JP2002190897A - ネットワークファクシミリ装置及びファクシミリ通信方法 - Google Patents

ネットワークファクシミリ装置及びファクシミリ通信方法

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JP2002190897A
JP2002190897A JP2000386452A JP2000386452A JP2002190897A JP 2002190897 A JP2002190897 A JP 2002190897A JP 2000386452 A JP2000386452 A JP 2000386452A JP 2000386452 A JP2000386452 A JP 2000386452A JP 2002190897 A JP2002190897 A JP 2002190897A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インタネット等に設けられているサーバ装置
に蓄積されているWEBページにあるテキストデータを
簡単に取り出し、印刷できるファクシミリ装置を提供す
る。 【解決手段】 公衆網へのダイヤルアップ接続手段11
j、及び/または、LANとの接続を行なうLAN接続
手段11hを有し、インタネット等のネットワークに接
続されているサーバ装置内にあるWEBページの所在を
特定するURLを、操作表示部11fにある操作キーを
用いて指定して、前記サーバ装置内にある前記WEBペ
ージのデータをダウンロードさせて、受信することがで
きるWEBページ制御手段11bと、ダウンロードし
た前記WEBページのデータを解析させて、テキストデ
ータ部分だけを抽出させることができるWEBページデ
ータ解析手段11kと、抽出した前記テキストデータ部
分をファクシミリ情報に変換させることができる符号化
復号化手段11gとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ファクシミリ情報を、LA
N,インタネット等のコンピュータネットワークを介し
て、送受信することができるネットワークファクシミリ
装置と、該ネットワークファクシミリ装置におけるファ
クシミリ通信方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インタネット等のコンピュータネ
ットワークの急速な進展に伴い、コンピュータネットワ
ークを介して、各種文書情報を電子メールとして送受信
したり、あるいは、サーバ装置に蓄積されている情報を
閲覧したり、逆に、サーバ装置に情報を登録したりする
通信形態が広く普及してきている。
【0003】かかる電子メール利用の通信形態の一つと
して、インタネット等のコンピュータネットワークに何
らかの形態で接続されているファクシミリ装置において
も、ファクシミリ情報を、たとえば、TIFF(Tagged
Image File Format)等に変換したMIME(Multi
purpose Internet Message Extensions)形式の文書
情報として、SMTP(Simple Mail Transfer Prot
ocol),POP3(Post Office Protocol Version
3)等の電子メールプロトコルに従って、送受信させ
ることができるようになってきている。
【0004】また、ファクシミリ装置を、たとえば、イ
ンタネットに接続させる接続形態としては、公衆網を介
して、インタネットサービスプロバイダ装置に対してダ
イヤルアップ接続させて、インタネットと接続させる接
続形態、あるいは、LAN(Local Area Network)を
介して、該LANに接続されているルータ装置などを介
して、インタネットと接続させる接続形態、更には、直
接、インタネットと接続させる接続形態など、各種の接
続形態が、既に採用されており、かかる接続形態のいず
れか一つだけを用いて接続させる場合だけに限るもので
はなく、複数の接続形態を同時に有しているファクシミ
リ装置も登場してきている。
【0005】かかるインタネット等のコンピュータネッ
トワークとの接続により、ファクシミリ情報を送受信す
るファクシミリ装置を、以下では、ネットワークファク
シミリ装置と称することとする。
【0006】なお、ネットワークファクシミリ装置にお
いては、前述のごとく、ファクシミリ情報を、電子メー
ル形式に従って、インタネット等のコンピュータネット
ワークを介して、送受信することにより、ファクシミリ
装置相互の間だけではなく、たとえば、ファクシミリ装
置とパーソナルコンピュータPCとの間でも、送受信さ
せることが可能である。即ち、ネットワークファクシミ
リ装置のスキャナから読み込んだ文書画情報をPC側に
送信したり、逆に、PC側にあるテキストデータを受信
して、ネットワークファクシミリ装置のプロッタなどに
ファクシミリ情報として記録印刷させたりすることも可
能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
ば、インタネット上に設けられているHTTPサーバ装
置内にあるWEBページデータを、ネットワークファク
シミリ装置に出力させて、閲覧せんとしても、従来のネ
ットワークファクシミリ装置においては、ネットワーク
ファクシミリ装置自機自らが、前記WEBページデータ
に直接アクセスする機能を有しているものは存在してい
ない状況にある。
【0008】なお、ここで、HTTPサーバ装置とは、
該サーバ装置との情報交換を行なう際に、HTTP(Hy
per Text Transfer Protocol)と称するハイパテキ
スト転送プロトコルに従って、たとえば、HTML(Hy
per Text Markup Language)により記述されている
HTML文書等を、サーバ装置内の文書登録領域である
WEBページ(言い換えれば、ホームページ)に蓄積さ
せたり、あるいは、逆に、送信させたりすることができ
るサーバ装置のことである。また、WEBページデータ
とは、前述のごとく、サーバ装置内の文書登録領域に蓄
積保存されている文書データのことであり、たとえば、
ブラウザと称する閲覧用ソフトウェアにより、閲覧した
り、ダウンロードしたりすることができる。
【0009】従って、かかるWEBページデータを、従
来のネットワークファクシミリ装置に出力せんとする場
合には、以下に示すごとき面倒な手順を踏むことが必要
であった。即ち、インタネット上のHTTPサーバ装置
内のWEBページにアクセスすることができるパーソナ
ルコンピュータPC等を用いて、所望のWEBページに
アクセスさせて、該パーソナルコンピュータPC側にW
EBページデータを、一旦、ダウンロードさせた後、該
パーソナルコンピュータPCにおいて、該WEBページ
データの中から、ネットワークファクシミリ装置が扱う
ことができるテキストデータ部分のみを抽出させる。
【0010】更に、該パーソナルコンピュータPCにお
いて、抽出されたテキストデータ部分をMIME形式の
文書情報に変換させた後、該MIME形式の文書情報を
含むネットワークファクシミリ装置宛の電子メールを作
成して、インタネット等を介して、受信側のネットワー
クファクシミリ装置へ送信する。而して、漸く、ネット
ワークファクシミリ装置において、所望のWEBページ
データを取得することができ、プロッタ等に印刷可能な
ファクシミリ情報に変換して、記録印刷させることがで
きるようになる。
【0011】一方、最近のインタネット通信環境の普及
は急速なものがあり、現在では、インタネット上のHT
TPサーバ装置にあるWEBページデータに記載されて
いる情報を活用することが、社会活動を行なう上で必須
の状況になってきている。
【0012】しかしながら、前述したごとく、ネットワ
ークファクシミリ装置を用いて、インタネット上のWE
Bページデータを入手せんとする場合、一旦、インタネ
ット接続されているパーソナルコンピュータPCによ
り、ダウンロードした後、入手を希望するネットワーク
ファクシミリ装置に対して、人手を介して、送信動作を
行なわしめなければならなかった。即ち、インタネット
に接続されているネットワークファクシミリ装置である
にも拘わらず、インタネット上のHTTPサーバ装置に
保持されているWEBページデータを、わざわざ、人手
を介して、別のパーソナルコンピュータPCなどにダウ
ンロードさせて、更に、送信操作を行なわしめるという
無駄が生じていた。
【0013】本発明は、かかる問題に鑑みてなされたも
のであり、ネットワークファクシミリ装置自らが、イン
タネット上のサーバ装置に直接アクセスして、所望のW
EBページデータをダウンロードさせ、該WEBページ
