JP2002189979A - 個人財産シミュレーションシステム及び個人財産シミュレーション方法 - Google Patents

個人財産シミュレーションシステム及び個人財産シミュレーション方法

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JP2002189979A
JP2002189979A JP2000390212A JP2000390212A JP2002189979A JP 2002189979 A JP2002189979 A JP 2002189979A JP 2000390212 A JP2000390212 A JP 2000390212A JP 2000390212 A JP2000390212 A JP 2000390212A JP 2002189979 A JP2002189979 A JP 2002189979A
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personal
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JP2000390212A
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English (en)
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Takeshi Narumiya
毅 成宮
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 企業において従業者が将来受け取ることので
きる退職金・年金をシミュレーションするための個人財
産シミュレーションシステム・方法を提供する。 【解決手段】 この個人財産シミュレーションシステム
は、企業の退職金及び/又は年金に関する規程情報と、
規程情報と従業者の個人情報とに基づいて退職金及び/
又は年金をシミュレーションするソフトウエアと、を記
憶するサーバと、従業者が個人情報を入力しサーバに送
信できるようにサーバにネットワークを介して接続可能
なコンピュータと、を有し、サーバがネットワークを介
して個人情報を受信すると、その個人情報に基づいてソ
フトウエアにより退職時及び退職後の少なくとも一方で
受け取ることのできる金額をシミュレーションしてその
結果をコンピュータに送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、企業において従業
者が将来受け取ることのできる退職金・年金をシミュレ
ーションするための個人財産シミュレーションシステム
及び個人財産シミュレーション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】個人財産計算のために公的年金等の受取
金額を計算するソフトウエアが公知であるが、企業にお
いて従業者が将来受け取ることのできる退職金・年金を
予測し計算することのできるシステムはこれまでなかっ
た。また、かかる予測を従業者が行うには推定の必要な
事項があり、困難な場合もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、企業におい
て従業者が将来受け取ることのできる退職金・年金をシ
ミュレーションするための個人財産シミュレーションシ
ステム及び個人財産シミュレーション方法を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による個人財産シミュレーションシステム
は、企業の退職金及び/又は年金に関する規程情報と、
前記規程情報と従業者の個人情報とに基づいて退職金及
び/又は年金をシミュレーションするソフトウエアと、
を記憶するサーバと、従業者が前記個人情報を入力し前
記サーバに送信できるように前記サーバにネットワーク
を介して接続可能なコンピュータと、を有し、前記サー
バがネットワークを介して前記個人情報を受信すると、
その個人情報に基づいて前記ソフトウエアにより退職時
及び退職後の少なくとも一方で受け取ることのできる金
額をシミュレーションしてその結果を前記コンピュータ
に送信することを特徴とする。
【0005】この個人財産シミュレーションシステムに
よれば、従業者がコンピュータでサーバにアクセスし個
人情報を入力し、企業の退職金・年金規程情報と従業者
の個人情報とに基づいて将来受け取る退職金・年金をシ
ミュレーションできるので、その結果を簡単に知ること
ができ、従業者の将来の個人財産を予測することができ
