JP2629418B2 - 楽音合成装置 - Google Patents
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- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
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- G10H5/007—Real-time simulation of G10B, G10C, G10D-type instruments using recursive or non-linear techniques, e.g. waveguide networks, recursive algorithms
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- G—PHYSICS
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- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H2250/00—Aspects of algorithms or signal processing methods without intrinsic musical character, yet specifically adapted for or used in electrophonic musical processing
- G10H2250/315—Sound category-dependent sound synthesis processes [Gensound] for musical use; Sound category-specific synthesis-controlling parameters or control means therefor
- G10H2250/441—Gensound string, i.e. generating the sound of a string instrument, controlling specific features of said sound
- G10H2250/451—Plucked or struck string instrument sound synthesis, controlling specific features of said sound
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- G—PHYSICS
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- G10H2250/00—Aspects of algorithms or signal processing methods without intrinsic musical character, yet specifically adapted for or used in electrophonic musical processing
- G10H2250/471—General musical sound synthesis principles, i.e. sound category-independent synthesis methods
- G10H2250/511—Physical modelling or real-time simulation of the acoustomechanical behaviour of acoustic musical instruments using, e.g. waveguides or looped delay lines
- G10H2250/521—Closed loop models therefor, e.g. with filter and delay line
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- Nonlinear Science (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、遅延手段とフィルタ手段を含む閉ループ
に駆動波形信号を入力して該閉ループ内にて循環処理し
楽音を合成する楽音合成装置、いわゆる遅延フィードバ
ック形楽音合成アルゴリズムを用いた楽音合成装置に関
する。
に駆動波形信号を入力して該閉ループ内にて循環処理し
楽音を合成する楽音合成装置、いわゆる遅延フィードバ
ック形楽音合成アルゴリズムを用いた楽音合成装置に関
する。
[従来技術] 特公昭58−58679号には、フィルタと遅延回路をルー
プ状に接続し、そこに駆動波形信号を入力することによ
って楽音を合成する技術が示されている。この技術によ
れば、それまでの波形読み出し方式のものに比べて、振
幅、高周波含有率、高周波位相関係等が時間とともに大
きく変化する、自然楽器により近似した楽音を形成する
ことができる。前記公報において、フィルタは、楽音を
特徴づける周波数特性を実現するための手段として用意
されている。
プ状に接続し、そこに駆動波形信号を入力することによ
って楽音を合成する技術が示されている。この技術によ
れば、それまでの波形読み出し方式のものに比べて、振
幅、高周波含有率、高周波位相関係等が時間とともに大
きく変化する、自然楽器により近似した楽音を形成する
ことができる。前記公報において、フィルタは、楽音を
特徴づける周波数特性を実現するための手段として用意
されている。
しかしながら、この従来の楽音合成技術においても、
合成される楽音は、自然楽器に比べれば未だ変化に乏し
く、望み通りの効果が得られないことがあった。
合成される楽音は、自然楽器に比べれば未だ変化に乏し
く、望み通りの効果が得られないことがあった。
[発明が解決しようとする課題] この発明は、遅延フィードバック形楽音合成アルゴリ
ズムを用いた楽音合成装置であって、自然楽器に近い、
楽音の変化が豊かな楽音合成装置を提供することを目的
とする。また、演奏者の細かな制御に対応可能な電子楽
器のための楽音合成装置を提供することをさらなる目的
とする。
ズムを用いた楽音合成装置であって、自然楽器に近い、
楽音の変化が豊かな楽音合成装置を提供することを目的
とする。また、演奏者の細かな制御に対応可能な電子楽
器のための楽音合成装置を提供することをさらなる目的
とする。
[課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するため、この発明では、遅延手段
とフィルタ手段を含む閉ループに駆動波形信号を入力し
て該閉ループ内にて循環処理し楽音を合成する楽音合成
装置において、前記フィルタ手段の特性(フィルタ係
数)を楽音合成開始信号発生(キーオン)時と楽音合成
終了信号発生(キーオフ)時とで独立に設定できるよう
にしている。
とフィルタ手段を含む閉ループに駆動波形信号を入力し
