JP2002187535A - 自走式作業車の警報手段 - Google Patents

自走式作業車の警報手段

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JP2002187535A
JP2002187535A JP2000385981A JP2000385981A JP2002187535A JP 2002187535 A JP2002187535 A JP 2002187535A JP 2000385981 A JP2000385981 A JP 2000385981A JP 2000385981 A JP2000385981 A JP 2000385981A JP 2002187535 A JP2002187535 A JP 2002187535A
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JP
Japan
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brake
transmission
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self
alarm
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JP2000385981A
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Motoharu Akaha
元春 赤羽
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要十分な条件の下でブレーキ連結を解除し
た時に、警報を発する自走式作業車の警報手段を提供す
ること。 【解決手段】 左右の車輪を独立に制動操作可能なブレ
ーキと、これら左右車輪用ブレーキを独立または同時に
制動操作可能なブレーキ操作体とを備え、作業機を連結
された自走式の作業車において、駆動機からの出力を変
速する変速装置が、低速側と高速側のいずれになってい
るかを検知する変速検知手段と、作業機への動力が、伝
動状態と非伝動状態のいずれになっているかを検知する
伝動検知手段と、左右の車輪用ブレーキが、独立に制動
操作される状態と、同時に制動操作される状態のいずれ
になっているかを検知するブレーキ連結検知手段とを備
え、変速検知手段が高速側を検知し、かつ、伝動検知手
段が非伝動状態を検知し、かつ、ブレーキ連結検知手段
が同時に制動操作される状態を検知した場合にのみ、警
報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、トラクター等の自
走式作業車において、警報を発するタイミングを決める
手段に関する。
【0002】
【従来の技術】左右の車輪を独立に制動操作可能なブレ
ーキと、これら左右車輪用ブレーキを独立または同時に
制動操作可能なブレーキ操作体とを備え、作業機を連結
された従来のトラクター等の自走式作業車においては、
音声等の警報を適宜発するものがある。左右の車輪用ブ
レーキを独立に制動操作するブレーキ連結解除時に動作
する警報は、副変速ギヤが高速側に切り替えられている
場合であった。しかし、小型のトラクターでは、副変速
ギヤが低速と高速との2段しかないものが少なくなく、
高速レンジでの作業も少なからずある。すると、ブレー
キ連結を解除する度に、警報が発せられて、騒音として
聞こえかねない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、必
要十分な条件の下で、ブレーキ連結を解除した時に、警
報を発する自走式作業車の警報手段を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の自走式作業車の警報手段は、次の構成を備
える。すなわち、左右の車輪を独立に制動操作可能なブ
レーキと、これら左右車輪用ブレーキを独立または同時
に制動操作可能なブレーキ操作体とを備え、作業機を連
結された自走式の作業車において、駆動機からの出力を
変速する変速装置が、低速側と高速側のいずれになって
いるかを検知する変速検知手段と、作業機への動力が、
伝動状態と非伝動状態のいずれになっているかを検知す
る伝動検知手段と、左右の車輪用ブレーキが、独立に制
動操作される状態と、同時に制動操作される状態のいず
れになっているかを検知するブレーキ連結検知手段とを
備え、変速検知手段が高速側を検知し、かつ、伝動検知
手段が非伝動状態を検知し、かつ、ブレーキ連結検知手
段が同時に制動操作される状態を検知した場合にのみ、
警報を出力するように構成する。
【0005】ここで、変速検知手段の検知対象を、副変
速機の切替状態に特定して、実機の汎用性に対応させて
もよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を、図
面の例に基づいて説明する。図1は、自走車(A)の後
部に耕転機等の作業機(B)を連結したトラクターの概
要を示す側面図である。エンジン(11)からの動力
は、走行駆動用の左右後輪(10)(10)へ伝動され
ると共に、リフトロッド(15)等で連結された作業機
(B)へも伝動される。作業機(B)への動力は、クラ
ッチケース(12)内のクラッチ、ミッションケース
(13)内のミッションを経て、PTO軸(14)より
伝動される。
【0007】図2は、PTO軸(14)の周辺を示す説
明図である。エンジン(11)に連なる駆動軸(21)
が、減速歯車列(22)を介して、最終減速機(24)
に連なる従動軸(22)に連結されている。そして、P
TO軸(14)は、PTOクラッチ(25)を介して、
駆動軸(21)に連結されている。ここで、PTOクラ
ッチ(25)には、作業機への動力が、伝動状態と非伝
動状態のいずれになっているかを検知する伝動検知手段
(27)が付設される。図では、伝動検知手段(27)
は、PTOクラッチ(25)の係合解離と拮抗して動作
するPTOブレーキ(26)の端部に設けられている
が、その設置位置は、PTOクラッチ(25)の係合解
離を検知できれば任意である。
【0008】図3は、ブレーキペダルの周辺を示す平面
図である。左右の後輪(10)(10)を独立に制動操
作可能なブレーキに連なって、それら左右車輪用ブレー
キを独立または同時に制動操作可能なブレーキ操作体と