る。なお、個人情報には希望する退職時の年齢等が含ま
れる。
【0006】また、本発明による他の個人財産シミュレ
ーションシステムは、企業の退職金及び/又は年金に関
する規程情報と、前記規程情報と従業者の個人情報とに
基づいて退職金及び/又は年金をシミュレーションする
ソフトウエアと、を記憶するサーバと、従業者が前記サ
ーバにネットワークを介して接続可能なコンピュータ
と、を有し、前記ソフトウエアが前記サーバからネット
ワークを介して前記コンピュータへ送信され、前記コン
ピュータで前記個人情報を入力し前記ソフトウエアによ
り退職時及び退職後の少なくとも一方で受け取ることの
できる金額をシミュレーションできることを特徴とす
る。
【0007】この個人財産シミュレーションシステムに
よれば、従業者がコンピュータでサーバにアクセスして
得たソフトウエアを用いてコンピュータに個人情報を入
力し、企業の退職金・年金規程情報と従業者の個人情報
とに基づいて将来受け取る退職金・年金をシミュレーシ
ョンできるので、その結果を簡単に知ることができ、従
業者の将来の個人財産を予測することができる。なお、
個人情報には希望する退職時の年齢等が含まれる。
【0008】また、前記シミュレーションのために必要
な情報の少なくとも一部を前記サーバまたは別のサーバ
から得ることが好ましい。これにより、例えば個人情報
のうちの企業の人事に関する情報がサーバに記憶されて
いる場合があるので、シミュレーションに必要な情報を
その人事情報から得ることができ、手間がかからず便利
である。
【0009】また、前記シミュレーションのために必要
な情報の少なくとも一部を予め設定したモデルに基づい
て得るようにできる。これにより、サーバに予め設定さ
れた、シミュレーションに必要なモデルに基づいて必要
な情報の一部を得ることができる。例えば、シミュレー
ション時から退職時までの給与情報や職級情報が必要な
場合には、これらの情報の予測のためにモデルを考慮し
て給与情報や職級情報を予測しソフトウエアがシミュレ
ーションするようにできる。
【0010】また、前記シミュレーションにおいて更に
他の情報を加味することことができる。これにより、例
えば経済情報を加味でき、退職時における経済的変化を
考慮したシミュレーションが可能となる。
【0011】また、本発明による個人財産シミュレーシ
ョン方法は、企業の退職金及び/又は年金をシミュレー
ションするための従業者の個人情報を入力するステップ
と、前記個人情報をコンピュータからネットワークを介
してサーバに送信するステップと、前記サーバにおいて
企業の退職金及び/又は年金に関する規程情報と前記従
業者の個人情報とに基づいて退職時及び退職後の少なく
とも一方で受け取ることのできる金額をシミュレーショ
ンするステップと、そのシミュレーション結果を前記サ
ーバから前記コンピュータに送信するステップと、を含
むことを特徴とする。
【0012】この個人財産シミュレーション方法によれ
ば、従業者がコンピュータでサーバにアクセスし個人情
報を入力し、企業の退職金・年金規程情報と従業者の個
人情報とに基づいて将来受け取る退職金・年金をシミュ
レーションできるので、その結果を簡単に知ることがで
き、従業者の将来の個人財産を予測することができる。
また、前記シミュレーションのために必要な情報の少
なくとも一部を前記サーバまたは別のサーバから得るス
テップを含むことが好ましい。
【0013】なお、別種類の個人財産を更に予測し、例
えば公的年金や個人別契約の年金等を含めた従業者の個
人財産全体をシミュレーションすることにより、将来の
個人財産の全体を予測することができる。
【0014】また、上述のサーバと各個人のコンピュー
タとは社内のLANネットワーク等で接続可能にできる
が、インターネットにより接続可能としてもよい。これ
らの接続の際は、予めサーバに登録した個人情報の確
認、例えば社員番号とパスワードとの一致の確認をサー
バが行うことにより、個人財産シミュレーションシステ
ムのセキュリテイを図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態に
ついて図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形
態による個人財産シミュレーションシステムの概略を示
す図である。
【0016】図1に示すように、この個人財産シミュレ
ーションシステムは、企業の退職金や年金に関する規程
情報と、この規定情報と退職金や年金に関する個人情報
とに基づいて従業者の将来の退職金や年金をシミュレー
