JP2002186198A - 停電検出方法及び無停電電源装置 - Google Patents

停電検出方法及び無停電電源装置

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JP2002186198A
JP2002186198A JP2000378080A JP2000378080A JP2002186198A JP 2002186198 A JP2002186198 A JP 2002186198A JP 2000378080 A JP2000378080 A JP 2000378080A JP 2000378080 A JP2000378080 A JP 2000378080A JP 2002186198 A JP2002186198 A JP 2002186198A
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battery
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Yasuyuki Akaha
泰幸 赤羽
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無停電電源装置において、バッテリ電源での
常時動作可能時間を長くし、規定サイクル以内の瞬時停
電時における通常モードでの動作を可能にする。 【解決手段】 開示される無停電電源装置10Aは、入
力AC電源からDC電源に変換するAC/DC電源変換
部1と、バッテリ電源を出力するバッテリ電源部2と、
DC電源があるときはDC電源を、DC電源がないとき
はバッテリ電源をそれぞれ装置用電源として出力するD
C電源切り替え部3と、AC電源の正常時は通常モード
となり、所定サイクル数分の時間のAC電源の断によっ
て停電を判定したとき停電モードとなる動作モード設定
信号を出力する停電監視部4Aと、常時動作部7と非停
電時動作部8とに装置用電源を供給するとともに、動作
モードの信号又は停電モードの信号によって非停電時動
作部8を動作状態又は休止状態にする装置主制御部5A
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、負荷に対して直
流電源を供給するとともに、停電中も装置の一部を動作
状態に保つことが必要な場合に、バッテリ電源部から直
流電源を供給するようにしたシステムにおける、停電検
出方法及びこの停電検出方法を適用した無停電電源装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、商用交流電源から直流電源に変換
して負荷に供給する無停電電源装置においては、交流電
源電圧が低下して停電状態になったことを、交流電源か
ら変換して生成した直流電源電圧の低下を検出すること
によって検知し、これによってバッテリ電源から負荷に
対する直流電源の供給を継続できるようにしていた。
【0003】図4は、従来の無停電電源装置の構成の一
例を示したものである。この従来例の無停電電源装置1
0は、図示のように、AC/DC電源変換部1と、バッ
テリ電源部2と、DC電源切り替え部3と、停電監視部
4と、装置主制御部5とから概略構成されている。AC
/DC電源変換部1は、AC電源入力に対して変圧,整
流等のAC/DC変換処理を行ってDC電源(例えば+
7V又は+5V等)を生成して出力する。バッテリ電源
部2は、バッテリ(電池)を有し、バッテリ電源を出力
する。DC電源切り替え部3は、AC/DC電源変換部
1からのDC電源が供給されているときは、このDC電
源を、DC電源が供給されていないときは、バッテリ電
源部2からのバッテリ電源を選択して、それぞれ装置用
電源として出力する。停電監視部4は、AC/DC電源
変換部1からのDC電源の有無によってAC電源の有無
を検出して、動作モード設定信号を出力する。装置主制
御部5は、装置6に対して装置用電源を供給するととも
に、動作モード切り替え信号に応じて装置6の一部の負
荷における、動作と休止の切り替えを制御する。
【0004】図4に示された従来の無停電電源装置にお
いては、通常時には、DC電源切り替え部3からDC電
源が出力されている。このとき、停電監視部4は、AC
/DC電源変換部1からのDC電源の断を検出しないの
で、動作モード設定信号として、通常モードの信号を出
力する。装置主制御部5は、通常モードの信号に応じ
て、DC電源使用状態を選択する切り替え制御信号を出
力するので、装置6において、すべての負荷が選択され
てDC電源が供給されることによって、装置6は、通常
の動作状態となる。
【0005】一方、停電時には、AC/DC電源変換部
1からのDC電源の断によって、DC電源切り替え部3
から、バッテリ電源部2のバッテリ電源が供給される。
