JP2002185572A - 音声通信端末装置 - Google Patents

音声通信端末装置

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JP2002185572A
JP2002185572A JP2000377600A JP2000377600A JP2002185572A JP 2002185572 A JP2002185572 A JP 2002185572A JP 2000377600 A JP2000377600 A JP 2000377600A JP 2000377600 A JP2000377600 A JP 2000377600A JP 2002185572 A JP2002185572 A JP 2002185572A
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JP
Japan
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level
transmission
noise
gain
terminal device
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JP2000377600A
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English (en)
Inventor
Takayuki Hashimoto
孝幸 橋本
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Hitachi Telecom Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Telecom Technologies Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送話の音声が必要以上に大きな場合、受話音
量を増加させて通話者に相手の声を聞きやすくし、自然
に通常の大きさの声で話すようにして周囲騒音中の通話
品質を改善することができる音声通信端末装置を提供す
る。 【解決手段】 送話部2、受話部3、送話レベル検出手
段5、比較手段8、利得変更手段9、コーデック11を
備え、送話レベルVTを基準値VK1,VK2,VK3と比較
し、比較結果(偏差が基準値を超えた場合)に基づいて
受話増幅器3Bの利得Gを変更(増加)するので、通話
者は相手の声が聞きやすくなり、自然に通常の大きさの
声で話すようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は通話者に送話が大
き過ぎることを通知する音声通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電話機などの従来の音声通信端末装置に
おいて、受話系(例えば、受話増幅器)の音量(利得)
を選択(例えば、“大”と“小”の2段階)できるもの
が知られている。
【0003】通話者は、通常音量“小”を選択してお
き、相手の声が小さい場合には、音量“大”を選択して
対応している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、通話者は、周
囲騒音の影響や受話音量の設定不良により、受話器から
聞こえる相手の声が小さいと、無意識のうちに大きな声
で話してしまう傾向がある。
【0005】また、通話者は、受話器から聞こえる相手
の声が小さいと、相手も聞こえにくいと思い、意識的に
大きな声で話してしまう傾向がある。
【0006】従来の音声通信端末装置は、送話系(例え
ば、送話増幅器)の音量(利得)が送話当量等によって
適切に設定されているため、必要以上に大きな声で話す
と、相手の受話が大きすぎて聞きにくい虞がある。
【0007】また、周囲騒音が大きい状態で、必要以上
に大きな声で話すと、相手には逆に聞き取りにくい場合
が多い。
【0008】本来は、周囲騒音が大きくても相手の声が
小さくても、送話系では普通の音量で話すことが望まし
いが、通話者は、上記のような傾向にあるため、通常の
音声で話すことができない課題がある。
【0009】この発明はこのような課題を解決するため
になされたもので、その目的は送話の音声が必要以上に
大きな場合、受話音量を増加させるとともに、送話の音
声が大き過ぎることを通話者に通知することができる音
声通信端末装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る音声通信端末装置は、送話部から出力さ
れる送話レベルを検出する送話レベル検出手段と、送話
レベル検出手段が検出した送話レベルを基準値と比較す
る比較手段と、比較手段から供給される比較信号に基づ
いて受話増幅器の利得を変更する利得変更手段とを備え
たことを特徴とする。
【0011】この発明に係る音声通信端末装置は、送話
レベルを基準値と比較し、比較結果(偏差が基準値を超
えた場合)に基づいて受話増幅器の利得を変更(増加)
