JPH11249821A - データ記憶装置及び同装置に適用されるインタフェース条件設定方法 - Google Patents

データ記憶装置及び同装置に適用されるインタフェース条件設定方法

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JPH11249821A
JPH11249821A JP10048260A JP4826098A JPH11249821A JP H11249821 A JPH11249821 A JP H11249821A JP 10048260 A JP10048260 A JP 10048260A JP 4826098 A JP4826098 A JP 4826098A JP H11249821 A JPH11249821 A JP H11249821A
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JP10048260A
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Yuu Kasebayashi
祐 加瀬林
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ホスト装置とデータ記憶装置とのデータ転送で
のデータエラー発生に伴うリトライにおいて、インタフ
ェース上でのデータ転送の条件を変更することでデータ
エラーの発生を防止する。 【解決手段】ホストインタフェース30を介してデータ
転送を行う場合、磁気ディスク装置10(内のCRC計
算回路121)とホスト装置20の双方で転送データの
CRCを計算する。HDC12はホスト装置20が求め
たCRCを受け取り自身が求めたCRCと比較してCR
Cエラーの有無を判定する。CPU13はCRCエラー
となったコマンドのリトライの場合、HDC12内の電
流制御回路122を制御してホストインタフェース30
のインタフェース信号ラインをドライブする電流の値を
下げると共に、HDC12内の転送速度制御回路123
を制御してデータ転送速度を下げて、ホスト装置20と
の間のデータ転送を開始させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホスト装置からの
データ転送コマンドに従って、当該ホスト装置との間で
インタフェースを介してデータ転送が行われるデータ記
憶装置及び同装置に適用されるインタフェース条件設定
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ホスト装置からのデータ転送コマンド
(例えばリード/ライトコマンド)に従って、当該ホス
ト装置との間でインタフェース(ホストインタフェー
ス)を介してデータ転送が行われるデータ記憶装置の代
表として磁気ディスク装置が知られている。この磁気デ
ィスク装置とホスト装置との間でインタフェースを介し
て行われるデータ(例えばリード/ライトデータ)の転
送において、データエラーを検出することは重要であ
る。
【0003】そのため近年は、磁気ディスク装置とホス
ト装置の双方に、巡回冗長検査符号(CRC符号)によ
るデータエラー検出、即ちCRC(Cyclic Redundancy
Check )のための、例えば16ビット(2バイト)のC
RC計算機能(CRC符号生成機能)を備えたシステム
が開発されている。この種のシステムでは、ホスト装置
からのデータ転送コマンド(例えばリード/ライトコマ
ンド)に従う当該ホスト装置と磁気ディスク装置との間
のデータ転送、例えばUltra(ウルトラ)DMA
(Direct Memory Access)転送時に、当該ホスト装置と
磁気ディスク装置のそれぞれで転送データのCRC(C
RC符号)が計算され、コマンド終了時に、ホスト装置
から磁気ディスク装置にCRC計算結果が渡される。
【0004】磁気ディスク装置は、ホスト装置から渡さ
れたCRC計算結果と自身のCRC計算結果とを比較し
て一致しているか否かのチェック、つまりCRCチェッ
クを行う。もし、インタフェース上のノイズ等でデータ
化けが発生した場合には、CRC計算結果が一致しない
ので、磁気ディスク装置からホスト装置にCRCエラー
(データエラー)が通知される。ホスト装置は、磁気デ
ィスク装置からのCRCエラー通知により、CRCエラ
ーが発生したことを検出すると、当該エラーを発生した
コマンドと同じコマンドを再度磁気ディスク装置に発行
してリトライを行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来
は、磁気ディスク装置(データ記憶装置)とホスト装置
との間でインタフェースを介して行われるデータ転送に
おいて当該インタフェース上でのCRCエラー(データ
エラー)が発生した場合には、ホスト装置は再度磁気デ
ィスク装置(データ記憶装置)にCRCエラー時と同じ
コマンドを発行してリトライを行うのが一般的であっ
た。
【0006】しかしながら、例えばインタフェース上の
ノイズによりCRCエラーが発生した場合など、CRC
エラー時と状況が変わらない場合には、リトライにおい
ても同じようにCRCエラーが発生し、コマンドがエラ
ー終了するという問題があった。
【0007】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、ホスト装置との間のインタフェースを介
してのデータ転送においてデータエラーが発生した場合
に、当該インタフェース上でのデータ転送の条件を変更
することにより、データエラーの要因がインタフェース
上のノイズ等にあっても、データエラー発生に伴うリト
ライにおいて、そのノイズ等の影響を抑えてデータエラ
ーの発生を防止できるデータ記憶装置及び同装置に適用
されるインタフェース条件設定方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホスト装置か
らのデータ転送コマンドに従って、当該ホスト装置との
間でインタフェースを介してデータ転送が行われるデー
タ記憶装置において、上記インタフェースを介してのデ
