JP5470205B2 - 表示装置および表示制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表示制御技術に関し、特にLEDなどの表示素子を点消灯制御して各種情報を表示する際の表示制御技術に関する。
空調などの制御システムでは、システムで管理している各種情報を利用者に表示する際、LEDなどの表示素子が使用される。例えば、空調空間に設置された設定器では、上位コントローラからの供給電源で動作するCPUにより、空調制御のオン/オフ、室温の設定・表示、風量切替など、上位コントローラとデータ通信や利用者の操作を示す各種情報を表示するものとなっている。
このような、設定器では、空調空間内の温度を計測するために温度センサが搭載されている。この温度センサで計測される温度は、空調空間内の温度のほかに、設定器自体で発する熱の変化の影響も受ける。例えば、設定器のLEDがすべて点灯した場合には、設定器で消費する電流が増加し、設定器の電源回路で発生する熱が増加する。
したがって、このような温度センサを搭載する装置では、装置内で発生する熱による温度センサへの影響を抑制する必要がある。
従来、複数の表示素子を点消灯制御して各種情報を表示する表示装置において、表示素子での消費電力を一定に保持する技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)
。この技術では、複数の表示素子を直列接続するとともに、これら表示素子ごとに当該素子の両端にスイッチ素子を接続して、これらスイッチ素子をオン・オフ制御することにより表示素子の点消灯制御している。そして、直列接続されたこれら表示素子に対して、さらに定電流回路を直列接続して、各表示素子に流れる電流を一定値とすることにより、表示素子での消費電力を一定に保持している。
実開平5−92639号公報
しかしながら、このような従来技術では、複数の表示素子を直列接続する必要があるため、回路規模や回路コストが増大するという問題点があった。
LEDなどの表示素子では、駆動に必要な電圧が定められている。例えば赤色LEDや緑色LEDでは、1つ当たり2.1V程度必要とし、白色LEDでは1つ当たり3.5V程度も必要となる。一方、CPUなどの制御系電源は、省電力化により電圧が低下傾向にあり、5V以下の電圧を用いるものが一般的である。このため、従来技術によれば、LED用に制御系電源電圧より高い電源電圧を供給する必要があり、回路規模や回路コストの増大に繋がる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、回路規模や回路コストを増大させることなく、一定の発熱量で複数の表示素子を点消灯制御できる表示制御技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる表示装置は、動作電源に対して互いに並列的に接続された複数の表示素子と、動作電源に対して表示素子と並列的に接続された負荷抵抗素子と、一定の周期期間内に時分割で設けた表示区間ごとに、表示素子のうち当該表示区間に対応する表示素子を点消灯制御する点消灯制御部と、周期期間内で負荷抵抗素子に流れる電流をスイッチング制御することにより、表示素子の消灯により生じる余剰電流分を負荷抵抗素子で消費させる電流調整部とを備えている。
この際、点消灯制御部で、表示区間ごとに、表示素子のうち当該表示区間に対応するいずれか1つの表示素子を点消灯制御するとともに、他の表示素子を消灯し、負荷抵抗素子は、表示素子間で等しく設定された、表示素子1つ分の点灯電流を消費する抵抗値を有し、電流調整部で、表示区間のうち当該表示素子を消灯させる表示区間に同期したタイミングで、負荷抵抗素子を駆動することにより、余剰電流を負荷抵抗素子で消費させるようにしてもよい。
また、電流調整部で、表示区間のうち当該表示区間と対応する表示素子を消灯させる表示区間ごとに、当該表示区間の時間長と当該表示素子の点灯電流との積からなる電流時間積を計算し、これら電流時間積の総和を負荷抵抗素子に流れる負荷電流で除算することにより、負荷抵抗素子の負荷駆動期間長を計算し、周期期間のうち負荷駆動期間長分だけ負荷抵抗素子を駆動することにより、余剰電流を負荷抵抗素子で消費させるようにしてもよい。
また、電流調整部で、表示区間Sのうち対応する表示素子を点灯させる表示区間Siごとに、当該表示区間の時間長と当該表示素子の点灯電流との積からなる電流時間積Qiを計算し、周期期間長をTcとし、負荷抵抗素子に流れる負荷電流をIronとし、周期期間のうち記負荷抵抗素子の負荷駆動期間長をTrとし、当該表示装置のうち表示素子以外の回路部で定常的に消費される内部定常電流をIfとし、当該表示装置に対して外部から供給される供給電圧をVinとし、周期期間において当該表示装置全体で消費する消費電力をPとした場合、
P/Vin=If+(ΣQi+Iron×Tr)/Tc
の関係式に基づいて負荷駆動期間長Trを計算し、周期期間のうち負荷駆動期間長Tr分だけ負荷抵抗素子を駆動することにより、余剰電流を負荷抵抗素子で消費させるようにしてもよい。
