JP2002190375A - 誘導加熱調理器 - Google Patents
誘導加熱調理器Info
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Abstract
を抑止し、バランスの取れた効率的な冷却を行い、安全
で快適な誘導加熱調理器を実現する。 【解決手段】 ロースター加熱装置の前面開口部を除く
全ての面を2重遮蔽した箱体を構成し、仕切板で器体内
部を分割して1つのロースター室を形成し、仕切板に配
設した導入口からロースター加熱装置の下方を直接冷却
する冷却風路と、同じく導入口からロースター加熱装置
の後方を冷却する冷却風路と、仕切板外面に沿って冷却
する冷却風路を形成することでバランスの取れた効率的
な冷却を行う。
Description
導加熱部を備えた組込型及び据え置き型の誘導加熱調理
器に関するものである。
熱効率が非常に高く安全であると言うことはよく知られ
ているが、内部構成が複雑で部品及び外郭の温度上昇を
抑制して冷却する必要があった。そこで従来の誘導加熱
調理器は組込型において図6に示すように器体50の左
側面側にロースター加熱装置51を配設し、その上方に
左制御部53を配設しさらにその上方に左誘導加熱装置
57を配設し、左前面部に左排気口60を配設し、左後
面部に左吸気口62を配設して一連の冷却風の流れを作
るように左吸気口62の近傍に左冷却ファン55が配設
されている。またロースター加熱装置51を加熱したと
きの庫内の熱気や煙などを外部に排気するためのグリル
排気ダクト63が後上面部に配設されている。同様に器
体50の右側面側に右制御部52,右誘導加熱装置5
6,右吸気口61,右排気口59,右冷却ファン54が
それぞれ配設されている。さらに器体50の略中央後方
にラジェントヒーター58が配設されている。以上のよ
うに構成された器体50は、プレート65を固定したフ
レーム64と上面で嵌合し、固定されている。ここで左
冷却ファン55が回転し、外気が通気口66を通って左
吸気口62から入り、ロースター加熱装置51と左制御
部53と左誘導加熱装置57とラジェントヒーター58
を冷却し、左排気口60から排気される。
が通気口66を通って右吸気口61から入り、右制御部
52と右誘導加熱装置56とラジェントヒーター58を
冷却し、右排気口59から排気される構成であった。
ュール高さの制約があり上記組込型同様の構成でロース
ター部加熱装置がない構成やロースター加熱装置があっ
ても冷却構成がないものであった。
た誘導加熱調理器では次のような課題を有していた。す
なわち図6に示すような組込型、据え置き型の構成では
ロースター加熱装置から放熱される熱気をバランスよく
全体的に冷却する冷却風路を作り出すことが困難で、ロ
ースター加熱装置に隣接した右制御部、左制御部、右誘
導加熱装置、左誘導加熱装置、外郭などの温度上昇の大
きな要因となり、制御機能の誤動作を起こす原因になり
やすく、またロースター加熱装置自体の温度上昇にもつ
ながり、ロースター加熱体やロースター加熱体の電気接
続部の信頼性を損なう要因にもなっていた。
に本発明は、ロースター加熱装置の前面開口部を除く全
ての面を2重遮蔽した箱体を形成し、誘導加熱装置及び
冷却装置と制御装置に対して仕切板で器体内部を分割し
て1つの部屋を構成し、仕切板に設けた開口穴からロー
スター加熱装置の下方を直接冷却する冷却風路と、同じ
く仕切板に設けた別の開口穴からロースター加熱装置の
後方を冷却する冷却風路と仕切板外面に沿って冷却する
冷却風路を形成してロースター加熱装置の後方から外に
排気する構成としたことで、バランスよくしかも全体的
にロースター加熱装置を冷却することができる。
接続部は、箱体を形成した側面から突出させ冷却風路の
風上に配設したことで温度上昇を軽減することができ
る。
と外側遮蔽部の接触を凸部のみとすることで接触面積を
大幅に減らし、ロースター加熱体から熱伝導を外側遮蔽
部へ伝えることを軽減し、内部の熱気を後面開口部に連
結した排気筒から外に排気できる。以上のような構成に
よりロースター加熱装置への冷却性能の効率を向上させ
た誘導加熱調理器を提供するものである。
器体の天面に被加熱調理器具を載置するトッププレート
と、前記トッププレートの下方に設けられた複数の誘導
加熱装置と、前記複数の誘導加熱装置より下方にロース
ター加熱装置と複数の冷却装置及び制御装置を配設し、
前記ロースター加熱装置は、前面開口部を除く全ての面
を遮蔽した箱体を形成し、仕切板で器体内部を分割し、
1つのロースター室を形成して、冷却風が前記仕切板の