ションし予測するプログラムソフトウエアとを記憶した
サーバ11と、従業者の人事情報を記憶したサーバ11
aと、キーボードとマウス等の情報入力部と情報表示部
とを備えた複数の従業者用パーソナルコンピュータ(以
下、「パソコン」という。)12,13,14とがネッ
トワーク10を介して接続可能となっている。
【0017】企業の退職金や年金の規程として、大別す
ると、複数のパラメータ(勤続年数、退職時までの職級
等)により計算されるポイントに基づくポイント制、及
び、所定のパラメータ(勤続年数や職級等)に対して例
えば退職時の給与に対する倍率に基づく倍率制がある。
【0018】なお、退職金とは、従業者が企業の退職時
に受け取る一時金であるが、一時金と分割されて退職後
に受け取る年金とに分かれている場合も含み、年金には
利子分が含まれる。また、年金とは、退職金とは独立し
て退職後に年毎に受け取るものである。
【0019】また、退職金や年金に関する個人情報に
は、上述の退職金や年金の規程により異なるが、例え
ば、入社年度、年齢(生年月日)、現在の給与、現在・
過去の職級、現在までの累積ポイント等があり、これら
は人事情報としてサーバ11aに記憶されている。個人
情報には、また、退職金や年金を計算するのに必要な本
人の希望の情報(希望退職年齢、将来の希望の職級等)
も含む。
【0020】サーバ11のプログラムソフトウエアには
退職金や年金を計算するのに必要な退職時の給与や職級
を予測するプログラムが含まれ、このプログラムソフト
ウエアにより、サーバ11に記憶された企業の退職金や
年金に関する規程情報及び上述の個人情報に基づいて退
職金や年金を後述のようにシミュレーションして予測す
ることができる。なお、従業者が入力した公的年金や個
人別に契約の個人年金等に関する情報を考慮して従業者
の将来の個人財産全体を計算しシミュレーションするこ
とができる。
【0021】上述のような個人財産シミュレーションシ
ステムについて更に具体的に説明する。以下、ポイント
制及び倍率制の場合に分けてそれぞれ説明する。
【0022】(1)ポイント制
【0023】ポイント制による退職金は次の式(1)に
より計算される。
【0024】 退職金=退職ポイントA×退職金単価B×定数C (1)
【0025】退職ポイントAは、入社時から退職時まで
の累積勤続ポイントmと入社時から退職時までの累積職
能ポイントnとの和であるので、次の式(2)により計
算できる。
【0026】 退職ポイントA=累積勤続ポイントm+累積職能ポイントn (2)
【0027】また、入社時から退職時までの累積勤続ポ
イントmは、入社時から現在(前年度)までの既累積勤
続ポイントm1と現在から退職時までの将来の累積勤続
ポイントm2との和であるので、次の式(3)で計算で
きる。
【0028】 m=既累積勤続ポイントm1+将来の累積勤続ポイントm2 (3)
【0029】更に、入社時から退職時までの累積職能ポ
イントnは、入社時から現在(前年度)までの既累積職
能ポイントn1と現在から退職時までの将来の累積職能
ポイントn2との和であるので、次の式(4)で計算で
きる。
【0030】 n=既累積職能ポイントn1+将来の累積職能ポイントn2 (4)
【0031】従って、退職ポイントAは次の式(5)か
ら計算できる。
【0032】 退職ポイントA=m1+m2+n1+n2 (5)
【0033】なお、累積勤続ポイントmは例えば後述の
図4の表の各年の勤続ポイントを総計して得ることがで
き、累積職能ポイントnは例えば図5の表の職能ポイン
トを各年毎に総計して得ることができる。
【0034】退職金単価Bは一定数であるが、例えば消
費者物価指数等の経済情報に基づいて毎年等の一定期間
ごとに見直すようにできる。定数Cは、退職規程で規定
された一定年齢で退職する定年退職と定年退職以外の退
職とで異なり、例えば、後者の場合を1とすると前者の
場合は1を越えた定数とされる。なお、退職ポイントA
の計算にあたり、他の付加的なポイントを付けるように
してもよい。
【0035】次に、図1の個人財産シミュレーションシ
ステムにより上述のポイント制における退職金の予測を
行う場合の手順について図1〜図6を参照して説明す
る。
【0036】図2はポイント制における退職金の予測の
フローチャートであり、図3は退職金に関する個人情報
を入力する入力画面の例を示す図であり、図4は勤続年
数に応じて付与される勤続ポイントを示す表であり、図
5は職級に応じて付与される職能ポイントを示す表であ
り、図6は年齢及び勤続年数に対する職級のモデルを示
す表であり、将来の各年における職級の予測のために用