また、本発明の表示制御方法は、動作電源に対して互いに並列的に接続された複数の表示素子と、動作電源に対して表示素子と並列的に接続された負荷抵抗素子とを備える表示装置で用いられる表示制御方法であって、点消灯制御部が、一定の周期期間内に時分割で設けた表示区間ごとに、表示素子のうち当該表示区間に対応する表示素子を点消灯制御する点消灯制御ステップと、電流調整部が、周期期間内で負荷抵抗素子に流れる電流をスイッチング制御することにより、表示素子の消灯により生じる余剰電流分を負荷抵抗素子で消費させる電流調整ステップとを備えている。
本発明によれば、表示素子の点消灯状態が変化しても、表示素子および負荷抵抗素子での消費電力が一定に保たれるため、装置内で発生する熱による温度センサへの影響を抑制することができる。また、複数の表示素子を駆動する場合でも高い電圧を必要としないため、回路規模や回路コストを増大させることもない。
第1の実施の形態にかかる表示装置の構成を示すブロック図である。 駆動タイミングデータの構成例である。 点灯データの構成例である。 設定器の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかる表示装置の表示制御処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる表示装置の表示制御処理を示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態にかかる表示装置の表示制御処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる表示装置の表示制御処理を示すタイミングチャートである。 第3の実施の形態にかかる表示装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態にかかる表示装置の表示制御処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかる表示装置の表示制御処理を示すタイミングチャートである。 供給電圧と負荷駆動期間長との関係を示すグラフである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる表示装置について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる表示装置の構成を示すブロック図である。
この表示装置1は、LEDなどからなる複数の表示素子を点消灯制御して各種情報を表示する表示装置である。
本実施の形態は、これら複数の表示素子を動作電源に対して互いに並列的に接続するとともに、これら表示素子と並列的に負荷抵抗素子を接続し、一定の周期期間内に時分割で設けた表示区間ごとに、表示素子のうち当該表示区間に対応する表示素子を点消灯制御し、周期期間内で負荷抵抗素子に流れる電流をスイッチング制御することにより、表示素子の消灯により生じる余剰電流分を負荷抵抗素子で消費させるようにしたものである。
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかる表示装置の構成について詳細に説明する。ここでは、表示素子として3つのLEDを有する場合を例として説明するが、表示素子はLEDに限定されるものではなく、表示素子の数も3つに限定されるものではない。
表示装置1には、主な構成として、表示素子LD1,LD2,LD3、抵抗素子R1,R2,R3、表示制御部10、および記憶部15が設けられている。また、表示制御部10には、主な処理部として、点消灯制御部11と電流調整部12が設けられている。
表示素子LD1,LD2,LD3は、動作電圧VCCに対して互いに並列的に接続されている。
表示素子LD1のアノード端子と動作電圧VCCとの間に、抵抗素子R1が直列接続されており、表示素子LD1のカソード端子が点消灯制御部11に接続されている。
また、表示素子LD2のアノード端子と動作電圧VCCとの間に、抵抗素子R2が直列接続されており、表示素子LD2のカソード端子が点消灯制御部11に接続されている。
同じく、表示素子LD3のアノード端子と動作電圧VCCとの間に、抵抗素子R3が直列接続されており、表示素子LD3のカソード端子が点消灯制御部11に接続されている。
負荷抵抗素子Rは、一般的な抵抗素子であり、動作電圧VCCに対して表示素子LD1,LD2,LD3と並列的に接続されている。すなわち、負荷抵抗素子Rの一端が、動作電圧VCCに接続されており、他端が電流調整部12に接続されている。
本実施の形態において、表示素子LD1,LD2,LD3に流れる点灯電流I1on,I2on,I3onは、互いに等しい電流値Idonであるものとする。また、負荷抵抗素子Rの負荷電流Ironも電流値Idonに等しくなるよう、負荷抵抗素子Rの抵抗値が予め選択されているものとする。
