JPH0997305A - 光スキャナ装置 - Google Patents

光スキャナ装置

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JPH0997305A
JPH0997305A JP7253701A JP25370195A JPH0997305A JP H0997305 A JPH0997305 A JP H0997305A JP 7253701 A JP7253701 A JP 7253701A JP 25370195 A JP25370195 A JP 25370195A JP H0997305 A JPH0997305 A JP H0997305A
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司 甲村
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英昭 西川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射ミラーを1次元方向に回動させて光走査
を行なう光スキャナ装置において、装置の大型化を招く
ことなく走査角度を大きくできるようにする。 【解決手段】 反射ミラーが形成されるミラー部33の
両側に、直接、バネ部35,37を形成すると共に、バ
ネ部35,37を矩形波状に形成し、更にバネ部35と
外枠31とを連結する装着部47,46に圧電素子を接
着して、駆動用の圧電ユニモルフを形成することによ
り、光走査用の光偏向素子を構成する。この結果、従来
装置のようにバネ部35,37により反射ミラーと振動
発生用のコイルを支持させる必要がなく、バネ部35,
37を小さくできる。またバネ部35,37を矩形波状
に形成しているので、バネ部35,37の実質的な長さ
を確保したまま、その全体の長さを短くできる。従って
本実施例によれば、走査角度を確保しつつ、偏向素子,
延いては光スキャナ装置の小型化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーコードリー
ダ,レーザプリンタ,レーザレーダ等において、レーザ
光等の所定の光を走査対象物に対して1次元方向に走査
するのに使用される光スキャナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の光スキャナ装置とし
て、例えば特開昭63−85765号公報に開示されて
いるように、反射ミラーと、振動発生用の平面コイル
と、これら各部を両側から支持する捩り振動部とを、水
晶板等からなる同一の板材上に形成した光偏向素子を備
え、この光偏向素子の平面コイルへの通電により、捩り
振動部を捩り振動させてミラーを所定方向に回動させる
ことにより、レーザ光を走査するようにしたものが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした従来
の光スキャナ装置では、所謂両持ち梁を形成する一対の
捩り振動部により、反射ミラーと平面コイルとを支持
し、捩り振動部の振動によりこれら各部が共に回動する
ように構成されていたため、走査時に捩り振動部にかか
る応力が大きく、捩り振動部の幅等をその応力に耐え得
るよう大きくする必要があった。そして、このように捩
り振動部の幅等を大きくすると、振動の幅,延いては走
査角度を大きくすることができなくなるため、ミラー部
を大きな走査角度で回動させるためには、必然的に捩り
振動部の長さを長くしなければならず、装置の大型化を
招くという問題がある。
【0004】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、反射ミラーを一対の捩り振動部にて支持し、捩り
振動部の捩り振動により反射ミラーを所定の走査方向に
回動させる光スキャナ装置において、装置の大型化を招
くことなく、走査角度を大きくできるようにすることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1に記載の光スキャナ装置では、一対の捩
