JP2002186865A - 精米機 - Google Patents

精米機

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対流式の精米機に米研ぎ機能を持たせること
目的とするものである。 【構成】 米粒より細かい網目を持つ金属製網状材から
なる内容器9と、内容器9を内装する外容器2と、内容
器9の底部に突出する回転軸4と、回転軸4に着脱され
る対流羽根12と、回転軸4を回転駆動するモータ3と
を備えた精米機において、内容器9に玄米を入れ、モー
タ3を所定の回転数で所定時間駆動して対流羽根12を
回転させ玄米を白米にした後、モータ3の回転数を少な
くして所定時間駆動して対流羽根12を回転させ白米を
無洗米にする精米−米研ぎ機能を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家庭用の精米機に関
するものであり、精米機能に加えて米研ぎ機能を持たせ
て米研ぎが不要な無洗米を提供できる精米機としたもの
である。
【0002】
【従来の技術】米を研ぐ作業は、非常に面倒であり、手
肌の荒れや爪割れ等の原因となるため、敬遠されがちな
家事の一つである。また、米のとぎ汁は多くのリンを含
有し環境汚染の大きな要因の一つとして社会問題となっ
ている。このような背景の中で近年では研がずにそのま
ま炊ける米、いわゆる無洗米が販売され注目されてい
る。しかし、現時点で市販されているこのような米の銘
柄は限られたものであり、ユーザが希望する銘柄の米を
選択することはできない。また、農家等のように縁故米
を食しているユーザにとっては、やはり現状の手順によ
り米を研ぐという作業を行わざるを得ない。
【0003】米研ぎ作業を簡便化する装置としては、水
道圧により米を対流させるものや、撹拌羽根を電動駆動
して水中で米を対流させるもの等が知られているが、い
ずれも水を用いて米を研ぐものであり、米本来のうまみ
や水溶性のビタミンが流出するだけでなく、一番の問題
であるとぎ汁が発生するという点が解決できない。
【0004】また一方、米処理の装置としては、本出願
人が先に出願した特開2000-126625号に示される対流式
の精米機がある。これは、外容器内に間隔を持たせた状
態で、金属製網状材の精米容器を取り付け、精米容器の
底部に設けられる精米羽根を回転駆動することにより、
精米容器に投入される玄米を対流させて脱糠するもので
ある。また、特開2000-218183号のように、精米時の回
転数よりも低い回転数で精米羽根を駆動することによ
り、酸化した白米の表面を磨く機能を持たせたものも提
案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、両者は精米
機であって白米を無洗米にする米研ぎ機能を有していな
い。また、特開2000-218183号に関しては、貯蔵して酸
化してしまった白米の表面を削る機能が付加されている
が、白米を無洗米にする米研ぎ機能に代替えできるもの
ではなく、玄米から連続して無洗米まで処理するものは
なかった。そこで、このような精米機に米研ぎの機能を
追加し、とぎ汁を出さない無給水の米研ぎができないか
という点が本発明の課題とするところである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、米粒より細かい網目を持つ金属製網
状材からなる内容器と、該内容器を内装する外容器と、
前記内容器の底部に突出する回転軸と、該回転軸に着脱
される対流羽根と、回転軸を回転駆動するモータとを備
えた精米機において、内容器に玄米を入れ、モータを所
定の回転数で所定時間駆動して対流羽根を回転させ玄米
を白米にした後、モータの回転数を少なくして所定時間
駆動して対流羽根を回転させ白米を無洗米にする精米−
米研ぎ機能を備えたものである。
【0007】また、内容器に玄米を入れ、モータを所定
の回転数で所定時間駆動して対流羽根を回転させ玄米を
白米にする精米コースと、モータを精米コースよりも少
ない回転数で所定時間駆動して対流羽根を回転させ白米
を無洗米にする米研ぎコースと、精米コースと米研ぎコ
ースとを連続して行う精米−米研ぎコースとを備え、そ
れぞれ別々に実行できるようにしたものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、内容器に1〜5合の範囲で希
望する量の玄米を入れ、精米−米研ぎコースを実行する
と、モータが約2100rpmの回転数を保持しながら