いることができる。図4〜図6の各表は図1のサーバ1
1に退職金規程に関する情報として格納されている。
【0037】図2に示すように、従業者は、例えば図1
のパソコン12を起動しサーバ11に接続し(S0
1)、個人財産シミュレーションシステムの画面を開
き、社員番号とパスワードを入力し、サーバ11に送信
する(S02)。社員番号は従業者毎に付与され、パス
ワードは各従業者が予め登録しておき、サーバ11また
は11aが記憶している。サーバ11が社員番号とパス
ワードとの一致を確認する(S03)。これにより、個
人財産シミュレーションシステムのセキュリテイが図ら
れている。
【0038】社員番号とパスワードとが一致すると、図
3のような個人情報の入力画面20がパソコン12の表
示部に表示される(S04)。図3の入力画面20にお
いて、その従業者の個人情報として、名前を欄21内
に、生年月日を欄22内に、入社年度を欄23内に、希
望する退職年齢を欄24内に、希望する退職時の職級を
欄25内にそれぞれ入力し、OKボタン26をクリック
すると、これらの個人情報がサーバ11に送信される
(S05)。なお、希望する退職時の職級は入力しなく
てもよく、この場合はサーバ11のプログラムソフトウ
エアで予測する。また、生年月日及び入社年度はサーバ
11aが人事情報として記憶しているので、これらの入
力欄22,23を省略し、サーバ11がサーバ11aか
ら得るようにしてもよい。
【0039】次に、サーバ11は、その従業者に関する
人事情報をサーバ11aから得る(S06)。そして、
次のようにして上述の退職ポイントAを推定する(S0
7)。まず、サーバ11aから得た人事情報に含まれて
いる入社時から現在(前年度)までの累積退職ポイント
により、上述の式(5)における退職ポイント(m1+
n1)が分かる。なお、現在までの退職ポイントm1、
n1は、入社年度、各年における職級が分かれば、図
4、図5から計算できる。
【0040】また、図3で入力した個人情報から希望す
る退職時までの勤続年数を計算し、図4の表から、現時
点から退職時までの各年の勤続ポイントを得て、各年の
勤続ポイントを総計して上述の将来の累積勤続ポイント
m2を得る。例えば、現在までの勤続年数が11年超1
2年以下であり、31年超32年以下の勤続年数で退職
を希望する場合、将来の累積勤続ポイントm2は、図4
から、m2=200+250+・・・+500+450
で計算される。
【0041】また、図3で入力した退職時の希望の職級
と、上述の人事情報に含まれている現在の職級とから、
将来の各年における職級を図6の職級モデルから推定
し、その推定した職級から図5の表により職級ポイント
を得て、各年の職級ポイントを総計して上述の将来の累
積職能ポイントn2を得る。例えば、現在、勤続14
年、職級10であり、勤続36年、職級18で退職を希
望する場合には、図6の職級モデルに一致するので、将
来の累積職能ポイントn2は、図5及び図6から、n2
=300+400+・・・+1000+1100と推定
できる。
【0042】上述のようにして、サーバ11により、既
累積勤続ポイントm1、将来の累積勤続ポイントm2、
及び既累積職能ポイントn1が得られ、将来の累積職能
ポイントn2を推定できるので、式(5)で退職ポイン
トAを推定することができる。
【0043】また、退職金単価Bは一定数であるが、消
費者物価指数に基づいて毎年更新される場合には、例え
ば現在(予測時)の消費者物価指数に基づいて希望の退
職年度における退職金単価Bを推定する(S07)。消
費者物価指数とは、家計の消費構造を一定のものに固定
しこれに要する費用が物価の変動によってどう変化する
かを指数値で示したものである。なお、他の方法により
退職金単価Bを推定してもよく、また、現在(予測時)
の退職金単価Bとしてもよい。
【0044】また、定数Cは、図3で入力した希望退職
年齢から定年退職か否かが分かるので、自動的に決ま
る。
【0045】以上のようにして、得られた退職ポイント
Aと退職金単価Bと定数Cとから式(1)で計算するこ
とにより退職金を予測し、その予測結果をパソコン12
に送信する(S08)。
【0046】次に、図7に示すような画面30がパソコ
ン12の表示部に表示され、予測された退職金等の情報
が表示される(S09)。図7の画面30には、そのシ
ミュレーション時点で予測された退職金の総額が欄31
内に示され、例えば一時金と年金とに分けて支給される
場合には、その一時金の総額が欄32内に、年ごとに支
給される年金の額が欄33内に示される。また、公的年
金の情報が欄34内に示される。これにより、従業者の