り振動部により、光を反射する反射面が形成されるミラ
ー部を、その両側から直接支持すると共に、各捩り振動
部を、ミラー部の回転軸を中心に矩形波状に変化する折
り返し形状に形成し、更に、捩り振動部を振動させてミ
ラー部を回動させる加振手段は、捩り振動部と外枠とを
連結する一方の連結部に設けるようにしている。
【0006】このため、本発明によれば、捩り振動部に
より加振手段を支持する必要がなく、捩り振動部にはミ
ラー部の回動に伴う応力のみが加わることから、従来装
置のようにミラー部の回動に加えて加振手段の回動に伴
う応力に耐え得るように捩り振動部の幅を大きくする必
要はなく、従って、所望の走査角度を得るために捩り振
動部を長くする必要はない。また、本発明では、この捩
り振動部を折り返し形状にしているため、捩り振動部の
実質的な長さを確保しながら、捩り振動部全体の長さを
短くできる。従って、本発明によれば、光偏向素子にお
いて捩り振動部が占める面積を小さくすることができ、
光スキャナ装置の小型化を図ることができる。
【0007】なお、各捩り振動部の折り返し形状として
は、単に直線部分からなる矩形波状にしてもよいが、こ
の場合、各捩り振動部の折り返し部分の角部(特に内側
角部)に応力が集中し易くなる。そこで、請求項2に記
載のように、矩形波の角部に丸みをつけた正弦波状にし
たり、或は、請求項3に記載のように、ミラー部の回転
軸と直交する部分の幅に対して回転軸に平行な部分の幅
が大きくなるように形成すれば、捩り振動部の角部にか
かる応力を低減して、その強度を向上できるので、より
望ましい。
【0008】また、捩り振動部は、折り返し形状になっ
ているため、スキャナ装置の走査角度を確保しつつその
小型化を図る上では極めて有効な手段となるが、こうし
た折り返し形状では外力を受けると変形し易いことか
ら、その取り扱いに充分注意しなければならない。
【0009】そこで、更に請求項4に記載のように、各
捩り振動部とミラー部とを囲む内枠を設け、この内枠に
て各捩り振動部と連結部との結合部分を連結するように
すれば、各捩り振動部を内枠によって保護することがで
き、取り扱いも容易に行えるようになるので、より望ま
しい。
【0010】また、このように光偏向素子に内枠を設け
た場合、ミラー部の回転軸上の位置にて、捩り振動部の
両端をミラー部及び内枠に夫々結合するようにしてもよ
いが、この場合、捩り振動部の両端をミラー部の回転軸
上の位置まで折り返し、更にその位置にてミラー部及び
内枠に結合するようにしなければならず、捩り振動部が
回転軸方向に不必要に長くなってしまうことがある。
【0011】そこで、このように捩り振動部が不必要に
長くなるような場合には、請求項5に記載のように、各
捩り振動部の両端を、夫々、ミラー部と内枠との対向部
の内の互いに対角となる位置に結合するようにしてもよ
い。つまり、このような構成は、光偏向素子に内枠を設
けた場合に光スキャナ装置の小型化を図る上で極めて有
効な手段となり得る。
【0012】一方、連結部に設ける加振手段は、従来装
置のように通電により電磁力を発生するコイルを使用す
ることもできるが、この場合、コイルを固定磁界内に配
置しなければならず、固定磁界形成用の永久磁石等を別
途設けなければならない。そこで、加振手段としては、
請求項6に記載のように、連結部に接着した板状の圧電
素子からなる圧電ユニモルフ又は圧電バイモルフにて構
成することが望ましい。つまりこのように加振手段を圧
電ユニモルフ又は圧電バイモルフにて構成すれば、加振
手段への印加電圧を変化させるだけで捩り振動部を所望
周波数で捩り振動させることができることから、光スキ
ャナ装置をより小型化することが可能になる。
【0013】なお、このように加振手段を圧電ユニモル
フ又は圧電バイモルフにて構成する場合には、請求項6
に記載のように、連結部を、外枠の内側から回転軸に向
かって突出された一対の装着部と、その両端を接続する
と共に略中心位置にて捩り振動部が結合される接続部と
から構成し、しかも板状の圧電素子が接着される一対の
装着部は、圧電素子の電極となり得るように、少なくと
