JP2002189540A - 装置電源の節電制御装置および節電制御方法並びに記録媒体 - Google Patents

装置電源の節電制御装置および節電制御方法並びに記録媒体

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JP2002189540A JP2000387839A JP2000387839A JP2002189540A JP 2002189540 A JP2002189540 A JP 2002189540A JP 2000387839 A JP2000387839 A JP 2000387839A JP 2000387839 A JP2000387839 A JP 2000387839A JP 2002189540 A JP2002189540 A JP 2002189540A
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JP2000387839A
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Masaki Utsunomiya
正樹 宇都宮
Masahiko Ito
昌彦 伊藤
Yuji Ishikawa
裕二 石川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複数個の電源を搭載した装置電源
の節電制御装置および節電制御方法並びに記録媒体を提
供する。 【解決手段】 装置の負荷状態を監視し、予め設定され
た判定情報に基づいて、負荷の消費電力が低下した状態
かを判定し、低下した場合は、予め設定された節電モー
ド情報を基に、選択された電源だけを動作させて、消費
電力に見合った電力供給を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個の電源を搭
載した装置電源の節電制御装置および節電制御方法並び
に記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ここで、この発明にかかる以下に示す用
語のここで適用する定義を述べて、その内包する概念を
明確にする。
【0003】電源の電力効率とは電源への入力電力
(W)に対する出力電力(W)の割合(%)を言う。な
お、Wは電力を表す単位のワットの略である。
【0004】電源容量は電源が最大限出力可能な電力値
を言う。
【0005】電源の電力効率、出力電力と消費電力との
関係を図25に示す。図25を説明すると、電源から電
力供給を受ける負荷の消費電力が増加すると、電源の出
力電力は増加し、電源の電力効率は高まる。一方、逆に
消費電力が低下すると出力電力も低下し、電源の電力効
率も低下する。
【0006】ところで、従来、情報機器等の装置は、搭
載される複数の制御基板や機器に合せて電源も複数個の
電源が搭載される。この装置において、機器が待機状態
から稼動状態になると消費電力が増加し、これにつれて
前記のように電源の出力電力も増加し、電源の電力効率
が高まる。一方、機器が稼動状態から待機状態となり、
消費電力が低下すると、出力電力が低下し、電源の電力
効率も低下する。しかし、電力効率が低下した場合で
も、通常複数個の電源全てを動作させ、無駄な電力を消
費していた。
【0007】ここで、図26を基に従来技術の一例とし
て複数個の電源を搭載した装置電源の電力供給動作を説
明すると以下のようになる。
【0008】この装置221は装置電源222、主制御
部225、ハードディスク226から構成される。
【0009】装置電源222は主制御部225、ハード
ディスク226で必要な所定電圧、所定電流の供給を行
う。80ワットの電源容量を持つ電源223、20ワッ
トの電源容量を持つ電源224から構成される。
【0010】主制御部225は装置221全体に関わる
制御を行う。
【0011】ハードディスク226はデータの記憶を行
う記憶装置である。
【0012】ついで、電源の電力供給動作を説明する
と、装置電源222は交流電圧のAC入力を基に電源2
23、電源224を使って主制御部225、ハードディ
スク226に所定電圧、所定電流の電力供給を行ってい
る。ここで、ハードディスク226がデータの書き込み
や読み出しを行って消費電力が大きく装置電源222に
負荷がかかる状態から、データの書き込みや読み出しが
止まると電源223、電源224の出力電力も合せて、
電源223だけでも賄える80ワット未満まで低下す
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の
技術では次のような問題点がある。
【0014】装置電源222は負荷が低下し、出力電力
が低下しても、電源223、電源224をともに動作さ
せるため、電力効率が低下し、したがって、入力電力と
出力電力の差である電力損失が増加し、無駄な電力を消
費するという問題があった。
【0015】そのため、本発明の課題は、以下のとおり
である。
【0016】負荷の状態に応じて余分な電力供給を停止
することで無駄な電力消費をなくすこと。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、本発明では以下の手段を提案した。
【0018】まず、上記課題には、以下の手段を提案し
た。
【0019】複数個の電源を搭載した装置の装置電源に
おいて、
【0020】装置の負荷状態を監視し、予め設定された
判定情報に基づいて、負荷の消費電力が低下した状態か
を判定し、低下した場合は、予め設定された節電モード
情報を基に、選択された電源だけを動作させて、消費電
力に見合った電力供給を行う。
【0021】これにより、装置電源の無駄な電力消費を
なくすことができる。
【0022】前記装置の負荷を監視する手段として、装
置電源、主制御部、または、一つないし複数のデバイス
のいずれかの消費電流と温度とをハード的に監視する手
段を採る。
【0023】ここで、消費電力の高低を判定するのに消
費電流と温度とを監視手段としたのは、負荷の消費電力
が増加する時、例えば装置電源の消費電流と温度も増加
する。したがって、消費電流と温度とを監視すること
で、消費電力の高低を判定できるのである。
【0024】これにより、装置の負荷監視を低コストで
実現可能である。
【0025】前記、予め設定された判定情報としてハー
ド的に固定された情報を使用する。
【0026】これにより、装置の消費電力が高い状態
か、低い状態かの判定処理を簡易にできる。
【0027】前記、予め設定された判定情報が装置内に
記憶させておくソフト的な情報であって、消費電力の時
間的な推移と任意に決めた時間帯毎にその最大消費電力
と照らして設定した最小限必要な電源容量との情報を使
用している。
【0028】これにより、通常、1日の中で時間帯によ
って負荷が変動する装置の稼動率に配慮したきめ細かな
節電制御が行える。
【0029】前記、予め設定された判定情報が、装置内
に記憶させておくソフト的な情報であって、デバイスの
電力消費値を使用している。これにより、装置に搭載の
デバイスの稼動状況に配慮した節電制御が行える。
【0030】装置内に消費電力の時間的な推移と任意に
決めた時間帯毎にその最大消費電力と照らして設定した
最小限必要な電源容量との判定情報、負荷状態としての
消費電力をその計測時刻とともに記憶させる記憶手段、
装置電源の採り得る複数の電源容量が予め定義された電
源情報とを具備した場合に、定期的に消費電力をその計
測時刻とともに記憶手段に記憶するとともに、任意に決
めた時間帯経過毎に、記憶した消費電力の時間的推移
と、その最大消費電力と電源情報に定義された装置電源
の採り得る複数の電源容量とを照らして選択した最小限
必要な電源容量とを判定情報の該当する時間帯の情報に
書き込んで更新を行う。
【0031】これにより、装置の消費電力が低下した状
態か、否かの判定に使用する判定情報の自動更新が行
え、負荷変動が不規則な場合に配慮したきめ細かな節電
制御ができる。
【0032】装置内に複数の任意に決めた時間帯と動作
させる電源の指定とが対で定義された節電モード情報
と、負荷状態としての消費電力をその計測時刻とともに
記憶させる負荷状態記憶域と、装置電源の採り得る複数
の電源容量と各電源容量毎に動作させる電源の指定とが
予め定義された電源情報とを具備した場合に、判定情報
の更新を行った時に、節電モード情報の該当する時間帯
に動作させる電源の指定を、更新した判定情報の電源容
量に一致する電源情報の電源容量と組で定義された動作
させる電源の指定を基に更新する。
【0033】これにより、装置の消費電力が低下した状
態の場合に電源容量の切換えに使用する節電モード情報