データの中から、ファクシミリ情報として処理すること
ができるテキストデータ部分のみを抽出して、たとえ
ば、プロッタなどに記録印刷させることを可能にせんと
するものである。而して、わざわざ、別のパーソナルコ
ンピュータPCなどにダウンロードする操作をした後、
ファクシミリ情報として処理可能なテキストデータ部分
を抽出する操作を行ない、更に、電子メールで送信でき
る形式に変換させる操作をした後、電子メールで送信さ
せる操作を行なうという何段階にも及ぶ人手操作を必要
とするがごとき手間を削減させ、パーソナルコンピュー
タPCの操作者の負担を軽減せんとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のネット
ワークファクシミリ装置は、公衆網へのダイヤルアップ
接続手段を有し、及び/または、LAN(Local Area
Network)との接続を行なうLAN接続手段を有し、
インタネット等のコンピュータネットワークに接続する
ことができるネットワークファクシミリ装置において、
前記コンピュータネットワークに接続されているサーバ
装置内にあるWEBページの所在を特定するURL(Un
iform Resource Locators)を任意に指定することが
できるURL指定手段を有し、指定された前記サーバ装
置内にある前記WEBページのデータを、ダウンロード
させて、受信することができるWEBページ制御手段
と、ダウンロードさせた前記WEBページのデータを解
析させて、テキストデータ部分だけを抽出させることが
できるWEBページデータ解析手段と、抽出した前記テ
キストデータ部分をファクシミリ情報に変換させること
ができる復号化手段とを有することを特徴とするもので
ある。
【0015】請求項2に記載のネットワークファクシミ
リ装置は、請求項1に記載のネットワークファクシミリ
装置において、前記サーバ装置内にあるWEBページの
所在を特定する前記URLを指定させる前記URL指定
手段として、人手により操作することができるアルファ
ベットキーを用いて設定された文字列により指定させる
ことを特徴とするものである。
【0016】請求項3に記載のネットワークファクシミ
リ装置は、請求項1に記載のネットワークファクシミリ
装置において、前記サーバ装置内にあるWEBページの
所在を特定する前記URLを指定させる前記URL指定
手段として、人手により操作することができるワンタッ
チキー、及び/または、短縮番号キーを用いることによ
り、あらかじめ登録されているワンタッチ用URLを、
及び/または、あらかじめ登録されている短縮URLリ
ストにおいて指定された短縮番号に該当するURLを、
取り出して指定させることを特徴とするものである。
【0017】請求項4に記載のネットワークファクシミ
リ装置は、請求項1に記載のネットワークファクシミリ
装置において、前記サーバ装置内にあるWEBページの
所在を特定する前記URLを指定させる前記URL指定
手段として、人手により操作することができるリダイヤ
ルキーを用いることにより、最新に指定したURLを、
再度、指定させることができることを特徴とするもので
ある。
【0018】請求項5に記載のファクシミリ通信方法
は、公衆網へのダイヤルアップ接続手段を有し、及び/
または、LANとの接続を行なうLAN接続手段を有
し、インタネット等のコンピュータネットワークに接続
して、ファクシミリ情報を送受信することができるファ
クシミリ通信方法において、前記コンピュータネットワ
ークに接続されているサーバ装置内にあるWEBページ
の所在を特定するURLを指定することにより、指定さ
れた該サーバ装置内にある前記WEBページのデータを
ダウンロードさせ、ダウンロードさせた前記WEBペー
ジのデータのうちテキストデータ部分だけを抽出して、
ファクシミリ情報に変換させることができることを特徴
とするものである。
【0019】請求項6に記載のコンピュータ読取り可能
な記録媒体は、公衆網へのダイヤルアップ接続手段を有
し、及び/または、LANとの接続を行なうLAN接続
手段を有し、インタネット等のコンピュータネットワー
クに接続して、ファクシミリ情報を送受信することがで
き、かつ、前記コンピュータネットワークに接続されて
いるサーバ装置内にあるWEBページの所在を特定する
URLを指定することにより、指定された該サーバ装置
内にある前記WEBページのデータをダウンロードさ
せ、ダウンロードさせた前記WEBページのデータのう
ちテキストデータ部分だけを抽出して、ファクシミリ情
報に変換させることができるファクシミリ通信方法を、
コンピュータに実施させるためのプログラムとして記録
させていることを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明にかかるネットワークファ
クシミリ装置の実施形態について、以下に、図を参照し
ながら、説明する。図1は、本発明にかかるネットワー
クファクシミリ装置を接続したネットワーク構成の一例
を示すネットワーク構成図である。図2は、本発明にか
かるネットワークファクシミリ装置における回路構成の
一例を示すブロック図である。また、図3は、インタネ
ット上のHTTPサーバ装置にあるWEBページデータ
をダウンロードする際のHTTP(Hyper Text Trans
fer Protocol)プロトコル手順の一例を示すプロトコ
ルフローチャートである。
【0021】また、図4,図5は、本発明にかかるネッ
トワークファクシミリ装置の動作の一例を説明するため
のフローチャートである。なお、図5は、図4に示すフ
ローチャートに続く残りの部分を示すものである。ま
た、図6は、本発明にかかるネットワークファクシミリ
装置のユーザが、行なう操作の一例を説明するためのフ
ローチャートである。
【0022】図1において、10,20,30,及び、
40は、それぞれ、通信装置としてファクシミリ装置を
有していて、公衆網61、あるいは、インタネット51
に、それぞれ、接続回線12と13の二つ,23,3
2,及び、42を用いて、接続されている通信サイトを
示しており、ファクシミリ装置の設置形態が異なる各通
信サイトの構成例を例示している。
【0023】また、11,21,31は、それぞれ、通
信サイト10,20,30内に設置されていて、公衆網
61あるいはインタネット51を介してファクシミリ情
報を送受信することができるネットワークファクシミリ
装置NFAXであり、41は、通信サイト40内に設置
されていて、公衆網61のみを介して、ファクシミリ情
報を送受信するG3/G4ファクシミリ装置FAXであ
る。
【0024】また、通信サイト10,20には、それぞ
れ、LAN(Local Area Network)14,24が備え
られていて、各ネットワークファクシミリ装置NFAX
11,21は、それぞれ、LAN14,24を介して、
ルータ装置15,25に接続されることにより、ルータ
装置15,25に接続されている接続回線13,23を
経由して、インタネット51との間で、電子メール形式
で、ファクシミリ情報を送受信させたり、あるいは、イ
ンタネット51上に設けられているサーバ装置内のWE
Bページデータをダウンロードさせることができる。
【0025】また、通信サイト10内に設置されている
ネットワークファクシミリ装置NFAX11は、接続回
線12を介して、公衆網61にも接続されており、公衆
網61を介して、直接、相手側のファクシミリ装置(ネ
ットワークファクシミリ装置NFAXやG3/G4ファ
クシミリ装置FAX)との間で、ファクシミリ情報の送
受信を行なうことも可能である。かかる接続は、通信サ
イト30内のネットワークファクシミリ装置NFAX3
1の場合においても同様である。
【0026】更に、ネットワークファクシミリ装置NF
AX11,31は、公衆網61を介して、直接、相手側
のファクシミリ装置と、ファクシミリ情報を送受信でき
るのみならず、公衆網61にダイヤルアップ接続して、
インタネット51にあるインタネットサービスプロバイ
ダ装置ISP51aに接続させて、インタネット51を
介した、ファクシミリ情報の送受信を行なわしめたり、
インタネット51上に設けられているサーバ装置内のW
EBページデータをダウンロードさせることも可能であ
る。
【0027】一方、通信サイト40内に設置されている
G3/G4ファクシミリ装置FAX41は、インタネッ
ト51を経由するファクシミリ情報の送受信を行なうこ
とはできず、公衆網61のみを介するファクシミリ情報
の送受信しか実行できない。
【0028】また、通信サイト10,20内のLAN1
4,24には、それぞれ、ネットワークファクシミリ装
置NFAX11,NFAX21のみならず、パーソナル
