JP2002187221A - 接着剤の塗布装置およびウェットシート収容袋の製造設備 - Google Patents

接着剤の塗布装置およびウェットシート収容袋の製造設備

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JP2002187221A
JP2002187221A JP2000387140A JP2000387140A JP2002187221A JP 2002187221 A JP2002187221 A JP 2002187221A JP 2000387140 A JP2000387140 A JP 2000387140A JP 2000387140 A JP2000387140 A JP 2000387140A JP 2002187221 A JP2002187221 A JP 2002187221A
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pressure
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sheet
adhesive
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Kunihiro Tabuchi
国広 田渕
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Toa Kikoh Co Ltd
Original Assignee
Toa Kikoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラベルの形状やラベルに印刷される図柄に応じ
て、所望領域の感圧接着剤層を形成させ、かつ、所望領
域の非塗布部分を残した状態でラベルに感圧接着剤を塗
布することができる接着剤の塗布装置を提供するととも
に、ラベルの開封時に出る音を小さくでき、ラベルにし
わが生じるのを防止でき、衛生的なウェットシート収容
袋を製造することができる製造設備を提供する。 【解決手段】ラベル原反シート1Sを繰り出しながら、
ラベル原反シート1Sに感圧接着剤を転写方式によって
塗布する転写部10を備えており、転写部10が、感圧
接着剤を入れておく接着剤タンク11と、接着剤タンク
11内の感圧接着剤に版面が浸され、この版面に転写パ
ターンが形成された版胴ロール13と、ラベル原反シー
ト1Sに感圧接着剤を印圧する圧胴ロール14と、版胴
ロール13の版面上に付いた余分な感圧接着剤を落とす
ためのドクター12とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着剤の塗布装置
およびウェットシート収容袋の製造設備に関する。さら
に詳しくは、ウェットティッシュ等の集積されたウェッ
トシートを収納する収容袋に貼付されるラベルが切り抜
かれるラベル原反シートに、感圧接着剤を塗布するのに
好適な接着剤の塗布装置およびウェットシート収容袋の
製造設備に関する。
【0002】
【従来の技術】図8はラベルの説明図である。同図に示
すように、ウェットティッシュ等の集積されたウェット
シートを収納する収容袋102 の上面には、感圧接着剤に
よってラベル101 が貼付されている。このため、ラベル
101 は、収容袋102 の取出口102aを繰り返し開閉するこ
とができる。ラベル101 は帯状のラベル原反シートから
連続して切り抜かれたものであり、感圧接着剤はラベル
が切り抜かれる前にラベル原反シートに塗布される。従
来より、ラベル原反シートには噴射方式によって感圧接
着剤が塗布されていた。すなわち、ラベル原反シートを
繰り出しながら、ノズルの先端から、ラベル原反シート
に向けて感圧接着剤を噴射する噴射方式によって、ラベ
ル原反シートに感圧接着剤を塗布していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、噴射方式に
よって感圧接着剤をラベル原反シートに塗布する従来の
塗布装置には、以下の(i)〜(iv)に示す問題点がある。 (i) 噴射方式によって感圧接着剤をラベル原反シート
に塗布していたから、感圧接着剤を塗布する塗布部分と
塗布しない非塗布部分とを細かく分けて塗布することは
困難であった。このため、ラベル101 の全面に、すなわ
ちラベル101 の周縁部にまで感圧接着剤が塗布されてい
た。ラベル101 の全面に感圧接着剤が塗布されている
と、ラベル101 を開けるときにバリバリと大きい音がす
