JP2002189467A - 演奏制御方法、演奏制御装置及び記録媒体 - Google Patents

演奏制御方法、演奏制御装置及び記録媒体

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JP2002189467A
JP2002189467A JP2000388247A JP2000388247A JP2002189467A JP 2002189467 A JP2002189467 A JP 2002189467A JP 2000388247 A JP2000388247 A JP 2000388247A JP 2000388247 A JP2000388247 A JP 2000388247A JP 2002189467 A JP2002189467 A JP 2002189467A
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JP2000388247A
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Kazunori Matsuda
寿徳 松田
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動演奏パートとその他のパートの間で、楽
音発生のタイミングのずれのない演奏制御装置を提供せ
んとするものである。 【解決手段】 演奏データ記憶手段10と、本発明の設
定手段に相当する編集手段20と、自動演奏手段30と
を有しており、該自動演奏手段30からの出力は、出力
分配手段31を介して、内部音源117と、自動演奏ピ
アノ200に伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子音源による演
奏と共に、楽器に自動生演奏をさせる場合に用いられる
演奏制御方法、演奏制御装置及びそのような制御をコン
ピュータに実行させるプログラムを格納した記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】ピアノ自動演奏装置を用いて自動演奏さ
せる際に、自動演奏パートとそれ以外のパートで、演奏
制御が行われ、自動演奏パートには、ピアノパートのデ
ータが自動伴奏を行う形式(押鍵情報)で送られ、また
それ以外のパートには、電子音源などのデータが楽音を
発生させることができる状態で送られる。
【0003】上記自動演奏装置の構成では、例えばソレ
ノイドなどでハンマーを動かすなどの電気・機械的な構
成によって、実際のピアノなどの弦をハンマーでたたく
ようにして演奏が行われる。そのため、データが伝達さ
れてから実際の弦がたたかれるまでに、上記他のパート
から発せられる楽音との間に、タイムラグがあり、同じ
タイミングで、自動演奏装置と電子音源に押鍵情報を送
信しても、自動演奏装置の発音が遅れるという問題があ
った。
【0004】このような遅れの問題を解決するため、特
公平5−33798号では、自動演奏パート以外のパー
トに遅延バッファを用いて、これらのパートに送出され
るデータを遅延せしめ、上記のようなタイムラグの発生
を防いでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、演奏される曲
の曲相のうち、フォルテやクレッシェンドなどの記号が
割り振られるような強めの曲相の部分と、ピアノやデク
レッシェンドなどの記号が割り振られるような弱めの曲
相の部分では、ハンマーの振り出しスピードが異なり、
上記のようにバッファにより一律に遅延せしめた場合、
自動演奏装置の発音がさらに遅れたり、逆に他のパート
から発せられる楽音より早く発音されてしまうという問
題があった。
【0006】本発明は、以上のような問題に鑑み創案さ
れたもので、演奏制御方法、演奏制御装置及び記録媒体
を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る演奏制御方
法の構成は、一部のパートのデータを自動演奏させる場
合において、該パートのベロシティデータに応じて、各
パートのデータ送出時間を設定することを基本的特徴と
している。
【0008】上記構成によれば、自動演奏パートにおけ
るベロシティデータに応じて、例えば自動演奏パート部
分はそのままの状態にし、それ以外のパート部分は、デ
ータの送出を遅延せしめたり(データを上記ベロシティ
データに対応した時間だけ遅延せしめる設定)、逆に自
動演奏パート部分だけ、それ以外のパート部分より、デ
ータの送出を早めたり(データを上記ベロシティデータ
に対応した時間だけ早める設定)、或いはこのような両
設定を組み合わせることによって、自動演奏パートとそ
の他のパートの間で、楽音発生のタイミングのずれが解
消されることになる。
【0009】このようなデータ送出時間の設定処理は、
演奏前に予め(この場合は演奏データを予め編集してお
くことになる)、又は演奏時リアルタイムで行われるよ
うにしても良い。
【0010】予め設定しておくことの他のメリットは、
演奏データ自体を編集することができることにある。そ
うすることで、特にBGM用の静かなバージョンなどを
作成しておくことができるようになる。具体的には上記