表示制御部10は、専用の制御回路、あるいは記憶部15で記憶するプログラムで動作するCPUなどの演算処理回路からなり、点消灯制御部11や電流調整部12などの各種処理部を実現している。
点消灯制御部11は、一定の周期期間内に時分割で設けた表示区間ごとに、表示素子LD1,LD2,LD3のうち当該表示区間に対応する表示素子LDiを点消灯制御する機能を有している。
電流調整部12は、周期期間内で負荷抵抗素子Rに流れる負荷抵抗素子電流Irをスイッチング制御することにより、表示区間のうち、当該表示素子LDiを消灯させる表示区間で余剰する余剰電流分を、負荷抵抗素子Rで消費させる機能を有している。
記憶部15は、半導体メモリなどの記憶装置からなり、点消灯制御部11や電流調整部12での処理動作に用いる各種処理情報やプログラムを記憶する機能を有している。
記憶部15で記憶する主な処理情報として、駆動タイミングデータ15Aや点灯データ15Bがある。
図2は、駆動タイミングデータの構成例である。駆動タイミングデータ15Aは、周期期間C内に時分割で設けた表示区間S1,S2,S3と表示素子LD1,LD2,LD3を駆動するタイミングとの関係を示すデータである。図2では、表示区間S1,S2,S3ごとに、当該表示区間Siで駆動する表示素子LD1,LD2,LD3のうちのいずれか1つが組として登録されている。この際、周期期間Cについては、見かけ上で点滅が感じられない程度の時間長、例えば30ms以下とし、表示区間S1,S2,S3は、周期期間Cを表示素子数で分割して決定すればよい。また、点灯電流I1on,I2on,I3onは、表示区間長分の駆動により十分な明るさが得られる電流値を予め選択すればよい。
図3は、点灯データの構成例である。点灯データ15Bは、周期期間Cにおける表示素子LD1,LD2,LD3の点消灯を示すデータである。図3では、表示素子LD1,LD2,LD3ごとに、当該表示素子LDiの点消灯がON/OFFで設定されている。実際に、表示素子LDiの点消灯を切り替える場合には、この点灯データ15Bが変更される。
図4は、設定器の構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかる表示装置1は、図4に示すような、例えば、空調などの制御システムの設定器の一部として用いられる。
設定器2は、コネクタCNおよび通信回線Lを介して上位コントローラCNTと接続されて、上位コントローラCNTからの供給電源により動作する端末装置である。
この設定器2には、主な機能部として、制御部20、温度センサ21、入力変換部22、キー入力部23、アドレス設定部24、LCD25、LED26、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)27、電源監視部28、および電源部29が設けられている。
制御部20は、サーミスタなどの温度センサ21から入力変換部22を介して温度を検出する機能と、キー入力部23で検出した利用者操作の内容をLCD25やLED26で表示する機能と、これら温度や利用者操作の内容を通信I/F部27から上位コントローラCNTへ通知する機能と、アドレス設定部24で設定されたアドレスを自装置のシステム内でのアドレスとしてメモリ(図示せず)に設定する機能とを有している。
電源部29は、電圧レギュレータなどの電源回路からなり、コネクタCNを介して得られた供給電源から動作電圧VCCを生成して供給する機能を有している。
電圧監視部28は、動作電圧VCCを常時監視して、動作電圧VCCの低下を制御部20へ通知する機能を有している。
制御部20は、動作電圧VCC低下の通知に応じて、障害発生を上位コントローラCNTへ通知するなどの障害発生動作を行う機能を有している。
このような設定器2に対して、本実施の形態にかかる表示装置1を適用する場合、設定器2のうち、制御部20により、点消灯制御部11、電流調整部12、および記憶部15の機能を実現し、LED26により表示素子LD1,LD2,LD3や抵抗素子R1,R2,R3を実現することになる。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図5および図6を参照して、本実施の形態にかかる表示装置1の動作について説明する。図5は、第1の実施の形態にかかる表示装置の表示制御処理を示すフローチャートである。図6は、第1の実施の形態にかかる表示装置の表示制御処理を示すタイミングチャートである。
表示装置1の表示制御部10は、一定の周期期間ごとに、図5の表示制御処理を実行する。
まず、表示制御部10は、記憶部15から点灯データ15Bを取得する(ステップ100)。なお、駆動タイミングデータ15Aについては、電源投入時の初期設定動作において記憶部15から予め読み込まれているものとする。
次に、点消灯制御部11は、駆動タイミングデータ15Aおよび点灯データ15Bに基づいて、各表示区間S1,S2,S3における表示素子LD1,LD2,LD3の駆動要否を決定する(ステップ101)。