もその表面が導電性を有するようにする必要があるが、
このためには、ミラー部,捩り振動部,連結部等を構成
する板材自体に、導電性の金属板を用いるようにしても
よく、或は、板材には非導電性の板状部材を用い、上記
各部形成後、板状部材全体又は装着部のみに導電性被膜
を形成するようにしてもよい。
【0014】また、このように圧電ユニモルフ又は圧電
バイモルフにて捩り振動部を振動させるには、圧電ユニ
モルフ又は圧電バイモルフの外枠側端部を固定して、各
圧電ユニモルフ又は各圧電バイモルフを互いに異なる方
向に変位させるための駆動電圧を印加する必要がある
が、この場合、請求項7に記載のように、圧電ユニモル
フ又は圧電バイモルフの外枠側端部を、電圧印加用の配
線をパターニングした基板と、導電性の金属板とにより
挟持するようにすればよい。
【0015】つまり、このようにすれば、圧電ユニモル
フ又は圧電バイモルフを基板と金属板とにより固定でき
ると共に、金属板側を共通電極としてグランドライン等
に接地した状態で、基板に形成された電圧印加用の配線
を介して各圧電ユニモルフ又は各圧電バイモルフに駆動
電圧を印加することにより、各圧電ユニモルフ又は各圧
電バイモルフを変位させることができ、加振手段を固定
する固定手段及びその駆動系を、極めて簡単な構成にて
実現できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。なお、以下の説明において、図1は、本発
明が適用された実施例の光スキャナ装置全体の構成を表
わし、(a)はその裏面図、(b)はその表面図を表わ
す。また図2は、本実施例の光スキャナ装置1の光偏向
素子を構成するプレートの形状を表わし、(a)はその
全体図、(b)は捩り振動部としてのバネ部の拡大図で
ある。
【0017】図1に示す如く、光スキャナ装置1は、薄
板バネ材にて形成された光偏向素子としてのプレート3
と、プレート3の表面側の中央に設置された反射ミラー
5と、同じくプレート3の表面側の四隅に配置された板
状の圧電素子6a,7a,8a,9aからなる圧電ユニ
モルフ6,7,8,9と、これら各圧電ユニモルフ6〜
9の外側端部をプレート3の表面側から覆うように配設
された中空の基板11と、該基板11との間で圧電ユニ
モルフ6〜9及びプレート3を挟持する導電性の金属板
からなる中空の押え板13とを備えている。
【0018】プレート3は、薄板状(厚さ0.05mm程
度)の導電性金属からなるバネ材料(ベリリウム銅,バ
ネ用ステンレス等)を、エッチング、放電加工等を利用
して打ち抜くことにより、図2(a)に示すように形成
されている。即ち、プレート3は、押え板13と略同じ
大きさ(外形:20mm×20mm程度)の外枠31と、外
枠31の略中心に位置し、表面に反射ミラー5が設けら
れる略正方形のミラー部33と、ミラー部33の対角部
から上下方向に延出され、ミラー部33の左右幅方向の
中心を通る中心軸(回転軸)Zを中心に矩形波状に変化
する折り返し形状をした、捩り振動部としての一対のバ
ネ部35,37(図1,2においてハッチングを付した
部分)と、バネ部35,37の外側端部に各々結合さ
れ、バネ部35,37及びミラー部33を囲む内枠39
と、外枠31の中空部左右の上下両端部からミラー部3
3の回転軸Zに向かって延出された圧電ユニモルフ6〜
9形成用の装着部46,47,48,49と、これら4
個の装着部46〜49の内、互いに対向する装着部4
6,47及び48,49と、内枠39の上下両端部と
を、夫々、ミラー部33の回転軸Z上で連結するT字状
の接続部41,43とから構成されている。
【0019】ここで、バネ部35,37は、ミラー部3
3を両側から支持して、自らの捩り振動によりミラー部
33を回転軸Zを中心に回動させるものである。このた
め、振動時には、図2(b)に示すCのような折り返し
の内側角部(コーナ)において応力が集中し易い。そこ
で、各コーナには、若干丸み(所謂R)が付けられる
が、本実施例では、集中応力をより低減するために、回
転軸Zと直交する部分の幅Aに対して、回転軸Zに平行
