitakon
竜次 北紺
Hisataka Kato
久孝 加藤
Yoshinari Asano
能成 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000388314A priority Critical patent/JP4848584B2/ja
Publication of JP2002191144A publication Critical patent/JP2002191144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4848584B2 publication Critical patent/JP4848584B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、永久磁石の割れを防止する
ことができる、信頼性の高い永久磁石ロータ、及びそれ
を用いたモータを提供することである。 【解決手段】 熱収縮率の違いによる応力を吸収するた
め、ロータコア11の外周付近に外周側貫通孔15と、
前記外周側貫通孔15の内周部にわずかな距離をおいて
設けられた内周側貫通孔16とを設けた構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータに用いる永
久磁石ロータ、特に、樹脂製の永久磁石をロータコア外
周部に成形し、または、焼結の永久磁石をロータコア外
周部に密着させた状態で樹脂でモールドし固定してなる
永久磁石ロータの構造及び製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂製の永久磁石をロータコア外
周部に成形してなる永久磁石において、樹脂とロータコ
ア材(通常鉄)との熱膨張係数の違いから、260℃か
ら300℃程度の高温にて樹脂製の磁石を成形した後、
金型から取りだし、常温の雰囲気中に放置することによ
り温度が低下するにつれ、ロータコアの収縮より樹脂の
収縮が勝り、樹脂の内部に応力が集中し、ロータコアは
剛性を有するため、樹脂が割れることがあった。この樹
脂の収縮による圧力は、5kgf/mm2程度にも及
び、この圧力によってロータコアがロータコアと樹脂の
収縮の差より、十分に小さい変位しか発生させない時、
樹脂側に応力が集中していた。
【0003】代表的な樹脂の熱膨張係数は、樹脂製の磁
石が4×10-5(/℃)程度、ナイロンが12×10-5
(/℃)程度であり、鉄の熱膨張係数は1.1×10-5
(/℃)程度である。かりに、ロータコアをアルミで成
形した場合、アルミの熱膨張係数は2.3×10-5(/
℃)程度であり、また、真鍮の熱膨張係数は1.8×1
-5(/℃)程度であり、また、銅の熱膨張係数は1.
7×10-5(/℃)程度である。このいずれの場合も樹
脂の熱膨張係数より、ロータコア材の熱膨張係数の方
が、小さい。
【0004】また、公開特許平成5年292689号公
報には、永久磁石部で発生したトルク脈動を、シャフト
に伝えないため、図13に示すように、回転子鉄心を永
久磁石5に固着結合させる外周部1と、軸に締結する中
心部2とで構成し、外周部1と中心部2の間に空隙4を
設け、外周部1と中心部2を複数の締結材3で連結して
いる。本構成は、締結材3の幅を十分に小さくすること
で、円周方向に弾性を持たせることができ、トルク脈動
を吸収しているが、同様に、半径方向の応力に対して
も、ロータコアが弾性変形することにより、樹脂の収縮
による応力を吸収することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成においては、半径方向にあまりに剛性が小さいため、
樹脂の収縮による応力により、塑性変形をしてしまい、
回転中心がずれる等の不具合が生じる可能性がある。ま
た、締結材3を太くすれば、半径方向の剛性が向上する
が、逆に、締結材3に対向した樹脂に応力が集中し、か
えって、樹脂の割れを発生しやすくしていた。
【0006】本発明の目的は、永久磁石の割れを防止す
ることができる、信頼性の高い永久磁石ロータ、及びそ
れを用いたモータを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものであり、成形後のロータコアと永久磁石の熱収
縮率の違いによる応力を半径方向に吸収するための手段
をロータコアの外周付近の全周に渡って設けた。前記応
力を吸収するための手段がロータコアの外周付近に設け
られた貫通孔であり、かつ、ロータコアの最外周に設け
られた外周側貫通孔と、前記外周側貫通孔の内周部にわ
ずかな距離をおいて設けられた内周側貫通孔との、少な
くとも半径方向に2段に設けられている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、鉄などの金属からなる略円筒形のロータコアの外周
に樹脂製の永久磁石を前記ロータコアの外周にリング状
に一体成形してなる永久磁石ロータにおいて、成形後の
ロータコアと永久磁石の熱収縮率の違いによる応力を半
径方向に吸収するための手段をロータコアの外周付近の
全周に渡って設けた永久磁石ロータであって、ロータコ
アが弾性変形して応力を吸収するため、成形後に永久磁
石が割れることがない。
【0009】本発明の請求項2に記載の発明は、応力を
吸収するための手段がロータコアの外周付近に設けられ
た貫通孔である、請求項1記載の永久磁石ロータであっ
て、ロータコア外周付近が弾性変形して応力を吸収する
ため、成形後に永久磁石が割れることがない。
【0010】本発明の請求項3に記載の発明は、貫通孔
が、ロータコアの最外周に設けられた外周側貫通孔と、
前記外周側貫通孔の内周部にわずかな距離をおいて設け
られた内周側貫通孔との、少なくとも半径方向に2段に
設けられた、請求項2記載の永久磁石ロータであって、
ロータコア形状の工夫のみによって、ロータコアが弾性
変形して応力を吸収するため、成形後に永久磁石が割れ
ることがない。
【0011】本発明の請求項4に記載の発明は、外周側
貫通孔及び内周側貫通孔とも、略等間隔にそれぞれ3個
以上設けられたことを特徴とする、請求項3記載の永久
磁石ロータであって、全周に渡ってロータコアが弾性変
形して応力を吸収するため、成形後に永久磁石が割れる
ことがない。
【0012】本発明の請求項5に記載の発明は、外周側
貫通孔及び内周側貫通孔の数をどちらもn個としたと
き、それぞれの外周側貫通孔の円周方向の中心と、互い
に隣接する内周側貫通孔の中間とが、半径方向に同一の
線上にあることを特徴とした、請求項4記載の永久磁石
ロータであって、全周に渡ってほぼ均一にロータコアが
弾性変形して応力を吸収するため、特定の箇所への応力
集中を緩和でき、成形後に永久磁石が割れることがな
い。
【0013】本発明の請求項6に記載の発明は、外周側
貫通孔の数をn個とした時、1個の外周側貫通孔の永久
磁石ロータ回転中心からの角度が、(360/2n)°
を超える、請求項3から請求項5のいずれか1項記載の
永久磁石ロータであって、全周に渡ってロータコアがし
なやかに弾性変形して応力を吸収するため、成形後に永
久磁石が割れることがない。
【0014】本発明の請求項7に記載の発明は、外周側
貫通孔と内周側貫通孔は、円周方向にオーバーラップし
た部分を有する、請求項3から請求項6のいずれか1項
記載の永久磁石ロータであって、全周に渡ってロータコ
アがしなやかに弾性変形して応力を吸収するため、成形
後に永久磁石が割れることがない。
【0015】本発明の請求項8に記載の発明は、外周側
貫通孔とロータコア外周との間に、略等幅の薄肉部を有
する、請求項3から請求項7のいずれか1項記載の永久
磁石ロータであって、ロータコアの外周付近がしなやか
に弾性変形して応力を吸収するため、成形後に永久磁石
が割れることがない。
【0016】本発明の請求項9に記載の発明は、永久磁
石の配向が極異方である、請求項8記載の永久磁石ロー
タであって、ロータコアがバックヨークとして働かない
ため、磁路を妨げず、孔を設けることができる。
【0017】本発明の請求項10に記載の発明は、外周
側貫通孔の長手方向の両端が、ロータコア外周部に近接
する位置まで伸び、外周側貫通孔の長手方向の中央部
が、ロータコア外周部から離れている請求項3から請求
項7のいずれか1項記載の永久磁石ロータであって、ロ
