JP2002189731A

JP2002189731A - 情報収集サーバ装置および受信装置ならびにこれらの装置を用いた情報伝送システム

Info

Publication number: JP2002189731A
Application number: JP2000388200A
Authority: JP
Inventors: Kenichiro Ikezaki; 健一郎池崎; Terumasa Ebara; 暉将江原
Original assignee: Nippon Hoso Kyokai NHK; Japan Broadcasting Corp
Current assignee: Japan Broadcasting Corp
Priority date: 2000-12-21
Filing date: 2000-12-21
Publication date: 2002-07-05

Abstract

(57)【要約】【課題】特定地域の情報提供サービスを、煩雑な手間
やコストを負担することなく実施する情報収集サーバ装
置および受信装置ならびにこれらの装置を用いた情報伝
送システムを提供する。【解決手段】ネットワーク５上のｗｗｗサイトおよび
このｗｗｗサイト内の必要情報を検索する検索情報を予
め設定する検索情報設定手段１１ａと、設定された必要
情報を収集する収集手段１１ｂと、収集された必要情報
を整理する整理手段１１ｃと、整理された必要情報を、
電波を媒体として放送する放送装置７に伝達する伝達手
段１１ｄと、を備えた情報収集サーバ装置３と、この情
報収集サーバ装置３から伝達された必要情報を放送する
放送装置７と、放送された必要情報を受信する受信装置
９と、を備えた情報伝送システム１である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上か
ら自動的に所定の情報を収集する情報収集サーバ装置お
よび受信装置ならびにこれらの装置を用いた情報伝送シ
ステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、携帯電話等の端末を所持した端末
利用者は、外出した場所で、この場所特定の情報サービ
スを受けようとした場合、まず、所持している端末を利
用してインターネットに接続する。次に、端末利用者
は、このインターネット上で、検索サイトを利用して、
検索に必要なキーワードを入力し、所望のホームページ
を検索する。そして、端末利用者は、当該ホームページ
から必要な情報をダウンロードする、という手法が一般
的であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
手法では、必要な情報を得ようとする度に、端末利用
者がインターネットに接続し、検索に必要なキーワード
を入力するなど、自主的に（能動的に）情報を検索しな
くてはならなかった。端末利用者は、インターネット
に接続する度に通信費（通話料）を負担しなければなら
なかった、という問題がある。

【０００４】さらに、特定の地域情報を一つのホーム
ページに集約した場合には、そのホームページから参照
されるデータベースが大規模になり、この大規模なデー
タベースから必要な情報を引き出すのは容易ではない。
という問題がある。

【０００５】さらに、放送波を用いてデータ多重信号を
用いた情報提供サービスを想定した場合、放送波の広域
性という特性から特定の地域の情報提供サービスには、
端末利用者の利用者層を限定することが困難であり、放
送波の利用は不向きであった。

【０００６】本発明の目的は上述した従来の技術が有す
る課題を解消し、特定地域の情報提供サービスを、煩雑
な手間やコストを負担することなく実施する情報収集サ
ーバ装置および受信装置ならびにこれらの装置を用いた
情報伝送システムを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
ネットワーク上のｗｗｗサイトおよびこのｗｗｗサイト
内から必要情報を検索する検索情報をあらかじめ設定す
る検索情報設定手段と、前記検索情報に基づいて必要情
報を収集する収集手段と、この収集手段によって収集さ
れた必要情報を所定の項目に整理する整理手段と、この
整理手段によって整理された必要情報を電波として放送
する放送装置に伝達するための伝達手段と、を備えたこ
とを特徴とする情報収集サーバ装置に関するものであ
る。

【０００８】かかる構成によれば、検索情報設定手段に
よってネットワーク上のｗｗｗサイト内から必要情報を
検索する検索情報が設定され、収集手段によって、必要
情報が収集され、整理手段によって、収集された必要情
報は所定の項目に整理され、伝達手段によって、整理さ
れた必要情報は放送装置に伝達される。

【０００９】請求項２記載の発明は、特定の地域を入力
すると、当該特定の地域に関する情報をネットワーク上
のｗｗｗサイトから収集する収集手段と、この収集手段
によって収集された情報を、電波として放送する放送装
置に伝達するための伝達手段と、を備えたことを特徴と
する情報収集サーバ装置に関するものである。

【００１０】かかる構成によれば、収集手段によって、
特定の地域に関する情報がネットワーク上のｗｗｗサイ
トから収集され、収集された情報は、伝達手段によって
放送装置に伝達される。例えば、収集手段に特定の地域
として、ある駅が入力されると、このある駅周辺に位置
する衣料品店、レストラン、レンタル店等の種々の情報
が収集手段によってネットワーク上のサイトから収集さ
れる。