このとき、停電監視部4が、AC/DC電源変換部1か
らのDC電源の断を検出することによって、動作モード
設定信号として、停電モードの信号を出力する。装置主
制御部5からの停電モードの信号に応じて、装置6にお
いて、一部の負荷だけが選択されてバッテリ電源が供給
されることによって、装置6は停電時の動作状態とな
る。停電時の動作状態では、装置6における大部分の負
荷は休止状態にされるので、装置6の消費電力は小さく
なる。この際、装置6は、AC電源の瞬時停電時には、
動作モードを停電モードに変更することなく、通常モー
ドのままで動作を継続する装置仕様に対応するため、A
C電源低下後も、直ちにはDC電源の低下が生じないよ
うにする仕様になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4に示された従来の
無停電電源装置において、装置6の動作状態が停電モー
ドに切り替わるのは、AC/DC電源変換部1からのD
C電源電圧が低下し、これによって停電監視部4が停電
状態と判断して、動作モード設定信号として停電モード
の信号を送出した後になる。装置6には、停電の発生後
はバッテリ電源が供給されるが、装置6は、停電の発生
から、停電モードの信号に応じて停電時の動作状態とな
るまでの間は、通常モードの信号によって、通常の動作
状態の負荷が選択されているので、停電モードの信号に
よって、停電時の動作状態になるまでの間に、大きな負
荷電流が流れて、バッテリでの動作可能時間が短くなっ
てしまうという問題があった。
【0007】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
ものであって、無停電電源装置において、バッテリ電源
による停電時の動作可能時間を長くするとともに、通常
モードでの動作継続を要求される装置仕様上の停電サイ
クル数以内の瞬時停電時に、確実に通常モードで動作で
きるようにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は停電検出方法に係り、負荷と
なる装置に対して、通常時は入力AC電源から変換して
生成したDC電源を供給し、停電時は内蔵するバッテリ
からのバッテリ電源を供給するための無停電電源装置に
おいて、上記AC電源を監視して、所定サイクル数分の
時間のAC電源断の発生の有無に応じて、停電モード又
は通常モードとなる信号を発生し、上記通常モードの信
号によって上記負荷となる装置内の非停電時動作部を動
作状態とし、上記停電モードの信号によって上記非停電
時動作部を休止状態とすることを特徴としている。
【0009】また、請求項2記載の発明は停電検出方法
に係り、負荷となる装置に対して、通常時は入力AC電
源から変換して生成したDC電源を供給し、停電時は内
蔵するバッテリからのバッテリ電源を供給するための無
停電電源装置において、上記AC電源を監視して、所定
サイクル数分の時間のAC電源断の発生の有無に応じ
て、停電モード又は通常モードとなる信号を発生し、上
記通常モードの信号によって上記負荷となる装置内の常
時動作部と非停電時動作部とに電源を供給し、上記停電
モードの信号によって上記常時動作部のみに電源を供給
することを特徴としている。
【0010】また、請求項3記載の発明は無停電電源装
置に係り、常時動作部と非停電時動作部とからなる装置
に電源を供給するための無停電電源装置であって、入力
AC電源からDC電源に変換するAC/DC電源変換手
段と、バッテリ電源を出力するバッテリ電源手段と、上
記DC電源があるときはDC電源を、該DC電源がない
ときはバッテリ電源をそれぞれ装置用電源として出力す
るDC電源切り替え手段と、上記AC電源の正常時は通
常モードとなり、所定サイクル数分の時間のAC電源の
断によって停電を判定したとき停電モードとなる動作モ
ード設定信号を出力する停電監視手段と、上記常時動作
部と非停電時動作部とに上記装置用電源を供給するとと
もに、上記動作モードの信号又は停電モードの信号によ
って上記非停電時動作部を動作状態又は休止状態にする
装置主制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0011】また、請求項4記載の発明は無停電電源装
置に係り、第1の電源によって動作する常時動作部と、
第2の電源によって動作する非停電時動作部とからなる
装置に対する無停電電源装置であって、入力AC電源か
らDC電源に変換するAC/DC電源変換手段と、バッ
テリ電源を出力するバッテリ電源手段と、上記DC電源
があるときはDC電源を、該DC電源がないときはバッ
テリ電源をそれぞれ装置用電源として出力するDC電源
切り替え手段と、上記AC電源の正常時は通常モードと
なり、所定サイクル数分の時間のAC電源の断によって
停電を判定したとき停電モードとなる動作モード設定信
