JP2002187156A - 発泡プラスチック製ボード用金型及び発泡プラスチック製ボードの製造方法 - Google Patents

発泡プラスチック製ボード用金型及び発泡プラスチック製ボードの製造方法

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JP2002187156A
JP2002187156A JP2000385579A JP2000385579A JP2002187156A JP 2002187156 A JP2002187156 A JP 2002187156A JP 2000385579 A JP2000385579 A JP 2000385579A JP 2000385579 A JP2000385579 A JP 2000385579A JP 2002187156 A JP2002187156 A JP 2002187156A
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JP
Japan
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mold
cavity
plastic board
core
foamed plastic
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Application number
JP2000385579A
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English (en)
Inventor
Shoichi Koide
昭一 小出
Shinichi Kesen
伸市 気仙
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HABORO KIZAI KOGYO KK
Resonac Corp
Original Assignee
HABORO KIZAI KOGYO KK
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、品質及び生産性に優れ、かつ、抜
き勾配の付いていないボードを提供することが可能な発
泡プラスチック製ボード用金型及び発泡プラスチック製
ボードの製造方法の提供を目的とする。 【解決手段】 発泡プラスチック製ボード用金型は、三
つのキャビティ(凹部)11を有するキャビティ金型1
と、三つのコア(凸部)21を有するコア金型2とから
なっており、コア21は、断面が細長い長方形状として
あり、キャビティ11より小さく、キャビティ11に収
納され、キャビティ11との間に二つのキャビティ部3
を形成する構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡プラスチック
製ボード用金型及び発泡プラスチック製ボードの製造方
法に関し、特に、生産性に優れ、かつ、抜き勾配の付い
ていない平らなボードを提供することが可能な発泡プラ
スチック製ボード用金型及び発泡プラスチック製ボード
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建築用の保温材を初め各種分野
で、平板状、特に長尺で平板な発泡プラスチック製のボ
ードが使用されている。従来、このような発泡プラスチ
ックからなるボードを成形する場合に使用される金型の
代表的な発泡プラスチック成形金型としては、次のよう
なものがあった。
【0003】(第一従来例)図4は、第一従来例におけ
る発泡プラスチック製ボード用金型の構造を説明するた
めの概略図であり、(a)は型閉め時の上面方向の断面
図を、(b)は型開き時の上面方向の断面図を、(c)
は型閉め時の正面方向の断面図を示している。また、図
5は、図4(b)のD−D線における概略拡大断面図を
示している。
【0004】図4において、発泡プラスチック製ボード
用金型は、凹部(適宜、キャビティと略称する。)11
1を有するキャビティ金型101と、凸部(適宜、コア
と略称する。)121を有するコア金型102とからな
っており、凹部111と凸部121でキャビティ部10
3が形成されている。図4では、三つのキャビティ部1
03が形成してある。
【0005】また、発泡プラスチック製ボード用金型
は、同図(c)に示すように、キャビティ金型101及
びコア金型102の上面および下面に、それぞれ、スチ
ーム弁とドレーン弁が設けてある。
【0006】キャビティ部103の形状は、図5に示す
ように、長手寸法が幅寸法の約四倍の矩形平板(長尺ボ