図6に示すように、周期期間Cが3分割されて表示区間S1,S2,S3が順に設けられている。駆動タイミングデータ15Aが、前述した図2の内容である場合、表示区間S1,S2,S3の各タイミングで、点灯データ15Bに基づき表示素子LD1,LD2,LD3が駆動される。
具体的には、点灯データ15Bが、前述した図3の内容である場合、すなわち表示素子LD1,LD2を点灯し、表示素子LD3を消灯する場合、点消灯制御部11は、表示区間S1において表示素子LD1を駆動し、表示区間S2において表示素子LD2を駆動する。これにより、表示区間S1において表示素子LD2に点灯電流I1onが流れ、表示区間S2において表示素子LD2に点灯電流I2onが流れる。なお、表示素子LD3は消灯であるから、表示区間S3において表示素子LD3に点灯電流I3onは流れない。
一方、電流調整部12は、駆動タイミングデータ15Aおよび点灯データ15Bに基づいて、各表示区間S1,S2,S3における負荷抵抗素子Rの駆動要否を決定する(ステップ102)。
駆動タイミングデータ15Aが、前述した図2の内容である場合、表示区間S1,S2の各タイミングで、表示素子LD1,LD2が駆動されるため、負荷抵抗素子Rは駆動しない。一方、表示区間S3のタイミングでは、表示素子LD3が駆動されないため、表示素子LD3の代わりに負荷抵抗素子Rを駆動する。
このようにして、各表示区間S1,S2,S3における、表示素子LD1,LD2,LD3および負荷抵抗素子Rの駆動要否を決定した後、点消灯制御部11は、各表示区間S1,S2,S3のタイミング到来に合わせて、表示素子LD1,LD2,LD3をそれぞれ駆動するとともに(ステップ103)、電流調整部12は、各表示区間S1,S2,S3のタイミング到来に合わせて、負荷抵抗素子Rを駆動する(ステップ104)。
したがって、図6に示すように、表示区間S1,S2において表示素子LD1,LD2のみがそれぞれ点灯制御されるとともに、表示区間S3において表示素子LD3を含むすべての表示素子LD1,LD2,LD3が消灯制御される。これにより、これら表示素子LD1,LD2,LD3の表示素子電流I1,I2,I3を合計した総表示素子電流Idallは、表示区間S1,S2において表示素子1つ分の点灯電流Ionとなり、表示区間S3においてゼロとなる。このため、すべての表示区間S1,S2,S3において、対応する表示素子LD1,LD2,LD3を順に点灯した場合と比較して、表示区間S3において余剰電流Isが発生する。
一方、負荷抵抗素子Rは、表示区間S1,S2で駆動されず、表示区間S3でのみ駆動される。このため、負荷抵抗素子Rに流れる負荷抵抗素子電流Irは、表示区間S1,S2においてゼロとなり、表示区間S3において表示素子LD1つ分の点灯電流Ionとなる。
したがって、表示区間S3で生じた余剰電流Isが負荷抵抗素子電流Irとして流れるため、表示素子LD1,LD2,LD3および負荷抵抗素子Rにおいて消費される総消費電流Iallは、表示区間S1,S2,3において、常に点灯電流Ionに等しくなる。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、これら複数の表示素子LDを動作電圧VCCに対して互いに並列的に接続するとともに、これら表示素子LDと並列的に負荷抵抗素子Rを接続し、点消灯制御部11により、一定の周期期間C内に時分割で設けた表示区間Siごとに、表示素子LDのうち当該表示区間に対応する表示素子LDiを点消灯制御し、電流調整部12により、周期期間C内で負荷抵抗素子Rに流れる電流をスイッチング制御することにより、表示素子LDiの消灯により生じる余剰電流Is分を負荷抵抗素子Rで消費させるようにしたものである。
具体的には、点消灯制御部11で、表示区間Sごとに、表示素子LDのうち当該表示区間Siに対応するいずれか1つの表示素子LDiを点消灯制御するとともに、他の表示素子LDを消灯し、負荷抵抗素子Rとして、表示素子LD間で等しく設定された、表示素子LD1つ分の点灯電流Ionを消費する抵抗値を用い、電流調整部12で、表示区間Sのうち当該表示素子LDを消灯させる表示区間Sに同期したタイミングで、負荷抵抗素子を駆動することにより、余剰電流を負荷抵抗素子Rで消費させるようにしたものである。
これにより、表示素子LD1,LD2,LD3および負荷抵抗素子Rにおいて消費される総消費電流Iallは、表示区間S1,S2,3において、常に点灯電流Ionに等しくなる。このため、表示素子LD1,LD2,LD3の点消灯状態が変化しても、表示素子LD1,LD2,LD3および負荷抵抗素子Rでの消費電力が一定に保たれるため、装置内で発生する熱による温度センサへの影響を抑制することができる。また、複数の表示素子LD1,LD2,LD3を駆動する場合でも高い電圧を必要としないため、回路規模や回路コストを増大させることもない。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態にかかる表示装置について説明する。
第1の実施の形態では、表示素子LDiの消灯により生じる余剰電流Is分を負荷抵抗素子Rで消費させる具体的構成として、表示区間Sのうち当該表示素子LDiを消灯させる表示区間Siに同期したタイミングで、負荷抵抗素子Rを駆動する場合を例として説明した。