コンピュータPC等からなるワークステーション装置W
S,WS1,…,WSn 17,27,…,28も接続
されており、ネットワークファクシミリ装置NFAX1
1,NFAX21は、それぞれのLAN14,24を介
して、かかるワークステーション装置WS,WS1,
…,WSn 17,27,…,28とも、情報の授受を
行なうことが可能である。更には、ワークステーション
装置WS,WS1,…,WSn 17,27,…,28
は、インタネット51を介して、他の通信サイトに設け
られているワークステーション装置,パーソナルコンピ
ュータPC、あるいは、ネットワークファクシミリ装置
NFAXとも、情報の授受を行なうことができる。
【0029】なお、後述の実施例(即ち、図4,5に示
すフローチャートの動作例)においては、通信サイト2
0内のワークステーション装置WS1 27が、インタ
ネット51に接続されているサーバ装置として動作する
場合を示しており、かつ、該サーバ装置は、HTTPプ
ロトコルに準拠して、情報の交換がなされるHTTPサ
ーバ装置である場合を示している。
【0030】また、通信サイト20内のLAN24に
は、メールサーバ装置26も接続されており、通信サイ
ト20内に設置されている各種通信装置間やインタネッ
トを介して他の通信サイトにある通信装置間との電子メ
ールの交換も自由に行なうことができる。更に、図示し
ていないが、通信サイト20には、ファイアウォール装
置や、DNS(Domain Name Server)装置等、サーバ
装置を有するWEBサイトとして必要とする各種の通信
装置を備えさせることもできる。
【0031】また、インタネット51を介して、ファク
シミリ情報を送受信したり、インタネット51上にある
サーバ装置内のWEBページデータをダウンロードした
りすることができるネットワークファクシミリ装置NF
AX11,21,31を構成する回路は、いずれも同一
の回路ブロックからなっており、たとえば、図2に示す
ごとき回路部から構成されている。以下、ネットワーク
ファクシミリ装置NFAX11を例にとって、図2に示
す該ネットワークファクシミリ装置NFAX内の各回路
部を説明する。
【0032】図2に示すように、ネットワークファクシ
ミリ装置NFAX11は、システム制御部11a,シス
テムメモリ11b,画像蓄積装置11c,スキャナ11
d,プロッタ11e,操作表示部11f,符号化復号化
部11g,LAN通信部11h,モデム11i,網制御
部11j,WEBページデータ解析部11k,及び、シ
ステムバス11lにより構成されている。
【0033】システム制御部11aは、システムメモリ
11bに格納されている制御プログラムに従って、ネッ
トワークファクシミリ装置NFAX11の各回路部を制
御するマイクロプロセッサである。
【0034】システムメモリ11bは、前述の如く、シ
ステム制御部11aがネットワークファクシミリ装置N
FAX11の各回路部を制御するために必要な各種の制
御プログラムを記憶したり、各種データを一時保存した
り、あるいは、前記制御プログラムが動作する際の作業
領域として使用されるランダムアクセスメモリである。
【0035】画像蓄積装置11cは、スキャナ11dで
読み取った文書画情報やダウンロードしたWEBページ
データを、ファクシミリ送信や電子メールにより送信す
るまでの間、一時的に、画像ファイルとして蓄積した
り、あるいは、逆に、ファクシミリ受信や電子メールに
より受信した文書情報、または、ダウンロードしたWE
Bページデータを、たとえば、プロッタ11eにより印
刷したりするまでの間、一時的に、画像ファイルとして
蓄積したりするための記憶領域となるものである。
【0036】スキャナ11dは、3.85本/mm,7.
7本/mm,15.4本/mm等の所定の読み取り線密
度で、原稿トレイにセットされている原稿画像を読み取
って、文書画情報を得るためのものである。プロッタ1
1eは、ファクシミリ受信や電子メールにより受信した
文書情報を、該文書情報の線密度に応じて、記録紙に記
録出力したり、スキャナ11dで読み取った文書画情報
やダウンロードしたWEBページデータを、必要とする
線密度に応じて、記録紙に記録出力したりするためのも
のである。
【0037】操作表示部11fは、ファクシミリ情報の
送信先を指定するためのテンキー、スキャナ11dから
読み取ったファクシミリ情報の送信を要求する送信キ
ー、その他の各種の制御指示を入力することができる操
作キーを備えていると共に、更に、受信文書情報を表示
したり、操作者に対して通知すべき各回路部の動作状態
や各種メッセージを表示したりするための液晶表示装置
等の表示器も備えている。
【0038】なお、操作表示部11fにおいて、各種の
制御指示を入力するための前記以外の操作キーとして
は、電子メールアドレスやHTTPサーバ装置のWEB
ページのURL(Uniform Resource Locators)を指
定するなどの際に、ASCIIコード形式の英数字情報
を入力するために用いられる「アルファベットキー」1
1f,最新にアクセスしたWEBページのURLを再
選択することを指示する「リダイヤルキー」11f
あらかじめ登録されているURLをワンタッチで指定す
るための「ワンタッチキー」11f、あらかじめ登録
されている複数の短縮URLリストの中から、URLを
選択して指定する「短縮番号キー」11f ,更には、
WEBページデータのダウンロードを要求する「ダウン
ロード要求キー」11f,等の各種の操作キーが配設
されている。
【0039】符号化復号化部11gは、ファクシミリ送
信する文書画情報を、たとえば、G3ファクシミリ符号
に適合する、MH(Modified Huffman)符号化方式,
MR(Modified READ)符号化方式、等の所定の符号化
方式で符号化圧縮する。また、逆に、ファクシミリ受信
した文書画情報を、MH符号化方式、MR符号化方式、
等に対応する所定の復号化方式で復号化伸長するもので
ある。
【0040】また、符号化復号化部11gは、電子メー
ルで送信する場合に、たとえば、文書画情報のファイル
形式であるTIFF(Tagged Image File Format)
形式ファイルへの符号化、更に、MIME形式での文書
情報へのエンコードを行なう。また、逆に、電子メール
として受信した文書情報のMIME形式でのデコード、
更には、TIFF形式ファイルから文書画情報への復元
処理も行なう。更には、インタネット51等にあるサー
バ装置からダウンロードさせたWEBページデータを、
プロッタ11eに印刷できる形式のファクシミリ情報に
変換する復号化機能も有している。
【0041】なお、符号化復号化部11gが、システム
メモリ11bに格納されている制御プログラムとは、独
立させた回路部として構成されている例を示している
が、前述したごとき符号化復号化に要する変換処理を、
制御プログラムとして実現し、システムメモリ11bに
格納することとしても良い。
【0042】LAN通信部11hは、LAN14におけ
るTCP/IP(Transmission Control Protocol/I
nternet Protocol)プロトコルを制御するものであ
り、TCP/IP上でのSMTP、POP3の各プロト
コルに基づいた電子メールの送受信や、HTTP(Hype
r Text Transfer Protocol)プロトコルに基づいた
WEBページデータのダウンロードなどを、システム制
御部11aが行なえるようにするためのものである。
【0043】モデム11iは、G3ファクシミリ・デー
タモデムであり、公衆網61とアナログ回線により接続
されている場合において、網制御部11jを介して、公
衆網61に送信するファクシミリ情報、あるいは、デー
タをファクシミリ信号、あるいは、データ信号に変調す
る。また、逆に、網制御部11jを介して、公衆網61
から受信したファクシミリ信号、あるいは、データ信号
をファクシミリ情報、あるいは、データに復調するもの
である。公衆網61のみを介して相互にファクシミリ通
信を行なうファクシミリ通信の場合には、G3ファクシ
ミリモデムとして動作し、一方、公衆網61を介してイ
ンタネットサービスプロバイダ装置ISP51aに対し
てダイヤルアップ接続し、インタネット51を介して、
電子メール形式の送受信を行なったり、WEBページデ
ータをダウンロードする場合には、データモデムとして
動作する。
【0044】網制御部11jは、公衆網61に接続され
ており、アナログ回線により接続される場合は、回線網
制御装置NCU(Network Control Unit)として動作
し、一方、ISDN回線により接続される場合には、T
