JP2002189986A - 磁気カード読取装置 - Google Patents

磁気カード読取装置

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JP2002189986A JP2000391059A JP2000391059A JP2002189986A JP 2002189986 A JP2002189986 A JP 2002189986A JP 2000391059 A JP2000391059 A JP 2000391059A JP 2000391059 A JP2000391059 A JP 2000391059A JP 2002189986 A JP2002189986 A JP 2002189986A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードデータの不正取得や不正カードの利用
を防止する。 【解決手段】 磁気ヘッド30のケース30a内には、
ヘッド本体の他に復調回路71および暗号化回路72が
収容され、磁気カード1のエンボス加工によって表示さ
れた文字列のイメージデータをエンボス加工文字センサ
40によって検出し、暗号化されたデータを復号手段7
6によって復号し、エンボス加工によって表示された文
字列に対応するキャラクタデータ列を文字認識手段77
によって求め、復号したカードデータの所定ビット範囲
のデータ列とキャラクタデータ列とが一致するか否かを
判定手段78によって判定し、その判定結果を報知手段
79によって報知する。エンボス加工文字センサ40
は、磁気カード1がスライド溝内を移動している期間だ
けエンボス加工によって表示された文字列に対向する位
置に進出し、スライド溝を通過した後に自動的に筐体内
に退出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気カードに磁気
記録されているデータを読み取る磁気カード読取装置に
おいて、磁気カードのデータが不正に取得されたり、不
正なカードの利用を防止するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気カードのデータを読み取るための磁
気カード読取装置のうち、小型で省電力が要求される場
合には、図8に示す磁気カード読取装置10のように、
筐体11に設けられたガイド溝12に沿って手動でスラ
イド移動された磁気カード1からデータを読み取る構造
のものが用いられている。
【0003】このような磁気カード読取装置10では、
図9に示すように、ガイド溝12の底部12aに長辺側
のエッジを接した状態でスライド移動する磁気カード1
の磁気記録帯(図示せず)が通過する高さ位置に、磁気
ヘッド13をそのヘッド面がガイド溝12の内部へ突出
するように支持して、磁気ヘッド13から磁気カード1
の磁気記録帯の磁気の変化に対応する信号を出力させ、
この信号を復調回路14に入力する。
【0004】復調回路14は、磁気ヘッド13から出力
される信号に基づいて、磁気カード1に磁気記録されて
いたカードデータを復調して出力する。
【0005】復調回路14によって復調された磁気カー
ド1のデータは、図示しないインタフェース等を介して
端末機等の他の装置へ送られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成された従来の磁気カード読取装置10では、
磁気ヘッド13の出力ラインや復調回路14の出力ライ
ンに対する不正なアクセスによって磁気カード1のカー
ドデータを不正に取得される恐れがある。
【0007】また、このように不正に取得されたカード
データを別の磁気カードに書き込んで作成された不正カ
ードが利用される恐れがある。
【0008】本発明は、この問題を解決して、カードデ
ータが不正に取得されたり、不正なカードの利用を防止
できる磁気カード読取装置を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の磁気カード読取装置は、筐体
と、該筐体の一面側に磁気カードの厚さより僅かに大き
い幅で、磁気カードの磁気記録帯に近い方の長辺のエッ
ジから磁気記録帯までの距離より大で前記磁気カードの
表面にエンボス加工によって凹凸で表示された文字列ま
