JP2002189187A - 電磁駆動プレーナー型ガルバノミラー及びその駆動方法 - Google Patents

電磁駆動プレーナー型ガルバノミラー及びその駆動方法

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JP2002189187A
JP2002189187A JP2000387962A JP2000387962A JP2002189187A JP 2002189187 A JP2002189187 A JP 2002189187A JP 2000387962 A JP2000387962 A JP 2000387962A JP 2000387962 A JP2000387962 A JP 2000387962A JP 2002189187 A JP2002189187 A JP 2002189187A
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movable plate
magnetic
electromagnetically driven
coil
semiconductor substrate
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JP2000387962A
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Hirohiko Aiba
博彦 相場
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Miyota KK
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Miyota KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 可動板を駆動させるため、平面コイルパター
ンに通電するにることによって発生するミラー平面度の
低下を低減した電磁駆動プレーナー型ガルバノミラーと
その駆動方法を提供する。 【解決手段】 半導体基板14に、平板状の可動板15
と該可動板を半導体基板に対して揺動可能に支持するト
ーションバー16,17とを中抜き状態で一体形成し、
前記可動板の上面には反射ミラーを形成し、もう一方の
下面には磁性膜を形成し、該磁性膜は膜面の垂直方向に
磁化されている。半導体基板14はベース基板20に搭
載され、トーションバーを挟むように磁界発生コイルが
それぞれ固定配置される。各コイルに通電されることに
よって、可動板上に形成されている磁性膜の磁界とによ
り、相互磁界の反力及び吸引力によって可動板15を駆
動させる電磁駆動プレーナー型ガルバノミラーとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばレーザー光
を偏向走査するレーザースキャナまたは光スイッチ等に
利用する電磁駆動プレーナー型ガルバノミラー及びその
駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プレーナ型ガルバノミラーは、レーザー
光を偏向走査するレーザースキャナまたは光スイッチ等
に利用されるもので、その原理は磁界中に配置した可動
コイルに電流を流すことにより電流と磁束に応じた電磁
力が発生すると共に電流に比例した回転力を生じるのを
利用している。回転力と可動コイル保持部材のバネ力と
が平衡する角度まで可動コイルが回転し、この可動コイ
ルを介して指針を振らせて電流の有無もしくは大小を検
出するというガルバノメーターを利用したもので、可動
コイルと一体に回転する軸(可動コイル保持部材)に、
前記指針の代わりミラーを設けて構成されるものであ
る。
【0003】図1は従来のプレーナー型ガルバノミラー
を示す図で、(a)は上面図(b)は正面断面図、
(c)は側面断面図である。シリコン基板1に一体形成
された可動板2の上面の中央部には、ミラー3が形成さ
れており、周縁部には平面コイル4が形成されている。
可動板2はシリコン基板1に中抜き状態で形成され、シ
リコン基板1より一体形成されたトーションバー5,6
により保持されている。シリコン基板1は、ベース基板
7の上面に固定された台座8の上面に固定されている。
上面図(a)において、シリコン基板1上下には永久磁
石9,10が配置され、ベース基板7の周縁部にはヨー
ク11が載置されている。ヨーク11は中抜きにされ角
状に形成されたものを複数枚積み重ねることによって構
成している。
【0004】可動板2に形成された平面コイル4に通電
すると、可動板2はトーションバー5,6を回転中心と
して回転する。この可動板は上下に約20度回転可能で
ある。ベース基板7上にはパターン7aが形成されてお
り、該パターンとシリコン基板1に形成されたパターン
1aとをワイヤー13により接続している。ワイヤー1
3は断線不良等を考慮し、予め複数本接続されている。
パターン7aにはスルーホール7bが設けられており、
スルーホール7bを介して外部との接続を行う構造であ
る。スルーホール7bはベース基板7の下面に設けられ
た配線用パターン(不図示)を介してサイドスルーホー
ル7cと接続されている。尚、ヨーク11上にはカバー
部材(不図示)が設けられる。
【0005】図2は従来のプレーナー型ガルバノミラー
の斜視図である。図3は図2のA−A断面図である。ヨ
ーク11上には、半導体基板の保護を目的に樹脂等で形
成された平板状のカバー部材12が設けられる。カバー
部材12は接着剤でヨーク11上に固定され、プレーナ
ー型ガルバノミラーが構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のプレーナー型ガ
ルバノミラーは構造は、シリコン基板に一体形成された
可動板上面の周縁部にコイルパターンが形成されてお
り、その平面コイルパターンに通電すると、可動板はト
ーションバーを回転中心として回転する。しかし、コイ
ルパターンに通電させることによってコイルが発熱し、
その発熱によって可動板が反ってきてしまう。この反り
によって、可動板上面の中央部にあるミラーにまで反り
が影響を及ぼすためミラー平面度が低下しまう。
【0007】また、可動板を斜めに静止させる場合、コ
イルパターンにDC電流を通電させる必要があるが、高
い電流を通電することによってコイルの発熱が著しく高
くなり、その発熱によって可動板も著しく反ってきてし
まう。本発明は可動板を駆動させるため、平面コイルパ
ターンに通電するにることによって発生するミラー平面
度の低下をなくした電磁駆動プレーナー型ガルバノミラ
ーとその駆動方法を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】半導体基板に、平板状の
可動板と該可動板を半導体基板に対して揺動可能に支持
するトーションバーとを中抜き状態で一体形成し、前記
可動板の上面には反射ミラーを形成し、もう一方の下面
には磁性膜を形成し、該磁性膜を膜面の垂直方向に磁化
した電磁駆動プレーナー型ガルバノミラーとする。
【0009】半導体基板はベース基板に搭載され、ベー
ス基板には半導体基板の搭載方向かつ可動板に形成され
た磁性膜の磁化方向に凹形状の溝もしくは穴が形成され
ている。その凹形状の溝もしくは穴には可動板の反射ミ
ラー形成方向からみて、トーションバーを挟むように磁
界発生用コイルがそれぞれ固定配置された電磁駆動プレ
ーナー型ガルバノミラーとする。
【0010】それぞれのコイルは固定配置前に結線され
ており、その各コイルの巻き方向はトーションバーを挟
んで時計方向と反時計方向に巻かれている。ベース基板
上には各コイル接続用の配線パターンが形成されてお
り、各コイルとベース基板上の配線パターンとを半田付
け等により接続し、その配線パターンと接続されている
コネクターから成る電磁駆動プレーナー型ガルバノミラ
ーとする。
【0011】電磁駆動プレーナー型ガルバノミラーの駆
動方法としては、外部からの通電はコネクターを介して
行われ、ベース基板上の配線パターンを経由しそれぞれ
のコイルに通電されることによって、各コイルから磁界
が発生する。各コイルの巻き方向は逆方向で巻かれてい
るため、発生する磁界も逆方向になる。この逆方向の磁
界が平板状の可動板を支持しているトーションバーを挟
むようにして発生してくるため、可動板上に形成されて
いる磁性膜の膜面と垂直方向に一様に磁化された磁界と
により、相互磁界の反力及び吸引力によって可動板を駆
動させる電磁駆動プレーナー型ガルバノミラーとする。
【0012】
【発明の実施の形態】図4は本発明の実施形態を示す電
磁駆動プレーナー型ガルバノミラーであり、(a)は上
面図、(b)は側面断面図である。図5は半導体基板詳
細図であり、(a)は上面図、(b)は側面断面図であ
る。図6はベース基板組み立て図であり、(a)は上面
図、(b)は側面断面図である。図7は駆動磁界方向図
である。半導体基板14に、平板状の可動板15と該可
動板15を半導体基板14に対して揺動可能に支持する
トーションバー16,17とを中抜き状態で一体形成さ
れている。前記可動板15の上面には反射ミラー18を
蒸着等により形成し、もう一方の下面には磁性膜19を
形成してあり、該磁性膜19は膜面の垂直方向26に磁
化されている。
【0013】半導体基板14はベース基板20に搭載さ
れ、接着剤等により固定されている。ベース基板20に
は半導体基板14の搭載方向かつ可動板15に形成され
た磁性膜19の磁化方向26に凹形状の穴21が形成さ
れている。凹形状の穴21には可動板15の反射ミラー
18形成方向からみて、トーションバー16,17を挟
むように磁界発生コイル22,23がそれぞれ配置固定
される。それぞれのコイル22,23は配置固定前に結
線されており、その各コイル22,23の巻き方向はト
ーションバー16,17を挟んで時計方向と反時計方向
に巻かれている。
【0014】ベース基板20上には各コイル22,23
接続用の配線パターン24が形成されており、各コイル
22,23とベース基板20上の配線パターン24とを