A(Terminal Adapter)として動作し、公衆網61と
の接続回線12の接続・切断などの各種の接続制御や、
選択信号の送受信制御を行なうものである。
【0045】WEBページデータ解析部11kは、イン
タネット51上のサーバ装置内のWEBページデータ、
たとえば、HTTPサーバ装置にあるHTML(Hyper
Text Markup Language)形式の文書データをダウン
ロードして読み込んだ際に、該WEBページデータを解
析して、該WEBページデータに含まれるテキストデー
タを抽出して、所定の形式のテキストデータに編集する
ものである。
【0046】なお、WEBページデータ解析部11kと
モデム11i、及び、WEBページデータ解析部11k
とLAN通信部11hとを相互に直接接続して(図2に
おいて、破線で示している)、モデム11i、または、
LAN通信部11hが、WEBページデータを受信した
際に、直ちに、受信した該WEBページデータをWEB
ページデータ解析部11kに転送させることとしても良
い。あるいは、モデム11i、または、LAN通信部1
1hが受信したWEBページデータを、一旦、画像蓄積
装置11cに蓄積保存させた後、制御プログラムの動作
に伴うシステム制御部11aからの指示に基づいて、画
像蓄積装置11cから受信したWEBページデータを読
み出して、WEBページデータ解析部11kに送ること
としても良い。
【0047】また、後者の場合においては、WEBペー
ジデータ解析部11kが、システムメモリ11bに格納
されている制御プログラムとは、独立させた回路部とし
て構成されている例を示しているが、前述したごときテ
キストデータ抽出処理を、制御プログラムとして実現
し、システムメモリ11bに格納することとしても良
い。
【0048】システムバス11lは、上記各回路部がデ
ータをやり取りするための信号ラインである。
【0049】また、システムメモリ11bに格納されて
いる各種制御プログラムとしては、操作制御プログラム
11b,表示制御プログラム11b,プロッタ出力
プログラム11b,WEBページ制御プログラム11
,電子メール制御プログラム11b,テキストデ
ータ抽出プログラム11b,テキストデータ変換プロ
グラム11b,スキャナ入力プログラム11b,公
衆網接続制御プログラム11b,及び、LAN通信制
御プログラム11b10等が備えられている。
【0050】操作制御プログラム11bは、操作表示
部11fに設けられている各種の操作キーの状態を読み
取る動作を制御するものであり、表示制御プログラム1
1b は、操作表示部11fに設けられている表示装置
に各種の情報を表示する動作を制御するものである。ま
た、プロッタ出力プログラム11bは、プロッタ11
eにセットされている記録紙にファクシミリ情報を印刷
する動作を制御するものである。
【0051】WEBページ制御プログラム11bは、
インタネット等のサーバ装置に蓄積されているWEBペ
ージデータをダウンロードさせる動作を制御するもので
ある。電子メール制御プログラム11bは、ファクシ
ミリ情報を電子メール形式で送受信させる動作を制御す
るものである。
【0052】テキストデータ抽出プログラム11b
は、WEBページデータ解析部11kを駆動して、ダ
ウンロードしたWEBページデータからテキストデータ
部分を抽出する動作を制御するものである。また、テキ
ストデータ変換プログラム11bは、テキストデータ
抽出プログラム11bにより抽出されたテキストデー
タ部分を、符号化復号化部11gを駆動して、プロッタ
11eに出力可能なファクシミリ情報に変換させる動作
を制御するものである。
【0053】更に、スキャナ入力プログラム11b
は、スキャナ11dの原稿台にセットされているファ
クシミリ原稿を読み取る動作を制御するものである。公
衆網接続制御プログラム11bは、網制御部11jや
モデム11iを駆動することにより、公衆網との間の接
続回線を制御して、接続回線を接続したり、切断した
り、あるいは、選択信号等の各種信号や各種トーン信号
を送受信したりする動作を制御するものである。また、
LAN通信制御プログラム11b10は、LAN通信部
11hを駆動して、LAN14との間で、TCP/IP
プロトコルに基づいて、各種の情報を送受信する動作を
制御するものである。
【0054】即ち、図2に示すがごとき構成を有するネ
ットワークファクシミリ装置NFAX11は、LAN通
信部11hを用いて、LAN14に接続されているルー
タ装置15を介して、インターネット51に直接接続さ
れるか、あるいは、網制御部11jを用いて、公衆網6
1を経由して、インタネットサービスプロバイダ装置I
SP51aとの接続を行なうことにより、インターネッ
ト51に接続されるかの、いずれか、あるいは、双方の
接続構成が可能となっており、インターネット51を介
して電子メール形式に基づくファクシミリ情報の送受信
を行なったり、インタネット51上のサーバ装置にある
WEBページデータをダウンロードさせたりすることが
可能になっている。更には、ネットワークファクシミリ
装置NFAX11は、網制御部11jを用いて、公衆網
61に接続して、直接、相手側のファクシミリ装置との
間で、G3/G4ファクシミリ情報を送受信させること
も可能である。
【0055】次に、図4乃至図6に示すフローチャート
に従って、本発明にかかるネットワークファクシミリ装
置NFAXの動作を説明する。
【0056】なお、以下の説明においては、図1に示す
通信サイト10に設置されているネットワークファクシ
ミリ装置NFAX11が、インタネット51を介して、
HTTPサーバ装置として、インタネット51に接続さ
れている通信サイト20内のワークステーション装置W
S1 27(URLアドレスが「http://ws1@xyz.co.jp
/」)にあるWEBページデータをダウンロードして、
ネットワークファクシミリ装置NFAX11のプロッタ
11eに記録印刷させる場合の動作について、一例とし
て、示している。
【0057】また、ネットワークファクシミリ装置NF
AX11が、インタネット51に接続されるルートとし
ては、前述のごとく、公衆網61を経由して、ダイヤル
アップ接続するルートも存在しているが、説明を簡単に
するために、以下の説明においては、LAN14,ルー
タ装置15を介して、接続回線13を経由して、インタ
ネット51に接続されるLAN経由の接続形態の場合に
ついて、説明する。
【0058】まず、図6に基づいて、ネットワークファ
クシミリ装置NFAX11のユーザが行なう操作を説明
する。該ユーザは、まず、インタネット51への接続形
態(即ち、接続ルート)を指定する(ステップS2
1)。即ち、ルータ装置15を介して接続する場合は
(ステップS21のYES)、操作表示部11fに設け
られている「ルータ接続キー」(図示していない)を選
び(ステップS22)、公衆網61を介して、ダイヤル
アップ接続する場合は(ステップS21のNO)、操作
表示部11fに設けられている「ダイヤルアップ接続キ
ー」(図示していない)を選択する(ステップS2
3)。
【0059】次に、該ユーザは、ダウンロードすべきW
EBページを有しているHTTPサーバ装置の所在を示
しているURLアドレス「http://ws1@xyz.co.jp/」を
指定する方法として、あらかじめ登録されているワンタ
ッチダイヤルとして指定されているURLアドレスを用
いるのか、あるいは、短縮ダイヤルとして登録されてい
る短縮URLリストの中からURLアドレスを選択する
のか、を決定する(ステップS24)。ワンタッチダイ
ヤルとして指定する場合は(ステップS24のYE
S)、操作表示部11fに設けられている「ワンタッチ
キー」11fを押し、短縮ダイヤルとして指定する場
合は(ステップS24のYES)、操作表示部11fに
設けられている該当する「短縮番号キー」11fを押
す(ステップS27)。
【0060】いずれでもない場合は(ステップS24の
NO)、次に、最新にアクセスしたURLアドレスをリ
ダイヤルする場合であるか決定する(ステップS2
5)。該リダイヤルのURLアドレスを指定する場合
(ステップS25のYES)、操作表示部11fに設け
られている「リダイヤルキー」11fを押し(ステッ
プS28)、そうではない場合(ステップS25のN
O)、接続先のURLアドレスを、操作表示部11fに
設けられている「アルファベットキー」11fにより
設定する(ステップS26)。
【0061】なお、ここで、接続先のHTTPサーバ装
置内に存在しているダウンロードすべきWEBページの
所在を示すURLアドレスを直接指定していても良い
し、あるいは、ダウンロードすべきWEBページが複数
のWEBページから構成されている場合等においては、