本実施の形態では、電流と時間長との積からなる電流時間積Qというスカラを導入し、表示区間Sのうち対応する表示素子LDを消灯させる表示区間Siにおける電流時間積Qiの総和と、負荷抵抗素子Rの電流時間積Qrとが等しくなるよう、負荷抵抗素子Rの負荷駆動期間Srの時間長、すなわち負荷駆動期間長Trを調整して駆動する場合について説明する。
本実施の形態において、電流調整部12は、表示区間Sのうち対応する表示素子LDを消灯させる表示区間Siごとに、当該表示区間Siの表示区間長Tiと当該表示素子LDiの点灯電流Iionとの積からなる電流時間積Qiを計算する機能と、これら電流時間積Qiの総和である総電流時間積Qallを負荷抵抗素子Rに流れる負荷電流Ironで除算することにより、負荷抵抗素子Rの負荷駆動期間長Trを計算する機能と、周期期間Cのうち負荷駆動期間長Tr分だけ負荷抵抗素子Rを駆動することにより、表示素子LDiの消灯により生じる余剰電流Isを負荷抵抗素子Rで消費させる機能とを有している。
周期期間C内に設けた表示区間Siについては、第1の実施の形態と同様に、各表示区間S間で等しい時間長としてもよいし、表示区間Siごとに異なる時間長を設定してもよい。また、表示素子LDiの点灯電流Iionについては、第1の実施の形態と同様に、各表示素子LD間で等しい電流値としてもよいし、表示素子LDiごとに異なる点灯電流Iionであってもよい。各表示区間Siの時間長や表示素子LDiの点灯電流Iionについては、周期期間C内で表示制御する表示素子LDの数や表示素子LDに要求される明るさに基づいて、予め設定しておけばよい。
一方、周期期間C内には、各表示区間Sとは別個に、負荷抵抗素子Rを駆動するための調整区間Sxが設けられている。この調整区間Sxのうち、電流時間積Qから計算した負荷駆動期間長Trだけ負荷抵抗素子Rを駆動する。負荷抵抗素子Rの負荷抵抗素子電流Irについては、第1の実施の形態と同様に、表示素子LDiの点灯電流Iionと等しい値であってもよく、点灯電流Iionとは異なる電流値を用いてもよい。すべての表示素子LDを消灯する場合、これら消灯により生じる余剰電流分を調整区間Sx内で負荷電流Ironにより消費する必要があり、この条件下で、調整区間Sxおよび負荷電流Ironを選択し、負荷抵抗素子Rの抵抗値を設定すればよい。
なお、本実施の形態にかかる表示装置1のうち、他の構成については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図7および図8を参照して、本実施の形態にかかる表示装置1の動作について説明する。図7は、第2の実施の形態にかかる表示装置の表示制御処理を示すフローチャートである。図8は、第2の実施の形態にかかる表示装置の表示制御処理を示すタイミングチャートである。
表示装置1の表示制御部10は、一定の周期期間ごとに、図7の表示制御処理を実行する。
まず、表示制御部10は、記憶部15から点灯データ15Bを取得する(ステップ200)。なお、駆動タイミングデータ15Aについては、電源投入時の初期設定動作において記憶部15から予め読み込まれているものとする。
次に、点消灯制御部11は、駆動タイミングデータ15Aおよび点灯データ15Bに基づいて、各表示区間S1,S2,S3における表示素子LD1,LD2,LD3の駆動要否を決定する(ステップ201)。
一方、電流調整部12は、駆動タイミングデータ15Aおよび点灯データ15Bに基づいて、各表示区間Sのうち、当該表示区間と対応する表示素子LDを消灯する表示区間Siについて、電流時間積Qiを計算する(ステップ202)。表示区間Siの電流時間積Qiは、当該表示区間Siと対応する表示素子LDiの点灯電流Iiと、表示区間Siの時間長Tiとの積、すなわちQi=Ii×Tiで求められる。
続いて、電流調整部12は、これら電流時間積Qiの総和Qallを負荷抵抗素子Rに流れる負荷電流Ironで除算することにより、負荷抵抗素子Rの負荷駆動期間長Trを計算する(ステップ203)。
このようにして、各表示区間S1,S2,S3における、表示素子LD1,LD2,LD3の駆動要否決定するとともに、負荷抵抗素子Rの負荷駆動期間長Trを計算した後、点消灯制御部11は、各表示区間S1,S2,S3のタイミング到来に合わせて、表示素子LD1,LD2,LD3をそれぞれ駆動するとともに(ステップ204)、電流調整部12は、負荷駆動期間長Trに合わせて負荷抵抗素子Rを駆動する(ステップ205)。
したがって、図8に示すように、表示区間S1,S2において表示素子LD1,LD2のみがそれぞれ点灯制御されるとともに、表示区間S3において表示素子LD3を含むすべての表示素子LD1,LD2,LD3が点消灯制御される。これにより、これら表示素子LD1,LD2,LD3の表示素子電流I1,I2,I3を合計した総表示素子電流Idallは、表示区間S1,S2においてそれぞれ点灯電流I1on,I2onとなり、表示区間S3においてゼロとなる。このため、すべての表示区間S1,S2,S3において、対応する表示素子LD1,LD2,LD3を順に点灯した場合と比較して、表示区間S3において余剰電流Isが発生する。
