JP2002186610A - X線ct装置及びx線透視検査装置 - Google Patents
X線ct装置及びx線透視検査装置Info
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- A61B6/548—Remote control of the apparatus or devices
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Abstract
被検体の投影データを高信頼性で収集・蓄積可能なこと
を課題とする。 【解決手段】 被検体100を挟んで相対向するX線管
40及びX線検出器アレイ70を備え、該X線検出器ア
レイから収集した投影データに基づき被検体のCT断層
像を再構成するX線CT装置において、X線検出器アレ
イ70の各検出信号を積分・A/D変換して各対応する
投影データを生成し、これらを収集・送出するデータ収
集手段1と、データ収集手段から送られる投影データを
メモリに記憶するデータ蓄積手段2とを備え、前記デー
タ収集手段1はビュー当たりの投影データ(ラインデー
タ)を識別可能なタイミング信号VGを送出すると共
に、前記データ蓄積手段2は受信したタイミング信号V
Gに基づきメモリの次の記憶開始アドレスを所定のアド
レスに更新する。
Description
線透視検査装置に関し、更に詳しくは、被検体を挟んで
相対向するX線管及びX線検出器を備え、該X線検出器
から収集した投影データに基づき被検体のCT断層像を
再構成するX線CT装置並びに同投影データに基づき被
検体の透視検査を行なうX線透視検査装置に関する。
視した全方向(全ビュー)からの各投影データ(ライン
データ)を注目する各点につき全方向から重ね合わせる
(バックプロジェクションする)ことでCT断層像を再
構成する基本原理に基づいている。従って、画像再構成
の際には全ビューのラインデータを全方向から正確にバ
ックプロジェクションする必要がある。
(ラインセンサ型X線TV装置等)では、ラインセンサ
で得た各投影データ(ラインデータ)を2次元的に並べ
て透視画像の2次元解析を行なっており、もし1ライン
(1ビュー)でも投影データがずれると、画像が検出器
ラインと垂直な方向に不連続となり、自動画像認識を行
なっている場合は、欠陥部誤検出の恐れがある。従っ
て、上記いずれの場合もラインデータが正確に収集さ
れ、かつ蓄積される必要がある。
(1),(2)で、図7は従来のX線CT装置の要部構
成図を示している。図において、30はX線ファンビー
ムにより被検体のアキシャル(Axial)/ヘリカル(H
erical)スキャン・読取を行う走査ガントリ、40は回
転陽極型のX線管、50はX線の体(z)軸方向の曝射
範囲を制限するコリメータ、100は被検体、20は被
検体100を載せて体軸方向に移動させる撮影テーブ
ル、70は多数(n=1000程度)のX線検出器素子
が円弧状の例えば一列に配列されているX線検出器(シ
ングルディテクタ)、80'はX線検出器70の検出信
号から投影データを生成・収集するデータ収集部(DA
S)、10はユーザが操作する遠隔の操作コンソール、
15’はデータ収集部80’からの投影データを蓄積す
るデータ収集バッファ、11はX線CT装置の主制御・
処理(スキャン制御,CT断層像再構成処理等)を行う
中央処理装置である。なお、図中の(x,y,z)は装
置に固定された直交座標系、(X,Y,Z)はX線検出
系(走査ガントリ30)に固定された直交座標系を夫々
表す。ここで、z=Zである。
線ファンビームは被検体100を透過して対向するX線
検出器70に一斉に入射する。データ収集部80’はX
線検出器70の各検出信号を積分及びA/D変換して投
影データg(X,θ)を生成し、これらを収集する。ここ
で、XはX線検出器70のチャネル(CH)方向の座標
(1〜n)、θは走査ガントリ30の回転角(ビュー
角)を夫々表す。更に、走査ガントリ30が僅かに回転
した各ビューで上記同様の投影を行い、こうして走査ガ
ントリ1回転分(1000ビュー程度)の投影データを
収集し、これらをケーブル22を介して遠隔のデータ収
集バッファ15’に蓄積する。更に、アキシャル/ヘリ
カルスキャン方式に従って撮影テーブル20を体軸方向
に間欠的/連続的に移動させ、こうして所要撮像領域に
ついての全投影データを収集し、蓄積する。そして、中
央処理装置11は、得られた全投影データに基づき被検
体100のCT断層像を再構成(Back Projection)
し、不図示の表示装置に表示する。
示す。今、走査ガントリ30の回転角=θiとすると、