て該閉ループ内にて循環処理し楽音を合成する楽音合成
装置において、前記フィルタ手段の特性(フィルタ係
数)を楽音合成開始信号発生(キーオン)時と楽音合成
終了信号発生(キーオフ)時とで独立に設定できるよう
にしている。
この発明の一つの態様において、前記フィルタ特性制
御手段は、前記キーオンまたはキーオフ後の経過時間に
応じて前記フィルタ手段の特性を変化させるようにして
いる。
御手段は、前記キーオンまたはキーオフ後の経過時間に
応じて前記フィルタ手段の特性を変化させるようにして
いる。
[作用および効果] 前記従来の楽音合成技術においては、楽音を特徴づけ
る周波数特性を実現するための手段としてフィルタが示
されているが、このフィルタの特性は各音色ごとに固定
であった。一方、実際の自然楽器において、振動系の周
波数特性は、楽音発生時のさまざまな時点において変化
している。したがって、特性固定のフィルタを用いた従
来技術では、自然楽器のような豊かな楽音変化は実現で
きなかった。
る周波数特性を実現するための手段としてフィルタが示
されているが、このフィルタの特性は各音色ごとに固定
であった。一方、実際の自然楽器において、振動系の周
波数特性は、楽音発生時のさまざまな時点において変化
している。したがって、特性固定のフィルタを用いた従
来技術では、自然楽器のような豊かな楽音変化は実現で
きなかった。
この発明では、キーオン時とキーオフ時とでフィルタ
特性を独立に設定できるようにしたため、キーオン時と
キーオフ時とで音色、振幅およびそれらの変化の仕方が
異なる、自然楽器により近い楽音を合成することができ
る。
特性を独立に設定できるようにしたため、キーオン時と
キーオフ時とで音色、振幅およびそれらの変化の仕方が
異なる、自然楽器により近い楽音を合成することができ
る。
また、キーオンまたはキーオフ後の経過時間に応じて
もフィルタ特性を変化させるようにすれば、さらに自然
楽器に近い変化を示す楽音を合成することができる。
もフィルタ特性を変化させるようにすれば、さらに自然
楽器に近い変化を示す楽音を合成することができる。
さらに、キーオンおよびキーオフ時のタッチに応じて
前記フィルタ特性を異ならせるようにすれば、演奏者の
細かな制御に対応して楽音を変化させることができ、こ
のような楽音合成装置を用いることで、演奏者の細かな
制御に対応可能な電子楽器を実現することができる。
前記フィルタ特性を異ならせるようにすれば、演奏者の
細かな制御に対応して楽音を変化させることができ、こ
のような楽音合成装置を用いることで、演奏者の細かな
制御に対応可能な電子楽器を実現することができる。
[実施例] 以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明する。
第1図は、この発明の一実施例に係る電子鍵盤楽器の
全体構成を示す全体ブロック図である。
全体構成を示す全体ブロック図である。
この電子鍵盤楽器は、中央処理装置(CPU)10を用い
てその全体動作を制御するように構成したものである。
このCPU10には双方向バスラインBUSを介して、リードオ
ンリメモリ(ROM)11、ランダムアクセスメモリ(RAM)
12、鍵盤回路13、タッチ情報検出回路14、各種操作子1
5、操作パネル16および音源回路17が接続されている。
さらに、音源回路17には、図示しないD/A変換器や電力
増幅器を含むサウンドシステム18が接続され、サウンド
システム18にはスピーカ19が接続されている。なお、CP
U10は、所定のクロックを常時計数するランニングカウ
ンタを備えているものとする。
てその全体動作を制御するように構成したものである。
このCPU10には双方向バスラインBUSを介して、リードオ
ンリメモリ(ROM)11、ランダムアクセスメモリ(RAM)
12、鍵盤回路13、タッチ情報検出回路14、各種操作子1
5、操作パネル16および音源回路17が接続されている。
さらに、音源回路17には、図示しないD/A変換器や電力
増幅器を含むサウンドシステム18が接続され、サウンド
システム18にはスピーカ19が接続されている。なお、CP
U10は、所定のクロックを常時計数するランニングカウ
ンタを備えているものとする。
第1図において、ROM11には、プログラムエリアとパ
ラメータエリアが設けられている。プログラムエリアに
は、第3〜6図に示すフローチャートに対応する各種制
御プログラムが格納されている。この電子鍵盤楽器にお
いては、発生する楽音を、音色ばかりでなくキーオン時
とキーオフ時、キーオン時の鍵タッチ(イニシャルタッ
チ)、およびキーオフ時の鍵タッチ(リリースタッチ)
に応じて変化させ、さらにキーオンおよびキーオフ後に
所定時間を経過したときにも変化させるようにしてい
る。この変化は、後述する音源17のフィルタ回路のフィ
ルタ係数を制御することによって実現している。ROM11
のパラメータエリアには、音色および鍵タッチ情報、な
らびにキーオン時かキーオフ時か、および所定時間の経
過前か経過後かの各情報に対応したフィルタ係数がテー
ブルとして記憶されている。ここでは、押鍵時のフィル
タ係数として、比較的減衰のないようなフィルタ係数や
周波数特性に主に影響を及ぼすようなフィルタ係数が、
離鍵時のフィルタ係数として、周波数特性に影響を及ぼ
すとともに、楽音がどんどん減衰するようなフィルタ係
数が記憶されている。
ラメータエリアが設けられている。プログラムエリアに
は、第3〜6図に示すフローチャートに対応する各種制
御プログラムが格納されている。この電子鍵盤楽器にお
いては、発生する楽音を、音色ばかりでなくキーオン時
とキーオフ時、キーオン時の鍵タッチ(イニシャルタッ
チ)、およびキーオフ時の鍵タッチ(リリースタッチ)
に応じて変化させ、さらにキーオンおよびキーオフ後に
所定時間を経過したときにも変化させるようにしてい
る。この変化は、後述する音源17のフィルタ回路のフィ
ルタ係数を制御することによって実現している。ROM11
のパラメータエリアには、音色および鍵タッチ情報、な
らびにキーオン時かキーオフ時か、および所定時間の経
過前か経過後かの各情報に対応したフィルタ係数がテー
ブルとして記憶されている。ここでは、押鍵時のフィル
タ係数として、比較的減衰のないようなフィルタ係数や
周波数特性に主に影響を及ぼすようなフィルタ係数が、
離鍵時のフィルタ係数として、周波数特性に影響を及ぼ
すとともに、楽音がどんどん減衰するようなフィルタ係
数が記憶されている。
RAM12には、CPU10が前記制御プログラムを実行する際
に発生する各種のデータを一時記憶するためのレジスタ
やフラグ等が設定されている。なお、以下においては、
レジスタやフラグ等とその内容とは同一のラベルで表わ
すものとする。
に発生する各種のデータを一時記憶するためのレジスタ
やフラグ等が設定されている。なお、以下においては、
レジスタやフラグ等とその内容とは同一のラベルで表わ
すものとする。
鍵盤回路13は、鍵盤の各鍵に対応するキースイッチを
備え、操作された鍵を表わすキーコードKC、およびその
操作状態を表わすキーオンKONまたはキーオフKOFF信号
