JP2001190428A - 米研ぎ方法及び装置 - Google Patents
米研ぎ方法及び装置Info
- Publication number
- JP2001190428A JP2001190428A JP2000002929A JP2000002929A JP2001190428A JP 2001190428 A JP2001190428 A JP 2001190428A JP 2000002929 A JP2000002929 A JP 2000002929A JP 2000002929 A JP2000002929 A JP 2000002929A JP 2001190428 A JP2001190428 A JP 2001190428A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rice
- motor
- inner container
- rotating shaft
- white rice
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Food-Manufacturing Devices (AREA)
- Adjustment And Processing Of Grains (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 米を研ぐ作業を簡便化する米研ぎ装置で、水
を使わずにとぎ汁を出さないこと目的とするものであ
る。 【構成】 外容器2の内面に所定の間隔を保って設置さ
れ、米粒より細かい網目を持つ金属製網状材からなる内
容器9と、内容器9の底部に突出する回転軸4に着脱さ
れる回転羽根12と、モータ3とを備え、内容器9に研
ぐ前の白米を入れ、モータ駆動による回転羽根12の回
転により白米の対流を起こさせ、米同士の摩擦及び内容
器内面との接触により白米表面に付着した糠及び酸化層
を削り取る米研ぎ方法を行うために、内容器9に入れら
れる白米の量に応じた米研ぎに要するモータ3の駆動時
間を記憶したメモリ26を備えたものである。
を使わずにとぎ汁を出さないこと目的とするものであ
る。 【構成】 外容器2の内面に所定の間隔を保って設置さ
れ、米粒より細かい網目を持つ金属製網状材からなる内
容器9と、内容器9の底部に突出する回転軸4に着脱さ
れる回転羽根12と、モータ3とを備え、内容器9に研
ぐ前の白米を入れ、モータ駆動による回転羽根12の回
転により白米の対流を起こさせ、米同士の摩擦及び内容
器内面との接触により白米表面に付着した糠及び酸化層
を削り取る米研ぎ方法を行うために、内容器9に入れら
れる白米の量に応じた米研ぎに要するモータ3の駆動時
間を記憶したメモリ26を備えたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家庭において白米を
研ぐ手間を削減するための米研ぎ方法及びその装置に関
するものである。
研ぐ手間を削減するための米研ぎ方法及びその装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】米を研ぐ作業は、非常に面倒であり、手
肌の荒れや爪割れ等の原因となるため、敬遠されがちな
家事の一つである。また、米のとぎ汁は多くのリンを含
有し環境汚染の大きな要因の一つとして社会問題となっ
ている。このような背景の中で近年では研がずにそのま
ま炊ける米が販売され注目されている。しかし、現時点
で市販されているこのような米の銘柄は限られたもので
あり、ユーザが希望する銘柄の米を選択することはでき
ない。また、農家等のように縁故米を食しているユーザ
にとっては、やはり現状の手順により米を研ぐという作
業を行わざるを得ない。つまり、このような米を製造す
る装置は、大型で設備投資額も大きいということで、販
売店等においても設置するまでには至っていないので、
ユーザが希望する米を研がずにそのまま炊ける米にする
ことはできないのである。
肌の荒れや爪割れ等の原因となるため、敬遠されがちな
家事の一つである。また、米のとぎ汁は多くのリンを含
有し環境汚染の大きな要因の一つとして社会問題となっ
ている。このような背景の中で近年では研がずにそのま
ま炊ける米が販売され注目されている。しかし、現時点
で市販されているこのような米の銘柄は限られたもので
あり、ユーザが希望する銘柄の米を選択することはでき
ない。また、農家等のように縁故米を食しているユーザ
にとっては、やはり現状の手順により米を研ぐという作
業を行わざるを得ない。つまり、このような米を製造す
る装置は、大型で設備投資額も大きいということで、販
売店等においても設置するまでには至っていないので、
ユーザが希望する米を研がずにそのまま炊ける米にする
ことはできないのである。
【0003】一方、米研ぎ作業を簡便化する装置として
は、水道圧により米を対流させるものや、撹拌羽根を電
動駆動して水中で米を対流させるもの等が知られている
が、いずれも水を用いて米を研ぐものであり、米本来の
うまみや水溶性のビタミンが流出するだけでなく、一番
の問題であるとぎ汁が発生するという点が解決できな
い。
は、水道圧により米を対流させるものや、撹拌羽根を電
動駆動して水中で米を対流させるもの等が知られている
が、いずれも水を用いて米を研ぐものであり、米本来の
うまみや水溶性のビタミンが流出するだけでなく、一番
の問題であるとぎ汁が発生するという点が解決できな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決する課題
は、米研ぎの作業を簡便化するとともに、とぎ汁を出さ
ずに通常の白米をそのまま炊けるようにすること、つま