の自動更新が行え、負荷変動が不規則な場合に配慮した
きめ細かな節電制御ができる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明は、次に示す実施の形態を
取った。
【0035】図1は本発明の原理構成図である。
【0036】この装置1は装置電源2、主制御部16、
デバイス20から構成される。
【0037】装置電源2は装置1内で必要とされる所定
電圧、所定電流の電力供給を行い、スイッチ3、スイッ
チ4、電源5、電源6、消費電流監視部7、温度監視部
8、省電力制御部9から構成される。
【0038】スイッチ3、スイッチ4は、省電力制御部
9の指示を基にそれぞれ電源5、電源6の投入、切断の
切換えを行う。
【0039】電源5、電源6は交流電圧のAC入力を基
に所定電圧、所定電流の電力供給を行う。
【0040】消費電流監視部7は電源5、電源6の消費
電流を常時監視し、消費電流増減に比例したデータを省
電力制御部9に伝達する。
【0041】なお、消費電流監視部7は内部に消費電流
の低下を判定する判定情報をハードで備えた場合に、消
費電流が多い状態か、低下した状態かの判定結果を省電
力制御部9に通知する。
【0042】温度監視部8は電源5、電源6の温度を常
時監視し、温度増減に比例したデータを省電力制御部9
に伝達する。
【0043】なお、温度監視部8は内部に電源5と電源
6の温度低下を判定する判定情報をハードで備えた場合
に、温度が高い状態か、低下した状態かの判定結果を省
電力制御部9に通知する。
【0044】省電力制御部9は内部に記憶部10を持
ち、記憶部10には、消費電力対応表11、判定情報1
2、節電モード情報13、負荷状態記憶域14、電源情
報15からなる制御に関わるデータが記憶される。
【0045】消費電力対応表11は、消費電流監視部7
と温度監視部8、消費電流監視部17と温度監視部1
9、消費電流監視部21と温度監視部23のいずれかの
組から伝達される消費電流の増減に比例したデータと温
度増減に比例したデータとから消費電力値が算出できる
対応表である。
【0046】判定情報12は、消費電力が低下した状態
を判定するための消費電力閾値であり、消費電力の時間
的な推移と、任意に決めた時間帯毎にその最大消費電力
と対比して電源情報15の電源容量から選択した最小限
必要な装置電源2の電源容量との情報、または、デバイ
スの消費電力値が予め定義される。
【0047】節電モード情報13は、消費電力が低下し
た状態に対応して装置1に搭載の電源の内、どの電源を
動作させるかの指定が予め定義された情報であり、判定
結果、時間帯、またはデバイス消費電力値と対で設定さ
れる。
【0048】負荷状態記憶域14は省電力制御部9から
の指示で負荷状態としての消費電力がその計測時刻とと
もに記憶される領域である。
【0049】電源情報15は複数の判定結果、装置電源
2の採り得る複数の電源容量、またはデバイスの消費電
力値と対で装置電源2のどの一つまたは複数の電源を動
作させるかの指定が事前定義されている情報である。
【0050】省電力制御部9は記憶部10に消費電力が
低下したとの判定結果と対で装置1の電源の内、どの電
源を動作させるかの指定が予め定義された節電モード情
報13を備え、消費電流監視部7と温度監視部8、消費
電流監視部17と温度監視部19、消費電流監視部21
と温度監視部23のいずれかの組から、消費電流が高い
状態か、低下した状態かの判定結果と、温度が高い状態
か、低下した状態かの判定結果とを受ける場合に、十分
短い間隔で定期的に判定結果を読み込み、判定結果が消
費電流が低下状態で、かつ、温度が低下した状態の場合
に、消費電力が低下した状態と判定し、節電モード情報
13の判定結果に対で定義された電源動作指定を基に電
源5、電源6の予め設定された電源だけが動作するよう
に、スイッチ3、スイッチ4の一方を切断する。
【0051】省電力制御部9は、内部に時計を備え、か
つ、記憶部10に消費電力対応表11、消費電力の時間
的な推移と、任意に決めた時間帯毎にその最大消費電力
と対比して電源情報15の電源容量から選定の最小限必
要な装置電源2の電源容量とが設定された判定情報1
2、複数の時間帯と対で装置1の電源の内、どの電源を
動作させるかの指定が予め定義された節電モード情報
13を備え、それぞれ事前定義さ
れる場合に、消費電流監視部7と温度監視部8、消費電
流監視部17と温度監視部19、消費電流監視部21と
温度監視部23のいずれかの組から、それぞれ伝達され
る消費電流増減に比例したデータと、温度増減に比例し
たデータとを定期的に読み込み、消費電力対応表11と
照合して負荷の消費電力値を算出し、判定情報12に設
定された該当する時間帯における最小限必要な電源容量
以下の消費電力値の場合に、消費電力が低下した状態と
判定し、節電モード情報13の該当する時間帯と対で定
義された電源動作指定を基に電源5、電源6の予め設定
された電源だけが動作するように、スイッチ3、スイッ
チ4の一方を切断する。
【0052】省電力制御部9は、記憶部10に消費電力
対応表11、デバイスの消費電力値からなる判定情報1
2、デバイスの消費電力値に対応して装置1の電源の
内、どの電源を動作させるかの指定が予め定義された節
電モード情報13を備え、それぞれ事前定義される場合
に、消費電流監視部21と温度監視部23からそれぞれ
伝達される消費電流増減に比例したデータと、温度増減
に比例したデータとを定期的に読み込み、消費電力対応
表11と照合してデバイス20の消費電力値を算出し、
判定情報12に設定されたデバイスの消費電力値と照合
して、どれかに一致した場合に消費電力が低下した状態
と判定し、節電モード情報13の該当する消費電力値に
対で定義された電源動作指定を基に電源5、電源6の予
め設定された電源だけを動作するように、スイッチ3、
スイッチ4の一方を切断する。
【0053】省電力制御部9は、内部に時計を備え、か
つ、記憶部10に消費電力対応表11、消費電力の時間
的な推移と、任意に決めた時間帯毎にその最大消費電力
と対比して電源情報15に定義された電源容量から選定
の最小限必要な装置電源2の電源容量とが設定された判
定情報12、装置電源2の採り得る複数の電源容量が予
め定義された電源情報15とを備えて、それぞれ事前定
義され、かつ、負荷状態記憶域14を備える場合に、消
費電流監視部7と温度監視部8、消費電流監視部17と
温度監視部19、消費電流監視部21と温度監視部23
のいずれかの組から、それぞれ伝達される消費電流増減
に比例したデータと温度増減に比例したデータとを基に
定期的に取り込み消費電力対応表11と照合して負荷の
消費電力値を算出し、その時刻とともに負荷状態記憶域
14に記憶するとともに、任意に決めた時間帯経過毎
に、負荷状態記憶域14に記憶した消費電力の時間的推
移と、その最大消費電力と対比して電源情報15に定義
された電源容量から選定の最小限必要な装置電源2の電
源容量とを基に判定情報12の該当する時間帯の情報の
更新を行う。
【0054】省電力制御部9は、複数の任意に決めた時
間帯と動作させる電源の指定とが対で定義された節電モ
ード情報13と、負荷状態としての消費電力をその計測
時刻とともに記憶させる負荷状態記憶域14と、装置電
源の採り得る複数の電源容量と各電源容量毎に動作させ
る電源の指定とが予め定義された電源情報15とを具備
し、判定情報12の任意の時間帯における消費電力の時
間的な推移と、その最大消費電力と対比して電源情報1
5に定義された電源容量から選定の最小限必要な装置電
源2の電源容量との更新を行った時に、節電モード情報
13の該当する時間帯に動作させる電源の指定を、更新
した判定情報12の電源容量に一致する電源情報15の
電源容量と組で定義された動作させる電源の指定を基に
更新する。
【0055】主制御部16は消費電流監視部17、CP
U18、温度監視部19から構成され、装置1全体に関
わる制御を行う。
【0056】消費電流監視部17はCPU18の消費電
流を常時監視し、消費電流増減に比例したデータを省電
力制御部9に伝達する。
【0057】なお、消費電流監視部17は内部に消費電
流の低下を判定する判定情報をハードで備えた場合に、
CPU18の消費電流が多い状態か、低下した状態かの
判定結果を省電力制御部9に通知する。
【0058】CPU18は中央処理装置である。
【0059】温度監視部19はCPU18の温度を常時
監視し、温度増減に比例したデータを省電力制御部9に
伝達する。
【0060】なお、温度監視部19は内部にCPU18
の温度低下を判定する判定情報をハードで備えた場合
に、温度が高い状態か、低下した状態かの判定結果を省
電力制御部9に通知する。