接続先のHTTPサーバ装置の所在を示すURLアドレ
スとは別に、HTTPサーバ装置内のWEBページのア
ドレスを、別途、操作表示部11fに設けられているキ
ーにより、設定させることとしても良い。
【0062】以上の設定動作が終了したら、ユーザは、
操作表示部11fに設けられている「ダウンロード要求
キー」11fを押す(ステップS29)。ここに、
「ダウンロード要求キー」11fは、ダウンロードし
たWEBページデータをプロッタ11eに印刷すること
を要求する操作キーである。該「ダウンロード要求キ
ー」11fを押下すると、ネットワークファクシミリ
装置NFAX11の操作表示部11fから、システム制
御部11aが起動されて、ユーザが操作した操作キー情
報を、操作制御プログラム11bに通知することにな
り、システム制御部11aは、図4及び図5のフローチ
ャートに示すような動作を開始させることとなる。
【0063】以下、図4及び図5に示すフローチャート
に従って、ネットワークファクシミリ装置NFAX11
の動作を説明する。まず、「ダウンロード要求キー11
」の押下を、操作表示部11fを制御する操作制御
プログラム11bの動作により、システム制御部11
aが検出すると、システム制御部11aは、操作表示部
11fに設けられている各種キーの設定状態を、操作制
御プログラム11bの動作を介して、読み取り、シス
テムメモリ11bの所定の領域に、一旦、格納する。
【0064】その後、まず、インタネット51への接続
形態を識別するために、操作表示部11fに設定されて
いたキーが「ルータ接続キー」であったかを、操作制御
プログラム11bの動作により、システム制御部11
aは、システムメモリ11bの格納内容に基づいて、調
べる(ステップS1)。
【0065】「ルータ接続キー」の押下ではなかった場
合(ステップS1のNO)、「ダイヤルアップ接続キ
ー」の押下により、ダイヤルアップ接続の要求がなされ
ているので、公衆網接続制御プログラム11bの動作
により、システム制御部11aは、網制御部11jを制
御して、公衆網61を介して、インタネットサービスプ
ロバイダ装置ISP51aとの接続を行なわしめる(S
2)。一方、「ルータ接続キー」の押下があった場合は
(ステップS1のYES)、LAN14,ルータ装置1
5経由で、インタネット51への接続を行なわしめるこ
ととなる。以下の説明では、前述のごとく、LAN14
経由の接続形態について説明する。
【0066】次いで、アクセスすべきHTTPサーバ装
置のURLアドレスと該HTTPサーバ装置内の所望の
WEBページのURLアドレスとが指定されている方法
がワンタッチダイヤルあるいは短縮ダイヤルであるかと
いうことを、操作制御プログラム11bの動作によ
り、システム制御部11aは、システムメモリ11bの
格納内容に基づいて、判定する(ステップS3)。
【0067】「ワンタッチキー」11fの押下の場合
は(ステップS3のYES)、WEBページ制御プログ
ラム11bの動作により、システム制御部11aは、
あらかじめシステムメモリ11bの所定の領域に登録さ
れているワンタッチダイヤルURLを、指定されている
URLアドレスとして、読み出し、「HTTP(Hyper
Text Transfer Protocol)セッションオープン」リ
クエスト用のURLアドレス設定領域に設定する(ステ
ップS6)。
【0068】また、「短縮番号キー」11fの押下が
なされていた場合(ステップS3のYES)、WEBペ
ージ制御プログラム11bの動作により、システム制
御部11aは、あらかじめシステムメモリ11bの所定
の領域に登録されている短縮URLリストの中から、指
定された短縮番号に対応するURLアドレスを読み出
し、「HTTPセッションオープン」リクエスト用のU
RLアドレス設定領域に設定する(ステップS6)。
【0069】一方、いずれにも該当していない場合(ス
テップS3のNO)、最新のアクセスがなされたURL
アドレスへの再度のアクセス要求を示す「リダイヤルキ
ー」11fの押下があったかを、操作制御プログラム
11bの動作により、システム制御部11aは、シス
テムメモリ11bの格納内容に基づいて、判定する(ス
テップS4)。
【0070】「リダイヤルキー」11fの押下があっ
た場合は(ステップS4のYES)、WEBページ制御
プログラム11bの動作により、システム制御部11
aは、最新にアクセスしたURLアドレスを格納してい
るシステムメモリ11bのリダイヤルバッファ11b
11から、最新アクセスのURLアドレスを読み出し、
「HTTPセッションオープン」リクエスト用のURL
アドレス設定領域に設定する(ステップS7)。
【0071】一方、「リダイヤルキー」11fの押下
もされていない場合(ステップS4のNO)、アクセス
したいURLアドレスが、操作表示部11fの「アルフ
ァベットキー」11fに設定されている場合であり、
WEBページ制御プログラム11bの動作により、シ
ステム制御部11aは、システムメモリ11bに格納さ
れている該「アルファベットキー」11fの設定情報
を取り出し、「HTTPセッションオープン」リクエス
ト用のURLアドレス設定領域に設定する(ステップS
5)。
【0072】また、前述の動作により設定されたURL
アドレスは、同時に、システムメモリ11b内に設けら
れているリダイヤルバッファ11b11にも記憶保持さ
せる。而して、インタネット51上の同一サーバ装置の
同一WEBページへの次回以降のアクセスに備えること
により、かかるアクセス要求が発生した際に、「リダイ
ヤルキー」11fを用いることにより、リダイヤルバ
ッファ11b11から、最新にアクセスしたサーバ装置
のWEBページに関するURLアドレスを読み出して、
再設定させれば、URLアドレス再入力の操作を省略さ
せることができる。
【0073】次いで、HTTP(Hyper Text Transfe
r Protocol)プロトコルに基づくデータ送受信動作に
移行する。即ち、HTTPプロトコルに基づいて、ネッ
トワークファクシミリ装置NFAX11が、インタネッ
ト51を介して、前記URLアドレス(http://ws1@xy
z.co.jp/)で指定されているHTTPサーバ装置、即
ち、通信サイト20内のワークステーション装置WS1
27にあるHTML(Hyper Text Markup Languag
e)形式等のWEBページデータをダウンロードさせる
動作がなされる。以下では、図3に示すプロトコルフロ
ーチャートも参照しながら、図5のフローチャートに従
って、説明する。
【0074】ここに、HTTPプロトコルは、図3のプ
ロトコルフローチャートに示すように、クライアントか
らサーバへのリクエストに対応して、サーバからクライ
アントへレスポンスを応答するという形式の会話型の通
信形態であり、リクエストは、URLアドレスにより、
通信パスを指定して送信され、レスポンスは、該リクエ
ストに設定されているパス情報を、逆に設定させて、返
信される。
【0075】WEBページ制御プログラム11bの動
作により、システム制御部11aは、「HTTPセッシ
ョンオープン」リクエストの宛先URLアドレス以外の
残りの部分、たとえば、送信元のIP(Internet Prot
ocol)アドレス、送信プロトコル・バージョン、送信日
時、リクエスト方法、等を設定した後、LAN通信制御
プログラム11b10の動作により、システム制御部1
1aは、LAN通信部11hを駆動して、LAN14上
に、TCP/IPプロトコルに従って、該「HTTPセ
ッションオープン」リクエストを送出する。
【0076】LAN14に送出された「HTTPセッシ
ョンオープン」リクエストは、ルータ装置15におい
て、TCP/IPプロトコルに従って、受信された後、
ルータ装置15において、該リクエストに指定されてい
る宛先URLアドレスが、該LAN14内ではなく、外
部にあるURLアドレスであることが認識され、接続回
線13を介して、インタネット51に対して、該「HT
TPセッションオープン」リクエストが送出される(図
3におけるステップP1)。
【0077】インタネット51においては、HTTPプ
ロトコルに従って、前記「HTTPセッションオープ
ン」リクエストの宛先URLアドレス(http://ws1@xyz
/co.jp/)で指定されているHTTPサーバ装置まで、
該「HTTPセッションオープン」リクエストが、順
次、転送されていき、最終的には、通信サイト20の接
続回線23を介して、ルータ装置25まで配信されてく
る。
【0078】該ルータ装置25においては、配信されて
きた前記「HTTPセッションオープン」リクエストの
宛先URLアドレスが、LAN24に接続されているワ