導入口を通りロースター室に流れ込み、後方に配設され
た排気口から排出される構成とすることで、バランスよ
くしかも全体的に効率よくロースター加熱装置を冷却す
ることができ、それにより上方の誘導加熱装置や冷却装
置、制御装置、さらには器体内壁の温度上昇を抑止する
ことができる。
ー加熱装置は複数の加熱体を有し、複数の加熱体の電気
接続部は、前記ロースター加熱装置を形成する箱体の両
側面のどちらか一方から外に突出し、器体内の冷却風路
において前記制御装置よりも風上に配設された構成とす
ることで、ロースター加熱装置の電気接続部の冷却がな
され、温度上昇を抑止できる。また加熱体の電気接続部
は、前記ロースター加熱装置を形成する箱体の両側面の
どちらか一方から外に突出する構成であるので、後方の
排気口の下方に配設しなくてよくなるため、誤って水が
侵入しても電気接続部にかかる恐れがなく、防水構成と
する必要がない。
ー加熱装置は前面開口部を除く全ての面を2重遮蔽構成
とし、内部の熱気を後面開口部に連結した排気筒から排
気口に向けて排出し、内側遮蔽部と外側遮蔽部のどちら
か一方のねじ締め付け部に凸部を配設し相互に接合させ
る構成とすることで、外側遮蔽部はロースター加熱体か
らの熱伝導を受けにくくロースター加熱装置近傍への熱
影響を軽減することができ、内部の熱気は排気筒から外
に排気されるため、ロースター加熱装置自体の温度上昇
を抑止できる。
ついて図1、図2より据え置き型誘導加熱調理器の1実
施例として説明する。
1の上に載置された器体2の底面には、支持するための
脚3が配設されている。器体2の天面にはフレーム4に
プレート5が接合されてその下方に右誘導加熱装置6と
左誘導加熱装置7が配設され、さらに下方の略中央には
仕切板8で器体2の内部を分割されたロースター加熱装
置9が配設され、ロースター室10を形成している。ロ
ースター加熱装置9の後方にはロースター開口部11と
連結した排気筒12の排気筒開口部13を排気口14に
向けて下方に配設している。またロースター加熱体15
の電気接続部24は、ロースター加熱装置9の後面から
突出している。次にロースター加熱装置9を挟んで略対
称にそれぞれ右冷却装置16,左冷却装置17,右制御
装置18,左制御装置19を配設している。ここで、右
誘導加熱装置6または左誘導加熱装置7またはロースタ
ー加熱装置9のいずれかが通電されると、右制御装置1
8または左制御装置19が働き器体2内部の冷却がなさ
れる。右制御装置18が働いた場合の冷却風路は以下の
3経路を形成する。
右吸気口20から外気が取り込まれ、右制御装置18を
通って仕切板8の前方に開口した右前導入口22からロ
ースター室10に流れ込みロースター加熱装置9の底面
と器体2の底面の間を前方から後方へ流れ、排気口14
から排気される甲冷却風路70を形成する。
れ仕切板8の後方に開口した右後導入口23からロース
ター室10に流れ込み、ロースター加熱装置9の後面下
方から上方に上昇して排気口14から排気される乙冷却
風路71を形成する。
れ、右制御装置18の上方を通って仕切板8の上面に沿
って前方から後方へ流れ、排気口14から排気される丙
冷却風路72を形成する。
働いた場合、ロースター加熱装置9を挟んで略対称に左
吸気口21から同様の冷却風路を構成している。
くしかも全体的にロースター加熱装置を冷却することが
できる。
8あるいは左制御装置19が個々に働いた場合の例を記
載したが、常に右制御装置18と左制御装置19が働
き、ロースター加熱装置9を挟んで略対称な冷却風路を
同時に形成してもよい。
熱装置9を器体2内部の略中央に配設したが、ロースタ
ー加熱装置9は器体2内部の右方または左方に配設して
同様の冷却風路を形成してもよい。
について図3を参照して説明する。図3において、ロー
スター加熱装置30のロースター加熱体31はロースタ
ー箱体33の右側面から電気接続部32を突出し、仕切
板34の外方に配設している。右制御装置37が働き右
冷却装置36が動作すると、右吸気口35から取り込ん
だ外気により電気接続部32は冷却風路の風上に位置し
て冷却される。
加熱装置9の電気接続部32の冷却がなされ、互いに近
接した複数の加熱体からの熱伝導を軽減し、温度上昇を
抑止するよう作用する。また箱体の側面から電気接続部
32を突出し、排気口14下方に配設しなくてよくなる
ため、誤って水が侵入しても電気接続部32にかかる恐
れがなく、防水構成とする必要がないという作用を有す
る。
について図4、図5を参照して説明する。図4、図5に
おいて、ロースター加熱装置40はロースター加熱体4
1とそのロースター加熱体41の熱を遮蔽するための内