での距離より小となる深さで形成されたガイド溝と、該
ガイド溝の底面に前記長辺のエッジを接した状態で前記
ガイド溝に沿ってスライド移動する磁気カードの磁気記
録帯に接する位置に設けられた磁気ヘッドとを有し、前
記磁気カードに磁気記録されているカードデータを前記
磁気ヘッドを用いて読み取る磁気カード読取装置におい
て、前記磁気ヘッドのケース内に設けられ、磁気ヘッド
本体の出力信号を受けて前記カードデータを復調する復
調手段と、前記磁気ヘッドのケース内に設けられ、前記
復調手段によって復調されたカードデータを暗号化して
前記ケースの外部へ出力する暗号化手段と、前記磁気ヘ
ッドのケースの外部に出力されたデータを復号する復号
手段と、前記筐体の一面側で且つ前記ガイド溝をスライ
ド移動する磁気カードのエンボス加工によって文字列が
表示された面と対向する所定位置に対して進退自在に支
持され、前記所定位置に進出した状態で前記磁気カード
の文字列のイメージデータを検出するエンボス加工文字
センサと、前記ガイド溝をスライド移動する磁気カード
の少なくとも前記文字列が前記所定位置を横切っている
期間を検出するカードセンサと、前記カードセンサによ
って検出されている期間中は、前記エンボス加工文字セ
ンサを前記所定位置に進出させ、前記期間外は、前記エ
ンボス加工文字センサを前記所定位置から退出させた状
態に保持するセンサ位置可変手段と、前記エンボス加工
文字センサによって検出されたイメージデータに基づい
て、前記エンボス加工によって凹凸で表示されている文
字列に対応するキャラクタデータ列を求める文字認識手
段と、前記復号手段によって復号されたカードデータの
所定ビット範囲のデータ列と、前記文字認識手段によっ
て求められたキャラクタデータ列とが一致するか否かを
判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果を報知す
る報知手段とを備えている。
【0010】また、本発明の請求項2の磁気カード読取
装置は、請求項1の磁気カード読取装置において、少な
くとも前記復号手段と判定手段とが1チップ化された単
一のプロセッサによって構成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明を実施した磁気カー
ド読取装置20の外観を示し、図2〜図5はその内部の
要部の構造を示している。
【0012】図1に示しているように、この磁気カード
読取装置20の筐体21には、磁気カード1をスライド
移動させるためのガイド溝22が設けられている。
【0013】このガイド溝22は、図2に示しているよ
うに、底板23の上面と、磁気カード1の厚より僅かに
大きい隙間をあけて平行に対向するように底板23上に
立設されたガイド板24、25との間で形成されてお
り、ガイド溝22の深さは、磁気カード1の磁気記録帯
寄りの長辺のエッジから磁気記録帯までの距離より大
で、磁気記録帯寄りの長辺のエッジから磁気カード1の
表面にエンボス加工によって凹凸で表示された文字列ま
での距離より小となるように設定されている。
【0014】このガイド溝22を形成する一方のガイド
板25(両方のガイド板24、25でもよい)には、ガ
イド溝22をスライド移動する磁気カード1の磁気記録
帯が通過する高さ位置に、磁気ヘッド30がそのヘッド
面をガイド溝22内へ突出させるように支持されてい
る。
【0015】なお、この磁気ヘッド30のケース30a
内には、後述するように、磁気の変化を検出するための
ヘッド本体部のほかに、復調回路71および暗号化回路
72が収容され、ケース30aの内部の隙間には合成樹
脂が充填されている。
【0016】また、筐体21の上面側には、ガイド溝2
2をスライド移動した磁気カード1が使用可能か否かを
表示するための表示器35が設けられており、筐体21
の上面側のガイド溝22の近傍で、且つ、ガイド溝22
をスライド移動する磁気カード1のエンボス加工によっ
て凹凸で表示された文字列が設けられている面を臨む位
置には、矩形のガイド穴36が上下方向に連続するよう
に設けられている。
【0017】このガイド穴36は、図2、図3に示して
いるように、互いに対向し且つガイド板24と平行に下
方に延びた一対のガイド板37a、37bと、互いに対
向し且つガイド板24と直交して下方にガイド板37
a、37bより長く延びた一対のガイド板37c、37
