JP2002185172A - 回路放熱装置 - Google Patents

回路放熱装置

Info

Publication number
JP2002185172A
JP2002185172A JP2000379064A JP2000379064A JP2002185172A JP 2002185172 A JP2002185172 A JP 2002185172A JP 2000379064 A JP2000379064 A JP 2000379064A JP 2000379064 A JP2000379064 A JP 2000379064A JP 2002185172 A JP2002185172 A JP 2002185172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
voltage
circuit
circuit board
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000379064A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Matsuoka
忠雄 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2000379064A priority Critical patent/JP2002185172A/ja
Publication of JP2002185172A publication Critical patent/JP2002185172A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Landscapes

  • Electric Suction Cleaners (AREA)
  • Electric Vacuum Cleaner (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型化せず簡単な構成で効率よく放熱する回
路放熱装置を提供する。 【解決手段】 回路基板27に第2の放熱板34をねじ止め
する。第2の放熱板34の取付部35に回路基板27の高電圧
部30を構成し低電圧部31の制御にて駆動するIGBT37
をねじ止めする。第2の放熱板34を取り付けた回路基板
27を第1の放熱板22の底板部23に略平行に取り付ける。
底板部23の一縁に略垂直に折曲形成した側板部24に、第
2の放熱板34の取付部35の一縁に略垂直に折曲形成した
接続部36をねじ止めする。側板部24に回路基板27の高電
圧部30の整流ブリッジダイオード32をねじ止めする。側
板部24に接続部36を取り付ける位置と整流ブリッジダイ
オード32を取り付ける位置との間に、これら位置を結ぶ
直線に対し長手方向が交差するスリット45を設ける。こ
れら位置での温度差が大きくなり、互いに熱影響を受け
ず、効率よく放熱できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板の高電圧
部の高電圧用発熱素子および低電圧部で制御される高電
圧用発熱半導体素子を放熱する回路放熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平4−144528号
公報、特開平8−24185号公報および特開平10−
179480号公報に記載のように、掃除作業者が操作
する各種スイッチを備えた操作手段を掃除作業者が設定
操作することにより、商用交流電源が供給された電動送
風機のブラシレスモータの駆動を制御するマイクロコン
ピュータを有した制御手段を備えた電気掃除機の構成が
知られている。
【0003】ところで、ブラシレスモータの駆動を制御
する制御手段は、電気掃除機が大型化しないように、1
つの回路基板に高電圧の商用交流電源を整流しブラシレ
スモータに供給する高電圧部と、この高電圧部の電気部
品をオンオフするなどの駆動制御し高電圧部より低電圧
で駆動する低電圧部とを、所定の絶縁距離を確保して略
二分する状態で有している。そして、高電圧部は、交流
電圧を整流するための整流ブリッジダイオードや電力を
供給するための半導体素子などの発熱する電力変換用の
電気部品を有している。また、電動送風機を駆動する際
に、ブラシレスモータも発熱する。このため、安定して
電動送風機を駆動制御するために、各電気部品を放熱さ
せる回路放熱装置を設ける必要がある。この回路放熱装
置としては、1つの回路基板に高電圧部および定電圧部
を有した制御手段を構成する電気部品を放熱させるため
に、例えば図10ないし図13に示す構成が考えられ
る。
【0004】すなわち、この図10ないし図13に示す
回路放熱装置101は、回路基板102が略平行に取り付けら
れる底板部103、および、この底板部103の一縁に略垂直
に折曲形成された側板部104を有した略L字状の第1の
放熱板105を有している。そして、この第1の放熱板105
の側板部104には、回路基板102の高電圧部106に配設さ
れた整流ブリッジダイオード107が熱伝導可能に取り付
けられる。また、回路放熱装置101は、回路基板102に略
垂直に直交する状態で取り付けられる取付部110、およ
び、この取付部110の一縁に略垂直に折曲形成され第1
の放熱板105の側板部104に取り付けられる接続部111を
有した略L字状の第2の放熱板112を有している。そし
て、この第2の放熱板112の取付部110には、回路基板10
