JP2002189571A - 磁気ディスク装置及びその自己診断方法 - Google Patents

磁気ディスク装置及びその自己診断方法

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JP2002189571A
JP2002189571A JP2000389000A JP2000389000A JP2002189571A JP 2002189571 A JP2002189571 A JP 2002189571A JP 2000389000 A JP2000389000 A JP 2000389000A JP 2000389000 A JP2000389000 A JP 2000389000A JP 2002189571 A JP2002189571 A JP 2002189571A
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self
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magnetic disk
failure
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Keisuke Murata
恵輔 村田
Atsushi Takayasu
厚志 高安
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SCSI3の規格にある自己診断命令を拡張
し、診断の停止/続行、診断で障害と認識するべきエラ
ー内容について上位装置から詳細に指定できるようにす
ること。 【解決手段】 上位装置の命令を受けて磁気ディスク装
置自体の障害を検出し報告する自己診断機能を有する磁
気ディスク装置において、前記上位装置からの指定によ
って障害検出時に自己診断を停止するか続行するかを選
択することができること。また、前記磁気ディスク装置
において、前記自己診断の停止又は続行を選択するため
に、障害の種別を示すエラーコードと前記自己診断の停
止又は続行の指定を前記上位装置からパラメータとして
与えられること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
の自己診断方式に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置においては、装置単体
の大容量化などにともない、自己診断機能が充実してい
ることが重視されてきている。SCSI3の規格でも、
装置の障害を装置自身で診断し、上位装置に報告できる
機能の定義が詳細化している。
【0003】かつては自己診断といえば、ヘッド、メモ
リ(ディスク制御用)などディスクの制御を行う制御装
置部分の診断が主要であり、ディスクのメディア自体の
後発不良に関しては、上位装置からの読み取り、書き込
みの時点で障害が検出されるのが通常であったが(ヘッ
ドとメモリは磁気ディスク装置自体が行う自己診断の対
象であったが、メディア即ち前記記録媒体は使用に際し
て経時的な劣化を伴うものであるため、磁気ディスク装
置自体が行う自己診断の対象ではなくて、上位装置から
の読み取り又は書き込み時に通常、診断されるものであ
った)、近年ではメディアの読み取り、書き込み不良も
装置自身が自己で診断し、検出することが望ましいとさ
れつつある。
【0004】SCSI3の規格には上位装置が自己診断
命令をディスク装置に発行し、診断完了まで待つFor
eground診断機能に加えて、診断命令発行後、デ
ィスク装置が常に命令を受け、実行できる状態を保持し
たまま診断を行い、上位装置は診断完了を待たずに以降
の命令を通常通り発行するBackground診断が
追加されている。これは磁気ディスク装置のより綿密な
自己診断機能が求められていることを示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】SCSI3の規格によ
ると、自己診断機能は障害を発見した場合に、そのログ
(発見された障害がどのような障害であったかと云う記
録)を残し、診断を中断することとしている。重大な障
害に対してこの措置は妥当であり、直ちに修理、交換な
どの作業を行わなければならない。しかし、ディスク装
置の障害にも様々なものがあり、直ちに作動を停止しな
ければならない重大な障害から、ディスク上の特定エリ
アへのアクセスさえ避ければ正常に動作可能な軽微なも
のまで様々である。軽微な障害の場合、障害発見のたび
に診断を停止されるより、一旦全ての診断を完了した後
に発見された障害の報告を一括して受け、その後で対策
をするという手順を踏みたいことが多い。
【0006】また、装置自身が故障と自己診断する障害
内容は装置自身が定めており、その内容については、機
種毎に差違がある。保存データの内容が失われるような
重大な障害に関しては、いかなる機種においても障害を
報告するが、そうではない軽微な障害の場合は実動作に
支障無しとして報告されない恐れがある。しかし、上位