る。このため、生理用品等を開けるときなどには、周囲
の人達に知られてしまい恥ずかしい思いをすることがあ
る。 (ii) また、ラベル101 の全面に感圧接着剤が塗布され
ていると、ラベル101 をつまんで開閉させたときにラベ
ル101 の屈曲基部が山折りになって持ち上げられ、その
裏面の感圧接着剤同士がくっついてしまい、ラベル101
にしわが生じることがある。 (iii) さらに、ラベル101 の周縁部にまで感圧接着剤が
塗布されていると、ラベル101 をつまんだときにほこり
やゴミを取り込んでしまいやすく、衛生面で良くない。 (iv) ユーザニーズは多様化しており、最近ではラベル
の形状やラベルに印刷される図柄の種類は膨大である
が、従来の噴射方式による感圧接着剤の塗布装置では、
ラベル原反シート上に形成される感圧接着剤層の領域、
ひいては、ラベルに形成される感圧接着剤層の領域を自
由にコントロールすることができない。よって、ラベル
の形状等に応じて、所望の領域で感圧接着剤を形成させ
ることができず、ユーザニーズを満足させることができ
ない。
【0004】本発明はかかる事情に鑑み、ラベルの形状
やラベルに印刷される図柄に応じて、所望領域の感圧接
着剤層を形成させ、かつ、所望領域の非塗布部分を残し
た状態でラベルに感圧接着剤を塗布することができる接
着剤の塗布装置を提供するとともに、ラベルの開封時に
出る音を小さくでき、ラベルにしわが生じるのを防止で
き、衛生的なウェットシート収容袋を製造することがで
きる製造設備を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の接着剤の塗布
装置は、ラベルが切り出されるべきラベル原反シートを
繰り出しながら、該ラベル原反シートに感圧接着剤を転
写方式によって塗布する転写部を備えたことを特徴とす
る。請求項2の接着剤の塗布装置は、請求項1記載の発
明において、前記転写部が、感圧接着剤を入れておくた
めの接着剤タンクと、水平軸廻りに回転自在に設けら
れ、前記接着剤タンク内の感圧接着剤に版面が浸され、
該版面に転写パターンが形成された版胴ロールと、水平
軸廻りに回転自在に設けられ、前記版胴ロールとの間に
前記ラベル原反シートを挟んで、該ラベル原反シートに
前記感圧接着剤を印圧するための圧胴ロールと、前記版
胴ロールの版面上に付いた余分な感圧接着剤を落とすた
めのドクターとからなることを特徴とする。請求項3の
ウェットシート収容袋の製造設備は、請求項1または2
記載の転写部を、ウェットシート収容袋のラベルが切り
出されるべきラベル原反シートに感圧接着剤を塗布する
ための塗布装置として用いたことを特徴とする。
【0006】請求項1の発明によれば、転写方式でラベ
ル原反シートに感圧接着剤を塗布するので、感圧接着剤
の転写パターンを変えるだけで、切り出されるべきラベ
ルの形状やラベルに印刷される図柄に応じて所望領域の
感圧接着剤層を形成させ、かつ、所望領域の非塗布部分
を残した状態で、ラベル原反シートに感圧接着剤を塗布
することができる。請求項2の発明によれば、版胴ロー
ルの回転により、その版面上に接着剤タンク内の感圧接
着剤が付けられ、余分な感圧接着剤はドクターによって
落とされ必要な感圧接着剤が版胴ロールの版面上に残
る。そして、版胴ロールおよび圧胴ロールによって、接
着剤タンク内の感圧接着剤をラベル原反シートに転写す
ることができるので、所望の転写パターンの版胴ロール
を使用することにより、所望領域の感圧接着剤層を形成
させ、かつ、所望領域の非塗布部分を残した状態で、ラ
ベル原反シートに感圧接着剤を塗布することができる。
請求項3の発明によれば、所望領域の感圧接着剤層を形
成させ、かつ、所望領域の非塗布部分を残した状態で、
ラベル原反シートに感圧接着剤を塗布することができ
る。このため、部分的にしか感圧接着剤を転写しない転
写パターンの版胴ロールを使用することによって、ラベ
ルを開封するときに出る音が小さいウェットシート収容
袋を製造することができる。また、ラベルの周縁部を残
して感圧接着剤層を形成させる転写パターンの版胴ロー
ルを使用することによって、衛生的なウェットシート収
容袋を製造することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本実施形態の接着剤の塗布装
置を適用したウェットシート収容袋の製造設備の概略側
面図である。同図に示すように、ウェットシート収容袋
の製造設備は、本実施形態の接着剤の塗布装置として、
転写部10を備えた設備である。そして、繰出し部2