半田付け等により接続し、その配線パターンには外部入
力されるコネクター25が接続されている。
【0015】電磁駆動プレーナー型ガルバノミラーの駆
動方法としては、外部からの通電はコネクター25を介
して行われ、ベース基板20上の配線パターン24を経
由しそれぞれのコイル22,23に通電される。これに
よって、各コイル22,23から磁力27,28が発生
するが、各コイル22,23の巻き方向は逆方向で巻か
れているため、発生する磁力27,28も逆方向にな
る。この各コイル22,23から発生する磁力27,2
8が平板状の可動板15を支持しているトーションバー
16,17を挟むようにした位置で発生してくるため、
可動板15上に形成されている磁性膜19の膜面と垂直
方向に一様に磁化された磁力26に対して一方のコイル
によって反発力、もう一方のコイルによって吸引力の力
が生じる。このため可動板15を駆動させることが可能
となる。
【0016】
【発明の効果】平板形状の可動板上には発熱するものが
なくなった為、ミラーの反りを低減することができる。
【0017】コイルにDC電源を通電し、可動板(ミラ
ー)を斜めに静止させる時もミラー反りが発生しない。
【0018】各コイルが結線されていることによって、
ベース基板上の配線パターン数を減らすことができる。
また各コイルの通電での同期制御が簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のプレーナー型ガルバノミラーを示す図
で、(a)は上面図、(b)は正面断面図、(c)は側
面断面図
【図2】従来のプレーナー型ガルバノミラーの斜視図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】本発明の実施形態を示す電磁駆動プレーナー型
ガルバノミラーを示す図で、(a)は上面図、(b)は
側面断面図
【図5】本発明の半導体基板詳細を示す図で、(a)は
上面図、(b)は側面断面図
【図6】本発明のベース基板組み立て図で、(a)は上
面図、(b)は側面断面図
【図7】図4の(b)の駆動磁界方向を示す図
【符号の説明】
1 シリコン基板 1a パターン 2 可動板 3 ミラー 4 平面コイル 5 トーションバー 6 トーションバー 7 ベース基板 7a パターン 7b スルーホール 7c サイドスルーホール 8 台座 9 永久磁石 10 永久磁石 11 ヨーク 12 カバー部材 13 ワイヤー 14 半導体基板 15 可動板 16 トーションバー 17 トーションバー 18 反射ミラー 19 磁性膜 20 ベース基板 21 穴 22 磁界発生コイル 23 磁界発生コイル 24 配線パターン 25 コネクター 26 磁性膜磁化方向 27 コイル発生磁力 28 コイル発生磁力

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に、平板状の可動板と該可動
    板を半導体基板に対して揺動可能に支持するトーション
    バーとを一体形成し、前記可動板の上面には反射ミラー
    を設け、もう一方の下面には磁性膜を設け、該磁性膜を
    膜面の垂直方向に磁化したことを特徴とする電磁駆動プ
    レーナー型ガルバノミラー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の平板状可動板の下方向
    に、磁界を発生させるコイルがトーションバーを挟んだ
    位置に配置固定してあることを特徴とした電磁駆動プレ
    ーナー型ガルバノミラー。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のトーションバーを挟んだ
    位置に配置した各コイルは結線されているとともに、該
    各コイルの巻き方向はトーションバーを挟んで時計方向
    と反時計方向に巻かれていることを特徴とした電磁駆動
    プレーナー型ガルバノミラー。
  4. 【請求項4】 ガルバノミラー駆動方法は、請求項1記
    載の可動板下面に形成されている磁性膜の膜面垂直方向
    の磁力と、請求項2又は3記載の配置固定された各コイ
    ルに通電することで発生する磁力とにより、相互磁力の
    反発力及び吸引力によって可動板を駆動させることを特
    徴とした電磁駆動プレーナー型ガルバノミラー駆動方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016085299A (ja) * 2014-10-23 2016-05-19 スタンレー電気株式会社 二軸光偏向器及びその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000214407A (ja) * 1998-11-16 2000-08-04 Victor Co Of Japan Ltd 光偏向子及びこれを用いた表示装置

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