ータ転送でデータエラーが発生したことを検出するため
のデータエラー検出手段と、このデータエラー検出手段
によるデータエラー検出に応じて、上記インタフェース
でのデータ転送速度、及び上記インタフェースの電気的
な条件の少なくとも一方を変更制御するインタフェース
条件変更制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】このような構成においては、磁気ディスク
装置に代表されるデータ記憶装置とホスト装置との間の
インタフェースを介して行われるデータ転送でデータエ
ラーが発生した場合に、当該インタフェースでのデータ
転送速度、及び上記インタフェースの電気的な条件の少
なくとも一方が変更される。したがって、データエラー
発生に伴うデータ転送のリトライ(データ転送コマン
ド、例えばリード/ライトコマンドのリトライ)では、
インタフェースでのデータ転送速度、及び上記インタフ
ェースの電気的な条件の少なくとも一方が変更された状
態でデータ転送が行われるため、例えばデータ転送速度
について低速となる方向にデータ転送のハンドリングを
制御するならば、インタフェース上でのノイズに起因す
るデータエラーをリトライにより回復することが可能と
なる。同様に、インタフェースの電気的な条件につい
て、インタフェース信号ラインをドライブする電流の値
が小さくなる方向に変更するならば、インタフェース上
でのノイズを低減して、データエラーをリトライにより
回復することが可能となる。また、データエラーの発生
頻度を低減することも可能となる。
【0010】ここで、ホスト装置が転送データの巡回冗
長検査符号(CRC)を生成するCRC生成機能を有し
ているものとすると、データ記憶装置にも同様の機能の
CRC生成手段(巡回冗長検査符号生成手段)を持たせ
ると共に、上記インタフェースを介してのデータ転送の
終了時に、ホスト装置(のCRC機能)により生成され
た対応する転送データについてのCRC(CRC符号)
と、データ記憶装置内のCRC生成手段により生成され
た対応する転送データについてのCRCとを比較して、
インタフェース上でデータエラーが発生したことを検出
するためのデータエラー検出手段を持たせるならば、効
率的なデータエラー検出が可能となる。
【0011】また、ホスト装置からデータ転送コマンド
が与えられた場合に、当該コマンドがデータエラー発生
に伴うリトライのために与えられたものであるか否かを
効率的に判定するために、上記データエラー検出手段に
よるデータエラー検出時に、その旨を示すエラー情報、
及びデータエラーとなったコマンドの指定するアクセス
範囲情報をエラー記憶手段に記憶する構成とするとよ
い。この構成において、上記インタフェース条件変更制
御手段は、ホスト装置からデータ転送コマンドが与えら
れた場合にエラー記憶手段を参照し、データエラー検出
を示すエラー情報が記憶され、且つ当該コマンドの指定
するアクセス範囲に一致するアクセス範囲情報が記憶さ
れていることをもって、当該コマンドがデータエラーに
基づくリトライのためのコマンドであると判定すること
が可能である。そこで、リトライのためのコマンドであ
ると判定した場合に、インタフェースでのデータ転送速
度、及びインタフェースの電気的な条件の少なくとも一
方を変更制御する構成とするとよい。
【0012】なお、コマンドの種別も記憶して、アクセ
ス範囲の他にコマンド種別の一致もリトライのためのコ
マンドの判定条件(AND条件)に加えるようにしても
構わない。但し、データエラーが発生した場合に、エラ
ー終了となったコマンドとアクセス範囲が同一で、種類
が異なるコマンドがホスト装置から与えられる確率は極
めて低いため、上記の判定条件にコマンド種別の一致を
含めなくても、リトライのためのコマンドであると十分
に高精度で判定可能である。
【0013】また本発明は、上記のデータエラー検出手
段を利用して、当該データエラー検出手段によりデータ
エラーが検出された回数をカウントするデータエラー回
数カウント手段を設けると共に、インタフェースを介し
て転送されたブロック数(データ転送量)をカウントす
る転送ブロック数カウント手段と、ホスト装置からの特
定コマンドに応じて、上記データエラー回数カウント手
段のカウント値及び転送ブロック数カウント手段のカウ
ント値からエラーレートを算出するエラーレート算出手
段と、このエラーレート算出手段により算出されたエラ
ーレートを反映する応答情報をホスト装置に返す応答手
段とを設けたことをも特徴とする。
【0014】このような構成においては、インタフェー
ス上でのデータ転送で発生したデータエラーの発生レー
ト(エラーレート)を反映した応答情報をデータ記憶装
置からホスト装置に通知することができる。このよう
に、ホスト装置側の転送速度等の調整の判断のための情
報を、データ記憶装置から当該ホスト装置に提供するこ
とができるため、ホスト装置ではエラーレートに見合っ
た転送速度(データ転送モード)の設定を行うことが可
能となり、データエラーの発生頻度を低減することが可
能となる。
【0015】また本発明は、初期化処理時に上記データ
エラー回数カウント手段のカウント値及び転送ブロック
数カウント手段のカウント値からエラーレートを算出す
るエラーレート算出手段を設け、このエラーレート算出
手段により算出されたエラーレートに応じて、インタフ
ェースでのデータ転送速度、及びインタフェースの電気
的な条件の少なくとも一方をインタフェース条件変更制
御手段にて変更制御するようにしたことをも特徴とす
る。
【0016】このような構成においては、インタフェー
ス上のノイズ等に起因するデータエラーの発生頻度を低
減することが可能となる。また、算出されたエラーレー
トに応じてインタフェースでのデータ転送速度を変更制
御する場合に、当該インタフェースでの転送モードが変
更後の転送速度に対応するモードに制限されるようにホ
スト装置に通知する構成とするならば、即ちホスト装置
にて設定できる転送モードを制限するならば、データエ
ラーの発生を抑えることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に