回転して精米羽根を回転し、玄米が白米に精米される。
投入された玄米量に応じた精米時間(例えば5合のとき
5分)が経過すると、次にモータを約1800rpmの
回転数に落として精米羽根を回転し、精米された白米が
無洗米に研米される。精米と米研ぎ動作は、内容器で連
続して行われ、精米羽根の回転に伴い米が対流し、米同
士の摩擦、精米容器の編目と接触により米表面の糠が削
り取られる。削り取られた糠は、精米容器の編目から外
容器に排出され、外容器の内部に溜められる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を基に
説明する。図1は本発明一実施例の精米機を示す内部断
面説明図である。1は正面視L型形状をなす本体、2は
本体1のL型水平部上面に着脱される外容器、3は本体
1のL型垂直部内に設けられるモータである。外容器2
は、有底円筒形状をなし、防音性を考慮して二重構造と
なっており、本体1に対し下側をねじ込むようにして固
定するバヨネット結合により取り付けられる。また、外
容器2の内底部には、円筒状に立ち上げた円筒部10が
形成され、精米や米研ぎによって剥離した糠を外容器2
内に溜めておくことができるようになっている。
【0010】9は外容器2内に取り付けられる内容器
で、下方にいくに従って横断面小となるような形状をな
し、米粒より小さな網目を持つ金属製網状材から形成さ
れる。内容器9の形状は、網状材でなくても、目抜き
(パンチングプレート)等でもよく、糠が排出され、米
が通過しないものであればよい。内容器9の外底面に
は、外容器2の内底部に形成される円筒部10に外嵌す
る円筒形の取付部11を設けており、この取付部11の
中心から回転軸4が貫通され、回転軸4の下端には本体
1側の下カップリング6と連結する上カップリング5が
取り付けられている。図示しないが、内容器を9を外容
器2内に取り付ける際には、取付部11側に設けた縦リ
ブを円筒部10側に設けたスリットに嵌めることで行わ
れる。このような構成で内容器9を外容器2内に取り付
けると、内容器9側の上カップリング5と本体1側の下
カップリング6が連結し、モータ3の回転がベルト伝動
部を介して伝達され、回転軸4を回転するのである。
【0011】12は回転軸4の先端に取り付けられる対
流羽根で、略円筒形の主体13と、主体13の下側から
内容器9の内面に向かって水平に延び、その先端を内容
器9の内側面に沿って立ち上げて形成される2枚のブレ
ード14とから構成されている。これにより、内容器9
内に投入された玄米・白米は、対流羽根12の回転によ
り矢印線aのように強制循環させて米同士が擦れ合うこ
とにより米表面が削られ余分な糠が削り取られる。
【0012】7は制御部で、その上方の本体1上面に操
作パネル8を露出させ、操作パネル8における入力操作
に応じてモータ3を制御する。16は外容器2の上方開
口を覆う蓋、17は外容器2の外側に設けられる取手で
あり、外容器2と蓋16とは、いずれか一方もしくは両
方ともプラスチックまたはガラス等の透明材からなり、
外容器2内の様子が外から観察できるようになってい
る。
【0013】図2は実施例の制御系を示すブロック図で
ある。19はモータ3の駆動回路で、モータ3の回転数
を検出する回転数検出回路20と、モータ3への通電を
オン−オフする回転数可変回路21とを備えている。モ
ータ3は、高トルク・高回転数を出力する交流ブラシモ
ータを採用している。回転数検出回路20は、電流検出
用の抵抗20aと、電源交流波形を増幅する増幅回路2
0bと、該増幅回路20bで増幅される電源交流波形か
ら交流ブラシモータ3の回転に伴うブラシとコイルとの
接触によって生じる電流波形を取り出すフィルタ回路2
0cと、該フィルタ回路20cで取り出した電流波形を
整形する波形整形回路20dとからなる。回転数可変回
路21は、モータ3への通電を所定周期単位で断通させ
るスイッチング回路で構成されている。
【0014】前記操作パネル8には、処理する米の量を
設定する米量選択キー22と、分搗き等玄米を処理する
度合を設定する度合選択キー23と、動作を開始および
動作を停止するためのスタート/ストップキー24と、
白米を米研ぎして無洗米とするための米研ぎキー25が
設けられている。本実施例では、米量選択キー22では
1合〜5合までの玄米もしくは白米の量が選択可能であ
り、度合選択キー23では、“胚芽・3分搗き・5分搗
き・7分搗き・白米・米研ぎまで”の6種類が選択でき
るようになっている。すなわち、度合選択キー23で