ード)状としてある。なお、図4および図5において
は、理解しやすいように、蒸気孔を省略してある。
【0007】この発泡プラスチック製ボード用金型は、
融着不良などの品質上の不具合を発生させないでボード
を成形できる金型ではあるものの、ボードの取り数が少
なく生産性が低いといった欠点があった。
【0008】ところで、発泡プラスチック成形品の一般
的な製造方法は、図6に示す金型加熱工程,一方加熱工
程及び逆一方加熱工程と、図7に示す両面加熱工程およ
び離型工程とを有している。
【0009】ここで、図6(a)に示す金型加熱工程で
は、キャビティ金型101及びコア金型102に設けた
スチーム弁とドレーン弁を開き、キャビティ金型101
及びコア金型102の内部(適宜、チャンバー室と略称
する。)の空気をスチーム(蒸気)と置換するととも
に、キャビティ金型101及びコア金型102を加熱す
る。なお、スチームは、同図に示す矢印の方向に流れ
る。
【0010】続いて、同図(b)に示す一方加熱工程で
は、キャビティ金型101のドレーン弁及びコア金型1
02のスチーム弁を閉じて、スチームを、キャビティ金
型101の凹部に穿設された蒸気孔112からコア金型
102の凸部に穿設された蒸気孔122に流すことによ
り、キャビティ部103に充填されている発泡樹脂(図
示せず)の粒子間及び粒子内の空気を追い出すととも
に、発泡樹脂(発泡プラスチック)を軟化させる。
【0011】続いて、同図(c)に示す逆一方加熱工程
では、キャビティ金型101のスチーム弁及びコア金型
102のドレーン弁を閉じ、キャビティ金型101のド
レーン弁及びコア金型102のスチーム弁を開いて、ス
チームを、コア金型102の蒸気孔122からキャビテ
ィ金型101の蒸気孔112に流すことにより、キャビ
ティ部103に充填されている発泡樹脂の粒子間及び粒
子内の空気を追い出すとともに、発泡樹脂を軟化させ
る。
【0012】次に、図7(a)に示す両面加熱工程で
は、キャビティ金型101及びコア金型102のスチー
ム弁を開き、かつ、ドレーン弁を閉じて、各チャンバー
室内を加圧する。このようにすると、発泡粒子の融着が
促進され、成形品がキャビティ部103の形状と同一形
状に成形される。
【0013】そして、同図(b)に示す離型工程では、
先ず、スチーム弁から水又は空気を注入し成形品を冷却
してから、コア金型102およびキャビティ金型101
の蒸気孔122,112から空気を吹き出し、続いて、
型開きするとともに、キャビティ金型101から突き出
しピン130を突き出して、成形品140を離型する。
【0014】なお、この製造方法は、一方加熱工程およ
び逆一方加熱工程において、キャビティ部103内の発
泡樹脂の粒子間および粒子内にスチームを均一に流し
て、空気の追い出しや発泡樹脂の軟化を均一に行なうこ
とによって、成形品の融着が一様に行われ、品質を安定
させることができる。
【0015】(第二従来例)次に、第一従来例における
生産性の低いといった欠点を改善した第二従来例につい
て説明する。図8は、第二従来例における発泡プラスチ
ック製ボード用金型の構造を説明するための概略図であ
り、(a)は型閉め時の上面方向の断面図を、(b)は
型開き時の上面方向の断面図を、(c)は型閉め時の正
面方向の断面図を示している。また、図9は、図8
(b)のE−E線における概略拡大断面図を示してい
る。
【0016】図8において、発泡プラスチック製ボード
用金型は、凹部111aを有するキャビティ金型101
aと、凸部121aを有するコア金型102aとからな
っており、六つのキャビティ部103aが形成されてい
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この発泡プ
ラスチック製ボード用金型は、ボードの取り数を増やし
て生産性を高めることができるものの、キャビティ金型
101aの凹部111aが深い溝状となっており、多数
の蒸気孔(図示せず)が穿設してある。一方、コア金型
102aの凸部121aは、蓋状となって面積が狭いた
め、コア金型102aには、少数の蒸気孔(図示せず)
しか穿設することができない。
【0018】このため、上記一方加熱工程および逆一方
加熱工程において、キャビティ部103a内の発泡樹脂
の粒子間および粒子内にスチームを均一に流すことがで
きなくなり、空気の追い出しや発泡樹脂の軟化が不均一
となるので、成形品の融着が一様に行われず、品質が低
下する場合があった。
【0019】また、発泡樹脂の軟化が不均一となる不具
合を対策するために、加熱時間を長くすると、これにと
もなって、冷却時間も長くなり、結果的に、成形サイク
ルタイムが長くなり、生産性向上の効果が減殺されると
いった問題があった。
【0020】また、キャビティ金型101aの凹部11
1aに成形されたボードは、凹部111aとの接触面積
が大きく、さらに、キャビティ金型101aへの焼き付
きがあるため、離型が難しく、離型の際にボードを破損
してしまうことがあった。
【0021】なお、離型の方法としては、一般的に、圧
縮空気をチャンバー室に吹き入れて金型の蒸気孔(スリ
ット)から噴出させ、成形品を金型から離れやすくして
から、突き出しピンにて離型させる方法や、圧縮空気を
用いず、突き出しピンと成形品との接触面の面積を大き
くし、突き出しピンのみにて離型する方法などがある。
しかし、第二従来例の発泡プラスチック製ボード用金型
にあっては、圧縮空気による成形品の浮き上がりも期待
できず、また、突きだしピンの接触面積も大きくとれ
ず、成形品の離型に問題があった。
【0022】また、離型を容易にする目的で、凹部11
1aに4/1000程度の抜きテーパ(勾配)を設けて
いるので、成形されるボードにもこのテーパが付いてし
まい、真に直角かつ平板状のボードが得られないといっ
た問題があった。さらにまた、図8及び図9に示すよう
に、凹型111aが深くかつ幅が狭い構造のため、蒸気
孔(図示せず)の掃除および交換を行なう際に、手が入
らず金型のメンテナンスを十分に行なうことができない
といった不具合もあった。
【0023】本発明は、上記問題を解決すべく、品質及
び生産性に優れ、かつ、抜き勾配の付いていないボード
を提供することが可能な発泡プラスチック製ボード用金
型及び発泡プラスチック製ボードの製造方法の提供を目
的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の発泡プラスチック製ボー
ド用金型は、凹部を有する金型と、凸部を有する金型と
で構成してある発泡プラスチック製ボード用金型であっ
て、前記凹部の厚さ方向の寸法を前記凸部の厚さ方向の
寸法より大きく形成し、前記凹部と前記凸部の両側にお
ける隙間にそれぞれ独立したキャビティ部を形成する構
成としてある。
【0025】このようにすると、凹部と凸部の間に二つ
のキャビティ部が成形されるので、成形品の取り数を増
やすことができ、生産性を向上させることができる。ま
た、成形されるボードは、一面が凹部の側面と当接し、
他面が凸部の側面と当接するので、型開きすると成形品
の他面が凸部の側面から剥がれ、ボードを容易に離型す
ることができる。
【0026】また、請求項2記載の発明は、上記請求項
1記載の発泡プラスチック製ボード用金型において、前
記凹部と凸部を、複数配設した構成としてある。
【0027】このようにすると、成形品の寸法や、凹部
を有する金型と凸部を有する金型の寸法などから、成形
品の取り数を好適に増加させることができる。
【0028】また、請求項3記載の発明は、上記請求項
1又は2記載の発泡プラスチック製ボード用金型におい
て、前記凹部の底面に、前記凸部の上部が嵌入するキャ
ビティにげ溝を凹設した構成としてある。
【0029】このようにすると、型閉め時における凸部
上部の位置精度が向上し、成形品の寸法精度に関する信
頼性を高めることができる。また、成形品の角部にばり
などが成形されるといった不具合を防ぐことができる。
【0030】また、請求項4記載の発明は、上記請求項
3記載の発泡プラスチック製ボード用金型において、前
記キャビティにげ溝の底面と前記凸部の上面の間に、キ
ャビティにげ空間を形成した構成としてある。
【0031】このようにすると、キャビティにげ溝の底
面と凸部の上面が接触しないので、キャビティ部の寸法
精度に悪影響を与える要因を排除することができ、成形
品の寸法精度に関する信頼性をより高めることができ
る。また、キャビティ部に発泡樹脂を圧縮空気で充填す
る際に、キャビティにげ溝の底面や凸部の上面に発泡樹
脂が入り込んでも、支障なく型閉めできる。
【0032】また、請求項5記載の発明は、上記請求項
1〜4のいずれかに記載の発泡プラスチック製ボード用
金型において、前記凸部を当該凸部の高さ方向にガイド
するガイド部を、前記凹部の側面に設けた構成としてあ
る。
【0033】このようにすると、金型を開閉する際に、
凸部と凹部の位置をガイドするクリアランス内に収める
ことができるので、キャビティ部の寸法精度を向上させ
ることができる。また、凸部の変形を防止し、さらに、
金型どうしの開閉をスムースに行なうことができる。
【0034】また、請求項6記載の発明は、上記請求項
1〜5のいずれかに記載の発泡プラスチック製ボード用
金型において、前記凹部と凸部の対向する側面を、平行
に形成した構成としてある。
【0035】このように、金型自体の優れた離型性を利
用すると、凸部や凹部に成形品を離型するための抜き勾
配を付ける必要がないので、真に直角かつ平行なボード
を成形することができる。
【0036】また、本発明の請求項7に記載の発泡プラ
スチック製ボードの製造方法は、発泡プラスチック成形
金型を用いた発泡プラスチック製ボードの製造方法であ
って、前記請求項1〜6のいずれかに記載の発泡プラス
チック製ボード用金型を用い、当該発泡プラスチック製
ボード用金型を型閉めして、キャビティ部に発泡プラス
チックを充填し、前記発泡樹脂をスチームにより加熱し
て、ボードを発泡成形する方法としてある。
【0037】このようにすると、ボードを効率良く生産
することができるとともに、真に直角かつ平行な平板状
のボードを製造することができる。また、一方加熱工程
及び逆一方加熱工程において、発泡粒子に対する空気の
追い出しや、発泡樹脂の軟化を均一に行なうことができ
るので、融着不良を低減し、品質を向上させることがで
きる。また、効率良く発泡樹脂を加熱,冷却できるの
で、サイクルタイムを短縮することができ、生産性をよ
り向上させることができる。なお、凹部の対向する側面
の距離が長くなるので、蒸気孔の掃除および交換等のメ
ンテナンスを容易に行なうことができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て、図面を参照して説明する。まず、本発明の発泡プラ
スチック製ボード用金型における実施形態について、図
面を参照して説明する。
【0039】「発泡プラスチック製ボード用金型」図1
は、本発明における発泡プラスチック製ボード用金型の
構造を説明するための概略図であり、(a)は型閉め時
の上面方向の断面図を、(b)は型開き時の上面方向の
断面図を示している。図2は、本発明の発泡プラスチッ
ク製ボード用金型の構造を説明するための概略図を示し
ており、図1(a)のA−A線における概略断面図を左
半分に、B−B線における概略断面図を右半分に示して
いる。また、図3は、図1(b)のC−C線における概
略拡大断面図を示している。
【0040】図1(a)において、発泡プラスチック製
ボード用金型は、三つのキャビティ(凹部)11を有す
るキャビティ金型1と、三つのコア(凸部)21を有す
るコア金型2とからなっている。
【0041】ここで、発泡プラスチック製ボード用金型
は、キャビティ11の厚み方向の寸法がコア21の厚み
方向の寸法より大きく形成してあり、かつ、キャビティ
金型1とコア金型2が型閉めされたときに、コア21が
キャビティ11の厚み方向中央に位置し、コア21の両
側とキャビティ11の内側面との間にそれぞれ独立した
キャビティ部3を形成する構成としてある。したがっ
て、この発泡プラスチック製ボード用金型によれば、一
つのキャビティ11を一つのコア21で仕切り、二個の
成形品を得ることができる。
【0042】このようにすると、キャビティ11とコア
21の間に二つのキャビティ部3が成形されるので、成
形品の取り数を増やすことができ、生産性を向上させる
ことができる。また、成形されるボードは、一面がキャ
ビティ11の側面と当接し、他面がコア21の側面と当
接するので、型開きすると成形品の他面がコア21の側
面から剥がれ、ボードを容易に離型することができる。
【0043】なお、本実施形態では、同一形状のキャビ
ティ11とコア21を、それぞれ三個設けたが、この数
に限定するものではなく、また、異なる形状,大きさの
キャビティとコアを組み合わせてもよいことは、勿論で
ある。
【0044】キャビティ金型1は、キャビティ11,キ
ャビティ取り付け板12,キャビティ金型フレーム1
3,キャビティ金型裏板14及び突き出しピン19とで
構成してあり、内部にキャビティチャンバー室15を有
している。
【0045】また、発泡プラスチック製ボード用金型
は、キャビティ部3に成形品を成形すると、同図(b)
に示すように、型開きする。そして、突き出しピン19
が成形品を押し出すので、容易に成形品(図示せず)を
取り外すことができる。
【0046】また、図2及び図3に示すように、キャビ
ティ11の端部側面には、金型の開閉方向にガイド溝1
6が設けてあり、このガイド溝16に、コア21の両端
部が移動可能に嵌入されている。なお、ガイド溝16
は、コア21との間にガイド溝空間16aを設けてあ
る。
【0047】このように、コア21を金型の開閉方向に
ガイドするガイド溝16を設けることによって、金型を