【００１１】請求項３記載の発明は、電波を媒体として
放送された情報を受信する受信手段と、この受信手段に
よって受信した情報から必要情報を抽出する必要情報抽
出手段と、この必要情報抽出手段によって抽出された必
要情報を、表示する表示手段と、を備えたことを特徴と
する受信装置に関するものである。

【００１２】かかる構成によれば、受信手段によって受
信した情報から、必要情報抽出手段によって必要情報を
抽出し、表示手段によって必要情報が表示される。

【００１３】尚、表示手段は、受信装置の表示装置にあ
わせて表示できるものであり、また、必要情報に関わる
地図を描いた地図上に必要情報を表示することができ
る。

【００１４】請求項４記載の発明は、請求項１記載の情
報収集サーバ装置と、この情報収集サーバ装置から伝達
された必要情報を放送する放送装置と、電波を媒体とし
て放送された必要情報を受信する受信手段および受信し
た情報を表示する表示手段を備えた受信装置と、を備え
た情報伝送システムであって、前記放送装置は、請求項
１記載の情報収集サーバ装置で収集された後、伝達され
た必要情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶
された必要情報の送出時間を設定し、この送出時間まで
の時間をカウントする送出時間設定カウント手段と、前
記記憶手段に記憶された必要情報を、前記送出時間に、
電波によって送出する送出手段と、を備えたことを特徴
とする情報伝送システムに関するものである。

【００１５】かかる構成によれば、情報収集サーバ装置
によって収集された必要情報が、放送装置の記憶手段に
よって記憶され、送出時間設定カウント手段によって、
送出時間カウント後、送出手段によって、記憶された必
要情報が受信装置に放送される。

【００１６】請求項５記載の発明は、ネットワーク上の
ｗｗｗサイトおよびこのｗｗｗサイト内から必要情報を
検索する検索情報をあらかじめ設定する検索情報設定手
段と、前記検索情報に基づいて必要情報を収集する、或
いは特定の地域を入力すると、当該特定の地域に関する
情報をネットワーク上のｗｗｗサイトから収集する収集
手段と、この収集手段によって収集された必要情報を所
定の項目に整理する整理手段と、この整理手段によって
整理された必要情報を電波として放送する放送装置に伝
達するための伝達手段とを備えた情報収集サーバ装置
と、この情報収集サーバ装置から伝達された情報を放送
する放送装置と、請求項３記載の受信装置とを備えた情
報伝送システムであって、前記放送装置は、前記情報収
集サーバ装置で収集された後、伝達された情報を記憶す
る記憶手段と、この記憶手段に記憶された情報の送出時
間を設定し、この送出時間までの時間をカウントする送
出時間設定カウント手段と、前記記憶手段に記憶された
情報を、前記送出時間に、電波によって送出する送出手
段と、を備えたことを特徴とする情報伝送システムに関
するものである。

【００１７】かかる構成によれば、情報収集サーバ装置
によって収集された情報が、放送装置の記憶手段によっ
て記憶され、送出時間設定カウント手段によって、送出
時間カウント後、送出手段によって、記憶された情報が
受信装置に放送される。特定の地域に関する情報を受信
した場合、受信装置では受信した情報から必要情報が抽
出される。

【００１８】尚、放送装置は、信号（情報）を多重した
多重信号を放送でき、受信装置はこの多重信号を受信で
きる。

【００１９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の第１の実施形態を
図面に基づいて詳細に説明する。（情報伝送システム）図１は情報伝送システムを含む説
明図である。この図１に示すように情報伝送システム１
（破線で囲んだ部分）は、情報収集サーバ装置３と、放
送装置７と、受信装置（端末）９とを備えて構成されて
いる。情報収集サーバ装置３はネットワーク５を介して
様々なｗｗｗページ（ｗｗｗサイト）にアクセス可能に
構成されている。この情報伝送システム１は、予め設定
した特定のｗｗｗページから所望の情報を情報収集サー
バ３が自動的に収集し、整理して、放送装置７に伝達
し、この放送装置７から受信装置９に配信されるもので
ある。受信装置利用者（端末利用者）はネットワーク上
を検索する煩わしい手間をかけずに、所望の情報を得ら
れるものである。