dとによって形成されている。
【0018】ガイド穴36には、磁気カード1の表面に
エンボス加工によって凹凸で表示された文字列のイメー
ジデータを検出するためのエンボス加工文字センサ40
が昇降自在に収容されている。
【0019】このエンボス加工文字センサ40のケース
41は、ガイド穴36内をがたつきがほぼない状態で昇
降できるように略四角柱状に形成されており、その内部
には後述する複数のセンサ素子60が縦方向に並ぶよう
に収容されている。
【0020】ケース41の前面および背面の下部には、
ガイド板37a、37bの下縁に当接してエンボス加工
センサ40全体の上昇を規制するストッパ42が設けら
れている。また、背面側のストッパ42には、円柱状の
ピン43が水平に突設されており、ピン43の先端と底
板23の間には、エンボス加工センサ40を下方に付勢
するバネ44が掛け渡されている。
【0021】また、ガイド穴36の側方には、レバー支
持体45が設けられている。レバー支持体45は、ガイ
ド板24に直交するように立設された円柱状の基部45
aと、基部45aの先端から同心状に突出する円柱状の
軸45bとを有している。
【0022】この軸45bには、この実施形態のセンサ
位置可変手段としての回動レバー46が回動自在に取り
付けられている。回動レバー46は、軸45bを中心に
回転する円筒部46aと、円筒部46aの外周からエン
ボス加工文字センサ40のピン43の外周に下方から当
接する位置まで延びた第1アーム46bと、第1アーム
46bの下面側から下方に延びた第2アーム46cとを
有しており、第2アーム46cの下端には、ローラ47
が回動自在に取り付けられている。
【0023】回動レバー46は、第2アーム46cから
上方への力を受けると、軸45bを中心にして第1アー
ム46bの先端が上方に移動するように回動して、第1
アーム46bの先端に当接しているピン43を上方に押
し上げてエンボス加工文字センサ40をガイド穴36か
ら突出させる。
【0024】第2アーム46cのローラ47は、底板2
3に立設された軸48を中心に回転できるように取り付
けられたカム板50の上面側に当接している。
【0025】カム板50は、この実施形態のカードセン
サを構成するものであり、図4、図5に示しているよう
に、軸48を中心とするほぼ半円状に形成され、その一
端50a側のほぼ90度の範囲は、ガイド板24、25
を水平に貫通する穴49a、49bに進入して、ガイド
溝22の下部を横切っている。
【0026】また、カム板50の他端50b側のほぼ9
0度の範囲の上面縁部には、一端50a側へ向かうほど
高さが増加する傾斜部51が設けられており、回動レバ
ー46の第2アーム46cの下端のローラ47はこの傾
斜部51上に乗っている。
【0027】カム板50は、軸48に取り付けられたバ
ネ52によって、一端50aの端面が穴49a、49b
のカード挿入側の内壁に当接する方向に付勢されてい
る。
【0028】したがって、このカム板50は、ガイド溝
22をスライド移動する磁気カード1の先端に一端50
a側が押されて軸48を中心に回動し、傾斜部51上に
ローラ47を当接させている回動レバー46を第1アー
ム46bの先端が上方に移動するように回動させる。
【0029】ここで、カム板50の傾斜部51の高低差
は、図4の(a)のようにカム板50の一端50aの端
面が穴49a、49bのカード挿入側の内壁に当接して
いるときには、図3の(a)のように、エンボス加工文
字センサ40が、そのケース41の上面が筐体21の一
面とほぼ面一となる下限位置にあり、図4の(b)のよ
うに磁気カード1の先端に押されてカム板50の一端5
0a側がガイド溝22から退出したときには、図3の
(b)のように、エンボス加工文字センサ40がそのス
トッパ42をガイド穴36のガイド板37a、37bの
下縁に当接させた上限位置となるように設定されてい
る。
【0030】なお、このカム板50の回動による回動レ
バー46のストロークは、エンボス加工文字センサ40
の上昇時のストロークに対して僅かにオーバーストロー
クとなるように設定されており、エンボス加工文字セン
サ40を上限位置まで押し上げてからさらに第1アーム
46bの弾性変形によって上方へ付勢し、磁気カード1
の反りや傾きなどによるエンボス加工文字センサ40の