係る磁気ディスク装置を備えたコンピュータシステムの
構成を磁気ディスク装置の内部構成を中心に示すブロッ
ク図である。
【0018】図1において、磁気ディスク装置10とホ
スト装置20とはホストインタフェース(インタフェー
スケーブル)30により接続されている。このホストイ
ンタフェース30で規定される転送モードには、通常の
DMAモードの他に、Ultra(ウルトラ)DMAモ
ードがある。このUltra DMAモードには、転送
速度の上限が33MB(メガバイト)/sec のUltr
a DMAモード2、転送速度の上限が25MB/sec
のUltra DMAモード1、及び転送速度の上限が
17MB/sec のUltra DMAモード0の3種類
がある。なお、通常のDMAモードの転送速度は、8M
B/sec 〜16MB/sec の範囲で可変可能である。
【0019】磁気ディスク装置10は、以上のDMAモ
ード(Ultra DMAモード/通常のDMAモー
ド)をサポートしており、磁気記録メディア11、HD
C12、CPU13、ROM14、EEPROM15、
及びDRAM16を備えている。
【0020】メディア11はデータが記録される媒体
(磁気ディスク)であり、スピンドルモータ(図示せ
ず)により高速回転される。HDC(ディスクコントロ
ーラ)12は、メディア11からヘッドにより読み出さ
れてプリアンプ回路により増幅されてリードチャネルに
より復号されたリードデータをDRAM16に一時格納
して、ホストインタフェース30を介してホスト装置2
0に転送するリードデータ転送制御と、ホスト装置20
からホストインタフェース30を介して転送されたライ
トデータをDRAM16に一時格納して、ライトチャネ
ルを介してメディア11に転送するライトデータ転送制
御を行う。HDC12は、転送データのCRC(CRC
符号)を計算するCRC計算回路121、ホストインタ
フェース30の信号ライン(インタフェース信号ライ
ン)をドライブする電流(IOL)の値(つまりインタ
フェース信号ラインの電気的条件)を制御する電流制御
回路122、及びデータ転送速度(モード)を制御する
転送速度制御回路123を有している。なお、ホスト装
置20もCRC計算回路121と同様のCRC計算回路
(図示せず)を有している。
【0021】CPU13は、ROM14に格納されてい
る制御プログラムに従って磁気ディスク装置内の各部を
制御する。特にCPU13は、CRCエラーが発生した
場合に、その旨を示すフラグ情報と、このエラー発生時
のコマンドの指定するアドレス(アクセス範囲)を保持
し、次にホスト装置20から発行されたコマンドの指定
するアクセス範囲がエラー発生コマンドの指定したアク
セス範囲と一致した場合はホスト装置20からのリトラ
イとみなし、そのコマンドの実行に対して転送レートを
下げるようにHDC12でのデータ転送のハンドリング
を制御すると共に、ホストインタフェース30の各信号
ラインのドライブ能力(電流値)を下げる方向に制御す
る、本発明に直接関係する制御機能を有する。
【0022】CPU13は、CRCエラーの回数をカウ
ントするCRCエラー数カウンタ131、ホスト装置2
0との間のデータ転送におけるデータ転送量(データ転
送ブロック数)をカウントするデータ転送ブロック数カ
ウンタ132、及びCRCエラー発生をを示すフラグと
CRCエラー発生時にアクセスしたアドレス(アクセス
範囲)を保持するためのCRCエラーフラグ/アクセス
範囲レジスタ133を内蔵している。これらカウンタ1
31,132、及びレジスタ133の保持内容は、コマ
ンド(リード/ライトコマンド)終了時に、不揮発性記
憶装置、例えばEEPROM15に保存される。
【0023】またCPU13は、CRCエラー回数とデ
ータ転送ブロック数をもとにエラーレートを計算し、そ
のエラーレート値に応じてホストインタフェース30の
各信号ラインのドライブ能力(電流値)を変更すると共
にデータ転送速度も制限する制御機能を有する。
【0024】ROM(Read Only Memory)14は、磁気
ディスク装置内の各部を制御するための制御プログラム
が予め格納された読み出し専用メモリである。EEPR
OM(Electrically Erasable and Programmable Read
Only Memory)15は、磁気ディスク装置の制御用のパ
ラメータの保存などに用いられる書き替え可能な不揮発
性メモリである。このEEPROM15には、本発明に
直接関係する上記カウンタ131,132、及びレジス
タ133の保持内容が保存される。
【0025】DRAM(Dynamic Random Access Memor
y)16は、ホスト装置20との間で転送されるデータ
(リード/ライトデータ)を一時格納するためのバッフ
ァメモリである。
【0026】次に、図1の構成のリード/ライト動作
(データ転送動作)を、図2のフローチャートを適宜参
照して説明する。今、磁気ディスク装置10とホスト装
置20との間のホストインタフェース30上でのデータ
転送モード(DMAモード)がUltra DMAモー
ド2に設定されている状態で、即ち転送速度の上限が最
も高いデータ転送モードに設定されている状態で、ホス
ト装置20から磁気ディスク装置10にホストインタフ
ェース30を介してリード/ライトコマンド、例えばリ
ードコマンドが発行されたものとする。
【0027】磁気ディスク装置10内のCPU11は、
ホスト装置20からのリードコマンドをHDC12を介
して受け取ると(ステップS1)、当該コマンドが、前
回実行したコマンドでCRCエラーが発生した結果、再
度発行されたリトライのコマンドであるか否かをチェッ
クする(ステップS2)。このチェックの詳細について
は後述する。
【0028】もし、ステップS1で受け取ったコマンド
がリトライのコマンドでない場合には、CPU13はH
DC12を制御して当該コマンドで指定されたデータ転
送を行わせる。すると、この例のようにリードコマンド
の場合には、まずメディア11から当該コマンドで指定
されたデータが読み出されてDRAM16に転送され、
当該DRAM16に転送されたデータを磁気ディスク装