側遮蔽板42と外側遮蔽板43で構成され、前面開口部
44を除いた全ての面が2重遮蔽され、後面開口部45
に連結して排気筒46が配設されている。内側遮蔽板4
2には凸部47が任意の部位に必要なだけ配設され、外
側遮蔽板43とネジ締め固定され、内側遮蔽板42と外
側遮蔽板43は凸部以外の部位では接触せず、互いに一
定の空間距離を保っている。
ター加熱体からの熱伝導を受けにくくロースター加熱装
置40近傍への熱影響を軽減することができ、内部の熱
気は排気筒46から外に排気されるため、ロースター加
熱装置40自体の温度上昇を抑止できる。
記載の発明によれば、器体の天面に被加熱調理器具を載
置するトッププレートと、前記トッププレートの下方に
設けられた複数の誘導加熱装置と、前記複数の誘導加熱
装置より下方にロースター加熱装置と複数の冷却装置及
び制御装置を配設し、前記ロースター加熱装置は、前面
開口部を除く全ての面を遮蔽した箱体を形成し、仕切板
で器体内部を分割し、1つのロースター室を形成して、
冷却風が前記仕切板の導入口を通りロースター室に流れ
込み、後方に配設された排気口から排出される構成とす
ることで、バランスよくしかも全体的に効率よくロース
ター加熱装置を冷却することができ、ロースター加熱装
置の冷却効率を向上させ、それにより上方の誘導加熱装
置や冷却装置、制御装置、さらには器体内壁の温度上昇
を抑止することができ、制御機能の誤動作を防止し安全
で信頼性の高い誘導加熱調理器を提供できるよう作用す
る。
加熱装置は複数の加熱体を有し、複数の加熱体の電気接
続部は、前記ロースター加熱装置を形成する箱体の両側
面のどちらか一方から外に突出し、器体内の冷却風路に
おいて前記制御装置よりも風上に配設された構成とする
ことで、ロースター加熱装置の電気接続部の冷却がなさ
れ、互いに近接した複数の加熱体からの熱伝導を軽減
し、温度上昇を抑止するよう作用する。また排気口下方
に配設しないため、誤って水が侵入しても電気接続部に
かかる恐れがなく、防水構成とする必要がないという作
用を有する。
加熱装置は前面開口部を除く全ての面を2重遮蔽構成と
し、内部の熱気を後面開口部に連結した排気筒から排気
口に向けて排出し、内側遮蔽部と外側遮蔽部のどちらか
一方のねじ締め付け部に凸部を配設し相互に接合させる
構成とすることで、外側遮蔽部はロースター加熱体から
の熱伝導を受けにくくロースター加熱装置近傍への熱影
響を軽減することができ、内部の熱気は排気筒から外に
排気されるため、ロースター加熱装置自体の温度上昇を
抑止でき、安定したロースター性能を得ることができる
よう作用する。
理器の斜視図
の斜視図
の上視図
の斜視図
の要部断面図
Claims (3)
- 【請求項1】 器体の天面に被加熱調理器具を載置する
トッププレートと、前記トッププレートの下方に設けら
れた複数の誘導加熱装置と、前記複数の誘導加熱装置よ
り下方にロースター加熱装置と複数の冷却装置及び制御
装置を配設し、前記ロースター加熱装置は、前面開口部
を除く全ての面を遮蔽した箱体を形成し、仕切板で器体
内部を分割し、1つのロースター室を形成して、冷却風
が前記仕切板の導入口を通りロースター室に流れ込み、
後方に配設された排気口から排出される構成とした誘導
加熱調理器。 - 【請求項2】 ロースター加熱装置は複数の加熱体を有
し、複数の加熱体の電気接続部は、前記ロースター加熱
装置を形成する箱体の両側面のどちらか一方から外に突
出し、器体内の冷却風路において前記制御装置よりも風
上に配設された構成の請求項1記載の誘導加熱調理器。 - 【請求項3】 ロースター加熱装置は前面開口部を除く
全ての面を2重遮蔽構成とし、内部の熱気を後面開口部
に連結した排気筒から排気口に向けて排出し、内側遮蔽
部と外側遮蔽部のどちらか一方のねじ締め付け部に凸部
を配設し相互に接合させる構成とした請求項1記載の誘
導加熱調理器。
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JP2000385091A JP3804446B2 (ja) | 2000-12-19 | 2000-12-19 | 誘導加熱調理器 |
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2000
- 2000-12-19 JP JP2000385091A patent/JP3804446B2/ja not_active Expired - Fee Related
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