上下方向のがたつきを防止している。
【0031】したがって、磁気カード1がガイド溝22
内に無いとき、磁気カード1の先端がカム板50に当接
する位置まで達していないとき、および磁気カード1の
後端が穴49aを完全に通過した後には、カム板50が
バネ52の付勢により一端50a側の端面が穴49aの
カード挿入側内壁に当接した状態となり、エンボス加工
文字センサ40はガイド穴36内に収容されている。
【0032】また、磁気カード1の先端がカム板50の
一端50a側の端面に当接してから、穴49aの磁気ヘ
ッド30側の内壁に達するまでの間、カム板50が回動
してエンボス加工文字センサ40をガイド穴36から上
方に昇降させ、磁気カード1の後端が穴49aを通過す
るまでは、カム板50の回動が停止してエンボス加工文
字センサ40を上限位置、即ち、ガイド溝22をスライ
ド移動する磁気カード1のエンボス加工によって凹凸で
表示された文字列と対向する所定位置に保持する。
【0033】なお、ここでは、磁気カード1の先端から
後端までの全ての範囲でエンボス加工によって表示され
た文字列の検出ができるように、エンボス加工文字セン
サ40の中心位置と穴49aの磁気ヘッド30側の内壁
の磁気カード通過方向に沿った位置がほぼ一致するよう
に設定されている。
【0034】一方、エンボス加工文字センサ40内に収
容された複数のセンサ素子60は、カム板50の回動に
よって所定位置に上昇したとき、磁気カード1のエンボ
ス加工によって表示された文字列の通過範囲を上下方向
に複数に分割して、各領域毎に凹凸を識別する。
【0035】各センサ素子60は、例えば図6に示すよ
うに、磁気カード1の表面に光を照射する投光器61
と、投光器61から磁気カード1の平坦部分に照射され
て反射する光を集光するレンズ62と、レンズ62で集
光された光を受光する受光器63とで構成されており、
投光器61からの光が磁気カード1の平坦部に照射して
いる場合にはレンズ62が集光した光が受光器63で受
光され、投光器61からの光が磁気カード1のエンボス
加工による突起部分2に照射している場合にはレンズ6
2が集光した光が受光器63の受光面から外れるように
し、受光器63の受光信号を2値化してイメージデータ
として出力する。
【0036】図7は、この磁気カード読取装置20の電
気的な構成を示すブロック図である。この図7に示して
いるように、磁気ヘッド30のケース30a内には、ギ
ャップを有するコア30bとそのコア30bに巻かれた
コイル30cからなるヘッド本体部のほかに、復調回路
71と暗号化回路72が収容されている。
【0037】復調回路71は、磁気ヘッド30のコイル
30cから出力される信号から磁気カード1に磁気記録
されているカードデータを復調する。
【0038】このカードデータの復調は、磁気カード1
に対するデータの記録方式に対応しており、例えばその
記録方式が一般的なMFM方式(F2F方式ともいう)
の場合には、磁気ヘッド30のヘッド本体部からの出力
信号を増幅し、その信号の半サイクル周期が基準周期に
近いか基準周期の2倍に近いかを判定することによって
カードデータを復調する。
【0039】また、暗号化回路72は、復調回路71に
よって復調されたデータを所定の暗号化関数と鍵データ
とによって暗号化する。この暗号化は、例えば、暗号化
対象データに対する鍵データとの排他的論理和演算処
理、暗号化対象データに対する鍵データによって指定さ
れたビット位置の置換処理、暗号化対象データに対する
鍵データによって指定されたビット数のシフト処理等の
組み合わせによって行う。
【0040】なお、図示していないが、復調回路71お
よび暗号化回路72には、ケース30aの外部から電源
が供給できるようになっている。
【0041】暗号化回路72およびエンボス加工文字セ
ンサ40の出力は、処理部75に入力される。
【0042】処理部75は、1チップ化されたマイクロ
プロセッサによって構成されており、その機能をブロッ
ク化すると、図7に示しているように、復号手段76、
文字認識手段77、判定手段78および報知手段79を
備えている。
【0043】復号手段76は、暗号化回路72から出力
されたデータに対し、この暗号化の処理と逆の処理を行
うことで、磁気カード1に磁気記録されていた生のカー
ドデータを復号する。