置10内のHDC12からホスト装置20にホストイン
タフェース30を介してUltra DMAモード2で
転送するデータ転送動作が開始される(ステップS
4)。同様に、磁気ディスク装置10がホスト装置20
からライトコマンドを受け取った場合には、ホスト装置
20からホストインタフェース30、及び磁気ディスク
装置10内のHDC12を介してDRAM16にライト
データが転送される。
【0029】HDC12内のCRC計算回路121は、
当該HDC12を介してDRAM16とホストインタフ
ェース30(により接続されているホスト装置20)と
の間で例えばブロック単位でデータ転送が行われると
き、その転送データのCRCをブロック単位で計算する
(ステップS5)。
【0030】同様に、ホスト装置20においても、ホス
トインタフェース30を介して(磁気ディスク装置10
内の)HDC12との間でブロック単位でデータ転送が
行われるとき、その転送データのCRCをブロック単位
で計算する。このホスト装置20でのCRC計算結果
(CRCデータ)は指定のデータ転送が全て終了した際
に磁気ディスク装置10に転送される。
【0031】なお、CRC計算の単位は、磁気ディスク
装置10からホスト装置20に要求でき、上記のブロッ
ク単位の他に、コマンド単位に行うことも可能である。
HDC12は、ホスト装置20からのコマンドで指定さ
れたデータ転送が全て終了すると(ステップS6)、ホ
スト装置20から転送される当該ホスト装置20で計算
されたCRCデータを受け取る(ステップS7)。HD
C12は、ホスト装置20から受け取ったCRCデータ
とHDC12(内のCRC計算回路121)が計算した
CRCデータとを比較する(ステップS8)。
【0032】もし、上記両CRCデータが一致しなかっ
た場合には、HDC12はCRCエラー(データエラ
ー)を検出したものとして、そのCRCエラーをホスト
装置20に報告するためにエラーレジスタ等のタスクフ
ァイルをセットする(ステップS9)。ここで、ホスト
装置20へのCRCエラーの報告はCRCエラーとなっ
たコマンドの終了後に行われる。
【0033】HDC12でのCRCエラー検出はCPU
13に通知される。CPU13は、このCRCエラー検
出に応じてCRCエラー数カウンタ131を更新すると
共に(ステップS10)、CRCエラーフラグ/アクセ
ス範囲レジスタ133にセット(ON)状態のCRCエ
ラーフラグと、CRCエラーとなったコマンドにより指
定されたアクセス範囲を保持する(ステップS11)。
【0034】またCPU13は、CRCエラーの発生の
有無に無関係に、コマンド終了前にデータ転送ブロック
数カウンタ132を更新する(ステップS12)。そし
てCPU13は、コマンド終了後(ステップS13)、
磁気ディスク装置10の電源オフに備えて、CRCエラ
ー数カウンタ131及びデータ転送ブロック数カウンタ
132の両カウント値をEEPROM15に保存する
(ステップS14)。CRCエラー数カウンタ131の
値は、磁気ディスク装置10の出荷後より現時点までの
間に発生した全てのCRCエラーの総数を示し、データ
転送ブロック数カウンタ132の値は、同じく磁気ディ
スク装置10の出荷後より現時点までの間に行われた全
てのデータ転送における転送ブロック数の総数を示し、
後述するようにエラーレートの計算に使用される。
【0035】なお、上記両カウンタ131,132の値
を、EEPROM15に保存する代わりに、他の不揮発
性記憶装置、例えばメディア11の所定領域に保存する
ようにしてもよく、バックアップのためにEEPROM
15とメディア11の両方に保存するようにしてもよ
い。
【0036】さて、ホスト装置20からのコマンド(こ
こではリードコマンド)が上記の例のようにCRCエラ
ー終了した結果、再度ホスト装置20から磁気ディスク
装置10に同じコマンド(リードコマンド)が発行され
たものとする。
【0037】磁気ディスク装置10内のCPU13は、
ホスト装置20からのコマンド(リードコマンド)をH
DC12を介して受け取ると(ステップS1)、当該コ
マンドが、前回のコマンド実行でCRCエラーが発生し
た結果、再度ホスト装置20から発行された前回と同一
のコマンド、つまりリトライのコマンドであるか否かを
次のようにしてチェックする(ステップS2)。
【0038】まずCPU13は、自身が有するCRCエ
ラーフラグ/アクセス範囲レジスタ133中のCRCエ
ラーフラグの状態をチェックして、当該フラグがセット
(ON)状態にあるか否かにより、前回実行したコマン
ドがCRCエラー終了したか否かをチェックする。も
し、CRCエラーフラグがセット状態にあり、したがっ
てCRCエラー終了したと判定した場合には、CPU1
3は上記CRCエラーフラグをクリアして初期化する。
そしてCPU13は、上記ステップS1でホスト装置2
0から受け取ったコマンドの指定するアクセス範囲が、
CRCエラーフラグ/アクセス範囲レジスタ133中の
アクセス範囲に一致するか否かをチェックすることで、
当該コマンドが前回と同一のコマンド(つまりリトライ
のコマンド)であるか否かをチェックする。なお、CR
Cエラーフラグをクリアする動作は、当該フラグの状態
のチェック結果に無関係に行うようにしても構わない。
【0039】CPU13は、ホスト装置20から受け取
ったコマンドの指定するアクセス範囲が前回と同じであ
った場合には、ホスト装置20によるリトライと判定
し、HDC12内の転送速度制御回路123を制御する
ことで、ホストインタフェース30でのデータ転送速度
を変更させると共に、HDC12内の電流制御回路12
2を制御することで、ホストインタフェース30のイン
タフェース信号ラインをドライブする電流(IOL)の
値を変更させる(ステップS3)。
【0040】ここで、データ転送速度の変更ルールは次
の通りである。 (a)現在の転送モードがUltra DMAモード2
(上限転送速度=33MB/sec )であった場合、リー
ドにおいては、磁気ディスク装置(内のHDC12)か
らのタイミングパルスで転送が行われるため、転送速度