被検体100のX線吸収係数分布f(x,y)について
の投影データg(X,θi)は(1)式で与えられる。
の投影データg(X,θj)についても同様である。
を示す。逆投影処理は、被検体100上の着目点(x,
y)を通過する全投影データg(X,θ)を全方向から逆投
影し、これらを重ね合わせることでX線吸収係数分布p
(x,y){≒f(x,y)}を推定する。即ち、この逆
投影法により再構成される着目点(x,y)の断層像は
(2)式で与えられる。
は、全ビューのラインデータg(X,θ)を全方向から正
確にバックプロジェクションする必要がある。
収集部80’とデータ収集バッファ15’間におけるデ
ータ転送・蓄積方式のタイミングチャートを示す。従来
は、1トータルスキャン分又はガントリ1回転分の全投
影データSDTをクロック信号DCKに同期させて一挙
(バースト的)に転送していた。
における投影データSDTの記憶態様を示す。上記デー
タ転送・蓄積が正しく行われた場合は、図示の如く、中
央処理装置11は1ライン(1ビュー)当たりのアドレ
ス間隔から各ラインデータi,j等の先頭アドレスを正
しく認識可能であり、よって全ラインデータを全方向か
ら正しくバックプロジェクションできる。
ーのX線を曝射するようなX線CT装置では、所謂X線
放電等によるノイズの発生も少なくなく、このために上
記データ収集・蓄積動作に少なからず悪影響を与える。
信号DCKの一部がノイズ等により失われた場合を示し
ている。例えばビューkのクロック信号DCKの一部が
途中で失われると、続くビュー(k+1)以降の各ライ
ンデータは図示の如く夫々詰まった位相で蓄積されてし
まい、この場合の中央処理装置11は、位相のずれたラ
インデータを抽出して全方向からバックプロジェクショ
ンを行うことになる。その結果、図8(B)に示す如
く、例えばビューjの投影データg(X,θj)はX軸
(矢印a)方向にずれた位相で逆投影されることとな
り、アーチファクトの原因(最悪の場合は撮影のやり直
し)となっていた。また、図示しないが、逆にクロック
信号DCKの一部がノイズ等により増える場合もあり、
この場合も上記同様の結果となっていた。
線透視検査装置でも同様に発生し、もし途中で1ライン
(1ビュー)でも投影データがずれると、各ラインデー
タの並び方は、例えば図7(c)に示す如くなってしま
い、画像の2次元解析を誤ってしまうことになる。
れたもので、その目的とする所は、被検体の投影データ
を高信頼性で収集・蓄積可能なX線CT装置及びX線透
視検査装置を提供することにある。
の構成により解決される。即ち、本発明(1)のX線C
T装置は、被検体100を挟んで相対向するX線管40
及びX線検出器70を備え、該X線検出器から収集した
投影データに基づき被検体のCT断層像を再構成するX
線CT装置において、X線検出器70の各検出信号を積
分・A/D変換して各対応する投影データを生成し、こ
れらを収集・送出するデータ収集手段1と、データ収集
手段から送られる投影データをメモリに記憶するデータ
蓄積手段2とを備え、前記データ収集手段1は1ビュー
当たりの投影データ(ラインデータ)を識別可能なタイ
ミング信号VGを送出すると共に、前記データ蓄積手段
2は受信したタイミング信号VGに基づきメモリの次の
記憶開始アドレスを所定のアドレスに更新するものであ
る。
ー当たりの各投影データ(ラインデータ)を識別可能な
タイミング信号VGを送出すると共に、データ蓄積手段
2は受信したタイミング信号VG(例えばVGの各立ち
上がり)に基づきメモリの次の記憶開始アドレスを各所
定のアドレスVAD1,VAD2,VAD3,…等に更
新する。
にクロック信号DCKの一部が失われたとしても、続く
ビュー3の投影データは、これとは関係無く該ビュー3
の記憶開始アドレスVAD3からデータ書込を開始され
るため、従来のような蓄積投影データの位相ずれは生じ
得ない。又はビュー2のデータ転送途中にクロック信号
DCKの一部が増えたとしても、続くビュー3の投影デ
ータは、これとは関係無く該ビュー3の記憶開始アドレ
スVAD3から上書きされるため、従来のような蓄積投
影データの位相ずれは生じ得ない。従って、本発明
(1)によれば、被検体の投影データを高信頼性で収集
・蓄積可能となる。
被検体を挟んで相対向するX線管及びX線検出器を備
え、該X線検出器から収集した投影データに基づき被検
体の透視検査を行なうX線透視検査装置において、X線
検出器の各検出信号を積分・A/D変換して各対応する
投影データを生成し、これらを収集・送出するデータ収
集手段と、データ収集手段から送られる投影データをメ
モリに記憶するデータ蓄積手段とを備え、前記データ収