【0044】また、文字認識手段77は、エンボス加工
文字センサ40から出力されたイメージデータに基づい
て、磁気カード1の表面にエンボス加工によって凹凸で
表示された文字のキャラクタデータを求める。
【0045】判定手段78は、文字認識手段77によっ
て求められたキャラクタデータ列と復号手段76によっ
て求められたカードデータとを照合し、カードデータの
所定ビット範囲のデータ列がキャラクタデータ列に一致
するか否かを判定する。
【0046】一般にエンボス加工によって文字列が表示
されている磁気カードでは、その文字列に対応するキャ
ラクタデータ列が磁気記録データに含まれているので、
上記の判定を行うことで、その磁気カードが使用可能な
カードか否かを判定することができる。
【0047】報知手段79は、判定手段78によって、
カードデータの所定ビット範囲のデータ列がキャラクタ
データ列に一致すると判定された場合、この磁気カード
1が使用可能なカードであることを表示器35によって
表示し、カードデータの所定ビット範囲のデータ列がキ
ャラクタデータ列に一致しないと判定された場合、この
磁気カード1が使用できないカードであることを表示器
35によって表示する。
【0048】なお、この磁気カード読取装置20は、暗
号化回路72から出力されたデータを図示しないインタ
フェース等を介して端末機へ出力したり、あるいは、復
号手段56によって復号されたカードデータを、外部装
置との間で予め決められた暗号化関数と鍵データとによ
って再度暗号化してその外部装置へ出力する。
【0049】このように実施形態の磁気カード読取装置
20では、磁気ヘッド30のケース30a内に復調回路
71および暗号化回路72が収容されているので、磁気
カード1のカードデータが磁気ヘッド30の出力ライン
から不正に取得される恐れがなく、しかも、磁気カード
1にエンボス加工によって凹凸で表示された文字列のキ
ャラクタデータ列とカードデータの所定ビット位置のデ
ータ列との一致を判定し、その判定結果を報知している
ので、不正に取得されたカードデータを書き込んだ不正
なカードの利用を確実に防ぐことができる。
【0050】また、エンボス加工文字センサ40が、磁
気カード1をスライド移動するときだけ自動的に所定位
置に進出してスライド移動後に退出するので、特別な操
作をしないで磁気カード1が利用可能なものか否かを知
ることができ、また、非使用時の筐体21の高さ寸法が
大きくならずに済む。
【0051】また、前記したように、カードデータを入
出力する復号手段76と判定手段78とを含む処理部7
5が1チップ化された単一のプロセッサによって構成さ
れているので、磁気カード1の生のカードデータがこの
処理部75から不正に取得される恐れがなく、カードデ
ータの不正取得に対する安全性がさらに高くなる。
【0052】なお、前記した磁気カード読取装置20で
はエンボス加工文字センサ40を昇降式に構成していた
が、回動式に構成することもできる。この場合には、エ
ンボス加工文字センサ40をその下部を中心に回動でき
るように支持し、磁気カード1がガイド溝22内にない
ときには、エンボス加工文字センサ40が横に寝た状態
で収容し、磁気カード1がガイド溝22を移動するとき
には、回動レバー46の第1アーム46bの上方への移
動によってエンボス加工文字センサ40が立ち上がるよ
うに連結すればよい。
【0053】また、前記した磁気カード読取装置では、
カードセンサとセンサ位置可変手段とをカム板50と回
動レバー46によって機械的に構成していたが、カード
センサとして光センサ、マイクロスイッチ等を用いて、
磁気カード1がガイド溝22を通過していることを検出
し、そのカードセンサの検出信号に基づいてエンボス加
工文字センサ40をプランジャやモータ等をセンサ位置
可変手段を用いて所定位置に進出させるようにしてもよ
い。
【0054】また、前記した磁気カード読取装置20で
は、エンボス加工文字センサ40のセンサ素子60を光
学的で且つ非接触型にしていたが接触型に構成してもよ
い。この場合には、例えば磁気カード1の表面に一端側
を接触させるように付勢されたピンを上下方向に並べる
とともに、各ピンの動きを光学センサ、圧力センサ、ス
イッチ等で検知し、その検知信号をイメージデータとし
て出力する。
【0055】また、前記した磁気カード読取装置20で