ータコアがバックヨークとして働く場合においても、孔
によって磁路を妨げることを最小限に抑えることができ
る。
【0018】本発明の請求項11に記載の発明は、内周
側貫通孔の長手方向両端部が、外周側貫通孔の長手方向
の中心部付近に近接する位置まで伸びている、請求項1
0記載の永久磁石ロータであって、全周に渡ってほぼ均
一にロータコアが弾性変形して応力を吸収するため、成
形後に永久磁石が割れることがない。
【0019】本発明の請求項12に記載の発明は、永久
磁石ロータの極数が2mであるとき、外周側貫通孔及び
内周側貫通孔の数がともに2mであり、かつ、永久磁石
の極中心付近において、外周側貫通孔の長手方向の両端
がロータコア外周部に近接している、請求項10または
請求項11記載の永久磁石ロータであって、ロータコア
がバックヨークとして働く場合であっても、磁路を妨げ
ることなく、従って、磁束量を最大限に利用することが
できる。
【0020】本発明の請求項13に記載の発明は、永久
磁石の配向がラジアル異方または平行異方である請求項
12記載の永久磁石ロータであって、孔がロータコアを
通る磁路を妨げないため、空隙の無い十分に広いバック
ヨークを提供できる。
【0021】本発明の請求項14に記載の発明は、ロー
タコアは、打ち抜かれた電磁鋼板を積層してなり、互い
に隣接する外周側貫通孔の中間、または、互いに隣接す
る内周側貫通孔の中間、または、その両方に、打ち抜か
れた電磁鋼板間を固着させるカラマセ部を設けたことを
特徴とする請求項3から請求項13のいずれか1項記載
の永久磁石ロータであって、電磁鋼板間の固着が強固で
あり、ロータコアのバラケ等が防止できる。
【0022】本発明の請求項15に記載の発明は、鉄な
どの金属からなる略円筒形のロータコアの外周に複数の
略円弧状の焼結の永久磁石を配置し、その外周部の一部
または全てを樹脂でモールドすることにより、前記ロー
タコアと前記磁石を固定してなる永久磁石ロータにおい
て、成形後のロータコアと永久磁石の熱収縮率の違いに
よる応力を半径方向に吸収するための手段をロータコア
の外周付近の全周に渡って設けた永久磁石ロータであっ
て、ロータコアが弾性変形して応力を吸収するため、成
形後に樹脂が割れることがない。
【0023】本発明の請求項16に記載の発明は、応力
を吸収するための手段がロータコアの外周付近に設けら
れた貫通孔である、請求項15記載の永久磁石ロータで
あって、ロータコアが弾性変形して応力を吸収するた
め、成形後に樹脂が割れることがない。
【0024】本発明の請求項17に記載の発明は、貫通
孔が、ロータコアの最外周に設けられた外周側貫通孔
と、前記外周側貫通孔の内周部にわずかな距離をおいて
設けられた内周側貫通孔との、少なくとも半径方向に2
段に設けられた、請求項16記載の永久磁石ロータであ
って、ロータコア形状の工夫のみによって、ロータコア
が弾性変形して応力を吸収するため、成形後に樹脂が割
れることがない。
【0025】本発明の請求項18に記載の発明は、外周
側貫通孔及び内周側貫通孔とも、略等間隔にそれぞれ3
個以上設けられたことを特徴とする、請求項17記載の
永久磁石ロータであって、全周に渡ってロータコアが弾
性変形して応力を吸収するため、成形後に樹脂が割れる
ことがない。
【0026】本発明の請求項19に記載の発明は、外周
側貫通孔及び内周側貫通孔の数をどちらもn個としたと
き、それぞれの外周側貫通孔の円周方向の中心と、互い
に隣接する内周側貫通孔の中間とが、半径方向に同一の
線上にあることを特徴とした、請求項18記載の永久磁
石ロータであって、全周に渡ってロータコアがほぼ均一
に弾性変形して応力を吸収するため、成形後に樹脂が割
れることがない。
【0027】本発明の請求項20に記載の発明は、外周
側貫通孔の数をn個とした時、1個の外周側貫通孔の永
久磁石ロータ回転中心からの角度が、(360/2n)
°を超える、請求項17から請求項19のいずれか1項
記載の永久磁石ロータであって、全周に渡ってロータコ
アがしなやかに弾性変形して応力を吸収するため、成形
後に樹脂が割れることがない。
【0028】本発明の請求項21に記載の発明は、外周
側貫通孔と内周側貫通孔は、円周方向にオーバーラップ
した部分を有する、請求項17から請求項20のいずれ
か1項記載の永久磁石ロータであって、全周に渡ってロ
ータコアがしなやかに弾性変形して応力を吸収するた
め、成形後に樹脂が割れることがない。
【0029】本発明の請求項22に記載の発明は、外周
側貫通孔とロータコア外周との間に、略等幅の薄肉部を
有する、請求項14から請求項21のいずれか1項記載
の永久磁石ロータであって、ロータコアの外周付近がし
なやかに弾性変形して応力を吸収するため、成形後に樹
脂が割れることがない。
【0030】本発明の請求項23に記載の発明は、外周
側貫通孔の長手方向の両端が、ロータコア外周部に近接
する位置まで伸び、外周側貫通孔の長手方向の中央部
が、ロータコア外周部から離れている請求項14から請
求項21のいずれか1項記載の永久磁石ロータであっ
て、ロータコアがバックヨークとして働く場合であって
も、磁路を妨げることなく、従って、磁束量を最大限に
利用することができる。
【0031】本発明の請求項24に記載の発明は、内周
側貫通孔の長手方向両端部が、外周側貫通孔の長手方向
の中心部付近に近接する位置まで伸びている、請求項2
3記載の永久磁石ロータであって、全周に渡ってほぼ均
一にロータコアが弾性変形して応力を吸収するため、成
形後に樹脂が割れることがない。
【0032】本発明の請求項25に記載の発明は、永久
磁石ロータの極数が2mであるとき、外周側貫通孔及び
内周側貫通孔の数がともに2mであり、かつ、永久磁石
の極中心付近において、外周側貫通孔の長手方向の両端
がロータコア外周部に近接している、請求項23または
請求項24記載の永久磁石ロータであって、ロータコア
がバックヨークとして働く場合であっても、磁路を妨げ
ることなく、従って、磁束量を最大限に利用することが
できる。
【0033】本発明の請求項26に記載の発明は、永久
磁石の配向がラジアル異方または平行異方である請求項
25記載の永久磁石ロータであって、孔がロータコアを
通る磁路を妨げないため、空隙の無い十分に広いバック
ヨークを提供できる。
【0034】本発明の請求項27に記載の発明は、ロー
タコアは、打ち抜かれた電磁鋼板を積層してなり、互い
に隣接する外周側貫通孔の中間、または、互いに隣接す
る内周側貫通孔の中間、または、その両方に、打ち抜か
れた電磁鋼板間を固着させるカラマセ部を設けたことを
特徴とする請求項17から請求項26のいずれか1項記
載の永久磁石ロータであって、電磁鋼板間の固着が強固
であり、ロータコアのバラケ等が防止できる。
【0035】本発明の請求項28に記載の発明は、外周
側貫通孔の長手方向中心と、隣接する永久磁石の中間
が、半径方向に同一の線上にある、請求項17から請求
項27のいずれか1項記載の永久磁石ロータであって、
孔がロータコアを通る磁路を妨げないため、空隙の無い
十分に広いバックヨークを提供できる。
【0036】本発明の請求項29に記載の発明は、永久
磁石の厚みが、円周方向の中心部付近において最も大き
く、両端部において、小さくなる、請求項28記載の永
久磁石ロータであって、誘起電圧を正弦波に近づけ、コ
ギングトルクを低減するのに効果的であり、さらに、樹
脂の厚みが永久磁石の円周方向の両端部に近づくほど大
きくなるため、樹脂の厚い部分ほど収縮が大きいため、
応力の大きい部分において、ロータコアの変形がしやす
く、成形後に樹脂が割れることがない。
【0037】本発明の請求項30に記載の発明は、隣接
する永久磁石同士が密着しておらず、それらの間に、樹
脂が入りこむ隙間を有する請求項28記載の永久磁石ロ
ータであって、樹脂の厚い部分ほど収縮が大きいため、
応力の大きい部分において、ロータコアの変形がしやす
く、成形後に樹脂が割れることがない。
【0038】本発明の請求項31に記載の発明は、樹脂
製の磁石または樹脂の成形時におけるゲートが、円周方
向に略等間隔に、3箇所以上設けた、請求項1から請求
項30のいずれか1項記載の永久磁石ロータであって、
樹脂圧がほぼ均一になり、樹脂の密度もほぼ均一にでき
る。
【0039】本発明の請求項32に記載の発明は、樹脂
製の磁石または樹脂の成形時におけるゲートが、外周側
