JP2002185374A - 無線受信システムおよびウェイト更新アルゴリズム制御方法 - Google Patents

無線受信システムおよびウェイト更新アルゴリズム制御方法

Info

Publication number
JP2002185374A
JP2002185374A JP2000378317A JP2000378317A JP2002185374A JP 2002185374 A JP2002185374 A JP 2002185374A JP 2000378317 A JP2000378317 A JP 2000378317A JP 2000378317 A JP2000378317 A JP 2000378317A JP 2002185374 A JP2002185374 A JP 2002185374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
algorithm
weight update
update algorithm
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000378317A
Other languages
English (en)
Inventor
Soken Makita
崇顕 牧田
Yoshiharu Doi
義晴 土居
Shiyougo Nakao
正悟 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2000378317A priority Critical patent/JP2002185374A/ja
Publication of JP2002185374A publication Critical patent/JP2002185374A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝播環境に適した収束速度でウェイト更新を
行なう無線受信システムおよびウェイト更新アルゴリズ
ム制御方法を提供する。 【解決手段】 ウェイト更新開始時には、計算負荷が大
きいがウェイト収束速度が速いRLSでウェイト更新を
行ない、ウェイト推定誤差が第1の閾値より小さくなれ
ば、計算負荷が小さいがウェイト収束速度が遅いLMS
にウェイト更新アルゴリズムを切換える。その後、ウェ
イト推定誤差が増大し、第1の閾値より大きな第2の閾
値を超えると、ウェイト更新アルゴリズムをLMSから
RLSに切換え、より高速のウェイト収束を実施する。
これによりウェイト推定誤差の増大を防止し、指向性に
優れたアダプティブアレイ処理を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線受信システ
ムおよびウェイト更新アルゴリズム制御方法に関し、よ
り特定的には、移動体通信システムの基地局において、
アダプティブアレイ処理により所望の移動端末装置から
の受信信号を抽出する無線受信システム、およびそのよ
うな無線受信システムにおいてアダプティブアレイ処理
に用いられるウェイト更新アルゴリズムの制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、急速に発達しつつある移動体通信
システム(たとえば、Personal Handyphone System:以
下、PHS)では、基地局と移動端末装置との間の通信
に際し、基地局側の無線受信システムにおいて、アダプ
ティブアレイ処理により所望の移動端末装置からの受信
信号を抽出する方式が提案されている。
【0003】アダプティブアレイ処理とは、移動端末装
置からの受信信号に基づいて、基地局のアンテナごとの
受信係数(ウェイト)からなるウェイトベクトルを計算
して適応制御することによって、所望の移動端末装置か
らの信号を正確に抽出する処理である。
【0004】基地局側の無線受信システムにおいては、
受信信号のシンボルごとにこのようなウェイトを計算す
るウェイト計算機が設けられ、このウェイト計算機は、
受信信号と算出されたウェイトととの複素乗算和と、既
知の参照信号との誤差の2乗を減少させるようウェイト
を更新させる処理を実行する。
【0005】アダプティブアレイ処理では、このような
ウェイトの更新(ウェイト学習)を、時間や信号電波の
伝搬路特性の変動に応じて適応的に行ない、受信信号中
から干渉成分やノイズを除去し、所望の移動端末装置か
らの受信信号を抽出している。
【0006】このウェイト計算機では、上述のように誤
差の2乗に基づいた最急降下法(Minimum Mean Square
Error:以下、MMSE)によりウェイトの更新すなわ
ちウェイト学習を行なっている。より特定的には、ウェ
イト計算機は、たとえばMMSEによるRLS(Recurs
ive Least Squares)アルゴリズムやLMS(Least Mea
n Squares)アルゴリズムのようなウェイト更新アルゴ
リズムを使用している。
【0007】ウェイト更新アルゴリズムには大きく分け
て次の2種類がある。第1のウェイト更新アルゴリズム
は、たとえばRLSアルゴリズムのように、処理が複雑
なため計算負荷が大きいが、ウェイトの収束が速いとい
う特徴を有する(たとえば10シンボル程度でウェイト
が収束する)。これに対し、第2のウェイト更新アルゴ
リズムは、たとえばLMSアルゴリズムのように、処理
が簡略化されているため、計算負荷は小さいが、ウェイ
トの収束が遅いという特徴を有している(ウェイト収束
に多くのシンボル数が必要となる)。
【0008】このようなMMSEによるアダプティブア
レイの処理技術、およびMMSEによるRLSアルゴリ