り水を使わないで米を研ぐ方法とその装置について提案
することにある。
は、米研ぎの作業を簡便化するとともに、とぎ汁を出さ
ずに通常の白米をそのまま炊けるようにすること、つま
り水を使わないで米を研ぐ方法とその装置について提案
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、網状の内容器に米研ぎ前の白米を入
れ、モータ駆動による回転羽根の回転により白米の対流
を起こさせ、米同士の摩擦及び内容器内面との接触によ
り白米表面に付着した糠及び白米表面の酸化層を削り取
るようにしたものである。
るために本発明は、網状の内容器に米研ぎ前の白米を入
れ、モータ駆動による回転羽根の回転により白米の対流
を起こさせ、米同士の摩擦及び内容器内面との接触によ
り白米表面に付着した糠及び白米表面の酸化層を削り取
るようにしたものである。
【0006】また、希望する量の白米をその量に合った
時間で研ぐために、研ぐ白米の量を設定する白米量設定
手段と、前記回転軸またはモータの駆動軸の回転数を検
出する回転数検出手段と、該白米量設定手段で設定され
る白米量に応じた米研ぎに要するモータの駆動時間を記
憶した記憶手段と、前記回転数検出手段で検出される回
転数に基づきモータの回転数を制御するようにしたもの
である。
時間で研ぐために、研ぐ白米の量を設定する白米量設定
手段と、前記回転軸またはモータの駆動軸の回転数を検
出する回転数検出手段と、該白米量設定手段で設定され
る白米量に応じた米研ぎに要するモータの駆動時間を記
憶した記憶手段と、前記回転数検出手段で検出される回
転数に基づきモータの回転数を制御するようにしたもの
である。
【0007】また、削り取った糠及び酸化物を白米と素
早く分離させるために、研ぐ白米の量を設定する白米量
設定手段と、前記回転軸またはモータの駆動軸の回転数
を検出する回転数検出手段と、該白米量設定手段で設定
される白米量に応じた米研ぎに要するモータの駆動時間
及び回転数を記憶した記憶手段と、前記回転数検出手段
で検出される回転数に基づき動作開始から所定時間まで
は白米を削る回転数にモータを制御し、所定時間経過後
は白米を削らない回転数でモータを制御するようにした
ものである。
早く分離させるために、研ぐ白米の量を設定する白米量
設定手段と、前記回転軸またはモータの駆動軸の回転数
を検出する回転数検出手段と、該白米量設定手段で設定
される白米量に応じた米研ぎに要するモータの駆動時間
及び回転数を記憶した記憶手段と、前記回転数検出手段
で検出される回転数に基づき動作開始から所定時間まで
は白米を削る回転数にモータを制御し、所定時間経過後
は白米を削らない回転数でモータを制御するようにした
ものである。
【0008】更に、米の研ぎ具合を任意に設定できるよ
うに、米研ぎに要するモータの駆動時間を任意に設定す
る米研ぎ度設定手段と、前記回転数検出手段で検出され
る回転数に基づき動作開始から前記米研ぎ度設定手段で
設定した所定時間まで白米の表面を削る回転数でモータ
で駆動するようにしたものである。
うに、米研ぎに要するモータの駆動時間を任意に設定す
る米研ぎ度設定手段と、前記回転数検出手段で検出され
る回転数に基づき動作開始から前記米研ぎ度設定手段で
設定した所定時間まで白米の表面を削る回転数でモータ
で駆動するようにしたものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、内容器に米研ぎ前の白米を入
れ、スタートさせると、モータ駆動による回転羽根の回
転により白米が対流する。この対流により米と米とが接
触し摩擦により表面に残る糠や酸化層が削り取られる。
その後、モータを低速回転させることにより取り除かれ
た糠等は内容器の網目から外容器内に排出されるととも
に、白米同士が擦れることによって白米のつや出しが行
われる。モータの駆動時間や回転数は、研ぐ米の量を選
択するだけで自動設定され、量に関わらず、常に同じ性
能で米を研ぐことが可能となる。また、研ぎ具合もモー
タの駆動時間を可変とすることで任意に変更することが
できる。
れ、スタートさせると、モータ駆動による回転羽根の回
転により白米が対流する。この対流により米と米とが接
触し摩擦により表面に残る糠や酸化層が削り取られる。
その後、モータを低速回転させることにより取り除かれ
た糠等は内容器の網目から外容器内に排出されるととも
に、白米同士が擦れることによって白米のつや出しが行
われる。モータの駆動時間や回転数は、研ぐ米の量を選
択するだけで自動設定され、量に関わらず、常に同じ性
能で米を研ぐことが可能となる。また、研ぎ具合もモー
タの駆動時間を可変とすることで任意に変更することが
できる。
【0010】
【実施例】以下その実施例について図面を基に説明す
る。図1は本発明一実施例の米研ぎ装置を示す内部断面
説明図である。1は正面視L型形状をなす本体、2は本
体1のL型水平部上面に着脱される外容器、3は本体1
のL型垂直部内に設けられるモータである。外容器2
は、有底円筒形状をなし、防音性を考慮して二重構造と
なっており、本体1に対し下側をねじ込むようにして固
定するバヨネット結合により取り付けられる。また、外
容器2の内底部には、円筒状に立ち上げた円筒部10が
形成され、米研ぎによって剥離された糠を外容器2内に
溜めておくことができるようになっている。
る。図1は本発明一実施例の米研ぎ装置を示す内部断面
説明図である。1は正面視L型形状をなす本体、2は本
体1のL型水平部上面に着脱される外容器、3は本体1
のL型垂直部内に設けられるモータである。外容器2
は、有底円筒形状をなし、防音性を考慮して二重構造と
なっており、本体1に対し下側をねじ込むようにして固