制御回路123を制御することで、Ultra DMA
モード1相当の転送速度(つまり25MB/sec を上限
とする転送速度)にする。ここで、転送モードはホスト
装置20により設定されるものであることから、転送モ
ード自体は変更されない(つまりUltra DMAモ
ード2のままである)。これに対してライトの場合は、
ホスト装置20側からのタイミングパルス(クロック)
で転送が行われるため、転送速度制御回路123を制御
することで、Ultra DMAモード1相当の転送速
度になるように磁気ディスク装置10側より転送中の停
止処理を行う。つまり、磁気ディスク装置10側からの
停止処理でホスト装置20側からのタイミングパルス出
力を停止させることで、平均的な転送速度を遅くして、
UltraDMAモード1相当の転送速度となるように
する。
【0041】(b)現在の転送モードがUltra D
MAモード1(上限転送速度=25MB/sec )であっ
た場合、上記(a)と同様にして、Ultra DMA
モード0相当の転送速度(つまり17MB/sec を上限
とする転送速度)とする。
【0042】(c)現在の転送モードがUltra D
MAモード0(上限転送速度=17MB/sec )であっ
た場合、上記(a)と同様にして、通常MAモード相当
の転送速度(つまり16MB/sec を上限とする転送速
度)とする。
【0043】一方、インタフェース信号ラインの電流値
の変更ルールは次の通りである。 (a)現在のIOLが12mAであった場合は8mAに
変更する。 (b)現在のIOLが8mAであった場合は4mAに変
更する。
【0044】CPU13は、データ転送速度とインタフ
ェース信号ラインの電流値の変更設定後、ホスト装置2
0から受け取ったリトライのコマンドで指定されたデー
タ転送をHDC12により行わせる(ステップS4)。
ここでのデータ転送は、前回のコマンド実行時より、デ
ータ転送速度(転送レート)とインタフェース信号ライ
ンの電流値とが下げられた状態で行われるため、前回の
コマンドでエラーした状況を改善することができ、リト
ライのデータ転送での(データ化けによる)データエラ
ー(CRCエラー)の発生を低減できる。
【0045】さて、図1中の磁気ディスク装置10は故
障予測機能(自己診断機能)を有している。この機能
は、磁気ディスク装置10内の故障に関係がありそうな
データをモニターし(調べ)、そのモニター値から磁気
ディスク装置10の故障を予測するものである。モニタ
ー値とは故障予測機能で磁気ディスク装置10が危険な
状態(故障が近いか)か否かを判断するための指標とな
るデータであり、具体的には通電時間、モータの起動/
停止(Start/Stop)回数などである。本実施形態では、
CRCエラーの発生頻度をエラーレートERとして管理
し、このエラーレートERをモニター値の1つとして故
障予測機能に反映するようにしている。
【0046】磁気ディスク装置10の故障予測機能を起
動して、故障予測(自己診断)処理を行わせるために
は、ホスト装置20から磁気ディスク装置10に特定の
コマンド(以下、診断コマンドと称する)を発行すれば
よい。
【0047】以下、ホスト装置20からの診断コマンド
発行時の磁気ディスク装置10の動作を図3のフローチ
ャートを参照して説明する。まず磁気ディスク装置10
内のCPU13は、ホスト装置20により発行された診
断コマンドをHDC12を介して受け取った場合(ステ
ップS21)、CRCエラー数カウンタ131及びデー
タ転送ブロック数カウンタ132の両カウンタを参照す
る(ステップS22)。そしてCPU13は、カウンタ
131及び132の両カウント値、即ち(磁気ディスク
装置10の出荷時から現時点までの)CRCエラー数及
びデータ転送ブロック数からエラーレートERを算出す
る(ステップS23)。
【0048】次にCPU13は、算出したエラーレート
ERを予め定められた基準値(スレッショルド)と比較
する(ステップS24)、ここでの比較には、データ転
送速度(モード)決定用となる3つのスレッショルドT
H10〜TH12(但し、TH10<TH11<TH12)が用い
られる。また、CPU13は、通電時間、モータの起動
/停止回数等のモニター値をもとに磁気ディスク装置1
0の診断(故障予知)を行う。
【0049】次にCPU13は、エラーレートERとス
レッショルドTH10〜TH12との比較結果を含む診断結
果が設定された応答情報(診断コマンドに対する応答情
報)を生成し、HDC12及びホストインタフェース3
0を介してホスト装置20に通知して(ステップS2
5)、診断コマンドを終了する(ステップS26)。
【0050】ホスト装置20は、診断コマンドに対する
磁気ディスク装置10からの応答情報を受け取ると、当
該応答情報中の比較結果に応じて、即ち、ER<TH1
0、TH10≦ER<TH11、TH11≦ER<TH12、ま
たはER≧TH12のいずれであるかに応じて、ホストイ
ンタフェース30での転送モードを決定し、磁気ディス
ク装置10に対して設定する。ここでのホスト装置20
の動作は、磁気ディスク装置10から後述するIDEN
TIFYコマンドを受け取った場合の動作に類似してい
るため、説明を省略する。
【0051】なお、磁気ディスク装置10にてエラーレ
ートERとスレッショルドとの比較を行う代わりに、磁
気ディスク装置10からホスト装置20にエラーレート
ERを含む応答情報を返して、当該ホスト装置20にて
エラーレートERとスレッショルドとの比較を行うよう
にしても構わない。また、磁気ディスク装置10にてエ
ラーレートERとスレッショルドとの比較を行う場合
に、当該スレッショルドの数を例えば1つとし、エラー
レートERがその1つのスレッショルド以上の場合に、
警告を含む応答情報を磁気ディスク装置10からホスト
装置20に返すようにしても構わない。
【0052】さて本実施形態では、磁気ディスク装置1
0の電源投入時と、リセット時には、当該ディスク装置
10(内のCPU13)にて自動的に上記のエラーレー
トERの計算を行い、その計算結果に応じて、ホストイ
ンタフェース30のインタフェース信号ラインの電流値