【００２０】また、検索されるｗｗｗページには、この
ｗｗｗページを作成する段階において、ｗｗｗページに
掲載される情報毎に予め、この情報の具体的な種別を示
すジャンル情報が付加されている。例えば、著名な芸能
人Ｋさんのｗｗｗページであれば、芸能人Ｋさんのイベ
ント開催情報、ＴＶ出演予定情報、ＣＤ発売情報等が掲
載されており、これらの情報毎にジャンル情報、つまり
芸能人イベント、芸能人テレビ、芸能人ＣＤといった、
後記する整理手段で整理できるように識別用の情報が付
加されている。或いは、大型書店のｗｗｗページであれ
ば、出版される新刊の書籍毎のジャンル情報、つまりビ
ジネス書籍、ファッション雑誌、小説（さらにサスペン
ス、恋愛等にジャンル分けされる）識別用の情報が付加
されている。

【００２１】（情報収集サーバ装置）情報収集サーバ装
置３は、このサーバ装置３の制御を司り、種々の情報を
処理する処理部１１と、ネットワーク５に接続され情報
を送受信する通信部１３と、当該サーバ装置の基本プロ
グラムを記憶しており、収集した情報を記憶する記憶部
１５と、当該サーバ装置３を操作する入出力部１７とを
備えて構成されている。

【００２２】処理部１１には、収集情報設定手段１１
ａ、収集手段１１ｂ、整理手段１１ｃ、伝達手段１１ｄ
であるプログラムおよび基本プログラム（図示せず）が
展開している。

【００２３】検索情報設定手段１１ａは、予めネットワ
ーク５上のｗｗｗページのＵＲＬを入力しておき、この
ｗｗｗページ内の必要情報を検索するための検索情報を
設定するプログラムである。検索情報は、前記したジャ
ンル情報に該当する。

【００２４】この検索情報設定手段１１ａでは、受信装
置９を利用する受信装置利用者が、例えば、受信装置９
が携帯電話であって、この携帯電話を利用する携帯電話
利用者である場合には、この携帯電話を購入する際に、
携帯電話利用者が記載した年齢、性別、住所等の個人情
報に基づいて、収集する必要情報の設定がされる。或い
は受信装置利用者が当該情報収集サーバ装置３を管理し
ている業者等に直接、収集する必要情報を予め通知して
おいてもよい。

【００２５】例えば、携帯電話利用者（受信装置利用
者）が未成年である場合、飲食店の情報を必要情報とし
て設定していたとしても、居酒屋の情報は不必要な情報
となるので、受信装置９の表示手段９ｃである液晶画面
に表示されない。

【００２６】収集手段１１ｂは、検索情報設定手段１１
ａによって設定されたネットワーク５上の複数のｗｗｗ
ページを検索し、この複数のｗｗｗページから検索情報
に基づいて必要情報を収集するプログラムである。この
収集手段１１ｂでは、ジャンル情報（検索情報）が付加
されていないｗｗｗページからも必要情報を収集できる
情報抽出機能を備えることが可能である。この情報抽出
機能は、検索情報設定手段１１ａによって設定されたＵ
ＲＬが入力されているｗｗｗページを、ＨＴＭＬの状態
でダウンロードし、ＨＴＭＬの記述規則に従って、「情
報」の部分を抽出する。ＨＴＭＬは、同一のコマンド
で、ｗｗｗページに掲載する情報を挟む形式で記述され
ているので、このコマンドの間、挟まれた部分が情報に
該当している。この場合、ｗｗｗページをＦＴＰによっ
て転送する許可を、ｗｗｗページを保管しているサーバ
装置（図示せず）を所有する業者に得る必要がある。

【００２７】整理手段１１ｃは、収集手段１１ｂによっ
て収集された必要情報を予め設定された項目毎に分類
し、区別、整理、統合するプログラムである。この整理
手段１１ｃでは、ｗｗｗページに掲載されている情報毎
に付加されたジャンル情報（検索情報）に基づいて、収
集した必要情報が分類される。さらに、整理手段１１ｃ
は、収集した情報を配信する特定の地域毎に分類すると
共に、放送装置７から放送波を受信装置９に向け送出す
る時間情報を付加して、この時間情報毎に分類する。

【００２８】また、この実施の形態では、整理手段１１
ｃにおいて、予め設定された項目毎に分類する構成とな
っているが、受信装置利用者側で随時、分類する項目は
変更可能である。

【００２９】伝達手段１１ｄは、整理手段１１ｃによっ
て整理された必要情報（整理後情報）を、ネットワーク
５を介して放送装置７に伝達するためのプログラムであ
る。

【００３０】（放送装置）放送装置７は、情報収集サー
バ装置３から伝達された必要情報を記憶する記憶手段７
ａと、記憶手段７ａに記憶された必要情報の送出時間を
設定し、この送出時間までの時間をカウントする送出時
間設定カウント手段７ｂと、記憶されている必要情報を
送出時間に送出（放送）する送出手段７ｃとを備えてい
る。