は、判定手段78の判定結果を表示器35に表示してい
たが、ブザー音等で報知してもよく、また、この判定結
果を外部の端末機に報知してもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の磁気カード読取装置は、筐体と、該筐体の一面側に磁
気カードの厚さより僅かに大きい幅で、磁気カードの磁
気記録帯に近い方の長辺のエッジから磁気記録帯までの
距離より大で前記磁気カードの表面にエンボス加工によ
って凹凸で表示された文字列までの距離より小となる深
さで形成されたガイド溝と、該ガイド溝の底面に前記長
辺のエッジを接した状態で前記ガイド溝に沿ってスライ
ド移動する磁気カードの磁気記録帯に接する位置に設け
られた磁気ヘッドとを有し、前記磁気カードに磁気記録
されているカードデータを前記磁気ヘッドを用いて読み
取る磁気カード読取装置において、前記磁気ヘッドのケ
ース内に設けられ、磁気ヘッド本体の出力信号を受けて
前記カードデータを復調する復調手段と、前記磁気ヘッ
ドのケース内に設けられ、前記復調手段によって復調さ
れたカードデータを暗号化して前記ケースの外部へ出力
する暗号化手段と、前記磁気ヘッドのケースの外部に出
力されたデータを復号する復号手段と、前記筐体の一面
側で且つ前記ガイド溝をスライド移動する磁気カードの
エンボス加工によって文字列が表示された面と対向する
所定位置に対して進退自在に支持され、前記所定位置に
進出した状態で前記磁気カードの文字列のイメージデー
タを検出するエンボス加工文字センサと、前記ガイド溝
をスライド移動する磁気カードの少なくとも前記文字列
が前記所定位置を横切っている期間を検出するカードセ
ンサと、前記カードセンサによって検出されている期間
中は、前記エンボス加工文字センサを前記所定位置に進
出させ、前記期間外は、前記エンボス加工文字センサを
前記所定位置から退出させた状態に保持するセンサ位置
可変手段と、前記エンボス加工文字センサによって検出
されたイメージデータに基づいて、前記エンボス加工に
よって凹凸で表示されている文字列に対応するキャラク
タデータ列を求める文字認識手段と、前記復号手段によ
って復号されたカードデータの所定ビット範囲のデータ
列と、前記文字認識手段によって求められたキャラクタ
データ列とが一致するか否かを判定する判定手段と、前
記判定手段の判定結果を報知する報知手段とを備えてい
る。
【0057】このように、磁気ヘッドのケース内に復調
手段および暗号化手段が収容されているので、磁気カー
ドのカードデータが磁気ヘッドの出力ラインから不正に
取得される恐れがなく、しかも、磁気カードのエンボス
加工によって凹凸で表示された文字列のキャラクタデー
タ列とカードデータの所定ビット位置のデータ列との一
致を判定し、その判定結果を報知しているので、不正に
取得されたカードデータを書き込んだ不正なカードの利
用を確実に防ぐことができる。
【0058】また、エンボス加工文字センサが、磁気カ
ードをスライド移動するときだけ自動的に所定位置に進
出してスライド移動後に退出するので、特別な操作をし
ないで磁気カードが利用可能なものか否かを知ることが
でき、また、非使用時の筐体の高さ寸法が大きくならず
に済む。
【0059】また、本発明の請求項2の磁気カード読取
装置は、請求項1の磁気カード読取装置において、少な
くとも前記復号手段と判定手段とが1チップ化された単
一のプロセッサによって構成されている。
【0060】このため、復号されたカードデータを不正
に取得することができず、カードデータの不正取得に対
する安全性がさらに高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の外観を示す斜視図
【図2】本発明の実施形態の要部の構造を示す図
【図3】本発明の実施形態の要部の構造を示す図
【図4】本発明の実施形態の要部の構造を示す図
【図5】本発明の実施形態の要部の構造を示す図
【図6】本発明の実施形態の要部の構造を示す図
【図7】本発明の実施形態の電気的な構成を示すブロッ
ク図
【図8】従来装置の外観を示す図
【図9】従来装置の内部の構成を示す図
【符号の説明】