貫通孔の円周方向中心と半径方向に同一の線上にある、
請求項31記載の永久磁石ロータであって、最も樹脂圧
が大きく密度も高いゲート部付近の応力が最も大きくな
るため、応力の最も大きい部分が、最もロータコアが変
形しやすいようにすることにより、成形後に樹脂が割れ
ることがない。
【0040】本発明の請求項33に記載の発明は、樹脂
製の磁石または樹脂の成形時に、少なくとも外周側貫通
孔に、成形時の応力によってロータコアが変形しないよ
うなサポートを挿入することを特徴とした、請求項2か
ら請求項14、または、請求項16から請求項32のい
ずれか1項記載の永久磁石ロータの製造方法であって、
成形圧によって、ロータコアが変形することを防止でき
る。
【0041】本発明の請求項34に記載の発明は、サポ
ートは、外周側貫通孔内部において半径方向に自由度を
有し、成形時には、外周側貫通孔の外周部に密着し、成
形後は、外周側貫通孔の外周部から離して取り外す、請
求項33記載の永久磁石ロータの製造方法であって、成
形時のロータコアの剛性を保ちつつ、成形後に、ロータ
コアからサポートを取り外しやすくできる。
【0042】本発明の請求項35に記載の発明は、請求
項1から請求項32記載のいずれか1項記載の永久磁石
ロータを用いたことを特徴とするモータであり、ロータ
を構成する永久磁石の割れを防止できるモータを得るこ
とができる。
【0043】
【実施例】(実施例1)第一の実施例について、図1か
ら図6を用いて説明する。
【0044】図1は、本発明の第一の実施例における永
久磁石ロータの平面図である。図2は、本発明の第一の
実施例における永久磁石ロータのA−A’断面図であ
る。
【0045】略円筒形のロータコア11の外周に、樹脂
製の永久磁石12をロータコアと一体としてリング状に
成形している。永久磁石12は、通常、樹脂製の磁石を
260℃から300℃程度の高温の金型内部で成形して
なる。永久磁石の成形時に、磁場配向を行うための強力
な永久磁石を金型に組み込んであり、成形された永久磁
石12は、極異方配向を有する。この時、永久磁石の内
部磁化が極異方であるため、永久磁石内周部からロータ
コア11に磁束が流れることはなく、バックヨークを必
要としない。
【0046】ロータコア11は、中心に設けられた軸孔
13に軸14を通し、軸を回転自在に保持し、ロータの
外周部に対向するステータ(図示せず)にほどこされた
3相巻線に、電気的スイッチング素子によって整流され
た電流が流れ発生する回転磁界によって、軸14を中心
に回転している。
【0047】永久磁石の成形時は高温であり、永久磁石
12もロータコア11も膨張するが、成形後、金型から
取り出すと、永久磁石12もロータコア11も収縮す
る。このとき、従来の技術にて述べたように、永久磁石
を構成する樹脂の熱膨張係数は、ロータコア材の熱膨張
係数より小さいため、ロータコア11外周部には、応力
がかかる。この応力は反作用としてロータコア材より脆
い永久磁石を構成する樹脂に働くが、ロータコア11に
は、その応力を半径方向に緩和するための孔が設けられ
ている。従って、応力によりロータコア11が弾性変形
するため、樹脂にかかる応力が小さくなり、樹脂の割れ
を防止できる。
【0048】応力を半径方向に緩和する孔は、ロータコ
アの最外周に設けられた外周側貫通孔15と、その外周
側貫通孔15の内周側にわずかな距離をおいて設けられ
た内周側貫通孔16とからなる。外周側貫通孔15及び
内周側貫通孔16は、ともに3個ずつあり、それらは同
一形状であり、等間隔に設けられている。また、外周側
貫通孔15とロータコア外周との間には、略等間隔の薄
肉部19があり、これにより、外圧に対するしなやかさ
を保つことができる。これにより、隣接する孔の相互間
にあるスポーク17、18が等間隔に並び、それぞれの
孔の数を3個以上とすることにより、スポーク17、1
8がそれぞれ3個以上となるので、ほぼ全周に渡って安
定して均一に応力がかかることになる。仮に、スポーク
17、18がそれぞれ2本しかなかったとすると、仮に
ロータコア11の外周に働く応力にわずかなアンバラン
スが生じた場合、容易に一方向に曲げられてしまい、軸
心がずれてしまう。
【0049】さらに、外周側貫通孔15の円周方向中心
と、隣接する内周側貫通孔16間のスポーク18とは、
半径方向に同一の線上にあり、かつ、内周側貫通孔16
の円周方向中心と、隣接する外周側貫通孔15間のスポ
ーク17とは、半径方向に同一の線上にある。また、少
なくとも外周側貫通孔15のロータ回転中心からの角度
は、60°(=360/6)以上であり、1周のうち、
半分以上が孔となっている。さらに、外周側貫通孔15
と内周側貫通孔16は、円周方向にオーバーラップした
部分を有する。これにより、ロータコア11の外周に均
一に応力が働いた場合、外周側貫通孔15の中央付近の
薄肉部19cが大きく変形し、スポーク17部は剛性が
あるため、変形しにくく応力が集中する。このときの変
形図を図3に示す。このとき、スポーク17のある部分
にのみ応力が集中するが、その応力が、外周側貫通孔1
5と内周側貫通孔16の円周方向にオーバーラップした
部分の間にある薄肉部20が変形し、応力を緩和する。
この時の変形図を図4に示す。この双方の変形状態がバ
ランスが取れれば、ロータコア11の全周に渡って同一
量の変位により、均一な応力緩和効果が得られる。特
に、外周側貫通孔15の間にあるスポーク17が内周側
貫通孔16に向かって変位する場合、スポーク17に対
して、外周側貫通孔15と内周側貫通孔16の円周方向
にオーバーラップした部分の間にある薄肉部20の長さ
が、両側で同一の長さであれば、半径方向にのみ力がか
かるため、アンバランスによる偏芯を最小限に抑えるこ
とが可能である。
【0050】また、ロータコアは電磁鋼板を金型で打ち
抜いたロータコアシートを積層してなるが、ロータコア
シート同士の固着に、コアシートの半抜き部分により行
うカラマセが用いられる。カラマセ穴は、外周側カラマ
セ21と内周側カラマセ22からなる。外周側カラマセ
21は、隣接する外周側貫通孔15の間のスポーク17
上にあり、内周側カラマセ22は、隣接する内周側貫通
孔16の間のスポーク18上にある。これにより、ロー
タコアシートが強固にカラマセにより一体化される。な
お、ロータコアは、鋳物やアルミダイカスト等でもよ
く、その場合は、カラマセは不要である。特に、極異方
配向なので、ロータコアは磁性体である必要がなく、ア
ルミダイカスト等を用いれば、形状の自由度が高く、生
産性も高くできるという利点もある。
【0051】また、樹脂製の永久磁石12を成形する際
の金型のゲート位置は、円周方向に等間隔に設ければ、
樹脂圧が均等となり、軸芯がアンバランスになることが
なく、好適である。この時、最も樹脂圧に対して剛性の
低くなる、外周側貫通孔15の中央部の半径方向に延長
した部分には、ゲート23を設けるとよい。ゲート位置
付近は、樹脂の充填密度が他より高くなるため、樹脂圧
も大きくなる可能性があるためである。場合によって
は、上記ゲート23の間に、補助的にゲート24を設け
てもよい。
【0052】図3は、ロータコア全周に均一に樹脂圧が
かかったときのロータコア11の変形図を示している。
図中の矢印は、圧力の方向である。図より、外周側貫通
孔15の部分は大きく変形しているが、外周側スポーク
17付近は変形が少ない。従って、外周側貫通孔15の
部分は結果的に圧力が小さくなり、外周側スポーク17
付近に圧力が集中する。図4は、外周側スポーク17付
近にのみ圧力がかかったときのロータコア11の変形図
である。この時、外周側貫通孔15と内周側貫通孔16
との間の薄肉部20が変形することにより、ロータコア
11の外周が変形し、圧力を低減可能であることがわか
る。この時、外周側貫通孔15の外周側の角部15A及
び内周側貫通孔16の外周側の角部16Aは、特に応力
が集中しやすく、ここのフィレットを、それぞれの内周
側の角部に比べて大きくとるとよい。また、特に外周側
貫通孔15の円周方向の幅は、少なくとも60°以上と
することによって、円周方向の半分を超える部分が孔と
なる。
【0053】金型内で樹脂製の磁石を成形するとき、成
形圧がロータコア外周部にかかり、これは、樹脂の収縮
による圧力より大きいため、この時の変形を防止するた
め、図5に示すように、サポート25を外周側貫通孔1