装置の必要性によっては、一般には軽微とされるような
障害でも特に避けたいというような状況が存在する(ユ
ーザによる磁気ディスク装置の使い方によっては、或る
特定の軽微な障害でも報告なしでは済ませることができ
ないという事態が考えられる)。そうした場合に特定障
害を特に見逃さずに報告させる手段が現状では存在しな
い。
【0007】本発明はこのような診断方法の指定の不自
由さを課題とし、それを解決する手段を提供するもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は主として次のような構成を採用する。
【0009】上位装置の命令を受けて磁気ディスク装置
自体の障害を検出し報告する自己診断機能を有する磁気
ディスク装置において、前記上位装置からの指定によっ
て障害検出時に自己診断を停止するか続行するかを選択
することができる磁気ディスク装置。
【0010】また、前記磁気ディスク装置において、前
記自己診断の停止又は続行を選択するために、障害の種
別を示すエラーコードと前記自己診断の停止又は続行の
指定を前記上位装置からパラメータとして与えられる磁
気ディスク装置。
【0011】また、上位装置の命令を受けて磁気ディス
ク装置自体の障害を検出し報告する自己診断機能を有す
る磁気ディスク装置において、特に注視すべき障害の種
別を示すエラーコードを前記上位装置から指定されて当
該種別の障害について他の障害に優先して自己診断を行
う磁気ディスク装置。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る磁気ディ
スク装置における自己診断方法について、図面を用いて
以下説明する。図1はSCSI3で規定される自己診断
命令の形式であり、各フィールドの指定はSCSI3の
規格に従う。図1によると、Byte1のBit2、S
elfTst BitがONの場合はSelfTest
コマンドとなる。SCSI3の規定ではSeltTes
tコマンドにおいて、Byte3〜4のParamet
er List Lengthは0、すなわちパラメー
タは特別な指定はないことになっている。
【0013】本発明では自己診断方法を更に詳細に指定
できるように、パラメータをコマンドに続いて与えるこ
ととする。詳細パラメータを与える場合はParame
ter List Lengthに続けて与えるパラメ
ータのByte長を指定しなければならない。ホストが
本発明の自己診断方式を使用しない場合はParame
ter List Lengthに0を指定すればよ
い。
【0014】図2は本発明で用いる診断方法を詳細に指
定するためのパラメータフォーマットである。図1のコ
マンドに続いてこのパラメータを指定する。以下パラメ
ータの詳細な説明を行う。
【0015】Byte0〜1は診断の継続方法に拘わる
指定である。Byte0のBit6〜Bit7、Con
tinue Typeは継続方法種別を示す。図2の
「Continue Type」での指定とそれに対応
する自己診断内容を列記すると(詳細は後述)、00は
エラーで停止、01でエラーログ(発見された障害がど
のような障害であったかと云う記録)がfullになる
まで継続、10でエラーで停止しない、11でMAX
Error Numberで指定した回数エラーが発生
するまで継続、を意味する。また、MAX Error
NumberはContinue Typeが11
[b]時のエラー回数指定、Error Code S
pecific Parameterはエラーコード別
継続/停止指定、をそれぞれ表す。
【0016】更に、詳細に説明すると、Continu
e Type:00[b](数値末尾の[b]は2進数
であることを示す)はSCSI3の通常通りの継続方
法、すなわちエラーが発生した時点で診断を中止する。
【0017】Continue Type:01[b]
はエラーログ(どのようなエラーが発生したかを記録し
ておくエラーの内容)がFullになるまで診断を継続
する。エラーログの個数はSCSI3で規定されている
20個である。
【0018】Continue Type:10[b]
はエラーログがFullになっても診断を継続する。エ
ラーログの最大個数である20個を超えたエラーが発生
した場合、最新の20個がエラーログに残る。診断終了
は全診断が完了した時点か、SCSI3に規定された手
段でホストから診断中断を指定した場合である。
【0019】Continue Type:11[b]
はエラー回数が指定回数になるまで診断を継続する。エ
ラー回数の指定はByte1のMAX Error N
umberで行う。この回数をエラーログ個数と等しい
20にしておくと、Continue Type:01
[b]と同等の動作をする。20を超えた値を指定した
場合はContinue Type:10bの場合と同
様、ログには最新の20個のエラーが保存される。
【0020】Byte1のMAX Error Num
berはContinue Type:11[b]の時
のみ有効となるフィールドである。即ち、Contin
ueTypeが11[b]の時のエラー回数指定を行