定するバヨネット結合により取り付けられる。また、外
容器2の内底部には、円筒状に立ち上げた円筒部10が
形成され、米研ぎによって剥離された糠を外容器2内に
溜めておくことができるようになっている。
【0011】9は外容器2内に取り付けられる内容器
で、下方にいくに従って横断面小となるような形状をな
し、米粒より小さな網目を持つ金属製網状材から形成さ
れる。内容器9の外底面には、外容器2の内底部に形成
される円筒部10に嵌合する円筒形の取付部11を設け
ており、この取付部11の中心から回転軸4が貫通さ
れ、回転軸4の下端には本体1側の下カップリング6と
連結する上カップリング5が取り付けられている。図示
しないが、内容器を9を外容器2内に取り付ける際に
は、取付部11側に設けた縦リブを凸部10側に設けた
スリットに嵌めることで行われる。このような構成で内
容器9を外容器2内に取り付けると、内容器9側の上カ
ップリング5と本体1側の下カップリング6が連結し、
モータ3の回転がベルト伝動部を介して伝達され、回転
軸4を回転するのである。
で、下方にいくに従って横断面小となるような形状をな
し、米粒より小さな網目を持つ金属製網状材から形成さ
れる。内容器9の外底面には、外容器2の内底部に形成
される円筒部10に嵌合する円筒形の取付部11を設け
ており、この取付部11の中心から回転軸4が貫通さ
れ、回転軸4の下端には本体1側の下カップリング6と
連結する上カップリング5が取り付けられている。図示
しないが、内容器を9を外容器2内に取り付ける際に
は、取付部11側に設けた縦リブを凸部10側に設けた
スリットに嵌めることで行われる。このような構成で内
容器9を外容器2内に取り付けると、内容器9側の上カ
ップリング5と本体1側の下カップリング6が連結し、
モータ3の回転がベルト伝動部を介して伝達され、回転
軸4を回転するのである。
【0012】12は回転軸4の先端に取り付けられる回
転羽根で、略円筒形の主体13と、主体13の下側から
内容器9の内面に向かって水平に延び、その先端を垂直
に立ち上げて形成される複数のブレード14とから構成
されている。これにより、内容器9内に投入された白米
を矢印線aのように強制循環させて米同士が擦れ合うこ
とにより米表面が削られ余分な肌糠や糠の浸透によって
生成された酸化層が削り取られる。
転羽根で、略円筒形の主体13と、主体13の下側から
内容器9の内面に向かって水平に延び、その先端を垂直
に立ち上げて形成される複数のブレード14とから構成
されている。これにより、内容器9内に投入された白米
を矢印線aのように強制循環させて米同士が擦れ合うこ
とにより米表面が削られ余分な肌糠や糠の浸透によって
生成された酸化層が削り取られる。
【0013】7はコントローラで、その上方の本体1上
面に操作パネル8を露出させ、操作パネル8における入
力操作に応じてモータ3を制御する。16は外容器2の
上方開口を覆う蓋、17は外容器2の外側に設けられる
取手であり、外容器2と蓋16とは、いずれか一方もし
くは両方ともプラスチックまたはガラス等の透明材から
なり、外容器2内の様子が外から観察できるようになっ
ている。
面に操作パネル8を露出させ、操作パネル8における入
力操作に応じてモータ3を制御する。16は外容器2の
上方開口を覆う蓋、17は外容器2の外側に設けられる
取手であり、外容器2と蓋16とは、いずれか一方もし
くは両方ともプラスチックまたはガラス等の透明材から
なり、外容器2内の様子が外から観察できるようになっ
ている。
【0014】図2は実施例の制御系を示すブロック図で
ある。19はモータ3の駆動回路で、モータ3の回転数
を検出する回転数検出回路20と、モータ3への通電を
オン−オフする回転数可変回路21とを備えている。モ
ータ3は、高トルク・高回転数を出力する交流ブラシモ
ータを採用している。回転数検出回路20は、電流検出
用の抵抗20aと、電源交流波形を増幅する増幅回路2
0bと、該増幅回路20bで増幅される電源交流波形か
ら交流ブラシモータ3の回転に伴うブラシとコイルとの
接触によって生じる起電流波形を取り出すフィルタ回路
20cと、該フィルタ回路20cで取り出した電流波形
を整形する波形整形回路20dとからなる。回転数可変
回路21は、モータ3への通電を所定周期単位で断通さ
せるスイッチング回路で構成されている。尚、回転数を
検出する手段として、回転軸やモータの駆動軸に直接タ
コジェネレータやエンコーダ等回転検出器を取り付ける
ようにしてもよい。
ある。19はモータ3の駆動回路で、モータ3の回転数
を検出する回転数検出回路20と、モータ3への通電を
オン−オフする回転数可変回路21とを備えている。モ
ータ3は、高トルク・高回転数を出力する交流ブラシモ
ータを採用している。回転数検出回路20は、電流検出
用の抵抗20aと、電源交流波形を増幅する増幅回路2
0bと、該増幅回路20bで増幅される電源交流波形か
ら交流ブラシモータ3の回転に伴うブラシとコイルとの
接触によって生じる起電流波形を取り出すフィルタ回路
20cと、該フィルタ回路20cで取り出した電流波形
を整形する波形整形回路20dとからなる。回転数可変
回路21は、モータ3への通電を所定周期単位で断通さ
せるスイッチング回路で構成されている。尚、回転数を
検出する手段として、回転軸やモータの駆動軸に直接タ
コジェネレータやエンコーダ等回転検出器を取り付ける
ようにしてもよい。
【0015】前記操作パネル8には、研ぐ白米の量を設
定する白米量選択キー22と、動作を開始および動作を
停止するためのスタート/ストップキー23と、米とぎ
の時間を設定し米の研ぎ具合を選択する米研ぎ度選択キ
ー24と、入力している間だけモータが回転し米研ぎの