号を出力する停電監視手段と、上記動作モード設定信号
が通常モードのときは上記装置用電源によって上記第1
の電源と第2の電源とを供給し、上記停電モードのとき
は上記装置用電源によって上記第1の電源のみを供給す
る装置主制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0012】また、請求項5記載の発明は請求項3又は
4記載の無停電電源装置に係り、上記停電監視手段が、
上記装置主制御手段から設定された時間データの測定に
よって上記所定サイクル数分の時間経過を検出すること
を特徴としている。また、請求項6記載の発明は請求項
3又は4記載の無停電電源装置に係り、上記停電監視手
段が、正常時、入力AC電源の所定サイクル数分の時間
データの情報を保持し、該時間データの測定によって上
記所定サイクル数分の時間経過を検出することを特徴と
している。
【0013】
【作用】この発明の構成では、常時動作部と非停電時動
作部とからなる装置に対して、通常時は入力AC電源か
ら変換して生成したDC電源を供給し、停電時は内蔵す
るバッテリからのバッテリ電源を供給する無停電電源装
置において、AC電源を監視して、所定サイクル数分の
時間のAC電源断の発生の有無に応じて、停電モード又
は通常モードとなる信号を発生し、通常モードの信号に
よって負荷となる装置内の非停電時動作部を動作状態と
し、停電モードの信号によって非停電時動作部を休止状
態とするので、停電時のバッテリ電源での動作可能時間
を長くし、また通常モードでの動作継続を要求される装
置仕様上の停電サイクル数以内の瞬時停電時に、通常モ
ードの動作を続けることができる。
【0014】またこの発明の別の構成では、常時動作部
と非停電時動作部とからなる装置に対して、通常時は入
力AC電源から変換して生成したDC電源を供給し、停
電時は内蔵するバッテリからのバッテリ電源を供給する
無停電電源装置において、AC電源を監視して、所定サ
イクル数分の時間のAC電源断の発生の有無に応じて、
停電モード又は通常モードとなる信号を発生し、通常モ
ードの信号によって負荷となる装置内の常時動作部と非
停電時動作部とに電源を供給し、停電モードの信号によ
って常時動作部のみに電源を供給するので、停電時のバ
ッテリ電源での動作可能時間を長くし、また通常モード
での動作継続を要求される装置仕様上の停電サイクル数
以内の瞬時停電時に、通常モードの動作を続けることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行なう。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である無停電電源装置の
構成を示すブロック図、図2は、本実施例における停電
検出方法を説明するためのフローチャートである。
【0016】この例の無停電電源装置は、図1に示すよ
うに、AC/DC電源変換部1と、バッテリ電源部2
と、DC電源切り替え部3と、停電監視部4Aと、装置
主制御部5Aとから概略構成されている。またこの場
合、装置6Aは、通常モード時と停電モード時の両方の
場合に動作状態になる常時動作部7と、装置主制御部5
Bからの信号に応じて、通常モード時のみ動作し停電モ
ード時には動作しない、非停電時動作部8とからなって
いる。この例において、AC/DC電源変換部1,バッ
テリ電源部2,DC電源切り替え部3は、図4に示され
た従来技術の場合と同様である。
【0017】停電監視部4Aは、AC電源の状態を監視
して、動作モード設定信号を出力する。動作モード設定
信号は、AC電源が正常状態のときは通常モードとな
り、停電監視部4Aが、装置主制御部5Aから停電サイ
クル設定信号によって設定されたサイクル数分の時間
の、AC電源の低下を検出したときは停電モードとな
る。停電を検出すべき、AC電源低下のサイクル数は、
AC電源が50Hz又は60Hzのとき、例えば5サイ
クルに設定される。ただし、AC電源が低下してからル
のサイクル数が、5サイクル目に達しない前に復旧した
ときは瞬時停電と判断して、動作モード設定信号は通常
モードのままとする。また、停電モードの信号を発生し
た後は、AC電源の復旧と、AC/DC電源変換部1か
らのDC電源の復旧との両方を確認してから、動作モー
ド設定信号を停電モードから通常モードへ変更する。装
置主制御部5Aは、停電サイクル設定信号を出力すると
ともに、DC電源切り替え部3からの装置用電源を供給
電源として装置6Aへ出力し、また動作モードの信号に
応じて、装置6Aに対する通常時と停電時の動作の制御
を行う。
【0018】次に、図1,図2を参照して、この例の無
停電電源装置10Aの動作を説明する。AC電源が供給
されている状態では、AC/DC電源変換部1から装置
6Aの正常動作に必要なDC電源が発生して、DC電源
切り替え部3を経て装置用電源として出力される(図2