【0061】デバイス20は消費電流監視部21、発熱
部22、温度監視部23から構成され、入力や出力を行
う。
【0062】なお、この装置1ではデバイスの数をデバ
イス20の一つだけとしたが、本発明では複数デバイス
の負荷状態を監視しての装置電源の節電制御が可能であ
る。
【0063】消費電流監視部21は発熱部22の消費電
流を常時監視し、消費電流増減に比例したデータを省電
力制御部9に伝達する。
【0064】なお、消費電流監視部21は内部に消費電
流の低下を判定する判定情報をハードで備えた場合に、
発熱部22の消費電流が多い状態か、低下した状態かの
判定結果を省電力制御部9に通知する。
【0065】発熱部22はデバイス20の中で特に顕著
に発熱する部分を指す。
【0066】温度監視部23は発熱部22の温度を常時
監視し、温度増減に比例したデータを省電力制御部9に
伝達する。
【0067】なお、温度監視部23は内部に発熱部22
の温度低下を判定する判定情報をハードで備えた場合
に、温度が高い状態か、低下した状態かの判定結果を省
電力制御部9に通知する。
【0068】ついで、図1の構成図を基に装置1の負荷
状態を監視し、消費電力が低下した状態と判別した場合
に、その低下した消費電力に合せて、余分な電力供給を
停止させるようにした処理を、装置1の負荷の監視手段
としてCPU18の消費電流と温度とを消費電流監視部
17と温度監視部19とで監視し、かつ、消費電力が低
下した状態の判定を行った場合で説明すると以下のよう
になる。
【0069】節電モード情報13には予め消費電力が低
下した状態との判定結果に対比して装置電源2のどの電
源を動作させるか指定を設定しておく。
【0070】CPU18の消費電流と温度は、消費電流
監視部17と温度監視部19とで常時監視しており、消
費電流監視部17では、消費電流の低下を内部に持つハ
ードを使用した判定情報との照合で判定し、また、温度
監視部19では、温度の低下を内部に持つハードを使用
した判定情報との照合で判定し、ともに判定結果を省電
力制御部9に通知する。
【0071】省電力制御部9では消費電流監視部17と
温度監視部19から、それぞれ消費電流の低下、温度の
低下を通知された場合に消費電力が低下したと判定し
て、節電モード情報13に消費電力が低下した状態との
判定結果と対で事前定義された電源動作指定を基に、選
択された電源以外の電源動作を停止するようスイッチ
3、スイッチ4を切換える。
【0072】これにより、装置電源2の無駄な電力消費
をなくせるとともに、消費電力が低下したかの判定手段
を低コストで実現可能である。
【0073】また、図1の構成図を基に装置1の負荷状
態を監視し、消費電力が低下した状態と判別した場合
に、その低下した消費電力に合わせて、余分な電力供給
を停止させるようにした処理を、装置負荷の監視手段と
して装置電源2の消費電流と温度とを消費電流監視部7
と温度監視部8とで監視し、消費電力が低下したことの
判定を判定情報12との比較で行った場合で説明すると
以下のようになる。
【0074】判定情報12には予め消費電力の時間的な
推移と、任意に決めた時間帯毎にその最大消費電力と対
比して電源情報15に定義された電源容量から選定の最
小限必要な装置電源2の電源容量とを設定しておく。ま
た、節電モード情報13には、複数の時間帯と対でどの
電源を動作させるかの電源動作指定を予め設定してお
く。
【0075】電源5と電源6の消費電流と温度は、消費
電流監視部7と温度監視部8とで常時監視しており、消
費電流監視部7では、消費電流の変動を、温度監視部8
は温度の変動をそれぞれハードを使って数値データで省
電力制御部9に通知し、省電力制御部9では、通知され
た消費電流と温度に関わる変動データを事前定義の消費
電力対応表11と照らして消費電力値を算出し、判定情
報12の該当する時間帯における電源容量以下の消費電
力の場合に、消費電力が低下した状態と判定し、節電モ
ード情報13に該当する時間帯と対で事前定義された電
源動作指定を基に、選択された電源以外の電源動作を停
止するようスイッチ3、スイッチ4を切換える。
【0076】これにより、装置電源2の無駄な電力消費
をなくせるとともに、通常、1日の中で時間帯によって
負荷が変動する装置の稼動率に配慮したきめ細かな節電
制御が行える。
【0077】また、図1の構成図を基にデバイスの消費
電力値に合せて、余分な電力供給を停止させるようにし
た処理を説明すると以下のようになる。
【0078】判定情報12にはデバイスの消費電力が低
下した場合の消費電力値を、また、節電モード情報13
には、デバイスの消費電力が低下した場合の消費電力値
と対で、どの電源を動作させるかの電源動作指定を予め
設定しておく。
【0079】デバイス20の発熱部22の消費電流と温
度は、消費電流監視部21と温度監視部23とで常時監
視しており、消費電流監視部21では、消費電流の変動
を、温度監視部23は温度の変動をそれぞれ数値データ
で省電力制御部9に通知し、省電力制御部9では両方の
変動値を事前定義の消費電力対応表11と照らして消費
電力値を求め、その消費電力値が判定情報12に設定の消
費電力値の場合に、消費電力が低下した状態と判定し、
節電モード情報13の該当する消費電力値に対で設定さ
れた電源動作指定を基に、選択された電源以外の電源動
作を停止するようスイッチ3、スイッチ4を切換える。
【0080】これにより、装置電源2の無駄な電力消費
をなくせるとともに、デバイスの稼動状態に配慮したき
め細かな節電制御が行える。
【0081】また、図1の構成図を基に負荷状態記憶域
14を備えた場合に、そのデータを基に予め設定した判
定情報12を更新可能とした処理を装置負荷の監視手段
として消費電流監視部7と温度監視部8とを使った場合
で説明すると以下のようになる。
【0082】判定情報12には予め消費電力の時間的な
推移と、任意に決めた時間帯毎にその最大消費電力と対
比して電源情報15に定義された電源容量から選定の最
小限必要な装置電源2の電源容量とを設定しておく。
【0083】電源5と電源6の消費電流と温度は、消費
電流監視部7と温度監視部8とで常時監視しており、消
費電流監視部7では、消費電流の変動を、温度監視部8
は温度の変動をそれぞれハードを使って数値データで省
電力制御部9に定期的に通知し、省電力制御部9では両
方の変動値を事前定義の消費電力対応表11と照らして
消費電力値を求め、その消費電力と計測時刻とを消費電
力の時間的な推移として負荷状態記憶域14に記憶す
る。
【0084】更に任意の時間帯経過毎にその消費電力の
時間的な推移と、最大消費電力と対比して電源情報15
に定義された電源容量から選定の最小限必要な装置電源
2の電源容量とを判定情報12の該当する時間帯の情報
として書き込む。
【0085】これにより、判定情報の自動更新が行え、
装置の負荷変動が不規則な場合に配慮したきめ細かな節
電制御が行える。
【0086】また、図1の構成図を基に負荷状態記憶域
14を備えた場合に、そのデータを基に予め設定した判
定情報12を更新するだけでなく、節電モード情報13
をも更新可能とした処理を装置負荷の監視手段として消
費電流監視部7と温度監視部8とを使った場合で説明す
ると以下のようになる。なお、判定情報12を更新する
までの処理は先に説明済のため、ここでは省略する。
【0087】省電力制御部9では判定情報12の更新し
た時間帯に一致する節電モード情報13の時間帯の電源
動作指定を、更新した判定情報12の電源容量に一致す
る電源情報15の電源容量に組で定義の電源動作指定を
使って書き換え更新する。
【0088】これにより、節電モード情報13の自動更
新が行え、装置の負荷変動が不規則な場合に配慮したき
め細かな節電制御が行える。
【0089】また、複数個の電源を搭載した装置電源に
おいて、節電制御を実現させるための下記機能を実現す
るためのプログラムをコンピュータ読取り可能な適切な
種々のプログラム記録媒体に記録する。
【0090】装置1の負荷状態を監視し、予め設定され
た判定情報に基づいて、消費電力が低下した状態かを判
定し、低下した場合は、予め設定された節電モード情報
13を基に選択された電源だけを動作させる機能。
【0091】
【実施例】この発明による代表的な実施例を以下に説明
する。なお、以下において、同じ箇所は同一の符号を付
してあり、詳細な説明を省略することがある。
【0092】図2は本発明の一実施例の装置電源の節電
制御装置の構成図である。
【0093】この装置31は装置電源32、主制御部4
1、ハードディスク45から構成される。
【0094】装置電源32は装置31内で必要とされる
所定電圧、所定電流の電力供給を行い、スイッチ33、
スイッチ34、電源35、電源36、省電力制御部37