5に挿入するとよい。このとき、サポート25は、外周
側貫通孔15の外周部の壁にのみ密着するよう、半径方
向の外側に向かって(図中の矢印の方向に)圧力をかけ
るとよい。また、樹脂製の磁石を成形した後は、図6に
示すように、サポート25を半径方向の内側に向かって
移動させることで外周側貫通孔15からサポート25を
容易にはずすことが可能である。サポートの形状は、必
ずしも図に示す形状である必要はない。
【0054】(実施例2)第二の実施例について、図7
から図8を用いて説明する。
【0055】図7は、本発明の第二の実施例における永
久磁石ロータの平面図である。図8は、本発明の第二の
実施例における永久磁石ロータのB−B’断面図であ
る。
【0056】略円筒形のロータコア31の外周に、樹脂
製の永久磁石32をロータコアと一体としてリング状に
成形している。永久磁石32は、通常、樹脂製の磁石を
260℃から300℃程度の高温の金型内部で成形して
なる。永久磁石の成形時に、略平行異方に磁場配向する
か、特に磁場配向をさせない。磁場配向をさせない場合
は、成形後、着磁器により着磁を行う。このとき、磁化
方向は、略平行異方または、ラジアル異方となり、永久
磁石32の内周側に磁束が流れ出るため、バックヨーク
を必要とする。
【0057】ロータコア31は、中心に設けられた軸孔
33に軸34を通し、軸を回転自在に保持し、ロータの
外周部に対向するステータ(図示せず)にほどこされた
3相巻線に、電気的スイッチング素子によって整流され
た電流が流れ発生する回転磁界によって、軸34を中心
に回転している。
【0058】樹脂製の磁石の成形及び成形後の収縮によ
る振る舞いは、実施例1と同様であるので省略する。外
周側貫通孔35と内周側貫通孔36の形状が異なる。外
周側貫通孔35及び内周側貫通孔36は、ともに4個ず
つあり、それらは同一形状であり、等間隔に設けられて
いる。また、外周側貫通孔35とロータコア外周との間
には、略等間隔の薄肉部39があり、これにより、外圧
に対するしなやかさを保つことができる。これにより、
隣接する孔の相互間にあるスポーク37、38が等間隔
に並び、それぞれの孔の数を極数と同一の4個とするこ
とにより、スポーク37、38がそれぞれ4個となるの
で、ほぼ全周に渡って安定して均一に応力がかかること
になる。
【0059】さらに、外周側貫通孔35の円周方向中心
と、隣接する内周側貫通孔36間のスポーク38とは、
半径方向に同一の線上にあり、かつ、内周側貫通孔36
の円周方向中心と、隣接する外周側貫通孔35間のスポ
ーク37とは、半径方向に同一の線上にある。
【0060】この時、外周側貫通孔35の長手方向両端
部は、ロータコア31の外周部付近まで近接しているた
め、磁路を妨害するが、外周側貫通孔35の長手方向両
端部を永久磁石の磁極中心付近に位置させることによ
り、外周側貫通孔35の外周側にバックヨークを確保す
ることができる。
【0061】また、ロータコアは電磁鋼板を金型で打ち
抜いたロータコアシートを積層してなるが、ロータコア
シート同士の固着に、コアシートの半抜き部分により行
うカラマセが用いられる。カラマセ穴は、外周側カラマ
セ41と内周側カラマセ42からなる。外周側カラマセ
41は、隣接する外周側貫通孔35とロータコア外周部
との間にあり、内周側カラマセ42は、外周側貫通孔3
5と内周側貫通孔36の間にある。これにより、ロータ
コアシートが強固にカラマセにより一体化される。
【0062】また、樹脂製の永久磁石32を成形する際
の金型のゲート位置は、円周方向に等間隔に設ければ、
樹脂圧が均等となり、軸芯がアンバランスになることが
なく、好適である。この時、最も樹脂圧に対して剛性の
低くなる、外周側貫通孔35の中央部の半径方向に延長
した部分には、ゲート43を設けるとよい。ゲート位置
付近は、樹脂の充填密度が他より高くなるため、樹脂圧
も大きくなる可能性があるためである。場合によって
は、上記ゲート43の間に、補助的にゲート44を設け
てもよい。
【0063】この際、ゲートは、永久磁石の磁極中心ま
たは磁極境界、またはそれらの両方に設けると、磁気的
アンバランスも防止できる。
【0064】(実施例3)第三の実施例について、図9
から図11を用いて説明する。
【0065】図9は、本発明の第三の実施例における永
久磁石ロータの平面図である。図10は、本発明の第三
の実施例における永久磁石ロータの横断面図である。図
11は、本発明の第三の実施例における永久磁石ロータ
のC−C’断面図である。
【0066】略円筒形のロータコア51の外周に、複数
の略円弧状の焼結の永久磁石52をロータコア51の外
周部に密着させ、永久磁石52とロータコア51を樹脂
66で一体モールドして固定している。永久磁石52
は、内周部がロータコア外周部と密着するような円弧で
あり、円周方向の中央部付近で最も厚く、端部に行くに
従って薄くなる。本形状により、コギングトルクを低減
でき、騒音の低減が図れる。また、永久磁石52の円周
方向端部の外側に樹脂を流しても、永久磁石52の円周
方向中央部は樹脂に覆われないようにし、それより外周
側に樹脂が流れないようにすれば、ステータとロータの
間のエアギャップを最小にすることが可能であり、効率
面でも有利である。また、隣接する永久磁石52間に隙
間ができ、その間に樹脂が流れるようにすれば、モール
ドによる永久磁石の固定が強固になる。
【0067】ロータコア51には、樹脂の収縮による応
力を半径方向に緩和するための孔が設けられている。従
って、応力によりロータコア51が弾性変形するため、
樹脂にかかる応力が小さくなり、樹脂の割れを防止でき
る。
【0068】応力を半径方向に緩和する孔の配置は、実
施例1と同一の思想によっている。すなわち、ロータコ
アの最外周に設けられた外周側貫通孔55と、その外周
側貫通孔55の内周側にわずかな距離をおいて設けられ
た内周側貫通孔56とからなる。外周側貫通孔55及び
内周側貫通孔56は、ともに8個ずつあり、それらは同
一形状であり、等間隔に設けられている。また、外周側
貫通孔55とロータコア外周との間には、略等間隔の薄
肉部59があり、これにより、外圧に対するしなやかさ
を保つことができる。これにより、隣接する孔の相互間
にあるスポーク57、58が等間隔に並び、それぞれの
孔の数を8個とすることにより、スポーク57、58が
それぞれ8個となるので、ほぼ全周に渡って安定して均
一に応力がかかることになる。
【0069】さらに、外周側貫通孔55の円周方向中心
と、隣接する内周側貫通孔56間のスポーク18とは、
半径方向に同一の線上にあり、かつ、内周側貫通孔56
の円周方向中心と、隣接する外周側貫通孔55間のスポ
ーク57とは、半径方向に同一の線上にある。また、少
なくとも外周側貫通孔55のロータ回転中心からの角度
は、22.5°(=360/16)以上であり、1周の
うち、半分以上が孔となっている。さらに、外周側貫通
孔55と内周側貫通孔は、円周方向にオーバーラップし
た部分を有する。
【0070】樹脂が収縮した時のロータコア51に設け
られた外周側貫通孔55及び内周側貫通孔56の働きに
ついては、実施例1と同様である。
【0071】特に、外周側貫通孔55の間にあるスポー
ク57が内周側貫通孔56に向かって変位する場合、ス
ポーク57に対して、外周側貫通孔55と内周側貫通孔
56の円周方向にオーバーラップした部分の間にある薄
肉部60の長さが、両側で同一の長さであれば、半径方
向にのみ力がかかるため、アンバランスによる偏芯を最
小限に抑えることが可能である。
【0072】この時、樹脂量の多い、隣接する永久磁石
52間の隙間が、樹脂の収縮による圧力が最も大きくな
るため、隣接する永久磁石52間の隙間と、外周側貫通
孔55の円周方向中心とは半径方向に同一の線上に設け
るとよい。また、ゲート位置付近は樹脂の充填密度が大
きくなるため、樹脂の収縮の際の圧力も大きくなるた
め、ゲート位置と、外周側貫通孔55の円周方向中心と
は半径方向に同一の線上に設けるとよい。
【0073】また、ロータコアは電磁鋼板を金型で打ち
抜いたロータコアシートを積層してなるが、ロータコア
シート同士の固着に、コアシートの半抜き部分により行
うカラマセが用いられる。カラマセ穴は、外周側カラマ
セ61と内周側カラマセ62からなる。外周側カラマセ
61は、隣接する外周側貫通孔55の間のスポーク57