一方、負荷抵抗素子Rは、表示区間S1,S2,S3では駆動されず、調整区間Sxのうち負荷駆動期間Srでのみ駆動される。このため、負荷抵抗素子Rに流れる負荷抵抗素子電流Irは、表示区間S1,S2,S3においてゼロとなり、負荷駆動期間Srにおいて負荷電流Ironとなる。
したがって、時間長T3の表示区間S3で生じた余剰電流Isが、負荷駆動期間長Trの負荷駆動期間Sr分だけ負荷電流Ironとして流れるため、表示素子LD1,LD2,LD3および負荷抵抗素子Rにおいて消費される総消費電流Iallは、各周期期間C間において、常に等しくなる。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、電流と時間長との積からなる電流時間積Qというスカラを導入し、表示区間Sのうち対応する表示素子LDを消灯させる表示区間Siにおける電流時間積Qiの総和と、負荷抵抗素子Rの電流時間積Qrとが等しくなるよう、負荷抵抗素子Rの負荷駆動期間長Trを調整して駆動するようにしたものである。
これにより、表示素子LDを消灯させる表示区間Siで生じた余剰電流Isが、負荷駆動期間長Trの負荷駆動期間Sr分だけ負荷電流Ironとして流れるため、表示素子LD1,LD2,LD3および負荷抵抗素子Rにおいて消費される総消費電流Iallは、各周期期間C間において、常に等しくなる。
したがって、例えば赤色LEDや白色LEDなど、電気的特性の異なる複数の表示素子の表示制御を行う場合のように、表示素子LDiごとに、表示区間Siの時間長Tiおよび点灯電流Iionが異なる場合でも、表示素子LD1,LD2,LD3および負荷抵抗素子Rでの消費電力が一定に保たれるため、装置内で発生する熱による温度センサへの影響を抑制することができる。
[第3の実施の形態]
次に、図9を参照して、本実施の形態にかかる表示装置1について説明する。図9は、第3の実施の形態にかかる表示装置の構成を示すブロック図である。
第2の実施の形態では、電流と時間長との積からなる電流時間積Qというスカラを導入し、消灯する表示素子の電流時間積Qiの総和と、負荷抵抗素子Rの電流時間積Qrとが等しくなるよう、負荷抵抗素子Rの負荷駆動期間長Trを調整する場合について説明した。
本実施の形態では、第2の実施の形態にかかる電流時間積を利用して、外部装置(図示せず)から表示装置1へ供給される供給電圧Vinの変動による、表示装置1での消費電力の変化を、負荷抵抗素子Rの負荷駆動期間長Trで調整する場合について説明する。
本実施の形態において、表示制御部10には、電圧検出部13が追加されている。電圧検出部13は、供給電圧Vinを抵抗RA,RBで分圧した入力電位に基づいて、供給電圧Vinの電圧値を検出する機能を有している。
電源部16は、電圧レギュレータなどの定電圧回路からなり、入力された供給電圧Vinから一定電圧の動作電圧VCCを生成して、各回路部へ供給する機能を有している。
電流調整部12は、表示装置1全体の消費電力Pと、供給電圧Vinと、表示素子LDおよび負荷抵抗素子Rの電流時間積Qと、表示素子LDおよび負荷抵抗素子R以外の回路部に定常的に流れる内部定常電流Ifとの関係を示す関係式に基づいて、負荷抵抗素子Rの負荷駆動期間長Trを計算する機能を有している。
本実施の形態では、2つの表示素子LD1,LD2が動作電圧VCCに対して互いに並列的に接続されており、負荷抵抗素子Rが動作電圧VCCに対して表示素子LD1,LD2と並列的に接続されている場合を例として説明する。
一方、周期期間C内には、各表示区間S1,S2とは別個に、負荷抵抗素子Rを駆動するための調整区間Sxが設けられている。この調整区間Sxのうち、上記関係式から計算した負荷駆動期間長Trだけ負荷抵抗素子Rを駆動する。
負荷抵抗素子Rの負荷電流Ironについては、第1の実施の形態と同様に、表示素子LDiの点灯電流Iionと等しい値であってもよく、点灯電流Iionとは異なる電流値を用いてもよい。すべての表示素子LDを消灯する場合、これら消灯により生じる余剰電流分を調整区間Sx内で負荷抵抗素子電流Irにより消費する必要があり、この条件下で、調整区間Sxおよび負荷電流Ironを選択し、負荷抵抗素子Rの抵抗値を設定すればよい。
なお、本実施の形態にかかる表示装置1のうち、他の構成については、第1および第2の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
[第3の実施の形態の動作]
次に、図10および図11を参照して、本実施の形態にかかる表示装置1の動作について説明する。図10は、第3の実施の形態にかかる表示装置の表示制御処理を示すフローチャートである。図11は、第3の実施の形態にかかる表示装置の表示制御処理を示すタイミングチャートである。
表示装置1の表示制御部10は、一定の周期期間ごとに、図10の表示制御処理を実行する。