ズムやLMSアルゴリズムは周知の技術であり、たとえ
ば菊間信良著の「アレーアンテナによる適応信号処理」
(科学技術出版)の第35頁〜第49頁の「第3章 M
MSEアダプティブアレー」に詳細に説明されているの
で、ここではその説明を省略する。
【0009】従来のアダプティブアレイ処理では、ウェ
イト計算機は、まずRLSアルゴリズムのような計算量
は大きいが高速で収束するウェイト更新アルゴリズムに
よってウェイトを高速に収束させ、ウェイトがある程度
収束すると、ウェイト更新アルゴリズムを、LMSアル
ゴリズムのようなウェイト収束は低速であるが計算量の
少ないウェイト更新アルゴリズムに切換えて、ウェイト
の更新処理を続行するように構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のアダプティブアレイ処理では、RLSから
LMSにウェイト更新アルゴリズムを切換えた後、LM
Sのような収束速度が低速のウェイト更新アルゴリズム
でウェイト更新を続行しているときに、伝送路の最適受
信係数の変動、すなわちフェージングが高速になると、
もはやLMSによるウェイト更新では伝送路の伝播環境
の変化に充分に追従できなくなる。このため、ウェイト
計算機によるウェイトの推定誤差が大きくなり、良好な
指向性で所望の移動端末装置からの信号を抽出すること
ができなくなるという問題があった。
【0011】それゆえに、この発明の目的は、高速フェ
ージングの伝播環境にあっても良好な指向性でアダプテ
ィブアレイ処理を実行することができる無線受信システ
ムおよびウェイト更新アルゴリズム制御方法を提供する
ことである。
【0012】この発明の他の目的は、ウェイトの収束状
態に応じて、最適なウェイト更新アルゴリズムを選択す
ることができる無線受信システムおよびウェイト更新ア
ルゴリズム制御方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数のアン
テナを用いて移動端末装置からの信号を受信する無線受
信システムであって、ウェイト更新手段と、誤差算出手
段と、アルゴリズム制御手段とを備える。ウェイト更新
手段は、所望の移動端末装置から受信した信号のシンボ
ルごとにウェイトを順次推定し更新する。誤差算出手段
は、ウェイト更新手段によって推定されたウェイトの推
定誤差を算出する。アルゴリズム制御手段は、ウェイト
更新手段によるウェイト更新アルゴリズムを、誤差算出
手段によって算出されたウェイト推定誤差の大きさに応
じて、計算負荷が大きいがウェイト収束速度が高速の第
1のウェイト更新アルゴリズムと、計算負荷が小さいが
ウェイト収束速度が低速の第2のウェイト更新アルゴリ
ズムとの間で選択的に切換える。
【0014】好ましくは、アルゴリズム制御手段は、ウ
ェイト更新手段によるウェイト更新アルゴリズムを、ウ
ェイト推定誤差の値が相対的に大きいときには第1のウ
ェイト更新アルゴリズムに切換え、ウェイト推定誤差の
値が相対的に小さいときには第2のウェイト更新アルゴ
リズムに切換える。
【0015】より好ましくは、アルゴリズム制御手段
は、ウェイト更新手段によるウェイト更新アルゴリズム
を、ウェイト推定誤差の値が減少して第1の閾値より小
さくなったときには、第1のウェイト更新アルゴリズム
から第2のウェイト更新アルゴリズムに切換え、ウェイ
ト推定誤差の値が増大して第2の閾値より大きくなった
ときには、第2のウェイト更新アルゴリズムから第1の
ウェイト更新アルゴリズムに切換え、第2の閾値は第1
の閾値よりも大きい。
【0016】より好ましくは、アルゴリズム制御手段
は、ウェイト更新手段によるウェイト更新アルゴリズム
を、ウェイト推定誤差の値が減少して第1の閾値より小
さくなったときには、第1のウェイト更新アルゴリズム
から第2のウェイト更新アルゴリズムに切換え、ウェイ
ト推定誤差の値が増大して受信信号の前後するシンボル
間の増分値が第3の閾値より大きくなったときには、第
2のウェイト更新アルゴリズムから第1のウェイト更新
アルゴリズムに切換える。
【0017】より好ましくは、アルゴリズム制御手段
は、ウェイト更新手段が第2のウェイト更新アルゴリズ
ムを用いてウェイト更新動作を実行している際にウェイ
ト推定誤差の増大を検出すれば、受信信号の所定数のシ
ンボルだけ遡って第1のウェイト更新アルゴリズムを用
いたウェイト更新動作を開始する。
【0018】より好ましくは、アルゴリズム制御手段
は、ウェイト更新手段が第2のウェイト更新アルゴリズ
ムを用いてウェイト更新動作を実行している際にウェイ
ト推定誤差の増大を検出すれば、受信信号の所定数のシ
ンボルだけ第1および第2のウェイト更新アルゴリズム
を用いたウェイト更新動作を同時に実行する。
【0019】より好ましくは、第1のウェイト更新アル
ゴリズムはRLSアルゴリズムである。
【0020】より好ましくは、第2のウェイト更新アル
ゴリズムはLMSアルゴリズムである。
【0021】この発明の他の局面によれば、複数のアン
テナを用いて移動端末装置からの信号を受信する無線受
信システムにおけるウェイト更新アルゴリズム制御方法
であって、所望の移動端末装置から受信した信号のシン
ボルごとにウェイトを順次推定し更新するステップと、
推定されたウェイトの推定誤差を算出するステップと、
ウェイト更新ステップに用いるウェイト更新アルゴリズ
ムを、算出されたウェイト推定誤差の大きさに応じて、
計算負荷が大きいがウェイト収束速度が高速の第1のウ
ェイト更新アルゴリズムと、計算負荷が小さいがウェイ
ト収束速度が低速の第2のウェイト更新アルゴリズムと
の間で選択的に切換えるステップとを備える。
【0022】好ましくは、ウェイト更新アルゴリズムを
切換えるステップは、ウェイト更新ステップに用いるウ
ェイト更新アルゴリズムを、ウェイト推定誤差の値が相
対的に大きいときには第1のウェイト更新アルゴリズム
に切換え、ウェイト推定誤差の値が相対的に小さいとき
には第2のウェイト更新アルゴリズムに切換えるステッ
プを含む。
【0023】より好ましくは、ウェイト更新アルゴリズ
ムを切換えるステップは、ウェイト更新ステップに用い
るウェイト更新アルゴリズムを、ウェイト推定誤差の値
が減少して第1の閾値より小さくなったときには、第1
のウェイト更新アルゴリズムから第2のウェイト更新ア
ルゴリズムに切換え、ウェイト推定誤差の値が増大して
第2の閾値より大きくなったときには、第2のウェイト
更新アルゴリズムから第1のウェイト更新アルゴリズム
に切換えるステップを含み、第2の閾値は第1の閾値よ
りも大きい。
【0024】より好ましくは、ウェイト更新アルゴリズ
ムを切換えるステップは、ウェイト更新ステップに用い
るウェイト更新アルゴリズムを、ウェイト推定誤差の値
が減少して第1の閾値より小さくなったときには、第1
のウェイト更新アルゴリズムから第2のウェイト更新ア
ルゴリズムに切換え、ウェイト推定誤差の値が増大して
受信信号の前後するシンボル間の増分値が第3の閾値よ
り大きくなったときには、第2のウェイト更新アルゴリ
ズムから第1のウェイト更新アルゴリズムに切換えるス
テップを含む。
【0025】より好ましくは、ウェイト更新アルゴリズ
ムを切換えるステップは、ウェイト更新ステップが第2
のウェイト更新アルゴリズムを用いてウェイト更新動作
を実行している際にウェイト推定誤差の増大を検出すれ
ば、受信信号の所定数のシンボルだけ遡って第1のウェ
イト更新アルゴリズムを用いたウェイト更新動作を開始
するステップを含む。
【0026】より好ましくは、ウェイト更新アルゴリズ
ムを切換えるステップは、ウェイト更新ステップが第2
のウェイト更新アルゴリズムを用いてウェイト更新動作
を実行している際にウェイト推定誤差の増大を検出すれ
ば、受信信号の所定数のシンボルだけ第1および第2の
ウェイト更新アルゴリズムを用いたウェイト更新動作を
同時に実行するステップを含む。
【0027】より好ましくは、第1のウェイト更新アル
ゴリズムはRLSアルゴリズムである。
【0028】より好ましくは、第2のウェイト更新アル
ゴリズムはLMSアルゴリズムである。
【0029】したがって、この発明によれば、ウェイト
の推定誤差を算出し、推定誤差の大きさに応じて伝播環
境に最適のウェイト更新アルゴリズムを選択するように
構成したので、計算量を抑えながら、必要な収束速度で
ウェイトを収束させることができ、高速フェージングの
下でも指向性に優れたアダプティブアレイ処理を実現す
ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相
当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0031】図1は、基地局側の無線受信システムのデ
ジタルシグナルプロセッサ(DSP)によってソフトウ
ェア的に実行されるアダプティブアレイ処理を機能的に
説明するための機能ブロック図である。
【0032】図1を参照して、基地局の複数本のアンテ
ナ、たとえば4本のアンテナ1,2,3,4でそれぞれ
受信された移動端末装置からの受信信号x1(t),x2
(t),x3(t),x4(t)からなる受信信号ベクト
ルx(t)は、図示しないRF回路でそれぞれ増幅され
た後、図示しないA/D変換機でそれぞれデジタル信号
に変換され、メモリ5に一旦記憶される。
【0033】これらのデジタル信号は、無線受信システ
ムの図示しないDSPに与えられ、図1に示す機能ブロ
ック図にしたがって以後ソフトウェア的にアダプティブ
アレイ処理が施される。
【0034】図1を参照して、メモリ5に一旦記憶され
た受信信号ベクトルx(t)は、乗算器6,7,8,9
のそれぞれの一方入力に与えられるとともに、ウェイト
計算機12に与えられる。
【0035】ウェイト計算機12は、アルゴリズム切換
機14によって選択されたウェイト更新アルゴリズムに
より、アンテナごとのウェイトw1(t),w2(t),
3(t),w4(t)からなるウェイトベクトルwを算
出し、乗算器6,7,8,9のそれぞれの他方入力に与
えて、対応するアンテナからの受信信号ベクトルx
(t)とそれぞれ複素乗算する。
【0036】加算器10によりその乗算結果の総和であ
るアレイ出力信号y(t)が得られ、このy(t)は以
下のように複素乗算和として表わされる: y(t)=xT(t)w 上述のような複素乗算和の結果y(t)は、一旦メモリ
11に格納された後、アレイ出力信号として供給される
とともに、ウェイト計算機12に与えられ、メモリ13
に予め記憶されている既知の参照信号d(t)とのウェ
イト推定誤差eが求められる。この参照信号d(t)
は、移動端末装置からの受信信号が含むすべてのユーザ
に共通の既知の信号であり、たとえばPHSでは、受信
信号のうち、既知のビット列で構成されたプリアンブル
区間が用いられる。
【0037】ウェイト計算機12は、次式に基づいて、
ウェイト推定誤差eを算出する: e=E[|d(t)−y(t)|2]=E[|d(t)−
T(t)w|2] この式から、ウェイト推定誤差eが小さいほど、アレイ
出力信号の信号対雑音比が良好になり、ウェイトが収束
していることが理解される。
【0038】ウェイト計算機12は、ウェイト計算機1
2により算出されたウェイト推定誤差eに基づいてアル
ゴリズム切換機14によって選択されたウェイト更新ア
ルゴリズムを用いて、ウェイト推定誤差eの2乗を減少
させるようウェイトを更新させる処理を実行する。
【0039】図2は、図1に示した基地局側の無線受信
システムのDSPによってソフトウェア的に実行され
る、前述の従来のアダプティブアレイ処理を示すフロー
図である。
【0040】前述のように、従来のアダプティブアレイ
処理では、ウェイト計算機12は、まずRLSアルゴリ
ズムのような計算量は大きいが高速で収束するウェイト
更新アルゴリズムによってウェイトを高速に収束させ、
ウェイトがある程度収束すると、ウェイト更新アルゴリ
ズムを、LMSアルゴリズムのようなウェイト収束は低
速であるが計算量の少ないウェイト更新アルゴリズムに
切換えて、ウェイトの更新処理を続行するように構成さ
れている。
【0041】図2を参照して、ウェイト更新処理が開始
されると、まずステップS1において、ウェイト更新ア
ルゴリズムがRLSに設定される。
【0042】次に、ステップS2において、ウェイト計
算機12で算出されたウェイト推定誤差eが、所定の閾
値より小さいか否かが判断される。小さくないと判断さ
れると、ステップS5に進み、そのままRLSを用いて
ウェイト更新処理が続行される。
【0043】ウェイト更新処理の終了に達していなけれ
ば(ステップS6)、ステップS2に戻り、再度、ウェ
イト計算機12で算出されたウェイト推定誤差eが、所
定の閾値より小さいか否かが判断される。ここで、小さ
いと判断されると、ステップS3に進み、LMSを用い
てウェイト更新処理が行なわれているか否かが判断され
る。
【0044】この場合、ウェイト更新はRLSを用いて
行なわれているので、ステップS4に進み、ウェイト更
新アルゴリズムがRLSからLMSに切換えられる。そ
して、ステップS5に進んで、新たに選択されたLMS
をウェイト更新アルゴリズムとして用いてウェイト更新
処理を実行する。
【0045】ウェイト更新処理の終了に達していなけれ
ば(ステップS6)、ステップS2に戻り、再度、ウェ
イト計算機12で算出されたウェイト推定誤差eが、所
定の閾値より小さいか否かが判断される。ここで、小さ
いと引続き判断されると、ステップS3に進み、LMS
を用いてウェイト更新処理が行なわれているか否かが判
断される。
【0046】この場合、LMSを用いてウェイト更新が
行なわれているので、ステップS5に進み、そのままL
MSをウェイト更新アルゴリズムとして用いてウェイト
更新処理が実行される。
【0047】そして、ステップS6で、更新処理の終了
が判断されなければ、ステップS2、ステップS3およ
びステップS5の処理が、LMSを用いながら繰返され
る。
【0048】ここで、たとえば高速フェージングのよう
に伝播環境が変化してアンテナの最適受信係数(ウェイ
ト)も変化した場合、そのまま低収束速度のLMSを用
いてウェイト更新を続行しているとウェイト推定誤差e
の値が増大する。この結果、ステップS2においてウェ
イト推定誤差eが再度、閾値よりも小さくないと判断さ
れる場合があるが、図2の従来例ではそのままステップ
S5に進み、LMSでのウェイト更新処理が続行される
ことになる。このため、ウェイト計算機12によるウェ
イト推定誤差がますます大きくなり、良好な指向性で所
望の移動端末装置からの信号を抽出することができなく
なる。
【0049】図3は、この発明の実施の形態1によるア
ダプティブアレイ処理を示すフロー図である。
【0050】図3のフロー図の処理のうち、ステップS
1〜ステップS6の処理は、図2の従来のアダプティブ
アレイ処理のステップS1〜ステップS6と全く同じな
ので、その動作説明はここでは繰返さない。
【0051】図3の実施の形態1の処理が、図2の従来
例の処理と異なるのは、次の点である。すなわち、ウェ
イト推定誤差eが、閾値Aよりも小さくなり、その結果
LMSをウェイト更新アルゴリズムとしてウェイト更新
処理を行なっているときに、ウェイト推定誤差eが増大
し、ステップS2において閾値Aよりも小さくないと判
断されると、この実施の形態1ではステップS7に進
む。
【0052】ステップS7において、ウェイト推定誤差
eが、閾値Aよりも大きな閾値Bよりも大きくないと判
断されると、ステップS5に戻り、LMSを用いたま
ま、ウェイト更新を続行する。
【0053】一方、ステップS7において、ウェイト推
定誤差eが、閾値Bよりも大きいと判断されると、ステ
ップS8に進み、RLSを用いてウェイト更新処理が行
なわれているか否かが判断される。
【0054】この場合、ウェイト更新はLMSを用いて
行なわれているので、ステップS9に進み、ウェイト更
新アルゴリズムがLMSからRLSに切換えられる。そ
して、ステップS5に進んで、新たに選択されたRLS
をウェイト更新アルゴリズムとして用いてウェイト更新
処理を実行する。
【0055】ウェイト更新処理の終了に達していなけれ
ば(ステップS6)、ステップS2に戻り、再度、ウェ
イト計算機12で算出されたウェイト推定誤差eが、所
定の閾値AおよびBより大きいか否かが判断される(ス
テップS2およびS7)。ここで、大きいと引続き判断
されると、ステップS8に進み、RLSを用いてウェイ
ト更新処理が行なわれているか否かが判断される。
【0056】この場合、RLSを用いてウェイト更新は
行なわれているので、ステップS5に進み、そのままR
LSをウェイト更新アルゴリズムとして用いてウェイト
更新処理が実行される。
【0057】そして、ステップS6で、更新処理の終了
が判断されなければ、ステップS2、ステップS7、ス
テップS8およびステップS5の処理が、RLSを用い
ながら繰返される。
【0058】たとえば高速フェージングのように伝播環
境が変化して伝送路の最適受信係数も変化した場合、図
2の従来例のようにそのまま低収束速度のLMSを用い
てウェイト更新を続行しているとウェイト推定誤差eの
値が増大してしまうことになるが、この図3の実施の形
態1によるアダプティブアレイ処理では、ステップS7
においてウェイト推定誤差eがより大きな閾値Bよりも
大きいと判断されると、ステップS9に進み、LMSで
のウェイト更新処理を収束速度の速いRLSによるウェ
イト更新処理に切換えている。このため、ウェイト計算
機12によるウェイト推定誤差の増大を防止してウェイ
トを高速で収束させ、良好な指向性で所望の移動端末装
置からの信号を抽出することができるようになる。
【0059】図4は、この発明の実施の形態2によるア
ダプティブアレイ処理を示すフロー図である。図4の実
施の形態1が図3の実施の形態1と異なるのは次の点だ
けである。
【0060】すなわち、図3の実施の形態1では、ステ
ップS7において、ウェイト推定誤差eそのものが、所
定の閾値Bと比較されるのに対し、図4の実施の形態2
では、ステップS7’において、受信信号の前後するシ
ンボル間のウェイト推定誤差の増分値(e−e’)が所
定の閾値Cと比較され、前者のほうが大きいと判断され
ると、ウェイト更新アルゴリズムを収束速度の速いRL
Sに切換えるように構成している。
【0061】したがって、この図4の実施の形態2で
も、上述の実施の形態1と同様の効果を得ることができ
る。
【0062】なお、LMSアルゴリズムでは、ウェイト
自身の値とその推定誤差とを用いて逐次的にウェイトを
更新する。したがって、図2の従来例でも行なわれてい
たRLSからLMSへの切換えは、それまでRLSで推
定されてきたウェイトを、そのままLMSでのウェイト
として用いることができる。
【0063】これに対し、RLSアルゴリズムでは、受
信信号の相関行列の逆行列の計算が必要となる。しかし
ながら、LMSアルゴリズムではこのような行列計算を
行なっていないので、上述のこの発明の実施の形態にお
いてLMSからRLSへの切換えを行なう際には、RL
Sによるウェイト更新を開始する前に相関行列の逆行列
の計算をしておく必要がある。
【0064】この発明では、LMSからRLSへの切換
え方法として2通りの方法を使用する。
【0065】図5は、この発明によるLMSからRLS
への切換手法を模式的に示すタイミング図である。
【0066】図5(a)に示す第1の手法では、LMS
を用いたウェイト更新処理(復調)中にウェイト推定誤
差の増大を検知した場合、その時点から受信信号の所定
数のシンボル分だけ、たとえば8シンボル分だけ遡って
RLSによるウェイト更新処理(RLSによるトレーニ
ング)を実行する。このために、図1のメモリ11に保
持されているアレイ出力信号が参照信号として使用され
る。
【0067】図5(b)に示す第2の手法では、LMS
を用いたウェイト更新処理中にウェイト推定誤差の増大
を検知した場合、その時点から受信信号の所定数のシン
ボル分だけ、たとえば8シンボル分だけLMSによるウ
ェイト更新処理とRLSによるウェイト更新処理(RL
Sによるトレーニング)とを同時に実行する。
【0068】図5に示すようなLMSからRLSへの切
換手法を適用することにより、図3および図4に示すよ
うな実施の形態のアダプティブアレイ処理が可能とな
る。
【0069】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0070】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、算出
された推定誤差の大きさに応じて最適の収束速度を有す
るウェイト更新アルゴリズムを選択するように構成した
ので、計算量を抑えながら、必要な収束速度でウェイト
を収束させることができ、高速フェージングのような伝
播環境下でも指向性に優れたアダプティブアレイ処理を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 基地局側の無線受信システムによってソフト
ウェア的に実行されるアダプティブアレイ処理を機能的
に説明する機能ブロック図である。
【図2】 図1に示した基地局側の無線受信システムに
よって実行される従来のウェイト更新処理を示すフロー
図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるアダプティブ
アレイ処理を示すフロー図である。
【図4】 この発明の実施の形態2によるアダプティブ
アレイ処理を示すフロー図である。
【図5】 LMSからRLSへの切換手法を模式的に示
すタイミング図である。
【符号の説明】
1,2,3,4 アンテナ、5,11,13 メモリ、
6,7,8,9 乗算器、10 加算器、12 ウェイ
ト計算機、14 アルゴリズム切換機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中尾 正悟 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5K059 CC09 DD10 DD15 DD31 EE02

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアンテナを用いて移動端末装置か
    らの信号を受信する無線受信システムであって、 所望の移動端末装置から受信した信号のシンボルごとに
    ウェイトを順次推定し更新するウェイト更新手段と、 前記ウェイト更新手段によって推定されたウェイトの推
    定誤差を算出する誤差算出手段と、 前記ウェイト更新手段によるウェイト更新アルゴリズム
    を、前記誤差算出手段によって算出された前記ウェイト
    推定誤差の大きさに応じて、計算負荷が大きいがウェイ
    ト収束速度が高速の第1のウェイト更新アルゴリズム
    と、計算負荷が小さいがウェイト収束速度が低速の第2
    のウェイト更新アルゴリズムとの間で選択的に切換える
    アルゴリズム制御手段とを備えた、無線受信システム。
  2. 【請求項2】 前記アルゴリズム制御手段は、前記ウェ
    イト更新手段によるウェイト更新アルゴリズムを、前記
    ウェイト推定誤差の値が相対的に大きいときには前記第
    1のウェイト更新アルゴリズムに切換え、前記ウェイト
    推定誤差の値が相対的に小さいときには前記第2のウェ
    イト更新アルゴリズムに切換える、請求項1に記載の無
    線受信システム。
  3. 【請求項3】 前記アルゴリズム制御手段は、前記ウェ
    イト更新手段によるウェイト更新アルゴリズムを、前記
    ウェイト推定誤差の値が減少して第1の閾値より小さく
    なったときには、前記第1のウェイト更新アルゴリズム
    から前記第2のウェイト更新アルゴリズムに切換え、前
    記ウェイト推定誤差の値が増大して第2の閾値より大き
    くなったときには、前記第2のウェイト更新アルゴリズ
    ムから前記第1のウェイト更新アルゴリズムに切換え、
    前記第2の閾値は前記第1の閾値よりも大きい、請求項
    2に記載の無線受信システム。
  4. 【請求項4】 前記アルゴリズム制御手段は、前記ウェ
    イト更新手段によるウェイト更新アルゴリズムを、前記
    ウェイト推定誤差の値が減少して第1の閾値より小さく
    なったときには、前記第1のウェイト更新アルゴリズム
    から前記第2のウェイト更新アルゴリズムに切換え、前
    記ウェイト推定誤差の値が増大して前記受信信号の前後
    するシンボル間の増分値が第3の閾値より大きくなった
    ときには、前記第2のウェイト更新アルゴリズムから前
    記第1のウェイト更新アルゴリズムに切換える、請求項
    2に記載の無線受信システム。
  5. 【請求項5】 前記アルゴリズム制御手段は、前記ウェ
    イト更新手段が前記第2のウェイト更新アルゴリズムを
    用いてウェイト更新動作を実行している際に前記ウェイ
    ト推定誤差の増大を検出すれば、前記受信信号の所定数
    のシンボルだけ遡って前記第1のウェイト更新アルゴリ
    ズムを用いたウェイト更新動作を開始する、請求項1か
    ら4のいずれかに記載の無線受信システム。
  6. 【請求項6】 前記アルゴリズム制御手段は、前記ウェ
    イト更新手段が前記第2のウェイト更新アルゴリズムを
    用いてウェイト更新動作を実行している際に前記ウェイ
    ト推定誤差の増大を検出すれば、前記受信信号の所定数
    のシンボルだけ前記第1および第2のウェイト更新アル
    ゴリズムを用いたウェイト更新動作を同時に実行する、
    請求項1から4のいずれかに記載の無線受信システム。
  7. 【請求項7】 前記第1のウェイト更新アルゴリズムは
    RLSアルゴリズムである、請求項1から6のいずれか
    に記載の無線受信システム。
  8. 【請求項8】 前記第2のウェイト更新アルゴリズムは
    LMSアルゴリズムである、請求項1から7のいずれか
    に記載の無線受信システム。
  9. 【請求項9】 複数のアンテナを用いて移動端末装置か
    らの信号を受信する無線受信システムにおけるウェイト
    更新アルゴリズム制御方法であって、 所望の移動端末装置から受信した信号のシンボルごとに
    ウェイトを順次推定し更新するステップと、 前記推定されたウェイトの推定誤差を算出するステップ
    と、 前記ウェイト更新ステップに用いるウェイト更新アルゴ
    リズムを、算出された前記ウェイト推定誤差の大きさに
    応じて、計算負荷が大きいがウェイト収束速度が高速の
    第1のウェイト更新アルゴリズムと、計算負荷が小さい
    がウェイト収束速度が低速の第2のウェイト更新アルゴ
    リズムとの間で選択的に切換えるステップとを備えた、
    ウェイト更新アルゴリズム制御方法。
  10. 【請求項10】 前記ウェイト更新アルゴリズムを切換
    えるステップは、前記ウェイト更新ステップに用いるウ
    ェイト更新アルゴリズムを、前記ウェイト推定誤差の値
    が相対的に大きいときには前記第1のウェイト更新アル
    ゴリズムに切換え、前記ウェイト推定誤差の値が相対的
    に小さいときには前記第2のウェイト更新アルゴリズム
    に切換えるステップを含む、請求項9に記載のウェイト
    更新アルゴリズム制御方法。
  11. 【請求項11】 前記ウェイト更新アルゴリズムを切換
    えるステップは、前記ウェイト更新ステップに用いるウ
    ェイト更新アルゴリズムを、前記ウェイト推定誤差の値
    が減少して第1の閾値より小さくなったときには、前記
    第1のウェイト更新アルゴリズムから前記第2のウェイ
    ト更新アルゴリズムに切換え、前記ウェイト推定誤差の
    値が増大して第2の閾値より大きくなったときには、前
    記第2のウェイト更新アルゴリズムから前記第1のウェ
    イト更新アルゴリズムに切換えるステップを含み、前記
    第2の閾値は前記第1の閾値よりも大きい、請求項10
    に記載のウェイト更新アルゴリズム制御方法。
  12. 【請求項12】 前記ウェイト更新アルゴリズムを切換
    えるステップは、前記ウェイト更新ステップに用いるウ
    ェイト更新アルゴリズムを、前記ウェイト推定誤差の値
    が減少して第1の閾値より小さくなったときには、前記
    第1のウェイト更新アルゴリズムから前記第2のウェイ
    ト更新アルゴリズムに切換え、前記ウェイト推定誤差の
    値が増大して前記受信信号の前後するシンボル間の増分
    値が第3の閾値より大きくなったときには、前記第2の
    ウェイト更新アルゴリズムから前記第1のウェイト更新
    アルゴリズムに切換えるステップを含む、請求項10に
    記載のウェイト更新アルゴリズム制御方法。
  13. 【請求項13】 前記ウェイト更新アルゴリズムを切換
    えるステップは、前記ウェイト更新ステップが前記第2
    のウェイト更新アルゴリズムを用いてウェイト更新動作
    を実行している際に前記ウェイト推定誤差の増大を検出
    すれば、前記受信信号の所定数のシンボルだけ遡って前
    記第1のウェイト更新アルゴリズムを用いたウェイト更
    新動作を開始するステップを含む、請求項9から12の
    いずれかに記載のウェイト更新アルゴリズム制御方法。
  14. 【請求項14】 前記ウェイト更新アルゴリズムを切換
    えるステップは、前記ウェイト更新ステップが前記第2
    のウェイト更新アルゴリズムを用いてウェイト更新動作
    を実行している際に前記ウェイト推定誤差の増大を検出
    すれば、前記受信信号の所定数のシンボルだけ前記第1
    および第2のウェイト更新アルゴリズムを用いたウェイ
    ト更新動作を同時に実行するステップを含む、請求項9
    から12のいずれかに記載のウェイト更新アルゴリズム
    制御方法。
  15. 【請求項15】 前記第1のウェイト更新アルゴリズム
    はRLSアルゴリズムである、請求項9から14のいず
    れかに記載のウェイト更新アルゴリズム制御方法。
  16. 【請求項16】 前記第2のウェイト更新アルゴリズム
    はLMSアルゴリズムである、請求項9から15のいず
    れかに記載のウェイト更新アルゴリズム制御方法。
JP2000378317A 2000-12-13 2000-12-13 無線受信システムおよびウェイト更新アルゴリズム制御方法 Withdrawn JP2002185374A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000378317A JP2002185374A (ja) 2000-12-13 2000-12-13 無線受信システムおよびウェイト更新アルゴリズム制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000378317A JP2002185374A (ja) 2000-12-13 2000-12-13 無線受信システムおよびウェイト更新アルゴリズム制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002185374A true JP2002185374A (ja) 2002-06-28

Family

ID=18846908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000378317A Withdrawn JP2002185374A (ja) 2000-12-13 2000-12-13 無線受信システムおよびウェイト更新アルゴリズム制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002185374A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007105796A1 (ja) * 2006-03-15 2007-09-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. アダプティブ制御装置
JP2007528623A (ja) * 2003-06-30 2007-10-11 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 適応アンテナアレイ方式を使用する移動通信システムにおけるデータを受信する装置及び方法
WO2009028116A1 (ja) * 2007-08-30 2009-03-05 Mitsubishi Electric Corporation 無線信号復調装置
WO2009075421A1 (en) * 2007-12-12 2009-06-18 Electronics And Telecommunication Research Institute Apparatus and method for estimating high-integration, high-speed and pipelined recursive least squares
CN101741783A (zh) * 2009-12-24 2010-06-16 北京韦加航通科技有限责任公司 一种单载波频域均衡系统中信道追踪的方法
CN107276562A (zh) * 2017-06-16 2017-10-20 国网重庆市电力公司潼南区供电分公司 一种基于改进自适应均衡混合算法rls‑lms变压器消噪方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007528623A (ja) * 2003-06-30 2007-10-11 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 適応アンテナアレイ方式を使用する移動通信システムにおけるデータを受信する装置及び方法
WO2007105796A1 (ja) * 2006-03-15 2007-09-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. アダプティブ制御装置
CN101711462B (zh) * 2006-03-15 2013-06-05 松下电器产业株式会社 自适应控制装置
CN101711462A (zh) * 2006-03-15 2010-05-19 松下电器产业株式会社 自适应控制装置
US8457582B2 (en) 2006-03-15 2013-06-04 Panasonic Corporation Adaptive control apparatus using multiple adaptive control methods
JP5058153B2 (ja) * 2006-03-15 2012-10-24 パナソニック株式会社 アダプティブ制御装置
CN101772905B (zh) * 2007-08-30 2012-12-19 三菱电机株式会社 无线信号解调装置
WO2009028116A1 (ja) * 2007-08-30 2009-03-05 Mitsubishi Electric Corporation 無線信号復調装置
US8179948B2 (en) 2007-08-30 2012-05-15 Mitsubishi Electric Corporation Radio signal demodulating device
WO2009075421A1 (en) * 2007-12-12 2009-06-18 Electronics And Telecommunication Research Institute Apparatus and method for estimating high-integration, high-speed and pipelined recursive least squares
KR100922856B1 (ko) 2007-12-12 2009-10-22 한국전자통신연구원 고집적 고속 파이프라인 rls 추정 장치 및 방법
CN101741783A (zh) * 2009-12-24 2010-06-16 北京韦加航通科技有限责任公司 一种单载波频域均衡系统中信道追踪的方法
CN107276562A (zh) * 2017-06-16 2017-10-20 国网重庆市电力公司潼南区供电分公司 一种基于改进自适应均衡混合算法rls‑lms变压器消噪方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020051487A1 (en) Adaptive equalization apparatus and method
US7403798B2 (en) Wireless base system, and directivity control method
US6836244B2 (en) Radio reception apparatus capable of selecting from adaptive array reception mode and single route reception mode, and method and program for controlling adaptive array processing
JP4202162B2 (ja) アダプティブアレイ無線装置、アンテナ選択方法およびアンテナ選択プログラム
JP3933597B2 (ja) 送信方法およびそれを利用した無線装置
JP2002185374A (ja) 無線受信システムおよびウェイト更新アルゴリズム制御方法
JP2000188568A (ja) 受信装置
JP3625205B2 (ja) 適応等化器及び受信装置
EP1489757B1 (en) Radio reception device, array parameter optimal value estimation method, and array parameter optimal value estimation program
JP3869738B2 (ja) 無線基地装置、送信電力制御方法、および送信電力制御プログラム
JP2003198508A (ja) アダプティブアレイ無線装置
JP3808311B2 (ja) 受信方法及び受信機
JP4253173B2 (ja) 無線装置、送信制御切替方法、および送信制御切替プログラム
JP2004297536A (ja) 適応等化方式
JP2002026788A (ja) 受信装置
JP3061108B2 (ja) 受信装置および受信方法
JP4382998B2 (ja) 無線基地システムおよび指向性制御方法
JP2003283403A (ja) アダプティブアレイ演算処理装置、アダプティブアレイ演算処理装置を搭載した無線受信装置、およびアダプティブアレイ演算処理装置のアンテナ入力信号制御方法
JP2862082B1 (ja) 受信方法および受信装置
JPH09238099A (ja) ダイバーシチ受信装置
JP2868012B1 (ja) 受信方法および受信装置
JP4004284B2 (ja) 無線装置、送信ウェイト推定方法、および送信ウェイト推定プログラム
JP4148787B2 (ja) 無線受信システム、ウェイト更新方法、およびウェイト更新プログラム
JP3582343B2 (ja) 受信信号処理装置
JP4592662B2 (ja) 無線基地装置、送信電力制御方法、および送信電力制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080304