0、ダイカッター30、ラベル貼付部40およびプレス
部50は、ウェットシート収容袋の製造設備の構成要素
から構成されたものである。
【0008】符号1Rはラベルロールを示している。こ
のラベルロール1Rは、合成樹脂フィルムまたは合成紙
製の帯長のラベル原反シート1Sが巻き取られたロール
である。図示しないが、このラベル原反シート1Sに
は、後述するダイカッター30によって切り出されてラ
ベルとなるラベル予定部分が、ラベル原反シート1Sの
長手方向に沿って、繰り返し形成されている。各ラベル
予定部分の表面には、ラベルに印刷されるべき図柄が印
刷されており、各図柄に対応してラベルに形成されるべ
き切り込みが形成されている。なお、ラベル原反シート
1Sにおいて、ラベル予定部分の図柄や切り込みを形成
させるかどうかは任意であり、また、ラベル予定部分の
図柄や切り込みのデザインも任意であり、しかも、蓋ラ
ベルおよび表示ラベルのいずれにも適用可能である。
【0009】符号2Rは包装フィルムロールを示してい
る。この包装フィルムロール2Rは、合成樹脂フィルム
製の包装フィルムシート2Sが巻き取られたロールであ
る。この包装フィルムシート2Sは、図示しない次工程
に送られて、ウェットティッシュ等のウェットシートを
収納する収容袋を構成するシートである。なお、包装フ
ィルムロール2Rが2ロール用意されている理由は、包
装フィルムシート2Sを途切れさせずに連続して繰り出
すためである。原反継ぎニップル(接合器)によって一
方の包装フィルムロール2Rの包装フィルムシート2S
の終端を他方の包装フィルムロール2Rの包装フィルム
シート2Sの始端に接合して、包装フィルムシート2S
を連続して繰り出させるようにしている。包装フィルム
シート2Sが繰り出される包装フィルムロール2Rは常
にいずれか一方のロールである。
【0010】包装フィルムロール2Rから繰り出された
包装フィルムシート2Sがラベル貼付部40に送られる
前に、取出口用ダイカッター9によって包装フィルムシ
ート2Sには、その長手方向に等間隔に環状の蓋予定部
分が形成される。この蓋予定部分で囲まれた部分は、使
用時に取り去られて収容袋の取出口となる予定の部分で
ある。
【0011】前記ラベル原反シート1Sおよび包装フィ
ルムシート2Sの材料としては、合成樹脂フィルムまた
は合成紙が、耐薬液性や水分不透過性、気体不透過性、
耐久性があるので好適である。合成樹脂フィルムとして
は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエス
テル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂シート
の単材または複合材の石油化学製品によるフィルムシー
ト、あるいは、これら合成樹脂フィルムシートとアルミ
ニウムフォイル、紙等を張り合わせた複合シートなどが
例示できる。合成紙としては、ポリプロピレン系樹脂等
の熱可塑性樹脂を主原料とし、これに無機質充填剤と少
量の添加剤を配合した組成物を溶融、混練後、押し出し
機により押し出し成膜後、さらに2軸延伸して製造した
内部紙化方法による合成紙が、縦及び横方向に延伸配向
されており、主に強度、剛性等の機械的特性、延伸工程
において生成するミクロポイドにより光が乱反射し白色
不透明となり、印刷性、筆記性等の紙的性質が付与され
ることから望ましい。また、糊残りを防ぐため、合成樹
脂フィルム又は合成紙の粘着剤層を形成する面に予め、
コロナ放電処理を施したり、あるいはアンカー材を塗布
し、表面基材と粘着剤層の密着性を確実にすることがで
きる。
【0012】ラベルロール1Rから繰り出されたラベル
原反シート1Sは、転写部10によって感圧接着剤が塗
布され、繰出し部20によって繰り出され、ダイカッタ
ー30によってラベル1が切り抜かれる。このラベル1
は、ラベル貼付部40によって包装フィルムシート2S
の上に重ね合わされて貼付され、プレス部50によって
圧着され、次工程に搬送される。
【0013】つぎに、操出し部20を説明する。図2は
ダイカッター30の周辺部分の拡大斜視図である。図1
および図2に示すように、操出し部20は、ラベル原反
シート1Sを繰り出すために設けられている。前後一対
の搬送ロール21,22が水平軸廻りに回転自在に設け
られている。前後一対の搬送ロール21,22間には、
搬送ベルト23が巻き掛けられている。この搬送ベルト
23には、多数の通気孔が形成されている。前後一対の
搬送ロール21,22間にはバキュームボックス24が
配設されている。このバキュームボックス24は、その
