JP2002186123A - ボックスの換気構造 - Google Patents

ボックスの換気構造

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JP2002186123A
JP2002186123A JP2000379224A JP2000379224A JP2002186123A JP 2002186123 A JP2002186123 A JP 2002186123A JP 2000379224 A JP2000379224 A JP 2000379224A JP 2000379224 A JP2000379224 A JP 2000379224A JP 2002186123 A JP2002186123 A JP 2002186123A
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box
support frame
roof
ventilation
heat
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JP2000379224A
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Yutaka Hasegawa
豊 長谷川
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Kawamura Electric Inc
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Kawamura Electric Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボックス内部での発生熱を効率良く放出す
る。 【解決手段】 ボックス1の本体2において、天板5に
はパンチングメタル7を張設した換気口6が穿設され、
換気口6の上には、周囲に通気口14,14・・を設け
た支持枠10と、支持枠10の上に載置される放熱板1
1と、放熱板11上で支持枠10及び放熱板11を覆う
ように装着される屋根体12とを備えて、換気口6から
ボックス1外部に連通させる通気路を形成した換気構造
体9が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御盤や操作盤、
計器盤等の電子機器を収納する金属製の屋内用ボックス
(本明細書では単に「ボックス」という。)において、
内部の機器からの発生熱をボックス外部に自然対流で放
出させるための換気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4(A)は従来のボックス30の斜視
図で、ボックス30は、内部に電子機器等を収納する箱
状の本体31と、その前面に装着される扉32とからな
り、本体31の側面及び扉32には、下方へ開口する鎧
窓33,33・・が形成されている。即ち、ボックス3
0内部の電子機器等から発生した熱を、鎧窓33,33
・・によって自然対流で放出させようとしたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ボックス30
の内部の発生熱により暖められた空気は、同図(B)の
斜線矢印で示すように、本体31の天井に向かって上昇
し、そのまま上部で滞留することになる。一方、鎧窓3
3,33・・は、加工工程上加工できる場所に制限があ
り、本体31の天井近くの側面或いは扉の上部に加工す
ることができないため、天板との間に距離L1若しくは
L2が生じてしまう。よって、天井付近で滞留する空気
がその下方の鎧窓33から排気されにくくなってボック
ス30内部での発生熱が効率よく放出されず、結果ボッ
クス30の内部温度を上昇させて内部機器に熱的悪影響
を及ぼし、誤動作を引き起こしたり、機器の製品寿命を
短くしたりするおそれがある。
【0004】そこで、請求項1に記載の発明は、ボック
ス内部での発生熱を効率よく放出可能として内部機器へ
の熱的悪影響を解消できるボックスの換気構造を提供す
ることを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、ボックスの天板に形成し
た換気口の上部に、内部が換気口と連通し、周囲に通気
口を備えた支持枠を載置すると共に、支持枠の上部に、
支持枠より大きい屋根体を、支持枠を上方から覆い且つ
天板との間に隙間を保つように装着して、ボックス内部
を換気口から支持枠の通気口及び隙間を介してボックス
外部と連通させる通気路を形成したことを特徴とするも
のである。請求項2に記載の発明は、請求項1の目的に
加えて、屋根体にボックス内部の発生熱が伝わることを
防止するために、支持枠と屋根体との間に放熱板を介在
させたものである。請求項3に記載の発明は、請求項1
の目的に加えて、屋根体にボックス内部の発生熱が伝わ
ることを防止するために、屋根体を支持枠と非接触で装
着したものである。請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至3の何れかの目的に加えて、後面が壁面に当接する