上にあり、内周側カラマセ62は、隣接する内周側貫通
孔56の間のスポーク58上にある。なお、全スポーク
状にカラマセを設ける必要もなく、必要に応じてカラマ
セを設ければよい。本実施例では、外周側カラマセ6
1、内周側カラマセ62とも、それぞれ4個ずつ設けて
いる。
【0074】(実施例4)第四の実施例について、図1
2を用いて説明する。
【0075】図12は、本発明の第四の実施例における
永久磁石ロータの平面図である。
【0076】ロータコア71と永久磁石72、樹脂86
との関係は実施例3と同様であり、省略する。
【0077】外周側貫通孔75は、長手方向の両端が、
永久磁石72の極中心付近に近接した、内周側に対して
凸の円弧形状である。これにより、永久磁石72の内周
側からでた磁束を通すバックヨークとしての磁路を確保
することができる。また、内周側貫通孔76は、長手方
向の両端が、外周側貫通孔75の長手方向中心付近に近
接した、内周側に対して凸の円弧形状である。
【0078】作用については、実施例2と同様であるの
で省略する。
【0079】また、ロータコアは電磁鋼板を金型で打ち
抜いたロータコアシートを積層してなるが、ロータコア
シート同士の固着に、コアシートの半抜き部分により行
うカラマセが用いられる。カラマセ穴は、外周側貫通孔
81と内周側カラマセ82からなる。外周側カラマセ8
1は、外周側貫通孔75とロータコア外周との間にあ
り、内周側カラマセ82は、隣接する内周側貫通孔86
の間のスポーク88上にある。外周側カラマセ61、内
周側カラマセ62とも、それぞれ4個ずつ設けている。
また、外周側カラマセ61と内周側カラマセ62は、半
径方向に同一の線上にあるため、機械的、また、磁気的
なアンバランスも解消できる。
【0080】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明によれ
ば、ロータコアが弾性変形して応力を吸収するため、成
形後に永久磁石が割れることがなく、ロータの信頼性を
高めることができる。
【0081】本発明の請求項2に記載の発明によれば、
ロータコア外周付近が弾性変形して応力を吸収するた
め、成形後に永久磁石が割れることがない。
【0082】本発明の請求項3に記載の発明によれば、
ロータコア形状の工夫のみによって、ロータコアが弾性
変形して応力を吸収するため、成形後に永久磁石が割れ
ることがない。
【0083】本発明の請求項4に記載の発明によれば、
全周に渡ってロータコアが弾性変形して応力を吸収する
ため、成形後に永久磁石が割れることがない。
【0084】本発明の請求項5に記載の発明によれば、
全周に渡ってほぼ均一にロータコアが弾性変形して応力
を吸収するため、特定の箇所への応力集中を緩和でき、
成形後に永久磁石が割れることがない。
【0085】本発明の請求項6に記載の発明によれば、
全周に渡ってロータコアがしなやかに弾性変形して応力
を吸収するため、成形後に永久磁石が割れることがな
い。
【0086】本発明の請求項7に記載の発明によれば、
全周に渡ってロータコアがしなやかに弾性変形して応力
を吸収するため、成形後に永久磁石が割れることがな
い。
【0087】本発明の請求項8に記載の発明によれば、
ロータコアの外周付近がしなやかに弾性変形して応力を
吸収するため、成形後に永久磁石が割れることがない。
【0088】本発明の請求項9に記載の発明によれば、
ロータコアがバックヨークとして働かないため、磁路を
妨げず、孔を設けることができる。
【0089】本発明の請求項10に記載の発明によれ
ば、ロータコアがバックヨークとして働く場合において
も、孔によって磁路を妨げることを最小限に抑えること
ができる。
【0090】本発明の請求項11に記載の発明によれ
ば、全周に渡ってほぼ均一にロータコアが弾性変形して
応力を吸収するため、成形後に永久磁石が割れることが
ない。
【0091】本発明の請求項12に記載の発明によれ
ば、ロータコアがバックヨークとして働く場合であって
も、磁路を妨げることなく、従って、磁束量を最大限に
利用することができる。
【0092】本発明の請求項13に記載の発明によれ
ば、孔がロータコアを通る磁路を妨げないため、空隙の
無い十分に広いバックヨークを提供できる。
【0093】本発明の請求項14に記載の発明によれ
ば、電磁鋼板間の固着が強固であり、ロータコアのバラ
ケ等が防止できる。
【0094】本発明の請求項15に記載の発明によれ
ば、ロータコアが弾性変形して応力を吸収するため、成
形後に樹脂が割れることがない。
【0095】本発明の請求項16に記載の発明によれ
ば、ロータコアが弾性変形して応力を吸収するため、成
形後に樹脂が割れることがない。
【0096】本発明の請求項17に記載の発明によれ
ば、ロータコア形状の工夫のみによって、ロータコアが
弾性変形して応力を吸収するため、成形後に樹脂が割れ
ることがない。
【0097】本発明の請求項18に記載の発明によれ
ば、全周に渡ってロータコアが弾性変形して応力を吸収
するため、成形後に樹脂が割れることがない。
【0098】本発明の請求項19に記載の発明によれ
ば、全周に渡ってロータコアがほぼ均一に弾性変形して
応力を吸収するため、成形後に樹脂が割れることがな
い。
【0099】本発明の請求項20に記載の発明によれ
ば、全周に渡ってロータコアがしなやかに弾性変形して
応力を吸収するため、成形後に樹脂が割れることがな
い。
【0100】本発明の請求項21に記載の発明によれ
ば、全周に渡ってロータコアがしなやかに弾性変形して
応力を吸収するため、成形後に樹脂が割れることがな
い。
【0101】本発明の請求項22に記載の発明によれ
ば、ロータコアの外周付近がしなやかに弾性変形して応
力を吸収するため、成形後に樹脂が割れることがない。
【0102】本発明の請求項23に記載の発明によれ
ば、ロータコアがバックヨークとして働く場合であって
も、磁路を妨げることなく、従って、磁束量を最大限に
利用することができる。
【0103】本発明の請求項24に記載の発明によれ
ば、全周に渡ってほぼ均一にロータコアが弾性変形して
応力を吸収するため、成形後に樹脂が割れることがな
い。
【0104】本発明の請求項25に記載の発明によれ
ば、ロータコアがバックヨークとして働く場合であって
も、磁路を妨げることなく、従って、磁束量を最大限に
利用することができる。
【0105】本発明の請求項26に記載の発明によれ
ば、孔がロータコアを通る磁路を妨げないため、空隙の
無い十分に広いバックヨークを提供できる。
【0106】本発明の請求項27に記載の発明によれ
ば、電磁鋼板間の固着が強固であり、ロータコアのバラ
ケ等が防止できる。
【0107】本発明の請求項28に記載の発明によれ
ば、孔がロータコアを通る磁路を妨げないため、空隙の
無い十分に広いバックヨークを提供できる。
【0108】本発明の請求項29に記載の発明によれ
ば、誘起電圧を正弦波に近づけ、コギングトルクを低減
するのに効果的であり、さらに、樹脂の厚みが永久磁石
の円周方向の両端部に近づくほど大きくなるため、樹脂
の厚い部分ほど収縮が大きいため、応力の大きい部分に
おいて、ロータコアの変形がしやすく、成形後に樹脂が
割れることがない。
【0109】本発明の請求項30に記載の発明によれ
ば、樹脂の厚い部分ほど収縮が大きいため、応力の大き
い部分において、ロータコアの変形がしやすく、成形後
に樹脂が割れることがない。
【0110】本発明の請求項31に記載の発明によれ
ば、樹脂圧がほぼ均一になり、樹脂の密度もほぼ均一に
できる。
【0111】本発明の請求項32に記載の発明によれ
ば、最も樹脂圧が大きく密度も高いゲート部付近の応力
が最も大きくなるため、応力の最も大きい部分が、最も
ロータコアが変形しやすいようにすることにより、成形
後に樹脂が割れることがない。
【0112】本発明の請求項33に記載の発明によれ
ば、成形圧によって、ロータコアが変形することを防止
できる。
【0113】本発明の請求項34に記載の発明によれ
ば、成形時のロータコアの剛性を保ちつつ、成形後に、
ロータコアからサポートを取り外しやすくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における永久磁石ロータ
の平面図
【図2】本発明の第一の実施例における永久磁石ロータ
のA−A’断面図
【図3】ロータコア全周に均一に樹脂圧がかかったとき