するので、通話者は相手の声が聞きやすくなり、自然に
通常の大きさの声で話すようになるため、周囲騒音中の
通話品質を改善することができる。
【0012】また、この発明に係る音声通信端末装置
は、周囲騒音をピックアップする騒音用マイクおよび騒
音増幅器からなる騒音部と、騒音部から出力される騒音
レベルを検出する騒音レベル検出手段と、送話部から出
力される送話レベルを検出する送話レベル検出手段と、
送話レベル検出手段が検出した送話レベルと前記騒音レ
ベル検出手段が検出した騒音レベルの偏差を基準値と比
較する比較手段と、比較手段から供給される比較信号に
基づいて受話増幅器の利得を変更する利得変更手段と、
比較手段から供給される比較信号に基づいて通話者に送
話が大きいことを通知する通知手段とを備えたことを特
徴とする。
【0013】この発明に係る音声通信端末装置は、送話
レベルと騒音レベルの偏差を基準値と比較し、比較結果
(偏差が基準値を超えた場合)に基づいて受話増幅器の
利得を変更(増加)するとともに、通話者に声が大きい
ことを通知するので、通話者は自分の声が大きいことを
認識し、意識的に声を落として通常の大きさの声で話す
ようになるため、周囲騒音中の通話品質を改善すること
ができる。
【0014】さらに、この発明に係る比較手段は、複数
の基準値を設定可能とし、送話レベル、または送話レベ
ルと騒音レベルの偏差がそれぞれの基準値を超える毎に
利得変更手段の設定を変更し、受話増幅器の利得を変更
することを特徴とする。
【0015】この発明に係る比較手段は、複数の基準値
を設定可能とし、送話レベル、または送話レベルと騒音
レベルの偏差がそれぞれの基準値を超える毎に、受話増
幅器の利得を変更するので、通話者は大きな声で話すほ
ど、受話音量が必要以上に大きくなって不自然になり、
自然に通常の大きさの声で話すようになるため、周囲騒
音中の通話品質を改善することができる。
【0016】また、この発明に係る比較手段は、送話レ
ベル、または送話レベルと騒音レベルの偏差に対し、そ
れぞれの基準値を中心として所定のヒステリシス幅のシ
ステリシス特性を有する複数の比較信号を出力すること
を特徴とする。
【0017】この発明に係る比較手段は、送話レベル、
または送話レベルと騒音レベルの偏差に対し、それぞれ
の基準値を中心として所定のヒステリシス幅のヒステリ
シス特性を有する複数の比較信号を出力するので、基準
値の近傍におけるチャタリング現象を防止することがで
き、受話利得の安定化を図ることができる。
【0018】さらに、この発明に係る通知手段は、警告
音発生手段を備え、送話レベルと騒音レベルの偏差がそ
れぞれの基準値を超える毎に、警告音量または警告音質
を変更することを特徴とする。
【0019】この発明に係る通知手段は、警告音発生手
段を備え、送話レベルと騒音レベルの偏差がそれぞれの
基準値を超える毎に、警告音量または警告音質を変更
し、声の大きさに応じて警告度を強めていくので、通常
の声で話すことを通話者の聴覚に訴えることができる。
【0020】また、この発明に係る通知手段は、表示手
段を備え、送話レベルと騒音レベルの偏差がそれぞれの
基準値を超える毎に、警告表示を変更することを特徴と
する。
【0021】この発明に係る通知手段は、表示手段を備
え、送話レベルと騒音レベルの偏差がそれぞれの基準値
を超える毎に、警告表示を変更し、声の大きさに応じて
警告度を強めていくので、通常の声で話すことを通話者
の視覚に訴えることができる。
【0022】さらに、この発明に係る通知手段は、振動
手段を備え、送話レベルと騒音レベルの偏差がそれぞれ
の基準値を超える毎に、ハンドセットの振動強度を変更
することを特徴とする。
【0023】この発明に係る通知手段は、振動手段を備
え、送話レベルと騒音レベルの偏差がそれぞれの基準値
を超える毎に、ハンドセットの振動強度を変更し、声の
大きさに応じて警告度を強めていくので、通常の声で話
すことを通話者の触感に訴えることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る音声
通信端末装置の一実施の形態要部ブロック構成図であ
る。図1において、音声通信端末装置1は、送話部2、
受話部3、送話レベル検出手段5、比較手段8、利得変
更手段9、通知手段10、コーデック11を備える。
【0025】送話部2は、エレクトレットマイク、圧電
型のセラミックマイクまたは導電型のマイク等の音響−
電気変換器で構成した送話ユニット(T)2Aおよび送
話増幅器2Bを備え、送話ユニット(T)2Aに入力さ
れた音声を電気的なアナログ量の送話信号Stに変換
し、送話信号Stを送話増幅器2Bで所定の利得だけ増
幅し、増幅した送話信号STを送話レベル検出手段5お
よびコーデック11に供給する。
【0026】受話部3は、圧電型のセラミック受話器、
導電型の受話器等の電気−音響変換器で構成した受話ユ
ニット(R)3Aおよび受話増幅器3Bを備える。受話
増幅器3Bは、演算増幅器3C、入力抵抗RI、帰還抵
抗RF、バイアス抵抗RBで構成し、コーデック11から