上面から空気を吸引して負圧にさせるためのものであ
る。前記バキュームボックス24の上には、ラベル原反
シート1Sが載せられている。搬送ベルト23の走行に
より、ラベル原反シート1Sを走行させながら、バキュ
ームボックス24によって吸引することができるので、
ラベル原反シート1Sを確実に搬送させることができ
る。
【0014】つぎに、ダイカッター30を説明する。前
記操出し部20の搬出側には、ラベル原反シート1Sか
らラベル1を切り抜くためのダイカッター30が設けら
れている。ダイカッター30は、一対のカッターロール
32およびアンビルロール31から構成されたものであ
り、いずれも水平な回転軸廻りに回転自在に設けられて
いる。これらカッターロール32およびアンビルロール
31の回転速度は、前記転写部10と同期的に作動する
ように制御されている。このカッターロール32とアン
ビルロール31との間には、ラベル原反シート1Sが通
されて送られている。カッターロール32のロール周面
には、カッターが形成されている。カッターロール32
のカッターをアンビルロール31のロール周面との間に
ラベル原反シート1Sが挟まれると、カッターの形状ど
おりにラベル原反シート1Sからラベル1が切り抜かれ
る。アンビルロール31には図示しないバキューム装置
が設けられており、アンビルロール31とカッターロー
ル32でラベル1が切り抜かれた直後から、アンビルロ
ール31のロール周面にラベル1を吸引して後述する貼
付ロール41に送ることができるようになっている。な
お、カッターの形状は、特に限定はなく、切り出すべき
ラベル形状であればよいので所望形状のラベル1を切り
出すことができる。
【0015】ラベル貼付部40は、ラベル1を包装フィ
ルムシート2Sに貼付するために設けられている。前記
カッターロール32のロール周面に接触して貼付ロール
41が回転自在に設けられている。カッターロール32
と貼付ロール41との間に、走行する包装フィルムシー
ト2Sが通されている。このため、カッターロール32
によって送られたラベル1を、カッターロール32と貼
付ロール41との間に挟んで、包装フィルムシート2S
に貼付することができる。
【0016】プレス部50は上下一対のプレスロール5
1,51から構成されている。プレスロール51,51
間に包装フィルムシート2Sが通されている。このた
め、プレスロール51,51によって、包装フィルムシ
ート2Sにラベル1を圧着して確実に貼り付けることが
できる。
【0017】さて、本発明で特に重要な転写部10を説
明する。転写部10は接着剤接着剤タンク11、ドクタ
ー12、版胴ロール13および圧胴ロール14から構成
されたものである。接着剤タンク11は、感圧接着剤を
入れておくための容器である。感圧接着剤としては、ホ
ットメルト接着剤が用いられているが、これ以外にも、
ポリエステル系、アクリル系、ゴム系等の公知の感圧接
着剤を採択しうる。
【0018】つぎに、版胴ロール13を説明する。図3
(A) は転写部10の斜視図、図3(B) は版胴ロール13
の展開図である。図1および図3に示すように、版胴ロ
ール13が水平な回転軸廻りに回転自在に設けられてお
り、その版面下部は前記接着剤タンク11内の感圧接着
剤に浸されている。このため、版胴ロール13を回転さ
せることにより、版胴ロール13の版面に感圧接着剤を
着けることができる。図3(B) に示すように、版胴ロー
ル13の版面には、転写パターンが形成されている。図
3(B) において、ドットで示される領域は凹部13D であ
り、その表面に着けられた感圧接着剤をラベル原反シー
ト1Sに転写するための部分である。一方、空白で示さ
れる領域は凸部13N であり、感圧接着剤をラベル原反シ
ート1Sに転写しないための部分である。符号13L は、
ラベル原反シート1Sから切り抜かれるラベルの外周端
縁を示す仮想線であり、実際には凸部となっている。な
お、前記接着剤タンク11および版胴ロール13には、
ヒータによる加熱装置が設けられている。この加熱装置
により、接着剤の流動性がよくなり、ロールへの付きが
良くなるので好適である。
【0019】図2(A) に示すように、版胴ロール13の
版面にはドクター12が配設されている。このドクター
12は、版胴ロール13の版面の余分な感圧接着剤をか
き落とすためのものである。
【0020】つぎに、圧胴ロール14を説明する。前記
版胴ロール13の版面上部に接着して、圧胴ロール14
が水平軸廻りに回転自在に設けられている。この圧胴ロ
ール14と前記版胴ロール13との間に、前記ラベル原
反シート1Sを挟んで、版胴ロール13の版面上の感圧
接着剤をラベル原反シート1Sに印圧することができ
る。
【0021】かかる構成の転写部10によれば、版胴ロ
ール13によって、接着剤タンク11内の感圧接着剤を
版面に着けて、版胴ロール13および圧胴ロール14に
よって走行中のラベル原反シート1Sに版胴ロール13
の版面上の感圧接着剤を転写させることができる。しか
も、ドクター12によって、版胴ロール13のロール周
面の余分な感圧接着剤をかき落として(すり切って)、
必要な量の感圧接着剤を残すことができるから、適切な
量の感圧接着剤をラベル原反シート1Sに転写させるこ
とができる。
【0022】図3(B) のごとき転写パターンが版面に形
成された版胴ロール13の場合には、ラベル原反シート
1Sに前記転写パターンで繰り返して感圧接着剤を塗布
することができる。このラベル原反シート1Sから切り
抜かれたラベル1の第1例を図4に示す。同図に示すよ
うに、第1例のラベル1は楕円形状のラベルである。符
号2aは包装フィルムシートに形成される蓋予定部分で
あり、ラベル1には形成されていないが、説明のため仮
想線で示している。第1例のラベル1には、蓋予定部分
2aよりも内側に感圧接着剤層3が形成されている。ま
た、蓋予定部分2aよりも外側であって、ラベル1の外
周縁よりも内側に感圧接着剤層3が形成されている。外
側と内側の感圧接着剤層3,3間には、感圧接着剤が塗
布されていない非塗布部分4が形成されている。このよ
うに、ラベル1には、所望形状の感圧接着剤層3および
所望形状の非塗布部分4を形成させることができる。ラ
ベル1の裏面には、部分的にしか感圧接着剤層3が形成
されていないから、ラベル1を収容袋から剥がすときの
音を小さくすることができる。また、ラベル1のつまみ
部5は、非塗布部分4であり、感圧接着剤が塗布されて
いないので、ゴミが付きにくく、衛生的である。
【0023】版胴ロール13の版面上の転写パターンを
変えれば、図5に示すようなパターンでラベル1Bに感
圧接着剤層3および非塗布部分4を形成させることがで
きる。同図に示すように、第2例のラベル1Bは、角お
よび辺が丸みを帯びた長方形状のラベルである。符号2
aは包装フィルムシートに形成される蓋予定部分であ
り、ラベル1Bには形成されていないが、説明のため仮
想線で示している。ラベル1Bには、蓋予定部分2aよ
りも内側に感圧接着剤層3が形成されている。この最内
側の感圧接着剤層3より外側であって、蓋予定部分2a
よりも外側には、非塗布部分4を挟んで、2番目に内側
の環状の感圧接着剤層3が形成されている。感圧接着剤
層3の外側には、非塗布部分4を挟んで、3番目に内側
の環状の感圧接着剤層3が形成されている。そして、こ
の感圧接着剤層3よりも外側であってラベル1Bの外周
線よりも内側には、2つに分離した最外側の感圧接着剤
層3が形成されている。このように、ラベル1には、所
望形状の感圧接着剤層3および所望形状の非塗布部分4
を形成させることができる。このラベル1Bによれば、
感圧接着剤層3および非塗布部分4が交互に形成されて
おり、ラベル1の裏面には、部分的にしか感圧接着剤層
3が形成されていないから、ラベル1を収容袋から剥が
すときの音を小さくすることができる。また、ラベル1
Bの外周縁まで感圧接着剤層3が形成されていないの
で、ゴミが付きにくく、衛生的である。
【0024】さらに版胴ロール13の版面上の転写パタ
ーンを変えれば、図6に示すような変形パターンでもラ
ベル1Cに感圧接着剤層3および非塗布部分4を形成さ
せることができる。同図に示すように、第3例のラベル
1Cは、中央が大きく膨らんでその両側が窪んでおり両
側が丸みを帯びた形状のラベルである。符号2aは包装
フィルムシートに形成される蓋予定部分であり、ラベル
1Cには形成されていないが、説明のため仮想線で示し
ている。ラベル1Cには、ラベル1Cの外周縁よりも内
側に感圧接着剤層3が形成されている。このラベル1C
によれば、その外周縁まで感圧接着剤層3が形成されて
いないので、ゴミが付きにくく、衛生的である。
【0025】さらに版胴ロール13の版面上の転写パタ
ーンを変えれば、図7に示すようなパターンでラベル1
Dに感圧接着剤層3および非塗布部分4を形成させるこ
とができる。同図に示すように、第4例のラベル1D
は、長方形に二等辺三角形をつなげた五角形状のラベル
であり、切り込みcc,ccが形成されている。符号2
aは包装フィルムシートに形成される蓋予定部分であ
り、ラベル1Dには形成されていないが、説明のため仮