集手段は1ビュー当たりの投影データを識別可能なタイ
ミング信号を送出すると共に、前記データ蓄積手段は受
信したタイミング信号に基づきメモリの次の記憶開始ア
ドレスを所定のアドレスに更新するものである。
好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通
して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。図
2は実施の形態によるX線CT装置の要部構成図で、本
発明に係るラインデータ収集・蓄積方式のX線CT装置
への適用例を示している。図において、10は操作コン
ソール、20は撮影テーブル、30は走査ガントリであ
る。
極型のX線管、41はX線管40の管電圧kV,管電流
mA,曝射時間Sec等を制御するX線制御部、50は
X線の体軸方向の曝射範囲を制限するコリメータ、51
はコリメータ制御部、70は多数(n=1000程度)
のX線検出器が円弧状の例えば一列に配列されているX
線検出器、80はX線検出器の検出データ(投影デー
タ)を生成・収集するデータ収集部(図1のデータ収集
手段1に相当)、60は走査ガントリ30を被検体体軸
の回りに回転させる回転制御部である。
CT装置の主制御・処理(スキャン計画処理,スキャン
制御,CT断層像再構成処理等)を行う中央処理装置、
11aはそのCPU、11bはCPU11aが使用する
主メモリ(MEM)、12はキーボードやマウス等を含
む入力装置、13はスキャン計画画面やスキャン結果の
CT断層像等を表示するための表示装置(CRT)、1
4はCPU11aと走査ガントリ30や撮影テーブル2
0との間で制御信号Cやモニタ信号SDのやり取りを行
う制御インタフェース、15はデータ収集部80からの
投影データを蓄積するデータ収集バッファ(図1のデー
タ蓄積手段2に相当)、16はX線CT装置の運用に必
要な各種データやアプリケーションプログラム等を記憶
している二次記憶装置(ディスク等)、17はCPU1
1aの共通バス(CB)である。
方式の構成を示す図で、図において、80はデータ収集
部、811〜81nはミラータイプの積分器、SH1〜
SHnはサンプルホールド回路、82は信号マルチプレ
クサ(MPX)、83はA/D変換器、84はタイミン
グ生成部(TG)、85は後述のデータ収集バッファ1
5に接続するインタフェース(DASIF)、22は接
続ケーブル、15はデータ収集バッファ、91は投影デ
ータを一時的に記憶するためのRAM、92は後述のビ
ューカウンタVCTRのビュー番号をRAM91の記憶
開始アドレス(上位ビット)に変換するためのROM、
93はの加算器、94はCPU11aの共通バスCBに
接続するインタフェース(CBIF)、EDはエッジ検
出部、FFはフリップフロップ、AはANDゲート回
路、VCTRはビューカウンタ、DCTRはデータカウ
ンタである。
管40からのファンビームは被検体100を透過してX
線検出器70に一斉に入射する。今、チャネルCH1の
信号検出処理に着目すると、X線検出器は入射X線ビー
ム強度に応じた電流信号を出力し、積分器811 は入力
の電流信号を所定時間積分し、サンプルホールド回路S
H1はその出力を所定のタイミングでサンプルホールド
する。他のチャネルCH2〜CHnの各信号検出処理に
ついても同様である。
ホールド回路SH1〜SHnの各サンプル出力を高速で
スキャンし、A/D変換器83は信号マルチプレクサ8
2の各出力を高速でA/D変換する。こうして得られた
一連の投影データは所定のフレーム転送フォーマットで
データ収集バッファ15に転送される。
示す。ここで、信号SGはスキャンゲート信号であり、
被検体100の全投影データを転送する間(例えばスキ
ャン開始からスキャン終了までの間)ONの信号であ
る。また信号VGはビューゲート信号であり、ビュー毎
の投影データ転送に同期してONとなる信号である。ビ
ュー毎とは、アキシャル/ヘリカルスキャンの場合は走
査ガントリ30の単位回転角度(即ち、ラインデータ)
毎を意味し、また走査ガントリ30の回転を固定して行
うスカウトスキャンでは体軸方向の単位ピッチ(即ち、
ラインデータ)毎を意味する。更に、信号SDTは投影
データの信号、また信号CLKは投影データをサンプリ
ングするためのクロック信号である。
介し、遠隔のデータ収集バッファ15に転送される。デ
ータ収集バッファ15において、エッジ検出部ED1は
スキャンゲート信号SGの立ち上がりを検出してスキャ
ン開始パルスSPを生成し、またエッジ検出部ED2は
各ビューゲート信号VGの立ち上がりを検出してビュー
開始パルスVPを生成する。