開閉する際に、キャビティ11とコア21の位置をガイ
ドするクリアランス内に収めることができるので、キャ
ビティ部3の寸法精度を向上させることができる。ま
た、ガイド溝空間16aを設けることにより、コア21
の端部側面の摩耗を防止し、さらに、キャビティ金型1
とコア金型2の開閉をスムースに行なうことができる。
【0048】キャビティ金型1は、図2に示すように、
上面に、蒸気を供給するスチーム弁が設けてあり、下面
に、蒸気を排出するドレーン弁が設けてある。また、キ
ャビティ11に、蒸気孔31が配設してある。
【0049】また、キャビティ11の底面の長手方向
(図1(a)に示す型閉め時においては、上下方向)
に、キャビティ金型1とコア金型2を閉じた際に、コア
21の上部(先端部)と嵌合するキャビティにげ溝(嵌
合部)17を設けるとよい。このようにすると、型閉め
時にコア21の上部が固定され、コア21の変形を防止
することができ、成形品の寸法精度に関する信頼性を高
めることができる。また、発泡プラスチックは嵌合部の
隙間に入り込めないので、成形品の角部にばりなどが成
形されるといった不具合を防ぐことができる。
【0050】さらにまた、型締め時におけるコア21の
上部とキャビティにげ溝17が嵌合した状態で、コア2
1の上面(先端面)とキャビティにげ溝17の底面との
間に、キャビティにげ空間18を有する構成とするとよ
い。
【0051】このようにすると、コア21の上面とキャ
ビティ11の底面が接触しないので、キャビティ部3の
寸法精度に悪影響を与える要因を排除することができ、
成形品の寸法精度に関する信頼性を高めることができ
る。また、キャビティ部3に発泡樹脂を圧縮空気で充填
する際に、たとえば、コア21の上面とキャビティ11
の底面の間に、発泡樹脂が入り込んだ場合であっても、
キャビティ金型1を支障なく閉じることができる。
【0052】コア金型2は、図1(a)に示すように、
コア21,コア取り付け板22,コア金型フレーム23
及びコア金型裏板24とで構成してあり、内部にコアチ
ャンバー室25を有している。
【0053】また、コア金型2は、図2に示すように、
上面側に、蒸気を供給するスチーム弁が設けてあり、下
面側に、蒸気を排出するドレーン弁が設けてある。な
お、コア21には、蒸気孔32が配設してある。
【0054】また、成形品の離型を容易に行なうことが
できるので、キャビティ11及びコア21の対向する側
面を平行に形成することができるので、形状が真に直角
及び平行なボードを成形することができる。
【0055】また、コア21が突設された面の長手方向
に、キャビティ金型1とコア金型2を閉じた際、キャビ
ティ11の接合部と嵌合するコアにげ溝(嵌合部)27
を設けるとよい。
【0056】このようにすると、型閉め時にキャビティ
11の接合部が固定され、キャビティ11の変形を防止
することができ、成形品の寸法精度に関する信頼性を高
めることができる。また、発泡プラスチックは嵌合部の
隙間に入り込めないので、成形品の角部にばりなどが成
形されるといった不具合を防ぐことができる。
【0057】さらにまた、キャビティ11の接合部とコ
アにげ溝27が嵌合した状態で、キャビティ11の接合
部とコアにげ溝27の底面との間に、コアにげ空間28
を有する構成とするとよい。
【0058】このようにすると、たとえば、キャビティ
11の接合部とコアにげ溝27の底面が接触しないの
で、キャビティ部3の寸法精度に悪影響を与える要因を
排除することができ、成形品の寸法精度に関する信頼性
を高めることができる。また、キャビティ部3に発泡樹
脂を圧縮空気で充填する際に、たとえば、キャビティ1
1の接合部とコアにげ溝27の底面の間に、発泡樹脂が
入り込んだ場合であっても、支障なく型閉めすることが
できる。
【0059】また、コアにげ空間28の厚さを約3mm
とするとよく、このようにすると、キャビティ部3へ原
料(発泡樹脂)を空気で充填する際に、空気の逃げが良
くなり、原料をほぼ均一に充填することができる。
【0060】このように、本発明における発泡プラスチ
ック製ボード用金型は、たとえば、ボードを成形するに
際し、ボードを金型の開閉方向に成形することにより、
ボードの取り数を増やして生産性を向上させている。
【0061】次に、本発明における発泡プラスチック製
ボードの製造方法の実施形態について、図1および図2
を参照して説明する。
【0062】「発泡プラスチック製ボードの製造方法」
先ず、図1(a)に示すように、上記キャビティ金型1
及びコア金型2を閉じて、図2に示すように、キャビテ
ィ金型1及びコア金型2に設けたスチーム弁とドレーン