【００３１】放送装置７は、伝達手段１１ｄによって伝
達された、整理後情報を電波によって受信装置９に向け
配信するものであり、各地のデータ放送局或いはミニＦ
Ｍ局のコンピュータに該当するものである。この実施の
形態では、前記電波はＦＭ波であり、受信装置９で受信
できる地域が限定されている。また、この放送装置７
は、例えば、駅ビル、空港のターミナルビル等の見通し
のいい場所に取り付けられたＦＭ送信機であってもい
い。放送装置７がＦＭ波を送信できるものである場合、
１つの放送装置７の送信有効距離は、当該放送装置７を
中心とする半径数キロであり、放送装置７は特定の地域
に限定した情報を配信するのに好適である。

【００３２】（受信装置）受信装置９は、放送装置７か
ら配信された情報を受信するものであり、受信手段９ａ
と、受信した情報を記憶するメモリ９ｂと、小型の液晶
画面等からなる表示手段９ｃとを備えている。受信装置
９は携帯電話、データ放送受信機等が想定される。

【００３３】この実施の形態では、受信装置９の受信手
段９ａは、放送装置７から配信されるＦＭ波を受信でき
る構成となっている。つまり、この受信手段９ａは、Ｆ
Ｍデータ多重信号を受信可能なＬＳＩ（図示せず）であ
って、受信装置９に内蔵されている。

【００３４】この受信装置９は、絶えず受信装置９の所
在位置を放送装置７に伝達する機能（所在位置伝達機
能）が備えられる構成となっている。所在位置伝達機能
（図示せず）が備えられている場合には、放送装置７
が、受信装置９の所在位置を把握しているので、受信装
置９の所在位置にマッチした情報を自動的に配信するこ
とができる。

【００３５】また、この受信装置９において、必要な情
報を引き出す際の操作は、例えば携帯電話の伝言サービ
スセンターに接続するように、受信装置９に備えられた
ファンクションキーを一回押すだけで必要な情報にアク
セスできるようにしてもいいし、簡単な３桁或いは４桁
程度のコード番号を入力するだけで必要な情報にアクセ
スできるようにしてもいい。簡単な３桁或いは４桁程度
のコード番号は、東京２３区であれば、区毎およびアイ
ウエオ順に付与されており、足立区なら０１、荒川区な
ら０２という番号に、１桁或いは２桁の番号を付加した
ものである。これによれば、受信装置利用者は煩わしい
検索の手間をかけずに、特定地域の必要な情報を瞬時に
入手できる。

【００３６】また、受信装置９が、携帯電話である場合
について上記したが、受信装置が９が携帯電話ではな
く、ＰＤＡ等のいわゆる情報端末である場合には、受信
装置９および携帯電話の両方が利用者に所持され、共用
されてもよい。

【００３７】この場合には、例えば、受信装置利用者
は、受信装置９で入手した「必要情報」を参照しつつ携
帯電話で友人（例えば、この友人は受信装置９で受信で
きる必要情報の入手圏外にいる）と会話したり、或い
は、携帯電話のインターネット接続サービスを利用し
て、入手した情報に基づいてより細かな情報を検索でき
るという利点がある。すなわち、一般的な携帯電話の表
示手段（液晶画面）は小さく、入手した「必要情報」を
一覧しにくいので、受信装置９で入手した「必要な情
報」を表示しておけば、受信装置利用者は、受信装置９
を用いて、入手した「必要情報」を一覧しつつ、携帯電
話を用いて細かな情報を検索できるのである。

【００３８】（情報伝送システムの動作（情報の流
れ））次に、情報伝送システム１の動作（情報の流れ）
を図２のフローチャートを参照して説明する。図２は、
情報収集サーバ装置３側の動作を示したものである。

【００３９】まず、情報収集サーバ装置３から受信装置
利用者が要求する「必要情報」が掲載されているｗｗｗ
ページのＵＲＬが、入出力部１７を使用して入力される
と共に、収集する「必要情報」のジャンル情報（検索情
報）が予め設定される（Ｓ１）。このＵＲＬの設定がな
されるまで、当該情報収集サーバ装置３は待機される
（Ｓ２）。