は、5段階の精米度を選択できる精米コースと、精米か
ら米研ぎまでを行う精米−米研ぎコースが選択でき、米
研ぎキー25により米研ぎコースが選択できるのであ
る。
【0015】図3は制御部7に内蔵されるメモリ26に
記憶された前記処理コースにおけるモータ駆動データを
設定するためのテーブルである。これは、米量選択キー
22で選択される米の量、度合選択キー23及び米研ぎ
キー25で選択される前記各コースに応じて処理に要す
る時間が異なる(米量が多くまた精米度が高くなるに従
い、精米に要する時間は長くなる)ため、これらのデー
タをメモリ26に記憶し、米量選択キー22、度合選択
キー23、米研ぎキー25で設定された米量とコースに
応じてモータの駆動時間を設定ものである。尚、米研ぎ
キー25が押されると、米研ぎコースのデータに基づい
てモータ駆動される。
【0016】また、米量別の精米開始時のモータ通電率
の設定は、米量によって(例えば1合と5合)動作開始
時の回転負荷が異なる点を考慮し、米量に関係なく適正
な回転数で動作を開始させるようにするためのものであ
る。尚、本実施例でいうモータの通電率とは、交流周波
数の16サイクル中、何サイクル通電するかを示してお
り、n1〜n5まで合数に応じて設定されている。
【0017】以下、実施例における動作・使用法を各コ
ース毎に説明する。尚、各コースとも処理する米の量を
3合と設定した場合を例示する。 .精米−米研ぎコース 内容器9内に計量カップで正確に計量した3合の玄米を
入れ、米量選択キー22で“3合”を選択し、度合選択
キー23で“米研ぎまで”を選択する。この状態から、
スタート/ストップキー24を押すと、図4に示すフロ
ーチャートに沿って精米−米研ぎコースが実行される。
まず、3合の場合のモータ駆動通電率n3をメモり26
から読み出し(1)、このデータに沿ってモータを起動
する(2)。その後、モータを精米時の回転数R1にな
るように回転制御し、以後精米動作中は常に回転数R1
に保持する(3)。精米時間cが経過すると(4)、次
は米研ぎ動作に移行し、モータの回転数を米研ぎ時の回
転数R2になるように回転制御し、以後米研ぎ動作中は
常に回転数R2に保持する(5)。そして、米研ぎ時間
hが経過すると(6)、モータを停止させて終了とな
る。
【0018】.精米コース 精米−米研ぎコースと同じ手順で内容器9に3合の玄米
をセットし、操作パネル8の米量選択キー22で同じく
“3合”を選択し、度合選択キー23で“胚芽・3分搗
き・5分搗き・7分搗き・白米”の中から精米度を選択
する。ここでは、“白米”を選択したものとする。この
状態から、スタート/ストップキー24を押すと、精米
コースが実行される。この精米動作は、前記精米−米研
ぎコースにおける精米動作、つまり図4のフローチャー
トにおけるモータ起動処理(1)・(2)を含む、処理
(3)・(4)と同じである。すなわち、3合の場合の
モータ駆動通電率n3をメモり26から読み出し、この
データに沿ってモータを起動して対流羽根12を回転さ
せ、その後、モータを回転数R1になるように回転制御
し、規定時間cになったらモータを停止させて終了とな
るものである。尚、この精米コースにおいて、度合選択
キー23で“胚芽”を選択した場合だけ、玄米中の胚芽
残存率を多くするための処置として、前記処理(3)で
制御する回転数をR1よりも低い回転数R3で制御する
ようにしている。本出願人の実験によれば、回転数R3
は1400〜1600rpmの範囲に設定し、3合の場
合の駆動時間mを3分とすれば、胚芽米が得られた。
【0019】.米研ぎコース 精米−米研ぎコースと同じ手順で内容器9内に3合の白
米をセットし、米研ぎキー25を入力し、米量選択キー
22で“3合”を選択する。この状態から、スタート/
ストップキー24を押すと、米研ぎコースが実行され
る。この米研ぎ動作は、前記精米−米研ぎコースにおけ
る米研ぎ動作、つまり図4のフローチャートにおけるモ
ータ起動処理(1)・(2)を含む、処理(5)・
(6)と同じである。すなわち、3合の場合のモータ駆
動通電率n3をメモり26から読み出し、このデータに
沿ってモータを起動して対流羽根12を回転させ、その
後、モータを回転数R2になるように回転制御し、規定
時間hになったらモータを停止させて終了となるもので
ある。
【0020】米研ぎ時の回転数R2は、精米時の回転数
R1よりも低く設定されている。本出願人の試験によれ
ば、回転数R1は2000〜2200rpmの範囲で設
定し、3合の場合の駆動時間cを3分20秒とすれば、