不足を補うための追加キー25が設けられている。白米
量選択キー22では1合〜5合までの白米量が選択で
き、米研ぎ度選択キー24では3段階(しっかり、ふつ
う、だいたい)の研ぎ具合が選択できるようになってい
る。26はコントローラ7に内蔵されるメモリで、白米
量選択キー22で白米量を選択した初期状態で設定され
るモータの駆動時間、制御する回転数及び動作開始時の
モータ通電率が記憶されている。
定する白米量選択キー22と、動作を開始および動作を
停止するためのスタート/ストップキー23と、米とぎ
の時間を設定し米の研ぎ具合を選択する米研ぎ度選択キ
ー24と、入力している間だけモータが回転し米研ぎの
不足を補うための追加キー25が設けられている。白米
量選択キー22では1合〜5合までの白米量が選択で
き、米研ぎ度選択キー24では3段階(しっかり、ふつ
う、だいたい)の研ぎ具合が選択できるようになってい
る。26はコントローラ7に内蔵されるメモリで、白米
量選択キー22で白米量を選択した初期状態で設定され
るモータの駆動時間、制御する回転数及び動作開始時の
モータ通電率が記憶されている。
【0016】図3はメモリ26に記憶されるテーブルデ
ータを示している。動作開始時すなわちモータ起動時の
通電率は、研ぐ白米量によって起動時に加わる回転負荷
が異なる点を考慮したものであり、白米量に関係なく適
正な所定の回転数で米研ぎが行われるように、量が少な
い場合には遅く、多い場合は早く始動させるように設定
されている(n1>…>n5)。ここでいうモータの通
電率は、一定周期中に通電するサイクル数の割合を示し
たものであり、起動時に負荷がかかる5合では通電率つ
まりオン時間を長くし、逆に負荷が1合ではオン時間を
短くするのであるが、詳細は回転数制御の部分で説明す
る。尚、回転数を変化させる方式は、通電位相角を変化
させて回転数を変化させたり、インバータで周波数制御
にしたりするなど、特に限定はない。
ータを示している。動作開始時すなわちモータ起動時の
通電率は、研ぐ白米量によって起動時に加わる回転負荷
が異なる点を考慮したものであり、白米量に関係なく適
正な所定の回転数で米研ぎが行われるように、量が少な
い場合には遅く、多い場合は早く始動させるように設定
されている(n1>…>n5)。ここでいうモータの通
電率は、一定周期中に通電するサイクル数の割合を示し
たものであり、起動時に負荷がかかる5合では通電率つ
まりオン時間を長くし、逆に負荷が1合ではオン時間を
短くするのであるが、詳細は回転数制御の部分で説明す
る。尚、回転数を変化させる方式は、通電位相角を変化
させて回転数を変化させたり、インバータで周波数制御
にしたりするなど、特に限定はない。
【0017】モータの駆動時間は、白米量選択キー22
で白米量を選択すると、量に応じた初期設定時間(a〜
e及びf〜j)が設定される。この設定時間は米研ぎ度
選択キー24で選択可能な3段階の駆動時間のうち、ふ
つうのレベルに設定されており、米研ぎ度選択キー24
によりこの初期設定の時間をそれぞれ1段階づつ加減す
ることができるようになっている。この駆動時間の違い
により、米研ぎにおける米表面の削れ度合が異なる。こ
こでは、米研ぎ度ふつうで1.5%の重量減が得られる程
度に時間設定されており、だいたいでは1%、しっかり
では2%削れる時間で設定されている。
で白米量を選択すると、量に応じた初期設定時間(a〜
e及びf〜j)が設定される。この設定時間は米研ぎ度
選択キー24で選択可能な3段階の駆動時間のうち、ふ
つうのレベルに設定されており、米研ぎ度選択キー24
によりこの初期設定の時間をそれぞれ1段階づつ加減す
ることができるようになっている。この駆動時間の違い
により、米研ぎにおける米表面の削れ度合が異なる。こ
こでは、米研ぎ度ふつうで1.5%の重量減が得られる程
度に時間設定されており、だいたいでは1%、しっかり
では2%削れる時間で設定されている。
【0018】また、回転数は、白米量に関係なく与えら
れており、白米表面が削れる回転数r1と削れない回転
数r2とが設定されている。尚、これら駆動時間の選択
可能な範囲や回転数の段階は、特に限定されるものでは
なく、駆動時間を3段階以上、回転数も2段階以上、可
変するようにしてもよい。
れており、白米表面が削れる回転数r1と削れない回転
数r2とが設定されている。尚、これら駆動時間の選択
可能な範囲や回転数の段階は、特に限定されるものでは
なく、駆動時間を3段階以上、回転数も2段階以上、可
変するようにしてもよい。
【0019】このように構成する本実施例における動作
・使用法を説明する。ここでは、3合の白米を研ぐ場合
を例に説明する。まず、内容器9内に正確に計量した3
合の白米を入れ、白米量選択キー22で3合を選択す
る。すると、起動時の通電率n3、回転数r1での駆動
を時間cで行い、回転数r2での駆動を時間hで行うと
いう初期設定がコントローラ7に与えられる。この状態
から米研ぎ度選択キー24を入力することにより、時間
cを加減し、より厳密な米研ぎを行うか、簡単な米研ぎ
を行うかを選択することができる。
・使用法を説明する。ここでは、3合の白米を研ぐ場合
を例に説明する。まず、内容器9内に正確に計量した3
合の白米を入れ、白米量選択キー22で3合を選択す
る。すると、起動時の通電率n3、回転数r1での駆動
を時間cで行い、回転数r2での駆動を時間hで行うと
いう初期設定がコントローラ7に与えられる。この状態
から米研ぎ度選択キー24を入力することにより、時間
cを加減し、より厳密な米研ぎを行うか、簡単な米研ぎ
を行うかを選択することができる。
【0020】希望する白米量及び米研ぎ度を選択した