【００４０】この後、ｗｗｗページのＵＲＬが入力設定
されていれば、情報収集サーバ装置３は当該ｗｗｗペー
ジにアクセスする（Ｓ３）。

【００４１】情報収集サーバ装置３が当該ｗｗｗページ
にアクセスした結果、当該ｗｗｗページが存在したかど
うかが判断される（Ｓ４）。ＵＲＬが入力設定されたｗ
ｗｗページが存在しなかった場合には、Ｓ１に戻る。Ｕ
ＲＬが入力設定されたｗｗｗページが存在した場合に
は、当該ｗｗｗページの「必要情報」は更新されたかど
うかが判断される（Ｓ５）。

【００４２】この「必要情報」が更新されたかどうかの
判断は、以前に同一のｗｗｗページにアクセスしている
ことが前提とされるが、以前アクセスした際に収集した
情報を、記憶部１５に保持しており、この保持している
「必要情報」と比較して、変化しているかどうかによる
ものである。すなわち、情報収集サーバ装置３は、記憶
部１５に保持している従前の「必要情報」とｗｗｗペー
ジに掲載されている新たな「必要情報」と比較して、変
化していれば、「必要情報」は更新されたと判断し、変
化していなければ。「必要情報」は更新されていないと
判断する。

【００４３】「必要情報」が更新されていれば、ｗｗｗ
ページから「必要情報」を入手する（Ｓ６）。「必要情
報」が更新されていなければ、処理部１１で「更新され
た情報はない」というコメントを作成する（Ｓ７）。

【００４４】そして、情報収集サーバ装置３は、ｗｗｗ
ページから「必要情報」を入手すると、この入手した
「必要情報」が処理部１１の整理手段１１ｃによって一
度に処理できるかどうかを判断する（Ｓ８）。

【００４５】整理手段１１ｃで、一度には整理できない
と判断した場合には、一旦、入手した情報を、記憶部１
５に記憶する（Ｓ９）。入手した情報を処理部１１で処
理できる単位に分割する（Ｓ１０）。

【００４６】入手した「必要情報」は、処理部１１の整
理手段１１ｃによって受信装置利用者の設定毎、受信装
置利用者の年齢毎に、ジャンル情報毎、放送装置７の設
置されている地域毎、放送装置７から配信される時間毎
に分類整理される（Ｓ１１）。

【００４７】すなわち、このＳ１１において、整理手段
１１ｃは、入手した「必要な情報」を、ｗｈｅｒｅ（ど
この）、ｗｈｅｎ（いつ）、ｗｈａｔ（なにを）、Ｈｏ
ｗ（どのような条件）、ｗｈｏ（誰から誰に）といった
ように分類整理する。

【００４８】分類整理された「必要情報」つまり整理後
情報は、伝達手段１１ｄによってネットワーク５を介し
て放送装置７に伝達される（Ｓ１２）。

【００４９】また、更新された情報が無い場合には、Ｓ
７で作成された「更新された情報はない」というコメン
トが、伝達手段１１ｄによってネットワーク５を介して
放送装置７に伝達される（Ｓ１２）。

【００５０】この後、放送装置７から受信装置９に「必
要情報」が配信される。放送装置７が発信する電波はＦ
Ｍ波であり、図１に示したように複数の放送装置７から
複数の受信装置９に配信される。図１では電波を発信す
る放送装置７と電波を受信する受信装置９との対応関係
は明確に図示していないが、受信装置９の電波受信範囲
は狭く、受信装置９は、特定の放送装置７からのＦＭ波
しか受信できない。つまり、放送装置７と受信装置９と
は１：ｎの対応関係にあり、放送装置７が４台あれば、
受信装置９は４ｎ台設けることができる。

【００５１】次に、第２の実施の形態について説明す
る。この実施の形態は、必要情報の抽出の仕方が第１の
実施の形態と異なるものである。尚、第１の実施の形態
と構成が同じものについては同一の符号を付しその説明
は省略する。以下詳細に説明する。

【００５２】情報収集サーバ装置３１の処理部３３に
は、収集手段３３ａと伝達手段３３ｂとが備えられてい
る。この実施の形態では、処理部３３の収集手段３３ａ
に特定の地域が入力されると、その特定の地域に関わり
のあるｗｗｗページから情報が収集手段３３ａによって
収集される。

【００５３】この収集手段３３ａは、第１の実施の形態
とは異なり、検索情報が設定されなくても、特定の地
域、例えば、渋谷駅が入力されると、この渋谷駅周辺に
おいてｗｗｗページを開設しているすべてのお店、会場
等から情報を収集する。この特定の地域の入力は、情報
収集サーバ装置３１の管理者によって行われ、この管理
者が予め放送装置７の設置位置、受信装置４１のＦＭ波
が受信可能な地域を設定することで、渋谷駅周辺、新宿
駅周辺、或いは○○ビル周辺のように決定される。