のロータコアの変形図
【図4】外周側スポーク付近にのみ圧力がかかったとき
のロータコアの変形図
【図5】樹脂製の磁石を成形する際のサポートを挿入し
た状態を示す平面図
【図6】樹脂製の磁石を成形した後のサポートを移動し
た状態を示す平面図
【図7】本発明の第二の実施例における永久磁石ロータ
の平面図
【図8】本発明の第二の実施例における永久磁石ロータ
のB−B’断面図
【図9】本発明の第三の実施例における永久磁石ロータ
の平面図
【図10】本発明の第三の実施例における永久磁石ロー
タの横断面図
【図11】本発明の第三の実施例における永久磁石ロー
タのC−C’断面図
【図12】本発明の第四の実施例における永久磁石ロー
タの平面図
【図13】(a)従来の永久磁石ロータの平面図 (b)従来の永久磁石ロータのA−A断面図
【符号の説明】
11 ロータコア 12 永久磁石 13 軸孔 14 軸 15 外周側貫通孔 16 内周側貫通孔 17 外周側スポーク 18 内周側スポーク 19 薄肉部 20 薄肉部 21 外周側カラマセ 22 内周側カラマセ 23、24 ゲート 25 サポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 19/10 H02K 19/10 A 21/14 21/14 M 21/24 21/24 M (72)発明者 加藤 久孝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 浅野 能成 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H002 AA08 AB06 AB07 AB08 AC07 AE07 AE08 5H619 AA01 AA03 AA05 BB01 BB06 BB24 PP05 PP06 PP08 5H621 BB07 HH01 JK05 5H622 AA03 CA02 CA05 CA07 CA10 CA13 CB01 CB04 CB05 PP10 PP20

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄などの金属からなる略円筒形のロータ
    コアの外周に樹脂製の永久磁石を前記ロータコアの外周
    にリング状に一体成形してなる永久磁石ロータにおい
    て、成形後のロータコアと永久磁石の熱収縮率の違いに
    よる応力を半径方向に吸収するための手段をロータコア
    の外周付近の全周に渡って設けた永久磁石ロータ。
  2. 【請求項2】 応力を吸収するための手段がロータコア
    の外周付近に設けられた貫通孔である、請求項1記載の
    永久磁石ロータ。
  3. 【請求項3】 貫通孔が、ロータコアの最外周に設けら
    れた外周側貫通孔と、前記外周側貫通孔の内周部にわず
    かな距離をおいて設けられた内周側貫通孔との、少なく
    とも半径方向に2段に設けられた、請求項2記載の永久
    磁石ロータ。
  4. 【請求項4】 外周側貫通孔及び内周側貫通孔とも、略
    等間隔にそれぞれ3個以上設けられたことを特徴とす
    る、請求項3記載の永久磁石ロータ。
  5. 【請求項5】 外周側貫通孔及び内周側貫通孔の数をど
    ちらもn個としたとき、それぞれの外周側貫通孔の円周
    方向の中心と、互いに隣接する内周側貫通孔の中間と
    が、半径方向に同一の線上にあることを特徴とした、請
    求項4記載の永久磁石ロータ。
  6. 【請求項6】 外周側貫通孔の数をn個とした時、1個
    の外周側貫通孔の永久磁石ロータ回転中心からの角度
    が、(360/2n)°を超える、請求項3から請求項
    5のいずれか1項記載の永久磁石ロータ。
  7. 【請求項7】 外周側貫通孔と内周側貫通孔は、円周方
    向にオーバーラップした部分を有する、請求項3から請
    求項6のいずれか1項記載の永久磁石ロータ。
  8. 【請求項8】 外周側貫通孔とロータコア外周との間
    に、略等幅の薄肉部を有する、請求項3から請求項7の
    いずれか1項記載の永久磁石ロータ。
  9. 【請求項9】 永久磁石の配向が極異方である、請求項
    8記載の永久磁石ロータ。
  10. 【請求項10】 外周側貫通孔の長手方向の両端が、ロ
    ータコア外周部に近接する位置まで伸び、外周側貫通孔
    の長手方向の中央部が、ロータコア外周部から離れてい
    る請求項3から請求項7のいずれか1項記載の永久磁石
    ロータ。
  11. 【請求項11】 内周側貫通孔の長手方向両端部が、外
    周側貫通孔の長手方向の中心部付近に近接する位置まで
    伸びている、請求項10記載の永久磁石ロータ。
  12. 【請求項12】 永久磁石ロータの極数が2mであると
    き、外周側貫通孔及び内周側貫通孔の数がともに2mで
    あり、かつ、永久磁石の極中心付近において、外周側貫
    通孔の長手方向の両端がロータコア外周部に近接してい
    る、請求項10または請求項11記載の永久磁石ロー
    タ。
  13. 【請求項13】 永久磁石の配向がラジアル異方または
    平行異方である請求項12記載の永久磁石ロータ。
  14. 【請求項14】 ロータコアは、打ち抜かれた電磁鋼板
    を積層してなり、互いに隣接する外周側貫通孔の中間、
    または、互いに隣接する内周側貫通孔の中間、または、
    その両方に、打ち抜かれた電磁鋼板間を固着させるカラ
    マセ部を設けたことを特徴とする請求項3から請求項1
    3のいずれか1項記載の永久磁石ロータ。
  15. 【請求項15】 鉄などの金属からなる略円筒形のロー
    タコアの外周に複数の略円弧状の焼結の永久磁石を配置
    し、その外周部の一部または全てを樹脂でモールドする
    ことにより、前記ロータコアと前記磁石を固定してなる
    永久磁石ロータにおいて、成形後のロータコアと永久磁
    石の熱収縮率の違いによる応力を半径方向に吸収するた
    めの手段をロータコアの外周付近の全周に渡って設けた
    永久磁石ロータ。
  16. 【請求項16】 応力を吸収するための手段がロータコ
    アの外周付近に設けられた貫通孔である、請求項15記
    載の永久磁石ロータ。
  17. 【請求項17】 貫通孔が、ロータコアの最外周に設け
    られた外周側貫通孔と、前記外周側貫通孔の内周部にわ
    ずかな距離をおいて設けられた内周側貫通孔との、少な
    くとも半径方向に2段に設けられた、請求項16記載の
    永久磁石ロータ。
  18. 【請求項18】 外周側貫通孔及び内周側貫通孔とも、
    略等間隔にそれぞれ3個以上設けられたことを特徴とす
    る、請求項17記載の永久磁石ロータ。
  19. 【請求項19】 外周側貫通孔及び内周側貫通孔の数を
    どちらもn個としたとき、それぞれの外周側貫通孔の円
    周方向の中心と、互いに隣接する内周側貫通孔の中間と
    が、半径方向に同一の線上にあることを特徴とした、請
    求項18記載の永久磁石ロータ。
  20. 【請求項20】 外周側貫通孔の数をn個とした時、1
    個の外周側貫通孔の永久磁石ロータ回転中心からの角度
    が、(360/2n)°を超える、請求項17から請求
    項19のいずれか1項記載の永久磁石ロータ。
  21. 【請求項21】 外周側貫通孔と内周側貫通孔は、円周
    方向にオーバーラップした部分を有する、請求項17か
    ら請求項20のいずれか1項記載の永久磁石ロータ。
  22. 【請求項22】 外周側貫通孔とロータコア外周との間
    に、略等幅の薄肉部を有する、請求項14から請求項2
    1のいずれか1項記載の永久磁石ロータ。
  23. 【請求項23】 外周側貫通孔の長手方向の両端が、ロ
    ータコア外周部に近接する位置まで伸び、外周側貫通孔
    の長手方向の中央部が、ロータコア外周部から離れてい
    る請求項14から請求項21のいずれか1項記載の永久
    磁石ロータ。
  24. 【請求項24】 内周側貫通孔の長手方向両端部が、外
    周側貫通孔の長手方向の中心部付近に近接する位置まで
    伸びている、請求項23記載の永久磁石ロータ。