して、足踏み式の左右ブレーキペダル(31)(32)
が操縦席下に設けられている。作業機(B)による作業
用走行時には、左右のブレーキペダル(31)(32)
を独立に操作するが、路上走行等の非作業時には、その
左右ブレーキペダル(31)(32)を同時に操作する
必要がある。そこで、左右のブレーキペダル(31)
(32)の間には、次のように両者を選択的に連結可能
とするペダル連結機構が設けられる。
【0009】左右ブレーキペダル(31)(32)のブ
レーキペダル軸(33)の右端部は、左ブレーキペダル
(31)のボス部(31a)を一体的に支持すると共
に、右ブレーキペダル(32)のボス部(32a)を回
動自在に支持している。そして、戻しバネに抗して左ブ
レーキペダル(31)を踏み込んだ場合には、ブレーキ
ペダル軸(33)の左端部に連動連結される左ブレーキ
機構が単独で作動する一方、右ブレーキペダル(32)
を踏み込んだ場合には、右ブレーキペダル(32)のボ
ス部(32a)に連動連結される右ブレーキ機構が単独
で作動する。
【0010】左右ブレーキペダル(31)(32)のア
ーム部(31b)(32b)の間には、ペダルの連結機
構が設けられている。ペダル連結機構は、左ブレーキペ
ダル(31)のアーム部(31b)に一体的に溶着され
る係合ストッパ(34)、右ブレーキペダル(32)の
アーム部(32b)にピン(35a)を介して回動自在
に設けられ、かつピン(35a)を支点とする回動に基
づいて係合ストッパ(34)に係脱する係合プレート
(35),その係合プレート(35)を係合側に向けて
付勢する戻しバネ(36)等で構成されている。係合プ
レート(35)は、戻しバネ(36)の付勢力を受けて
係合ストッパ(34)に係合し、左右ブレーキペダル
(31)(32)を一体的に連結するが、係合プレート
(34)の基端部には、プッシュプルワイヤ(37)が
連結されているため、プッシュプルワイヤ(37)の押
し操作に基づいて左右ブレーキペダル(31)(32)
の連結を解除することができるようになっている。
【0011】そして、ペダル連結機構には、左右ブレー
キペダル(31)(32)が、独立に制動操作される状
態と、同時に制動操作される状態のいずれになっている
かを検知するブレーキ連結検知手段(38)が付設され
る。図では、ブレーキ連結検知手段(38)は、係合プ
レート(35)に対向する側の係合ストッパ(34)に
設けられているが、その設置位置は、左右ブレーキペダ
ル(31)(32)の連結を検知できれば任意である。
【0012】図4は、所定条件の下で、ブレーキ連結を
解除した時に、警報を発する警報手段の制御回路図であ
る。エンジン(11)からの出力を変速する変速装置と
しての副変速機には、変速が低速側と高速側のいずれに
なっているかを検知する変速検知手段(40)が付設さ
れている。下の表1のように、変速検知手段(40)が
副変速機の高速側切替を検知し、かつ、伝動検知手段
(27)が非伝動状態としてのPTOクラッチ(25)
のニュートラル切替を検知し、かつ、ブレーキ連結検知
手段(38)が左右ブレーキペダル(31)(32)の
連結を検知した場合にのみ、警報として、スピーカーに
よる警報音やランプによる警報表示が出力される。
【0013】
【表1】
【0014】このように、警報を発するタイミングを設
定したため、例えば、副変速ギヤが低速と高速との2段
しかない小型トラクターで、高速レンジでの作業の際、
ブレーキ連結を解除しても、不要な警報を発せなくて済
む。また、例えば作業終了後の高速レンジでの走行時に
は、PTOクラッチ(25)をニュートラルとし、ブレ
ーキ連結を解除すれば、警報が発せられて安全確認に寄
与する。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上の構成を備えることによ
って、下記の効果を奏する。請求項1に記載の自走式作
業車の警報手段によると、変速検知手段が高速側を検知
し、かつ、伝動検知手段が非伝動状態を検知し、かつ、
ブレーキ連結検知手段が同時に制動操作される状態を検
知した場合にのみ、警報が発せられるので、ブレーキ連
結の状態も加味されて警報出力が制御されるため、必要
十分な条件下でのみ警報が得られる。
【0016】請求項2に記載の自走式作業車の警報手段
によると、副変速機の切替状態が警報出力の制御に利用
されるので、実機に対する汎用性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】自走車の後部に耕転機等の作業機を連結したト
ラクターの概要を示す側面図
【図2】PTO軸の周辺を示す説明図
【図3】ブレーキペダルの周辺を示す平面図
【図4】警報手段の制御回路図
【符号の説明】
14 PTO軸 25 PTOクラッチ 27 伝動検知手段 34 係合ストッパ 35 係合プレート 38 ブレーキ連結検知手段 40 変速検知手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の車輪を独立に制動操作可能なブレ
    ーキと、これら左右車輪用ブレーキを独立または同時に
    制動操作可能なブレーキ操作体とを備え、作業機を連結
    された自走式の作業車において、駆動機からの出力を変
    速する変速装置が、低速側と高速側のいずれになってい
    るかを検知する変速検知手段と、作業機への動力が、伝
    動状態と非伝動状態のいずれになっているかを検知する
    伝動検知手段と、左右の車輪用ブレーキが、独立に制動
    操作される状態と、同時に制動操作される状態のいずれ
    になっているかを検知するブレーキ連結検知手段とを備
    え、変速検知手段が高速側を検知し、かつ、伝動検知手
    段が非伝動状態を検知し、かつ、ブレーキ連結検知手段
    が同時に制動操作される状態を検知した場合にのみ、警
    報を出力することを特徴とする自走式作業車の警報手
    段。
  2. 【請求項2】 変速検知手段の検知対象が、副変速機の
    切替状態である請求項1に記載の自走式作業車の警報手
    段。
JP2000385981A 2000-12-19 2000-12-19 自走式作業車の警報手段 Withdrawn JP2002187535A (ja)

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