JP2001125037A - プレーナ型ガルバノミラー - Google Patents

プレーナ型ガルバノミラー

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JP2001125037A
JP2001125037A JP30890099A JP30890099A JP2001125037A JP 2001125037 A JP2001125037 A JP 2001125037A JP 30890099 A JP30890099 A JP 30890099A JP 30890099 A JP30890099 A JP 30890099A JP 2001125037 A JP2001125037 A JP 2001125037A
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JP
Japan
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semiconductor substrate
movable plate
substrate
planar
base plate
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Pending
Application number
JP30890099A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Aoki
浩 青木
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Miyota KK
Original Assignee
Miyota KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコン基板のみの交換を可能にする。 【解決手段】 半導体基板に、平板状の可動板と該可動
板を半導体基板に対して基板上下方向に揺動可能に軸支
するトーションバーとを一体形成し、前記可動板の上面
周縁部に通電により磁界を発生する平面コイルを敷設
し、該平面コイルで囲まれる上面中央部にミラーを設
け、該半導体基板を台座基板に搭載し、該台座基板と、
前記半導体基板のトーションバーの軸方向と平行に配置
された可動板の平面コイルに磁界を作用させるための対
をなす永久磁石とヨークをベース基板に固定し、前記ベ
ース基板に植設したピンと前記半導体基板に形成された
パターン部とが電気的に接続されて成るプレーナ型ガル
バノミラーにおいて、前記台座基板には半導体基板を位
置決め搭載するための座繰り部が設けられ、前記ピンに
はバネ状部材を設け、該バネ状部材の先端部で半導体基
板に形成されたパターン部を押圧して固定すると共に電
気的接続をするプレーナ型ガルバノミラーとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばレーザー光
のスキャニングシステム等に利用するプレーナ型ガルバ
ノミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】プレーナ型ガルバノミラーは、レーザー
光を偏向操作するレーザースキャナ等に利用されるもの
で、その原理は、磁界中に配置した可動コイルに電流を
流すと電流と磁束とに関連して電磁力が発生して電流に
比例した回転力が生じる。この回転力と可動コイル保持
部材のバネ力とが平衡する角度まで可動コイルが回転
し、この可動コイルを介して指針を振らせて電流の有無
や大小を検出するというガルバノメータを利用したもの
で、可動コイルと一体に回転する軸(可動コイル保持部
材)に、前記指針の代わりにミラー(反射鏡)を設けて
構成される。小型のガルバノミラーとしては、半導体を
使用したものが提案されている。
【0003】図1は従来のプレーナ型ガルバノミラーの
構成を示す正面断面図(a)、上面図(b)、及び側面
断面図(c)である。シリコン基板1に一体形成された
可動板2の上面の中央部にはミラー3が形成されてお
り、周縁部には平面コイル4が形成されている。可動板
2はシリコン基板1に中抜き状態で形成され、シリコン
基板1より一体に形成されたトーションバー5、6によ
り保持されている。シリコン基板1はベース基板7の上
面に固定された台座8の上面に固定されている。上面図
(b)においてシリコン基板1の上下には永久磁石9、
10が配置され、ベース基板7の周縁部にはヨーク11
が載置されている。
【0004】可動板2に形成された平面コイル4に通電
すると、可動板はトーションバー5、6を回転中心とし
て回転する。(c)の側面断面図に示すように、可動板
2は上下に約20度回転可能である。ベース基板7を貫
通して2本のピン12が植設されており、ピン12の上
面とシリコン基板1に形成されたパターン1aとをワイ
ヤーボンディングにより接続している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】シリコン基板のパター
ンとピンの電気的接続をワイヤーボンディングで行う場
合、シリコン基板を接着剤等で台座にダイボンディング
装置を使用して固定し、さらにワイヤーボンディング装
置を使用して行う必要がある。これによりシリコン基板
に一体に形成されたトーションバーの折れ等の不良が発
生した場合、シリコン基板のみの交換は不可能なためプ
レーナ型ガルバノミラーは不良となってしまう。従って
永久磁石、ヨーク、基板類は正常に機能していても全て
不良扱いとなる。
【0006】また、ダイボンディング装置やシリコン基
板の電気的接続を取るために高額なワイヤーボンディン
グ装置を用いなければならず、さらに接着剤を使用する
ためキュア等も必要で、時間的にも費用的にも好ましく
ない。仕様の異なるプレーナ型ガルバノミラーを使用す
る場合もシリコン基板のみ交換して利用するというわけ
にはいかない。
【0007】
【課題を解決するための手段】半導体基板に、平板状の
可動板と該可動板を半導体基板に対して基板上下方向に
揺動可能に軸支するトーションバーとを一体形成し、前
記可動板の上面周縁部に通電により磁界を発生する平面
コイルを敷設し、該平面コイルで囲まれる上面中央部に
ミラーを設け、該半導体基板を台座基板に搭載し、該台
座基板と、前記半導体基板のトーションバーの軸方向と
平行に配置された可動板の平面コイルに磁界を作用させ
るための対をなす永久磁石とヨークをベース基板に固定
し、前記ベース基板に植設したピンと前記半導体基板に