を発生する。
備え、操作された鍵を表わすキーコードKC、およびその
操作状態を表わすキーオンKONまたはキーオフKOFF信号
を発生する。
タッチ情報検出回路14は、前記各鍵に対応するキース
イッチの押鍵および離鍵速度を検出し、押鍵速度を表わ
すイニシャルタッチ情報および離鍵速度を表わすリリー
スタッチ情報を発生する。
イッチの押鍵および離鍵速度を検出し、押鍵速度を表わ
すイニシャルタッチ情報および離鍵速度を表わすリリー
スタッチ情報を発生する。
各種操作子15としては、例えば通常のピアノ等に附属
するタンパペダル等がある。
するタンパペダル等がある。
操作パネル16には、音色選択スイッチ、音量設定スイ
ッチおよび各種の効果選択スイッチ等が設けられてい
る。
ッチおよび各種の効果選択スイッチ等が設けられてい
る。
音源回路17は、各種操作子15および操作パネル16の操
作および設定状態、ならびに鍵盤操作に応じてCPU10か
ら送出される楽音制御情報に基づいて楽音信号を形成す
る。この楽音信号は、サウンドシステム18を介してスピ
ーカ19に供給され、音響に変換されて放音される。
作および設定状態、ならびに鍵盤操作に応じてCPU10か
ら送出される楽音制御情報に基づいて楽音信号を形成す
る。この楽音信号は、サウンドシステム18を介してスピ
ーカ19に供給され、音響に変換されて放音される。
ここで、音源回路17は、複数(例えば16)音を同時に
発音するために複数(16個)用意されている。これらの
音源回路17は物理的に複数用意されていてもよいが、ソ
フトウエア的またはハードウエア的に時分割複音化され
たものでもよい。
発音するために複数(16個)用意されている。これらの
音源回路17は物理的に複数用意されていてもよいが、ソ
フトウエア的またはハードウエア的に時分割複音化され
たものでもよい。
第2図は、第1図の全体ブロック図中の一つの音源回
路17の詳細を示す。
路17の詳細を示す。
この音源回路17は、駆動波形メモリ21から読み出され
た駆動波形を遅延回路22とフィルタ回路23とからなる閉
ループに導入して楽音を合成する。この閉ループの遅延
総量は、出力すべき楽音のピッチ(音高)に対応し、フ
ィルタ特性は、楽音の周波数特性(音色)に対応してい
る。
た駆動波形を遅延回路22とフィルタ回路23とからなる閉
ループに導入して楽音を合成する。この閉ループの遅延
総量は、出力すべき楽音のピッチ(音高)に対応し、フ
ィルタ特性は、楽音の周波数特性(音色)に対応してい
る。
駆動波形の読出には、アドレス発生器24からのアドレ
スを用いる。アドレス発生器24には、CPU10(第1図)
から、駆動波形の読み出し開始点(スタートポイント)
SP、および読み出しデータのサイズ(データサイズ)DS
が与えられる。また、CPU10からこの音源回路17には、
遅延回路22における遅延量(ディレイレングス)DL、お
よびフィルタ回路23に与えるパラメータ(フィルタパラ
メータ)FPSなども入力される。
スを用いる。アドレス発生器24には、CPU10(第1図)
から、駆動波形の読み出し開始点(スタートポイント)
SP、および読み出しデータのサイズ(データサイズ)DS
が与えられる。また、CPU10からこの音源回路17には、
遅延回路22における遅延量(ディレイレングス)DL、お
よびフィルタ回路23に与えるパラメータ(フィルタパラ
メータ)FPSなども入力される。
第2図中のRAM12aは、第1図のRAM12の一部を示して
おり、遅延回路22やフィルタ回路23中で発生するデータ
の一時記憶領域として用いられている。
おり、遅延回路22やフィルタ回路23中で発生するデータ
の一時記憶領域として用いられている。
この電子鍵盤楽器は、キーオンしたときに、そのタッ
チとキーコードに応じたフィルタ係数を与え、そのまま
押鍵を続けると、キーコード等に応じた一定時間後に、
別のフィルタ係数を与える。その後、離鍵されたときに
別のフィルタ係数を与え、離鍵後キーコード等に応じた
一定時間が経つと、さらに別のフィルタ係数を与える。
このようにして、自然楽器等に見られる時系列的に変化
する複雑な周波数特性を与えることができる。
チとキーコードに応じたフィルタ係数を与え、そのまま
押鍵を続けると、キーコード等に応じた一定時間後に、
別のフィルタ係数を与える。その後、離鍵されたときに
別のフィルタ係数を与え、離鍵後キーコード等に応じた
一定時間が経つと、さらに別のフィルタ係数を与える。
このようにして、自然楽器等に見られる時系列的に変化
する複雑な周波数特性を与えることができる。
次に、第3図〜第6図のフローチャートを参照しなが
ら、第1図の電子楽器におけるCPU10の動作を説明す
る。
ら、第1図の電子楽器におけるCPU10の動作を説明す
る。
この電子楽器に電源が投入されると、CPU10はROM11に
格納された制御プログラムに従って動作を開始する。先
ず、第3図のステップ101にてRAM12をクリアする等のイ
ニシャライズを行なう。次いで、ステップ102〜108から
なる循環処理を実行する。
格納された制御プログラムに従って動作を開始する。先
ず、第3図のステップ101にてRAM12をクリアする等のイ
ニシャライズを行なう。次いで、ステップ102〜108から
なる循環処理を実行する。
この循環処理では、ステップ102,104,106においてそ
れぞれ鍵盤回路13、各種操作子15および操作パネル16の
出力を検査する。ステップ102で鍵盤におけるいずれか
の鍵の状態変化(鍵イベント)が検出されると、ステッ
プ102からステップ103に分岐して鍵イベント処理(第4
図)を実行した後、ステップ104に進む。一方、鍵イベ
ントが検出されなければ、ステップ103の処理はスキッ
プしてステップ102から直接ステップ104に進む。ステッ
プ104で操作子の状態変化(操作子イベント)が検出さ
れると、ステップ104からステップ105に分岐して操作子
イベント処理(第6図)を実行した後、ステップ106に
進む。一方、操作子イベントが検出されなければ、ステ
ップ105の処理はスキップしてステップ104から直接ステ
ップ106に進む。ステップ106でパネルの状態変化(パネ
ルイベント)が検出されると、ステップ106からステッ
プ107に分岐し、パネル状態に応じて音色レジスタ等を
設定するパネルイベント処理を実行した後、ステップ10
8に進む。一方、パネルイベントが検出されなければ、
ステップ107の処理はスキップしてステップ106から直接
ステップ108に進む。
れぞれ鍵盤回路13、各種操作子15および操作パネル16の
出力を検査する。ステップ102で鍵盤におけるいずれか
の鍵の状態変化(鍵イベント)が検出されると、ステッ
プ102からステップ103に分岐して鍵イベント処理(第4
図)を実行した後、ステップ104に進む。一方、鍵イベ
ントが検出されなければ、ステップ103の処理はスキッ
プしてステップ102から直接ステップ104に進む。ステッ
プ104で操作子の状態変化(操作子イベント)が検出さ
れると、ステップ104からステップ105に分岐して操作子
イベント処理(第6図)を実行した後、ステップ106に
進む。一方、操作子イベントが検出されなければ、ステ
ップ105の処理はスキップしてステップ104から直接ステ
ップ106に進む。ステップ106でパネルの状態変化(パネ
ルイベント)が検出されると、ステップ106からステッ
プ107に分岐し、パネル状態に応じて音色レジスタ等を
設定するパネルイベント処理を実行した後、ステップ10
8に進む。一方、パネルイベントが検出されなければ、
ステップ107の処理はスキップしてステップ106から直接
ステップ108に進む。
ステップ108で第5図に詳細を示すフィルタ変化処理
を実行すると、次にステップ102に戻って上記ステップ1
02〜108の循環処理を繰り返す。
を実行すると、次にステップ102に戻って上記ステップ1
02〜108の循環処理を繰り返す。
第3図に示すステップ102〜108の循環処理中、ステッ
プ102にて鍵イベント有りと判断すると、CPU10はステッ
プ103にて第4図の鍵イベント処理を実行する。
プ102にて鍵イベント有りと判断すると、CPU10はステッ
プ103にて第4図の鍵イベント処理を実行する。
第4図を参照して、ステップ201ではその鍵イベント
がキーオンイベントであるか否かを判断する。キーオン
イベントであれば、ステップ202にて空チャンネルをサ
ーチし、空いているチャンネルのチャンネル番号chを得
る。ここでは16チャンネルの内の空チャンネル番号chを
得る。ここで16チャンネル全部が発音中であれば、従来
公知のトランケート処理等によって、一番減衰の進んで
いるものを消音してそこを空チャンネルにする。
がキーオンイベントであるか否かを判断する。キーオン
イベントであれば、ステップ202にて空チャンネルをサ
ーチし、空いているチャンネルのチャンネル番号chを得
る。ここでは16チャンネルの内の空チャンネル番号chを
得る。ここで16チャンネル全部が発音中であれば、従来
公知のトランケート処理等によって、一番減衰の進んで
いるものを消音してそこを空チャンネルにする。
次のステップ203ではランニングカウンタの値をカウ
ンタメモリCM(ch)に記憶する。カウンタメモリCM(c
h)は、チャンネルchごとに設けられた、チャンネルch
のランニングカウンタの値を記憶するレジスタで、現在
のランニングカウンタ値によってそのチャンネルchにお
けるキーオンまたはキーオフからの経過時間を検出し、
フィルタ係数を変化させるために利用される(後述する
第5図ステップ304,307参照)。
ンタメモリCM(ch)に記憶する。カウンタメモリCM(c
h)は、チャンネルchごとに設けられた、チャンネルch
のランニングカウンタの値を記憶するレジスタで、現在
のランニングカウンタ値によってそのチャンネルchにお
けるキーオンまたはキーオフからの経過時間を検出し、
フィルタ係数を変化させるために利用される(後述する
第5図ステップ304,307参照)。
ステップ204では、キーコードKCおよびイニシャルタ
ッチ情報等をもとにフィルタ係数の記憶されているアド
レスFAD(ch)を得る。このフィルタアドレスFAD(ch)
は、それぞれのパラメータ(キーコードKCおよびイニシ
ャルタッチ情報等)をもとにテーブルを参照しても良
く、または演算によって求めてもよい。テーブルを参照
する場合には、このフィルタアドレスFAD(ch)参照用
のテーブルも例えばROM11内に用意する。なお、本実施
例において、求めたアドレスFAD(ch)には、時系列に
次に読み出されるフィルタ係数が記憶されている。実際
の楽器では、強いタッチで弾いた場合、出力楽音には高
周波成分が多く含まれるという特徴がある。それを実現
するために、ここではイニシャルタッチの強弱に応じて
高域の減衰の具合を変化させるように係数を与えてい
る。また、キーコードKCに関しては、楽器の音域による
発音特性の違いを実現するフィルタ係数を与えるように
している。
ッチ情報等をもとにフィルタ係数の記憶されているアド
レスFAD(ch)を得る。このフィルタアドレスFAD(ch)
は、それぞれのパラメータ(キーコードKCおよびイニシ
ャルタッチ情報等)をもとにテーブルを参照しても良
く、または演算によって求めてもよい。テーブルを参照
する場合には、このフィルタアドレスFAD(ch)参照用
のテーブルも例えばROM11内に用意する。なお、本実施
例において、求めたアドレスFAD(ch)には、時系列に
次に読み出されるフィルタ係数が記憶されている。実際
の楽器では、強いタッチで弾いた場合、出力楽音には高
周波成分が多く含まれるという特徴がある。それを実現
するために、ここではイニシャルタッチの強弱に応じて
高域の減衰の具合を変化させるように係数を与えてい
る。また、キーコードKCに関しては、楽器の音域による
発音特性の違いを実現するフィルタ係数を与えるように
している。
ステップ205では、フィルタアドレスFAD(ch)に格納
されているフィルタ係数をフィルタ回路23に実際に出力
する。
されているフィルタ係数をフィルタ回路23に実際に出力
する。
ステップ206では、チェンジカウントレジスタCC(c
h)をクリアする。チェンジカウントレジスタCC(ch)
は、フィルタ係数の切換回数を記憶しておくためのレジ
スタである。本実施例では、キーオンおよびキーオフ
後、所定の時間を経過するとフィルタ係数を別の値に切
り換えるようにしている。この切換回数は、1回に限ら
ず、3回以上にすることもできる。しかし、1回のキー
オンまたはキーオフに対してROM11内のテーブルに用意
されているフィルタ係数の組は有限(本実施例ではキー
オン、キーオフとも2つずつ、一般的には切換回数+
1)である。そこで、本実施例では、フィルタ係数が何
回切り換わったかをチェンジカウントレジスタCC(ch)
に記憶させ、用意された組数以上にフィルタ係数が切り
換わらないようにしている(後述する第5図ステップ30
5参照)。
h)をクリアする。チェンジカウントレジスタCC(ch)
は、フィルタ係数の切換回数を記憶しておくためのレジ
スタである。本実施例では、キーオンおよびキーオフ
後、所定の時間を経過するとフィルタ係数を別の値に切
り換えるようにしている。この切換回数は、1回に限ら
ず、3回以上にすることもできる。しかし、1回のキー
オンまたはキーオフに対してROM11内のテーブルに用意
されているフィルタ係数の組は有限(本実施例ではキー
オン、キーオフとも2つずつ、一般的には切換回数+
1)である。そこで、本実施例では、フィルタ係数が何
回切り換わったかをチェンジカウントレジスタCC(ch)
に記憶させ、用意された組数以上にフィルタ係数が切り
換わらないようにしている(後述する第5図ステップ30
5参照)。
ステップ207では、駆動波形メモリ21内部の、キーコ
ードKCおよびイニシャルタッチに応じた駆動波形データ
が記憶されている領域を表わすスタートポイントSPおよ
びデータサイズDSの各データを得て、それらをアドレス
発生器(第2図)に出力する。これらのデータSP,DSを
得る手段は、前記ステップ204にて挙げたものと同様
に、テーブルを参照するものであっても良いし、演算で
求めるものであってもよい。
ードKCおよびイニシャルタッチに応じた駆動波形データ
が記憶されている領域を表わすスタートポイントSPおよ
びデータサイズDSの各データを得て、それらをアドレス
発生器(第2図)に出力する。これらのデータSP,DSを
得る手段は、前記ステップ204にて挙げたものと同様
に、テーブルを参照するものであっても良いし、演算で
求めるものであってもよい。
ステップ208では、第2図のアドレス発生器にスター
ト信号STを出力して楽音合成の開始を指示する。これに
より、駆動波形が読み出される。ステップ208の処理を
終了すると、もとの処理(第3図ステップ104)に戻
る。
ト信号STを出力して楽音合成の開始を指示する。これに
より、駆動波形が読み出される。ステップ208の処理を
終了すると、もとの処理(第3図ステップ104)に戻
る。
一方、ステップ201の判定結果が「NO]、すなわち、
発生した鍵イベントがキーオンイベントでなければ、そ
の鍵イベントはキーオフイベントである。この場合に
は、ステップ201からステップ209に進む。ステップ209
ではダンパーペダルがオンしているか否かを判定する。
ピアノにおいては、ダンパーペダルはそれを踏むと全部
のハンマーが離れて独特の音の効果がでる。ここでは、
鍵が離したときに、ダンパーペダルがオンされていれば
サスティンペダルオン時と同様に楽音を減衰せずにその
まま発音を続け、ダンパーペダルがオフであれば楽音を
ダンパによると同様に急激に減衰させる。ステップ209
の判定は、このようなダンパーペダルオンとオフとの違
いを実現するためのものである。したがって、もしダン
パーペダルオン、すなわちダンパーペダルが踏まれてい
れば、ステップ210〜214をスキップして209からそのま
まもとの処理(第3図ステップ104)に戻る。すなわ
ち、ダンパーペダルが踏まれていれば、キーオフを無視
し、キーオフしても何もしない。
発生した鍵イベントがキーオンイベントでなければ、そ
の鍵イベントはキーオフイベントである。この場合に
は、ステップ201からステップ209に進む。ステップ209
ではダンパーペダルがオンしているか否かを判定する。
ピアノにおいては、ダンパーペダルはそれを踏むと全部
のハンマーが離れて独特の音の効果がでる。ここでは、
鍵が離したときに、ダンパーペダルがオンされていれば
サスティンペダルオン時と同様に楽音を減衰せずにその
まま発音を続け、ダンパーペダルがオフであれば楽音を
ダンパによると同様に急激に減衰させる。ステップ209
の判定は、このようなダンパーペダルオンとオフとの違
いを実現するためのものである。したがって、もしダン
パーペダルオン、すなわちダンパーペダルが踏まれてい
れば、ステップ210〜214をスキップして209からそのま
まもとの処理(第3図ステップ104)に戻る。すなわ
ち、ダンパーペダルが踏まれていれば、キーオフを無視
し、キーオフしても何もしない。
一方、ダンパーペダルオフなら、キーオフしたら楽音
をダンプする。すなわち、キーオフ時ダンパーペダルオ
フならステップ209の判定が「NO」となって、処理はス
テップ210に進む。ステップ210では、キーオフされた鍵
のキーコードKCによりそのキーコードKCが割り当てられ
ているチャンネル番号chを得る。ステップ211では、ス
テップ203と同じくランニングカウンタの値をカウンタ
メモリCM(ch)に記憶させる。ステップ212では、キー
コードKCおよびリリースタッチにより、これらのデータ
に対応するフィルタ係数を記憶している領域のアドレス
FAD(ch)を得る。これによって、鍵を素早く離したと
きと、ゆっくり離したときとの楽音の違いを実現するこ
とができる。続いて、ステップ212と214にて、ステップ
205および206と同様の処理を実行した後、もとの処理
(第3図ステップ104)に戻る。
をダンプする。すなわち、キーオフ時ダンパーペダルオ
フならステップ209の判定が「NO」となって、処理はス
テップ210に進む。ステップ210では、キーオフされた鍵
のキーコードKCによりそのキーコードKCが割り当てられ
ているチャンネル番号chを得る。ステップ211では、ス
テップ203と同じくランニングカウンタの値をカウンタ
メモリCM(ch)に記憶させる。ステップ212では、キー
コードKCおよびリリースタッチにより、これらのデータ
に対応するフィルタ係数を記憶している領域のアドレス
FAD(ch)を得る。これによって、鍵を素早く離したと
きと、ゆっくり離したときとの楽音の違いを実現するこ
とができる。続いて、ステップ212と214にて、ステップ
205および206と同様の処理を実行した後、もとの処理
(第3図ステップ104)に戻る。
第1図の電子鍵盤楽器においては、キーオンまたはキ
ーオフ後所定時間を経過すると、第3図のステップ108
にてそれを検出し、フィルタ係数をそれまでとは別のフ
ィルタ係数に切り換えるようにしている。
ーオフ後所定時間を経過すると、第3図のステップ108
にてそれを検出し、フィルタ係数をそれまでとは別のフ
ィルタ係数に切り換えるようにしている。
第5図はステップ108のフィルタ変化処理の詳細を示
す。第5図のステップ302からステップ309までのループ
処理では、全チャンネル(ch=1〜16)を走査して、い
ずれかのチャンネルがキーオンされてからある一定以上
の時間が経っているかを判定する。
す。第5図のステップ302からステップ309までのループ
処理では、全チャンネル(ch=1〜16)を走査して、い
ずれかのチャンネルがキーオンされてからある一定以上
の時間が経っているかを判定する。
第5図を参照して、まず、ステップ301では、チャン
ネル番号の1番(ch=1)から調べ始めるため、サーチ
用のチャンネル番号記憶レジスタchを1にセットする。
ネル番号の1番(ch=1)から調べ始めるため、サーチ
用のチャンネル番号記憶レジスタchを1にセットする。
ステップ302ではチャンネルchが現在発音中であるか
否かを判定する。発音中でなければ、次のチャンネルへ
行くため、ステップ303〜307をスキップしてステップ30
8に進む。なお、この電子鍵盤楽器においては、ダンパ
ペダルの存在によって、鍵を離していても楽音の出力が
持続され得る。このため、前記ステップ302の判定は、
キーオンフラグが立っているか否かではなく、そのチャ
ンネルが実際に何らかの音を発しているか否かを基準に
して行なうようにしている。
否かを判定する。発音中でなければ、次のチャンネルへ
行くため、ステップ303〜307をスキップしてステップ30
8に進む。なお、この電子鍵盤楽器においては、ダンパ
ペダルの存在によって、鍵を離していても楽音の出力が
持続され得る。このため、前記ステップ302の判定は、
キーオンフラグが立っているか否かではなく、そのチャ
ンネルが実際に何らかの音を発しているか否かを基準に
して行なうようにしている。
ステップ302にてチャンネルchが現在発音中と判定さ
れれば、ステップ303に進む。ステップ303では、キーコ
ードKCに応じて時間間隔αを設定する。この時間間隔α
は、ランニングカウンタの係数値がこれを越えると、今
までとは別のフィルタ係数FPSをフィルタ回路23に与え
るための時間である。一般の自然楽器では、音高が高く
なるに従って楽音の持続時間が短くなり、フィルタ係数
の変化も早い。ここでは、フィルタ係数の変化時間間隔
αを全鍵域で一定に設定するのではなく、キーコードKC
に応じた時間間隔αを設定(キースケーリング)するこ
とによって、より自然楽器に近い楽音変化が得られるよ
うにしている。
れれば、ステップ303に進む。ステップ303では、キーコ
ードKCに応じて時間間隔αを設定する。この時間間隔α
は、ランニングカウンタの係数値がこれを越えると、今
までとは別のフィルタ係数FPSをフィルタ回路23に与え
るための時間である。一般の自然楽器では、音高が高く
なるに従って楽音の持続時間が短くなり、フィルタ係数
の変化も早い。ここでは、フィルタ係数の変化時間間隔
αを全鍵域で一定に設定するのではなく、キーコードKC
に応じた時間間隔αを設定(キースケーリング)するこ
とによって、より自然楽器に近い楽音変化が得られるよ
うにしている。
ステップ304では、現在のランニングカウンタの値か
ら、キーオンもしくはキーオフ時またはダンパオフ時に
カウンタメモリCM(ch)に記憶されたランニングカウン
タの値を減算することにより、キーオンもしくはキーオ
フ後またはダンパオフ後の経過時間を検出し、この経過
時間が前記時間間隔αより大きいか否かを判定する。経
過時間が時間間隔α以下であれば、キーオンもしくはキ
ーオフまたはダンプオフ後、所定時間αは未だ経過して
いないのであるから、次のチャンネルの処理へ向かうた
めに、そのままステップ308へ進む。一方、前記経過時
間が時間間隔αより大きければ、フィルタ係数切換時期
が到来したのであるから、フィルタ係数を切り換えるた
めに、ステップ305に進む。
ら、キーオンもしくはキーオフ時またはダンパオフ時に
カウンタメモリCM(ch)に記憶されたランニングカウン
タの値を減算することにより、キーオンもしくはキーオ
フ後またはダンパオフ後の経過時間を検出し、この経過
時間が前記時間間隔αより大きいか否かを判定する。経
過時間が時間間隔α以下であれば、キーオンもしくはキ
ーオフまたはダンプオフ後、所定時間αは未だ経過して
いないのであるから、次のチャンネルの処理へ向かうた
めに、そのままステップ308へ進む。一方、前記経過時
間が時間間隔αより大きければ、フィルタ係数切換時期
が到来したのであるから、フィルタ係数を切り換えるた
めに、ステップ305に進む。
ステップ305ではチェンジカウントCC(ch)が最大値m
axに達したか否かを判定する。チェンジカウントCC(c
h)は、各チャンネルごとのフィルタ係数変化回数であ
り、初めてこのルーチンに入るときは0である。また、
本実施例では、maxは1に設定されている。チェンジカ
ウントCC(ch)が最大値maxに達していなければステッ
プ306に進む。一方、チェンジカウントCC(ch)が最大
値maxに達していれば所定回数maxのフィルタ係数切換を
終了したのであるからこれ以上のフィルタ係数の切換は
行なわないため、そのままステップ308へ進む。
axに達したか否かを判定する。チェンジカウントCC(c
h)は、各チャンネルごとのフィルタ係数変化回数であ
り、初めてこのルーチンに入るときは0である。また、
本実施例では、maxは1に設定されている。チェンジカ
ウントCC(ch)が最大値maxに達していなければステッ
プ306に進む。一方、チェンジカウントCC(ch)が最大
値maxに達していれば所定回数maxのフィルタ係数切換を
終了したのであるからこれ以上のフィルタ係数の切換は
行なわないため、そのままステップ308へ進む。
ステップ306では、チェンジカウントCC(ch)をイン
クリメントする。本実施例においては、チェンジカウン
トCCの値は0か1しか取らないので、ここの処理はCC=
1にセットしてもよいのであるが、フィルタ係数をそれ
ぞれ2つ以上持った場合等の処理と共通化して汎用性を
持たせるため、ここではインクリメントとしている。
クリメントする。本実施例においては、チェンジカウン
トCCの値は0か1しか取らないので、ここの処理はCC=
1にセットしてもよいのであるが、フィルタ係数をそれ
ぞれ2つ以上持った場合等の処理と共通化して汎用性を
持たせるため、ここではインクリメントとしている。
ステップ307では、FAD(ch)+CC(ch)番地のデータ
を読み出し、次のフィルタ係数としてフィルタ回路23に
与える。本実施例としては、FAD+1としても良いので
あるが、前述と同様に、より汎用性を持たせるべくFAD
+CCとしている。但し、ここでは、タッチ、キーコード
KC等によって決定されるフィルタ係数の時系列的な組
は、メモリ上に連続して記憶させてあるものとしてい
る。
を読み出し、次のフィルタ係数としてフィルタ回路23に
与える。本実施例としては、FAD+1としても良いので
あるが、前述と同様に、より汎用性を持たせるべくFAD
+CCとしている。但し、ここでは、タッチ、キーコード
KC等によって決定されるフィルタ係数の時系列的な組
は、メモリ上に連続して記憶させてあるものとしてい
る。
ステップ308では、次のチャンネルをサーチするた
め、チャンネル番号chをインクリメントする。ステップ
309では、チャンネル番号chがチャンネル番号最大値max
chに達したか否かを判定する。チャンネル番号chが最大
値maxchより小さければステップ302に戻り、前記ステッ
プ302〜308の処理を繰り返す。一方、チャンネル番号ch
が最大値maxchに達していれば、1〜maxchの全チャンネ
ルのサーチを終了したのであるから、もとの処理(第3
図ステップ102)に戻る。本実施例では、16チャンネル
発音としているので、maxch=16である。
め、チャンネル番号chをインクリメントする。ステップ
309では、チャンネル番号chがチャンネル番号最大値max
chに達したか否かを判定する。チャンネル番号chが最大
値maxchより小さければステップ302に戻り、前記ステッ
プ302〜308の処理を繰り返す。一方、チャンネル番号ch
が最大値maxchに達していれば、1〜maxchの全チャンネ
ルのサーチを終了したのであるから、もとの処理(第3
図ステップ102)に戻る。本実施例では、16チャンネル
発音としているので、maxch=16である。
第3図に示すステップ102〜108の循環処理中、ステッ
プ104にて操作子イベント有りと判断すると、第1図のC
PU10はステップ105にて第6図の操作子イベント処理を
実行する。この操作子イベント処理ルーチンは、キーオ
フがあったにもかかわらずダンパペダルオンであったた
めキーオフ処理がされなかった鍵についてその後ダンパ
オフがあったとき強制的にキーオフ処理を行なうための
ルーチンである。
プ104にて操作子イベント有りと判断すると、第1図のC
PU10はステップ105にて第6図の操作子イベント処理を