な部分の幅Bが大きくされている。これは、矩形波状に
形成したバネ部35,37においては、回転軸Zに平行
な矩形波の頂点部分が大きく捩れるためであり、本実施
例では、このように構成することにより、バネ部35,
37の強度を高めているのである。
【0020】また、各バネ部35,37は、ミラー部3
3及び内枠39の対向面上にて互いに対角となる位置に
連結されている。これは、各バネ部35,37に不要な
折り返しを設けることなく、ミラー部33と内枠39と
を連結できるようにするためであり、こうすることによ
り、プレート3が上下方向に大きくなるのを防止してい
る。
【0021】また本実施例では、ミラー部33に設けら
れる反射ミラー5に、アルミ蒸着で高反射コ一ティング
を施したシリコン製のミラーが使用され、ミラー部33
には、反射ミラー5が接着剤等を用いて接着される。次
に、上記4個の圧電ユニモルフ6〜9は、装着部46〜
49に板状の圧電素子6a〜9aを接着することにより
形成されており、その内、プレート3上方の装着部4
6,47に形成される圧電ユニモルフ6,7は、接続部
41に捩り振動のための駆動力を与えてバネ部35を捩
り振動させる、加振手段としての駆動用圧電ユニモルフ
として使用され、プレート3下方の装着部48,49に
形成される圧電ユニモルフ8,9は、バネ部37の捩り
振動を接続部43を介して検出するセンサ用圧電ユニモ
ルフとして使用される。
【0022】つまり、本実施例では、プレート3が導電
性金属からなるバネ材料にて形成されているため、各装
着部46〜49に板状の圧電素子6a〜9aを接着すれ
ば、プレート3がこれら各圧電素子6a〜9aの共通電
極となる。そして、図3(a)に示すように、各圧電素
子6a〜9aの装着部46〜49とは反対側面に電極2
6〜29を設けて、この電極26〜29とプレート3と
の間に電圧を印加すれば、圧電ユニモルフ6〜9は、図
3(b)に示す如く所定方向に変位し、逆にその電極2
6〜29とプレート3との間に発生した電圧を検出すれ
ば、圧電ユニモルフ6〜9の変位量を検出できる。
【0023】そこで、本実施例では、各圧電素子6a〜
9aの両面に電極形成用の導電材(例えば銀ペースト)
を塗布すると共に、駆動用圧電ユニモルフ6,7及びセ
ンサ用圧電ユニモルフ8,9を夫々構成する一対の圧電
素子6a,7a及び8a,9aの分極方向が、図3
(a)に矢印で示すように、装着部46〜49に対して
直交し且つ互いに逆向きとなるように、各圧電素子6a
〜9aを装着部46〜49に接着し、更に、図1(a)
に示す如く、基板11の各圧電素子6a〜9aとの対応
位置に、電圧印加用の電極26〜29となる電極パター
ンを施し、基板11と押え板13とをねじ13a〜13
dにて締め付けることにより、基板11と押え板13と
で各圧電ユニモルフ6〜9の外側端部を挟持させてい
る。
【0024】従って、本実施例の光スキャナ装置1にお
いては、図1(a)に示す如く、ねじ13dに通したア
ース端子25に、接地用のリード線25aを半田付け等
にて接続し、基板11に形成された電極26,27に、
駆動電圧印加用のリード線26a,27aを半田付け等
にて接続し、このリード線26a,27aを介して、各
電極26,27と共通電極となる押え板13(延いては
プレート3)との間に駆動用の高電圧を印加すれば、図
3(b)に矢印で示す如く、駆動用圧電ユニモルフ6,
7を、その固定部を中心に互いに逆方向に変位させて、
接続部41の回転軸Z回りにトルクを発生させることが
できる。このため、駆動用電圧を交流にすれば、接続部
41の回転軸Z回りに振動トルクを発生させて、バネ部
35,延いては反射ミラー5を、回転軸Zを中心に振動
させることができる。
【0025】また、図1(a)に示す如く、基板11に
形成された電極28,29に、電圧検出用のリード線2
8a,29aを半田付け等により接続し、このリード線
28a,29aを介して、各電極28,29と共通電極
となる押え板13との間に発生した電圧を検出すれば、
バネ部37,接続部43を介して反射ミラー5側より伝
達される捩り振動を検出できる。