退職時の個人財産がシミュレーションでき、将来の予測
された個人財産を知ることができる。
【0047】なお、図7の画面30には、従業者が個別
に契約している個人年金に関する情報を合わせて表示す
るようにしてもよい。このため、図3の入力画面では、
従業者が個別に契約している個人年金に関する情報を入
力するように構成してもよい。また、図1のサーバ11
aは、各従業者の厚生年金等の公的年金に関する情報を
記憶し、サーバ11は入力された個人情報に基づいて公
的年金を予測できるように構成されてもよい。
【0048】また、企業の退職金規程で退職金のうち年
金が占める割合を選択できる場合には、図3の入力画面
でその希望する割合を入力できるように構成してもよ
い。
【0049】また、図3の入力画面で退職時の希望の職
級を入力しなかった場合には、入社時から現在までの各
年の職級と、図6の職級モデルとから、希望の退職時の
職級を推定するようにできる。また、図2のステップS
07における将来の累積職能ポイントn2の推定の際
に、現在の職級及び退職時の希望の職級の少なくとも一
方が図6の職級モデルと相違する場合には、将来の各年
における職級を図6の職級モデルに基づいて補正して推
定するようにできる。
【0050】(2)倍率制
【0051】倍率制による退職金は次の式(6)により
計算される。
【0052】 退職金=退職時給与D×定率E×定数C (6)
【0053】図8に定率Eを求めるためのテーブルの例
を示す。図8では、勤続年数に対し退職時の一般職、主
任、係長、課長、部長の職制毎に定率Eが定められてお
り、図1のサーバ11に退職規程情報として記憶されて
いる。希望する退職時の職制及び勤続年数から図8によ
りその定率Eを得る。
【0054】また、退職時の給与Dは、サーバ11に図
9のような年齢による給与の昇給モデルとして昇給カー
ブaが退職金に関する情報として記憶されており、い
ま、30歳の従業者の給料dがちょうど昇給カーブa上
にある場合には、例えば希望する退職時の年齢が60歳
であると、昇給カーブaから退職時の給与Dを推定す
る。
【0055】定数Cは、上述と同様にして入力した希望
退職年齢から定年退職か否かが分かるので、自動的に決
まる。
【0056】以上のようにして、図3の入力画面と同様
の入力画面から希望退職年齢を入力すると、図1のサー
バ11は、上述のようにして得られた退職時の給与Dと
定率Eと定数Cとから、上述の式(6)で退職金を計算
し予測できる。この予測した退職金は図7と同様の画面
で従業者のパソコンの表示部に表示させることができ
る。
【0057】なお、従業者の給料d’が昇給カーブa上
にない場合には、例えば、比(d’/d)と昇給カーブ
aとから図9の破線のようにモデルの昇給カーブaをカ
ーブa’に補正してから退職時の給与D’を推定するよ
うにできるが、他の補正方法であってもよい。
【0058】また、図9の昇給カーブは例示であって他
のカーブであってもよく、また、職級等毎に複数のカー
ブを用意し、それぞれの昇給カーブで退職時の給与を推
定してもよく、また、入力画面で複数のカーブから希望
のカーブを選択し入力できるようにしてもよい。
【0059】また、図1のサーバ11が各パソコン1
2,13,14からの要求に応じてプログラムソフトウ
エアを各パソコン12〜14に送り、各パソコンでダウ
ンロードし、各パソコン12〜14で上述のシミュレー
ションを行うようにしてもよい。この場合、必要な人事
情報はサーバ11aからダウンロードするようにでき
る。
【0060】以上のように、本発明を実施の形態により
説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
く、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能で
ある。例えば、退職金と年金とが独立して支給される場
合には、年金に関する同様の予測をし、その結果を表示
することができる。また、図4,図5,図8の退職金規
程に関する表は一例であって、他の例であってもよいこ
とは勿論であり、また、図6の職級モデルは別のモデル
に設定されてもよい。また、図3,図7の各画面は例示
であって、他の表示態様があることは勿論である。ま
た、図1のサーバ11がサーバ11aと同様の機能を持
つように構成し、サーバ11aを省略してもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、企業において従業者が
将来受け取ることのできる退職金・年金をシミュレーシ