供給される電気的なアナログ量の受話信号SRを演算増
幅器3Cで増幅し、増幅した受話信号Srを受話ユニッ
ト(R)3Aに供給する。受話ユニット(R)3Aは、
受話増幅器3Bから供給される受話信号Srに電気−音
響変換を施して音声を出力する。
【0027】受話増幅器3Bの利得(ゲイン)Gは、帰
還抵抗RFと入力抵抗RIの比(−RF/RI)で決定され
るため、入力抵抗RIを構成する抵抗R0〜R3の抵抗R1
〜R3を利得変更手段9からの制御で短絡することによ
り、G0,G1,G2,G3(G3>G2>G1>G0)の異な
る4種のゲインGが得られる。
【0028】なお、ゲインGは、それぞれゲインG0=
−RF/(R0+R1+R2+R3)、ゲインG1=−RF/
(R0+R2+R3)、ゲインG2=−RF/(R0+R
3)、ゲインG3=−RF/R0で表わされる。また、例え
ばゲインG1はゲインG0の6dBアップ、ゲインG2は
ゲインG0の9dBアップ、ゲインG3はゲインG0の1
2dBアップに設定する。
【0029】また、受話増幅器3Bは、通話者の音声が
必要以上に大きい場合に、通知手段10からポイントX
を介して供給される警告音信号SKを所定のゲインG
(G1,G2,G3)だけ増幅し、増幅した警告音信号S
kを受話ユニット(R)3Aに供給し、電気−音響変換
を施して送話音声の抑制を通話者に通知するための警告
音を出力する。
【0030】送話レベル検出手段5は、送話部2から供
給される送話信号STを、例えば直流電圧で検出し、送
話レベルVTを偏差演算手段7に供給する。なお、送話
ユニット(T)2Aに音声と騒音が入力される場合、送
話レベルVTには電気的なアナログ量に変換された騒音
レベルも重畳されている。
【0031】比較手段8は、複数のコンパレータで構成
し、それぞれのコンパレータに異なる基準値を設定し、
送話レベル検出手段5から供給される送話レベルVT
と、設定したそれぞれの基準値とを比較し、送話レベル
VTがそれぞれの基準値を超える場合には、Hレベルの
比較信号HOを利得変更手段9に提供し、利得変更手段
9の設定を変更して受話増幅器3Bの利得(ゲイン)G
を変更する。また、比較手段8は、Hレベルの比較信号
HOを通知手段10に提供する。
【0032】図3はこの発明に係る比較手段の一実施の
形態要部ブロック構成図である。図3において、比較手
段8は、直列に接続された抵抗RA,RB,RC,RD、ヒ
ステリシス特性を有する差動増幅器で構成したコンパレ
ータ8A,8B,8Cを備える。コンパレータ8A,8
B,8Cのプラス(+)入力には、送話レベルVTを抵
抗RA〜RDで分圧した電圧VA,VB,VCを入力すると
ともに、コンパレータ8A,8B,8Cのマイナス
(−)入力には、それぞれ定電圧素子ZD1,ZD2,
ZD3で生成した基準値VK1,VK2,VK3(VK3>VK2
>VK1)を印加する。
【0033】送話ユニット(T)2Aに大きな声が入力
されて送話レベルVTが増加すると、抵抗RA〜RDで分
圧された電圧VA,VB,VCが上昇する。電圧VAが基準
値VK1を超える(VA>VK1)と、コンパレータ8Aか
ら出力する比較信号HO1がLレベル(例えば、接地電圧
0V)からHレベル(例えば、直流電圧5V)に変化す
る。
【0034】送話ユニット(T)2Aに、より大きな声
が入力されて電圧VBが基準値VK2を超える(VB>VK
2)と、コンパレータ8Bから出力する比較信号HO2が
Lレベル(例えば、接地電圧0V)からHレベル(例え
ば、直流電圧5V)に変化する。この時、比較信号HO1
もHレベルに維持される。
【0035】送話ユニット(T)2Aに、さらに大きな
声が入力されて電圧VCが基準値VK3を超える(VC>V
K3)と、コンパレータ8Cから出力する比較信号HO3が
Lレベル(例えば、接地電圧0V)からHレベル(例え
ば、直流電圧5V)に変化する。この時、比較信号HO1
および比較信号HO2もHレベルに維持される。
【0036】図3はこの発明に係る比較手段を構成する
コンパレータのヒステリシス特性図である。コンパレー
タ8Aを例にしてヒステリシス特性を説明する。図3に
おいて、ヒステリシス特性がない場合、送話レベルVT
の増加に伴って電圧VAが基準値VK1をわずかでも超え
る(VA>VK1)と比較信号HO1がLレベルからHレベ
ルに変化し、一方、電圧VAが基準値VK1以下(VA≦V
K1)になると比較信号HO1がHレベルからLレベルに変
化するため、電圧VAが基準値VK1の近傍にある場合に
は、送話レベルVTのわずかな増減によって比較信号HO
1がHレベルとLレベルを繰り返すスイッチング(チャ
タリング)現象を起こし、比較信号HO1が不安定にな
る。
【0037】そこで、図3に示すように、ヒステリシス
幅ΔVHのヒステリシス特性を設定することにより、送
話レベルVTが増加(→方向)して基準値VK1をΔVH/
2だけ超えた(VT=VK1+ΔVH/2)時、比較信号H
O1はLレベルからHレベルに遷移(↑方向)する。この
状態から送話レベルVTが増加しても比較信号HO1はH
レベルを維持する(→方向)。