【0026】なお、基板11は、光スキャナ装置1全体
を保持するものであるため、これには、例えばガラスエ
ポキシ樹脂のような硬質の絶縁体基板が使用される。ま
た、図1,図2から明らかな如く、プレート3におい
て、接続部41,43は、装着部46〜49の幅より細
くなっているが、これは、接続部41,43を変形(換
言すれば伸縮)し易くするためである。つまり、こうす
ることにより、駆動用圧電ユニモルフ6,7からの駆動
力を効率よくバネ部35に伝達でき、また、センサ用圧
電ユニモルフ8,9に、バネ部37の振動を効率よく伝
達できるようにしているのである。
【0027】次に図4は、本実施例の光スキャナ装置1
を実際に動作させる駆動回路50の構成を表わす。な
お、この駆動回路は、光スキャナ装置1を、その共振周
波数にて振動させる所謂自励発振回路である。図4に示
す如く、リード線28a,29aにて取り出したセンサ
用圧電ユニモルフ8,9からの検出信号(電圧)は、共
通の信号線51にて合成されて駆動回路50まで導かれ
る。そして、駆動回路50内では、その合成された検出
信号が2系統に分岐される。
【0028】この分岐された検出信号の内、一方は、増
幅器53,整流回路55,及び平滑回路57を通過する
ことにより、光スキャナ装置1の振動波形の振幅に応じ
た直流電圧に変換される。そして、この直流電圧は、差
動増幅器59に入力され、差動増幅器59において、基
準電圧発生源61から出力される基準電圧との差分に応
じた直流電圧に変換される。また上記分岐された検出信
号のもう一方は、増幅器63,位相シフタ65,ローパ
スフィルタ67,及び増幅器69を通過することによ
り、高調波成分が除去され、しかも当該駆動回路50に
より光スキャナ装置1の実際の振動と位相同期した駆動
信号を生成するための振動信号に変換される。
【0029】そして、この振動信号と差動増幅器59か
らの出力信号(直流電圧)とは、掛け算器71に入力さ
れて、これら各信号の積に対応した信号に変換される。
またこの信号は、更に、増幅器73を介して、変圧器7
5に入力され、変圧器75において圧電ユニモルフ6,
7を駆動可能な電圧(交流35V程度)にまで昇圧され
る。そして、この昇圧された電圧信号(交流)は、信号
線77を介して、駆動用圧電ユニモルフ6,7のリード
線26a,27aにまで導かれ、駆動信号として、各圧
電ユニモルフ6,7に印加される。
【0030】この結果、光スキャナ装置1は、自己の共
振周波数にて自励振動すると共に、その走査角度は基準
電圧にて一定の走査角度に規定されることになる。そし
て、信号線51に端子79を接続し、この端子79から
センサ用圧電ユニモルフ8,9からの検出信号を取り出
すようにすれば、光スキャナ装置1の振動状態,延いて
は反射ミラー5の走査位置をモニタでき、例えば、光ス
キャナ装置1をバーコードリーダに用いる場合には、バ
ーコード読取時のデコードタイミングの検出等に利用で
きる。
【0031】なお、このように駆動回路50を自励発振
回路としたのは、光スキャナ装置1は共振型であり、そ
の共振周波数は雰囲気温度の変化等により変化するため
である。つまり、光スキャナ装置1を予め設定した共振
周波数の駆動信号にて駆動するようにすると、周囲の環
境変化によってその駆動信号の周波数が光スキャナ装置
1の共振周波数とずれてしまい、光スキャナ装置1を良
好に駆動できないことから、本実施例では、駆動回路5
0を自励発振回路とすることにより、駆動信号を光スキ
ャナ装置1の共振周波数の変化に追従させて、光スキャ
ナ装置1を常に共振周波数にて振動させることができる
ようにしているのである。
【0032】以上説明したように、本実施例の光スキャ
ナ装置1では、光偏向素子を構成するプレート3におい
て、反射ミラー5を形成するミラー部33の両側に、捩
り振動部としてのバネ部35,37を形成すると共に、
バネ部35,37を矩形波状に形成し、更に、バネ部3
5と外枠31とを連結する連結部の一部を構成する装着
部47,46に圧電ユニモルフ6,7を形成することに
より加振手段を構成している。
【0033】このため、本実施例によれば、従来装置の