ョンするための個人財産シミュレーションシステム及び
個人財産シミュレーション方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による個人財産シミュレー
ションシステムの概念図である。
【図2】図1の個人財産シミュレーションシステムによ
りポイント制の場合の退職金をシミュレーションする場
合のフローチャートである。
【図3】図1のパソコンに表示される入力画面の例を示
す図である。
【図4】ポイント制の場合に勤続年数に応じて付与され
る勤続ポイントを示す表の例である。
【図5】ポイント制の場合に職級に応じて付与される職
能ポイントを示す表の例である。
【図6】ポイント制における年齢及び勤続年数に対する
職級のモデルを示す表の例である。
【図7】図1のパソコンに表示されるシミュレーション
結果を示す画面の例である。
【図8】定率制の場合に定率Eを求めるためのテーブル
の例を示す図面である。
【図9】定率制の場合に退職時の給与を予測するための
昇給カーブのモデルの例を示す図である。
【符号の説明】
10 ネットワーク 11,11a サーバ 12,13,14 パーソナルコンピュータ、パソ
コン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 企業の退職金及び/又は年金に関する規
    程情報と、前記規程情報と従業者の個人情報とに基づい
    て退職金及び/又は年金をシミュレーションするソフト
    ウエアと、を記憶するサーバと、 従業者が前記個人情報を入力し前記サーバに送信できる
    ように前記サーバにネットワークを介して接続可能なコ
    ンピュータと、を有し、 前記サーバがネットワークを介して前記個人情報を受信
    すると、その個人情報に基づいて前記ソフトウエアによ
    り退職時及び退職後の少なくとも一方で受け取ることの
    できる金額をシミュレーションしてその結果を前記コン
    ピュータに送信することを特徴とする個人財産シミュレ
    ーションシステム。
  2. 【請求項2】 企業の退職金及び/又は年金に関する規
    程情報と、前記規程情報と従業者の個人情報とに基づい
    て退職金及び/又は年金をシミュレーションするソフト
    ウエアと、を記憶するサーバと、 従業者が前記サーバにネットワークを介して接続可能な
    コンピュータと、を有し、 前記ソフトウエアが前記サーバからネットワークを介し
    て前記コンピュータへ送信され、前記コンピュータで前
    記個人情報を入力し前記ソフトウエアにより退職時及び
    退職後の少なくとも一方で受け取ることのできる金額を
    シミュレーションできることを特徴とする個人財産シミ
    ュレーションシステム。
  3. 【請求項3】 前記シミュレーションのために必要な情
    報の少なくとも一部を前記サーバまたは別のサーバから
    得ることを特徴とする請求項1または2に記載の個人財
    産シミュレーションシステム。
  4. 【請求項4】 前記シミュレーションのために必要な情
    報の少なくとも一部を予め設定したモデルに基づいて得
    ることを特徴とする請求項1,2または3に記載の個人
    財産シミュレーションシステム。
  5. 【請求項5】 前記シミュレーションにおいて更に他の
    情報を加味することを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の個人財産シミュレーションシステム。
  6. 【請求項6】 企業の退職金及び/又は年金をシミュレ
    ーションするための従業者の個人情報を入力するステッ
    プと、 前記個人情報をコンピュータからネットワークを介して
    サーバに送信するステップと、 前記サーバにおいて企業の退職金及び/又は年金に関す
    る規程情報と前記従業者の個人情報とに基づいて退職時
    及び退職後の少なくとも一方で受け取ることのできる金
    額をシミュレーションするステップと、 そのシミュレーション結果を前記サーバから前記コンピ
    ュータに送信するステップと、を含むことを特徴とする
    個人財産シミュレーション方法。
  7. 【請求項7】 前記シミュレーションのために必要な情
    報の少なくとも一部を前記サーバまたは別のサーバから
    得るステップを含むことを特徴とする請求項6に記載の
    個人財産シミュレーション方法。
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