  25. 【請求項25】 永久磁石ロータの極数が2mであると
    き、外周側貫通孔及び内周側貫通孔の数がともに2mで
    あり、かつ、永久磁石の極中心付近において、外周側貫
    通孔の長手方向の両端がロータコア外周部に近接してい
    る、請求項23または請求項24記載の永久磁石ロー
    タ。
  26. 【請求項26】 永久磁石の配向がラジアル異方または
    平行異方である請求項25記載の永久磁石ロータ。
  27. 【請求項27】 ロータコアは、打ち抜かれた電磁鋼板
    を積層してなり、互いに隣接する外周側貫通孔の中間、
    または、互いに隣接する内周側貫通孔の中間、または、
    その両方に、打ち抜かれた電磁鋼板間を固着させるカラ
    マセ部を設けたことを特徴とする請求項17から請求項
    26のいずれか1項記載の永久磁石ロータ。
  28. 【請求項28】 外周側貫通孔の長手方向中心と、隣接
    する永久磁石の中間が、半径方向に同一の線上にある、
    請求項17から請求項27のいずれか1項記載の永久磁
    石ロータ。
  29. 【請求項29】 永久磁石の厚みが、円周方向の中心部
    付近において最も大きく、両端部において、小さくな
    る、請求項28記載の永久磁石ロータ。
  30. 【請求項30】 隣接する永久磁石同士が密着しておら
    ず、それらの間に、樹脂が入りこむ隙間を有する請求項
    28記載の永久磁石ロータ。
  31. 【請求項31】 樹脂製の磁石または樹脂の成形時にお
    けるゲートが、円周方向に略等間隔に、3箇所以上設け
    た、請求項1から請求項30のいずれか1項記載の永久
    磁石ロータ。
  32. 【請求項32】 樹脂製の磁石または樹脂の成形時にお
    けるゲートが、外周側貫通孔の円周方向中心と半径方向
    に同一の線上にある、請求項31記載の永久磁石ロー
    タ。
  33. 【請求項33】 樹脂製の磁石または樹脂の成形時に、
    少なくとも外周側貫通孔に、成形時の応力によってロー
    タコアが変形しないようなサポートを挿入することを特
    徴とした、請求項2から請求項14、または、請求項1
    6から請求項32のいずれか1項記載の永久磁石ロータ
    の製造方法。
  34. 【請求項34】 サポートは、外周側貫通孔内部におい
    て半径方向に自由度を有し、成形時には、外周側貫通孔
    の外周部に密着し、成形後は、外周側貫通孔の外周部か
    ら離して取り外す、請求項33記載の永久磁石ロータの
    製造方法。
  35. 【請求項35】 請求項1から請求項32記載のいずれ
    か1項記載の永久磁石ロータを用いたことを特徴とする
    モータ。
JP2000388314A 2000-12-21 2000-12-21 永久磁石ロータ、永久磁石ロータの製造方法、モータ Expired - Fee Related JP4848584B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000388314A JP4848584B2 (ja) 2000-12-21 2000-12-21 永久磁石ロータ、永久磁石ロータの製造方法、モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000388314A JP4848584B2 (ja) 2000-12-21 2000-12-21 永久磁石ロータ、永久磁石ロータの製造方法、モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002191144A true JP2002191144A (ja) 2002-07-05
JP4848584B2 JP4848584B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=18855075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000388314A Expired - Fee Related JP4848584B2 (ja) 2000-12-21 2000-12-21 永久磁石ロータ、永久磁石ロータの製造方法、モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4848584B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007089291A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Toyota Motor Corp 永久磁石式回転電機
WO2008065898A1 (fr) * 2006-11-27 2008-06-05 Panasonic Corporation Moteur à aimant de type à espace dans la direction radiale
US8058767B2 (en) 2006-03-13 2011-11-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Rotor and method of manufacturing the same and electric vehicle
US8089190B2 (en) 2009-07-14 2012-01-03 Hyundai Motor Company Rotor for an interior permanent magnet synchronous motor
JP2012095375A (ja) * 2010-10-24 2012-05-17 Mitsubishi Electric Corp ポンプ用電動機の回転子及びポンプ及び空気調和装置及び床暖房装置及び給湯装置及びポンプ用電動機の回転子の製造方法
CN103997143A (zh) * 2013-02-14 2014-08-20 本田技研工业株式会社 旋转电机的转子
JP2018019081A (ja) * 2016-07-15 2018-02-01 日立金属株式会社 焼結体、その製造方法、プレス装置および樹脂モールドリング
CN107852053A (zh) * 2015-08-05 2018-03-27 三菱电机株式会社 电动机的转子、电动机、送风机以及制冷空调机
WO2019123950A1 (ja) * 2017-12-18 2019-06-27 日本電産株式会社 ロータおよびモータ
JP2020058151A (ja) * 2018-10-02 2020-04-09 アイシン精機株式会社 ロータコア
CN112913118A (zh) * 2018-11-07 2021-06-04 三菱电机株式会社 转子、电动机、压缩机、空气调节装置及转子的制造方法
CN113544941A (zh) * 2019-03-29 2021-10-22 富士通将军股份有限公司 转子以及具备转子的电动机
CN114243973A (zh) * 2021-12-21 2022-03-25 中车株洲电机有限公司 一种永磁牵引电机及电动轮车

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6464970A (en) * 1987-09-04 1989-03-10 Minolta Camera Kk Sorter provided with finisher
JPH02122549A (ja) * 1988-10-31 1990-05-10 Mitsubishi Electric Corp 混成集積回路基板
JPH05175037A (ja) * 1991-12-26 1993-07-13 Kawasaki Steel Corp 極異方配向磁石
JPH06141494A (ja) * 1992-10-20 1994-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機の固定子鉄心
JPH1189141A (ja) * 1997-09-09 1999-03-30 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石回転子及びその製造方法