ように、バネ部35,37により振動発生用の加振手段
(コイル)を支持させる必要がなく、バネ部35,37
を小さくできる。また特に本実施例では、バネ部35,
37を矩形波状に形成しているので、バネ部35,37
の実質的な長さを確保したまま、バネ部35,37の全
体の長さを短くできる。従って本実施例によれば、走査
角度を確保しつつ、プレート3,延いては光スキャナ装
置1の小型化を図ることができる。
【0034】またバネ部35,37は、回転軸Zと直交
する部分の幅Aに対して、回転軸Zに平行な部分の幅B
が大きくされているため、バネ部35,37の強度を高
めることができ、しかも、バネ部35,37は、ミラー
部33及び内枠39の対向面上にて互いに対角となる位
置に連結されているため、バネ部35,37に不要な折
り返しを設けることなく、ミラー部33と内枠39とを
連結できる。従って、本実施例によれば、このような構
成からも、バネ部35,37の強度及び振動特性を確保
しつつバネ部35,37を小さくでき、プレート3,延
いては光スキャナ装置1を小型化できる。
【0035】またバネ部35,37は、矩形波状に形成
されているので、外力を受けると変形し易いが、本実施
例では、プレート3全体を外枠31にて囲み、更に、バ
ネ部35,37及びミラー部33については、内枠39
で囲むようにしているので、光スキャナ装置1の組立時
等に、外力によりプレート3自体が座屈したり、バネ部
35,37が変形したりするのを防止できる。従って、
組立時等のプレート3の取り扱いを容易に行うことがで
き、作業性を向上できる。
【0036】また更に、本実施例では、加振手段とし
て、プレート3の装着部47,46に形成した圧電ユニ
モルフ6,7を用いるため、コイルを用いた従来装置の
ように別途振動発生用の部材を設ける必要がなく、装置
構成を簡素化し、小型化を図ることができる。そして、
特に、本実施例では、プレート3に、加振手段を構成す
る駆動用圧電ユニモルフ6,7だけでなく、光スキャナ
装置1の振動状態を検出する検出手段としてのセンサ用
圧電ユニモルフ8,9を設けているため、上記のように
駆動回路に自励発振回路を用いることにより、光スキャ
ナ装置1を自励振動させることができるだけでなく、光
スキャナ装置1の振動状態をモニタして、その走査位置
や動作異常等を検出することもできる。
【0037】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
種々の態様をとることができる。例えば、上記実施例で
は、バネ部35,37を矩形波状の折り返し形状にした
が、図5(a)に示す如く、矩形波の角部全体に丸みを
つけて正弦波状(図では上記実施例と同様、折り返しが
2箇所であるため、S字状になっている)の折り返し形
状としてもよい。そしてこの場合、バネ部35,37の
折り返し部分で各コーナにかかる応力をより低減でき、
バネ部35,37の強度をより高めることができる。
【0038】また、上記実施例においては、内枠39
が、バネ部35,37の補強用として設けられている
が、取り扱い上特に問題がなければ、図5(b)に示す
ように内枠39を取り外し、バネ部35,37を直接、
接続部41,43に連結するようにしてもよい。なおこ
の場合、ミラー部33を、その中心軸を回転軸Zとして
回転させるために、バネ部35,37のミラー部33及
び接続部41,43への連結位置は、ミラー部33の中
心軸(つまり回転軸)上の位置にする必要はある。
【0039】一方、上記実施例においては、基板11
に、各圧電ユニモルフ6〜9に対する駆動電圧印加或は
電圧検出用の電極26〜29を形成し、これにリード線
26a〜29aを接続することにより、これら各リード
線26a〜29aを用いて各圧電ユニモルフ6〜9と駆
動回路50とを接続するように構成したが、図6(a)
に示す如く、電極26〜29が形成される基板11の裏
面に、上記各リード線25a〜29aに対応した配線パ
ターン25a′〜29a′及びアース端子25に対応し
た電極パターン25′を形成すると共に、基板11の下