弁を開き、キャビティ金型1及びコア金型2の内部、す
なわち、キャビティチャンバー室15とコアチャンバー
室25の空気をスチームと置換するとともに、キャビテ
ィ金型1及びコア金型2を加熱する(金型加熱工程)。
【0063】続いて、キャビティ金型1のドレーン弁及
びコア金型2のスチーム弁を閉じて、スチームを、キャ
ビティ11に穿設された蒸気孔31からコア21に穿設
された蒸気孔32に流すことにより、キャビティ部3に
充填されている発泡樹脂(図示せず)の粒子間及び粒子
内の空気を追い出すとともに、粒子を加熱して発泡樹脂
を軟化する(一方加熱工程)。
【0064】続いて、キャビティ金型1のスチーム弁及
びコア金型2のドレーン弁を閉じ、キャビティ金型1の
ドレーン弁及びコア金型2のスチーム弁を開いて、スチ
ームを、蒸気孔32から蒸気孔31に流すことにより、
さらにキャビティ部3に充填されている発泡樹脂の粒子
間及び粒子内の空気を追い出すとともに、発泡樹脂を軟
化する(逆一方加熱工程)。
【0065】ここで、キャビティ11およびコア21
は、図示してないが、ほぼ同数の蒸気孔31,32を配
設してあり、キャビティ部3に充填された発泡樹脂の粒
子に対して、ほぼ均一に空気の追い出しや軟化を行なう
ことができるので、発泡樹脂の融着性が向上し、成形品
の品質が向上する。また、上記空気の追い出しや樹脂の
軟化を効率よく行なうことができるので、一回の成形に
おけるサイクルタイムを短縮することができ、生産性を
より向上させることができる。
【0066】次に、キャビティ金型1及びコア金型2の
各スチーム弁を開き、かつ、各ドレーン弁を閉じて、ス
チームチャンバー内を加圧し、発泡粒子の融着促進およ
び成形品の成形を行なう(両面加熱工程)。
【0067】そして、スチーム弁から空気を注入し、ド
レーン弁からこの空気を排気することにより、成形品を
空冷し、キャビティ11およびコア21の蒸気孔31,
32から吹き出る空気によって、成形品を離型する(離
型工程)。
【0068】ここで、コア21の蒸気孔32から空気を
吹き出しながら型開きし、金型が開きはじめたところ
で、キャビティ11の蒸気孔31から空気を吹き出し、
さらに、突き出しピン19を突き出すとよい。このよう
にすると、成形品を破損させないで離型することができ
る。
【0069】上述したように、本発明おける発泡プラス
チック製ボードの製造方法によれば、ボードの一面はキ
ャビティ11の側面と当接し、他面はコア21の側面と
当接するので、離型工程において、ボードを容易に離型
することができる。また、キャビティ部3を金型の開閉
方向と同じ向きに形成してあるので、成形品の取り数を
増やすことができ、生産性を向上できる。また、キャビ
ティ金型1及びコア金型2に抜き勾配を設ける必要がな
いので、直角度および平行度の遵守されたボードを提供
することができる。
【0070】なお、上述した発泡プラスチック製ボード
用金型及び発泡プラスチック製ボードの製造方法の実施
形態においては、成形品をボードとして説明したが、成
形品はボードに限定されるものではなく、たとえば、曲
面を有する成形品や、凸部及び/又は凹部を有する成形
品などであってもよいことは勿論である。
【0071】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
おける発泡プラスチック製ボード用金型及び発泡プラス
チック製ボードの製造方法によれば、ボードの取り数を
増やし生産性を向上させることができる。また、キャビ
ティ金型およびコア金型に同数の蒸気孔を穿設できるの
で、一方加熱工程および逆一方加熱工程におけるスチー
ムの流れが均一化され、成形サイクルタイムの短縮によ
り、さらに生産性を向上させることができるとともに、
成形品の融着性が向上して、品質が向上する。
【0072】また、成形品を容易に離型できるので、離
型の際に成形品を損傷させてしまうといった不具合を防
止するとともに、抜き勾配を設ける必要がないので、真
に直角かつ平板のボードを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明における発泡プラスチック製ボ
ード用金型の構造を説明するための概略図であり、
(a)は型閉め時の上面方向の断面図を、(b)は型開
き時の上面方向の断面図を示している。
【図2】図2は、本発明の発泡プラスチック製ボード用
金型の構造を説明するための概略図を示しており、図1
(a)のA−A線における概略断面図を左半分に、B−
B線における概略断面図を右半分に示している。
【図3】図3は、図1(b)のC−C線における概略拡
大断面図を示している。