遅延処理などのデータ送出時間の設定処理と併行してベ
ロシティを小さくする編集を行う。
【0011】ピアノパートに関してはあまりベロシティ
を小さくすると、ソレノイドの性能により発音しないと
いう問題が存在するため、ソフトペダルをオンにすると
いうデータを、上記編集時に挿入することも可能であ
る。そうすることで、上記ハンマー部分を移動させ、該
ハンマーと弦の間の距離を短く設定でき、ベロシティを
小さくしなくても弱音化できるため、発音しないと言う
問題が発生しなくなる。その場合は、その移動させた分
だけ、タイムラグの発生は少なくなるので、それに合わ
せて、各パートのデータ送出時間の設定処理を再構成す
ると良い。
【0012】尚、このような処理がなされた後、実際に
自動演奏処理がなされる際に、自動演奏パートの演奏デ
ータを外部に送出するようにする(自動的に出力系列を
分配できるようにする)ために、各パートの音色データ
に応じて、出力系列の決定が自動的に行われるようにす
る、或いは各パートの音色データに応じて、出力系列の
決定を自動的に行う構成を有するようにすると良い。ま
た音色毎に出力系列を設定する手段を持つようにしても
良い。自動演奏データ毎にパート(チャンネル)と音色
の関係は異なる。そのため、音色に応じてどこで発音さ
せるかを決めるので、音色毎に出力系列を設定すれば、
曲により設定し直す必要がなくなる。
【0013】請求項5〜請求項8までの構成は、上記請
求項1〜請求項4までの方法の構成を、演奏制御装置と
して規定したものである。
【0014】そのうち請求項5の構成は、上記請求項1
の構成に対応しており、具体的には、一部のパートのデ
ータを自動演奏装置に自動演奏させる演奏制御装置にお
いて、演奏データ中自動演奏パートのベロシティデータ
に応じて、各パートのデータ送出時間を設定する設定手
段を有することを特徴としている。
【0015】請求項6の構成は、上記請求項2の構成に
対応しており、具体的には、上記設定手段によるデータ
送出時間の設定を行うパートとして、自動演奏パート及
び/又はそれ以外のパートであることを規定している。
【0016】請求項7の構成は、上記請求項3の構成に
対応しており、具体的には、上記設定手段によるデータ
送出時間の設定処理が、演奏前に予め、又は演奏時リア
ルタイムで行われることを規定している。
【0017】請求項8の構成は、上記請求項4の構成に
対応しており、具体的には、上記設定手段による自動演
奏パート以外のパートのデータ送出時間の設定は、デー
タ遅延時間の設定であることを規定している。
【0018】請求項9の構成は、上記請求項1の構成に
記載された処理を、コンピュータに実行させるために、
該コンピュータで実行可能なプログラムを格納した記録
媒体を規定している。すなわち、上述した課題を解決す
るための構成として、コンピュータの構成を利用するこ
とで、上記処理を実行する、該コンピュータで読み込ま
れて実行可能なプログラムを格納した記録媒体を開示す
る。もちろん、これらの構成は、記録媒体の構成として
だけではなく、同様な機能を達成するプログラムとして
提供されても良いことは言うまでもない。この場合、コ
ンピュータとは中央演算処理装置の構成を含んだ汎用的
なコンピュータの構成の他、特定の処理に向けられた専
用機などを含むものであっても良く、中央演算処理装置
の構成を伴うものであれば特に限定はない。
【0019】このような記録媒体から、コンピュータに
上記処理を実行させるためのプログラムが該コンピュー
タに読み出されると、請求項1に規定された処理と同様
な処理が実行されることになる。
【0020】該請求項9の具体的な構成は、一部のパー
トのデータが自動演奏される際に、コンピュータに、上
記パートのベロシティデータに応じて、各パートのデー
タ送出時間を設定させるプログラムを格納したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体である。
【0021】該記録媒体により、請求項1に規定された
処理の実行構成をソフトウェア商品として配布すること
ができるようになる。また、既存のハードウェア資源を
用いてこのソフトウェアを使用することにより、既存の
ハードウェアで新たなアプリケーションとしての本発明
の上記構成が容易に実行できるようになる。更にこのよ
うな記録媒体の構成の他、RAMやROMなどの内部記
憶装置の構成やハードディスクなどの外部記憶装置の構
成も、そのようなプログラムがそこに記録されれば、本
発明に規定する記録媒体に含まれることは言うまでもな
い。
【0022】尚、請求項9記載の各処理のうち一部の工
程は、コンピュータに組み込まれた機能(コンピュータ
にハードウェア的に組み込まれている機能でも良く、該
コンピュータに組み込まれているオペレーティングシス
テムや他のアプリケーションプログラムなどによって実
現される機能でも良い)によって実行され、前記記録媒
体に記録されたプログラムには、該コンピュータによっ
て実行される機能を呼び出すあるいはリンクさせる命令
が含まれていても良い。
【0023】これは、請求項9に規定された各処理の一
部が、例えばオペレーティングシステムなどによって達
成される機能の一部で代行され、記録媒体にはその機能
を実現するためのプログラムないしモジュールなどは直
接記録されているわけではないが、それらの機能を達成
するオペレーティングシステムの機能の一部を、呼び出
したりリンクさせるようにしてあれば、実質的に同じ構
成となるからである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。図1は、本発明に係る演奏制御装置
100がコントローラとして搭載された自動演奏ピアノ
200を示している。該演奏制御装置100は、後に述
べるように、外部インターフェース115(MIDIイ
ンターフェース)を備えていて、該インターフェース1
15を介して本ピアノ200を自動演奏させる(或いは
他の外部音源を制御してそこから楽音を発生させる)こ
とができるようになっている。またこの演奏制御装置1
00中に、内部音源117が備えられており、上記ピア
ノ200の鍵盤部116から、鍵盤スキャン回路116
aを介して押鍵情報が入力され、ピアノの音色とは別
に、任意の音色情報が与えられた音源117から、楽音
が発生できるようになる。
【0025】上記演奏制御装置100は、図2に示され
るように、システムバス110上に、CPU(Central
Processing Unit)111、ROM(Read Only Memor
y)112、RAM(Random Access Memory)113、
鍵盤スキャン回路116aを介して接続された鍵盤部1
16、音源117及び外部記憶装置120が、各接続さ
れており、該システムバス110を通じてこれらのデバ
イスに各種命令やデータの受け渡しがなされる。
【0026】また上記CPU111には、スイッチや表
示器を有する操作パネル114とMIDIインターフェ
ースなどの外部インターフェース115とが直結されて
おり、また音源117には、楽音の増幅を行うアンプ1
18及び楽音を外部に発音せしめるスピーカ119が電
気的に接続されている。
【0027】上記CPU111は、前記ROM112の
プログラムメモリ記憶部に記憶されている制御プログラ
ムに従って当該演奏制御装置100の各部を制御するも
のであり、また上記プログラムメモリ記憶部に記憶され
たアプリケーションプログラムを実行し、必要に応じ
て、RAM113を作業領域として使用し、さらにRO
M112に記憶された種々の固定データを使用しながら
データ処理を行う構成である。
【0028】上記ROM112は、上述のように、演奏
制御装置100全体を制御するプログラムを格納してい
る他、CPU111が使用する種々の固定データ(デモ
データを含む)が記憶されている。尚、後述の遅延時間
メモリ21や出力系列選択メモリ32も、該ROM11
2で構成されている。
【0029】上記RAM113は、装置のステータス情
報を記憶したり、CPU111の作業領域、さらには後
述する編集バッファや遅延データバッファとして使用さ
れるものである。尚、当該演奏制御装置100を制御す
るための各種レジスタやフラグ等は、RAM113に定
義されており、このRAM113は、CPU111によ
り、システムバス110を介してアクセスされる。
【0030】上記鍵盤部116は、ピアノの鍵盤部に兼
ね備えられた構成であり、複数の鍵盤と、これらの押鍵
や離鍵に連動して開閉する鍵盤スイッチからなる。この
鍵盤部116とシステムバス110の間に介在する鍵盤
スキャン回路116aは、鍵盤スイッチの状態を調べ、
そのON/OFFを示す信号から鍵盤タッチの強さ(速
さ)を示すタッチデータを生成すると共に、ON又はO
FF情報とその鍵盤ナンバーを出力するものである。こ
のON/OFF情報及び鍵盤ナンバー、タッチデータ
は、システムバス110を介してCPU111に送られ
る。
【0031】また該ピアノの鍵盤部には、上記鍵盤を動
かすソレノイド(図示なし)が設置されており、上記外
部インターフェース115からの押鍵情報に基づいて、
該ソレノイドが作動し、鍵盤を稼動させて、弦を打ち鳴
らすことができるようになっている。
【0032】上記音源117は、CPU111から出力
される信号に対応する原音波形データを波形メモリから
読み出し、その楽音波形データにエンベロープを乗算
し、楽音信号として出力する。
【0033】上記外部記憶装置120は、本実施例では
フロッピー(登録商標)ディスクドライブで構成されて
おり、演奏曲の曲データなどが格納される。上記の他、
CD−ROMドライブや、種々のカード型記憶装置(フ
ラッシュメモリカード、コンパクトフラッシュ(登録商
標)カード、SDカード、メモリスティック、MO等)
でも良い。
【0034】上記操作パネル114には、電源スイッ
チ、音色選択スイッチなど各種スイッチ及び所定の情報
を表示する表示器などが設けられている。
【0035】図3は、上記構成で実現される演奏制御装
置100及び該演奏制御装置100に接続されて自動演
奏を行う自動演奏ピアノ200の機能ブロックを示す説
明図である。同図に示すように、本構成は、演奏データ
記憶手段10と、編集手段20と、自動演奏手段30と
を有しており、該自動演奏手段30からの出力は、出力
分配手段31を介して、内部音源117と、自動演奏ピ
アノ200に伝達される。
【0036】上記演奏データ記憶手段10は、上記外部