方に、各配線パターン25a′〜29a′への接続端子
となる電極パターン25b〜29bを集中させ、基板1
1の表面には、図6(b)に示す如く、アース端子25
としての電極パターン25′に接続された電極パターン
25″を形成することにより、圧電ユニモルフ6〜9と
駆動回路50との接続を、基板11の下方に集中させた
各電極パターン25b〜29bを介して行うようにして
もよい。
【0040】つまり、このように基板11を上記各リー
ド線25a〜29aをプリント配線にて形成したプリン
ト基板として構成した場合、図7(a),(b)に示す
ように、基板11と押え板13との間にプレート3を挟
み、アース端子25となる電極パターン25′,25″
を形成した部分を含む複数箇所(図では2箇所)にて、
基板11側から導電性のねじ11a,11bを通して、
基板11と押え板13とを締付固定すれば、基板11の
下方に集中させた各電極パターン26b〜29bと各圧
電ユニモルフ6〜9の表面側とを接続できると共に、接
地用の電極パターン25bと各圧電ユニモルフ6〜9の
共通端子となる押え板13とを、ねじ11a,電極パタ
ーン25″,25′,配線パターン25a′を介して接
続できる。
【0041】そして、この場合、例えば、図7(b)に
示すように、基板11の下方の表面側に、各電極パター
ン25b〜29bに接続された端子85〜89を有する
コネクタ80を設け、図8に示すように、このコネクタ
80を、駆動回路50が形成されたプリント基板91側
に固定したコネクタ90に接続するようにすれば、光ス
キャナ装置1と駆動回路50との接続を、リード線を用
いることなく簡単に行うことができ、製造時の工数を低
減することができると共に、配線の信頼性を高めること
ができる。
【0042】なおこの場合、基板11にコネクタ80を
設けず、駆動回路50が形成されたプリント基板91或
は光スキャナ装置1の任意の取付位置に設けたコネクタ
に、基板11の電極パターン25b〜29b側を直接差
込み、そのコネクタを介して駆動回路50と各電極パタ
ーン25b〜29bとを接続するようにしてもよい。
【0043】また次に、上記実施例では、光偏向素子を
構成するプレート3を、導電性金属からなるバネ材料に
て形成したが、このバネ材料については、シリコン等の
半導体材料を用いることもできる。そしてこのようにす
れば、プレート上に駆動回路を形成することも可能にな
り、駆動回路を含めて光スキャナ装置全体をより小型化
できる。またこの場合、エッチングを利用することによ
り、プレート3の大量生産を図ることができ、その製造
コストも低減できる。但し、この場合は、圧電ユニモル
フ6〜9を形成する装着部46〜49については、導電
性の金属(例えば銀ペースト等)により被膜する必要は
ある。
【0044】また更に、上記実施例では、プレート3の
ミラー部33に、シリコンからなる反射ミラー5を設け
るものとして説明したが、この反射ミラー5としては、
ガラスや樹脂等に鏡面加工を施したものを使用してもよ
い。また、ミラー部33自体に鏡面加工を施し、その上
に、直接、アルミ蒸着等で高反射コーティングを施すこ
とにより、反射ミラーを形成してもよい。
【0045】また、上記実施例では、加振手段及び振動
検出用の検出手段として、プレート3の装着部46〜4
9の片面に圧電素子6a〜9aを接着することにより形
成される圧電ユニモルフ6〜9を用いるものとして説明
したが、これら各手段には、例えば、装着部46〜49
の両面に圧電素子を接着することにより形成可能な圧電
バイモルフを用いるようにしてもよい。なお、この場
合、各圧電素子の分極方向は、上記実施例と同様にすれ
ばよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の光スキャナ装置全体の構成を表わす
概略構成図であり、(a)はその裏面図、(b)はその
表面図である。
【図2】 実施例の光スキャナ装置のプレートの形状を
説明する説明図であり、(a)はその全体図、(b)は
バネ部の拡大図である。
【図3】 実施例の圧電ユニモルフの構成(a)及びそ
の動作(b)を説明する説明図である。