実行する。この操作子イベント処理ルーチンは、キーオ
フがあったにもかかわらずダンパペダルオンであったた
めキーオフ処理がされなかった鍵についてその後ダンパ
オフがあったとき強制的にキーオフ処理を行なうための
ルーチンである。
第6図を参照して、ステップ401ではその操作子イベ
ントがダンパペダルをオフされたイベント(ダンパオフ
イベント)であるか否かを判定する。ダンパオンイベン
トは、本実施例では、特に考慮しない。ダンパオフイベ
ントであれば、ステップ402から410までの処理で、現在
キーオフされているが楽音が出力されたままになってい
るチャンネルを減衰させ始める。
ントがダンパペダルをオフされたイベント(ダンパオフ
イベント)であるか否かを判定する。ダンパオンイベン
トは、本実施例では、特に考慮しない。ダンパオフイベ
ントであれば、ステップ402から410までの処理で、現在
キーオフされているが楽音が出力されたままになってい
るチャンネルを減衰させ始める。
すなわち、ステップ402にてチャンネル番号chを初期
値1に設定した後、ステップ403にてチャンネルchは発
音中か否かを判定する。発音中でなければ、前記の強制
キーオフ処理は不要であるから、そのままステップ409
へ進む。一方、発音中なら、さらにステップ404にてチ
ャンネルchがキーオン中か否かを判定する。キーオンさ
れている場合は、ダンパペダルの操作にかかわらず楽音
をキーオフ処理によって強制的に減衰させる必要はない
から、そのままステップ409へ進む。一方、キーオン中
でなければ、ステップ405に進む。
値1に設定した後、ステップ403にてチャンネルchは発
音中か否かを判定する。発音中でなければ、前記の強制
キーオフ処理は不要であるから、そのままステップ409
へ進む。一方、発音中なら、さらにステップ404にてチ
ャンネルchがキーオン中か否かを判定する。キーオンさ
れている場合は、ダンパペダルの操作にかかわらず楽音
をキーオフ処理によって強制的に減衰させる必要はない
から、そのままステップ409へ進む。一方、キーオン中
でなければ、ステップ405に進む。
ステップ405〜408では、ダンパペダルにはタッチがな
いので、ステップ406でキーコードのみによりFADを得て
いることを除き、前記ステップ203〜206と同様の処理を
行なう。
いので、ステップ406でキーコードのみによりFADを得て
いることを除き、前記ステップ203〜206と同様の処理を
行なう。
すなわち、ステップ405にてランニングカウンタの値
をカウンタメモリCM(ch)に記憶し、ステップ406にて
キーコードKCをもとにフィルタ係数の記憶されているア
ドレスFAD(ch)を得、ステップ407にてフィルタアドレ
スFAD(ch)に収納されているフィルタ係数をフィルタ
回路23に出力し、ステップ408にてチェンジカウントレ
ジスタCC(ch)をクリアする。
をカウンタメモリCM(ch)に記憶し、ステップ406にて
キーコードKCをもとにフィルタ係数の記憶されているア
ドレスFAD(ch)を得、ステップ407にてフィルタアドレ
スFAD(ch)に収納されているフィルタ係数をフィルタ
回路23に出力し、ステップ408にてチェンジカウントレ
ジスタCC(ch)をクリアする。
続く、ステップ409とステップ410は、前記ステップ30
8とステップ309に同じ処理である。すなわち、ステップ
409にてチャンネル番号chをインクリメントし、ステッ
プ410にてch=1〜16の全チャンネルについてキーオフ
かつ発音中のチャンネルの強制キーオフ処理が終了した
か否かを判定する。終了していなければ、ステップ403
に戻って前記ステップ403〜410の処理を繰り返し、終了
していれば、もとの処理(第3図ステップ106)に復帰
する。
8とステップ309に同じ処理である。すなわち、ステップ
409にてチャンネル番号chをインクリメントし、ステッ
プ410にてch=1〜16の全チャンネルについてキーオフ
かつ発音中のチャンネルの強制キーオフ処理が終了した
か否かを判定する。終了していなければ、ステップ403
に戻って前記ステップ403〜410の処理を繰り返し、終了
していれば、もとの処理(第3図ステップ106)に復帰
する。
以上のように、本実施例においては、タッチに応じて
フィルタ係数を変化させるのみではなく、楽音発生の特
徴的な点(例えば打鍵したとき、および離鍵したときな
ど)を中心にフィルタ特性を変化させることにより、実
際の楽器に近い楽音の合成を可能にすることができる。
また、このような楽音合成装置を用いることにより、演
奏者の細かな制御に対応し得る電子楽器を実現すること
ができる。
フィルタ係数を変化させるのみではなく、楽音発生の特
徴的な点(例えば打鍵したとき、および離鍵したときな
ど)を中心にフィルタ特性を変化させることにより、実
際の楽器に近い楽音の合成を可能にすることができる。
また、このような楽音合成装置を用いることにより、演
奏者の細かな制御に対応し得る電子楽器を実現すること
ができる。
[実施例の変形例] なお、この発明は上述の実施例に限定されることな
く、適宜変形して実施することができる。
く、適宜変形して実施することができる。
例えば、上述の実施例においては、特公昭58−58679
号に開示されたものと実質的に同一のループ回路を用い
た例について説明したが、この発明は、フィルタと遅延
回路とを組合わせた擦弦モデルや打弦モデルなど他の遅
延フィードバックループを用いる場合にも適用可能であ
る。
号に開示されたものと実質的に同一のループ回路を用い
た例について説明したが、この発明は、フィルタと遅延
回路とを組合わせた擦弦モデルや打弦モデルなど他の遅
延フィードバックループを用いる場合にも適用可能であ
る。
また、上述においては、フィルタ特性をキーオンおよ
びキーオフのそれぞれについて経時的に1回変化させて
いるが、もっと多くの点で変化させるようにしてもよ
い。
びキーオフのそれぞれについて経時的に1回変化させて
いるが、もっと多くの点で変化させるようにしてもよ
い。
さらに、上述においては、フィルタ特性変化をソフト
ウエアにより実現しているが、ハードウエアを用いて実
現するようにしてもよい。
ウエアにより実現しているが、ハードウエアを用いて実
現するようにしてもよい。
第1図は、この発明の一実施例に係る電子鍵盤楽器の全
体構成を示すブロック図、 第2図は、第1図における音源回路のより詳細な構成を
示すブロック図、そして 第3図〜第6図は、第1図におけるCPUが実行する処理
を示すフローチャート図である。 10:中央処理装置(CPU) 13:鍵盤回路 14:タッチ情報検出回路 15:操作子(ダンパペダル) 17:音源回路 21:駆動波形メモリ 22:遅延回路 23:フィルタ回路
体構成を示すブロック図、 第2図は、第1図における音源回路のより詳細な構成を
示すブロック図、そして 第3図〜第6図は、第1図におけるCPUが実行する処理
を示すフローチャート図である。 10:中央処理装置(CPU) 13:鍵盤回路 14:タッチ情報検出回路 15:操作子(ダンパペダル) 17:音源回路 21:駆動波形メモリ 22:遅延回路 23:フィルタ回路