記憶装置120で構成される演奏データ記憶11とRA
M113で構成される演奏データ記憶12とを備えてお
り、上記演奏データが記憶される。本構成では、演奏デ
ータ記憶11から読み出された演奏データに対して後述
する編集手段20で所定の編集がされた後、編集後のデ
ータは、演奏データ記憶12に格納される。また上記演
奏データ記憶11及び演奏データ記憶12は、共に、同
じ外部記憶装置120で構成されても良い。その場合
は、編集前と編集後のデータを識別するために、フラグ
などが該データに付されることになる。
【0037】上記編集手段20は、ROM112に記憶
されたプログラムで稼働するCPU111及びその作業
領域を提供するRAM113で構成されており、本発明
の設定手段の構成に相当し、上記演奏データ記憶手段1
0に記憶された演奏データのうち自動演奏パートのベロ
シティデータを読み取って、該ベロシティデータに応じ
て、自動演奏パート以外のパートの各データ送出時の遅
延時間を設定する機能を有している。
【0038】その際、該編集手段20は、遅延時間メモ
リ21を参照し、遅延時間分だけ、ノートオンとゲート
タイムをずらす設定を行う。すなわち、該遅延時間メモ
リ21には、図4に示すような自動演奏ピアノ200の
ソレノイドの駆動から発音までの時間と押鍵強度(ベロ
シティ)との関係を示すデータが記憶されており、上記
編集手段20は、この関係と全く同様に、ベロシティが
小さいほど自動演奏パート以外のパートの各データ送出
時の遅延時間を長くし、反対にベロシティが大きいほど
該遅延時間を短く設定することになる。これは、演奏デ
ータの各パートのベロシティの大小は、通常自動演奏ピ
アノパートの大小に対応しており、編集手段20で遅延
時間の設定処理を行う際、編集対象データのベロシティ
に応じて遅延時間を調整することにより、自動演奏ピア
ノ200の特性を考慮した遅延時間の設定処理ができる
ようになるからである。
【0039】本実施例においては、以下のような処理を
行う関係から、CPU111以外に、前記RAM113
上に、図5に示すようなリードバッファ22と、遅延デ
ータバッファ23と、編集バッファ24が置かれ、編集
手段20で、次のように処理される。
【0040】すなわち、外部記憶装置120に格納され
ている編集前の演奏データは、編集時に上記リードバッ
ファ22に読み込まれる(分割して読み込まれる場合と
全部を一括して読み込まれる場合とがある)。編集前の
元データは時系列順にデータが並んでいるが、リードバ
ッファ22から読み出されて遅延などの編集をCPU1
11で行うと、データの順番が入れ替わることがある
(時系列に関わるデータを編集するため)。従って編集
処理などが終了して、時間が確定したデータを保管して
おくために、編集バッファ24が使用される。
【0041】また遅延処理が施されるデータを一時的に
保管しておくために、遅延データバッファ23が使用さ
れる。編集処理が進んでいって、所定の遅延時間を経過
したタイミングで、上記編集バッファ24に書き込まれ
る。この時該データの中の時間データは、所定の遅延時
間が足されたデータとなっている。
【0042】実際の自動演奏は、編集バッファ24の内
容に応じて演奏されることになる。
【0043】編集されたデータは、前述のように、演奏
データ記憶12に格納される。本実施例では、演奏前
に、予め上記編集処理を行っておく構成である。一度編
集された演奏データは、演奏データ記憶11に再び格納
するか、或いはSRAMなどで構成される演奏データ記
憶12に格納すれば、編集は1回で済み、2度目以降
は、編集されたデータを出力すれば良い。またこのよう
に予め編集処理を行っておく場合に限られず、演奏時に
リアルタイムで、このような編集処理を行っても良い。
【0044】上記自動演奏手段30は、同じくROM1
12に記憶されたプログラムで稼働するCPU111で
構成されており、演奏データ記憶手段10の演奏データ
記憶12から演奏データを読み出して、内部音源117
と自動演奏ピアノ200に出力する機能を有している。
【0045】ここでは、出力系統が内部音源117と自
動演奏ピアノ200の2つに分かれており、その分配
を、出力分配手段31が行っている。その際該出力分配
手段31は、同じくROM112に記憶されたプログラ
ムで稼働するCPU111で構成されており、出力系列
選択メモリ32を参照し、上記演奏データ中に含まれる
音色データに応じて、各チャンネルの出力系列を決定す
る。本実施例では、ピアノの音色である場合(MIDI
データでプログラムナンバが1の場合)、そのチャンネ
ルを外部チャンネルとし、その他の音色の場合は内部チ
ャンネルとし、出力系列の分配を行っている。このよう
な構成によって自動的にその出力系列の設定が行われる
ため、一々演奏を行おうとする者が事前にどのパート
(チャンネル)がどの楽器であるかを事前に把握する必
要がなくなり、その分操作が簡単になる。
【0046】図6は、上記演奏制御装置100で処理の
行われるメインルーチンのフローチャートを示してい
る。同図によれば、スイッチオンで、演奏制御装置10
0の初期設定がなされ(ステップS101)、その後パ
ネル処理ステップ(ステップS102)、自動演奏処理
ステップ(ステップS103)、その他の処理のステッ
プ(ステップS104)がループして実行される。
【0047】図7は、上記自動演奏処理中の該演奏制御
装置100におけるタイマ割込みの処理フローが示され
ており、タイマカウンタがインクリメントされる(ステ
ップS201)ことで、タイマ割込み処理が行われる。
【0048】上記操作パネル114におけるパネル処理
では、自動演奏データ(曲)の選択や、自動演奏のスタ
ート或いはストップ、その他の処理がなされる。そのう
ち、図8は、上記パネル処理(ステップS102)中に
行われる曲選択処理のフローチャートである。
【0049】上記パネル処理で自動演奏ピアノ200の
自動演奏処理を行う曲が選択された場合、CPU111
により演奏データのフラグチェック或いは演奏データ記
憶12のファイル名チェックがなされ、その選択曲が編
集済みか否かが判定される(ステップS301)。編集
済みであれば(ステップS301;Yes)、後述する
ステップS305の処理にジャンプする。
【0050】反対に編集済みでなければ(ステップS3
01;No)、後述する編集処理が行われ(ステップ3
02)、その演奏データのフラグ設定或いは演奏データ
記憶12へのデータ格納によって、編集済みとする(ス
テップS303、ステップS304)。
【0051】編集済みのフラグ設定を行った場合には、
ステップS304のデータ保存が別途行われる。その後
パネル処理のその他の処理が行われる(ステップS30
5)。
【0052】ここで編集対象となるデータに関し、ノー
トデータを例にとって説明すると、仮に5バイトのノー
トデータであれば、1バイト目はノートステータスを表
す9とチャンネル数n、2バイト目は0〜95の数で表
されるステップ数、3バイト目はキーナンバ、4バイト
目はベロシティ、さらに5バイト目はゲートタイム(ゲ
ートタイム自身2バイトで表されることもあり、その場
合は全体で6バイトとなる)である。またノートデータ
以外のデータには、時間管理のために、小節毎にバーマ
ーク(小節の終わりを示すマーク)が、また4分音符1
個ずつの区切りとしてステップオーバーマークがある。
この他、ノートデータと並列した形で、音色データやテ
ンポデータ、コントロールデータ(ダンパーペダルデー
タ、ソフトペダルデータ)などが含まれる。
【0053】図9は、上記編集処理の処理フローを示し
ている。まず選曲された演奏データの最初から編集処理
を行わせるために、ステップが0にセット(リセット)
される(ステップS401)。そしてステップオーバー
フラグがセットされる(ステップS402)。
【0054】ここでステップオーバーフラグについても
う少し詳しい説明を加えておく。演奏データの中には、
図10に示されるように、ステップオーバーマークとバ
ーマークが時間を管理するためのデータとして存在する
(4/4拍子の曲でれば、図10の「+」にバーマーク
が、「↑」にステップオーバーマークが存在する)。
【0055】ステップオーバーフラグは、編集時にバー
マーク或いはステップオーバーマークを上記編集バッフ
ァ24に書き込みを要求するフラグである(バーマーク
かステップオーバーマークかは編集時に拍の管理をする
ことによって見分ける)。所定のタイミングで、このス
テップオーバーフラグがセットされていれば、バーマー
クかステップオーバーマークを、前記編集バッファ24
に書き込むことになる。
【0056】図9に説明を戻す。次にデータが読み出さ
れ(ステップS403)、そのデータがエンドマーク
(データの終わりを示すマーク)であるか否かがチェッ
クされる(ステップS404)。
【0057】エンドマークであれば(ステップS40
4;Yes)、データの最後の処理として、以下の処理
が行われる。すなわち、遅延データバッファ23のデー
タに残りの遅延ステップが加えられ書き込まれ(ステッ
プS410)、さらにエンドマークが書き込まれる(ス
テップS411)。
【0058】他方エンドマークチェックの際にエンドマ
ークでなければ(ステップS404;No)、読み出さ
れたデータがバーマーク或いはステップオーバーマーク
であるか否かがチェックされる(ステップS405)。
【0059】バーマーク或いはステップオーバーマーク
であれば(ステップS405;Yes)、ステップオー
バーフラグがセットされているか否かがチェックされる
(ステップS412)。ステップオーバーフラグがセッ
トされている場合(ステップS412;Yes)、バー
マーク或いはステップオーバーマークが編集バッファ2
4に書き込まれ、次のリードアドレスがセットされる
(ステップS413)。そしてステップオーバーフラグ
がクリアされ(ステップS414)、前記ステップS4
03に復帰する。上記ステップS412でステップオー
バーフラグがセットされていない場合(ステップS41
2;No)は、後述するステップS407に移行する。
【0060】前記ステップS405で、読み込まれたデ
ータが、バーマーク或いはステップオーバーマークでな
ければ(ステップS405;No)、ステップが等しい
か否かがチェックされる(ステップS406)。該チェ
ックは、データを処理して良いか否かのタイミングを図
る処理である。すなわち、上記ステップS401でステ
ップを0にセットした時から、編集するためのステップ
が管理されている。そして読み込んだデータがこのステ
ップと等しいかどうか判断される。
【0061】ここでステップが等しければ(ステップS
406;Yes)、後述する図11のステップS501
にジャンプする。
【0062】反対にステップが等しくなければ(ステッ
プS406;No)、一連の同じタイミングのデータの
処理が終了したことになるため、遅延データバッファ処
理がなされる(ステップS407)。その後ステップが
インクリメントされ(ステップS408)、さらにステ
ップが96ステップに達したか否かがチェックされる
(ステップS409)。
【0063】96ステップに達っしていなければ(ステ
ップS409;No)、前記ステップS403に復帰す
る。反対に96ステップに達っしていれば(ステップS
409;Yes)、前記ステップS401に復帰する。
【0064】一方、前記ステップS406で、ステップ
が等しいと判断された場合(ステップS406;Ye
s)、図11に示すように、読み出されたデータがテン
ポデータであるか否かがチェックされ(ステップS50
1)、テンポデータであれば(ステップS501;Ye
s)、そのテンポに応じた遅延ステップを得て(ステッ
プS506)、後述するステップS510にジャンプす
る。
【0065】他方テンポデータでなければ(ステップS
501;No)、読み出されたデータが、音色データか
否かがチェックされる(ステップS502)。
【0066】音色データであれば(ステップS502;
Yes)、さらにその音色はピアノか否かがチェックさ
れ(ステップS507)、音色がピアノであれば(ステ
ップS507;Yes)、そのチャンネルを遅延しない
チャンネルとし(ステップS508)、反対に音色がピ
アノでなければ(ステップS507;No)、そのチャ
ンネルを遅延するチャンネルとする(ステップS50
9)。前述のように、自動演奏ピアノの発する楽音が遅
延するので、同時に内部音源117の楽音発生を遅延さ
せるためである。これらのセット後、次のステップS5
03に移行する。
【0067】また上記ステップS502で、音色データ
でなければ(ステップS502;No、この場合該デー
タはノートデータやコントロールデータである)、同様
にステップS503に移行し、そのチャンネルは遅延す
るか否かがチェックされる(ステップS503)。チャ
ンネルが遅延する場合(ステップS503;Yes)、
そのままでは、編集バッファ24に書き込めないので、
一旦遅延データバッファ23に遅延データ(遅延ステッ
プ+1)と共に書き込まれる(ステップ504)。チャ
ンネルが遅延しない場合(ステップS503;No)、
編集バッファ24にデータの書き込みが行われる(ステ
ップS510)。これらの処理の後、次のリードアドレ
スがセットされる(ステップS505)。
【0068】図12は、遅延データバッファ23におけ
る処理フローが示されている。前記ステップS406で
一通りの処理が終了した段階で遅延データバッファ23
にどれだけのデータが入っているか分からないので、そ
こに入っているデータを全てこの遅延データバッファ処
理で処理する。まず現在のバッファの位置を1としてカ
ウンタがリセットされる(ステップS601)。
【0069】そしてそのバッファの位置にデータがある
か否かがチェックされる(ステップS602)。そこに
データがなければ(ステップS602;No)、後述す
るステップS608に移行する。
【0070】反対にその位置にデータがあれば(ステッ
プS602;Yes)、バッファの中の遅延データから
1つ減じられ(ステップS603)、0になったか否か
がチェックされる(ステップS604)。0になってい
なければ(ステップS604;No)、バッファの遅延
データだけを書き換え(ステップS607)、後述する
ステップS608に移行する。
【0071】反対に遅延データが0になった場合(ステ
ップS604;Yes)、現在管理しているステップと
共にそのデータが編集バッファ24に書き込まれ(ステ
ップS605)、その位置のデータ処理が終了したと言
うことで、その遅延データバッファ23の位置のデータ
がなしとされる(ステップS606)。
【0072】そして次のバッファ位置とされ、現在位置
が最後であるか否かがチェックされる(ステップS60
9)。現在位置が最後であれば(ステップS609;Y
es)、遅延データバッファの処理は終了し、反対に現
在位置が最後でなければ(ステップS609;No)、
前記ステップS602に復帰する。
【0073】ここで100ms遅延させるとした場合の
遅延ステップの計算は下式数1のようにして行われる。
【0074】
【数1】遅延ステップ=100(ms)÷[60×103(m
s)/テンポ×96]
【0075】このような編集手段20による編集処理の
なされた演奏データが自動演奏手段30によって演奏さ
れる際、上述のように、出力分配手段31による出力分
配が行われる。
【0076】図13は、自動演奏手段30による自動演
奏処理の処理フローを示している。まず自動演奏中か否
かがチェックされ(ステップS701)、自動演奏中で
なければ(ステップS701;No)、処理は終了し、
自動演奏中であれば(ステップS701;Yes)、パ
ートが1にセットされる(ステップ702)。
【0077】次にそのパートは処理が終了したか否かが
チェックされる(ステップS703)。そのパートの処
理が終了していれば(ステップS703;Yes)、後
述するステップS713に移行する。
【0078】反対にそのパートの処理が終了していなけ
れば(ステップS703;No)、データが読み出され
(ステップS704)、そして時間が経過しているか否
かがチェックされる(ステップS705)。該チェック
で、時間が経過していなければ(ステップS705;N
o)、同じく後述するステップS713に移行する。
【0079】他方時間が経過していれば(ステップS7
05;Yes)、読み出されたデータはエンドデータか
否かがチェックされる(ステップS706)。エンドデ
ータであれば(ステップS706;Yes)、そのパー
トが終了とされ(ステップS715)、次に全パートの
処理が終了したか否かがチェックされる(ステップS7
16)。全パートの処理が終了した場合(ステップS7
16;Yes)、自動演奏処理を終了する(ステップS
717)。反対に全パートの処理が終了していない場合
(ステップS716;No)、処理対象が次のパートと
され(ステップS713)、さらに全パートの処理が終
了したか否かがチェックされる(ステップS714)。
全パートの処理が終了していれば(ステップS714;
Yes)、自動演奏処理は終了する。反対に全パートの
処理が終了していなければ(ステップS714;N
o)、前記ステップS703に復帰する。
【0080】前記ステップS706で、エンドデータで
ないと判断された場合(ステップS706;No)、読
み込まれたデータは音色データであるか否かがチェック
される(ステップS707)。音色データであれば(ス
テップS707;Yes)、音色データ処理が行われ
(ステップS708)、後述するステップS712に移
行する。
【0081】反対に読み込まれたデータが音色データで
なければ(ステップS707;No)、そのデータがノ
ートデータか否かがチェックされる(ステップS70
9)。ノートデータであれば(ステップS709;Ye
s)、ノートデータ処理が行われる(ステップS71
0)。
【0082】他方ノートデータでないと判断された場合
(ステップS709;No)、その他のデータ処理が行
われ(ステップS711)、次のデータアドレスに移行
し(ステップS712)、前記ステップS704に復帰
する。
【0083】図14は、上記音色データ処理の処理フロ
ーを示している。ここでは、読み込まれたデータ中プロ
グラムナンバが1か否かがチェックされる(ステップS
801)。ここでプログラムナンバ1は、グランドピア
ノ音色である。従ってプログラムナンバが1であれば
(ステップS801;Yes)、そのチャンネルが外部
チャンネルに設定(自動演奏パートに設定)される(ス
テップS802)。そしてそのプログラムナンバーが外
部の系列に送信される(ステップS803)。
【0084】上記ステップS801で、プログラムナン
バが1でなければ(ステップS801;No)、そのチ
ャンネルが内部チャンネル(内部音源117)に設定さ
れる(ステップS804)。そして内部の対応チャンネ
ルのプログラムナンバーが変更される(ステップS80
5)。
【0085】図15は、上記ノートデータ処理の処理フ
ローを示している。前記図13のステップS709で、
ノートデータと判断されたデータが、内部音源に対する
ものであるか否かがチェックされる(ステップS90
1)。内部音源に対するものであれば(ステップS90
1;Yes)、内部音源117で発音される(ステップ
S902)。反対に内部音源に対するものでなければ
(ステップS901;No)、外部、すなわち自動演奏
ピアノ200側に該ノートデータが送信される(ステッ
プS903)。尚、本発明の演奏制御方法は、上述の実
施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論
である。
【0086】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
〜9記載の演奏制御方法、演奏制御装置及び記録媒体に
よれば、自動演奏パート以外の部分のデータの送出を一
律に遅延させている構成とは異なり、例えば自動演奏パ
ート部分はそのままの状態にし、それ以外のパート部分
は、データを、自動演奏パートにおけるベロシティデー
タに対応した時間だけ遅延せしめる設定にしたり、逆に
自動演奏パート部分だけ、それ以外のパート部分より、
データを、上記ベロシティデータに対応した時間だけ早
める設定にしたり、或いはこのような両設定を組み合わ
せることで、自動演奏パートとその他のパートの間で、
楽音発生のタイミングのずれがなくなるという優れた効
果を奏し得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る演奏制御装置100がコントロー
ラとして搭載された自動演奏ピアノ200の概略構成を
示す正面図である。
【図2】演奏制御装置100の回路構成を示すブロック
図である。
【図3】本実施例構成で実現される演奏制御装置100
及び該演奏制御装置100に接続されて自動演奏を行う
自動演奏ピアノ200の機能ブロックを示す説明図であ
る。
【図4】遅延時間メモリ21にデータとして記憶された
自動演奏ピアノ200のソレノイドの駆動から発音まで
の時間と押鍵強度との関係を示すグラフである。
【図5】編集手段20における編集処理を行うためのR
AM113上に展開されたバッファ構成を示す説明図で
ある。
【図6】演奏制御装置100で処理の行われるメインル
ーチンのフローチャートである。
【図7】自動演奏処理中の該演奏制御装置100におけ
るタイマ割込みの処理フローを示すフローチャートであ
る。
【図8】パネル処理中に行われる曲選択処理の処理フロ
ーを示すフローチャートである。
【図9】編集処理の処理フローを示すフローチャートで
ある。
【図10】演奏データの中に時間を管理するためのデー
タとして存在する、ステップオーバーマークとバーマー
クの状態を示す説明図である。
【図11】ステップS406で、ステップが等しいと判
断された以降の処理を示すフローチャートである。
【図12】遅延データバッファ23における処理フロー
を示すフローチャートである。
【図13】自動演奏手段30による自動演奏処理の処理
フローを示すフローチャートである。
【図14】音色データ処理の処理フローを示すフローチ
ャートである。
【図15】ノートデータ処理の処理フローを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
10 演奏データ記憶手段 11、12 演奏データ記憶 20 編集手段 21 遅延時間メモリ 22 リードバッファ 23 遅延データバッファ 24 編集バッファ 30 自動演奏手段 31 出力分配手段 32 出力系列選択メモリ 100 演奏制御装置 110 システムバス 111 CPU 112 ROM 113 RAM 114 操作パネル 115 外部インターフェース 116 鍵盤部 116a 鍵盤スキャン回路 117 内部音源 118 アンプ 119 スピーカ 120 外部記憶装置 200 自動演奏ピアノ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部のパートのデータを自動演奏させる
    場合において、該パートのベロシティデータに応じて、
    各パートのデータ送出時間を設定することを特徴とする
    演奏制御方法。
  2. 【請求項2】 上記データ送出時間の設定を行うパート
    として、自動演奏パート及び/又はそれ以外のパートで
    あることを特徴とする請求項1記載の演奏制御方法。
  3. 【請求項3】 上記データ送出時間の設定処理が、演奏
    前に予め、又は演奏時リアルタイムで行われることを特
    徴とする請求項1又は2請求項記載の演奏制御方法。
  4. 【請求項4】 自動演奏パート以外のパートのデータ送
    出時間の設定は、データ遅延時間の設定であることを特
    徴とする請求項1〜3いずれか1つに記載の演奏制御方
    法。
  5. 【請求項5】 一部のパートのデータを自動演奏装置に
    自動演奏させる演奏制御装置において、演奏データ中自
    動演奏パートのベロシティデータに応じて、各パートの
    データ送出時間を設定する設定手段を有することを特徴
    とする演奏制御装置。
  6. 【請求項6】 上記設定手段によるデータ送出時間の設
    定を行うパートとして、自動演奏パート及び/又はそれ
    以外のパートであることを特徴とする請求項5記載の演
    奏制御装置。
  7. 【請求項7】 上記設定手段によるデータ送出時間の設
    定処理が、演奏前に予め、又は演奏時リアルタイムで行
    われることを特徴とする請求項5又は6請求項記載の演
    奏制御装置。
  8. 【請求項8】 上記設定手段による自動演奏パート以外
    のパートのデータ送出時間の設定は、データ遅延時間の
    設定であることを特徴とする請求項5〜7いずれか1つ
    に記載の演奏制御装置。
  9. 【請求項9】 一部のパートのデータが自動演奏される
    際に、コンピュータに、上記パートのベロシティデータ
    に応じて、各パートのデータ送出時間を設定させるプロ
    グラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005081221A1 (ja) * 2004-02-19 2005-09-01 Kabushiki Kaisha Kawai Gakki Seisakusho 自動演奏装置
JP2014112221A (ja) * 2012-11-12 2014-06-19 Yamaha Corp 発音機構における打撃部材のための駆動制御装置

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US7339105B2 (en) 2004-02-19 2008-03-04 Kabushiki Kaisha Kawai Gakki Seisakusho Automatic musical performance device
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