【図4】 実施例の駆動回路の構成を表わすブロック図
である。
【図5】 光偏向素子を構成するプレートの他の構成例
を表わす説明図である。
【図6】 プリント配線を施した基板の構成例を表わ
し、(a)はその裏面図、(b)はその表面図である。
【図7】 図6の基板を用いた光スキャナ装置全体の構
成を表わす概略構成図であり、(a)はその裏面図、
(b)はその表面図である。
【図8】 図7に示した光スキャナ装置と駆動回路とを
コネクタを介して接続した場合の説明図である。
【符号の説明】
1…光スキャナ装置 3…プレート(光偏向素子)
5…反射ミラー 6,7…圧電ユニモルフ(駆動用) 8,9…圧電ユ
ニモルフ(センサ用) 6a〜9a…圧電素子 11…基板 13…押え板
25…アース端子 26〜29…電極 31…外枠 33…ミラー部
35,37…バネ部 39…内枠 41,43…接続部 46〜49…装
着部 50…駆動回路 80…コネクタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を反射する反射面が形成されるミラー
    部と、該ミラー部を両側から支持する一対の捩り振動部
    と、該ミラー部及び捩り振動部を囲む外枠と、前記各捩
    り振動部の前記ミラー部とは反対側端部と前記外枠とを
    連結する連結部とを、1枚の板材にて形成してなる光偏
    向素子を備え、前記捩り振動部の捩り振動により、前記
    ミラー部を、前記各捩り振動部と連結部との接続点を結
    ぶ回転軸を中心に回動させて、光を走査する光スキャナ
    装置であって、 前記各捩り振動部を、前記回転軸を中心に矩形波状に変
    化する折り返し形状にすると共に、前記捩り振動部と前
    記外枠とを連結する一方の連結部に、前記捩り振動部を
    振動させる加振手段を設けたことを特徴とする光スキャ
    ナ装置。
  2. 【請求項2】 前記各捩り振動部を、前記矩形波の角部
    に丸みをつけた正弦波状の折り返し形状に形成してなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光スキャナ装置。
  3. 【請求項3】 前記各捩り振動部は、前記回転軸と直交
    する部分の幅に対して前記回転軸に平行な部分の幅が大
    きくなるように形成されていることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の光スキャナ装置。
  4. 【請求項4】 前記光偏向素子は、更に、前記各捩り振
    動部と連結部との結合部分に結合され、前記各捩り振動
    部と前記ミラー部とを囲む内枠を備えたことを特徴とす
    る請求項1〜請求項3いずれか記載の光スキャナ装置。
  5. 【請求項5】 前記各捩り振動部の両端は、夫々、前記
    ミラー部と内枠との対向部の内、互いに対角となる位置
    に結合されていることを特徴とする請求項4に記載の光
    スキャナ装置。
  6. 【請求項6】 前記連結部は、前記外枠の内側から前記
    回転軸に向かって突出され、前記加振手段を装着するた
    めの一対の装着部と、該装着部の両端を接続すると共に
    略中心位置にて前記捩り振動部が結合される接続部とを
    備え、 少なくとも前記一対の装着部の表面は導電性を有し、 前記加振手段は、前記一対の装着部の片面又は両面に各
    々接着され、電圧の印加によって各装着部を互いに異な
    る方向に変位させる圧電ユニモルフ又は圧電バイモルフ
    を構成する板状の圧電素子からなることを特徴とする請
    求項1〜請求項5いずれか記載の光スキャナ装置。
  7. 【請求項7】 前記圧電ユニモルフ又は圧電バイモルフ
    の外枠側端部を、電圧印加用の配線をパターニングした
    基板と、導電性の金属板とにより挟持してなることを特
    徴とする請求項6に記載の光スキャナ装置。
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