から構成される。
【0095】スイッチ33、スイッチ34は、省電力制
御部37の指示を基にそれぞれ、電源35、電源36の
投入、切断の切換えを行う。
【0096】電源35、電源36は交流電圧のAC入力
を基に所定電圧、所定電流の電力供給を行い、それぞれ
80ワット、20ワットの電源容量を備える。
【0097】省電力制御部37は内部に記憶部38を持
ち、記憶部38には、節電モード情報39、電源情報4
0からなる制御に関わるデータが記憶される。
【0098】節電モード情報39は、消費電力が低下し
た状態との判定結果と対で装置31に搭載の電源の内、
どの電源を動作させるかが予め定義された情報である。
【0099】ここで、節電モード情報39の1例を示す
と図3のようになる。
【0100】図3の節電モード情報39は消費電流監視
部42と温度監視部44の判定結果と対で電源スイッチ
の指定が定義されており、判定結果がともに1の場合、
つまり消費電力が低下した状態の時、スイッチ33のみ
を投入、すなわち電源35のみを投入することを表して
いる。
【0101】電源情報40は判定結果に対比してどの一
つまたは複数の電源を動作させるかが事前定義され、か
つ、現時点の電源がどのような電源スイッチの指定に合
せて動作しているかが設定されている情報である。
【0102】ここで、電源情報40の1例を示すと図4
のようになる。
【0103】図4の電源情報40は判定結果、電源スイ
ッチ、電源設定が組みで事前定義され、判定結果は消費
電流監視部42、温度監視部44の採り得る判定結果、
電源スイッチはスイッチ33、スイッチ34の投入、切
断の指定、電源設定は現時点の電源を動作させている電
源スイッチの指定と合致する組に1が設定される。図4
の例では現時点の電源は電源35、電源36がともに動
作中、つまり100ワットの電源容量であることを表し
ている。
【0104】省電力制御部37は消費電流監視部42、
温度監視部44の出力を定期的に取り込み、出力がとも
に1となった場合に消費電力が低い状態、それ以外の出
力の場合は消費電力が高い状態と判定し、消費電力が低
い状態の場合に、節電モード情報39の判定結果に対で
定義の電源スイッチの指定を基に電源35のみ動作さ
せ、消費電力が高い状態の場合に、電源情報40の対応
する判定結果に対で定義の電源スイッチの指定を基に、
電源35、電源36の両方を動作させる。
【0105】主制御部41は装置31全体に関わる制御
を行い、内部に消費電流監視部42、中央処理装置のC
PU43、温度監視部44を持つ。
【0106】消費電流監視部42はCPU43の消費電
流を常時監視し、内部に消費電流の低下を判定する判定
情報をハードで備えて、消費電流が多い状態か、低下し
た状態かの判定結果を省電力制御部37に通知する。
【0107】温度監視部44はCPU43の温度を常時
監視し、内部に温度の低下を判定する判定情報をハード
で備えて、温度が高い状態か、低下した状態かの判定結
果を省電力制御部37に通知する。
【0108】ここで、消費電流監視部42の1例を図5
に、温度監視部44の1例を図6に示すとともに、それ
ぞれ動作を説明すると以下のようになる。
【0109】消費電流監視部42での監視と高低判定の
動作は、CPU43への電源ラインに電流検出抵抗61
を挿入し消費電流の増大にともなう電圧降下を検出す
る。
【0110】検出した電圧は、差動アンプ62を介して
コンパレータ64を通して、あらかじめ消費電流が高い
状態の閾値として定めたCPU43の消費電流に対応す
る電圧降下値となった時にコンパレータ64の出力が0
となるよう設定した基準電圧63との比較により、消費
電流が多い状態かを判定する。
【0111】また、温度監視部44での監視と高低判定
の動作は、CPU43の近傍に温度検出器のサーミスタ
65を実装し、CPU43の消費電流増大に伴なう温度
上昇を電圧の変動として検出する。
【0112】検出した電圧をコンパレータ67を通し
て、あらかじめ温度が高い状態の閾値として定めたCP
U43の温度に対応する電圧変動値となった時にコンパ
レータ67の出力が0となるよう設定した基準電圧66
との比較により、温度が高い状態かを判定する。
【0113】ハードディスク45はデータの記憶を行
う。
【0114】ついで、図2、図3、図4、図5、図6の
構成図と図7のフローチャートとを基に装置31の負荷
状態を監視し、ハードで備えた判定情報に基づいて、負
荷の消費電力が低下した状態かを判定し、低下した場合
は、予め設定された節電モード情報39を基に、選択さ
れた電源だけを動作させて、消費電力に合せて、余分な
電力供給を停止させるようにした処理を説明すると以下
のようになる。
【0115】なお、予め、節電モード情報39、電源情
報40とをそれぞれ図3、図4のように設定しておく。
【0116】ステップST01:省電力制御部37はオ
ペレータが装置31の電源投入操作を行うと、スイッチ
33、スイッチ34に指示して、電源35、電源36を
ともに投入する。
【0117】ステップST02:省電力制御部37はオ
ペレータが装置31の電源を切断操作した場合に、ステ
ップST03の処理に進み、電源切断操作をしない場合
はステップST04の処理に分岐する。
【0118】ステップST03:省電力制御部37はス
イッチ33、スイッチ34に指示して電源35、電源3
6をともに切断し、処理を終える。
【0119】ステップST04:省電力制御部37は消
費電流監視部42の出力が1の場合にステップST05
の処理に進み、0の場合はステップST02の処理に戻
る。
【0120】ステップST05:省電力制御部37は温
度監視部44の出力が1の場合にステップST06の処
理に進み、0の場合はステップST02の処理に戻る。
【0121】ステップST06:省電力制御部37は判
定結果から消費電力が低下した状態と判別し、節電モー
ド情報39の一致する判定結果に対で定義された電源ス
イッチの指定に合わせてスイッチ33、スイッチ34を
操作し、電源容量80ワットへの切換えを行い、消費電
力が低下した状態に合わせた電力出力を行う。
【0122】ステップST07:省電力制御部37はオ
ペレータが装置31の電源切断の操作をした場合に、ス
テップST03の処理に戻り、電源切断の操作がなかっ
た場合にステップST08の処理に分岐する。
【0123】ステップST08:省電力制御部37は消
費電流監視部42の出力が0の場合にステップST09
の処理に進み、1の場合はステップST07の処理に戻
る。
【0124】ステップST09:省電力制御部37は判
定結果から消費電力が高い状態と判別し、電源情報40
の一致する判定結果に対で定義された電源スイッチの指
定に合わせてスイッチ33、スイッチ34を操作し、電
源容量100ワットへの切換えを行い、消費電力が高い
状態に合わせた電力出力を行う。しかるのちステップS
T02の処理に戻る。
【0125】なお、ここで、消費電力が高い状態の判定
を消費電流監視部42の出力のみで行っているのは、急
激な消費電力増加に対応した電源容量切換えを迅速に行
うためである。
【0126】また、図8は本発明のその他の一実施例の
装置電源の節電制御装置の構成図である。
【0127】この装置81は装置電源82、主制御部9
7、ハードディスク98から構成される。
【0128】装置電源82は装置81内で必要とされる
所定電圧、所定電流の電力供給を行い、スイッチ83、
スイッチ84、スイッチ85、電源86、電源87、電
源88、消費電流監視部89、温度監視部90、省電力
制御部91から構成される。
【0129】スイッチ83、スイッチ84、スイッチ8
5は、省電力制御部91の指示を基にそれぞれ、電源8
6、電源87、電源88の投入、切断の切換えを行う。
【0130】電源86、電源87、電源88は交流電圧
のAC入力を基に所定電圧、所定電流の電力供給を行
い、それぞれ40ワット、40ワット、20ワットの電
源容量を備える。
【0131】消費電流監視部89は電源86、電源8
7、電源88の消費電流を常時監視し、消費電流の増減
に伴う電圧降下値を省電力制御部91に通知する。
【0132】温度監視部90は電源86、電源87、電
源88の温度を常時監視し、温度の増減に伴う電圧変動
値を省電力制御部91に通知する。
【0133】ここで、消費電流監視部89の1例を図9
に、温度監視部90の1例を図10に示すとともに、そ
れぞれ動作を説明すると以下のようになる。
【0134】消費電流監視部89での監視の動作は、電
源86、電源87、電源88への電源ラインに電流検出
抵抗101を挿入し消費電流の増大にともなう電圧降下
を検出する。
【0135】検出した電圧は、差動アンプ103を介し
てAD変換器104により、数ビットのデジタル情報と
して省電力制御部91に通知する。
【0136】また、温度監視部90での監視の動作は、
電源86、電源87、電源88の近傍に温度検出器のサ
ーミスタ105を実装し、電源86、電源87、電源8
8の消費電流増大に伴なう温度上昇を電圧の変動として
検出する。
【0137】検出した電圧をAD変換器106により、
数ビットのデジタル情報として省電力制御部91に通知
する。
【0138】省電力制御部91は内部に記憶部92を持
ち、記憶部92には、消費電力対応表93、判定情報9
4、節電モード情報95、電源情報96からなる制御に
関わるデータが記憶される。
【0139】消費電力対応表93は、消費電流監視部8
9と温度監視部90から伝達される消費電流の増減に比
例した電圧降下値と温度増減に比例した電圧変動値とか
ら消費電力値が算出できる対応表である。
【0140】ここで、消費電力対応表93の1例を示す
と図11のようになる。電圧降下値、電圧変動値と組で
対応する消費電力が定義されており、消費電流監視部8
9から通知される電圧降下値、温度監視部90から通知
される電圧変動値とをこの対応表と照合させることで、
対応する消費電力値が算出できる。
【0141】判定情報94は、消費電力が低下した状態
を判定するための消費電力閾値であり、消費電力の時間
的な推移と、任意に決めた時間帯毎にその最大消費電力
と対比して電源情報96の電源容量から選定の最小限必
要な装置電源82の電源容量とが予め定義される。
【0142】ここで、判定情報94の1例を示すと図1
2のようになり、予め定義される。横軸が計測時刻、縦
軸が装置電源82の消費電力と電源容量とを兼ねてお
り、折れ線グラフ122は消費電力の時間的な推移を表
し、縦の棒グラフ121は時間帯毎の消費電力の最大値
と対比して電源情報96の電源容量から選定の最小限必
要な装置電源82の電源容量を表す。
【0143】節電モード情報95は、消費電力が低下し
た状態に対応して、装置81に搭載の電源の内、どの一
つまたは複数の電源を動作させるかが予め定義された情
報である。
【0144】ここで、節電モード情報95の1例を示す
と図13のようになる。
【0145】図13の節電モード情報95は時間帯と電
源スイッチの指定が対で事前に定義される。
【0146】電源情報96は装置電源82の採り得る電
源容量に対比してどの一つまたは複数の電源が投入され
るかが事前定義され、かつ、現時点の電源がどのような
電源スイッチの指定に合せて動作しているかが設定され
ている情報である。
【0147】ここで、電源情報96の1例を示すと図1
4のようになる。
【0148】図14の電源情報96は電源容量、電源ス
イッチ、電源設定が組みで事前定義され、電源容量は装
置電源82の採り得る電源容量、電源スイッチはどの一
つまたは複数の電源を投入するかのスイッチの指定、電
源設定は現時点の電源を動作させている電源スイッチの
指定と合致する組に1が設定される。
【0149】図14の例では例えば、先頭の電源容量1
00ワットの場合に、電源スイッチのスイッチ83、ス
イッチ84、スイッチ85が投入されることを示す。ま
た、現時点の電源は電源86、電源87、電源88が動
作中で合せて100ワットの電源容量であることを表し
ている。
【0150】省電力制御部91は、内部に時計を備え、
消費電流監視部89と温度監視部90からそれぞれ伝達
される消費電流増減に比例した電圧降下値と、温度増減
に比例した電圧変動値とを定期的に読み込み、判定情報
94に設定された該当する時間帯における電源容量が装
置電源82の最大電源容量でない場合に、消費電力対応
表93と照合して負荷の消費電力値を算出し、判定情報
94に設定された該当する時間帯における電源容量以下
の消費電力値の場合に、消費電力が低下した状態と判定
し、節電モード情報95の該当する時間帯の電源スイッ
チの指定を基に電源86、電源87、電源88の予め設
定された電源だけが動作するように、スイッチ83、ス
イッチ84、スイッチ85を操作し、それ以外の判定結
果の場合に消費電力が高い状態と判定し、算出された消
費電力値に最小限必要な電源容量を電源情報96の電源
容量から選択し、組で定義の電源スイッチの指定に合せ
てスイッチ83、スイッチ84、スイッチ85を操作す
る。
【0151】主制御部97は装置81全体に関わる制御
を行う。
【0152】ハードディスク98はデータの記憶を行
う。
【0153】ついで、図8、図9、図10、図11、図
12、図13、図14の構成図と図15のフローチャー
トとを基に装置81の負荷状態として電源86、電源8
7、電源88を監視し、負荷の消費電力値を算出して、
判定情報94を基に、負荷の消費電力が低下した状態か
を判定し、低下した場合は、予め設定された節電モード
情報95を基に、選択された電源だけを動作させて、消
費電力に合せて、余分な電力供給を停止させるようにし
た処理を説明すると以下のようになる。
【0154】なお、予め、消費電力対応表93、判定情
報94、節電モード情報95、電源情報96をそれぞれ
図11、図12、図13、図14のように設定してお
く。
【0155】ステップST21:省電力制御部91はオ
ペレータが装置81の電源投入操作を行うと、スイッチ
83、スイッチ84、スイッチ85に指示して、電源8
6、電源87、電源88をともに投入する。
【0156】ステップST22:省電力制御部91はオ
ペレータが装置81の電源を切断操作した場合に、ステ
ップST23の処理に進み、電源切断操作をしない場合
はステップST24の処理に分岐する。
【0157】ステップST23:省電力制御部91はス
イッチ83、スイッチ84、スイッチ85に指示して電
源86、電源87、電源88をともに切断し、処理を終
える。
【0158】ステップST24:省電力制御部91は消
費電流監視部89、温度監視部90の出力を取り込み、
消費電力対応表93の電圧降下値と電圧変動値とに一致
する負荷の消費電力値を算出する。
【0159】ステップST25:省電力制御部91は内
部に持つ時計を参照し、予め定めた一定時間おきの消費
電力低下状態かの確認時刻でかつ、判定情報94の該当
する時間帯の電源容量が装置電源82の最大電源容量で
ない場合はステップST26の処理に進み、そうでなけ
ればステップST29の処理に進む。
【0160】ここで、消費電力低下状態かの確認を一定
時間置きとしたのは、消費電力低下状態を察知して、頻
繁に使用電源の切換えを行うと、電源が一般的に持つ特
性上、投入時に一時的に消費電流が増加し、その分電力
損失となって、節電効果を損なうためである。
【0161】ステップST26:省電力制御部91は負
荷の消費電力値と判定情報94の該当する時間帯の電源
容量とを対比し、該当する時間帯の電源容量以下の場合
に、ステップST27に進む。該当する時間帯の電源容
量を超える場合はステップST29の処理に分岐する。
【0162】ステップST27:省電力制御部91は判
定情報94の該当する時間帯の電源容量と現時点の電源
の電源スイッチの指定を示す電源情報96の電源設定に
1が設定された組に定義された電源容量とを照合し、不
一致の場合にステップST28の処理に進み、一致する
場合はステップST22の処理に戻る。
【0163】ステップST28:省電力制御部91は節
電モード情報95の該当する時間帯に対で定義された電
源スイッチの指定に合わせてスイッチ83、スイッチ8
4、スイッチ85を操作し、電源容量の切換えを行っ
て、消費電力が低下した状態に合わせて余分な電力供給
を停止し、その後、電源情報96の電源設定で1と書か
れた位置を電源容量の切換えに合せた位置に書き換え
る。しかるのち、ステップST22に戻る。
【0164】ステップST29:省電力制御部91は負
荷の消費電力値と現時点の電源の電源スイッチの指定を
示す電源情報96の電源設定に1が設定された組に定義
された電源容量とを対比し、負荷の消費電力値が上回
り、電力供給不足と判別した場合に、ステップST30
に進み、電力供給不足でない場合はステップST22に
戻る。
【0165】ステップST30:省電力制御部 91
は電源情報96の電源容量から負荷の消費電力値を上廻
る最小の電源容量を探し、その電源容量と組で設定され
た電源スイッチの指定に合せてスイッチ83、スイッチ
84、スイッチ85に指示し、電源容量の切換えを行
い、その後、電源情報96の電源設定で1と書かれた位
置を電源容量の切換えに合せた位置に書き換える。しか
るのち、ステップST22に戻る。
【0166】また、図16は本発明のその他の一実施例
の装置電源の節電制御装置の構成図である。
【0167】この装置131は装置電源132、主制御
部145、ディスプレイ146、ハードディスク150
から構成される。
【0168】装置電源132は装置131内で必要とさ
れる所定電圧、所定電流の電力供給を行い、スイッチ1
33、スイッチ134、スイッチ135、電源136、
電源137、電源138、省電力制御部139から構成
される。
【0169】スイッチ133、スイッチ134、スイッ
チ135は、省電力制御部139の指示を基にそれぞ
れ、電源136、電源137、電源138の投入、切断
の切換えを行う。
【0170】電源136、電源137、電源138は交
流電圧のAC入力を基に所定電圧、所定電流の電力供給
を行い、それぞれ40ワット、40ワット、20ワット
の電源容量を備える。
【0171】省電力制御部139は内部に記憶部140
を持ち、記憶部140には、消費電力対応表141、判
定情報142、節電モード情報143、電源情報144
からなる制御に関わるデータが記憶される。
【0172】消費電力対応表141は、ディスプレイ1
46の消費電流監視部147と温度監視部149から伝
達される電圧降下値と電圧変動値、ハードディスク15
0の消費電流監視部151と温度監視部153から伝達
される電圧降下値と電圧変動値からそれぞれの消費電力
値が算出できる対応表である。
【0173】ここで、消費電力対応表141の1例を示
すと図17のようになる。デバイス別に電圧降下値、電
圧変動値と組で対応する消費電力値が定義されており、
消費電流監視部147と温度監視部149から伝達され
る電圧降下値と電圧変動値、消費電流監視部151と温
度監視部153から伝達される電圧降下値と電圧変動値
に対応する消費電力値が事前定義される。
【0174】判定情報142は、消費電力が低下した状
態を判定するための消費電力閾値であり、デバイスのど
れかが消費電力が低下した状態の場合のデバイスの各消
費電力値が設定される。
【0175】ここで、判定情報142の1例を示すと図
18のようになり、ディスプレイ146、ハードディス
ク150のどれか一つまたは両方が消費電力が低下した
状態の場合の消費電力組み合わせが判定情報142に設
定される。
【0176】節電モード情報143は、デバイスの消費
電力が低下した場合に、対応して装置131に搭載の電
源の内、どの一つまたは複数の電源を動作させるかの指
定が予め定義された情報である。
【0177】ここで、節電モード情報143の1例を示
すと図19のようになる。
【0178】図19の節電モード情報143はデバイス
の各消費電力値と電源スイッチの指定が対で事前に定義
される。
【0179】電源情報144はデバイスの採り得る消費
電力値に対応してどの一つまたは複数の電源が投入され
るかの指定が事前定義され、かつ、現時点の電源がどの
ような電源スイッチの指定に合せて動作しているかが設
定されている情報である。
【0180】ここで、電源情報144の1例を示すと図
20のようになる。
【0181】図20の電源情報144はデバイスの各消
費電力値、電源スイッチ、電源設定が組みで事前定義さ
れ、デバイスの各消費電力値はデバイスの採り得る消費
電力、電源スイッチはどの一つまたは複数の電源を投入
するかのスイッチの指定、電源設定は現時点の電源の電
源スイッチの指定に合致する箇所に1が設定され、それ
以外の箇所は0が設定される。図20の例では現時点の
電源は電源136、電源137、電源138が動作中
で、電源容量は合せて100ワットであることを表して
いる。
【0182】省電力制御部139は、消費電流監視部1
47と温度監視部149、消費電流監視部151と温度
監視部153からそれぞれ伝達される消費電流増減に比
例した電圧降下値と、温度増減に比例した電圧変動値と
を定期的に読み込み、消費電力対応表141と照合して
ディスプレイ146、ハードディスク150の消費電力
値を算出し、判定情報142に設定された消費電力値と
照合して、どれかが一致した場合に消費電力が低下した
状態と判定し、節電モード情報143の該当する消費電
力値に対で定義の電源スイッチの指定を基に電源13
6、電源137、電源138の予め設定された電源だけ
を動作するように、スイッチ133、スイッチ134、
スイッチ135を操作し、それ以外の判定結果の場合に
消費電力が高い状態と判定し、電源情報144のデバイ
スの消費電力値と一致する電源スイッチの指定を基にス
イッチ133、スイッチ134、スイッチ135を操作
して電源容量の切換えを行う。
【0183】主制御部145は装置131全体に関わる
制御を行う。
【0184】ディスプレイ146はメッセージ表示を行
う。内部に消費電流監視部147、温度監視部149、
各種メッセージを表示し、発熱が特に大きい表示部14
8を持つ。
【0185】消費電流監視部147は表示部148の消
費電流を常時監視し、消費電流の増減に伴う電圧降下値
を省電力制御部139に通知する。
【0186】温度監視部149は表示部148の温度を
常時監視し、温度の増減に伴う電圧変動値を省電力制御
部139に通知する。
【0187】ハードディスク150はデータの記憶を行
う。内部に消費電流監視部151、データの書き込みや
読み込みを行うための磁気ヘッドの駆動を行い、発熱の
特に大きい駆動部152、温度監視部153を持つ。
【0188】消費電流監視部151は駆動部152の消
費電流を常時監視し、消費電流の増減に伴う電圧降下値
を省電力制御部139に通知する。
【0189】温度監視部153は駆動部152の温度を
常時監視し、温度の増減に伴う電圧変動値を省電力制御
部139に通知する。
【0190】ついで、図16、図17、図18、図1
9、図20の構成図と図21のフローチャートとを基に
装置131の負荷状態としてディスプレイ146、ハー
ドディスク150を監視し、それぞれの消費電力値を算
出して、判定情報142を基に、負荷の消費電力が低下
した状態かを判定し、低下した状態の場合は、予め設定
された節電モード情報143を基に、動作させる電源の
切換えを行って、消費電力に合せて余分な電力供給を停
止させるようにした処理を説明すると以下のようにな
る。
【0191】なお、予め、消費電力対応表141、判定
情報142、節電モード情報143、電源情報144を
それぞれ図17、図18、図19、図20のように設定
しておく。
【0192】ステップST41:省電力制御部139は
オペレータが装置131の電源投入操作を行うと、スイ
ッチ133、スイッチ134、スイッチ135に指示し
て、電源136、電源137、電源138をともに投入
する。
【0193】ステップST42:省電力制御部139は
オペレータが装置131の電源を切断操作した場合に、
ステップST43の処理に進み、電源切断操作をしない
場合はステップST44の処理に分岐する。
【0194】ステップST43:省電力制御部139は
スイッチ133、スイッチ134、スイッチ135に指
示して電源136、電源137、電源138をともに切
断し、処理を終える。
【0195】ステップST44:省電力制御部139は
消費電流監視部147、温度監視部149、消費電流監
視部151、温度監視部153の出力を取り込み、消費
電力対応表141の電圧降下値と電圧変動値と照合して
一致する消費電力値からディスプレイ146、ハードデ
ィスク150の消費電力値を算出する。
【0196】ステップST45:省電力制御部139は
内部に持つ時計を参照し、予め定めた一定時間おきの消
費電力低下状態かの確認時刻の場合はステップST46
の処理に進み、確認時刻でなければステップST49に
進む。
【0197】ここで、消費電力低下状態かの確認を一定
時間置きとしたのは、消費電力低下状態を察知して、頻
繁に使用電源の切換えを行うと、電源が一般的に持つ特
性上、投入時に一時的に消費電流が増加し、その分電力
損失となって、節電効果を損なうためである。
【0198】ステップST46:省電力制御部139は
ディスプレイ146、ハードディスク150の消費電力
値と判定情報142のディスプレイ、ハードディスクの
消費電力値とを対比し、いずれか一致する場合に、消費
電力が低下した状態としてステップST47に進む。い
ずれも不一致の場合に、ステップST49の処理に分岐
する。
【0199】ステップST47:省電力制御部139は
ディスプレイ146、ハードディスク150の消費電力
値と現時点の電源の電源スイッチの指定を示す電源情報
144の電源設定に1が設定された組に定義されたディ
スプレイ、ハードディスクの消費電力値とを照合し、不
一致の場合にステップST48の処理に進み、一致する
場合はステップST42の処理に戻る。
【0200】ステップST48:省電力制御部139は
節電モード情報143でディスプレイ、ハードディスク
の消費電力値が一致する組に定義された電源スイッチの