ステップS1)。このとき、停電監視部4Aは、AC電
源のオンを検出して(図2ステップS2)、動作モード
設定信号として通常モードの信号を出力する(図2ステ
ップS3)ので、装置主制御部5Aからの信号によって
非停電時動作部8は動作状態となり、従って、装置6A
は、常時動作部7と、非停電時動作部8の両方が動作し
て、通常モードの動作状態となる。
【0019】AC電源の停電が発生して、停電監視部4
AがAC電源のオフを検出すると(図2ステップS
4)、停電監視部4Aは内部のタイマを起動する(図2
ステップS5)。もしもこのタイマが所定サイクル数分
の時間の計数を満了しない(図2ステップS6)前に、
AC電源の復旧を確認した(図2ステップS7)とき
は、停電監視部4Aは、タイマをクリアして(図2ステ
ップS8)、出力している動作モード設定信号を通常モ
ードのままとする。
【0020】この場合の所定サイクル数は、通常モード
での動作継続を要求されている、装置仕様上の停電サイ
クル数を満たすように定められていて、このサイクル数
分の時間内には、DC電源電圧が低下しないようになっ
ているので、DC電源切り替え部3からDC電源が出力
され続けており、従って装置6Aは、DC電源によって
通常動作を継続することができる。
【0021】AC電源が復旧しないままで、タイマが満
了した(図2ステップS6)ときは、停電監視部4Aか
ら動作モード設定信号として停電モードの信号が出力さ
れる(図2ステップS9)。これによって、装置主制御
部5Aは、装置6Aに対して停止モードの信号を出力す
るので、この信号に応じて、非停電時動作部8は動作を
停止した状態となる。このとき、DC電源切り替え部3
から、装置用電源としてバッテリ電源が出力されて常時
動作部7に供給されているので、装置6Aは常時動作部
7のみがバッテリ電源による動作状態となる。
【0022】この場合のタイマの満了は、AC電源の周
波数をX(Hz)とし、瞬時停電と判断する所定サイク
ル数をYとすると、Y/X秒経過したことを示す。X及
びYの値は予め定められていて、装置主制御部5AはX
及びYの値に応じて、タイマの満了時間を示す停電サイ
クル設定信号を出力する。停電監視部4Aのタイマは、
例えば、任意の内部クロックの計数によって、所定サイ
クル数分の時間経過を判定する。すなわち、AC電源の
1サイクルの時間分のクロックの計数値と、所定サイク
ル数とで定まるクロック数を計数して判定すればよい。
【0023】その後、AC電源が入力され、さらにAC
/DC電源変換部1からのDC電源出力電圧が規定値ま
で回復したとき(図2ステップS10)、停電監視部4
Aは、AC電源復旧と判断して、装置主制御部5Aへの
動作モード設定信号を通常モードに変更する。これによ
って、装置主制御部5Aは、装置用電源としてDC電源
を出力するとともに、装置6Aに対して動作モードの信
号を出力するので、この信号に応じて、非停電時動作部
8は再び動作状態となり、装置6Aは、常時動作部7及
び非停電時動作部8がともにDC電源によって動作す
る、通常状態に戻る。
【0024】このように、この例の無停電電源装置によ
れば、停電時、AC電源の断の検出から所定サイクル数
分の時間経過時、停止モードに制御し、非停電時動作部
を休止状態にして、非停電時動作部への電流供給を停止
するので、バッテリ電源による通常動作の時間を短くす
ることがてき、従って、バッテリ電源での常時動作部の
動作可能時間を長くすることができるとともに、通常モ
ードでの動作を続けなければならない、装置仕様上の停
電サイクル数以内の瞬時停電時には、通常モードでの動
作を継続することができる。この例では、停電時、電源
供給を受ける装置側で、非停電時動作部の動作停止の制
御を行うので、非停電時動作部の動作制御のための回路
構成上の自由度が増す利点がある。
【0025】◇第2実施例 図3は、この発明の第2実施例である無停電電源装置の
構成を示すブロック図である。この例の無停電電源装置
は、図3に示すように、AC/DC電源変換部1と、バ
ッテリ電源部2と、DC電源切り替え部3と、停電監視
部4Aと、装置主制御部5Bとから概略構成されてい
る。 この例の場合、装置6Bは、通常モード時と停電
モード時の両方の場合に動作状態になる常時動作部7
と、通常モード時のみ動作し、停電モード時には動作し
ない非停電時動作部8とからなっている。この例におい
て、AC/DC電源変換部1,バッテリ電源部2,DC
電源切り替え部3,停電監視部4Aは、図1に示された
第1実施例の場合と同様である。
【0026】装置主制御部5Bは、停電監視部4Aに対
して停電サイクル設定信号を出力し、停電監視部4Aか
らの動作モード設定信号に応じて、通常モード時には、
DC電源からの装置用電源によって、第1の電源を常時
動作部7に供給し第2の電源を非停電動作部8Aに供給