【0038】一方、比較信号HO1がHレベルを維持した
状態から送話レベルVTが減少しても比較信号HO1はH
レベルを保ち(←方向)、この状態は送話レベルVTが
基準値VK1をΔVH/2だけ下回る(VT=VK1−ΔVH
/2)まで継続する。
【0039】送話レベルVTが基準値VK1をΔVH/2だ
け下回った(VT=VK1−ΔVH/2)時、比較信号HO1
はHレベルからLレベルに遷移(↓方向)する。この状
態から送話レベルVTが減少しても比較信号HO1はLレ
ベルを維持する(←方向)。
【0040】ヒステリシス幅ΔVHのヒステリシス特性
を設けたので、基準値VK1近傍における送話レベルVT
の変動がヒステリシス幅ΔVHの範囲内にあれば、比較
信号HO1は送話レベルVTの変動前の状態を維持し、H
レベルまたはLレベルの安定したレベルになる。
【0041】図1に戻り、利得変更手段9は、アナログ
スイッチ等の電子スイッチで構成し、比較手段8から供
給される比較信号HOに基づいて動作させるスイッチの
設定を変更し、入力抵抗RIを変化させて受話増幅器3
Bの利得(ゲイン)Gを変更する。
【0042】図5はこの発明に係る利得変更手段の一実
施の形態構成図である。図5において、利得変更手段9
は、ノーマルブレーク接点構成のアナログスイッチsw
1〜sw3で構成し、比較手段8から供給される比較信号
HO(HO1,HO2,HO3)に基づいてアナログスイッチ
sw1〜sw3の接点の設定を変更する。
【0043】比較手段8から供給される比較信号HO1〜
HO3がLレベルの時には、アナログスイッチsw1〜s
w3は全てブレーク(初期)状態(実線表示)にある。
一方、比較手段8から供給される比較信号HO1〜HO3が
Hレベルの時には、アナログスイッチsw1〜sw3は全
てメーク状態(破線表示)となる。
【0044】次に、アナログスイッチsw1〜sw3の動
作と受話増幅器3BのゲインGの関係について説明す
る。比較手段8から供給される比較信号HO1〜HO3がL
レベルの時には、アナログスイッチsw1〜sw3は全て
ブレーク状態にあるので、受話増幅器3Bの入力抵抗R
IがRI=R0+R1+R2+R3となり、ゲインGはG0=
−RF/(R0+R1+R2+R3)に設定される。
【0045】比較信号HO1がHレベルの時には、アナロ
グスイッチsw1がメーク状態(破線表示)に設定変更
されるので、抵抗R1が短絡され、入力抵抗RIがRI=
R0+R2+R3となり、ゲインGはG1=−RF/(R0+
R2+R3)に設定される。また、比較信号HO1およびH
O2がHレベルの時には、アナログスイッチsw1および
sw2がメーク状態(破線表示)に設定変更されるの
で、抵抗R1およびR2が短絡され、入力抵抗RIがRI=
R0+R3となり、ゲインGはG2=−RF/(R0+R3)
に設定される。
【0046】さらに、比較信号HO1〜HO3がHレベルの
時には、アナログスイッチsw1〜sw3がメーク状態
(破線表示)に設定変更されるので、抵抗R1〜R3が短
絡され、入力抵抗RIがRI=R0となり、ゲインGはG3
=−RF/R0に設定される。
【0047】送話ユニット(T)2Aから入力される通
話者の声が必要以上に大きくなるに伴い、送話レベルV
Tも増加して比較手段8の電圧VA,VB,VCがそれぞれ
基準値VK1,VK2,VK3(VK3>VK2>VK1)を超えて
比較信号HO1,HO2,HO3が順番にHレベルになるに従
って、受話増幅器3BのゲインGは、初期状態のG0か
らG1,G2,G3へと増加し、受話信号SRがゲインG0
からG1,G2,G3で増幅された受話信号Srが受話ユニ
ット(R)に供給され、受話ユニット(R)から出力さ
れる音声がゲインG0→G1→G2→G3の順に大きくな
る。
【0048】このように、この発明に係る音声通信端末
装置1は、送話レベルVTを基準値VK1,VK2,VK3と
比較し、比較結果(偏差が基準値を超えた場合)に基づ
いて受話増幅器3Bの利得Gを変更(G1〜G3に増加)
するので、通話者は相手の声が聞きやすくなり、自然に
通常の大きさの声で話すようになるため、周囲騒音中の
通話品質を改善することができる。
【0049】コーデック11は、送話部2から供給され
るアナログ量の送話信号STを符号化してディジタル量
の送話データを通信回線LCを介して送信する。また、
コーデック11は、通信回線LCから供給されるディジ
タル量の受話データを復号化してアナログ量の受話信号
SRを受話部3に供給する。
【0050】図2はこの発明に係る音声通信端末装置の
別実施の形態要部ブロック構成図である。図2におい
て、音声通信端末装置15は、送話部2、受話部3、騒
音部4、送話レベル検出手段5、騒音レベル検出手段
6、偏差演算手段7、比較手段8、利得変更手段9、通
知手段10、コーデック11を備える。なお、音声通信
端末装置15は、図1に示す音声通信端末装置1に、騒
音部4、騒音レベル検出手段6、偏差演算手段7および
通知手段10を付加した点が異なるので、両者に共通し
た構成についての説明は省略する。
【0051】騒音部4は、エレクトレットマイク、圧電
型のセラミックマイクまたは導電型のマイク等の音響−
電気変換器で構成した騒音用マイク(N)4Aおよび騒
音増幅器4Bを備え、騒音用マイク(N)4Aでピック
アップした周囲騒音を電気的なアナログ量の騒音信号S
nに変換し、騒音信号Snを騒音増幅器4Bで所定の利
得だけ増幅し、増幅した騒音信号SNを騒音レベル検出
手段6に供給する。
【0052】なお、騒音用マイク(N)4Aの感度と騒
音増幅器4Bの利得との合計と、送話ユニット(T)2
Aの感度と送話増幅器2Bの利得との合計を等しく設定
する。
【0053】騒音レベル検出手段6は、騒音部4から供
給される騒音信号SNを、例えば直流電圧で検出し、騒
音レベルVNを偏差演算手段7に供給する。
【0054】偏差演算手段7は、減算器で構成し、送話
レベル検出手段5から供給される送話レベルVTと騒音
レベル検出手段6から供給される騒音レベルVNの偏差
ΔTN(=VT−VN)を演算し、偏差ΔTNを比較手段8に
供給する。なお、送話レベルVTに騒音レベルが重畳さ
れている場合には、偏差ΔTNは送話の音量にのみ対応し
たレベルとなる。
【0055】比較手段8は、図1では送話レベル検出手
段6から供給される送話レベルVTを入力したが、偏差
演算手段7から供給される偏差ΔTN(=VT−VN)を入
力した点のみが異なる。同様に、図3および図4では、
送話レベルVTに代えて偏差ΔTN(=VT−VN)を用い
る点が異なる。
【0056】通報手段10は、警告音発生手段、警告の
表示手段、振動手段等を備え、比較手段8からHレベル
の比較信号HOが供給されると、警告音を受話ユニット
(R)3Aから発生したり、表示器に警告表示をした
り、あるいはハンドセットを振動させて通話者に必要以
上に声が大き過ぎることを通知する。
【0057】図6はこの発明に係る通知手段の一実施の
形態要部ブロック構成図である。図6において、通知手
段12は、警告音発生手段12A、増幅器12Bを備
え、比較手段8から供給される比較信号HO(HO1)に
基づいてメロディや音声メッセージの警告音信号MKを
発生し、警告音信号MKを増幅して警告音信号SKとして
図2に示すポイントXから受話増幅器3Bに供給し、受
話増幅器3Bで増幅した警告音信号Skに電気−音響変
換を施し、受話ユニット(R)3Aから警告音を発生さ
せる。
【0058】警告音発生手段12Aは、音声周波数の発
信器で構成し、Hレベルの比較信号HO1が供給される
と、警告音信号MKを増幅器12Bに供給し、増幅器1
2Bは警告音信号MKを増幅した警告音信号SKを出力す
る。なお、本構成では、比較信号HO1のみで警告音発生
手段12Aを起動し、警告音量は受話増幅器3Bのゲイ
ンGが比較信号HO2,HO3に対応して高くなることを利
用して大きくなるように構成した。一方、比較信号HO
1,HO2,HO3のそれぞれに対応して警告音発生手段1
2Aの発信周波数を変更するように構成することもでき
る。
【0059】また、警告音発生手段12Aは、音声合成
手段を備え、比較信号HO1,HO2,HO3に対応して警告
の音声信号を警告音信号MKとして増幅器12Bに供給
するように構成してもよい。
【0060】このように、この発明に係る通知手段12
は、警告音発生手段12Aを備え、送話レベルVTと騒
音レベルVNの偏差偏差ΔTN(=VT−VN)がそれぞれ
の基準値VK1〜VK3(比較信号HO1〜HO3に対応)を超
える毎に、警告音量または警告音質を変更し、声の大き
さに応じて警告度を強めていくので、通話者に通常の声
で話すことを聴覚に訴えることができる。
【0061】図7はこの発明に係る通知手段の別実施の
形態要部ブロック構成図である。図7において、通知手
段13は、表示駆動手段13A、表示手段13Bを備え
る。表示駆動手段13Aは、例えば電流を可変できる直
流電流源で構成し、比較信号HO1〜HO3に対応した駆動
信号(電流値)SHを、例えば発光ダイオード(LE
D)で構成した表示手段13に供給し、比較信号HO1〜
HO3に対応した輝度の警告表示を行う。
【0062】また、表示駆動手段13Aは、発信周期
(周波数)が可変できるマルチバイブレータ等で構成
し、比較信号HO1〜HO3に対応して発振周期(周波数)
を変更し、発光ダイオード(LED)の点滅周期を比較
信号HO1〜HO3に応じて速く(短く)するよう構成す
る。
【0063】このように、この発明に係る通知手段13
は、表示手段13Bを備え、送話レベルVTと騒音レベ
ルVNの偏差偏差ΔTN(=VT−VN)がそれぞれの基準
値VK1〜VK3(比較信号HO1〜HO3に対応)を超える毎
に、警告表示を変更し、声の大きさに応じて警告度を強
めていくので、通話者に通常の声で話すことを視覚に訴
えることができる。
【0064】図9はこの発明に係る通知手段の別実施の
形態要部ブロック構成図である。図9において、通知手
段14は、振動駆動手段14A、振動手段14Bを備え
る。振動駆動手段14Aは、例えばPWM(パルス幅変
調)駆動回路で構成し、比較信号HO1〜HO3に対応した
デューティ比のパルスの駆動信号SOを振動手段14に
供給する。
【0065】振動手段14Bは、圧電型の振動素子で構
成し、振動駆動手段14Aから供給される駆動信号SO
に対応した振幅の振動を発生し、駆動信号SOに対応し
た振動強度でハンドセットを振動する。
【0066】このように、この発明に係る通知手段14
は、振動手段14Bを備え、送話レベルVTと騒音レベ
ルVNの偏差偏差ΔTN(=VT−VN)がそれぞれの基準
値VK1〜VK3(比較信号HO1〜HO3に対応)を超える毎
に、ハンドセットの振動強度を変更し、声の大きさに応
じて警告度を強めていくので、通常の声で話すことを通
話者の触感に訴えることができる。
【0067】なお、通知手段10は、通知手段12、通
知手段13または通知手段14のいずれか2つを組み合
わせて構成してもよく、3つ全てで構成してもよい。
【0068】また、通信端末装置15が携帯電話機の場
合には、表示手段13Bを構成する発光ダイオードや振
動手段14Bを構成する圧電型の振動素子を送話口の近
傍に配置し、通話者が表示や振動を認識し易いように構
成する。
【0069】このように、この発明に係る音声通信端末
装置15は、送話レベルVTと騒音レベルVNの偏差ΔTN
(=VT−VN)を基準値VK1,Vk2,Vk3と比較し、比
較結果(偏差が基準値を超えた場合)に基づいて受話増
幅器3Bの利得Gを変更(G1〜G3に増加)するととも
に、通話者に声が大きいことを通知するので、通話者は
自分の声が大きいことを認識し、意識的に声を落として
通常の大きさの声で話すようになるため、周囲騒音中の
通話品質を改善することができる。
【0070】また、この発明に係る比較手段8は、複数
の基準値VK1〜VK3を設定可能とし、送話レベルVT、
または送話レベルVTと騒音レベルVNの偏差ΔTN(=V
T−VN)がそれぞれの基準値VK1〜VK3を超える毎に、
受話増幅器3Bの利得Gを変更(G1〜G3に増加)する
ので、通話者は大きな声で話すほど、受話音量が必要以
上に大きくなって不自然になり、自然に通常の大きさの
声で話すようになるため、周囲騒音中の通話品質を改善
することができる。
【0071】さらに、この発明に係る比較手段8は、送
話レベルVT、または送話レベルVTと騒音レベルVNの
偏差ΔTN(=VT−VN)に対し、それぞれの基準値VK1
〜VK3を中心として所定のヒステリシス幅ΔVHのヒス
テリシス特性を有する複数の比較信号HO1〜HO3を出力
するので、基準値VK1〜VK3の近傍におけるスイッチン
グ(チャタリング)現象を防止することができ、受話利
得の安定化を図ることができる。
【0072】次に、この発明に係る音声通信端末装置の
受話ゲイン変更動作、警告音発生動作、警告表示動作を
動作フロー図に基づいて説明する。
【0073】図9はこの発明に係る音声通信端末装置の
受話ゲイン変更の動作フロー図である。図9において、
ステップS1で、送話レベルVTを検出し、ステップS
2では、騒音レベルVNを検出してステップS3に移行
する。なお、ステップS1は送話レベル検出手段5が実
行し、ステップS2は騒音レベル検出手段6が実行す
る。
【0074】ステップS3で、送話レベルVTと騒音レ
ベルVNとの偏差ΔTN(=VT−VN)を演算する。ステ
ップS4では、偏差ΔTN(=VT−VN)が基準値VK1を
超えるか否かを判断し、偏差ΔTNが基準値VK1を超える
場合(ΔTN>VK1)にはステップS5に移行する。一
方、偏差ΔTNが基準値VK1以下の場合(ΔTN≦VK1)に
はステップS6に移行する。なお、ステップS3は偏差
演算手段7が実行し、ステップS4は比較手段8が実行
する。
【0075】ステップS5で、受話ゲインをG1に設定
する。ステップS7では、偏差ΔTN(=VT−VN)が基
準値VK2を超えるか否かを判断し、偏差ΔTNが基準値V
K2を超える場合(ΔTN>VK2)にはステップS8に移行
する。一方、偏差ΔTNが基準値VK2以下の場合(ΔTN≦
VK2)にはステップS9に移行する。なお、ステップS
5は比較手段8および利得変更手段9が実行し、ステッ
プS7は比較手段8が実行する。
【0076】ステップS8で、受話ゲインをG2に設定
する。ステップS10では、偏差ΔTN(=VT−VN)が
基準値VK3を超えるか否かを判断し、偏差ΔTNが基準値
VK3を超える場合(ΔTN>VK3)にはステップS11に
移行する。一方、偏差ΔTNが基準値VK3以下の場合(Δ
TN≦VK3)にはステップS12に移行する。なお、ステ
ップS8は比較手段8および利得変更手段9が実行し、
ステップS10は比較手段8が実行する。
【0077】ステップS11で、受話ゲインをG3に設
定し、ステップS13では、受話ゲインG3で通話を行
う。一方、ステップS6では、受話ゲインG0(初期設
定)で通話を行う。また、ステップS9では、受話ゲイ
ンG1で通話を行う。さらに、ステップS12では、受
話ゲインG2で通話を行う。なお、ステップS11は比
較手段8および利得変更手段9が実行し、ステップS
6、ステップS9、ステップS12およびステップS1
3は受話増幅器3Bが実行する。