指定に合わせてスイッチ133、スイッチ134、スイ
ッチ135を操作し、電源容量の切換えを行って、消費
電力が低下した状態に合せて、余分な電力供給を停止さ
せ、その後、電源情報144の電源設定で1と書かれた
位置を電源容量の切換えに合せた位置に書き換える。し
かるのち、ステップST42に戻る。
【0201】ステップST49:省電力制御部139は
ディスプレイ146、ハードディスク150の消費電力
値の合計と現時点の電源の電源スイッチの指定を示す電
源情報144の電源設定に1が設定された組に定義され
たディスプレイ、ハードディスクの消費電力値の合計と
を照合し、ディスプレイ146、ハードディスク150
の消費電力値の合計のほうが上回り、供給電力不足と判
別した場合に、ステップST50に進み、供給電力不足
でない場合はステップST42に戻る。
【0202】ステップST50:省電力制御部139は
電源情報144に定義されたディスプレイ、ハードディ
スクの消費電力値からディスプレイ146、ハードディ
スク150の消費電力値がそれぞれ一致する組に設定さ
れた電源スイッチの指定に合せてスイッチ133、スイ
ッチ134、スイッチ135に指示し、電源容量の切換
えを行い、その後、電源情報144の電源設定で1と書
かれた位置を電源容量の切換えに合せた位置に書き換え
る。しかるのち、ステップST42に戻る。
【0203】また、図22は本発明のその他の一実施例
の装置電源の節電制御装置の構成図である。
【0204】この装置181は装置電源182、主制御
部198、ハードディスク199から構成される。
【0205】装置電源182は装置181内で必要とさ
れる所定電圧、所定電流の電力供給を行い、スイッチ8
3、スイッチ84、スイッチ85、電源186、電源1
87、電源188、消費電流監視部189、温度監視部
190、省電力制御部191から構成される。
【0206】スイッチ83、スイッチ84、スイッチ8
5は、省電力制御部191の指示を基にそれぞれ、電源
186、電源187、電源188の投入、切断の切換え
を行う。
【0207】電源186、電源187、電源188は交
流電圧のAC入力を基に所定電圧、所定電流の電力供給
を行い、それぞれ40ワット、40ワット、20ワット
の電源容量を備える。
【0208】消費電流監視部189は電源186、電源
187、電源188の消費電流を常時監視し、消費電流
の増減に伴う電圧降下値を省電力制御部191に通知す
る。
【0209】温度監視部190は電源186、電源18
7、電源188の温度を常時監視し、温度の増減に伴う
電圧変動値を省電力制御部191に通知する。
【0210】省電力制御部191は内部に記憶部192
を持ち、記憶部192には、消費電力対応表193、判
定情報194、節電モード情報195、負荷状態記憶域
196、電源情報197からなる制御に関わるデータが
記憶される。
【0211】消費電力対応表193は、消費電流監視部
189と温度監視部190から伝達される消費電流の増
減に比例した電圧降下値と温度増減に比例した電圧変動
値とから消費電力値が算出できる対応表である。
【0212】なお、消費電力対応表193の構成は図1
1と同様であり、ここでは説明を省略する。
【0213】判定情報194は、消費電力が低下した状
態を判定するための消費電力閾値であり、消費電力の時
間的な推移と、任意に決めた時間帯毎にその最大消費電
力と対比して電源情報197の電源容量から選定の最小
限必要な装置電源182の電源容量とが予め定義され
る。
【0214】なお、判定情報194の構成は先に説明の
図12と同様であり、ここでは説明を省略する。
【0215】節電モード情報195は、判定結果と対応
して、装置181に搭載の電源の内、どの一つまたは複
数の電源を動作させるかが予め定義された情報である。
【0216】なお、節電モード情報の構成は先に説明の
図13と同様であり、ここでは説明を省略する。
【0217】負荷状態記憶域196は省電力制御部19
1からの指示で負荷状態としての消費電力がその計測時
刻とともに記憶される領域である。
【0218】電源情報197は装置電源182の採り得
る電源容量に対比してどの一つまたは複数の電源が投入
されるかの指定が事前定義され、かつ、現時点の電源が
どのような電源スイッチの指定に合せて動作しているか
が設定されている情報である。
【0219】なお、電源情報197の構成は先に説明の
図14と同様であり、ここでは説明を省略する。
【0220】省電力制御部191は、内部に時計を備
え、消費電流監視部189と温度監視部190から伝達
される消費電流増減に比例した電圧降下値と温度増減に
比例した電圧変動値とを定期的に取り込んでは消費電力
対応表193と照合して負荷の消費電力を算出し、この
消費電力と計測時刻とを負荷状態記憶域196に記憶す
るとともに、任意の時間帯経過毎に、負荷状態記憶域1
96に記憶させた消費電力の時間的推移と、その最大消
費電力と対比して電源情報197の電源容量から選択の
最小限必要な装置電源182の電源容量とを使って、判
定情報194の該当する時間帯の判定情報の更新を行
う。また、節電モード情報195の該当する時間帯の電
源スイッチの指定を、更新した判定情報194の電源容
量に一致する電源情報197の電源容量と組で定義され
た電源スイッチの指定を基に更新する。
【0221】主制御部198は装置181全体に関わる
制御を行う。
【0222】ハードディスク199はデータの記憶を行
う。
【0223】ついで、図22、図23の構成図と図24
のフローチャートとを基に装置181の負荷状態を記憶
可能とした場合に、その記憶した負荷状態のデータを基
に、判定情報、節電モード情報の両方を更新可能とした
処理を説明すると以下のようになる。
【0224】なお、予め、消費電力対応表193、判定
情報194、節電モード情報195、電源情報197を
それぞれ図11、図12、図13、図14のように設定
しておく。
【0225】ステップST61:省電力制御部191は
オペレータが装置181の電源投入操作を行うと、スイ
ッチ83、スイッチ84、スイッチ85に指示して、電
源186、電源187、電源188をともに投入する。
【0226】ステップST62:省電力制御部191は
オペレータが装置181の電源切断操作をした場合に、
ステップST63の処理に進み、電源切断操作をしない
場合はステップST64の処理に分岐する。
【0227】ステップST63:省電力制御部191は
スイッチ83、スイッチ84、スイッチ85に指示して
電源186、電源187、電源188を切断し、処理を
終える。
【0228】ステップST64:省電力制御部191は
1分置きに消費電流監視部189、温度監視部190の
出力と内部に持つ時計の時刻とを取り込み、消費電力対
応表193の電圧降下値と電圧変動値と照合して一致す
る消費電力値を、計測時刻と対にして負荷状態記憶域1
96に記憶する。
【0229】ステップST65:省電力制御部191は
内部に持つ時計を参照し、判定情報194の更新時刻で
ある毎時00分00秒であればステップST66の処理
に進み、更新時刻でなければステップST62に戻る。
【0230】ステップST66:省電力制御部191は
負荷状態記憶域196に記憶した1分刻みの負荷の消費
電力推移と、負荷の直前1時間の間の最大消費電力値と
照らして電源情報197の電源容量から選定の最小限必
要な装置電源182の電源容量とを判定情報194の該
当する時間帯に書き込み、判定情報194を更新する。
【0231】ここで、判定情報194の更新の1例を図
23を基に説明すると(1)の更新前の判定情報に対し
て、(2)は午前1:00から午前1:59の間の消費
電力推移を表し、(3)の更新後の判定情報は、(2)
の消費電力推移と(2)の消費電力推移の内の最大消費
電力と照らして電源情報197から選定の最小限必要な
電源容量20ワットから、該当する午前1:00から午
前1:59の判定情報が更新される。
【0232】ステップST67:省電力制御部191は
判定情報194の更新で求められた最小限必要な電源容
量に対応する電源スイッチの指定を電源情報197の一
致する電源容量と組で定義の電源スイッチの指定を参照
して求め、節電モード情報195の該当する時間帯の電
源スイッチの指定とを照合し、不一致の場合にステップ
ST68の処理に進み、一致した場合に、ステップST
62の処理に戻る。
【0233】ステップST68:省電力制御部191は
電源情報197の一致する電源容量に組で定義の電源ス
イッチの指定を使って、節電モード情報195の該当す
る時間帯の電源スイッチの指定を更新する。しかるの
ち、ステップST62の処理に戻る。
【0234】ここで、節電モード情報195の更新の1