JP2000069693A (ja) * 1998-08-21 2000-03-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータ
JP2000069717A (ja) * 1998-08-21 2000-03-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6464970A (en) * 1987-09-04 1989-03-10 Minolta Camera Kk Sorter provided with finisher
JPH02122549A (ja) * 1988-10-31 1990-05-10 Mitsubishi Electric Corp 混成集積回路基板
JPH05175037A (ja) * 1991-12-26 1993-07-13 Kawasaki Steel Corp 極異方配向磁石
JPH06141494A (ja) * 1992-10-20 1994-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機の固定子鉄心
JPH1189141A (ja) * 1997-09-09 1999-03-30 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石回転子及びその製造方法
JP2000069693A (ja) * 1998-08-21 2000-03-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータ
JP2000069717A (ja) * 1998-08-21 2000-03-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007089291A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Toyota Motor Corp 永久磁石式回転電機
US8058767B2 (en) 2006-03-13 2011-11-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Rotor and method of manufacturing the same and electric vehicle
WO2008065898A1 (fr) * 2006-11-27 2008-06-05 Panasonic Corporation Moteur à aimant de type à espace dans la direction radiale
US8044547B2 (en) 2006-11-27 2011-10-25 Panasonic Corporation Radial-direction gap type magnet motor
JP5470851B2 (ja) * 2006-11-27 2014-04-16 パナソニック株式会社 径方向空隙型磁石モータ
US8089190B2 (en) 2009-07-14 2012-01-03 Hyundai Motor Company Rotor for an interior permanent magnet synchronous motor
JP2012095375A (ja) * 2010-10-24 2012-05-17 Mitsubishi Electric Corp ポンプ用電動機の回転子及びポンプ及び空気調和装置及び床暖房装置及び給湯装置及びポンプ用電動機の回転子の製造方法
US9496758B2 (en) 2013-02-14 2016-11-15 Honda Motor Co., Ltd. Rotor for rotating electric machine
CN103997143A (zh) * 2013-02-14 2014-08-20 本田技研工业株式会社 旋转电机的转子
CN107852053A (zh) * 2015-08-05 2018-03-27 三菱电机株式会社 电动机的转子、电动机、送风机以及制冷空调机
CN107852053B (zh) * 2015-08-05 2020-10-23 三菱电机株式会社 电动机的转子、电动机、送风机以及制冷空调机
JP2018019081A (ja) * 2016-07-15 2018-02-01 日立金属株式会社 焼結体、その製造方法、プレス装置および樹脂モールドリング
WO2019123950A1 (ja) * 2017-12-18 2019-06-27 日本電産株式会社 ロータおよびモータ
JP2020058151A (ja) * 2018-10-02 2020-04-09 アイシン精機株式会社 ロータコア
CN112913118A (zh) * 2018-11-07 2021-06-04 三菱电机株式会社 转子、电动机、压缩机、空气调节装置及转子的制造方法
CN112913118B (zh) * 2018-11-07 2024-04-26 三菱电机株式会社 转子、电动机、压缩机、空气调节装置及转子的制造方法
CN113544941A (zh) * 2019-03-29 2021-10-22 富士通将军股份有限公司 转子以及具备转子的电动机
CN114243973A (zh) * 2021-12-21 2022-03-25 中车株洲电机有限公司 一种永磁牵引电机及电动轮车

Also Published As

Publication number Publication date
JP4848584B2 (ja) 2011-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4942259B2 (ja) 電動機
WO2018043026A1 (ja) 表面磁石型モータ
JPH06311677A (ja) ロータ組立体
KR101707389B1 (ko) 전기 기계를 위한 로터
JP2002191144A (ja) 永久磁石ロータ及びその製造方法
JP2004222455A (ja) 回転電気機器
KR20180117674A (ko) 전동기 및 공기 조화기
EP1836760B1 (en) Rotating electric machine
WO2018037652A1 (ja) コンシクエントポール型の回転子、電動機および空気調和機
WO2018025407A1 (ja) コンシクエントポール型の回転子、電動機および空気調和機
JPWO2022019074A5 (ja)
JP6135770B2 (ja) 永久磁石埋め込み式回転電機およびその製造方法
JP2001157393A (ja) インナーロータ型モータのロータ構造
WO2020129210A1 (ja) 回転子、電動機、送風機、空気調和装置および回転子の製造方法
JP2005333762A (ja) 回転電機の回転子および回転電機
JP2004328859A (ja) 電動機の回転子の製造方法及び電動機の回転子
JPH11285186A (ja) 永久磁石電動機
JP2000184643A (ja) ホイールインモータのアウターロータ
JP2000245124A (ja) 平滑電機子巻線形モータ
JP2001314067A (ja) ブラシレスモータ
JP2001025191A (ja) 電動機のロータ及びその製造方法
JP2002136074A (ja) ロータコア
JP2004242414A (ja) 同期機ステータの製造方法
WO2022190308A1 (ja) ロータ、電動機、送風機、空気調和装置およびロータの製造方法
JP7373394B2 (ja) 回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071214

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20080115

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110920

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111003

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees