JP2002186352A - きのこ培養基の蒸気殺菌装置に於ける冷却装置 - Google Patents

きのこ培養基の蒸気殺菌装置に於ける冷却装置

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JP2002186352A
JP2002186352A JP2000390319A JP2000390319A JP2002186352A JP 2002186352 A JP2002186352 A JP 2002186352A JP 2000390319 A JP2000390319 A JP 2000390319A JP 2000390319 A JP2000390319 A JP 2000390319A JP 2002186352 A JP2002186352 A JP 2002186352A
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cooling water
steam
cooling
sterilization chamber
water tank
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Fumie Oi
富美江 大井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 殺菌室の冷却に際して、外気の流入を遮断し
て強制的に殺菌室を短時間で冷却すると共に、冷却装置
も小型で経済的であり、作業能率の効率化を図ることの
できる、きのこ培養基の蒸気殺菌装置の冷却装置とす
る。 【解決手段】 殺菌室1に外気の流入を遮断するチャッ
キバルブ7を設けると共に、殺菌室1に冷却器8を設け
る。殺菌室1の外部に循環冷却装置13により強制冷却
された冷却水を貯留した冷却水槽9を設ける。冷却水槽
9の冷却水を冷却器8に循環させることにより殺菌室1
内を冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、きのこ培養基を高
温の蒸気で殺菌するための装置に関し、詳しくはきのこ
培養基の蒸気殺菌装置の殺菌室を強制的に冷却するため
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のきのこ培養基の蒸気殺菌装置は、
図3に示すように、きのこ培養基を収容する殺菌室1’
の下部に水槽2’を設け、この水槽2’内の水を加熱器
5’で加熱することにより、高温の蒸気を仕切り板4’
の透孔3’より殺菌室1’内へ供給し、殺菌室1’の上
部の蒸気排出管6’より蒸気を外部へ排出していた。そ
して、殺菌室1’の冷却は装置の運転停止後、殺菌室
1’の温度が低下し殺菌室内が減圧となると、蒸気排出
管6’から殺菌室1’に外気が流入し、この外気により
自然冷却していたのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置では、装置
の運転停止後、蒸気排出管から殺菌室に外気が自然に流
入し冷却するため、殺菌室の室内温度は運転停止後、1
9時間経過しても約60℃であり、殺菌培地も中心温度
は70℃〜80℃となっている。そのため、後工程作業
の時間の関係もあり、高温時に殺菌室のドアを開け作業
を行わなければならず、作業に危険性を伴うのである。
【0004】又、外気による冷却は外気中の雑菌が混入
し、この雑菌で再び殺菌室内が汚染され、培地にカビ等
発生することにもなり、不良品の出る確立も高くなる。
したがって、これを防止するため除菌装置を必要とする
のである。
【0005】上記点より本発明は、殺菌室の冷却に際し
て、外気の流入を遮断して強制的に殺菌室内を短時間で
冷却すると共に冷却装置も小型で経済的であり、作業能
率の効率化を図ることのできるきのこ培養基の蒸気殺菌
装置に於ける冷却装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明装置は、殺菌室に蒸気排出管が設けられ、この殺
菌室に収容されるきのこ培養基を蒸気で殺菌するきのこ
培養基の蒸気殺菌装置に於いて、蒸気排出管に外気の流
入を遮断するバルブが設けられ、前記殺菌室に冷却器が
設置されると共に、殺菌室の外気に強制冷却された冷却
水を貯留した冷却水槽が設置され、この冷却水槽の冷却
水を前記冷却器に循環させることにより殺菌室内を冷却
することを特徴とするものである。又、請求項1のきの
こ培養基の蒸気殺菌装置に於ける冷却装置に於いて、バ
ルブはチャッキバルブを使用することが好ましい。
【0007】上記構成を有する本発明は、水槽内の水は
加熱され、高温となった蒸気は仕切り板の蒸気通入部か
ら殺菌室内へ供給され、蒸気は蒸気排出管を通り外部へ
排出される。バルブは殺菌装置の運転時は開いている。
そして装置の運転停止後、蒸気排出管のバルブを閉じて
殺菌室内への外気の流入を遮断すれば、外気中の雑菌が
蒸気排出管から殺菌室内へ侵入することが防止される。
【0008】次に、装置の運転停止後、殺菌室を冷却す
る場合は、殺菌室内に設けた冷却器に冷却水槽から強制
冷却された冷却水を循環させることにより冷却する。冷
却器は強制冷却された冷却水を使用するので、小型の冷
却器で済むものである。又、バルブを所定の温度で開閉
するチャッキバルブを使用することにより、装置の運転
開始時はバルブが閉じているので蒸気を所定の温度まで
上げ易く、そして蒸気が所定の温度に達するとバルブが
自動的に開き蒸気を排出し、装置の運転停止後、蒸気が
所定の温度まで下がるとバルブが自動的に閉じ、外気の
流入を遮断でき非常に便利である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明装置の一実施の形態を
示す構成図、図2は本発明装置による培地、殺菌室内、
冷却水の温度経過を示すグラフである。図1に於いて、
図中1はきのこ培養基を収容する殺菌室、2は殺菌室1
の下部で蒸気通入部である多数の透孔3を設けた仕切り
板4により区画された水槽、5は水槽2の下面に設けた
電気、ガス、灯油等を熱源とする加熱器である。
【0010】この加熱器5により水槽2内の水を加熱し
て蒸気とし、この高温の蒸気を仕切り板4の透孔3から
殺菌室1内に供給する。尚、蒸気発生手段として加熱器
5と水槽2を有せず、別途に蒸気発生ボイラーを設け
て、この蒸気発生ボイラーから殺菌室1内へ蒸気を供給
することもできる。6は一端が殺菌室1内の上部に開口
した蒸気排出管であり、この蒸気排出管6に外気の流入
を遮断するバルブ7が設けられている。バルブ7はチャ
ッキバルブを使用する。
【0011】そして、装置の運転開始時は蒸気排出管6
のバルブ7は閉じているが、蒸気が高温(100℃以
上)になればバルブ7は自動的に開いて、高温の蒸気は
蒸気排出管6から外部へ排出される。又、装置の運転停
止後、蒸気の温度が低下し、100℃以下になるとバル
ブ7は自動的に閉じて、減圧により外気が蒸気排出管6
から殺菌室1内に流入するのを遮断する。
【0012】8は殺菌室1内の上部に設置した冷却器で
あり、この冷却器8と殺菌室1の外部に設置した冷却水
槽9の間に冷却水の送水管10と返送管11の二本の管
が設けられている。12は送水管10の途中に設けた循
環ポンプであり、冷却水槽9の冷却水を送水管10より
冷却器8へ送水すると共に、冷却水を冷却器8を経て返
送管11から再び冷却水槽9へ循環する。
【0013】13は冷却水槽9内の冷却水を強制的に冷
却する循環冷却装置であり、この循環冷却装置13と冷
却水槽9は冷却水の排水管14と吸入管15で連結され
ている。尚、図中16は冷却水槽9の注水口、17は冷
却水槽9の排水口である。
【0014】次に、図2は本発明装置による培地、殺菌
室内、冷却水の温度経過を示すグラフであり、菌床椎茸
ブロック2.5kgのものを525個収容したものであ
る。冷却開始時は培地温度104℃、殺菌室内温度10
1℃、冷却水温度6.5℃であったが、14時間経過で
培地温度50℃、殺菌室内温度30℃、冷却水は10℃
であった。これは、従来の外気による冷却の場合、19
時間経過しても培地温度70℃〜80℃、殺菌室内温度
60℃に比べ格段の差異が認められた。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、殺菌室の冷却に外気を
導入しないため、外気中の雑菌が殺菌室内へ侵入するこ
とが防止され、品質の向上を図ることができる。又、殺
菌室の冷却は外気によらず、冷却器により強制的に冷却
するため、冷却開始時から14時間で殺菌室内の温度は
30℃、培地は中心部で50℃となり、従来に比べ後工
程の冷蔵時間が短縮されて作業工程が効率化される。
又、冷却後の温度は作業に危険性が殆どなくなる温度で
あるから、安全な作業が可能である。又、冷却に予め強
制冷却された冷却水を使用するため、冷却器の冷却能力
は小さくて済み、小型化が可能であり、経済的効果も有
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施の形態を示す構成図であ
る。
【図2】本発明装置による培地、殺菌室内、冷却水の温
度経過を示すグラフである。
【図3】従来の装置の構成図である。
【符号の説明】
1 殺菌室 2 水槽 3 透孔 4 仕切り板 5 加熱器 6 蒸気排出管 7 バルブ 8 冷却器 9 冷却水槽 10 送水管 11 返送管 12 循環ポンプ 13 循環冷却装置 14 排水管 15 吸入管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 殺菌室に蒸気排出管が設けられ、この殺
    菌室に収容されるきのこ培養基を蒸気で殺菌するきのこ
    培養基の蒸気殺菌装置に於いて、蒸気排出管に外気の流
    入を遮断するバルブが設けられ、前記殺菌室に冷却器が
    設置されると共に、殺菌室の外気に強制冷却された冷却
    水を貯留した冷却水槽が設置され、この冷却水槽の冷却
    水を前記冷却器に循環させることにより殺菌室内を冷却
    することを特徴とするきのこ培養基の蒸気殺菌装置に於
    ける冷却装置。
  2. 【請求項2】 バルブは所定の温度で開閉するチャッキ
    バルブであることを特徴とする請求項1記載のきのこ培
    養基の蒸気殺菌装置に於ける冷却装置。
JP2000390319A 2000-12-22 2000-12-22 きのこ培養基の蒸気殺菌装置に於ける冷却装置 Pending JP2002186352A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105453897A (zh) * 2016-01-04 2016-04-06 江苏鸿程食用菌科技有限公司 环保型食用菌智能低温低压蒸汽灭菌箱
KR101789471B1 (ko) * 2017-06-07 2017-10-23 최경진 종균이 배양된 버섯재배용 배지의 제조장치

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