Claims (2)
- 【請求項1】遅延手段とフィルタ手段を含む閉ループに
駆動波形信号を入力して該閉ループ内にて循環処理し楽
音を合成する楽音合成装置において、 前記フィルタ手段の特性を楽音合成開始信号発生時と楽
音合成終了信号発生時とで独立に設定するとともに、前
記楽音合成開始信号発生後および楽音合成終了信号発生
後の経過時間に応じて前記フィルタ手段の特性を変化さ
せるフィルタ特性制御手段を設けたことを特徴とする楽
音合成装置。 - 【請求項2】前記フィルタ特性制御手段は、前記楽音合
成開始信号発生時または楽音合成終了信号発生時のタッ
チに応じて前記フィルタ手段の特性を変化させる請求項
1記載の楽音合成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2209248A JP2629418B2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | 楽音合成装置 |
US08/271,570 US5403969A (en) | 1990-08-09 | 1994-07-07 | Electronic musical instrument of delayed feedback type |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2209248A JP2629418B2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | 楽音合成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0497196A JPH0497196A (ja) | 1992-03-30 |
JP2629418B2 true JP2629418B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=16569814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2209248A Expired - Fee Related JP2629418B2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | 楽音合成装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5403969A (ja) |
JP (1) | JP2629418B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5587548A (en) * | 1993-07-13 | 1996-12-24 | The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University | Musical tone synthesis system having shortened excitation table |
JP3042314B2 (ja) * | 1994-09-13 | 2000-05-15 | ヤマハ株式会社 | 楽音信号発生装置 |
JP4978993B2 (ja) * | 2006-10-19 | 2012-07-18 | 株式会社河合楽器製作所 | 楽音発生装置 |
JP5605192B2 (ja) * | 2010-12-02 | 2014-10-15 | ヤマハ株式会社 | 楽音信号合成方法、プログラムおよび楽音信号合成装置 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5375919A (en) * | 1976-12-17 | 1978-07-05 | Nippon Gakki Seizo Kk | Electronic instrument |
JPS5858679A (ja) * | 1981-10-05 | 1983-04-07 | Hitachi Ltd | 自動取引装置 |
WO1984004619A1 (en) * | 1983-05-10 | 1984-11-22 | Synthaxe Ltd | Electronic musical instrument |
EP0248527B1 (en) * | 1986-05-02 | 1995-02-01 | The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University | Digital reverberation system |
US4984276A (en) * | 1986-05-02 | 1991-01-08 | The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University | Digital signal processing using waveguide networks |
US4907484A (en) * | 1986-11-02 | 1990-03-13 | Yamaha Corporation | Tone signal processing device using a digital filter |
JP2554508B2 (ja) * | 1987-09-29 | 1996-11-13 | 株式会社河合楽器製作所 | 電子楽器のエンベロープ発生器 |
US4862784A (en) * | 1988-01-14 | 1989-09-05 | Yamaha Corporation | Electronic musical instrument |
JPH01314298A (ja) * | 1988-06-14 | 1989-12-19 | Casio Comput Co Ltd | 楽音形成装置 |
JPH0242491A (ja) * | 1989-04-10 | 1990-02-13 | Yamaha Corp | 楽音合成装置 |
US5157218A (en) * | 1989-07-27 | 1992-10-20 | Yamaha Corporation | Musical tone signal forming apparatus |
-
1990
- 1990-08-09 JP JP2209248A patent/JP2629418B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-07-07 US US08/271,570 patent/US5403969A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5403969A (en) | 1995-04-04 |
JPH0497196A (ja) | 1992-03-30 |
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