【図4】図4は、第一従来例における発泡プラスチック
製ボード用金型の構造を説明するための概略図であり、
(a)は型閉め時の上面方向の断面図を、(b)は型開
き時の上面方向の断面図を、(c)は型閉め時の正面方
向の断面図を示している。
【図5】図5は、図4(b)のD−D線における概略拡
大断面図を示している。
【図6】図6は、従来の発泡プラスチック成形品の製造
方法における工程を説明するための概略断面図を示して
おり、(a)は金型加熱工程を、(b)は一方加熱工程
を、(c)は逆一方加熱工程を示している。
【図7】図7は、従来の発泡プラスチック成形品の製造
方法における工程を説明するための概略断面図を示して
おり、(a)は両面加熱工程を、(b)は離型工程を示
している。
【図8】図8は、第二従来例における発泡プラスチック
製ボード用金型の構造を説明するための概略図であり、
(a)は型閉め時の上面方向の断面図を、(b)は型開
き時の上面方向の断面図を、(c)は型閉め時の正面方
向の断面図を示している。
【図9】図9は、図8(b)のE−E線における概略拡
大断面図を示している。
【符号の説明】
1,101,101a キャビティ金型 2,102,102a コア金型 3,103,103a キャビティ部 11 キャビティ 12 キャビティ取り付け板 13 板キャビティ金型フレーム 14 キャビティ金型裏板 15 キャビティチャンバー室 16 ガイド溝 16a ガイド溝空間 17 キャビティにげ溝 18 キャビティにげ空間 19,130 突き出しピン 21 コア 22 コア取り付け板 23 コア金型フレーム 24 コア金型裏板 25 コアチャンバー室 27 コアにげ溝 28 コアにげ空間 31,32 蒸気孔 111,111a 凹部 112,122 蒸気孔 121,121a 凸部 140 成形品
フロントページの続き (72)発明者 気仙 伸市 北海道苫前郡羽幌町北大通り二丁目11番地 羽幌機材工業有限会社内 Fターム(参考) 4F202 AB02 AG02 AG20 AH46 AK01 CA23 CB01 CK88 CK89 CK90 CL02 CM02 CN01 CN12 CP01 4F212 AB02 AG02 AG20 AH46 AK01 UA01 UA04 UB01 UG02 UK01 UL01 UL02 UL03 UM01 UN08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹部を有する金型と、凸部を有する金型
    とで構成してある発泡プラスチック製ボード用金型であ
    って、 前記凹部の厚さ方向の寸法を前記凸部の厚さ方向の寸法
    より大きく形成し、前記凹部と前記凸部の両側における
    隙間にそれぞれ独立したキャビティ部を形成することを
    特徴とする発泡プラスチック製ボード用金型。
  2. 【請求項2】 前記凹部と凸部を、複数配設したことを
    特徴とする請求項1記載の発泡プラスチック製ボード用
    金型。
  3. 【請求項3】 前記凹部の底面に、前記凸部の上部が嵌
    入するキャビティにげ溝を凹設したことを特徴とする請
    求項1又は2記載の発泡プラスチック製ボード用金型。
  4. 【請求項4】 前記キャビティにげ溝の底面と前記凸部
    の上面の間に、キャビティにげ空間を形成したことを特
    徴とする請求項3記載の発泡プラスチック製ボード用金
    型。
  5. 【請求項5】 前記凸部を当該凸部の高さ方向にガイド
    するガイド部を、前記凹部の側面に設けたことを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の発泡プラスチック
    製ボード用金型。
  6. 【請求項6】 前記凹部と凸部の対向する側面を、平行
    に形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載の発泡プラスチック製ボード用金型。
  7. 【請求項7】 発泡プラスチック成形金型を用いた発泡
    プラスチック製ボードの製造方法であって、 前記請求項1〜6のいずれかに記載の発泡プラスチック
    製ボード用金型を用い、 当該発泡プラスチック製ボード用金型を型閉めして、キ
    ャビティ部に発泡プラスチックを充填し、 前記発泡樹脂をスチームにより加熱して、ボードを発泡
    成形することを特徴とした発泡プラスチック製ボードの
    製造方法。
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