するとともに、停電モード時には、バッテリ電源からの
装置用電源によって、第1の電源のみを常時動作部7に
供給するように制御する。
【0027】次に、図3を参照して、この例の無停電電
源装置10Bの動作を説明する。AC電源が供給されて
いる状態では、AC/DC電源変換部1から装置6Bの
正常動作に必要なDC電源が発生して、DC電源切り替
え部3を経て装置用電源として出力されているが、この
とき、停電監視部4Aは、AC電源のオンを検出して、
動作モード設定信号として通常モードの信号を出力する
ので、主制御部5Bから、DC電源からなる装置用電源
が、第1の電源として常時動作部7に供給されるととも
に、第2の電源として非停電時動作部8Aに供給される
ので、装置6Bは、通常モードの動作状態となる。
【0028】AC電源の停電が発生して、停電監視部4
AがAC電源のオフを検出すると停電監視部4Aは内部
のタイマを起動するが、もしもこのタイマが所定サイク
ル数分の時間の計数を満了しない前に、AC電源の復旧
を確認したときは、停電監視部4Aは、タイマをクリア
して、出力している動作モード設定信号を通常モードの
ままとする。この場合、装置6Bが通常動作を継続でき
ることは、第1実施例の場合と同様である。
【0029】AC電源が復旧しないままで、タイマが満
了したときは、停電監視部4Aから動作モード設定信号
として停電モードの信号が出力されるので、装置主制御
部5Bは、この制御信号に応じて、第2の電源を遮断す
るので、非停電時動作部8Aは動作を停止した状態とな
る。このとき、装置主制御部5Bは、第1の電源の供給
を続けるが、このとき、DC電源切り替え部3から、装
置用電源としてバッテリ電源が出力されているので、装
置6Bは、常時動作部7のみがバッテリ電源によって動
作を継続する状態となる。この場合のタイマの満了時間
の設定は、第1実施例の場合と同様である。
【0030】その後、入力AC電源が入力され、AC/
DC電源変換部1からのDC電源出力電圧が規定値まで
回復したとき、停電監視部4Aは、AC電源復旧と判断
して装置主制御部5Bへの動作モード設定信号を通常モ
ードに変更する。このとき、DC電源切り替え部3から
の装置用電源は、DC電源を供給する状態になってお
り、装置主制御部5Bは、装置6Bに対して第2の電源
を出力するので、非停電時動作部8Aは再び動作状態と
なり、常時動作部7及び非停電時動作部8Aが、ともに
DC電源によって動作する通常状態に戻る。
【0031】このように、この例の無停電電源装置によ
れば、停電時、AC電源の断の検出から所定サイクル数
分の時間経過時、停止モードに制御して、非停電時動作
部への電流供給を遮断するので、バッテリ電源での常時
動作部の動作可能時間を長くすることができるととも
に、通常モードでの動作を続けなければならない、装置
仕様上の停電サイクル数以内の瞬時停電時には、通常モ
ードでの動作を継続することができる。この例では、無
停電電源装置側で、非停電時動作部に対する電源の接断
の制御を行うので、電源を供給される装置側の構成が簡
単になる利点がある。
【0032】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られたもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、停電状態
判定のためのタイマ満了時間の設定に必要なXの値は、
装置主制御部5A又は5Bから設定するのでなく、停電
監視部4Aに保持して、入力AC電源の1サイクルの時
間分の、任意のクロックの計数値によって定めるように
してもよい。またこの場合、Yの値も、停電監視部4A
内において、予め固定的に設定されていてもよい。タイ
マの満了を規定する所定サイクル数分の時間は、通常モ
ードでの動作を続けなければならない、装置仕様上の停
電サイクル数分の時間に近いか、またはこれより短いと
き、バッテリ電源の消耗防止の効果が大きくなる。DC
電源切り替え部3は、バッテリ電源をDC電源に対して
浮動接続する構成のものでもよく、又は内部に十分高速
の切り替え部を備えて、AC電源のオン,オフに応じて
DC電源とバッテリ電源とを高速に切り替えて出力する
構成のものでもよい。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の停電
検出方法及び無停電電源装置によれば、停電時、AC電
源の断の検出から所定サイクル数分の時間経過時、停止
モードに制御して、非停電時動作部への電流供給を停止
するので、バッテリ電源による停電時の動作可能時間を
長くすることができるとともに、通常モードでの動作継
続を要求される装置仕様上の停電サイクル数以内の瞬時