ークステーション装置WS1 27のアドレスであるこ
とを認識して、LAN24を介して、TCP/IPプロ
トコルに従って、ワークステーション装置WS1 27
に向けて、受信した該「HTTPセッションオープン」
リクエストを送出する。
【0079】LAN24に接続されているワークステー
ション装置WS1 27において、LAN24に送出さ
れた前記「HTTPセッションオープン」リクエストが
取り込まれて、正しく通信セッションの設定が可能であ
ることを確認して、該通信セッションを設定すると共
に、HTTPプロトコルに従って、「Connect OK」の
旨を示すレスポンスを作成する。
【0080】更に、該「HTTPセッションオープン」
リクエストに記述されている送信元のIPアドレスを、
該レスポンスの送信先のアドレスとして、該レスポンス
の宛先を示す所定の場所に設定して、LAN24へ送出
することにより、送信元への返信を行なう。即ち、該
「Connect OK」のレスポンスは、ワークステーション
装置WS127から、LAN24に送出され、ルータ装
置25において、該LAN24内の宛先ではないことが
認識されて、インタネット51に、接続回線23を介し
て、送出される(図3におけるステップP2)。
【0081】インタネット51においては、HTTPプ
ロトコルに従って、前記「ConnectOK」レスポンスの宛
先IPアドレスが示す通信サイト10まで、該「Connec
tOK」レスポンスが、順次、転送されていき、最終的に
は、通信サイト10の接続回線13を介して、ルータ装
置15まで配信されてくる。
【0082】該ルータ装置15においては、配信されて
きた前記「Connect OK」レスポンスの宛先IPアドレ
スが、LAN14に接続されているネットワークファク
シミリ装置NFAX11のアドレスであることを認識し
て、LAN14を介して、TCP/IPプロトコルに従
って、受信した該「Connect OK」レスポンスを送出す
る。
【0083】LAN14に接続されているネットワーク
ファクシミリ装置NFAX11においては、LAN通信
制御プログラム11b10の動作により、システム制御
部11aは、LAN通信部11hを介して、LAN14
に送信されてきた自機宛の前記「Connect OK」レスポ
ンスを取り込む。次いで、LAN通信制御プログラム1
1b10の動作により、システム制御部11aは、取り
込んだ情報が、HTTPプロトコル準拠のメッセージで
あることを判定して、WEBページ制御プログラム11
を起動させる。
【0084】WEBページ制御プログラム11bの動
作により、システム制御部11aは、受信したメッセー
ジが「Connect OK」レスポンスであることを識別する
ことにより、正しく通信セッションの設定がなされたこ
とを確認して、通信相手として要求していたHTTPサ
ーバ装置、即ち、ワークステーション装置WS1 27
(URLアドレスhttp://ws1@xyz/co.jp/)との論理的
な接続がなされていることを、シスメムメモリ11bの
所定の領域に設定する。
【0085】更に、WEBページ制御プログラム11b
の動作により、システム制御部11aは、論理的に接
続されたHTTPサーバ装置、即ち、ワークステーショ
ン装置WS1 27にある、ダウンロード対象のWEB
ページを示すURLパス情報(複数のWEBページから
なる場合は、そのすべてのWEBペ−ジを示すURLパ
ス情報)を設定して、ファイル転送させるためのHTT
Pリクエストを示す、「指定WEBページファイル転送
要求」リクエストを作成する。
【0086】作成された「指定WEBページファイル転
送要求」リクエストは、前述の「HTTPセッションオ
ープン」リクエストを送信する場合の動作と同様に、L
AN通信制御プログラム11b10の動作により、シス
テム制御部11aが、LAN通信部11hを駆動して、
LAN14上に、TCP/IPプロトコルに従って、送
出させる(ステップS9)。
【0087】更に、前記「指定WEBページファイル転
送要求」リクエストは、前述の「HTTPセッションオ
ープン」リクエストを転送する場合の動作と同様に、ル
ータ装置15を介して、インタネット51に送出され
(図3におけるステップP3)、インタネット51を経
由して、宛先の通信サイト20内のルータ装置25に届
けられ、更に、LAN24を介して、ワークステーショ
ン装置WS1 27に届けられる。
【0088】ワークステーション装置WS1 27にお
いては、HTTPプロトコルに従って、まず、受信した
前記「指定WEBページファイル転送要求」リクエスト
で、URLパス情報として指定されているWEBページ
に関する構成情報、たとえば、アクセスの成否を示すス
テータス情報やWEBページデータ(コンテンツ)の記
述形式、等を示すヘッダ情報を返送するために、「WE
Bページファイル転送応答(ヘッダ)」レスポンスが作
成されて、前述の「Connect OK」レスポンスの返送の
場合と同様にして、「指定WEBページファイル転送要
求」リクエストの送信元である通信サイト10のネット
ワークファクシミリ装置NFAX11への返信が行なわ
れる(図3におけるステップP4)。
【0089】ネットワークファクシミリ装置NFAX1
1において、前記「WEBページファイル転送応答(ヘ
ッダ)」レスポンスを受信したことを、前述の「Connec
t OK」レスポンスを受信した場合と同様にして、LA
N通信制御プログラム11b 10の動作を介して、WE
Bページ制御プログラム11bの動作により、システ
ム制御部11aが、識別すると、画像蓄積装置11c内
の所定の領域に、該「WEBページファイル転送応答
(ヘッダ)」レスポンスに含まれているヘッダ情報を格
納すると同時に(ステップS10)、該ヘッダ情報とし
て返送されてきているステータス情報を解釈して、所望
のWEBページへのアクセスが可能であることを判別す
ると、該WEBページデータが返送されてくるのを待ち
合わせる動作に移行する(ステップS11のNO)。
【0090】一方、通信サイト20のワークステーショ
ン装置WS1 27においては、URLパス情報として
指定されているWEBページのデータが逐次読み出され
て、HTTPプロトコルに準拠した「WEBページファ
イル転送応答(ボディ)」レスポンスとして作成され
る。ここに、該WEBページデータは、先に返信した前
記「WEBページファイル転送応答(ヘッダ)」レスポ
ンスにおいて示されている記述形式に従った構成の文書
情報であり、たとえば、HTML(Hyper Text Marku
p Language)形式の文書情報から構成されている。
【0091】作成された「WEBページファイル転送応
答(ボディ)」レスポンスは、前述した「Connect O
K」レスポンスの返送の場合と同様にして、「指定WE
Bページファイル転送要求」リクエストの送信元である
通信サイト10のネットワークファクシミリ装置NFA
X11へ返信される(図3におけるステップP5)。
【0092】ネットワークファクシミリ装置NFAX1
1において、該「WEBページファイル転送応答(ボデ
ィ)」レスポンスを受信したことを、前述の「Connect
OK」レスポンスの場合と同様にして、LAN通信制御
プログラム11b10の動作を介して、WEBページ制
御プログラム11bの動作により、システム制御部1
1aが、識別すると、前記「WEBページファイル転送
応答(ヘッダ)」レスポンスの場合と同様に、画像蓄積
装置11c内の所定の領域に、該「WEBページファイ
ル転送応答(ボディ)」レスポンスに含まれているWE
Bページデータ(即ち、ボディ情報)を格納する(ステ
ップS10)と共に、該ボディ情報の転送が終了したこ
とにより、転送動作の終了と判定して(ステップS11
のYES)、通信サイト20のワークステーション装置
WS1 27との通信セッションの解放動作に移行す
る。
【0093】即ち、WEBページ制御プログラム11b
の動作により、システム制御部11aは、ステップS
8において、システムメモリ11bの所定の領域に設定
されている接続情報に基づいて、クローズすべき通信セ
ッションを指定して、HTTPプロトコルに準拠した
「HTTPセッションクローズ」リクエストを作成す
る。作成された「HTTPセッションクローズ」リクエ
ストは、前述の「HTTPセッションオープン」リクエ
ストを送信する場合の動作と同様に、LAN通信制御プ
ログラム11b10の動作により、システム制御部11
aが、LAN通信部11hを駆動して、LAN14上
に、TCP/IPプロトコルに従って、送出させる。
【0094】更に、前記「HTTPセッションクロー
ズ」リクエストは、前述の「HTTPセッションオープ