後、スタート/ストップキー24を押すと、図4に示す
コントローラ7のメインルーチンに沿って動作が実行さ
れる。白米量が3合である場合、前記設定に基づくデー
タをロードし(1)、モータ3は通電率n3で駆動を開
始する(2)。この通電率n3は、3合の白米を回転さ
せる場合に生じる負荷で、回転数r1への立ち上がりを
できるだけ早めようとする観点から設定されたものであ
り、その後は選択した米研ぎ度に準じた時間c経過する
まで回転数r1に回転制御される(3)(4)。
後、スタート/ストップキー24を押すと、図4に示す
コントローラ7のメインルーチンに沿って動作が実行さ
れる。白米量が3合である場合、前記設定に基づくデー
タをロードし(1)、モータ3は通電率n3で駆動を開
始する(2)。この通電率n3は、3合の白米を回転さ
せる場合に生じる負荷で、回転数r1への立ち上がりを
できるだけ早めようとする観点から設定されたものであ
り、その後は選択した米研ぎ度に準じた時間c経過する
まで回転数r1に回転制御される(3)(4)。
【0021】回転制御は、図5のサブルーチンに沿って
実行される。所定のタイミングで割り込み信号が入る
と、図4のメインルーチンから図5のサブルーチンに移
行し、回転数検出回路20で検出される現時点でのモー
タの回転数rを取り込み(7)、この取り込んだ回転数
rと実際に制御する回転数r1とが比較される(8)。
ここで、r<r1であれば、モータの回転数を上げるた
めにモータへの通電を1サイクル長くする信号を回転数
可変回路21に送り、モータの通電率を上げる(9)。
逆に、r>r1であれば、モータの回転数を下げるため
にモータへの通電を1サイクル短くする信号を回転数可
変回路21に送り、モータの通電率を下げる(10)と
いう制御を行っている。
実行される。所定のタイミングで割り込み信号が入る
と、図4のメインルーチンから図5のサブルーチンに移
行し、回転数検出回路20で検出される現時点でのモー
タの回転数rを取り込み(7)、この取り込んだ回転数
rと実際に制御する回転数r1とが比較される(8)。
ここで、r<r1であれば、モータの回転数を上げるた
めにモータへの通電を1サイクル長くする信号を回転数
可変回路21に送り、モータの通電率を上げる(9)。
逆に、r>r1であれば、モータの回転数を下げるため
にモータへの通電を1サイクル短くする信号を回転数可
変回路21に送り、モータの通電率を下げる(10)と
いう制御を行っている。
【0022】すなわち、例示する3合の場合には、図6
(a)に示すように16サイクル中の5サイクルモータ
通電−11サイクルモータ非通電とする通電率n3で起
動し、所定のタイミングで検出される回転数がr1より
も低い場合には、図6(b)に示すようにモータ通電を
1サイクル長くした6サイクルモータ通電−10サイク
ルモータ非通電にし、逆に回転数がr1よりも低い場合
には、図6(c)に示すようにモータ通電を1サイクル
短くした4サイクルモータ通電−12サイクルモータ非
通電にして、結果的に回転数r1に近づけていくように
制御されるのである。これにより、モータ3は常に制御
する回転数で回転することになり、常に安定した回転動
作が実行されるのである。
(a)に示すように16サイクル中の5サイクルモータ
通電−11サイクルモータ非通電とする通電率n3で起
動し、所定のタイミングで検出される回転数がr1より
も低い場合には、図6(b)に示すようにモータ通電を
1サイクル長くした6サイクルモータ通電−10サイク
ルモータ非通電にし、逆に回転数がr1よりも低い場合
には、図6(c)に示すようにモータ通電を1サイクル
短くした4サイクルモータ通電−12サイクルモータ非
通電にして、結果的に回転数r1に近づけていくように
制御されるのである。これにより、モータ3は常に制御
する回転数で回転することになり、常に安定した回転動
作が実行されるのである。
【0023】さて、モータが回転数r1で制御される時
間cは、米を対流させることにより米同士を擦り合わせ
て、米研ぎの際に濁りの原因となる米表面の肌糠や酸化
層を取り除く剥離工程が実行される。剥離工程では、羽
根12の回転に伴い、回転するブレード14により内容
器9底部の米が外側に押しやられ、変わって内容器9中
央の米が羽根主体13に沿って流下するので、図1の矢
印線aのように対流し、これにより米粒同士が擦れ合っ
て表面に残る糠や変色した部分が取り除かれる。このと
き、内容器9は網状をなしているため、取り除かれた糠
などは、その大部分が内容器9の網目から外容器2に排
出されることになる。尚、本出願人の実験によれば、回
転数r1を1600〜1800rpmの間に設定し、3
合時の剥離工程の時間cを加減分を含めて4〜6分の間
にすることで、高品質の米研ぎが行われた。
間cは、米を対流させることにより米同士を擦り合わせ
て、米研ぎの際に濁りの原因となる米表面の肌糠や酸化
層を取り除く剥離工程が実行される。剥離工程では、羽
根12の回転に伴い、回転するブレード14により内容
器9底部の米が外側に押しやられ、変わって内容器9中
央の米が羽根主体13に沿って流下するので、図1の矢
印線aのように対流し、これにより米粒同士が擦れ合っ
て表面に残る糠や変色した部分が取り除かれる。このと
き、内容器9は網状をなしているため、取り除かれた糠
などは、その大部分が内容器9の網目から外容器2に排
出されることになる。尚、本出願人の実験によれば、回
転数r1を1600〜1800rpmの間に設定し、3
合時の剥離工程の時間cを加減分を含めて4〜6分の間
にすることで、高品質の米研ぎが行われた。
【0024】時間c経過後は、米が削れない程度の回転
数r2で回転羽根12を回転させる除糠工程が時間hの
間行われる(5)(6)。ここでの回転制御も上述した
図5に基づいた制御と同じである。除糠工程では、剥離
工程で削り取られた糠や不純物を回転羽根12の回転力
により更に確実に内容器9の網状部から外容器2内に拭
き飛ばす作業が行われる。除糠工程でのモータ回転数r
2は、必要以上に米が削れないようにするため、剥離工
程でのモータ回転数r1よりもかなり低く設定されてい
るため、白米を削ることなく、削り取った部分が確実に
米と分離され、白米同士が適度に擦れ合うために米のつ
や出しも図られる。本出願人の実験によれば、回転数r
2を150〜200rpmの間に設定し、3合時の除糠
工程の時間hを4〜5分の間にすることで、確実な除糠
を行うことができた。尚、米のつや出しは、除糠工程よ
りも更に回転数を落として別途行うようにしてよい。
数r2で回転羽根12を回転させる除糠工程が時間hの
間行われる(5)(6)。ここでの回転制御も上述した
図5に基づいた制御と同じである。除糠工程では、剥離
工程で削り取られた糠や不純物を回転羽根12の回転力
により更に確実に内容器9の網状部から外容器2内に拭
き飛ばす作業が行われる。除糠工程でのモータ回転数r
2は、必要以上に米が削れないようにするため、剥離工
程でのモータ回転数r1よりもかなり低く設定されてい
るため、白米を削ることなく、削り取った部分が確実に
米と分離され、白米同士が適度に擦れ合うために米のつ
や出しも図られる。本出願人の実験によれば、回転数r
2を150〜200rpmの間に設定し、3合時の除糠
工程の時間hを4〜5分の間にすることで、確実な除糠
を行うことができた。尚、米のつや出しは、除糠工程よ
りも更に回転数を落として別途行うようにしてよい。
【0025】除去された糠は、主に外容器2の内底隅部
(図1のb部)に堆積することになるが、内容器9がホ
ッパー状であるのに対し、外容器2が円筒状であるの
で、この堆積しやすい部分では精米容器9と外容器2と
のクリアランスが確保され、集中的に糠が堆積しても糠
が内容器9に戻ることが避けられる。
(図1のb部)に堆積することになるが、内容器9がホ
ッパー状であるのに対し、外容器2が円筒状であるの
で、この堆積しやすい部分では精米容器9と外容器2と
のクリアランスが確保され、集中的に糠が堆積しても糠
が内容器9に戻ることが避けられる。
【0026】剥離工程及び除糠工程が終了すると、モー
タ3を停止させて、米研ぎ終了となる。研いだ後は、外
容器2を本体1から取り外し、外容器2から内容器9を
取り外すようにすれば、内容器9には米、外容器2には
糠・不純物と分別して取り出すことができる。そして、
この結果得られる白米は、糠や不純物が削り取られた炊
飯前に研ぐ必要がない無洗米となる。出願人の実験によ
れば、この無洗米を炊いたものと、通常水で研いだ米を
炊いたものと比べ、食感・食味とも同等もしくはそれ以
上のものが得られた。
タ3を停止させて、米研ぎ終了となる。研いだ後は、外
容器2を本体1から取り外し、外容器2から内容器9を
取り外すようにすれば、内容器9には米、外容器2には
糠・不純物と分別して取り出すことができる。そして、
この結果得られる白米は、糠や不純物が削り取られた炊
飯前に研ぐ必要がない無洗米となる。出願人の実験によ
れば、この無洗米を炊いたものと、通常水で研いだ米を
炊いたものと比べ、食感・食味とも同等もしくはそれ以
上のものが得られた。
【0027】このような一連の米研ぎ作業が終了した
後、実際の米の状態を見て糠離れが悪いと思う場合は、
追加キー25を押せば除糠工程の回転数での米研ぎ動作
を追加することができる。この際、追加キー25を入力
している間だけモータ3を駆動させることができるの
で、透明な蓋11を介して米を観察し適当なところで追
加キー25を離せば良い。この時もモータ3の駆動は前
記した回転数検出と、回転数可変制御に基づいて実行さ
れることはいうまでもない。
後、実際の米の状態を見て糠離れが悪いと思う場合は、
追加キー25を押せば除糠工程の回転数での米研ぎ動作
を追加することができる。この際、追加キー25を入力
している間だけモータ3を駆動させることができるの
で、透明な蓋11を介して米を観察し適当なところで追
加キー25を離せば良い。この時もモータ3の駆動は前
記した回転数検出と、回転数可変制御に基づいて実行さ
れることはいうまでもない。
【0028】また、除糠工程における糠の排出・分離の
効率を向上させるために送風ブロワや吸引ファン等の排
出手段を設けると、糠切れがよく炊飯時に水に入れても
ほとんど濁りがない高品質な無洗米を得ることができ
る。この場合、剥離工程から除糠工程まで継続して作用
させるか、除糠工程のみ作用させるかして、動作中の白
米に作用させ、網から排出されずに米の間に残る糠を浮
かび上がらせて取り除くことができるものである。
効率を向上させるために送風ブロワや吸引ファン等の排
出手段を設けると、糠切れがよく炊飯時に水に入れても
ほとんど濁りがない高品質な無洗米を得ることができ
る。この場合、剥離工程から除糠工程まで継続して作用
させるか、除糠工程のみ作用させるかして、動作中の白
米に作用させ、網から排出されずに米の間に残る糠を浮
かび上がらせて取り除くことができるものである。
【0029】
【発明の効果】この発明は以上のように構成され、モー
タ駆動による回転羽根の回転により白米の対流を起こさ
せ、米同士の摩擦及び内容器内面との接触により白米表
面に付着した糠及び不純物を削り取るようにしたので、
従来の米研ぎ作業が簡便化するという効果に加え、水を
使わずに米を研ぐことができるので、とぎ汁が発生せ
ず、環境に優しい装置を提供できる。
タ駆動による回転羽根の回転により白米の対流を起こさ
せ、米同士の摩擦及び内容器内面との接触により白米表
面に付着した糠及び不純物を削り取るようにしたので、
従来の米研ぎ作業が簡便化するという効果に加え、水を
使わずに米を研ぐことができるので、とぎ汁が発生せ
ず、環境に優しい装置を提供できる。
【0030】また、白米の量に応じてモータを所定時
間、所定の回転数で回転させて白米の対流を起こさせる
ようにしたので、米研ぎ動作の回転制御は研ぐ白米量に
適したデータに基づいて行われ、量に関係なく常時同じ
品質の無洗米を得ることができる。
間、所定の回転数で回転させて白米の対流を起こさせる
ようにしたので、米研ぎ動作の回転制御は研ぐ白米量に
適したデータに基づいて行われ、量に関係なく常時同じ
品質の無洗米を得ることができる。
【0031】更に、米同士の摩擦及び内容器内面との接
触により白米表面に残留した糠及び不純物を削り取る剥
離工程と、剥離工程時よりも遅く回転させて削り取った
糠及び不純物を内容器の網目から外容器に排出する除糠
工程を行うため、確実な糠と米との分離が図られ、より
品質の高い無洗米とすることができる。
触により白米表面に残留した糠及び不純物を削り取る剥
離工程と、剥離工程時よりも遅く回転させて削り取った
糠及び不純物を内容器の網目から外容器に排出する除糠
工程を行うため、確実な糠と米との分離が図られ、より
品質の高い無洗米とすることができる。
【図1】本発明一実施例の米研ぎ装置を示す内部断面図
である。
である。
【図2】実施例の制御系を示すブロック図である。
【図3】実施例のコントローラ7に内蔵されるメモリ2
8のテーブルを示す図である。
8のテーブルを示す図である。
【図4】実施例の動作を示すフローチャート図である。
【図5】実施例の回転制御を示すフローチャート図であ
る。
る。
【図6】実施例の回転数を可変する制御を示す説明図で
ある。
ある。
1 本体 2 外容器 8 操作パネル 9 内容器 12 回転羽根 19 駆動回路 20 回転数検出回路 21 回転数可変回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B053 AA01 BA17 BB02 BC01 BC12 BE01 BE14 BF03 BF14 BJ02 BJ20 BK01 BK32 BK36 BK39 BL01 BL20 4D043 BC15 DL04 DL08 DL10
Claims (9)
- 【請求項1】 外容器と、該外容器の内面と所定の間隔
を保って設置され、米粒より細かい網目を持つ金属製網
状材からなる内容器と、該内容器の底部に突出する回転
軸と、該回転軸に着脱される回転羽根と、回転軸を駆動
するモータとを備え、内容器に研ぐ前の白米を入れ、モ
ータ駆動による回転羽根の回転により白米を前記内容器
内で対流させ、米同士の摩擦及び内容器内面との接触に
より白米表面に付着した糠及び白米表面の酸化層を削り
取る米研ぎ方法。 - 【請求項2】 外容器と、該外容器の内面と所定の間隔
を保って設置され、米粒より細かい網目を持つ金属製網
状材からなる内容器と、該内容器の底部に突出する回転
軸と、該回転軸に着脱される回転羽根と、回転軸を回転
駆動するモータと、前記内容器に入れられる白米の量に
応じた米研ぎに要するモータの駆動時間を記憶した記憶
手段を備えたことを特徴とする米研ぎ装置。 - 【請求項3】 外容器と、該外容器の内面と所定の間隔
を保って設置され、米粒より細かい網目を持つ金属製網
状材からなる内容器と、該内容器の底部に突出する回転
軸と、該回転軸に着脱される回転羽根と、回転軸を駆動
するモータとを備え、内容器に所定範囲内の量の白米を
合単位で入れ、入れた白米の量に応じてモータを所定時
間、所定の回転数で回転させて白米を前記内容器内で対
流させ、米同士の摩擦及び内容器内面との接触により白
米表面に付着した糠及び白米表面の酸化層を削り取る米
研ぎ方法。 - 【請求項4】 外容器と、該外容器の内面と所定の間隔
を保って設置され、米粒より細かい網目を持つ金属製網
状材からなる内容器と、該内容器の底部に突出する回転
軸と、該回転軸に着脱される回転羽根と、回転軸を回転
駆動するモータと、研ぐ白米の量を設定する白米量設定
手段と、前記回転軸またはモータの駆動軸の回転数を検
出する回転数検出手段と、該白米量設定手段で設定され
る白米量に応じた米研ぎに要するモータの駆動時間を記
憶した記憶手段と、前記回転数検出手段で検出される回
転数に基づきモータの回転数を制御する制御手段を備え
たことを特徴とする米研ぎ装置。 - 【請求項5】 外容器と、該外容器の内面と所定の間隔
を保って設置され、米粒より細かい網目を持つ金属製網
状材からなる内容器と、該内容器の底部に突出する回転
軸と、該回転軸に着脱される回転羽根と、回転軸を駆動
するモータとを備え、内容器に研ぐ前の白米を入れ、モ
ータ駆動による回転羽根の回転により前記内容器内で対
流させ、米同士の摩擦及び内容器内面との接触により白
米表面に付着した糠及び白米表面の酸化層を削り取る剥
離工程と、モータ駆動を変化させて回転羽根を剥離工程
時よりも遅く回転させて削り取った糠及び酸化層を内容
器の網目から外容器に排出する除糠工程を行う米研ぎ方
法。 - 【請求項6】 外容器と、該外容器の内面と所定の間隔
を保って設置され、米粒より細かい網目を持つ金属製網
状材からなる内容器と、該内容器の底部に突出する回転
軸と、該回転軸に着脱される回転羽根と、回転軸を回転
駆動するモータと、研ぐ白米の量を設定する白米量設定
手段と、前記回転軸またはモータの駆動軸の回転数を検
出する回転数検出手段と、該白米量設定手段で設定され
る白米量に応じた米研ぎに要するモータの駆動時間及び
回転数を記憶した記憶手段と、前記回転数検出手段で検