【００５４】また、受信装置４１は、放送装置７からの
ＦＭ波を受信し、このＦＭ波から情報を取り出す受信手
段４１ａと、取り出された情報を記憶する記憶手段４１
ｂと、取り出された情報から、受信装置利用者が必要と
する必要情報を抽出する必要情報抽出手段４１ｃと、抽
出された必要情報を表示する表示手段４１ｄとを備えて
構成されている。受信装置利用者が予め、抽出する情報
を、例えば、ファッション、食事のように大まかに設定
しておけば、必要情報抽出手段４１ｃによってこれに関
する必要情報が抽出される。

【００５５】この実施の形態では、放送装置７から放送
された情報から、受信装置４１側で必要情報を抽出して
いる。このため、受信装置４１側で抽出する情報を簡単
に変更することができる。

【００５６】また、受信装置４１はＦＭ波の受信可能範
囲が、数百ｍ程度であり、受信装置４１がある放送装置
７の受信可能範囲から出てしまえば、この放送装置７か
らのＦＭ波は受信することができなくなり、別の放送装
置７からのＦＭ波受信可能範囲に入れば、この別の放送
装置７から新たにＦＭ波を受信することができる。

【００５７】これによれば、受信装置４１が移動する毎
に受信できる情報が自動的に切り替わることになる。こ
のため、例えば、受信装置４１の受信装置利用者が、Ｊ
Ｒ原宿駅からＪＲ渋谷駅に山手線で移動する際を仮定す
ると、受信装置利用者がＪＲ原宿駅にいる時には、ＪＲ
原宿駅周辺のファッションや食事に関する情報が受信装
置４１で表示可能であり、受信装置利用者が山手線でＪ
Ｒ原宿駅からＪＲ渋谷駅に移動する時間で、受信装置４
１の受信可能な情報が自動的に切り替わり、受信装置利
用者がＪＲ渋谷駅に到着する頃には、受信装置４１に表
示される情報がＪＲ渋谷駅周辺のものに変わっていると
いうことができる。

【００５８】（受信装置に配信される「必要情報」の
例）図３（ａ）、（ｂ）、（ｃ）に、受信装置９、４１
に配信される「必要情報」の例を図示した。第１および
第２の実施の形態では、同様な表示例になる。この「必
要情報」を利用する対象者（受信装置利用者）は２０代
男性であり、配信時間は１２時頃、特定の地域は、ＪＲ
のＡ駅付近である。また、この例では、受信装置９、４
１は携帯電話であって、ＦＭ波受信可能なＬＳＩが内蔵
されたものを想定している。

【００５９】受信装置９の場合では、予め、受信装置利
用者は、自分がよく出かける場所（Ａ駅）の情報を、情
報収集サーバ装置３に、電子メール等で登録しておき、
「必要情報」のジャンル情報（検索情報）として、ファ
ッション（カジュアル）、食事（中華料理）、芸能人イ
ベント、芸能人ＣＤを登録しておく。受信装置４１の場
合では、受信装置利用者は、受信装置４１に「必要情
報」の抽出情報として、ファッション（カジュアル）、
食事（中華料理）、芸能人イベント、芸能人ＣＤを入力
しておく。

【００６０】受信装置利用者は、Ａ駅に到着すると、受
信装置９、４１に設けられているファンクションキーを
１回クリックする。すると、受信装置９、４１の表示手
段９ｃ、４１ｄには、図３（ａ）に示すように、ＪＲの
Ａ駅付近の地図がＡ駅を中心に破線で４分割されて表示
される。

【００６１】さらに、この地図上に表示されているお店
を、ファンクションキー等を使って指示すると、図３
（ｂ）のように「電話をかける」「詳細情報を見る」
「周辺地図を見る」といったメニューが表示される。

【００６２】「電話をかける」を、ファンクションキー
等を使って指示すると、そのお店に電話をかけることが
でき、「詳細情報を見る」を、ファンクションキー等を
使って指示すると、そのお店の詳細な情報が表示され、
「周辺地図を見る」を、ファンクションキー等を使って
指示すると、そのお店の周辺がクローズアップされる。

【００６３】図３（ａ）、（ｂ）、（ｃ）に表示されて
いる情報は、放送装置７の記憶手段７ａに記憶されてお
り、放送装置７の送出時間設定カウント手段７ｂによっ
て、送出する時間、或いは、送出する周期（一定時間
毎）が設定され、絶えず最新の情報になるように、送出
手段７ｃによって、送出（放送）されている。