う。それ以外の場合はこのフィールドの値は無視され
る。Continue Type:11[b]の場合、
エラー回数がMAX Error Numberで指定
した値になるまで診断を継続する。
【0021】パラメータのByte2以降はエラーコー
ドによる継続/中止の指定を行うフィールドである。即
ち、特定のエラーコード別に自己診断を継続するか中止
するかを指定するものである。図2に示すようにエラー
の種別毎に4バイトを取っているので、(4×指定エラ
ー種別)Byteの可変長パラメータの指定を行う。こ
こで、図3の(4N+5)に合わせるように、図1のP
arameter List Lengthで(4N+
5)に指定する。Nは指定したエラーの種別の数を表
す。各々の要素の詳細を図3に示す。
【0022】図3は継続/中止エラーコード指定パラメ
ータの詳細である。図3において、前記指定パラメータ
の内容を列記すると(詳細は後述)、Byte0のSt
opビットで0[b]指定は指定エラーが発生しても診
断を中止しないこと、1[b]指定は指定エラーが発生
したら診断を中止することを表す。また、Loggin
gビットで0[b]指定は指定エラーの発生をログに残
さないこと、1[b]指定は指定エラーの発生をログに
残すことを表す。また、SKVLDビットで0[b]指
定はSense Key フィールド指定無効、1
[b]指定はSense Key フィールド指定有効
を表す。また、SCVLDビットで0[b]指定はAd
ditional Sense Code フィールド
指定無効、1[b]指定はAdditional Se
nse Code フィールド指定有効を表す。また、
SCQVLDビットで0[b]指定はAddition
alSense Code Qualifier フィ
ールド指定無効、1[b]指定はAdditional
Sense Code Qualifier フィー
ルド指定有効を表す。
【0023】更に、Byte1のSense Keyは
停止/継続エラーのSense Keyの指定を行う。
また、Byte2のAdditional Sense
Codeは停止/継続エラーのAdditional
Sense Codeの指定を行う。また、Byte
3のAdditional Sense CodeQu
alifierは停止/継続エラーのAddition
al SenseCode Qualifierの指定
を行う。
【0024】次に、詳細に説明すると、Byte0のB
it7、Stopビットは指定エラーが発生した場合に
診断を継続するかどうかを指定する。Stopビットが
1[b]の場合は指定エラーが発生した場合に診断を中
止する。Stopビットが0[b]の場合は指定エラー
が発生しても診断を中止しない。本指定は図2のByt
e0〜Byte1、Continue Type指定に
優先する。すなわち、Continue Typeが0
0[b](いかなるエラーが起きても診断停止)の場合
に、エラーコード指定で非停止が指定されているエラー
が発生したら診断を続行する。
【0025】Byte0のBit6、Loggingビ
ットは指定エラーが発生した場合にログを取るかどうか
を指定する。Loggingビットが1[b]の場合、
指定エラーのログを取る。Loggingビットが0
[b]の場合、指定エラーが発生してもログを取らな
い。
【0026】Bit7とBit6の組み合わせによる動
作を以下に示す。 Stop:0[b]、Logging:0[b]→指定
エラーを完全に無視する。 Stop:0[b]、Logging:1[b]→指定
エラー発生でログを取り、診断継続。 Stop:1[b]、Logging:0[b]→指定
エラー発生で診断停止。ログを取らない。 Stop:1[b]、Logging:1[b]→指定
エラー発生でログを取って診断停止。
【0027】Byte0のBit5、SKVLDビット
はByte1のSense Key(Sense Ke
yの意味はSCSI3の規格に従う。エラーに関する概
略的な種別を表し、0:ノーエラー、1:エラー回復、
2:準備中、3:メディアエラー発生等を意味する)フ
ィールドが有効か無効かを示す(即ち、Byte0のS
KVLDはByte1のSense Keyを有効にす
るか無効にするかを決めるものである)。SKVLD:
1[b]ならば、Sense Keyフィールドの指定
が有効であり、エラー発生時にSense Keyが一
致するかどうかのチェックを行う。SKVLD:0
[b]ならばSense Keyの一致チェックを行わ
ない。因みに、「SKVLD」はSense Key
Valuedの頭文字である。
【0028】Byte0のBit4、SCVLDはBy
te2のAdditional Sense Code
(Additional Sense Codeの意味
はSCSI3の規格に従う)フィールドが有効か無効か
を示す。SCVLD:1[b]ならば、Additio
nal Sense Codeフィールドの指定が有効
であり、エラー発生時にAdditional Sen