を変更する操作と、データ転送速度の制限を与える操作
とを行う。この電源投入時、或いはリセット時の動作
(つまり初期化時の動作)について、図4のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0053】CPU13は、磁気ディスク装置10の電
源投入時、或いはリセット時には(ステップS31)、
初期化処理の中で、次のような処理を行う。まずCPU
13は、EEPROM15に保存されている、(磁気デ
ィスク装置10の出荷時から現時点までの)CRCエラ
ー数及びデータ転送ブロック数を、対応するCRCエラ
ー数カウンタ131及びデータ転送ブロック数カウンタ
132にロードする(ステップS32)。そしてCPU
13は、ロードしたCRCエラー数及びデータ転送ブロ
ック数からエラーレートERを算出する(ステップS3
3)。
【0054】CPU13は、エラーレートERを算出す
ると、当該エラーレートERを予め定められた基準値
(スレッショルド)と比較する(ステップS34)。こ
こでの比較には、上記診断コマンド受信時に用いられた
データ転送速度(モード)決定用となる3つのスレッシ
ョルドTH10〜TH12に加えて、ホストインタフェース
30のインタフェース信号ラインの電流値設定(決定)
用となる2つのスレッショルドTH00,TH01(但し、
TH00<TH01)が用いられる。
【0055】CPU13は、算出したエラーレートER
とスレッショルドTH00,TH01との比較結果に応じ
て、ホストインタフェース30のインタフェース信号ラ
インの電流IOLの値を次のように設定する(ステップ
S35)。即ちCPU13は、ERがTH00未満の場合
(ER<TH00)にはIOL=12mAとし、ERがT
H00以上、TH01未満の場合(TH00≦ER<TH01)
にはIOL=8mAとし、ERがTH01以上の場合(E
R≧TH01)にはIOL=4mAとする。
【0056】同様にCPU13は、算出したエラーレー
トERとスレッショルドTH10〜TH12との比較結果に
応じて、磁気ディスク装置10がサポートするデータ転
送速度(データ転送モード)を次のように決定する(ス
テップS6)。即ちCPU13は、ERがTH10未満の
場合(ER<TH10)にはUltra DMAモード2
までをサポート(即ち全転送モードをサポート)するこ
とを決定し、ERがTH10以上、TH11未満の場合(T
H10≦ER<TH11)にはUltra DMAモード1
までをサポートすることを決定する。またCPU13
は、ERがTH11以上、TH12未満の場合(TH11≦E
R<TH12)にはUltra DMAモード0までをサ
ポートすることを決定し、ERがTH12以上の場合(E
R≧TH12)にはUltra DMAモードを禁止する
こと(つまり通常DMAモードだけをサポートするこ
と)を決定する。
【0057】ここで、データ転送モード(DMAモー
ド)の設定は、ホスト装置20により行われる。このた
めCPU13は、自身が決定した転送モード(サポート
する転送モード)を、磁気ディスク装置10の各種パラ
メータ(ディスク容量等)をホスト装置20に通知する
ための特定のコマンド(以下、IDENTIFYコマン
ドと称する)のデータに反映させて、HDC12を介し
てホスト装置20に通知する。これによりホスト装置2
0は、ホストインタフェース30での転送モードを、I
DENTIFYコマンドで通知された転送モードの範囲
内、即ち磁気ディスク装置10がサポートする転送モー
ドの範囲内で設定する。
【0058】このように本実施形態においては、ホスト
装置20によるデータ転送モードの設定を、エラーレー
トERに応じて制限することができる。以上は、磁気デ
ィスク装置に実施した場合について説明したが、本発明
は磁気ディスク装置以外にも、光磁気ディスク装置、フ
ロッピーディスク装置、磁気テープ装置など、ホスト装
置からのリード/ライトコマンド等のデータ転送コマン
ドに従って、当該ホスト装置との間でインタフェースを
介してデータの転送が行われるデータ記憶装置全般に適
用可能である。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、デ
ータ記憶装置とホスト装置との間のインタフェースを介
して行われるデータ転送でデータエラーが発生した場合
に、当該インタフェースでのデータ転送速度、及び上記
インタフェースの電気的な条件の少なくとも一方を変更
することにより、インタフェース上のノイズ等に起因す
るデータエラーをリトライにより回復することができ
る。
【0060】また本発明によれば、データエラーが検出
された回数とインタフェースを介して転送されたブロッ
ク数とを保持・管理し、ホスト装置からの特定コマンド
に応じて、上記データエラー検出回数と転送ブロック数
とからエラーレートを算出して、そのエラーレートを反
映した応答情報をホスト装置に返すことにより、ホスト
装置ではエラーレートに見合った転送速度の設定を行う
ことができ、データエラーの発生頻度を低減することが
できる。
【0061】また本発明によれば、上記のエラーレート
の算出をデータ記憶装置の初期化処理毎に自動的に行
い、そのエラーレートに応じて、インタフェースでのデ
ータ転送速度、及びインタフェースの電気的な条件の少
なくとも一方を変更することにより、インタフェース上
のノイズ等に起因するデータエラーの発生頻度を低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置を
備えたコンピュータシステムの構成を磁気ディスク装置
の内部構成を中心に示すブロック図。
【図2】同実施形態における磁気ディスク装置のリード
/ライト動作を説明するためのフローチャート。
【図3】同実施形態における、ホスト装置からの診断コ
マンド発行時の磁気ディスク装置の動作を説明するため
のフローチャート。
【図4】同実施形態における、電源投入時(或いはリセ
ット時)の磁気ディスク装置の動作を説明するためのフ
ローチャート。
【符号の説明】
10…磁気ディスク装置(データ記憶装置) 11…メディア 12…HDC(データエラー検出手段) 13…CPU(インタフェース条件変更制御手段、エラ
ーレート算出手段、応答手段) 14…ROM 15…EEPROM 20…ホスト装置 30…ホストインタフェース 121…CRC計算回路(巡回冗長検査符号生成手段) 122…電流制御回路 123…転送速度制御回路 131…CRCエラー数カウンタ 132…データ転送ブロック数カウンタ 133…CRCエラーフラグ/アクセス範囲レジスタ
(エラー記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/18 550 G11B 20/18 550Z 552 552Z

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置からのデータ転送コマンドに
    従って、当該ホスト装置との間でインタフェースを介し
    てデータ転送が行われるデータ記憶装置において、 前記インタフェースを介してのデータ転送でデータエラ
    ーが発生したことを検出するためのデータエラー検出手
    段と、 前記データエラー検出手段によるデータエラー検出に応
    じて、前記インタフェースでのデータ転送速度、及び前
    記インタフェースの電気的な条件の少なくとも一方を変
    更制御するインタフェース条件変更制御手段とを具備す
    ることを特徴とするデータ記憶装置。
  2. 【請求項2】 転送データの巡回冗長検査符号を生成す
    る巡回冗長検査符号生成機能を持つホスト装置からのデ
    ータ転送コマンドに従って、当該ホスト装置との間でイ
    ンタフェースを介してデータ転送が行われるデータ記憶
    装置において、 前記ホスト装置との間で転送されるデータの巡回冗長検
    査符号を生成する巡回冗長検査符号生成手段と、 前記インタフェースを介してのデータ転送の終了時に、
    前記ホスト装置により生成された対応する転送データに
    ついての巡回冗長検査符号と、前記巡回冗長検査符号生
    成手段により生成された対応する転送データについての
    巡回冗長検査符号とを比較することにより、前記インタ
    フェース上でデータエラーが発生したことを検出するた
    めのデータエラー検出手段と、 前記データエラー検出手段によるデータエラー検出に応
    じて、前記インタフェースでのデータ転送速度、及び前
    記インタフェースの電気的な条件の少なくとも一方を変
    更制御するインタフェース条件変更制御手段とを具備す
    ることを特徴とするデータ記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記データエラー検出手段によるデータ
    エラー検出時に、その旨を示すエラー情報、及びデータ
    エラーとなったデータ転送コマンドの指定するアクセス
    範囲情報を記憶するためのエラー記憶手段を更に具備
    し、 前記インタフェース条件変更制御手段は、前記ホスト装
    置からのデータ転送コマンドの受信時に、前記エラー記
    憶手段を参照し、データエラー検出を示すエラー情報が
    記憶されると共に、当該コマンドの指定するアクセス範
    囲に一致するアクセス範囲情報が記憶されている場合に
    は、当該コマンドがデータエラーに基づくリトライのた
    めのコマンドであると判断して、前記インタフェースで
    のデータ転送速度、及び前記インタフェースの電気的な
    条件の少なくとも一方を変更制御することを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のデータ記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記インタフェースでのデータ転送速度
    を制御する転送速度制御手段と、 前記インタフェースのインタフェース信号の電流値を制
    御する電流制御手段とを更に具備し、 前記インタフェース条件変更制御手段は、前記インタフ
    ェースでのデータ転送速度を変更する場合には、当該デ
    ータ転送速度が下がる方向に前記転送制御手段を制御
    し、前記インタフェースの電気的な条件を変更する場合
    には、当該インタフェースのインタフェース信号の電流
    値が下がる方向に前記電流制御手段を制御することを特
    徴とする請求項3記載のデータ記憶装置。
  5. 【請求項5】 転送データの巡回冗長検査符号を生成す
    る巡回冗長検査符号生成機能を持つホスト装置からのデ
    ータ転送コマンドに従って、当該ホスト装置との間でイ
    ンタフェースを介してデータ転送が行われるデータ記憶
    装置において、 前記ホスト装置との間で転送されるデータの巡回冗長検
    査符号を生成する巡回冗長検査符号生成手段と、 前記インタフェースを介してのデータ転送の終了時に、
    前記ホスト装置により生成された対応する転送データに
    ついての巡回冗長検査符号と、前記巡回冗長検査符号生
    成手段により生成された対応する転送データについての
    巡回冗長検査符号とを比較することにより、前記インタ
    フェース上でデータエラーが発生したことを検出するた
    めのデータエラー検出手段と、 前記データエラー検出手段によりデータエラーが検出さ
    れた回数をカウントするデータエラー回数カウント手段
    と、 前記インタフェースを介して転送されたブロック数をカ
    ウントする転送ブロック数カウント手段と、 前記ホスト装置からの特定コマンドに応じて、前記デー
    タエラー回数カウント手段のカウント値及び前記転送ブ
    ロック数カウント手段のカウント値からエラーレートを
    算出するエラーレート算出手段と、 前記エラーレート算出手段により算出されたエラーレー
    トを反映する応答情報を前記ホスト装置に返す応答手段
    とを具備することを特徴とするデータ記憶装置。
  6. 【請求項6】 転送データの巡回冗長検査符号を生成す
    る巡回冗長検査符号生成機能を持つホスト装置からのデ