開始パルスSPによりリセット(初期化)され、その後
は各ビュー開始パルスVPによりカウントアップされ
る。そして、そのカウント出力はROM92で各ビュー
番号対応のデータ書込開始上位アドレスVADに変換さ
れる。一方、データカウンタDCTRは各ビュー開始パ
ルスVPによりリセット(初期化)され、その後は各ク
ロック信号DCKによりカウントアップされ、データ書
込のための下位アドレスDADを生成する。上記上位ア
ドレスVADと下位アドレスDADとは加算器93で加
算され、RAM91のアドレス端子WADに加えられ
る。そして、入力の各投影データSDTは入力の各クロ
ック信号DCKによりRAM91に順次書き込まれる。
更に、このRAM91の蓄積データは、インタフェース
94を介してCPU11aにより読み出される。
方式の動作タイミングチャートで、上記図3の構成に対
応する動作を示している。ビューカウンタVCTRはス
キャン開始パルスSPによりVCTR=0にリセットさ
れ、その後は各ビュー開始パルスVPによりVCTR=
1〜mとカウントアップされる。これに伴いデータ書込
開始上位アドレスVAD=VAD0〜VADmに更新さ
れる。
DCKaの一部が図示の如く欠けたとすると、データカ
ウンタDCTRのカウント出力DADがショートする結
果、そのデータ書込アドレスWAD(=VAD2+DA
D)はビュー2の最終書込アドレスにまで到達し得な
い。しかし、本実施の形態によれば、続くビュー3の書
込開始上位アドレスは、このような障害のあるクロック
信号DCKaとは関係無く、ビュー3の開始パルスVP
によりVAD3に更新(初期化)される結果、ビュー3
のデータは該ビュー3の書込開始アドレスWAD(=V
AD3+0)から正しくデータ書込開始される。
一部が図示の如く増加したとすると、データカウンタD
CTRのカウント出力DADがオーバーする結果、その
データ書込アドレスWAD(=VAD2+DAD)は次
のビュー3の書込アドレスにまで食い込んでしまう。し
かし、本実施の形態によれば、続くビュー3の書込開始
上位アドレスは、このような障害のあるクロック信号D
CKbとは関係無く、ビュー3の開始パルスVPにより
VAD3に更新(初期化)される結果、ビュー3のデー
タは該ビュー3の書込開始アドレスWAD(=VAD3
+0)から正しく上書きされる。
蓄積方式の動作タイミングチャートで、各ビューのデー
タ書込開始上位アドレスVADをビューゲート信号VG
の各立下りエッジに同期して更新する場合を示してい
る。なお、その構成を図示しないが、図5のタイミング
チャートから容易に実現できる。図5において、ビュー
カウンタVCTRはスキャン開始パルスSPによりVC
TR=0にリセットされ、その後はビューゲート信号V
Gの各立下りエッジを検出した各ビュー終了パルスVP
によりVCTR=1〜mとカウントアップされる。これ
に伴いデータ書込開始上位アドレスVAD=VAD0〜
VADmに更新される。
DCKaの一部が図示の如く欠けたとすると、データカ
ウンタDCTRのカウント出力DADがショートする結
果、そのデータ書込アドレスWAD(=VAD1+DA
D)はビュー2の最終書込アドレスにまで到達し得な
い。しかし、本実施の形態によれば、続くビュー3の書
込開始上位アドレスは、このような障害のあるクロック
信号DCKaとは関係無く、ビュー2の終了パルスVP
によりVAD2に更新(初期化)される結果、ビュー3
のデータは該ビュー3の書込開始アドレスWAD(=V
AD2+0)から正しくデータ書込開始される。
一部が図示の如く増加したとすると、データカウンタD
CTRのカウント出力DADがオーバーする結果、その
データ書込アドレスWAD(=VAD1+DAD)は次
のビュー3の書込アドレスにまで食い込んでしまう。し
かし、本実施の形態によれば、続くビュー3の書込開始
上位アドレスは、このような障害のあるクロック信号D
CKbとは関係無く、ビュー2の終了パルスVPにより
VAD2に更新(初期化)される結果、ビュー3のデー
タは該ビュー3の書込開始アドレスWAD(=VAD2
+0)から正しく上書きされる。従って、本実施の形態
によれば、被検体100の投影データを高信頼性で収集
・蓄積可能となる。
線TV装置(X線透視検査装置)の要部構成図で、本発
明に係るラインデータ収集・蓄積方式のラインセンサ型
X線TV装置への適用例を示している。図において、X
線管40からのX線ファンビームXLFBはベルトコン
ベア200等により一定速度で搬送される検査対象物
(被検体)100’を透過して対向するX線検出器70
に一斉に入射する。データ収集部80はX線検出器70
の各検出信号を積分及びA/D変換して投影データg
(X,θ)を生成し、これらを収集する。ここで、Xは
X線検出器70のチャネル(CH)方向の座標、θはビ
ュー角(撮影中は固定)を夫々表す。更に、被検体10
0’が僅かに搬送された各ビューで上記同様の投影を行
い、こうして被検体100’についての各ラインデータ
を収集し、これらをデータ収集バッファ15に蓄積す
る。
ファ15は、例えば上記図3に示した如く構成されてお
り、よってX線曝射に起因する放電ノイズ等が発生して
も、データ収集バッファ15における各蓄積ラインデー
タの間に位相のずれは生じ得ない。従って、本実施の形
態においても、検査対象物(被検体)100’の投影デ
ータを高信頼性で収集・蓄積可能となる。
画像処理装置110は、データ収集バッファ15の蓄積
データをもとに被検体100’の透視映像をTVモニタ
111に表示すると共に、該蓄積データをもとに透視映
像の画像解析をリアルタイムに行う。そして、自動判定
部112は、画像処理装置110による画像解析結果の
特徴情報と本装置が予め保持する欠陥部等の特徴情報と
を比較し、欠陥の存在が認識された場合は、その旨を警
報発生部113にリアルタイムで出力する。
器70を備えるX線CT装置やX線透視検査装置への適
用例を述べたが、これに限らない。本発明は多数のX線
検出器が円弧状の複数列に配列されている多列検出器を
備えるX線CT装置やX線透視検査装置にも適用でき
る。
22に転送されるデータSDTはビットシリアルでも、
ビットパラレルでも良い。いずれにしても、必要ならシ
リアル−パラレル変換器、パラレルーシリアル変換器が
設けられる。またケーブル22の素材は、ツイスト線や
同軸ケーブルの他、光ファイバでも良い。
形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部
の構成、制御、処理及びこれらの組み合わせの様々な変
更が行えることは言うまでも無い。
の投影データを高信頼性で収集・蓄積可能となり、よっ
て被検体のCT断層像を正しく再生できる。又は被検体
(検査対象物)の透視検査(画像解析)を正しく行え
る。従って、X線CT装置並びにX線透視検査装置の信
頼性向上に寄与するところが極めて大きい。
ある。
を示す図である。
タイミングチャートである。
動作タイミングチャートである。
の要部構成図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 被検体を挟んで相対向するX線管及びX
線検出器を備え、該X線検出器から収集した投影データ
に基づき被検体のCT断層像を再構成するX線CT装置
において、 X線検出器の各検出信号を積分・A/D変換して各対応
する投影データを生成し、これらを収集・送出するデー
タ収集手段と、 データ収集手段から送られる投影データをメモリに記憶
するデータ蓄積手段とを備え、 前記データ収集手段は1ビュー当たりの投影データを識
別可能なタイミング信号を送出すると共に、前記データ
蓄積手段は受信したタイミング信号に基づきメモリの次
の記憶開始アドレスを所定のアドレスに更新することを
特徴とするX線CT装置。 - 【請求項2】 被検体を挟んで相対向するX線管及びX
線検出器を備え、該X線検出器から収集した投影データ
に基づき被検体の透視検査を行なうX線透視検査装置に
おいて、 X線検出器の各検出信号を積分・A/D変換して各対応
する投影データを生成し、これらを収集・送出するデー
タ収集手段と、 データ収集手段から送られる投影データをメモリに記憶
するデータ蓄積手段とを備え、 前記データ収集手段は1ビュー当たりの投影データを識
別可能なタイミング信号を送出すると共に、前記データ
蓄積手段は受信したタイミング信号に基づきメモリの次
の記憶開始アドレスを所定のアドレスに更新することを
特徴とするX線透視検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000380794A JP4549522B2 (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | X線ct装置及びx線透視検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000380794A JP4549522B2 (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | X線ct装置及びx線透視検査装置 |
Publications (2)
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