se Codeが一致するかどうかのチェックを行う。
SCVLD:0[b]ならばAdditional S
ense Codeの一致チェックを行わない。
【0029】Byte0のBit4、SCQVLDはB
yte3のAdditionalSense Code
Qualifier (Additional Se
nse Code Qualifierの意味はSCS
I3の規格に従う)フィールドが有効か無効かを示す。
SCQVLD:1[b]ならば、Additional
Sense Code Qualifierフィール
ドの指定が有効であり、エラー発生時にAdditio
nal Sense Code Qualifierが
一致するかどうかのチェックを行う。SCQVLD:0
[b]ならばAdditional Sense Co
de Qualifierの一致チェックを行わない。
【0030】このByte0、Bit3〜5の組み合わ
せでエラーコードが完全一致しない場合の、継続/停止
制御の指定を行うことができる。例えばSKVLD:1
[b]、SCVLD:1[b]、SCQVLD:0
[b]と指定し、Sense Key:4、Addit
ional Sense Code:44[h]
([h]は16進数であることを示す)の場合、Add
itional Sense Code Qualif
ierを無視して、Sense Key、Additi
onal Sense Codeのみの一致チェックが
行える。SKVLD、SCVLD、SCQVLDが全て
0[b]の場合、エラーコード指定は全て無効となるた
め、意味のない指定となる。
【0031】Byte1のSense Keyフィール
ドはエラーコード一致チェックを行うエラーのSens
e Key指定、続いてByte2、Byte3はそれ
ぞれAdditional Sense Code指
定、Additional Sense Code Q
ualifier指定である。
【0032】以上で述べたパラメータの指定を行うこと
で、SCSI3の規格ではエラー発生毎に中断していた
SelfTestコマンドの継続方法を自由に指定する
ことが可能となる。
【0033】次に、継続/停止の指定を行うことができ
る本発明のSelfTestコマンドの内部実現方式に
ついて述べる。図4と図5はSelfTest実行時の
フローである。
【0034】100でSelfTestコマンドを受領
し、診断を開始する。101でコマンドに続いてパラメ
ータがあるかどうかのチェックを行う。ある場合パラメ
ータを受領し(102)、保存する。さらにパラメータ
にエラーコード指定パラメータ(図3参照)があるなら
ば、それをエラーコードテーブルに登録する(10
3)。エラーコードテーブルは、エラーコード指定パラ
メータを列挙したものである。
【0035】104に移り診断を開始する。診断は何ら
かのエラーが発生するか、全ての診断が完了するまで続
行する。105に移りエラー発生チェックを行う。診断
中に何のエラーも発生しなかった場合は106に移行し
て診断正常終了となる。エラー発生の場合は107へ移
行し、発生したエラーがエラーコードテーブルに登録さ
れたものかどうかのチェックを行う。登録されていた場
合図5に示す114へ、登録されていなかった場合10
9へ移行する。
【0036】エラーコードテーブルに登録されたエラー
が発生した場合、図5の114において発生エラーが図
3に示すLogging Bit:1[b]で登録され
ているかどうかを調べる。1[b]であった場合、エラ
ーのログを残す(115)。Logging Bit:
0[b]の場合はログを取らない。116へ移行し、発
生エラーが図3に示すStop Bit:1[b]で登
録されているかどうかを調べる。1[b]であった場
合、診断を終了する(117)。0[b]の場合110
へ移行してContinue Type(図2参照)の
チェックを行う。
【0037】図4の108において、発生したエラーが
エラーコードテーブルにないエラーであった場合、10
9においてログの取得を行う。次に、110でCont
inue Type(図2参照)のチェックを行う。C
ontinue Typeが00[b]の場合、診断を
終了する。Continue Typeが01[b]の
場合、111でエラーログがFull(SCSI3の規
格で20個が最大)になっているかどうかをチェック
し、Fullの場合は診断終了、Fullでなければ1
04に戻って診断を続行する。Continue Ty
peが10[b]の場合は104に戻り診断を続行す
る。Continue Typeが11[b]の場合、
MAX Error Number指定を調べ、診断開
始より発生したエラー回数がMAX Error Nu
mberで指定した回数に達していれば診断を終了す
る。達していなければ104に戻って診断を続行する。
【0038】次に、上位装置が自己診断実行時に特に関
心をもって注視する障害、例えば、書き込み失敗という
障害(1回の書き込み失敗はロギングして診断停止する
程の障害として対処しないのが通常であるが、磁気ディ
スク装置の使い方によっては注視する障害となる場合も