【0078】図10はこの発明に係る音声通信端末装置
の警告音発生の動作フロー図である。図10において、
警告音発生の動作フローは、図9の受話ゲイン変更の動
作フローにおけるステップS6、ステップS9、ステッ
プS12およびステップS13をステップS21、ステ
ップS22、ステップS23およびステップS24に変
更した点のみが異なる。
【0079】ステップS21は警告音なし、ステップS
22はレベルL1(小さな)の警告音、ステップS23
はレベルL2(中程度)の警告音およびステップS24
はレベルL3(大きな)の警告音を発生する。
【0080】図11はこの発明に係る音声通信端末装置
の警告表示の動作フロー図である。図11において、警
告表示の動作フローは、図9の受話ゲイン変更の動作フ
ローにおけるステップS5、ステップS8およびステッ
プS11をステップP5、ステップP8およびステップ
P11に変更するとともに、ステップS6、ステップS
9、ステップS12およびステップS13をステップP
6、ステップP9、ステップP12およびステップP1
3に変更した点が異なる。
【0081】ステップP5は図7に示す表示手段13B
(例えば、発光ダイオード)を比較的長い点滅周期T
1、ステップP8は中程度の長さの点滅周期T2およびス
テップP11は短い点滅周期T3に設定する。
【0082】また、ステップP6は警告表示なし、ステ
ップP9は点滅周期T1(比較的長い)の警告表示、ス
テップP12は点滅周期T2(中程度の長さ)の警告表
示およびステップP13は点滅周期T3(短い)の警告
表示を表示する。
【0083】また、図示しないが、振動による警告動作
フローについても、図11に示す警告表示の動作フロー
と同じように実行することができる。
【0084】なお、本実施の形態では、基準値をVK1,
VK2およびVK3の3段階としたが、4段階以上にしても
本発明を適用することができる。
【0085】また、本実施の形態では、送話レベル検出
手段5、騒音レベル検出手段6、偏差演算手段7および
比較手段8をアナログで構成したが、A/Dコンバータ
とマイクロプロセッサを用いてソフト制御で実現しても
よい。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る音
声通信端末装置は、送話レベルを基準値と比較し、比較
結果(偏差が基準値を超えた場合)に基づいて受話増幅
器の利得を変更(増加)するので、通話者は相手の声が
聞きやすくなり、自然に通常の大きさの声で話すように
なるため、周囲騒音中の通話品質を改善することができ
る。
【0087】また、この発明に係る音声通信端末装置
は、送話レベルと騒音レベルの偏差を基準値と比較し、
比較結果(偏差が基準値を超えた場合)に基づいて受話
増幅器の利得を変更(増加)するとともに、通話者に声
が大きいことを通知するので、通話者は自分の声が大き
いことを認識し、意識的に声を落として通常の大きさの
声で話すようになるため、周囲騒音中の通話品質を改善
することができる。
【0088】さらに、この発明に係る比較手段は、複数
の基準値を設定可能とし、送話レベル、または送話レベ
ルと騒音レベルの偏差がそれぞれの基準値を超える毎
に、受話増幅器の利得を変更するので、通話者は大きな
声で話すほど、受話音量が必要以上に大きくなって不自
然になり、自然に通常の大きさの声で話すようになるた
め、周囲騒音中の通話品質を改善することができる。
【0089】また、この発明に係る比較手段は、送話レ
ベル、または送話レベルと騒音レベルの偏差に対し、そ
れぞれの基準値を中心として所定のヒステリシス幅のヒ
ステリシス特性を有する複数の比較信号を出力するの
で、基準値の近傍におけるチャタリング現象を防止する
ことができ、受話利得の安定化を図ることができる。
【0090】さらに、この発明に係る通知手段は、警告
音発生手段を備え、送話レベルと騒音レベルの偏差がそ
れぞれの基準値を超える毎に、警告音量または警告音質
を変更し、声の大きさに応じて警告度を強めていくの
で、通常の声で話すことを通話者の聴覚に訴えることが
できる。
【0091】また、この発明に係る通知手段は、表示手
段を備え、送話レベルと騒音レベルの偏差がそれぞれの
基準値を超える毎に、警告表示を変更し、声の大きさに
応じて警告度を強めていくので、通常の声で話すことを
通話者の視覚に訴えることができる。
【0092】さらに、この発明に係る通知手段は、振動
手段を備え、送話レベルと騒音レベルの偏差がそれぞれ
の基準値を超える毎に、ハンドセットの振動強度を変更
し、声の大きさに応じて警告度を強めていくので、通常
の声で話すことを通話者の触感に訴えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る音声通信端末装置の一実施の形
態要部ブロック構成図である。
【図2】この発明に係る音声通信端末装置の別実施の形
態要部ブロック構成図である。
【図3】この発明に係る比較手段の一実施の形態要部ブ
ロック構成図である。
【図4】この発明に係る比較手段を構成するコンパレー