ン」リクエストを転送する場合の動作と同様に、ルータ
装置15を介して、インタネット51に送出され(図3
におけるステップP6)、インタネット51を経由し
て、宛先の通信サイト20内のルータ装置25に届けら
れ、更に、LAN24を介して、ワークステーション装
置WS1 27に届けられる。
【0095】ワークステーション装置WS1 27にお
いては、HTTPプロトコルに従って、まず、受信した
前記「HTTPセッションクローズ」リクエストによ
り、クローズすることが要求されている通信セッション
が、正しく、論理的に解放できることを確認して、クロ
ーズ処理を行なうと共に、HTTPプロトコルに準拠し
た「Close OK」レスポンスを作成し、該「HTTPセ
ッションクローズ」リクエストに記述されている送信元
への返信を行なう(図3におけるステップP7)。
【0096】ネットワークファクシミリ装置NFAX1
1において、前記「Close OK」レスポンスを受信した
ことを、前述の「Connect OK」レスポンスの場合と同
様にして、LAN通信制御プログラム11b10の動作
を介して、WEBページ制御プログラム11bの動作
により、システム制御部11aが、識別すると、クロー
ズ要求をした通信セッションのクローズ処理を実行させ
て、ワークステーション装置WS1 27との論理的な
接続状態にあった該通信セッションを、解放させる(ス
テップS12)。
【0097】次いで、前記通信セッションのインタネッ
ト51への接続形態を識別するために、操作表示部11
fに設定されていた操作キーが「ルータ接続キー」であ
ったかを、操作制御プログラム11bの動作により、
システム制御部11aは、システムメモリ11bの格納
内容に基づいて、調べる(ステップS13)。
【0098】「ルータ接続キー」の押下ではなかった場
合(ステップS13のNO)、公衆網61へのダイヤル
アップ接続による接続であったので、公衆網接続制御プ
ログラム11bの動作により、システム制御部11a
は、網制御部11jを制御して、公衆網61を介したイ
ンタネットサービスプロバイダ装置ISP51aとの接
続の解放動作を行なわしめる(ステップS14)。ただ
し、本実施例の説明は、「ルータ接続キー」の押下があ
った場合であり(ステップS13のYES)、かかる公
衆網61の接続解放動作は不要となる。
【0099】次に、ネットワークファクシミリ装置NF
AX11において、WEBページ制御プログラム11b
の動作により、システム制御部11aが、ワークステ
ーション装置WS1 27から転送されてきて、画像蓄
積装置11cに保存格納されているWEBページデータ
に関するヘッダ情報、及び、ボディ情報を読み出して、
テキストデータ抽出プログラム11bを起動させる。
【0100】テキストデータ抽出プログラム11b
動作により、システム制御部11aは、WEBページデ
ータ解析部11kを駆動して、該ボディ情報としてダウ
ンロードされてきたWEBページデータ(文書情報)の
記述形式を判定し、該記述形式に応じて、該WEBペー
ジデータの文書構造を解釈させる。更に、テキストデー
タ抽出プログラム11bの動作により、システム制御
部11aは、該文書構造の解釈結果に基づいて、WEB
ページデータ解析部11kを駆動して、該WEBページ
データの中から、プロッタ11eに記録印刷させること
が可能なテキストデータ部分のみを抽出させて、画像蓄
積装置11cの所定の領域に格納させる(ステップS1
5)。
【0101】即ち、前記WEBページデータが、たとえ
ば、HTML言語という記述言語に基づいて記述されて
いるHTML文書から構成されている場合においては、
該HTML言語仕様として規定されているタグ情報を解
釈して、テキストデータか否かを識別させることによ
り、前記WEBページデータの中から、テキストデータ
部分のみを抽出させることができる。
【0102】なお、前述の実施例においては、転送され
てきたヘッダ情報、及び、ボディ情報を、WEBページ
制御プログラム11bの動作に基づいて、システム制
御部11aが、一旦、画像蓄積装置11cに保存格納し
た後、再度、読み出して、テキストデータ抽出プログラ
ム11bの動作により、システム制御部11aが、W
EBページデータ解析部11kを駆動することにより、
前記ボディ情報(即ち、WEBページデータ)の中に含
まれているテキストデータ部分を抽出させることとして
いる。
【0103】しかしながら、前述したごとく、WEBペ
ージデータ解析部11kの機能を、更に拡充させて、か
かるテキストデータの抽出動作を、次のごとき動作とし
ても、もちろん、構わない。即ち、LAN14からLA
N通信部11hに、あるいは、公衆網61から網制御部
11jを介してモデム11iに、転送データ(即ち、ヘ
ッダ情報、及び、ボディ情報)が到達した際に、逐次、
該転送データをWEBページデータ解析部11kに転送
させる。
【0104】而して、WEBページデータ解析部11k
において、ヘッダ情報に指定されている記述形式に従っ
て、該ヘッダ情報に続いて転送されてくるボディ情報に
含まれているテキストデータ部分のみを抽出させる。更
に、WEBページデータ解析部11kから、抽出された
テキストデータ部分のみを、画像蓄積装置11cに転送
させることにより、画像蓄積装置11cの所定の領域
に、抽出されたテキストデータ部分のみが保存格納され
る。
【0105】次に、前述の動作により抽出されたテキス
トデータ部分の書式を、ネットワークファクシミリ装置
NFAX11のプロッタ11eへの出力が可能なファク
シミリ情報(文書画データ)の形式に変換させるため
に、システム制御部11aは、テキストデータ変換プロ
グラム11bを起動させることにより、符号化復号化
部11gを駆動して、抽出されているテキストデータ部
分を、ファクシミリ情報(文書画データ)に変換させ、
変換結果としての該ファクシミリ情報(文書画データ)
を、画像蓄積装置11cの所定の領域に格納させる(ス
テップS16)。
【0106】最後に、システム制御部11aは、プロッ
タ出力プログラム11bを起動することにより、プロ
ッタ11eを介して、変換されたファクシミリ情報(文
書画データ)を、記録紙に記録印刷させる(ステップS
17)。
【0107】かかる動作により、インタネット51に接
続されているHTTPサーバ装置、たとえば、ワークス
テーション装置WS1 27にある各種のWEBページ
データを、直接、ネットワークファクシミリ装置11に
ダウンロードさせることが可能であり、かつ、該ネット
ワークファクシミリ装置11が取り扱うことが可能な文
書画形式に、自動的に、変換させることにより、プロッ
タ装置11e等に印刷させたり、あるいは、操作表示部
11fに表示させたり、更には、他のファクシミリ装置
に対して転送させたり、各種の任意の処理を、何ら、他
のPCなどの処理装置の助けを必要とせずに、実現させ
ることができる。
【0108】なお、前述の実施例においては、インタネ
ット51に接続されているサーバ装置が、HTTPプロ
トコルに準拠したHTTPサーバ装置である場合を例示
しているが、これに限るものではなく、電子メール受信
プロトコルであるPOP3(Post Office Protocol
Version 3)に準拠したPOP3サーバ装置であって
も、あるいは、ニュース配信用プロトコルであるNNT
P(Network News Transfer Protocol)に準拠した
NNTPサーバ装置であっても、ネットワークファクシ
ミリ装置NFAXにおいて、電子メール送受信プログラ
ムや、ニュース配信制御プログラムを用意させることに
より、各サーバ装置に保存されている各種の情報を、前
述の実施例に示した場合と全く同様にして、ネットワー
クファクシミリ装置NFAXにおいて、取り扱うことが
可能である。
【0109】
【発明の効果】(請求項1,5及び6に記載の発明の効
果)本発明にかかるネットワークファクシミリ装置にお
いては、インタネット等に設けられているサーバ装置に
蓄積されているWEBページのうち、指定した所望のW
EBページのデータをダウンロードさせて、該WEBペ
ージデータのテキストデータ部分を抽出して、印刷させ
たりすることが可能である。而して、インタネット等に
接続されているパーソナルコンピュータPCを介して、
該WEBページデータを、ネットワークファクシミリ装
置に転送させるがごとき余計な操作を不要とすることが
でき、パーソナルコンピュータPCが不要であると同時
に、該PCからネットワークファクシミリ装置への転送
動作に要する通信費用も不要であり、かつ、操作者の手
間を大幅に削減させることができ、ネットワークファク
シミリ装置において、簡単にWEBページデータを閲覧