あり得る)については、図4と図5に示す通常のルーチ
ンフローとは異なり、他の障害に比べて優先的に処理す
るフローを設けてそのフローによって処理する。具体的
には、例えば、図3に示すByte0のReserve
d欄にSpecialを設け、これに特に注視すべき障
害があることを特定して、図4のステップ103の後で
「Special」の特定の有無を調べて、有れば図4
に示すフローとは別にその注視障害を例えば最初にチェ
ックするという自己診断をしても良い。
【0039】以上説明したように、本発明の実施形態に
よれば、SCSI3の規格にある自己診断命令を拡張
し、診断の停止/続行、診断で障害と認識するべきエラ
ー内容について上位装置から詳細に指定できる。即ち、
SCSI3規格では未定義となっている、コマンド発行
後に与えるパラメータフィールドにおいて、エラーが発
生した場合の続行/停止の指定を与えることができる。
また、エラーコードのリストを付加することができ、そ
こで明示的に指定することにより、検出したい特定障害
を見逃さず上位装置に報告させることが可能である。逆
に、上位装置において報告の必要がないと判断するエラ
ーに関しては診断実施時に無視して診断を続行させる、
また軽微な障害に対してログだけを残して診断を続行さ
せるなどの指定を行うことができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、従来技術では単一エラ
ー発生で終了した自己診断を、発生エラー種別、エラー
回数、エラーログへの登録状況にしたがって、ログに登
録するかどうか、診断を続行するかどうかを自由に指定
できる。
【0041】これにより、診断実行時に重大ではないエ
ラー発生によって診断を中断させることなく、一度のコ
マンド実行で診断を完了させることが可能になり、上位
装置の処理を簡略化することができる。また、特定の障
害に注目した診断を行うこともできるので、重大障害が
些細な障害に隠れて検出できなくなる危険性を防ぐこと
ができ、信頼性向上にも繋がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】SCSI3に規定された自己診断命令の命令形
式である。
【図2】自己診断方法を詳細に指定するためのパラメー
タ形式である。
【図3】自己診断におけるエラーコードの指定形式であ
る。
【図4】本発明の自己診断を行う際のフロー(1)であ
る。
【図5】本発明の自己診断を行う際のフロー(2)であ
る。
【符号の説明】 100〜117 自己診断処理のフローの各要素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 501 G11B 20/18 501B 550 550A 572 572B 572F Fターム(参考) 5B014 EA04 EB04 GD06 5B018 GA03 GA06 JA21 KA01 MA12 QA13 5B048 AA19 CC11 5B065 BA01 EC01 5B083 BB01 BB06 DD11 EE08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置の命令を受けて磁気ディスク装
    置自体の障害を検出し報告する自己診断機能を有する磁
    気ディスク装置において、 前記上位装置からの指定によって障害検出時に自己診断
    を停止するか続行するかを選択することができることを
    特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気ディスク装置にお
    いて、 前記自己診断の停止又は続行を選択するために、障害の
    種別を示すエラーコードと前記自己診断の停止又は続行
    の指定を前記上位装置からパラメータとして与えられる
    ことを特徴とする磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 上位装置の命令を受けて磁気ディスク装
    置自体の障害を検出し報告する自己診断機能を有する磁
    気ディスク装置において、 特に注視すべき障害の種別を示すエラーコードを前記上
    位装置から指定されて当該種別の障害について他の障害
    に優先して自己診断を行うことを特徴とする磁気ディス
    ク装置。
  4. 【請求項4】 上位装置の命令を受けて磁気ディスク装
    置自体の障害を検出し報告する自己診断機能を有する磁
    気ディスク装置の自己診断方法において、 障害検出時に自己診断を停止することに加えて、自己診
    断を続行することができるように、前記上位装置からの
    指定に基づいて停止又は続行を選択することができるこ
    とを特徴とする自己診断方法。
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Cited By (3)

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