まず、表示制御部10は、記憶部15から点灯データ15Bを取得する(ステップ300)。なお、駆動タイミングデータ15Aについては、電源投入時の初期設定動作において記憶部15から予め読み込まれているものとする。
続いて、電圧検出部13は、供給電圧Vinを検出する(ステップ301)。
次に、点消灯制御部11は、駆動タイミングデータ15Aおよび点灯データ15Bに基づいて、各表示区間S1,S2における表示素子LD1,LD2の駆動要否を決定する(ステップ302)。
一方、電流調整部12は、駆動タイミングデータ15Aおよび点灯データ15Bに基づいて、各表示区間Sのうち、当該表示区間と対応する表示素子LDを点灯する表示区間Siについて、電流時間積Qiを計算する(ステップ303)。表示区間Siの電流時間積Qiは、当該表示区間Siと対応する表示素子LDiの点灯電流Iiと、表示区間Siの時間長Tiとの積、すなわちQi=Ii×Tiで求められる。
続いて、電流調整部12は、これら電流時間積Qi、周期期間Cの時間長Tc、負荷抵抗素子Rに流れる負荷電流Iron、負荷抵抗素子Rを駆動する負荷駆動期間長Tr、表示装置1のうち表示素子以外の回路部で定常的に消費される内部定常電流If、供給電圧Vin、および周期期間Cにおいて表示装置1全体で消費する消費電力Pに基づいて、次の式(1)に示す関係式に基づいて、負荷駆動期間長Trを計算する(ステップ304)。
P/Vin=If+(ΣQi+Iron×Tr)/Tc …(1)
このようにして、各表示区間S1,S2における、表示素子LD1,LD2の駆動要否を決定するとともに、負荷抵抗素子Rの負荷駆動期間長Trを計算した後、点消灯制御部11は、各表示区間S1,S2のタイミング到来に合わせて、表示素子LD1,LD2をそれぞれ駆動するとともに(ステップ305)、電流調整部12は、負荷駆動期間長Trに合わせて負荷抵抗素子Rを駆動する(ステップ306)。
したがって、図11に示すように、例えば、表示区間S1,S2において表示素子LD1,LD2がそれぞれ点灯制御された場合、表示素子電流I1,I2を合計した総表示素子電流Idallは、表示区間S1,S2においてそれぞれ点灯電流I1on,I2onとなる。また、内部定常電流Ifは、周期期間Cにおいて一定である。
一方、これら表示素子LD1,LD2の電流時間積Q1,Q2が計算されて、前述した式(1)に基づいて、負荷抵抗素子Rの負荷駆動期間長Trが計算され、調整区間Sxのうち負荷駆動期間長Tr分だけ、負荷抵抗素子Rが駆動されて負荷電流Ironが流れる。
これにより、表示素子LD1,LD2の消灯による余剰電流Isと、供給電圧Vinの変動に起因して発生する電圧変動電流Ivとが、負荷電流Ironとして流れるため、表示装置1全体で消費される総消費電力は、各周期期間C間において、常に等しくなる。
したがって、供給電圧Vinが変動する場合でも、表示素子LD1,LD2および負荷抵抗素子Rでの消費電力が一定に保たれるため、装置内で発生する熱による温度センサへの影響を抑制することができる。
図12は、供給電圧と負荷駆動期間長との関係を示すグラフであり、横軸が供給電圧Vinを示し、縦軸が負荷駆動期間長Trを示している。
ここでは、供給電圧VinがDC24V±15%で変動し、消費電力P=260mW、内部定常電流If=5mA、点灯電流I1on=I2on=負荷抵抗素子Rに流れる負荷電流=8mA、表示区間長T1=T2=5ms、周期期間長Tc=20msとした。この際、負荷駆動期間Trは、第1の実施の形態のように、必ずしもSxのタイミング内とする必要はなく、S1、S2タイミング内も使用できるが、周期期間長Tcは超えないようにする。
図12のうち、特性F1は、表示素子LD1,LD2の両方を点灯した場合、特性F2は、表示素子LD1,LD2のいずれか一方のみを点灯した場合、特性F3は、表示素子LD1,LD2の両方を消灯した場合を示している。
これら特性F1,F2,F3は、供給電圧Vinが上昇するに連れて、負荷駆動期間長Trが単調減少しており、供給電圧Vinの上昇で増加した電圧変動電流Iv分だけ、負荷抵抗素子Rで消費する負荷電流の電流量が削減されていることが分かる。
[第3の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、第2の実施の形態にかかる電流時間積を利用して、表示装置1へ供給される供給電圧Vinの変動による、表示装置1での消費電力の変化を、負荷抵抗素子Rの負荷駆動期間長Trで調整するようにしたので、表示装置1全体で消費される総消費電力は、各周期期間C間において、常に等しくなる。
したがって、供給電圧Vinが変動する場合でも、表示素子LD1,LD2および負荷抵抗素子Rでの消費電力が一定に保たれるため、装置内で発生する熱による温度センサへの影響を抑制することができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