タのヒステリシス特性図である。
【図5】この発明に係る利得変更手段の一実施の形態構
成図である。
【図6】この発明に係る通知手段の一実施の形態要部ブ
ロック構成図である。
【図7】この発明に係る通知手段の別実施の形態要部ブ
ロック構成図である。
【図8】この発明に係る通知手段の別実施の形態要部ブ
ロック構成図である。
【図9】この発明に係る音声通信端末装置の受話ゲイン
変更の動作フロー図である。
【図10】この発明に係る音声通信端末装置の警告音発
生の動作フロー図である。
【図11】この発明に係る音声通信端末装置の警告表示
の動作フロー図である。
【符号の説明】
1,15 音声通信端末装置 2 送話部 2A 送話ユニットT 2B 送話増幅器 3 受話部 3A 受話ユニットR 3B 受話増幅器 3C 演算増幅器 4 騒音部 4A 騒音用マイク 4B 騒音増幅器 5 送話レベル検出手段 6 騒音レベル検出手段 7 偏差演算手段 8 比較手段 8A,8B,8C コンパレータ 9 利得変更手段 10,12,13,14 通知手段 11 コーデック 12A 警告音発生手段 12B 増幅器 13A 表示駆動手段 13B 表示手段 14A 振動駆動手段 14B 振動手段 G,G0,G1,G2,G3 受話ゲイン RI,R0,R1,R2,R3 入力抵抗 RF 帰還抵抗 sw1,sw2,sw3 アナログスイッチ ZD1,ZD2,ZD3 定電圧素子 VK1,VK2,VK3 基準値

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送話ユニットおよび送話増幅器からなる
    送話部と、受話ユニットおよび受話増幅器からなる受話
    部と、を備えた音声通信端末装置であって、 前記送話部から出力される送話レベルを検出する送話レ
    ベル検出手段と、前記送話レベル検出手段が検出した送
    話レベルを基準値と比較する比較手段と、前記比較手段
    から供給される比較信号に基づいて前記受話増幅器の利
    得を変更する利得変更手段と、を備えたことを特徴とす
    る音声通信端末装置。
  2. 【請求項2】 送話ユニットおよび送話増幅器からなる
    送話部と、受話ユニットおよび受話増幅器からなる受話
    部と、を備えた音声通信端末装置であって、 周囲騒音をピックアップする騒音用マイクおよび騒音増
    幅器からなる騒音部と、前記騒音部から出力される騒音
    レベルを検出する騒音レベル検出手段と、前記送話部か
    ら出力される送話レベルを検出する送話レベル検出手段
    と、前記送話レベル検出手段が検出した送話レベルと前
    記騒音レベル検出手段が検出した騒音レベルの偏差を基
    準値と比較する比較手段と、前記比較手段から供給され
    る比較信号に基づいて前記受話増幅器の利得を変更する
    利得変更手段と、前記比較手段から供給される比較信号
    に基づいて通話者に送話が大きいことを通知する通知手
    段と、を備えたことを特徴とする音声通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記比較手段は、複数の基準値を設定可
    能とし、送話レベル、または送話レベルと騒音レベルの
    偏差がそれぞれの基準値を超える毎に前記利得変更手段
    の設定を変更し、前記受話増幅器の利得を変更すること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の音声通信端
    末装置。
  4. 【請求項4】 前記比較手段は、送話レベル、または送
    話レベルと騒音レベルの偏差に対し、それぞれの基準値
    を中心として所定のヒステリシス幅のヒステリシス特性
    を有する複数の比較信号を出力することを特徴とする請
    求項1、請求項2または請求項3記載の音声通信端末装
    置。
  5. 【請求項5】 前記通知手段は、警告音発生手段を備
    え、送話レベルと騒音レベルの偏差がそれぞれの基準値
    を超える毎に、警告音量または警告音質を変更すること
    を特徴とする請求項2記載の音声通信端末装置。
  6. 【請求項6】 前記通知手段は、表示手段を備え、送話
    レベルと騒音レベルの偏差がそれぞれの基準値を超える
    毎に、警告表示を変更することを特徴とする請求項2記
    載の音声通信端末装置。
  7. 【請求項7】 前記通知手段は、振動手段を備え、送話
    レベルと騒音レベルの偏差がそれぞれの基準値を超える
    毎に、ハンドセットの振動強度を変更することを特徴と
    する請求項2記載の音声通信端末装置。
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JP2012095047A (ja) * 2010-10-26 2012-05-17 Panasonic Corp 音声処理装置

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