出される回転数に基づき動作開始から所定時間までは白
米の表面を削るための回転数にモータで駆動し、所定時
間経過後は白米が削られない回転数でモータを駆動する
制御手段を備えたことを特徴とする米研ぎ装置。 - 【請求項7】 外容器と、該外容器の内面と所定の間隔
を保って設置され、米粒より細かい網目を持つ金属製網
状材からなる内容器と、該内容器の底部に突出する回転
軸と、該回転軸に着脱される回転羽根と、回転軸を駆動
するモータとを備え、内容器に研ぐ前の白米を入れ、モ
ータ駆動による回転羽根の回転により前記内容器内で対
流させ、米同士の摩擦及び内容器内面との接触により白
米表面に付着した糠及び白米表面の酸化層を削り取る時
間を任意に変更して、米の削り具合を調節できるように
し、変更した時間に応じてモータを駆動する米研ぎ方
法。 - 【請求項8】 外容器と、該外容器の内面と所定の間隔
を保って設置され、米粒より細かい網目を持つ金属製網
状材からなる内容器と、該内容器の底部に突出する回転
軸と、該回転軸に着脱される回転羽根と、回転軸を回転
駆動するモータと、研ぐ白米の量を設定する白米量設定
手段と、前記回転軸またはモータの駆動軸の回転数を検
出する回転数検出手段と、米研ぎに要するモータの駆動
時間を任意に設定する米研ぎ度設定手段と、前記回転数
検出手段で検出される回転数に基づき動作開始から前記
米研ぎ度設定手段で設定した所定時間まで白米の表面を
削る回転数でモータで駆動する制御手段を備えたことを
特徴とする米研ぎ装置。 - 【請求項9】 請求項2又は4又は6又は8記載の米研
ぎ装置において、回転羽根の回転により削り取られた糠
及び酸化層の外容器内への排出を促進する排出手段を備
えたことを特徴とする米研ぎ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000002929A JP2001190428A (ja) | 2000-01-11 | 2000-01-11 | 米研ぎ方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000002929A JP2001190428A (ja) | 2000-01-11 | 2000-01-11 | 米研ぎ方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001190428A true JP2001190428A (ja) | 2001-07-17 |
Family
ID=18531965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000002929A Pending JP2001190428A (ja) | 2000-01-11 | 2000-01-11 | 米研ぎ方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001190428A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012024458A (ja) * | 2010-07-27 | 2012-02-09 | Zojirushi Corp | 加熱調理器およびその調理方法 |
-
2000
- 2000-01-11 JP JP2000002929A patent/JP2001190428A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012024458A (ja) * | 2010-07-27 | 2012-02-09 | Zojirushi Corp | 加熱調理器およびその調理方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5682871B2 (ja) | 卓上精米器および精米方法 | |
US7757984B2 (en) | Food processor | |
JP2963889B2 (ja) | 卓上精米器 | |
CN113384157A (zh) | 烹饪设备的清洗方法、装置及烹饪设备 | |
JP2001190428A (ja) | 米研ぎ方法及び装置 | |
JP2002011358A (ja) | 米処理装置 | |
CN110250951B (zh) | 一种食品加工机控制方法 | |
JP2000069898A (ja) | 精米機能を備えた食品加工装置および精米装置 | |
JP2011072706A (ja) | 炊飯器および炊飯器の制御方法 | |
JP4468573B2 (ja) | 精米機 | |
JP2002355567A (ja) | 洗米機能付き多機能卓上精米器 | |
JP4210377B2 (ja) | 精米用羽根 | |
JP2000126625A (ja) | 精米機 | |
JP2000218183A (ja) | 精米機 | |
JP4212071B2 (ja) | 精米機 | |
JP4914181B2 (ja) | 卓上精米器 | |
JP2002282718A (ja) | 洗米機能付き卓上精米器 | |
JP2002066350A (ja) | 米研ぎ器 | |
JP2001046891A (ja) | 無洗米の製造方法及び家庭用撹拌式無洗米機 | |
JP3383790B2 (ja) | 卓上精米器 | |
JP5050107B2 (ja) | 炊飯器 | |
JP2006061873A (ja) | 生ごみ処理機 | |
JP2006061873A5 (ja) | ||
JP2000024527A (ja) | 卓上精米器 | |
JP2002102726A (ja) | 米研ぎ器 |