状態でボックスが設置されるようなことがあっても後方
側で支障なく熱の放出を可能とするために、屋根体の後
面を、ボックスの後面よりも前方位置に設定したもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、ボックス1及び換気構造
体9の分解斜視図で、ボックス1は、電子機器等を収容
し(図示略)、前面(図1の左下方向を前として説明す
る。)に開口3を設けた四角箱状の本体2と、その本体
2の開口3へ着脱可能に装着される扉4とからなる。
又、本体2の天板5においてやや前寄りには、予め換気
熱量に応じて設定された面積で矩形の換気口6が穿設さ
れ、換気口6には、昆虫や小動物等の侵入を防ぐため
に、天板5の裏側からパンチングメタル7が取り付けら
れている。更に、天板5には、換気口6の周囲で複数の
貫通孔8,8・・が穿設されている。
【0007】一方、換気構造体9は、図2にも示す如
く、支持枠10、放熱板11、屋根体12とから構成さ
れる。まず、支持枠10は、平面形状がボックス1の換
気口6よりも一回り大きく、且つ天板5よりも一回り小
さい矩形を呈する箱状体で、上面及び下面には換気口6
と略同形の開口13が、周囲の4面には横長の通気口1
4,14・・が夫々形成されている。又、支持枠10の
下面には、ボックス1の貫通孔8,8・・と対応する位
置にネジ孔15,15・・が形成され、上面には、複数
の貫通孔16,16・・が穿設されている。次に、放熱
板11は、支持枠10の平面形状と同じ矩形のプレート
で、支持枠10の貫通孔16,16・・との対応位置に
同じく貫通孔17,17・・が穿設されている。この放
熱板11は、ボックス1の内部で発生した熱が直接屋根
体12に伝導するのを防ぎ、冷却効果を高めるために、
例えばアルミニウムや銅などの熱伝導率の高い材質で形
成される。
【0008】そして、屋根体12は、支持枠10及び放
熱板11より更に一回り大きく、天板5の幅と等しい長
さと、支持枠10の高さよりやや大きい高さを有する平
面矩形状の箱体で、外部から支持枠10内へのゴミや小
動物等の侵入を防止するために開口を下に向けて支持枠
10及び放熱板11を覆うように装着される。屋根体1
2の裏面には、支持枠10及び放熱板11の貫通孔1
6,17と対応する位置にナット18,18・・が溶接
されており、屋根体12を放熱板11に載せた状態で
は、屋根体12はナット18の長さだけ浮いた姿勢とな
る。尚、屋根体12は、その短辺の長さL3が、ボック
ス1の本体2の奥行きL4よりも短くなっているが、そ
の長さL3は、本体2の横方向の長さL5(即ち屋根体
12の長さ)と、図3に示すように屋根体12を取り付
けた際に屋根体12の後面と本体2の後面との間の長さ
L6との積によって得られる面積が、少なくとも支持枠
10の後面側で開口する通気口14,14・・の面積の
和となるように設定されている。同様に、屋根体12と
天板5との隙間Sも、隙間Sによる開口面積が、少なく
とも支持枠10の通気口14,14・・の面積の総和と
なるように設定されている。このように屋根体12の短
辺長さL3と隙間Sとを支持枠10の通気口14の面積
に応じて設定したのは、通気口14から隙間Sを通る空
気を通気抵抗なくスムーズに外部へ放出するためであ
る。
【0009】以上の如く構成されたボックス1の換気構
造においては、支持枠10に放熱板11を載せ、更にそ
の上に屋根体12を被せた状態で、支持枠10の内部側
からネジ19,19・・を、支持枠10上面の貫通孔1
6と放熱板11の貫通孔17とを通して屋根体12のナ
ット18,18・・にねじ込むと、支持枠10に放熱板
11と屋根体12とが連結される。そして、支持枠10
をボックス1の天板5に載置し、本体2の内部から天板
5と支持枠10の下板とをネジ20,20・・によって
螺着すると、図3のように、ボックス1の上面に換気構
造体9がセットされ、ボックス1には、本体2の内部が
換気口6から支持枠10と連通し、更に支持枠10の通
気口14及び屋根体12下面の隙間Sを通じて外部と連
通する通気路21が形成されることとなる。従って、ボ
ックス1の内部機器からの発生熱によって暖められた空
気は、通気路21によって、同図の斜線矢印で示す如
く、本体2の天板5付近へ上昇し、そのまま換気口6を
通って支持枠10内に至り、四面の各通気口14,14
・・を通して支持枠10から放射状に排気され、更に屋
根体12と天板5との間の隙間Sを介してボックス1の
外部へスムーズに排出される。
【0010】このように上記形態によれば、天板5に形
成した換気口6の上部に、支持枠10と、放熱板11
と、屋根体12とからなる換気構造体9を載置して、ボ
ックス1内部を換気口6からボックス1外部と連通させ
る通気路21を形成したことで、ボックス1での発生熱
が通気路21を通って自然対流により効率良く放出され
る。従って、ボックス1内が発生熱の滞留によって温度
上昇することがなく、内部機器への熱的悪影響が防止さ
れて、誤動作や製品寿命の短縮化を招くおそれもなくな
る。特にここでは、屋根体12と支持枠10との間に熱
伝導率の高い放熱板11を介在させているから、冷却効
果が高く、屋根体12にボックス1内部の熱が伝わるこ
とがない。同様に、屋根体12をナット18によって支
持枠10や放熱板11と非接触で装着しているから、伝
熱面積を小さくして屋根体12への伝熱をより効果的に
防止できる。よって、不用意に屋根体12へ手を触れた
りしても安全である。又、屋根体12の短辺長さL3
を、本体2の奥行きL4よりも短くしているから、図3
のように後面が壁面に当接するようにボックス1が設置
されても、壁面と屋根体12との間の間隙L6から何ら
支障なく熱の放出が可能となり、換気構造体9による冷
却効果は損なわれない。
【0011】尚、上記形態では、換気構造体9において
支持枠10と屋根体12との間に放熱板11を介在させ
ているが、放熱板は省略しても良い。又、換気口6を初
めとして支持枠10、放熱板11、屋根体12を全て平
面形状が矩形となるように形成しているが、通気路の形
成が可能であれば四角形や円形等を採用しても差し支え
ない。更に、ボックスの大きさによっては、このような
換気構造体をボックスに対して複数設けることも可能で
ある。
【0012】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ボック
スの天板に形成した換気口の上部に、前記支持枠と屋根
体とを設けて、ボックス内部を換気口の位置でボックス
外部と連通させる通気路を形成したことで、ボックスで
の発生熱が通気路を通って自然対流により効率良く放出
される。従って、ボックス内が発生熱の滞留によって温
度上昇することがなく、内部機器への熱的悪影響が防止
されて、誤動作や製品寿命の短縮化を招くおそれもなく
なる。請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果
に加えて、支持枠と屋根体との間に放熱板を介在させた
ことで、屋根体にボックス内部の発生熱が伝わることを
防止できる。請求項3に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加えて、屋根体を支持枠と非接触で装着したこ
とで、屋根体にボックス内部の発生熱が伝わることを防
止できる。請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃
至3の何れかの効果に加えて、屋根体の後面を、ボック
スの後面よりも前方位置に設定したことで、後面が壁面
に当接する状態でボックスが設置されるようなことがあ
っても後方側で支障なく熱の放出が可能となり、冷却効
果は損なわれない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボックス及び換気構造体の分解斜視図である。
【図2】換気構造体の分解斜視図である。
【図3】換気構造体における換気作用を示す説明図であ
る。
【図4】(A)従来のボックスを示す斜視図である。 (B)従来のボックスの換気作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・ボックス、2・・本体、5・・天板、6・・換気
口、9・・換気構造体、10・・支持枠、11・・放熱
板、12・・屋根体、13・・開口、14・・通気口、
18・・ナット、19,20・・ネジ、21・・通気
路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックスの天板に形成した換気口の上部
    に、内部が前記換気口と連通し、周囲に通気口を備えた
    支持枠を載置すると共に、前記支持枠の上部に、前記支
    持枠より大きい屋根体を、前記支持枠を上方から覆い且
    つ前記天板との間に隙間を保つように装着して、前記ボ
    ックス内部を前記換気口から前記支持枠の通気口及び前
    記隙間を介して前記ボックス外部と連通させる通気路を
    形成したことを特徴とするボックスの換気構造。
  2. 【請求項2】 支持枠と屋根体との間に放熱板を介在さ
    せた請求項1に記載のボックスの換気構造。
  3. 【請求項3】 屋根体を支持枠と非接触で装着した請求
    項1又は2に記載のボックスの換気構造。
  4. 【請求項4】 屋根体の後面を、ボックスの後面よりも
    前方位置に設定した請求項1乃至3の何れかに記載のボ
    ックスの換気構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013208385A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Olympus Medical Systems Corp 電気機器の冷却構造
CN103457178A (zh) * 2013-08-23 2013-12-18 江苏常明电力设备有限公司 高散热户外电力柜
CN103683047A (zh) * 2013-12-04 2014-03-26 蒋计 自然通风的箱式变电站

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