想線で示している。ラベル1Dには、ラベル1Dの外周
縁よりも内側に感圧接着剤層3が形成されている。この
ラベル1Dによれば、その外周縁まで感圧接着剤層3が
形成されていないので、ゴミが付きにくく、衛生的であ
る。しかも、ラベル1Dの切り込みcc,cc間には、
感圧接着剤が塗布されていない非塗布部分4が形成され
ている。このため、ラベル1Dの開閉時にラベル1Dの
基部が山折りになってもその裏面には感圧接着剤が塗布
されていないので、ラベル1Dの基部がしわになるのを
防止することができる。
【0026】上記のごとく、版胴ロール13の版面上の
転写パターンは所望のパターンに自由に変更させること
ができるので、ラベルの形状に応じて、また、ラベルに
印刷される図柄に応じて、ラベル1に種々の感圧接着剤
層3および非塗布部分4のパターンを形成させることが
できる。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、転写方式でラ
ベル原反シートに感圧接着剤を塗布するので、感圧接着
剤の転写パターンを変えるだけで、切り出されるべきラ
ベルの形状やラベルに印刷される図柄に応じて所望領域
の感圧接着剤層を形成させ、かつ、所望領域の非塗布部
分を残した状態で、ラベル原反シートに感圧接着剤を塗
布することができる。請求項2の発明によれば、版胴ロ
ールおよび圧胴ロールによって、接着剤タンク内の感圧
接着剤をラベル原反シートに転写することができるの
で、所望の転写パターンの版胴ロールを使用することに
より、所望領域の感圧接着剤層を形成させ、かつ、所望
領域の非塗布部分を残した状態で、ラベル原反シートに
感圧接着剤を塗布することができる。請求項3の発明に
よれば、所望領域の感圧接着剤層を形成させ、かつ、所
望領域の非塗布部分を残した状態で、ラベル原反シート
に感圧接着剤を塗布することができる。このため、部分
的にしか感圧接着剤を転写しない転写パターンの版胴ロ
ールを使用することによって、ラベルを開封するときに
出る音が小さいウェットシート収容袋を製造することが
できる。また、ラベルの周縁部を残して感圧接着剤層を
形成させる転写パターンの版胴ロールを使用することに
よって、衛生的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の接着剤の塗布装置の概略側面図で
ある。
【図2】ダイカッター30の周辺部分の拡大斜視図であ
る。
【図3】(A) は転写部10の斜視図、(B) は版胴ロール
13の展開図である。
【図4】第1例のラベル1Aの裏面図である。
【図5】第2例のラベル1Bの裏面図である。
【図6】第3例のラベル1Cの裏面図である。
【図7】第4例のラベル1Dの裏面図である。
【図8】ラベルの説明図である。
【符号の説明】
1 ラベル 1B ラベル 1C ラベル 1D ラベル 1S ラベル原反シート 2 包装フィルム 2a 蓋予定部分 2S 包装フィルムシート 3 感圧接着剤層 4 非塗布部分 10 転写部 11 接着剤タンク 12 ドクター 13 版胴ロール 14 圧胴ロール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラベルが切り出されるべきラベル原反シー
    トを繰り出しながら、該ラベル原反シートに感圧接着剤
    を転写方式によって塗布する転写部を備えたことを特徴
    とする接着剤の塗布装置。
  2. 【請求項2】前記転写部が、感圧接着剤を入れておくた
    めの接着剤タンクと、水平軸廻りに回転自在に設けら
    れ、前記接着剤タンク内の感圧接着剤に版面が浸され、
    該版面に転写パターンが形成された版胴ロールと、水平
    軸廻りに回転自在に設けられ、前記版胴ロールとの間に
    前記ラベル原反シートを挟んで、該ラベル原反シートに
    前記感圧接着剤を印圧するための圧胴ロールと、前記版
    胴ロールの版面上に付いた余分な感圧接着剤を落とすた
    めのドクターとからなることを特徴とする請求項1記載
    の接着剤の塗布装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の転写部を、ウェッ
    トシート収容袋のラベルが切り出されるべきラベル原反
    シートに感圧接着剤を塗布するための塗布装置として用
    いたことを特徴とするウェットシート収容袋の製造設
    備。
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