【００６４】また、受信装置９の場合、図３（ｃ）に示
したように、各ジャンル情報毎に「必要情報」が表示さ
れる。この受信装置９の表示手段９ｃがタッチパネルで
あって、ペン型のポインティングデバイスが付属品とし
て備えらている。

【００６５】この「必要情報」は、ジャンル情報であ
る、ファッション（カジュアル）、食事（中華料理）、
芸能人イベント、芸能人ＣＤ毎に分類されており、ファ
ッション（カジュアル）情報であれば、３つのお店Ｘ
店、Ｙ店、Ｚ店が表示され、このＸ店、Ｙ店、Ｚ店のよ
うに下線が引かれた部分をポインティングデバイスでタ
ッチすると、お店の所在位置を示す地図或いは、備考欄
に記載されていない詳細な情報にリンクするように構成
されている。

【００６６】この他の「必要情報」の例としては、特定
の駅の駅案内、地域限定のニュース、受信装置利用者が
現在いる場所付近の交通情報、天気予報等があげられ
る。

【００６７】また、受信装置利用者が登録していない情
報で関連していると、情報収集サーバ装置３の処理部１
１で判断した情報、例えば、Ａ駅付近での火災、事件等
の緊急情報を、情報収集サーバ装置３側で付加すること
ができる。

【００６８】この実施の形態では、以下の効果を奏す。
受信装置利用者は特定の地域の、所定の情報を得るため
に、ネットワーク５上のｗｗｗページにアクセスする必
要がなく、ｗｗｗページの必要な情報を入手することが
できる。従来のように、その都度種々のｗｗｗページに
アクセスする必要がないので、煩雑な手間がかからない
という利点がある。また、ｗｗｗページにアクセスする
通信費がかからないという利点がある。

【００６９】情報提供機関、或いは、広告等を載せた機
関、すなわち、図３に示した種々のお店へ、受信装置利
用者がアクセスすることが容易になる。また、情報提供
機関、或いは、広告等を載せた機関のメリットとして、
情報収集サーバ装置３、３１が自動的にｗｗｗページか
ら情報を収集して放送装置７を介して放送するので、広
告料がほとんどかからない、ということがある。さら
に、情報提供機関、或いは、広告等を載せた機関は、配
信（放送）する情報（配信情報）を特定の情報に、この
配信情報を配信する地域（配信地域）を特定の地域に限
定できる、すなわち、少量の情報をピンポイントに限定
して配信できるため、低コストかつ効率的な広告効果を
得ることができる。

【００７０】この情報伝送システム１は、受信装置９が
受信できる範囲を狭い範囲に限定しているので、例えば
略同一の周波数の電波に異なる情報を載せて配信するこ
とができ、電波の有効利用ができる。

【００７１】放送装置７がＦＭ波を配信する装置である
ので、受信装置９にネットワーク５を介して情報を伝達
する場合と比較して、通信コストを安くすることができ
る。

【００７２】情報収集サーバ装置３から放送装置７を介
して受信装置９に特定地域の情報が流されるので、特定
地域の案内板的な役割を負うことができるし、特定地域
の観光案内等に役立てることができる。

【００７３】

【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、検索情報
設定手段によってネットワーク上のサイトおよび必要情
報が設定され、収集手段によって、必要情報が収集さ
れ、整理手段によって、収集された必要情報は予め設定
された項目に整理され、伝達手段によって、整理された
必要情報は放送装置に伝達されるので、放送装置からの
電波を受信する受信装置の受信装置利用者は特定の地域
の、所定の必要情報を得るために、ネットワーク上のｗ
ｗｗサイトにアクセスする必要がなく、ｗｗｗページの
必要情報を入手できる。また、ｗｗｗサイトにアクセス
する通信費がかからないという利点がある。

【００７４】請求項２記載の発明によれば、収集手段に
よって、特定の地域に関する情報がネットワーク上のｗ
ｗｗサイトから収集され、収集された情報は、伝達手段
によって放送装置に伝達されるので、放送装置からの電
波を受信する受信装置の受信装置利用者は、ｗｗｗサイ
トにアクセスする必要がなく、ｗｗｗサイトの必要な情
報を入手することができる。

【００７５】請求項３記載の発明によれば、受信手段に
よって受信した情報から、必要情報抽出手段によって必
要情報を抽出し、表示手段によって必要情報が表示され
るので、受信装置利用者は必要情報抽出手段の設定を変
えるだけで簡単に抽出する必要情報を変更することがで
きる。