1 磁気カード 2 エンボス加工による突起部分 20 磁気カード読取装置 21 筐体 22 ガイド溝 30 磁気ヘッド 30a ケース 30b コア 30c コイル 35 表示器 36 ガイド穴 37a〜37d ガイド板 40 エンボス加工文字センサ 41 ケース 42 ストッパ 43 ピン 44 バネ 45 レバー支持体 45a 基部 45b 軸 46 回動レバー 46a 円筒部 46b 第1アーム 46c 第2アーム 47 ローラ 48 軸 49a、49b 穴 50 カム板 51 傾斜部 52 バネ 60 センサ素子 61 投光器 62 レンズ 63 受光器 71 復調回路 72 暗号化回路 75 処理部 76 復号手段 77 文字認識手段 78 判定手段 79 報知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/08 G11B 5/02 Z 5D091 G11B 5/02 20/10 H 20/10 G06K 19/00 F Fターム(参考) 2C005 HA03 HA04 JA02 JA03 JA08 KA15 LB18 LB60 5B035 AA13 BB02 BB03 5B058 CA31 CA35 KA06 KA12 KA35 5B072 CC02 CC26 DD01 FF02 LL07 LL11 LL18 5D044 BC01 CC08 DE17 DE49 FG18 GK17 5D091 AA11 BB06 CC30 FF10 HH01 JJ21

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体と、該筐体の一面側に磁気カードの厚
    さより僅かに大きい幅で、磁気カードの磁気記録帯に近
    い方の長辺のエッジから磁気記録帯までの距離より大で
    前記磁気カードの表面にエンボス加工によって凹凸で表
    示された文字列までの距離より小となる深さで形成され
    たガイド溝と、該ガイド溝の底面に前記長辺のエッジを
    接した状態で前記ガイド溝に沿ってスライド移動する磁
    気カードの磁気記録帯に接する位置に設けられた磁気ヘ
    ッドとを有し、前記磁気カードに磁気記録されているカ
    ードデータを前記磁気ヘッドを用いて読み取る磁気カー
    ド読取装置において、 前記磁気ヘッドのケース内に設けられ、磁気ヘッド本体
    の出力信号を受けて前記カードデータを復調する復調手
    段と、 前記磁気ヘッドのケース内に設けられ、前記復調手段に
    よって復調されたカードデータを暗号化して前記ケース
    の外部へ出力する暗号化手段と、 前記磁気ヘッドのケースの外部に出力されたデータを復
    号する復号手段と、 前記筐体の一面側で且つ前記ガイド溝をスライド移動す
    る磁気カードのエンボス加工によって文字列が表示され
    た面と対向する所定位置に対して進退自在に支持され、
    前記所定位置に進出した状態で前記磁気カードの文字列
    のイメージデータを検出するエンボス加工文字センサ
    と、 前記ガイド溝をスライド移動する磁気カードの少なくと
    も前記文字列が前記所定位置を横切っている期間を検出
    するカードセンサと、 前記カードセンサによって検出されている期間中は、前
    記エンボス加工文字センサを前記所定位置に進出させ、
    前記期間外は、前記エンボス加工文字センサを前記所定
    位置から退出させた状態に保持するセンサ位置可変手段
    と、 前記エンボス加工文字センサによって検出されたイメー
    ジデータに基づいて、前記エンボス加工によって凹凸で
    表示されている文字列に対応するキャラクタデータ列を
    求める文字認識手段と、 前記復号手段によって復号されたカードデータの所定ビ
    ット範囲のデータ列と、前記文字認識手段によって求め
    られたキャラクタデータ列とが一致するか否かを判定す
    る判定手段と、 前記判定手段の判定結果を報知する報知手段とを備えて
    いることを特徴とする磁気カード読取装置。
  2. 【請求項2】少なくとも前記復号手段と判定手段とが1
    チップ化された単一のプロセッサによって構成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の磁気カード読取装
    置。
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