することができる。
【0110】(請求項2に記載の発明の効果)インタネ
ット等に設けられているサーバ装置に蓄積されているW
EBページのうち、ダウンロードしたい所望のWEBペ
ージの所在を示すURLアドレスを、操作者が任意に設
定することができるアルファベットキーにより、簡単に
設定することが可能であり、操作者の操作を簡素化でき
る。
【0111】(請求項3に記載の発明の効果)更に、ダ
ウンロードしたい所望のWEBページの所在を示すUR
Lアドレスを、ワンタッチ、及び/または、短縮番号と
して、あらかじめ登録させることにより、頻繁に利用し
たいWEBページのURLアドレスの指定を、更に簡素
化できる。
【0112】(請求項4に記載の発明の効果)更に、最
新にアクセスしたWEBページに関するURLアドレス
をリダイヤルバッファに記憶保持させることにより、該
WEBページに再度アクセスしたい場合におけるURL
の再入力を不要とすることにより、同一WEBページの
URLアドレスの指定を、簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるネットワークファクシミリ装
置を接続したネットワーク構成の一例を示すネットワー
ク構成図である。
【図2】 本発明にかかるネットワークファクシミリ装
置における回路構成の一例を示すブロック図である。
【図3】 インタネット上のHTTPサーバ装置にある
WEBページデータをダウンロードする際のHTTP
(Hyper Text Transfer Protocol)プロトコル手順
の一例を示すプロトコルフローチャートである。
【図4】 本発明にかかるネットワークファクシミリ装
置の動作の一例を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】 本発明にかかるネットワークファクシミリ装
置の動作の一例として、図4に続く残りの部分を説明す
るためのフローチャートである。
【図6】 本発明にかかるネットワークファクシミリ装
置のユーザが、行なう操作の一例を説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10,20,30,40…通信サイト、11,21,3
1…ネットワークファクシミリ装置NFAX、11a…
システム制御部、11b…システムメモリ、11b
操作制御プログラム、11b…表示制御プログラム、
11b…プロッタ出力プログラム、11b…WEB
ページ制御プログラム、11b…電子メール制御プロ
グラム、11b…テキストデータ抽出プログラム、1
1b…テキストデータ変換プログラム、11b…ス
キャナ入力プログラム、11b…公衆網接続制御プロ
グラム、11b10…LAN通信制御プログラム、11
…リダイヤルバッファ、11c…画像蓄積装置、
11d…スキャナ、11e…プロッタ、11f…操作表
示部、11f…アルファベットキー、11f…リダ
イヤルキー、11f…ワンタッチキー、11f…短
縮番号キー、11f…ダウンロード要求キー、11g
…符号化復号化部、11h…LAN通信部、11i…モ
デム、11j…網制御部、11k…WEBページデータ
解析部、11l…システムバス、12,13,23,3
2,42…接続回線、14,24…LAN、15,25
…ルータ装置、26…メールサーバ装置、17,27,
28…ワークステーション装置WS,WS1,WSn、
41…G3/G4ファクシミリ装置FAX、51…イン
タネット、51a…インタネットサービスプロバイダ装
置ISP、61…公衆網。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆網へのダイヤルアップ接続手段を有
    し、及び/または、LAN(Local Area Network)と
    の接続を行なうLAN接続手段を有し、インタネット等
    のコンピュータネットワークに接続することができるネ
    ットワークファクシミリ装置において、前記コンピュー
    タネットワークに接続されているサーバ装置内にあるW
    EBページの所在を特定するURL(Uniform Resourc
    e Locators)を任意に指定することができるURL指
    定手段を有し、指定された前記サーバ装置内にある前記
    WEBページのデータを、ダウンロードさせて、受信す
    ることができるWEBページ制御手段と、ダウンロード
    させた前記WEBページのデータを解析させて、テキス
    トデータ部分だけを抽出させることができるWEBペー
    ジデータ解析手段と、抽出した前記テキストデータ部分
    をファクシミリ情報に変換させることができる復号化手
    段とを有することを特徴とするネットワークファクシミ
    リ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のネットワークファクシ
    ミリ装置において、前記サーバ装置内にあるWEBペー
    ジの所在を特定する前記URLを指定させる前記URL
    指定手段として、人手により操作することができるアル
    ファベットキーを用いて設定された文字列により指定さ
    せることを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のネットワークファクシ
    ミリ装置において、前記サーバ装置内にあるWEBペー
    ジの所在を特定する前記URLを指定させる前記URL
    指定手段として、人手により操作することができるワン
    タッチキー、及び/または、短縮番号キーを用いること
    により、あらかじめ登録されているワンタッチ用URL
    を、及び/または、あらかじめ登録されている短縮UR
    Lリストにおいて指定された短縮番号に該当するURL
    を、取り出して指定させることを特徴とするネットワー
    クファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のネットワークファクシ
    ミリ装置において、前記サーバ装置内にあるWEBペー
    ジの所在を特定する前記URLを指定させる前記URL
    指定手段として、人手により操作することができるリダ
    イヤルキーを用いることにより、最新に指定したURL
    を、再度、指定させることができることを特徴とするネ
    ットワークファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 公衆網へのダイヤルアップ接続手段を有
    し、及び/または、LANとの接続を行なうLAN接続
    手段を有し、インタネット等のコンピュータネットワー
    クに接続して、ファクシミリ情報を送受信することがで
    きるファクシミリ通信方法において、前記コンピュータ
    ネットワークに接続されているサーバ装置内にあるWE
    Bページの所在を特定するURLを指定することによ
    り、指定された該サーバ装置内にある前記WEBページ
    のデータをダウンロードさせ、ダウンロードさせた前記
    WEBページのデータのうちテキストデータ部分だけを
    抽出して、ファクシミリ情報に変換させることができる
    ことを特徴とするファクシミリ通信方法。
  6. 【請求項6】 公衆網へのダイヤルアップ接続手段を有
    し、及び/または、LANとの接続を行なうLAN接続
    手段を有し、インタネット等のコンピュータネットワー
    クに接続して、ファクシミリ情報を送受信することがで
    き、かつ、前記コンピュータネットワークに接続されて
    いるサーバ装置内にあるWEBページの所在を特定する
    URLを指定することにより、指定された該サーバ装置
    内にある前記WEBページのデータをダウンロードさ
    せ、ダウンロードさせた前記WEBページのデータのう
    ちテキストデータ部分だけを抽出して、ファクシミリ情
    報に変換させることができるファクシミリ通信方法を、
    コンピュータに実施させるためのプログラムとして記録
    させていることを特徴とするコンピュータ読取り可能な
    記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030033948A (ko) * 2001-10-22 2003-05-01 캐논 가부시끼가이샤 통신 장치 및 그 제어 방법, 팩시밀리 장치, 통신 방법 및프로그램

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