1…表示装置、10…表示制御部、11…点消灯制御部、12…電流調整部、13…電圧検出部、15…記憶部、15A…駆動タイミングデータ、15B…点灯データ、16…電源部、2…設定器、20…制御部、21…温度センサ、22…入力変換部、23…キー入力部、24…アドレス設定部、25…LCD、26…LED、27…通信I/F部、28…電源監視部、29…電源部、CNT…上位コントローラ、L…通信回線、CN…コネクタ、C…周期期間、S1,S2,S3,S,Si…表示区間、Sx…調整区間、Sr…負荷駆動期間、LD1,LD2,LD3,LD,LDi…表示素子、R…負荷抵抗素子、R1,R2,R3,RA,RB…抵抗素子、I1on,I2on,I3on,Idon,Iion…点灯電流、I1,I2,I3,Ii…表示素子電流、Idall…総表示素子電流、Is…余剰電流、Ir…負荷抵抗素子電流、Iron…負荷電流、Iall…総消費電流、If…内部定常電流、Tc…周期期間長、T1,T2,T3…表示区間長、Tr…負荷駆動期間長、Q1,Q2,Q3,Qi,Qr…電流時間積、Qall…総電流時間積、VCC…動作電圧、Vin…供給電圧、P…消費電力、F1,F2,F3…特性。

Claims (5)

  1. 動作電源に対して互いに並列的に接続された複数の表示素子と、
    前記動作電源に対して前記表示素子と並列的に接続された負荷抵抗素子と、
    一定の周期期間内に時分割で設けた表示区間ごとに、前記表示素子のうち当該表示区間に対応する表示素子を点消灯制御する点消灯制御部と、
    前記表示区間のうち前記表示素子が消灯制御される表示区間、または前記周期期間のうち前記表示区間以外の調整区間において、前記負荷抵抗素子に流れる電流をスイッチング制御することにより、前記表示区間のいずれかで消灯制御した前記表示素子の点灯電流に相当する余剰電流を前記負荷抵抗素子に流す電流調整部と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記点消灯制御部は、前記表示区間ごとに、前記表示素子のうち当該表示区間に対応するいずれか1つの表示素子を点消灯制御するとともに、他の表示素子を消灯し、
    前記負荷抵抗素子は、前記表示素子間で等しく設定された、表示素子1つ分の点灯電流を消費する抵抗値を有し、
    前記電流調整部は、前記表示区間のうち当該表示素子を消灯させる表示区間に同期したタイミングで、前記負荷抵抗素子を駆動することにより、前記余剰電流を前記負荷抵抗素子で消費させる
    ことを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記電流調整部は、前記表示区間のうち当該表示区間と対応する表示素子を消灯させる表示区間ごとに、当該表示区間の時間長と当該表示素子の点灯電流との積からなる電流時間積を計算し、これら電流時間積の総和を前記負荷抵抗素子に流れる負荷電流で除算することにより、前記負荷抵抗素子の負荷駆動期間長を計算し、前記周期期間のうち前記負荷駆動期間長分だけ前記負荷抵抗素子を駆動することにより、前記余剰電流を前記負荷抵抗素子で消費させる
    ことを特徴とする表示装置。
  4. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記電流調整部は、前記表示区間Sのうち対応する表示素子を点灯させる表示区間Siごとに、当該表示区間の時間長と当該表示素子の点灯電流との積からなる電流時間積Qiを計算し、前記周期期間長をTcとし、前記負荷抵抗素子に流れる負荷電流をIronとし、前記周期期間のうち前記記負荷抵抗素子の負荷駆動期間長をTrとし、当該表示装置のうち前記表示素子以外の回路部で定常的に消費される内部定常電流をIfとし、当該表示装置に対して外部から供給される供給電圧をVinとし、前記周期期間において当該表示装置全体で消費する消費電力をPとした場合、
    P/Vin=If+(ΣQi+Iron×Tr)/Tc
    の関係式に基づいて前記負荷駆動期間長Trを計算し、前記周期期間のうち前記負荷駆動期間長Tr分だけ前記負荷抵抗素子を駆動することにより、前記余剰電流を前記負荷抵抗素子で消費させる
    ことを特徴とする表示装置。
  5. 動作電源に対して互いに並列的に接続された複数の表示素子と、前記動作電源に対して前記表示素子と並列的に接続された負荷抵抗素子とを備える表示装置で用いられる表示制御方法であって、
    点消灯制御部が、一定の周期期間内に時分割で設けた表示区間ごとに、前記表示素子のうち当該表示区間に対応する表示素子を点消灯制御する点消灯制御ステップと、
    電流調整部が、前記表示区間のうち前記表示素子が消灯制御される表示区間、または前記周期期間のうち前記表示区間以外の調整区間において、前記負荷抵抗素子に流れる電流をスイッチング制御することにより、前記表示区間のいずれかで消灯制御した前記表示素子の点灯電流に相当する余剰電流を前記負荷抵抗素子に流す電流調整ステップと
    を備えることを特徴とする表示制御方法。
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