形成されたパターン部とが電気的に接続されて成るプレ
ーナ型ガルバノミラーにおいて、前記台座基板には半導
体基板を位置決め搭載するための座繰り部が設けられ、
前記ピンにはバネ状部材を設け、該バネ状部材の先端部
で半導体基板に形成されたパターン部を押圧して固定す
ると共に電気的接続を成すプレーナ型ガルバノミラーと
する。
【0008】
【発明の実施の形態】図2は本発明のプレーナ型ガルバ
ノミラーの構成を示す上面図、図3は正面断面図であ
る。シリコン基板13に一体形成された可動板14の上
面の中央部にはミラー15が形成されており、周縁部に
は平面コイル16が形成されている。可動板14はシリ
コン基板13に中抜き状態で形成され、シリコン基板1
3より一体に形成されたトーションバー17、18によ
り保持されている。シリコン基板13はベース基板19
の上面に固定された台座20の上面に搭載されている。
台座20の上面にはシリコン基板13の外周形状に合わ
せた座繰り20aが設けられており、シリコン基板13
を搭載する際、その位置決めとなるものである。図2の
上面図においてシリコン基板13の上下には永久磁石2
1、22が配置され、ベース基板19の周縁部にはヨー
ク23が載置されている。
【0009】ベース基板19には2本のピン24が貫通
して植設されており、ピン24とシリコン基板13に形
成されたパターン13aとを板バネ部材25により接続
している。可動板14に形成された平面コイル16に通
電すると、可動板14はトーションバー17、18を回
転中心として回転する。可動板14の回転動作は従来例
と同様上下に約20度回転可能である。
【0010】図4は本発明の板バネ部材を示す図で、
(a)は斜視図、(b)は側面図である。板バネ部材2
5は嵌合部25aを有しており、ベース基板19に植設
されたピン24に圧入される。25bはシリコン基板1
3に設けられたパターン13aとの接点部であり、該板
バネ部材25とシリコン基板13に設けられたパターン
13aが接触することにより電気的に接続される。又、
板バネ部材25の押圧力によりシリコン基板13と台座
20とが固定される。このとき、シリコン基板13と台
座20の固定に接着剤を用いる必要はない。又、板バネ
部材25は図2において矢印方向に回転可能なため、シ
リコン基板13の取り外しが可能となるものである。
【0011】
【発明の効果】シリコン基板に不良があった場合、シリ
コン基板は接着材等により固定されていないので、板バ
ネを接点からずらすことで容易に交換可能になる。ま
た、異なる仕様のプレーナ型ガルバノミラーがシリコン
基板の交換のみで実現可能となる。
【0012】シリコン基板の交換が短時間、低コストで
できる。
【0013】シリコン基板実装時にワイヤーボンディン
グによる特殊高額な装置あるいは設備を使用しないため
コスト的に有利であり、安価なプレーナ型ガルバノミラ
ーを提供できる。
【0014】シリコン基板の交換が可能になったので、
永久磁石、ヨーク、基板のリサイクルが可能となり、廃
棄物の減少になる。また、永久磁石、ヨーク、基板は、
再使用するため保守費用が安くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のプレーナ型ガルバノミラーの構成を示す
図で、(a)は正面断面図、(b)は上面図、(c)は
側面断面図。
【図2】本発明のプレーナ型ガルバノミラーの構成を示
す上面図。
【図3】正面断面図。
【図4】本発明の板バネ部材を示す図で、(a)は斜視
図、(b)は側面図。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 可動板 3 ミラー 4 平面コイル 5 トーションバー 6 トーションバー 7 ベース基板 8 台座 9 永久磁石 10 永久磁石 11 ヨーク 12 ピン 13 シリコン基板 13a パターン 14 可動板 15 ミラー 16 平面コイル 17 トーションバー 18 トーションバー 19 ベース基板 20 台座 20a 座繰り 21 永久磁石 22 永久磁石 23 ヨーク 24 ピン 25 板バネ部材 25a 嵌合部 25b 接点部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に、平板状の可動板と該可動
    板を半導体基板に対して基板上下方向に揺動可能に軸支
    するトーションバーとを一体形成し、前記可動板の上面
    周縁部に通電により磁界を発生する平面コイルを敷設
    し、該平面コイルで囲まれる上面中央部にミラーを設
    け、該半導体基板を台座基板に搭載し、該台座基板と、
    前記半導体基板のトーションバーの軸方向と平行に配置
    された可動板の平面コイルに磁界を作用させるための対
    をなす永久磁石とヨークをベース基板に固定し、前記ベ
    ース基板に植設したピンと前記半導体基板に形成された
    パターン部とが電気的に接続されて成るプレーナ型ガル
    バノミラーにおいて、 前記台座基板には半導体基板を位置決め搭載するための
    座繰り部が設けられ、前記ピンにはバネ状部材を設け、
    該バネ状部材の先端部で半導体基板に形成されたパター
    ン部を押圧して固定すると共に電気的接続をしたことを
    特徴とするプレーナ型ガルバノミラー。
JP30890099A 1999-10-29 1999-10-29 プレーナ型ガルバノミラー Pending JP2001125037A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005052671A1 (ja) * 2003-11-27 2005-06-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha 光スキャナおよびそれを備えた画像形成装置
US7454735B2 (en) 2002-12-17 2008-11-18 International Business Machines Corporation ASIC clock floor planning method and structure
JP2016172598A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 株式会社日立物流 廃棄物運搬用折り畳みコンテナ

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