    ータ転送コマンドに従って、当該ホスト装置との間でイ
    ンタフェースを介してデータ転送が行われるデータ記憶
    装置において、 前記ホスト装置との間で転送されるデータの巡回冗長検
    査符号を生成する巡回冗長検査符号生成手段と、 前記インタフェースを介してのデータ転送の終了時に、
    前記ホスト装置により生成された対応する転送データに
    ついての巡回冗長検査符号と、前記巡回冗長検査符号生
    成手段により生成された対応する転送データについての
    巡回冗長検査符号とを比較することにより、前記インタ
    フェース上でデータエラーが発生したことを検出するた
    めのデータエラー検出手段と、 前記データエラー検出手段によりデータエラーが検出さ
    れた回数をカウントするデータエラー回数カウント手段
    と、 前記インタフェースを介して転送されたブロック数をカ
    ウントする転送ブロック数カウント手段と、 初期化処理時に前記データエラー回数カウント手段のカ
    ウント値及び前記転送ブロック数カウント手段のカウン
    ト値からエラーレートを算出するエラーレート算出手段
    と、 前記エラーレート算出手段により算出されたエラーレー
    トに応じて、前記インタフェースでのデータ転送速度、
    及び前記インタフェースの電気的な条件の少なくとも一
    方を変更制御するインタフェース条件変更制御手段とを
    具備することを特徴とするデータ記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記インタフェース条件変更制御手段
    は、前記インタフェースでのデータ転送速度を変更制御
    する場合には、前記インタフェースでの転送モードが変
    更後の転送速度に対応するモードに制限されるように前
    記ホスト装置に通知することを特徴とする請求項6記載
    のデータ記憶装置。
  8. 【請求項8】 ホスト装置からのデータ転送コマンドに
    従って、当該ホスト装置との間でインタフェースを介し
    てデータ転送が行われるデータ記憶装置に適用されるイ
    ンタフェース条件設定方法において、 前記インタフェースを介してのデータ転送でデータエラ
    ーが発生したか否かを判定し、 データエラーが発生したことを検出した場合には、前記
    インタフェースでのデータ転送速度、及び前記インタフ
    ェースの電気的な条件の少なくとも一方を変更制御し、
    前記データ転送速度については当該速度が下がる方向
    に、前記インタフェースの電気的な条件についてはイン
    タフェース信号の電流値が下がる方向に制御することを
    特徴とするインタフェース条件設定方法。
  9. 【請求項9】 ホスト装置からのデータ転送コマンドに
    従って、当該ホスト装置との間でインタフェースを介し
    てデータ転送が行われるデータ記憶装置に適用されるイ
    ンタフェース条件設定方法において、 前記インタフェースを介してのデータ転送でデータエラ
    ーが発生したか否かを前記データ記憶装置にて判定し
    て、データエラーが発生した回数をカウントする一方、
    前記インタフェースを介して転送されたブロック数をカ
    ウントし、 前記データ記憶装置の初期化処理時に、その時点までに
    カウントされているデータエラー回数及び転送ブロック
    数からエラーレートを算出し、 その算出したエラーレートに応じて、前記インタフェー
    スでのデータ転送速度、及び前記インタフェースの電気
    的な条件の少なくとも一方を変更制御するようにしたこ
    とを特徴とするインタフェース条件設定方法。
  10. 【請求項10】 ホスト装置からのデータ転送コマンド
    に従って、当該ホスト装置との間でインタフェースを介
    してデータ転送が行われるデータ記憶装置に適用される
    データ転送方法において、 前記インタフェースを介してのデータ転送でデータエラ
    ーが発生したか否かを判定し、 データエラーが発生したことを検出した場合には、その
    旨を示すエラー情報、及びデータエラーとなったデータ
    転送コマンドの指定するアクセス範囲情報を記憶し、 ホスト装置からのデータ転送コマンドの受信時に、デー
    タエラー検出を示すエラー情報が記憶されると共に、当
    該コマンドの指定するアクセス範囲に一致するアクセス
    範囲情報が記憶されている場合には、当該コマンドがデ
    ータエラーに基づくリトライのためのコマンドであると
    判断して、前記インタフェースでのデータ転送速度、及
    び前記インタフェースの電気的な条件の少なくとも一方
    を変更制御して、前記ホスト装置との間で当該コマンド
    の指定するデータ転送を行うことを特徴とするデータ転
    送方法。
  11. 【請求項11】 ホスト装置からのデータ転送コマンド
    に従って、当該ホスト装置とデータ記憶装置との間でイ
    ンタフェースを介してデータ転送が行われるシステムに
    適用されるインタフェース条件設定方法において、 前記インタフェースを介してのデータ転送でデータエラ
    ーが発生したか否かを前記データ記憶装置にて判定し
    て、データエラーが発生した回数をカウントする一方、
    前記インタフェースを介して転送されたブロック数をカ
    ウントし、 前記データ記憶装置が前記ホスト装置から特定コマンド
    を受け取った場合には、その時点までにカウントされて
    いるデータエラー回数及び転送ブロック数からエラーレ
    ートを算出して、その算出したエラーレートを反映する
    応答情報を前記ホスト装置に返し、 前記ホスト装置では、前記応答情報をもとに前記インタ
    フェース上でのデータ転送速度の上限を決定するデータ
    転送モードを変更設定することを特徴とするインタフェ
    ース条件設定方法。
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