停電時に、確実に通常モードで動作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である無停電電源装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例における停電検出方法を説明するため
のフローチャートである。
【図3】この発明の第2実施例である無停電電源装置の
構成を示すブロック図である。
【図4】従来の無停電電源装置の構成の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 AC/DC電源変換部(AC/DC電源変換手
段) 2 バッテリ電源部(バッテリ電源手段) 3 DC電源切り替え部(DC電源切り替え手段) 4A 停電監視部(停電監視手段) 5A,5B 装置主制御部(装置主制御手段) 6A,6B 装置 10A,10B 無停電電源装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷となる装置に対して、通常時は入力
    AC電源から変換して生成したDC電源を供給し、停電
    時は内蔵するバッテリからのバッテリ電源を供給するた
    めの無停電電源装置において、 前記AC電源を監視して、所定サイクル数分の時間のA
    C電源断の発生の有無に応じて、停電モード又は通常モ
    ードとなる信号を発生し、前記通常モードの信号によっ
    て前記負荷となる装置内の非停電時動作部を動作状態と
    し、前記停電モードの信号によって前記非停電時動作部
    を休止状態とすることを特徴とする停電検出方法。
  2. 【請求項2】 負荷となる装置に対して、通常時は入力
    AC電源から変換して生成したDC電源を供給し、停電
    時は内蔵するバッテリからのバッテリ電源を供給するた
    めの無停電電源装置において、 前記AC電源を監視して、所定サイクル数分の時間のA
    C電源断の発生の有無に応じて、停電モード又は通常モ
    ードとなる信号を発生し、前記通常モードの信号によっ
    て前記負荷となる装置内の常時動作部と非停電時動作部
    とに電源を供給し、前記停電モードの信号によって前記
    常時動作部のみに電源を供給することを特徴とする停電
    検出方法。
  3. 【請求項3】 常時動作部と非停電時動作部とからなる
    装置に電源を供給するための無停電電源装置であって、 入力AC電源からDC電源に変換するAC/DC電源変
    換手段と、 バッテリ電源を出力するバッテリ電源手段と、 前記DC電源があるときはDC電源を、該DC電源がな
    いときはバッテリ電源をそれぞれ装置用電源として出力
    するDC電源切り替え手段と、 前記AC電源の正常時は通常モードとなり、所定サイク
    ル数分の時間のAC電源の断によって停電を判定したと
    き停電モードとなる動作モード設定信号を出力する停電
    監視手段と、 前記常時動作部と非停電時動作部とに前記装置用電源を
    供給するとともに、前記動作モードの信号又は停電モー
    ドの信号によって前記非停電時動作部を動作状態又は休
    止状態にする装置主制御手段とを備えたことを特徴とす
    る無停電電源装置。
  4. 【請求項4】 第1の電源によって動作する常時動作部
    と、第2の電源によって動作する非停電時動作部とから
    なる装置に対する無停電電源装置であって、 入力AC電源からDC電源に変換するAC/DC電源変
    換手段と、 バッテリ電源を出力するバッテリ電源手段と、 前記DC電源があるときはDC電源を、該DC電源がな
    いときはバッテリ電源をそれぞれ装置用電源として出力
    するDC電源切り替え手段と、 前記AC電源の正常時は通常モードとなり、所定サイク
    ル数分の時間のAC電源の断によって停電を判定したと
    き停電モードとなる動作モード設定信号を出力する停電
    監視手段と、 前記動作モード設定信号が通常モードのときは前記装置
    用電源によって前記第1の電源と第2の電源とを供給
    し、前記停電モードのときは前記装置用電源によって前
    記第1の電源のみを供給する装置主制御手段とを備えた
    ことを特徴とする無停電電源装置。
  5. 【請求項5】 前記停電監視手段が、前記装置主制御手
    段から設定された時間データの測定によって前記所定サ
    イクル数分の時間経過を検出することを特徴とする請求
    項3又は4記載の無停電電源装置。
  6. 【請求項6】 前記停電監視手段が、正常時、入力AC
    電源の所定サイクル数分の時間データの情報を保持し、
    該時間データの測定によって前記所定サイクル数分の時
    間経過を検出することを特徴とする請求項3又は4記載
    の無停電電源装置。
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