米の割れ・モータの騒音等の要素において最良の状態が
得られた。また、回転数R2は、1300〜1800r
pmの範囲で設定し、3合の場合の駆動時間hを1分4
0秒とすれば、含水率の異なる白米でも対処でき、理想
的な状態が得られた。
【0021】さて、このような精米及び米研ぎ動作中に
は、常に回転数の検出が行われ、モータの回転数は米量
や精米度の設定に関わらず、精米時は回転数R1、米研
ぎ時は回転数R2になるように回転制御される。このと
き、米量が多い場合は回転の負荷が大きく、逆に米量が
少ない場合は回転の負荷が小さくなり、また同じ米量で
あっても処理の進行状態によって回転負荷が変化する。
そこで、所定のタイミングでモータの回転数を検出し、
回転数が上記基準の回転数よりも下がっている時には上
げ、上がっている時には下げるという制御が行われる。
【0022】図5はこの制御を示すフローチャート図で
ある。回転数検出回路20で検出されるモータの回転数
を取り込み(7)、制御部7で取り込んだ回転数Rと規
定回転数R1(R2)とが比較される。ここで、R<R
1(R2)であれば(8)、モータの回転数を上げるた
めにモータへの通電時間を1周期分多くする信号を回転
数可変回路21に送り、モータの通電率を上げる
(9)。また、R>R1(R2)であれば(10)、モ
ータの回転数を下げるためにモータへの通電時間を1周
期分少なくする信号を回転数可変回路21に送り、モー
タの通電率を下げる(11)という制御を行っている。
【0023】例示する3合の場合には、図6(a)に示
すように16サイクル中の5サイクルモータ通電−11
サイクルモータ非通電とする通電率n3で起動し、図5
の回転制御により検出された回転数がR1(R2)より
も低い場合には、図6(b)に示すようにモータ通電を
1サイクル長くした6サイクルモータ通電−10サイク
ルモータ非通電にし、逆に回転数がR1(R2)よりも
低い場合には、図6(c)に示すようにモータ通電を1
サイクル短くした4サイクルモータ通電−12サイクル
モータ非通電にして、結果的に規定回転数に近づけてい
くように制御されるのである。これにより、モータ3は
常に制御する回転数で回転することになり、常に安定し
た回転動作が実行されるのである。
【0024】このように制御されるモータの駆動で回転
する対流羽根12は、内容器9に入れられた玄米または
白米を図1の矢印線aのように対流させる。すなわち、
対流羽根12のブレード14により内容器9底部の米が
外側に押しやられ、変わって内容器9中央の米が羽根主
体13に沿って流下するように作用する。これにより主
に米粒同士が擦れ合って表皮が剥離される。このとき、
剥離された糠は、対流羽根12の回転力により内容器9
の網状部から外容器2内に飛ばされ、主に外容器2の内
底隅部(図1のb部)に堆積するが、内容器9がホッパ
ー状であるのに対し、外容器2が円筒状であるので、こ
の堆積しやすい部分では精米容器9と外容器2とのクリ
アランスが確保され、集中的に糠が堆積しても糠が精米
容器9に戻ることが避けられる。
【0025】精米・米研ぎ終了後は、外容器2を装置本
体1から取り外し、続いて外容器2から内容器9を取り
外すようにすれば、内容器9に米が残り外容器2に糠が
残るので、それぞれを取り出して利用することができ
る。本出願人の試験によれば、白米までの精米動作によ
って玄米は重量比10%、米研ぎ動作によって更に2%
の研削が行われた。特に米研ぎ動作によって得られた米
は、米表面の縦溝に残る肌糠がそぎ落とされ、洗米する
ことなくそのまま炊きあげることができた。そして、こ
うして炊きあげたたご飯は、白米を洗米する通常の手順
で炊きあげたご飯と比べても、食味・艶・風味・見た目
共に同等もしくはそれ以上のものであった。
【0026】この実施例は以上のように構成されるが、
この発明は上記実施例にのみに限定されるものではな
い。例えば、前述した実施例では、米量や精米度に関わ
らず(胚芽を除く)、常に一定の回転数で制御している
が、例えば1合では1800rpm、5合では2200
rpmのように米量に応じた回転数を設定し、精米時間
を一定にするようにしてもよい。この場合、各米量にお
ける回転数を一定に保持するための制御は、前述したモ
ータの回転数検出と、回転数可変制御と同様であり、図
3のテーブルにおける精米時間の代わりに回転数のデー
タが記憶されていればよい。この点は、米研ぎについて
も同様であり、白米量に応じて回転数を変えるようにし
てもよい。
【0027】また、米研ぎ動作における糠の排出・分離
の効率を向上させるために送風ブロワや吸引ファン等の
排出手段を設けると、糠切れがよく炊飯時に水に入れて
もほとんど濁りがない高品質な無洗米を得ることができ
る。この場合、動作中の白米に作用させ、網から排出さ
れずに米の間に残る糠を浮かび上がらせて取り除くこと
ができるものである。
【0028】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されるの
で、精米容器内で精米羽根を回転させることによって精
米を図るタイプの精米機に米研ぎ機能を付加したので、
商品価値の高い精米機を提供することができる。そし
て、このような対流式の精米機で米研ぎを行えるように
したので、とぎ汁をいっさい出さずにすみ、環境対策に
貢献した商品となる。
【0029】また、玄米から白米、白米から無洗米、玄
米から無洗米のコースを任意に選択できるようにしたの
で、ユーザが好みの銘柄の米を選択してそれを無洗米に
することができる。そして、玄米から無洗米にする作業
を連続して行えるので、家庭において玄米の状態で貯蔵
でき、食味を損なわずに且つ煩わしい作業を省略するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の精米機を示す内部断面図であ
る。
【図2】実施例の制御系を示すブロック図である。
【図3】実施例の制御部7に内蔵されるメモリ26のテ
ーブルを示す図である。
【図4】実施例の動作を示すフローチャート図である。
【図5】実施例のモータ制御を示すフローチャート図で
ある。
【図6】実施例の回転数を可変する制御を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 本体 2 外容器 7 制御部 8 操作パネル 9 内容器 12 対流羽根 26 記憶手段(メモリ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米粒より細かい網目を持つ金属製網状材
    からなる内容器と、該内容器を内装する外容器と、前記
    内容器の底部に突出する回転軸と、該回転軸に着脱され
    る対流羽根と、回転軸を回転駆動するモータとを備えた
    精米機において、 内容器に玄米を入れ、モータを所定の回転数で所定時間
    駆動して対流羽根を回転させ玄米を白米にした後、モー
    タの回転数を少なくして所定時間駆動して対流羽根を回
    転させ白米を無洗米にする精米−米研ぎ機能を備えたこ
    とを特徴とする精米機。
  2. 【請求項2】 米粒より細かい網目を持つ金属製網状材
    からなる内容器と、該内容器を内装する外容器と、前記
    内容器の底部に突出する回転軸と、該回転軸に着脱され
    る対流羽根と、回転軸を回転駆動するモータとを備えた
    精米機において、 内容器に玄米を入れ、モータを所定の回転数で所定時間
    駆動して精米羽根を回転させ玄米を白米にする精米コー
    スと、モータを精米コースよりも少ない回転数で所定時
    間駆動して対流羽根を回転させ白米を無洗米にする米研
    ぎコースと、精米コースと米研ぎコースとを連続して行
    う精米−米研ぎコースとを備えたことを特徴とする精米
    機。
  3. 【請求項3】 上記請求項2記載の精米機において、各
    米処理コースの中から希望するコースを選択する選択手
    段と、処理する米の量を設定する米量設定手段と、前記
    選択手段で選択される処理コースと前記米量設定手段で
    設定される米量に応じたモータの駆動時間及び回転数を
    記憶した記憶手段と、該記憶手段のデータに基づいてモ
    ータを駆動制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
    る精米機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115007246A (zh) * 2021-03-03 2022-09-06 麦稻智慧粮食有限公司 一种自动碾磨系统

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CN115007246A (zh) * 2021-03-03 2022-09-06 麦稻智慧粮食有限公司 一种自动碾磨系统

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