【００７６】請求項４記載の発明によれば、情報収集サ
ーバ装置によって収集された必要情報が、放送装置の記
憶手段によって記憶され、送出時間設定カウント手段に
よって、送出時間カウント後、送出手段によって、記憶
された必要情報が受信装置に放送されるので、受信装置
利用者は、絶えず最新の情報を入手することができる。

【００７７】請求項５記載の発明によれば、情報収集サ
ーバ装置によって収集された情報が、放送装置の記憶手
段によって記憶され、送出時間設定カウント手段によっ
て、送出時間カウント後、送出手段によって、記憶され
た情報が受信装置に放送され、特定の地域に関する情報
を受信した場合、受信装置の必要情報抽出手段によって
抽出されるので、受信装置利用者は、絶えず最新の情報
を入手することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による第１の実施の形態である情報伝送
システムを含むブロック図である。

【図２】情報伝送システムの動作（情報の流れ）を示す
フローチャートである。

【図３】受信装置の受信した「必要情報」の例を説明し
た図である。

【図４】本発明による第２の実施の形態である情報伝送
システムを含むブロック図である。

【符号の説明】

１情報伝送システム３、３１情報収集サーバ装置５ネットワーク７放送装置９、４１受信装置１１処理部１１ａ検索情報設定手段１１ｂ収集手段１１ｃ整理手段１１ｄ伝送手段１３通信部１５記憶部１７入出力部１９メモリ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｈ０４Ｎ 7/16 Ｈ０４Ｎ 7/16 ＺＦターム(参考） 5B075 NR02 PQ02 PQ05 PQ46 PQ69 UU13 UU34 5C064 BA07 BB05 BC16 BC18 BC23 BC25 BD08

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ネットワーク上のｗｗｗサイトおよびこ
のｗｗｗサイト内から必要情報を検索する検索情報をあ
らかじめ設定する検索情報設定手段と、前記検索情報に基づいて必要情報を収集する収集手段
と、この収集手段によって収集された必要情報を所定の項目
に整理する整理手段と、この整理手段によって整理された必要情報を電波として
放送する放送装置に伝達するための伝達手段と、を備え
たことを特徴とする情報収集サーバ装置。
【請求項２】特定の地域を入力すると、当該特定の地
域に関する情報をネットワーク上のｗｗｗサイトから収
集する収集手段と、この収集手段によって収集された情報を、電波として放
送する放送装置に伝達するための伝達手段と、を備えた
ことを特徴とする情報収集サーバ装置。
【請求項３】電波を媒体として放送された情報を受信
する受信手段と、この受信手段によって受信した情報から必要情報を抽出
する必要情報抽出手段と、この必要情報抽出手段によって抽出された必要情報を、
表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする受信装
置。
【請求項４】請求項１記載の情報収集サーバ装置と、
この情報収集サーバ装置から伝達された必要情報を放送
する放送装置と、電波を媒体として放送された情報を受
信する受信手段および受信した必要情報を表示する表示
手段を備えた受信装置と、を備えた情報伝送システムで
あって、前記放送装置は、請求項１記載の情報収集サーバ装置で
収集された後、伝達された必要情報を記憶する記憶手段
と、この記憶手段に記憶された必要情報の送出時間を設定
し、この送出時間までの時間をカウントする送出時間設
定カウント手段と、前記記憶手段に記憶された必要情報を、前記送出時間
に、電波によって送出する送出手段と、を備えたことを
特徴とする情報伝送システム。
【請求項５】ネットワーク上のｗｗｗサイトおよびこ
のｗｗｗサイト内から必要情報を検索する検索情報をあ
らかじめ設定する検索情報設定手段と、前記検索情報に
基づいて必要情報を収集する、或いは特定の地域を入力
すると、当該特定の地域に関する情報をネットワーク上
のｗｗｗサイトから収集する収集手段と、この収集手段
によって収集された必要情報を所定の項目に整理する整
理手段と、この整理手段によって整理された必要情報を
電波として放送する放送装置に伝達するための伝達手段
とを備えた情報収集サーバ装置と、この情報収集サーバ
装置から伝達された情報を放送する放送装置と、請求項
３記載の受信装置とを備えた情報伝送システムであっ
て、前記放送装置は、前記情報収集サーバ装置で収集された
後、伝達された情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された情報の送出時間を設定し、こ
の送出時間までの時間をカウントする送出時間設定カウ
ント手段と、前記記憶手段に記憶された情報を、前記送出時間に、電
波によって送出する送出手段と、を備えたことを特徴と
する情報伝送システム。