例を図23を基に説明すると判定情報194が(3)更
新後の判定情報のように更新されると、更新で求められ
た最小限必要な電源容量である20ワットに合せて、電
源情報197の一致する電源容量に組で定義の電源スイ
ッチの指定を読み込み、図14の電源容量20ワットの
電源スイッチの指定に合せて、節電モード情報の該当す
る時間帯である午前1:00から午前1:59の間の電
源スイッチの指定を(3)更新後の節電モード情報のよ
うに書き換える。
【0235】本発明は、装置電源の節電制御に適用でき
る。
【0236】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0237】装置電源の無駄な電力消費をなくすことが
できる。
【0238】装置の負荷監視を低コストで実現可能であ
る。
【0239】装置の消費電力が高い状態か、低い状態か
の判定処理を簡易にできる。
【0240】通常、1日の中で時間帯によって負荷が変
動する装置の稼動率に配慮したきめ細かな節電制御が行
える。
【0241】装置に搭載のデバイスの稼動状況に配慮し
た節電制御が行える。
【0242】装置の消費電力が低下した状態か、否かの
判定に使用する判定情報の自動更新が行え、負荷変動が
不規則な場合に配慮したきめ細かな節電制御ができる。
【0243】装置の消費電力が低下した状態の場合に電
源容量の切換えに使用する節電モード情報の自動更新が
行え、負荷変動が不規則な場合に配慮したきめ細かな節
電制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例構成図である。
【図3】本発明の一実施例の節電モード情報である。
【図4】本発明の一実施例の電源情報である。
【図5】本発明の一実施例の消費電流監視部である。
【図6】本発明の一実施例の温度監視部である。
【図7】本発明の一実施例の処理フローチャートであ
る。
【図8】本発明のその他の一実施例の構成図である。
【図9】本発明のその他の一実施例の消費電流監視部で
ある。
【図10】本発明のその他の一実施例の温度監視部であ
る。
【図11】本発明のその他の一実施例の消費電力対応表
である。
【図12】本発明のその他の一実施例の判定情報であ
る。
【図13】本発明のその他の一実施例の節電モード情報
である。
【図14】本発明のその他の一実施例の電源情報であ
る。
【図15】本発明のその他の一実施例の処理フローチャ
ートである。
【図16】本発明のその他の一実施例の構成図である。
【図17】本発明のその他の一実施例の消費電力対応表
である。
【図18】本発明のその他の一実施例の判定情報であ
る。
【図19】本発明のその他の一実施例の節電モード情報
である。
【図20】本発明のその他の一実施例の電源情報であ
る。
【図21】本発明のその他の一実施例の処理フローチャ
ートである。
【図22】本発明のその他の一実施例の構成図である。
【図23】本発明のその他の一実施例の判定情報、節電
モード情報の更新図である。
【図24】本発明のその他の一実施例の処理フローチャ
ートである。
【図25】消費電力と出力電力、電力力率の関係図であ
る。
【図26】従来技術の一例の構成図である。
【符号の説明】
1:装置 2:装置電源 3、4:スイッチ 5、6:電源 7、17、21:消費電流監視部 8、19、23:温度監視部 9:省電力制御部 10:記憶部 11:消費電力対応表 12:判定情報 13:節電モード情報 14:負荷状態記憶域 15:電源情報 16:主制御部 18:CPU 20:デバイス 22:発熱部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B011 DA01 DC06 DC07 EA01 EA02 FF03 LL05 LL11 5G065 AA01 DA01 GA06 HA09 JA04 JA07 LA03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の電源を搭載した装置電源の節電制
    御装置において、 装置(1)の負荷状態を監視し、予め設定された判定情
    報に基づいて、消費電力が低下した状態かを判定し、低
    下した場合は、予め設定された節電モード情報(13)
    を基に、選択された電源だけを動作させる省電力制御部
    (9)を備えた、 ことを特徴とする装置電源の節電制御装置。
  2. 【請求項2】前記節電制御装置において、 装置の負荷を監視する手段が、装置電源(2)、主制御
    部(16)、または、一つないし複数のデバイスの、い
    ずれかの消費電流と温度をハード的に監視する、 ことを特徴とする請求項1に記載の装置電源の節電制御
    装置。
  3. 【請求項3】前記節電制御装置において、 予め設定された判定情報が、ハード的に固定された情報
    である、 ことを特徴とする請求項1または2に記載の装置電源の
    節電制御装置。
  4. 【請求項4】前記節電制御装置において、 予め設定された判定情報が、記憶部(10)の判定情報
    (12)に記憶させておくソフト的な情報であって、消
    費電力の時間的な推移と任意に決めた時間帯毎にその最
    大消費電力と照らして設定した最小限必要な電源容量と
    の情報である、ことを特徴とする請求項1、2、3のい
    ずれか1項に記載の装置電源の節電制御装置。
  5. 【請求項5】前記節電制御装置において、 予め設定された判定情報が、記憶部(10)の判定情報
    (12)に記憶させておくソフト的な情報であって、デ
    バイスの消費電力値である、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4のいずれか1項
    に記載の装置電源の節電制御装置。
  6. 【請求項6】前記節電制御装置において、 記憶部(10)に負荷状態としての消費電力をその計測
    時刻とともに記憶させる負荷状態記憶域(14)と、装
    置電源の採り得る複数の電源容量が予め定義された電源
    情報(15)とを具備し、 省電力制御部(9)は、定期的に消費電力をその計測時
    刻とともに負荷状態記憶域(14)に記憶するととも
    に、任意に決めた時間帯経過毎に、記憶した消費電力の
    時間的推移と、その最大消費電力と対比して電源情報
    (15)の電源容量から選択の最小限必要な装置電源
    (2)の電源容量とを基に判定情報(12)の該当する
    時間帯の情報を更新する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5のいずれか
    1項に記載の装置電源の節電制御装置。
  7. 【請求項7】前記節電制御装置において、 記憶部(10)に複数の任意に決めた時間帯と動作させ
    る電源の指定とが対で定義された節電モード情報(1
    3)と、負荷状態としての消費電力をその計測時刻とと
    もに記憶させる負荷状態記憶域(14)と、装置電源の
    採り得る複数の電源容量と各電源容量毎に動作させる電
    源の指定とが予め定義された電源情報(15)とを具備
    し、 省電力制御部(9)は、判定情報(12)の更新を行っ
    た時に、節電モード情報(13)の該当する時間帯に動
    作させる電源の指定を、更新された判定情報(12)の
    電源容量に一致する電源情報(15)の電源容量と組で
    定義された動作させる電源の指定を基に更新する、 ことを特徴とする請求項6に記載の装置電源の節電制御
    装置。
  8. 【請求項8】複数個の電源を搭載した装置電源の節電制
    御方法において、 装置(1)の負荷状態を監視し、予め設定された判定情
    報に基づいて、消費電力が低下した状態かを判定し、低
    下した場合は、予め設定された節電モード情報(13)
    を基に、選択された電源だけを動作させる手順を備え
    た、 ことを特徴とする装置電源の節電制御方法。
  9. 【請求項9】複数個の電源を搭載した装置電源の節電制
    御を実現するプログラムを格納する記録媒体において、 コンピュータに、 装置(1)の負荷状態を監視し、予め設定された判定情
    報に基づいて、消費電力が低下した状態かを判定し、低
    下した場合は、予め設定された節電モード情報(13)
    を基に、選択された電源だけを動作させる手順を実行す
    るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
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