JP2002187272A - 微細加工された流体エゼクタ用の磁気駆動システム - Google Patents

微細加工された流体エゼクタ用の磁気駆動システム

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JP2002187272A JP2001297071A JP2001297071A JP2002187272A JP 2002187272 A JP2002187272 A JP 2002187272A JP 2001297071 A JP2001297071 A JP 2001297071A JP 2001297071 A JP2001297071 A JP 2001297071A JP 2002187272 A JP2002187272 A JP 2002187272A
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J Lawler George
ジェイ ローラー ジョージ
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グラムバス ポール
Frank J Peter
ジェイ ピーター フランク
Kevin Zavadil
ザバディル ケビン
Richard C Givler
シー ギブラー リチャード
D Russell Humphreys
ディ ハンプレイズ ラッセル
Jeffry J Sniegowski
ジェイ シンゴフスキー ジェフリー
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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
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  • Jet Pumps And Other Pumps (AREA)
  • Electromagnetic Pumps, Or The Like (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体の物性に影響を受けない流体エゼクタを
実現する磁気駆動システムを提供する。 【解決手段】 流体の吐出及び補充を行う流体エゼクタ
の駆動システムにおいて、流体エゼクタ100内に取り
付けたコイル又は磁性材料要素により磁場を発生させ、
それによる磁力を用いて、ピストン110とフェースプ
レート120との間の体積容量を変化させることによ
り、流体の吐出及び補充を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微小電気機械シス
テム(MEMS)における流体エゼクタ又は微細加工さ
れた流体エゼクタに関する。
【0002】
【従来の技術】流体エゼクタはインクジェット記録又は
印刷向けに開発されている。インクジェット記録装置
は、記録時の動作が極めて静粛になること、印刷が高速
であること、かなり自由にインクを選択できること、低
コストの普通紙を使用できることを含め、多数の利益を
与える。従来型の手法であるいわゆる「ドロップオンデ
マンド」駆動方法では、インクが、記録に必要なときに
のみ出力される。ドロップオンデマンド駆動方法によっ
て、記録に必要とされなかったインクを回復することが
不要になる。
【0003】インクジェット印刷用の流体エゼクタは、
小さなインク液滴を形成して高い解像度が得られるよう
に制御し、それにより、改良された色調解像度を有する
より鮮明な文字を印刷できるようにする1つ又は複数の
ノズルを含む。
【0004】ドロップオンデマンド技法は一般に、ある
種のパルス発生装置を使用してインク液滴を形成し吐出
する。例えば、ある種のインクジェット印刷ヘッドにお
いて、インクノズルを有するチャンバは、電圧が印可さ
れたときに変形する圧電壁を備えることができる。この
変形により、流体の液滴がノズルオリフィスから押し出
され、関連する印刷表面に直接当たる。このような圧電
装置をノズルドライバとして使用することは特公平02
−051734号に記載されている。
【0005】他の種類の印刷ヘッドは、熱パルスによっ
て形成された気泡を使用して流体をノズルから押し出
す。液滴は、気泡がつぶれるときにインクから分離され
る。インクを加熱することによって生成された圧力を使
用して気泡を生成することは特公昭61−059911
号に記載されている。
【0006】他の種類の「ドロップオンデマンド」印刷
ヘッドは静電アクチュエータを組み込んでいる。この種
の印刷ヘッドは、静電力を使用してインクを吐出する。
このような静電印刷ヘッドの例は、それぞれ、引用によ
って本明細書に組み込まれている、ミヤマ等の米国特許
第5754205号、クロール(Kroll)の米国特
許第450375号、特開平02−289351号で論
じられている。米国特許第450375号で論じられて
いるインクジェット印刷ヘッドは、インクジェットチャ
ンバの一部を構成するダイヤフラムと、インク吐出チャ
ンバの外側のダイヤフラムの向かい側に配設されたベー
スプレートとを備える静電アクチュエータを使用する。
インクジェット印刷ヘッドは、ダイヤフラムとベースプ
レートとの間に時変電圧を印可することにより、吐出チ
ャンバと連通するノズルを通して流体液滴を吐出する。
したがって、ダイヤフラム及びベースプレートは、ダイ
ヤフラムに機械的運動を開始させ、ダイヤフラムの運動
に応答して流体の液滴を吐出チャンバから出させるキャ
パシタとして働く。一方、特開平02−289351号
で論じられたインク印刷ヘッドは、ダイヤフラム上に固
定された静電アクチュエータに電圧を印可することによ
ってダイヤフラムを歪ませる。これによって、流体が吐
出チャンバに吸引される。電圧が除去された後、ダイヤ
フラムが非歪曲状態に復元され、吐出チャンバから流体
が吐出される。
【0007】流体エゼクタは、印刷に使用できるだけで
なく、半導体業界及びフラットパネルディスプレイ業界
でフォトレジスト及びその他の液体を堆積させるために
も使用されていると共に、薬物及び生物学的サンプルを
供給するためや、化学反応のための複数の薬品を供給す
るためや、DNA配列を処理するためや、相互反応調査
及び検定のための薬物及び生物学的材料を供給するため
や、マイクロマシンの永久ガスケット及び/又は取外し
可能ガスケットとして使用できる薄く幅の狭いプラスチ
ック層を堆積させるためにも使用されている。
【0008】上記で示したように、流体エゼクタは通
常、熱作動又は圧電作動を使用して液滴を吐出し、米国
特許第5754205号で開示された流体エゼクタの場
合には静電作動を使用して液滴を吐出する。これらの種
類の駆動システムは、ある応用分野に関する欠点を伴
う。例えば、圧電アクチュエータは、圧電材料をエゼク
タ組立体に形成及び取り付けすることを伴う多数の工程
の微小スケール組立てを必要とする。また、結果として
得られる圧電アクチュエータ組立体は、効率的で密な実
装ができないほど大きくなってしまう。熱アクチュエー
タは、比較的大量のエネルギーを必要とし、単一のサイ
ズの液滴しか生成できない。静電アクチュエータでは、
液滴サイズを変更することのできる小形で一体的なモノ
リシック構造を製造する(組立てはほとんどあるいはま
ったく必要とされない)ことが可能である。しかし、静
電アクチュエータでは、流体が事実上、作動システムの
一部であるので流体の誘電定数、破壊電圧、及び導電率
を含め、流体の電気的特性の影響を受ける。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高性能な流
体吐出ドライバを使用できるようにするシステムを提供
する。
【0010】また、本発明は、より低いコストで製造で
きる流体吐出ドライバを提供する。
【0011】また、本発明は、吐出すべき流体の特性に
影響されず動作する流体吐出ドライバを提供する。
【0012】また、本発明は、必要に応じて液滴サイズ
を変更することのできる流体吐出ドライバを提供する。
【0013】また、本発明は、より低い印可駆動電圧で
動作することのできる流体吐出ドライバを提供する。
【0014】また、本発明は、磁気流体吐出ドライバを
提供する。
【0015】また、本発明は、電流ループを使用する磁
気流体吐出ドライバを提供する。
【0016】また、本発明は、磁性材料を使用する磁気
流体吐出駆動装置を提供する。
【0017】また、本発明は、永久的に磁化された材料
を含む磁気流体吐出ドライバを提供する。
【0018】また、本発明は、所与の印可電流に対して
強力な磁界が生成される磁気流体吐出ドライバを提供す
る。
【0019】また、本発明は、より低い印可電流によっ
て所与の磁界が生成される磁気流体吐出ドライバを提供
する。
【0020】また、本発明は、反発磁力によって可動部
材が駆動される磁気流体吐出ドライバを提供する。
【0021】また、本発明は、吸引磁力によって可動部
材が駆動される磁気流体吐出ドライバを提供する。
【0022】また、本発明は、前述の欠点が、なくなら
ないにしても軽減される、微細加工された流体エゼクタ
を提供する。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明のシステムの様々
な例示的な実施形態において、流体エゼクタの可動部材
を駆動するために磁力が使用される。様々な例示的な実
施形態は、駆動信号が印可される少なくとも1つの一次
電流コイルを含む。様々な例示的な実施形態は、磁性材
料、永久的に磁化された材料、永久磁石、及び/又は二
次コイルを使用して流体エゼクタ内で所望の磁界を得
る。様々な例示的な実施形態では、永久的に磁化された
材料は永久磁石である。
【0024】様々な例示的な実施形態では、磁気流体吐
出ドライバは、1つの制御電流のみを使用する。様々な
他の例示的な実施形態において、磁気流体吐出ドライバ
は、2つの制御電流を使用する。他の様々な例示的な実
施形態において、磁気流体吐出ドライバは、誘導された
二次電流を使用する。
【0025】様々な例示的な実施形態において、磁気流
体吐出ドライバは、流体エゼクタの可動部材を単一の方
向へ制御可能に移動させる。様々な他の例示的な実施形
態において、磁気流体吐出ドライバは、可動部材を制御
して互いに逆の方向へ移動させる。
【0026】様々な例示的な実施形態において、可動部
材は、駆動されたときに流体を吐出する。様々な他の例
示的な実施形態において、可動部材は、駆動された後で
流体を吐出する。
【0027】本発明の特徴及び利点は、以下に示す本発
明のシステムの様々な例示的な実施形態の詳細な説明に
記載され、又は該説明から明らかである。
【0028】本発明のシステムの様々な例示的な実施形
態について、図面を参照して以下に詳しく説明する。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明のシステムは、流体エゼク
タを磁気的に駆動することによって動作する。以下の説
明は、ピストンとフェースプレートとを有する例示的な
エゼクタに関するものであるが、本発明のシステムは流
体エゼクタの様々な他の実施形態に適用することがで
き、かつそのような実施形態で実現することができる。
例えば、本発明のシステムは、ダイヤフラム構成、又は
他の現在知られている流体エゼクタ構成又は後に開発さ
れる流体エゼクタ構成に容易に適用することができる。
【0030】本発明のシステムは、磁気的に生成された
力を使用して流体エゼクタの可動部材を移動させる。こ
のような磁気ドライバは、流体の特性に影響されないと
いう点で静電作動駆動装置及び熱作動駆動装置に勝る利
点を有する。この磁気ドライバは、従来型の静電作動ド
ライバと比べて電流は高いが、基本的に電圧を低く抑制
できる。
【0031】ピストン・フェースプレート構成を使用す
ると、磁気的に生成された力によって、ピストンをフェ
ースプレートの方へ駆動し、フェースプレートのノズル
穴から液滴を吐出することができる。これによって、流
体吐出プロセスの直接的制御又は能動的制御が可能にな
る。
【0032】あるいは、磁力によってピストンをフェー
スプレートから離れる方向に駆動することができる。こ
の場合、ピストンは、ピストンを静止位置に復元する弾
性力を使用して、ノズルを通して液滴を吐出することが
できる。これによって、流体吐出プロセスの間接的制御
又は受動的制御が可能になる。
【0033】磁力を使用することによりピストンをフェ
ースプレートの方へ駆動すること、及びフェースプレー
トから離れる方向へ駆動することができる。これによっ
て、流体吐出プロセスの直接的制御又は能動的制御が可
能になると共に、エゼクタに流体を補充する際の助けに
なる。
【0034】図1から図8は、本発明による磁気駆動シ
ステムを含む流体エゼクタ100の第1の例示的な実施
形態の様々な例示的な構成を示している。図1から図8
に示す構成は一例としてのみ与えられており、網羅的な
ものでも、制限的なものでもない。
【0035】図1から図8に示す第1の例示的な実施形
態では、流体エゼクタ100は、ノズル穴122を通し
て流体を吐出するために使用できる弾性的に取り付けら
れた可動ピストン110を有する。ピストン110は、
例えば、図2に示す基板102など、流体エゼクタ10
0の固定部分に取り付けられた1つ又は複数のばね要素
112を含むことができる。ばね要素112はピストン
110を静止位置に保持する。流体エゼクタ100は、
流体の液滴を吐出することのできるノズル穴122を含
むフェースプレート120も有する。
【0036】駆動信号Dが印可される一次コイル130
が流体エゼクタ100内に位置している。一次コイル1
30又は二次コイル140のうちの一方がピストン11
0に取り付けられている。ピストン110が、一次コイ
ル130又は二次コイル140に作用する力を受けるこ
とができるようにする任意の適切な方法で、一次コイル
130又は二次コイル140をピストンに取り付けるこ
とができる。例えば、図1及び図2に示すように、一次
コイル130又は二次コイル140をピストン110の
表面上に取り付けるか、あるいは該表面上に形成するこ
とができる。一次コイル130又は二次コイル140
は、ピストン110に埋め込むことも、あるいはピスト
ン110の一部として形成することもできる。一次コイ
ル130又は二次コイル140のうちの他方は、流体エ
ゼクタ100の固定部分又は固定構造に取り付けられて
いる。
【0037】動作時には、駆動信号源によって一次コイ
ル130に駆動信号Dが印可される。駆動信号Dによっ
て一次コイル130に電流が流れる。一次コイル130
内の電流は磁界を生成する。同時に、発生した磁界によ
り二次コイル140内に電流が誘導される。その結果、
一次コイル130と二次コイル140との間に反発磁力
が生成される。一次コイル130と二次コイル140の
うちの一方がピストン110に取り付けられており、一
次コイル130と二次コイル140のうちの他方が流体
エゼクタ100の固定部分又は固定構造に取り付けられ
ているので、ピストン110は磁力により、やはり流体
エゼクタ100の固定構造であるフェースプレート12
0に近づく方向へ移動させられるか、又はフェースプレ
ートから離れる方向へ移動させられる。
【0038】磁力によってピストン110がフェースプ
レート120から離れる方向へ移動すると、流体容器
(図示せず)からの流体がフェースプレート120とピ
ストン110との間に充填される。次いで、駆動信号D
がオフにされると、一次コイル130を流れている電流
が停止され、磁界が除去され、誘導電流が停止し、磁力
がなくなる。次いで、ピストン110はばね要素112
の復元力の下で弾性的に静止位置に戻る。ピストン11
0がフェースプレートから離れる方向に移動させられ、
吐出チャンバ104が流体で充填されたときに、駆動信
号Dを除去すると、フェースプレート120のノズル穴
を通って流体の液滴が吐出される。この場合、駆動信号
Dが除去されるまで流体が吐出されないので、流体吐出
は駆動信号Dによって間接的又は受動的に制御される。
【0039】磁力によって、ピストン110がフェース
プレート120に近づく方向へ移動すると、フェースプ
レート120のノズル穴を通って流体の液滴が吐出され
る。次いで、駆動信号Dがオフにされると、一次コイル
130を流れている電流が停止され、磁界が除去され、
二次コイル140内の誘導電流が停止し、一次コイル1
30と二次コイル140との間の磁力がなくなる。次い
で、ピストン110は、ばね112の復元力の下で弾性
的に静止位置に戻り、それによって、流体が流体エゼク
タ100に補充される。この場合、流体吐出は、駆動信
号源の駆動信号Dによって直接的又は能動的に制御され
る。
【0040】図1及び図2は、一次コイル130がフェ
ースプレート120に取り付けられた流体エゼクタ10
0の第1の例示的な構成を示している。一次コイル13
0によって第1の電流経路が形成される。二次コイル1
40はピストン110に取り付けられている。二次コイ
ル140によって第2の電流経路が形成される。
【0041】動作時には、駆動信号源が一次コイル13
0に駆動信号Dを印可し、それにより、一次コイル13
0上の電流方向矢印で示されているように、電流が一次
コイル130内で第1の方向に流れる。これにより、二
次コイル140上の電流方向矢印によって示されている
ように、二次コイル140内で第1の方向と逆方向であ
る第2の方向に電流を誘導する磁界が生成される。一次
コイル130及び二次コイル140内の電流はピストン
をフェースプレート120から離れる方向に押す反発磁
力を生成し、それによって追加の流体がピストン110
とフェースプレート120との間に形成された流体チャ
ンバ140に流入し、充填される。
【0042】駆動信号Dがオフにされると、一次コイル
130を流れている電流が停止し、磁界がなくなり、二
次コイル140を流れている電流も停止し、ピストン1
10に作用している反発磁力が除去される。次いで、ピ
ストン110はばね要素112の復元力の下で静止位置
に戻る。この戻り動作により、ピストン110によって
流体の液滴がノズル穴122を通って押し出される。
【0043】図1及び図2に示す第1の例示的な構成の
動作で必要な制御電流は1つだけである。さらに、一次
コイル130を流れる電流の方向を逆にしても磁気駆動
システムの動作は変化しない。二次コイル140内で誘
導される電流の第2の方向は、一次コイル130を流れ
る電流の第1の方向と逆方向のままである。特に、二次
コイル140内に渦電流を誘導するためには、駆動電流
Dを印可することによって生じる一次コイル130内の
電流は交流電流を用いる。
【0044】図3及び図4は、一次コイル130がピス
トン110に取り付けられ、二次コイル140がフェー
スプレート120に取り付けられた流体エゼクタ100
の第2の例示的な構成を示している。この第2の例示的
な構成の動作は、図1及び図2に示す第1の構成に関し
て上記で説明した動作と同一である。この場合も、一次
コイル130に必要な制御交流電流は1つだけである。
しかし、図1及び図2と図3及び図4の異なる構成をと
ることができることによって、駆動信号源を配置する際
の融通性が増す。
【0045】図5及び図6は、一次コイル130がピス
トン110に取り付けられ、二次コイル140が基板1
02に取り付けられている流体エゼクタ100の第3の
例示的な構成を示している。
【0046】この構成では、動作時に、駆動信号源が一
次コイル130に駆動信号Dを印可し、一次コイル13
0内に電流方向矢印で示す第1の方向に電流が流れる。
これにより、二次コイル140上の電流方向矢印によっ
て示されているように、二次コイル140内に第1の方
向と逆の第2の方向に電流を誘導する磁界が生成され
る。一次コイル130及び二次コイル140内の電流
は、ピストンを基板102から離し、フェースプレート
120に近づける反発磁力を生成する。それによって、
ピストン110はノズル穴122を通して流体の液滴を
吐出する。
【0047】駆動信号Dがオフにされると、一次コイル
130を流れている電流が停止し、磁界がなくなり、二
次コイル140を流れている電流も停止し、ピストン1
10に作用している反発磁力が除去される。次いで、ピ
ストン110は、ばね要素112の復元力の下で静止位
置に戻る。この戻り動作により、ピストン110とフェ
ースプレート120との間の流体チャンバ104に流体
が補充される。
【0048】図5及び図6に示す第3の構成の動作で必
要な制御電流も1つだけである。しかし、この第3の例
示的な構成は、流体エゼクタ100からの流体の液滴の
吐出を直接的又は能動的に制御するので有利である。
【0049】図7及び図8は、一次コイル130が基板
102に取り付けられ、二次コイル140がピストン1
10に取り付けられた流体エゼクタ100の第4の例示
的な構成を示している。この第4の例示的な構成の動作
は、図5及び図6に示す第3の例示的な構成に関して上
記で説明した動作と同一である。この場合も、流体エゼ
クタ100を動作させるために一次コイル130に必要
な制御交流電流は1つだけである。この第4の例示的な
構成も、流体エゼクタ100からの流体の液滴の吐出を
直接的又は能動的に制御するので有利である。しかも、
図5及び図6と図7及び図8の異なる構成をとることが
できるため、駆動信号源を配置する際の融通性が増す。
【0050】図9から図16は、本発明による磁気駆動
システムを含む流体エゼクタ200の第2の例示的な実
施形態の様々な例示的な構成を示している。図9から図
16に示す構成は一例としてのみ与えられており、網羅
的なものでも、制限的なものでもない。
【0051】図9から図16に示す第2の例示的な実施
形態では、流体エゼクタ200は、ノズル穴222を通
して流体を吐出するために使用できる可動ピストン21
0を有する。ピストン210は、弾性に取り付けられ、
例えば、図10に示す基板202など、流体エゼクタ2
00の固定部分に取り付けられた1つ又は複数のばね要
素212を含むことができる。ばね要素212は、ピス
トン210を静止位置に保持する。流体エゼクタ200
は、流体の液滴を吐出することのできるノズル穴222
を含むフェースプレート220も有する。
【0052】駆動信号Dが印可される一次コイル230
が流体エゼクタ200内に位置している。さらに、要素
204、214、224の少なくとも1つの要素がフェ
ラス材料で形成されており、流体エゼクタ200内に位
置している。一次コイル230又は磁性材料要素20
4、214、若しくは224のいずれか一方がピストン
210に取り付けられている。ピストン210が一次コ
イル230又は磁性材料要素204、214、若しくは
224に作用する力を受けることができる任意の適切な
方法で、一次コイル230又は磁性材料要素204、2
14、若しくは224をピストン210に取り付ける。
例えば、一次コイル210又は磁性材料要素204、2
14、若しくは224をピストン110の表面上に取り
付けるか、あるいは該表面上に形成することができる。
一次コイル230は、ピストン210に埋め込むこと
も、又はピストン210の一部として形成することもで
きる。ピストン210を磁性材料で製造することがで
き、又は磁性材料要素204、214若しくは224で
コーティングするか、又は他の方法で磁性材料要素20
4、214若しくは224に取り付けることができる。
一次コイル130又は磁性材料要素204、214若し
くは224のうちの他方は、流体エゼクタ200の固定
部分又は固定構造に結合されている。
【0053】動作時には、駆動信号源によって一次コイ
ル230に駆動信号Dが印可される。駆動信号Dによっ
て一次コイル230に電流が流れる。一次コイル230
内の電流は磁界を生成する。上述のようにピストン21
0が弾性に取り付けられた状態で、電流は一次コイル2
30内のいずれかの方向に流れることができる。一次コ
イル230又は磁性材料要素204、214、若しくは
224のうちの一方がピストン210に取り付けられて
おり、一次コイル230又は磁性材料要素204、21
4、若しくは224のうちの他方が流体エゼクタ200
の固定部分又は固定構造に取り付けられている。従っ
て、一次コイル230と磁性材料で形成された流体エゼ
クタの該要素との相対位置に応じて、ピストン210は
磁力により流体エゼクタ200の固定構造であるフェー
スプレート220の方へ近づく方向に移動させられる
か、あるいはフェースプレートから離れる方向へ移動さ
せられる。
【0054】磁力によってピストン210がフェースプ
レート220から離れる方向へ移動すると、流体容器
(図示せず)からの流体がフェースプレート220とピ
ストン210との間の流体チャンバ206を補充、充填
する。次いで、駆動信号Dがオフにされると、一次コイ
ル230を流れている電流が停止され、磁界が除去さ
れ、磁力がなくなる。次いで、ピストン110はばね要
素212の復元力の下で弾性的に静止位置に戻る。ピス
トン210がフェースプレートから離れる方向に移動さ
せられ吐出チャンバ206が充填されたときに駆動信号
Dを除去すると、フェースプレート220のノズル穴2
22を通って流体の液滴が吐出される。この場合、駆動
信号Dが除去されるまで流体が吐出されないので、流体
吐出は駆動信号Dによって間接的又は受動的に制御され
る。
【0055】逆に、磁力によってピストン210がフェ
ースプレート220の方へ移動すると、フェースプレー
ト220のノズル穴222を通って流体の液滴が吐出さ
れる。次いで、駆動信号Dがオフにされると、一次コイ
ル230を流れている電流が停止され、磁界が除去さ
れ、磁力がなくなる。次いで、ピストン210は、ばね
要素212の復元力の下で弾性的に静止位置に戻り、そ
れによって、流体が流体エゼクタ200に補充される。
この場合も、流体吐出は駆動信号源からの駆動信号Dに
よって直接的又は能動的に制御される。
【0056】図9及び図10は、一次コイル230がピ
ストン210に取り付けられた流体エゼクタ200の第
1の例示的な構成を示している。この第1の例示的な構
成のフェースプレート220は、それ自体が磁性材料で
製造されるか、又は磁性材料をコーティングされるか、
又は他の方法で磁性材料要素224に取り付けられる。
【0057】駆動信号源は一次コイル230に駆動信号
Dを供給する。一次コイル230上の電流方向矢印で示
されているように、電流が第1の方向に流れる。その結
果、ピストン210とフェースプレート230との間に
吸引磁界が生成される。駆動信号Dがオフにされると、
吸引磁界が除去され、ピストン210はばね要素212
の復元力の下で弾性的にその静止位置に戻る。
【0058】図9及び図10に示す第1の例示的な構成
の動作で必要とされる制御電流は1つだけである。
【0059】図11及び図12は、一次コイル230が
フェースプレート220に取り付けられ、ピストン21
0自体が磁性材料で作られるか、又は磁性材料要素21
4をコーティングされるか、又は他の方法で磁性材料要
素214に取り付けられている流体エゼクタ200の第
2の例示的な構成を示している。この第2の例示的な構
成の動作は、図9及び図10に示す第1の例示的な構成
に関して上記で説明した動作と同一である。この場合
も、動作に必要な制御交流電流は1つだけである。しか
し、図9及び図10と図11及び図12の異なる構成を
とることができることによって、駆動信号源を配置する
際の融通性が増す。
【0060】図13及び図14は、一次コイル230が
ピストン210に取り付けられ、基板202自体が磁性
材料で作られるか、又は磁性材料要素204をコーティ
ングされるか、又は他の方法で磁性材料要素204に取
り付けられている流体エゼクタ200の第3の例示的な
構成を示している。
【0061】駆動信号源は一次コイル230に駆動信号
Dを供給し、一次コイル230上の電流方向矢印で示さ
れているように、電流が第1の方向に流れる。それによ
り、ピストン210と基板202との間に吸引磁界が生
成される。その結果、ピストン210がフェースプレー
ト220から離れる方向に移動し、流体チャンバ206
に追加の流体が引き込まれる。次に、駆動信号Dを除去
すると、吸引磁界が除去され、ピストン210はばね要
素212の復元力の下で弾性的に力によって静止位置に
戻る。その結果、ノズル穴222から流体の液滴が吐出
される。
【0062】この場合も、図13及び図14に示す第1
の構成の動作で必要とされる制御電流は1つだけであ
る。
【0063】図15及び図16は、一次コイル230が
基板202に取り付けられており、ピストン210自体
が磁性材料で作られるか、又は磁性材料要素214をコ
ーティングされるか、又は他の方法で磁性材料要素21
4に取り付けられている流体エゼクタ200の第2の例
示的な実施形態の第4の例示的な構成を示している。こ
の第4の例示的な構成の動作は、図13及び図14に示
す構成に関して上記で説明した動作と同一である。この
場合も、動作に必要な制御交流電流は1つだけである。
しかし、図13及び図14と図15及び図16の異なる
構成をとることができることによって、駆動信号源を配
置する際の融通性とピストン210に取り付けられる磁
性材料の融通性が増す。
【0064】図17から図22は、本発明による磁気駆
動システムを含む流体エゼクタ300の第3の例示的な
実施形態の様々な例示的な構成を示している。図17か
ら図22に示す構成は一例としてのみ与えられており、
網羅的なものでも、制限的なものでもない。
【0065】図17から図22に示す第3の例示的な実
施形態では、流体エゼクタ300はノズル穴322を通
して流体を吐出するために使用できる可動ピストン31
0を有する。ピストン310は、弾性的に取り付けるこ
とができる。例えば、図18に示す基板302等の流体
エゼクタ300の固定部分に連結された1つ又は複数の
ばね要素312を含むことができる。ばね要素312
は、ピストン310を静止位置に保持する。流体エゼク
タ300は、流体の液滴を吐出することのできるノズル
穴322を含むフェースプレート320も有する。
【0066】第1の駆動信号D1が印可される第1の一
次コイル330が流体エゼクタ300内に位置してい
る。さらに、第2の駆動信号D2が印可される第2の一
次コイル332も流体エゼクタ300内に位置してい
る。第1の一次コイル330又は第2の一次コイル33
2のいずれか一方がピストン310に取り付けられてい
る。第1の一次コイル330又は第2の一次コイル33
2に作用する力をピストン310が受けることができる
ようにする任意の適切な方法で、第1の一次コイル33
0又は第2の一次コイル332をピストンに取り付け
る。例えば、第1の一次コイル330又は第2の一次コ
イル332をピストン310の表面上に取り付けるか、
又は該表面上に形成することができる。第1の一次コイ
ル330又は第2の一次コイル332は、ピストン31
0に埋め込むことも、又はピストン310の一部として
形成することもできる。第1の一次コイル330又は第
2の一次コイル332のうちの他方は、流体エゼクタ3
00の固定部分又は固定構造に取り付けられている。
【0067】動作時には、第1の駆動信号源によって第
1の一次コイル330に第1の駆動信号D1が印可され
る。同時に、第1の駆動信号源、又は任意選択で第2の
駆動信号源によって第2の一次コイル332に第2の駆
動信号D2が印可される。駆動信号D1及びD2によっ
て、それぞれ第1の一次コイル330及び第2の一次コ
イル332に電流が流れる。第1の一次コイル330及
び第2の一次コイル332内の各電流はそれぞれの異な
る磁界を生成する。生成された電界は、第1及び第2の
一次コイル330及び332を流れている電流の方向に
応じて、第1の一次コイル330と第2の一次コイル3
32との間に反発磁力又は吸引磁力のいずれかを生成す
る。したがって、第1の一次コイル330及び第2の一
次コイル332のうちの一方を流れている電流の方向を
切り換えることによって、磁力を吸引磁力と反発磁力と
に切り換えることができる。あるいは、上述のようにピ
ストン310が弾性に取り付けられた状態で、電流は第
1の一次コイル330及び第2の一次コイル332内の
一方向にのみ流れることができる。第1の一次コイル3
30及び第2の一次コイル332のうちの一方がピスト
ン310に取り付けられており、第1の一次コイル33
0及び第2の一次コイル332のうちの他方が流体エゼ
クタ300の固定部分又は固定構造に取り付けられてい
る。従って、磁力により、ピストン310は流体エゼク
タ300の固定構造であるフェースプレート320の近
づく方向へ移動させられるか、又はフェースプレートか
ら離れる方向へ移動させられる。
【0068】磁力によってピストン310がフェースプ
レート320から離れる方向へ移動すると、流体容器
(図示せず)からの流体がフェースプレート320とピ
ストン310との間の流体チャンバ304を補充、充填
される。次いで、駆動信号D1と駆動信号D2の一方又は
両方がオフにされると、第1の一次コイル330及び第
2の一次コイル332を流れている電流が停止され、少
なくとも一方の磁界が除去され、第1の一次コイル33
0と第2の一次コイル332との間の磁力がなくなる。
次いで、ピストン310は、ばね要素312の復元力の
下で弾性的に静止位置に戻る。ピストン310がフェー
スプレート320から離れる方向に移動させられ吐出チ
ャンバ304が充填されたときに、第1の一次コイル3
30と第2の一次コイル332との間の磁力を除去する
と、フェースプレート320のノズル穴322を通って
流体の液滴が吐出される。このように、駆動信号D1
駆動信号D2の一方又は両方が除去されるまで流体が吐
出されないので、流体吐出プロセスは駆動信号D1と駆
動信号D2の一方又は両方によって間接的又は受動的に
制御される。
【0069】逆に、磁力によってピストン310がフェ
ースプレート320に近づく方向へ移動すると、フェー
スプレート320のノズル穴322を通って流体の液滴
が吐出される。次いで、駆動信号D1と駆動信号D2の一
方又は両方がオフにされると、第1の一次コイル330
と第2の一次コイル332の一方又は両方を流れている
電流が停止され、少なくとも一方の磁界が除去され、第
1の一次コイル330と第2の一次コイル332との間
の磁力がなくなる。次いで、ピストン310は、ばね要
素312の復元力の下で弾性的に静止位置に戻り、それ
によって、流体が流体エゼクタ300に補充される。こ
の場合も、駆動信号源からの駆動信号D 1及びD2によっ
て流体吐出は直接的又は能動的に制御される。
【0070】上記で指摘したように、第1及び第2の一
次コイル330及び332を流れている電流のうち一方
の方向を切り換えると、第1の一次コイル330と第2
の一次コイル332との間の磁力が吸引磁力から反発磁
力に切り換えられる。これは、逆の場合も同様である。
したがって、流体の吐出と流体の補充とが駆動信号D 1
及びD2によって直接的又は能動的に制御されるよう
に、上述の2つのケースを組み合わせることができる。
【0071】図17、図18及び図19は、第1の一次
コイル330がフェースプレート320に取り付けら
れ、第2の一次コイル332がピストン310に取り付
けられた流体エゼクタ300の第1の例示的な構成を示
している。第1の一次コイル330によって第1の電流
経路が形成され、第2の一次コイル332によって第2
の電流経路が形成される。
【0072】動作時には、少なくとも1つの駆動信号源
が第1の一次コイル330に駆動信号D1を供給し、そ
れにより、第1の一次コイル330上の電流方向矢印で
示されているように、第1の電流が第1の一次コイル3
30内で第1の方向に流れる。少なくとも1つの駆動信
号源が第2の一次コイル332に駆動信号D2を供給
し、それにより、第2の一次コイル332上の電流方向
矢印で示されているように、第2の電流が第2の一次コ
イル332内で第2の方向に流れる。したがって、第1
及び第2の電流はピストン310とフェースプレート3
20との間に磁界を生成する。
【0073】結果として生じる磁力の方向が反発磁力で
あるか、それとも吸引磁力であるかは、それぞれ第1の
一次コイル330及び第2の一次コイル332を流れる
第1及び第2の電流の方向に依存する。図18に示すよ
うに、第1の一次コイル330及び第2の一次コイル3
32内の第1の電流と第2の電流が同じ方向に流れる
と、ピストン310をフェースプレート320へ近づく
方向へ引っ張り、ピストン310によってノズル穴32
2から流体の液滴を吐出させる吸引磁力が生成される。
図19に示すように、第1の一次コイル330及び第2
の一次コイル332内の第1の電流と第2の電流が互い
に逆の方向に流れると、ピストン310をフェースプレ
ート320から離れる方向へ押し、ピストン310とフ
ェースプレート320との間の吐出チャンバ304に流
体を充填させる反発磁力が生成される。
【0074】電流切換えを使用しない場合、第1の一次
コイル330及び第2の一次コイル332内の第1及び
第2の電流の両方に単一の電流方向を使用して、コイル
がどこに取り付けられているかに応じて、ピストン31
0とフェースプレート320を互いに近づけるか、又は
ピストン310とフェースプレート320を互いに引き
離す力を生成することができる。この場合、ばね要素3
12の弾性力を使用してピストン310を静止位置に戻
すことによって、ピストン310の逆方向の運動を実現
することができる。
【0075】図20、図21及び図22は、第1の一次
コイル330がピストン310に取り付けられ、第2の
一次コイル332がフェースプレート320に対してピ
ストン310の向かい側に位置する基板302に取り付
けられた流体エゼクタ300の第2の例示的な構成を示
している。
【0076】動作時には、少なくとも1つの駆動信号源
が第1の一次コイル330に駆動信号D1を供給し、そ
れにより第1の一次コイル330上の電流方向矢印で示
されているように、第1の電流が第1の一次コイル33
0内で第1の方向に流れる。少なくとも1つの駆動信号
源が第2の一次コイル332に駆動信号D2を供給し、
それにより第2の一次コイル332上の電流方向矢印で
示されているように、第2の電流が第2の一次コイル3
32内で第2の方向に流れる。したがって、第1及び第
2の電流はピストン310と基板302との間に磁界を
生成する。
【0077】結果として生じる磁力の方向が反発磁力で
あるか、それとも吸引磁力であるかは、それぞれ第1の
一次コイル330及び第2の一次コイル332を流れる
第1及び第2の電流の方向に依存する。図21に示すよ
うに、第1の一次コイル330及び第2の一次コイル3
32内の第1の電流と第2の電流が同じ方向に流れると
ピストン310をフェースプレート320から離れる方
向へ引っ張り、ピストン310とフェースプレート32
0との間の吐出チャンバ304に流体を充填させる吸引
磁力が生成される。図22に示すように、第1の一次コ
イル330及び第2の一次コイル332内の第1の電流
と第2の電流が互いに逆の方向に流れると、ピストン3
10をフェースプレート320に近づける方向へ押し、
ピストン310によってノズル穴322から流体の液滴
を吐出させる反発磁力が生成される。
【0078】電流切換えを使用しない場合、第1の一次
コイル330及び第2の一次コイル332内の第1及び
第2の電流の両方に単一の電流方向を使用して、ピスト
ン310をフェースプレート320から引き離す方向
か、又はピストン310をフェースプレート320の方
へ押す方向の力を生成することができる。この場合、ば
ね要素312の弾性力を使用してピストン310を静止
位置に戻すことによって、ピストン310の逆方向の運
動を実現することができる。
【0079】図23から図25は、本発明による磁気駆
動システムを含む流体エゼクタ400の第4の例示的な
実施形態の様々な例示的な構成を示している。図23か
ら図25に示す構成は一例としてのみ与えられており、
網羅的なものでも、制限的なものでもない。
【0080】第4の例示的な実施形態では、図23に示
すように、流体エゼクタ400はノズル穴422を通し
て流体を吐出するために使用できる可動ピストン410
を有する。ピストン410は弾性的に取り付けることが
でき、例えば、図24に示す基板402などの流体エゼ
クタ400の固定部分に連結された1つ又は複数のばね
要素412を含むことができる。ばね要素412はピス
トン410を静止位置に保持する。流体エゼクタ400
は流体の液滴を吐出することのできるノズル穴422を
含むフェースプレート420も有する。
【0081】駆動信号が印可される第1の一次コイル4
30が流体エゼクタ400内に位置している。永久磁石
404、424、又は425も流体エゼクタ400内に
位置している。一次コイル430又は永久磁石404、
424若しくは425のいずれか一方がピストン410
に取り付けられている。それぞれ一次コイル430又は
永久磁石404、424若しくは425に作用する力を
受けることができるようにする任意の適切な方法で、ピ
ストン410が一次コイル430又は永久磁石404、
424若しくは425をピストン410に取り付けるこ
とができる。例えば、一次コイル430をピストン41
0の表面上に取り付けるか、あるいは該表面上に形成す
ることができる。一次コイル430は、ピストン410
に埋め込むことも、あるいはピストン410の一部とし
て形成することもできる。ピストン410は、部分的又
は完全に永久磁石で製造することも、あるいは他の方法
で永久磁石に取り付けることもできる。一次コイル43
0及び永久磁石404、424又は452のうちの他方
は、流体エゼクタ400の固定部分又は固定構造に取り
付けられている。
【0082】動作時には、駆動信号源(図示せず)によ
って一次コイル430に駆動信号が印可される。駆動信
号によって一次コイル430に電流が流れる。一次コイ
ル430内の電流は、永久磁石404、424又は45
2によって生成された第2の磁界と協働する第1の磁界
を生成する。一次コイル430を流れる電流の方向に応
じて、第1の磁界と第2の磁界の相互作用によって、一
次コイル430と永久磁石404との間にそれぞれ反発
磁力と吸引磁力のいずれかが生成される。したがって、
一次コイル430を流れている電流の方向を切り換える
ことによって、磁力を吸引磁力と反発磁力との間で切り
換えることができる。あるいは、上述のようにピストン
410が弾性に取り付けられた状態で、電流は一次コイ
ル430内の一方向にのみ流れることができる。一次コ
イル430又は永久磁石404、424若しくは452
がピストン410に取り付けられており、一次コイル4
30又は永久磁石404、424若しくは452のうち
の他方が流体エゼクタ400の固定部分又は固定構造に
取り付けられているので、磁力により、ピストン410
は流体エゼクタ400の固定構造であるフェースプレー
ト420へ近づく方向へ移動させられるか、又はフェー
スプレートから離れる方向へ移動させられる。
【0083】磁力によってピストン410がフェースプ
レート420から離れる方向へ移動すると、流体容器
(図示せず)からの流体がフェースプレート420とピ
ストン410との間の流体チャンバ406を補充、充填
する。次いで、駆動信号がオフにされると、一次コイル
430を流れている電流が停止され、磁力がなくなる。
次いで、ピストン410は、ばね要素412の復元力の
下で弾性的に静止位置に戻る。ピストン410がフェー
スプレートから離れる方向に移動させられ吐出チャンバ
412が充填されたときに、磁力を除去すると、フェー
スプレート420のノズル穴422を通って流体の液滴
が吐出される。このように、駆動信号が除去されるまで
流体が吐出されないので、流体吐出プロセスは駆動信号
によって間接的又は受動的に制御される。
【0084】磁力によって、ピストン410がフェース
プレート420へ近づく方向へ移動すると、フェースプ
レート420のノズル穴422を通って流体の液滴が吐
出される。次いで、駆動信号がオフにされると、一次コ
イル430を流れている電流が停止され、第1の磁界が
なくなる。したがって、ピストン410と永久磁石40
4、424、又は452との間の磁力がなくなる。次い
で、ピストン410は、ばね要素412の復元力の下で
弾性的に静止位置に戻り、それによって、流体が流体エ
ゼクタ400に補充される。この場合、流体吐出は、駆
動信号源の駆動信号によって直接的又は能動的に制御さ
れる。
【0085】上記で指摘したように、一次コイル430
を流れている電流の方向を切り換えると、磁力が吸引磁
力と反発磁力の間で切り換えられる。したがって、流体
の吐出と流体の補充とが駆動信号源の駆動信号によって
直接的又は能動的に制御されるように、上述の2つのケ
ースを組み合わせることができる。
【0086】図23は、ピストン410が、駆動信号が
印可される一次コイル430を含む流体エゼクタ400
の構成を示している。側壁450の、ピストン410及
びフェースプレート420に隣接する位置に永久磁石4
52が配置されている。永久磁石452は、エゼクタ4
00内の吐出チャンバ496又は流体を横切って延びる
第2の磁界を生成する。
【0087】駆動信号Dが印可されて電流が一次コイル
430を流れると、一次コイル430を流れる電流の方
向及び永久磁石452によって確立される第2の磁界の
方向に応じて、ピストン410をフェースプレート42
0から離れる方向へ押すか、又はフェースプレート42
0へ近づく方向へ引っ張る垂直磁力が生成される(F=
vxB)。したがって、電流の方向を逆にすることによ
って、磁力を吸引磁力と反発磁力の間で切り換え、ピス
トン410の運動の方向を反転させることができる。
【0088】この場合も、動作に必要とされる制御電流
は1つだけである。電流切換えを使用しない場合、単一
の電流方向を使用して、ピストン410をフェースプレ
ート420へ近づく方向へ引っ張るか、あるいはフェー
スプレート420から離れる方向へ押す1方向の力を生
成することができる。この場合、ばね要素412の弾性
力を使用してピストン410を静止位置に戻すことによ
って、ピストン410の逆方向の運動を実現することが
できる。
【0089】図24は、基板402が1つ又は複数の永
久磁石404で作られているか、又は該永久磁石を含む
流体エゼクタ400の第2の例示的な構成を示してい
る。
【0090】駆動信号が印可され、一次コイル430内
を電流が流れると、ピストン410は、一次コイル43
0を流れる電流の方向に応じて、1つ又は複数の永久磁
石404に面するS極とN極のいずれかを持つ電磁石に
なる。したがって、ピストン410は、1つ又は複数の
永久磁石404によって確立される第2の磁界の方向に
応じて、1つ又は複数の永久磁石404によって吸引又
は反発され、それにより、フェースプレート420から
離れる方向へ引っ張られるか、あるいはフェースプレー
ト420へ近づく方向へ押される。電流の方向を逆にす
ることによって、第1及び第2の磁界の相互作用によっ
て生成される磁力を吸引磁力と反発磁力の間で切り換
え、ピストン410の運動の方向を反転させることがで
きる。
【0091】この場合も、動作に必要とされる制御電流
は1つだけである。電流切換えを使用しない場合、単一
の電流方向を使用して、ピストン410をフェースプレ
ート420へ近づける方向へ引っ張るか、あるいはフェ
ースプレート420から離れる方向へ押す1方向の力を
生成することができる。この場合、ばね要素412の弾
性力を使用してピストン410を静止位置に戻すことに
よって、ピストン410の逆方向の運動を実現すること
ができる。
【0092】図25は、基板402が1つ又は複数の永
久磁石404で作られているか、又は該永久磁石を含む
流体エゼクタ400の第3の例示的な構成を示してい
る。
【0093】駆動信号が印可され、一次コイル430内
を電流が流れると、ピストン410は、一次コイル43
0を流れる電流の方向に応じて、1つ又は複数の永久磁
石424に面するS極とN極のいずれかを持つ電磁石に
なる。したがって、ピストン410は、1つ又は複数の
永久磁石424によって確立される第2の磁界の方向に
応じて、1つ又は複数の永久磁石404によって吸引又
は反発され、それにより、フェースプレート420に近
づく方向へ引っ張られるか、又はフェースプレート42
0から離れる方向へ押される。電流の方向を逆にするこ
とによって、第1及び第2の磁界の相互作用によって生
成される磁力を吸引磁力と反発磁力の間で切り換え、ピ
ストン410の運動の方向を反転させることができる。
【0094】この場合も、動作に必要とされる制御電流
は1つだけである。電流切換えを使用しない場合、単一
の電流方向を使用して、ピストン410をフェースプレ
ート420に近づく方向へ引っ張るか、又はフェースプ
レート420から離れる方向へ押す1方向の力を生成す
ることができる。この場合、ばね要素412の弾性力を
使用してピストン410を非作動位置又は静止位置に戻
すことによって、ピストン410の逆方向の運動を実現
することができる。
【0095】本発明のシステムは、十分に強力な磁界を
生成するのに必要な高電流密度に耐え得ることのできる
電流経路を形成するための、ポリシリコンへの金属デポ
ジションという表面微細加工を用いることにより、様々
な例示的な実施形態の流体エゼクタを提供することがで
きる。金属は、電気メッキ、スパッタリング又は蒸着を
用いて堆積し、フォトリソグラフィを使用してパターン
化することができる。次いで、様々なエッチング技法を
使用して余分な金属をエッチングし、除去することがで
きる。LIGAなどの代替MEMS製造技法を使用する
こともできる。微細加工されたエゼクタ基板に、例え
ば、プラズマ法、電気溶着又は接着剤による取付けを含
む化学的又は物理的な気相成長法によって、第4の例示
的な実施形態の1つ又は複数の永久磁石が組み付けられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による磁気駆動システムの第1の例示
的な実施形態の第1の例示的な構成を含む流体エゼクタ
の分解斜視図である。
【図2】 図1の流体エゼクタの断面図である。
【図3】 図1に示す流体エゼクタの第1の例示的な実
施形態の第2の例示的な構成の分解斜視図である。
【図4】 図3の流体エゼクタの断面図である。
【図5】 図1に示す流体エゼクタの第1の例示的な実
施形態の第3の例示的な構成の分解斜視図である。
【図6】 図5の流体エゼクタの断面図である。
【図7】 図1に示す流体エゼクタの第1の例示的な実
施形態の第4の例示的な構成の分解斜視図である。
【図8】 図7の流体エゼクタの断面図である。
【図9】 本発明による磁気駆動システムの第2の例示
的な実施形態の第1の例示的な構成の分解斜視図であ
る。
【図10】 図9の流体エゼクタの断面図である。
【図11】 図9に示す流体エゼクタの第2の例示的な
実施形態の第2の例示的な構成の分解斜視図である。
【図12】 図11の流体エゼクタの断面図である。
【図13】 図9に示す流体エゼクタの第2の例示的な
実施形態の第3の例示的な構成の分解斜視図である。
【図14】 図13の流体エゼクタの断面図である。
【図15】 図9に示す流体エゼクタの第2の例示的な
実施形態の第4の例示的な構成の分解斜視図である。
【図16】 図15の流体エゼクタの断面図である。
【図17】 本発明による磁気駆動システムの第3の例
示的な実施形態の第1の例示的な構成の分解斜視図であ
る。
【図18】 第1の駆動状態における図17に示す流体
エゼクタの第1の例示的な構成の断面図である。
【図19】 第2の駆動状態における図17に示す流体
エゼクタの第1の例示的な構成の断面図である。
【図20】 図17に示す流体エゼクタの第3の例示的
な実施形態の第2の例示的な構成の分解斜視図である。
【図21】 第1の駆動状態における図20に示す流体
エゼクタの第2の例示的な構成の断面図である。
【図22】 第2の駆動状態における図20に示す流体
エゼクタの第2の例示的な構成の断面図である。
【図23】 本発明による磁気駆動システムの第4の例
示的な実施形態の第1の例示的な構成の断面図である。
【図24】 図23に示す流体エゼクタの第4の例示的
な実施形態の第2の例示的な構成の断面図である。
【図25】 図23に示す流体エゼクタの第4の例示的
な実施形態の第3の例示的な構成の断面図である。
【符号の説明】
100,200,300,400 流体エゼクタ、20
2,302,402基板、104,406 吐出チャン
バ、110,210,310,410 ピストン、11
2,212,312,412 ばね要素、120,22
0,320,420 フェースプレート、122,22
2,322 ノズル穴、130,330,332,43
0 一次コイル、140 二次コイル、204,21
4,224 磁性材料要素、404,424,452
永久磁石、450 側壁、D 駆動信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール グラムバス アメリカ合衆国 ニューメキシコ州 アル バカーキー モンテ ビスタ ブルバード ノース イースト 3506 (72)発明者 フランク ジェイ ピーター アメリカ合衆国 ニューメキシコ州 アル バカーキー フリーダム ウェイ ノース イースト 9212 (72)発明者 ケビン ザバディル アメリカ合衆国 ニューメキシコ州 ベル ニリロ エル バレ セラーノ 419 (72)発明者 リチャード シー ギブラー アメリカ合衆国 ニューメキシコ州 アル バカーキー メリウェザー アベニュー 9208 (72)発明者 ラッセル ディ ハンプレイズ アメリカ合衆国 ニューメキシコ州 アル バカーキー グディアレズ エヌエム 9301 (72)発明者 ジェフリー ジェイ シンゴフスキー アメリカ合衆国 ニューメキシコ州 エッ ジウッド カクタス ランチ ロード 67 (72)発明者 ジョセフ クロウリィ ジュニア アメリカ合衆国 カリフォルニア州 モー ガン ヒル ジャクソン オークス ドラ イブ 16525 Fターム(参考) 2C057 AF99 AR16 BA04 BA10 BA15 3H075 AA07 BB03 BB13 BB30 CC40 DA04 DB08 DB49

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体エゼクタから流体を吐出する方法で
    あって、 流体エゼクタの可動部材を移動させて流体エゼクタの流
    体チャンバの容量を変化させる磁力生成手段を含み、 流体チャンバの変化した容量に基づいてエゼクタから流
    体を吐出することを特徴とする微細加工された流体エゼ
    クタ用の磁気駆動システム。
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