2の低電圧部113にて駆動制御され高電圧部104に配設さ
れた半導体素子114が取り付けられる。
【0005】そして、電動送風機を駆動させる制御によ
り、整流ブリッジダイオード107は発熱し、この熱は第
1の放熱板105の側板部104から底板部103に伝達されて
放熱される。また、半導体素子114は発熱し、この熱は
第2の放熱板112の取付部110から接続部111、第1の放
熱板105の側板部104および底板部103に伝達して放熱さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
10ないし図13に示す回路放熱装置101では、特に整
流ブリッジダイオード107の発熱量が比較的大きいの
で、この整流ブリッジダイオード107が取り付けられる
第1の放熱板105の側板部104の温度勾配が緩やかとな
る。このように、温度勾配が緩やかとなることにより、
熱の移動が制限され、半導体素子114の熱が第2の放熱
板112から第1の放熱板105の側板部104に伝達しにくく
なり、効率よく半導体素子114の放熱ができず、冷却が
不利になるおそれがある。
【0007】また、第1の放熱板105と第2の放熱板112
との取り付け位置が整流ブリッジダイオード107から遠
くなる位置に設定することも考えられる。しかしなが
ら、回路基板102は高電圧部106およびこの高電圧部106
を構成する半導体素子114を駆動制御する低電圧部113を
有し、高電圧部106および低電圧部113間に所定の絶縁距
離を設ける必要がある。このため、第1の放熱板105と
第2の放熱板112との取り付け位置を変更すると、回路
構成は高電圧部106および低電圧部113が入り交じって複
雑となり回路基板102が大型化するおそれがある。さら
に、第1の放熱板105および第2の放熱板112の構造が複
雑となり、回路放熱装置101が大型化して電気掃除機が
大型化するとともに、回路基板102を取り付ける作業が
煩雑となるおそれもある。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、大型化することなく簡単な構成で効率よく放熱でき
る回路放熱装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の回路放熱
装置は、低電圧部と高電圧用発熱素子および前記低電圧
部にて制御される高電圧用発熱半導体素子を有し前記低
電圧部より高い電圧が印可される高電圧部とを備えた回
路基板が取り付けられ前記高電圧用発熱素子で発生した
熱が熱伝導可能な状態で前記高電圧用発熱素子が取り付
けられる第1の放熱板と、前記高電圧用発熱半導体素子
で発生した熱が熱伝導可能な状態で前記高電圧用発熱半
導体素子が取り付けられ前記第1の放熱板に前記高電圧
用発熱半導体素子で発生した熱を熱伝導可能に取り付け
られるとともに前記回路基板に取り付けられる第2の放
熱板とを具備し、前記第1の放熱板は、前記高電圧用発
熱素子が取り付けられる位置と前記第2の放熱板が取り
付けられる位置との間にこれら位置を結ぶ直線に対して
交差する方向に長手状のスリットを有したものである。
【0010】そして、回路基板の高電圧部の高電圧用発
熱素子で発生した熱が熱伝導可能な状態の第1の放熱板
の位置と、回路基板に取り付けられ回路基板の高電圧部
の高電圧用発熱半導体素子で発生した熱が熱伝導可能な
状態の第2の放熱板がこの第2の放熱板の熱が熱伝導可
能な状態に取り付けられる第1の放熱板の位置との間
に、これら位置を結ぶ直線に対して交差する方向に長手
状のスリットを設けることにより、高電圧用発熱素子が
取り付けられる第1の放熱板の位置と第2の放熱板が取
り付けられる第1の放熱板の位置とが比較的近づく回路
構成でも、それぞれの位置での温度差が大きくなり、高
電圧用発熱素子の第1の放熱板に伝達する熱に影響を受
けることなく高電圧用発熱半導体素子の熱が第2の放熱
板を介して効率よく第1の放熱板に伝達され、効率よく
放熱される。
【0011】請求項2記載の回路放熱装置は、請求項1
記載の回路放熱装置において、高電圧用発熱素子は、第
1の放熱板の一縁近傍に取り付けられ、第2の放熱板
は、前記第1の放熱板の一縁近傍およびこの一縁と反対
側の他縁近傍にそれぞれ接続されたものである。
【0012】そして、第1の放熱板の高電圧用発熱素子
が取り付けられる位置の一縁近傍と反対側の他縁近傍と
にそれぞれ第2の放熱板を接続することにより、第1の
放熱板の高電圧用発熱素子が取り付けられる一縁近傍に
は、第2の放熱板を介して高電圧用発熱半導体素子から
の熱の一部のみが伝達され、放熱効率が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気掃除機の実施
の一形態を図面を参照して説明する。
【0014】図2において、1は電気掃除機本体で、こ
の電気掃除機本体1は内部に電動送風機2を収容する本
体であるケース体3を有し、このケース体3にホース4
の基端が機械的に着脱自在に接続される。また、ホース
4の先端には、後方に向けて分岐された形状の手元操作
部5が設けられている。さらに、手元操作部5の先端に
は、延長管6を介して吸込口体7が取り付けられる。
【0015】そして、手元操作部5は、後方に向けて分
岐され先端が自由端となる握り部11が設けられ、手元操
作部5の上面には握り部11から延長管6の方向に向けて
停止設定用のボタン12、自動設定用のボタン13、弱設定
用のボタン14および強設定用のボタン15が1列に順次並
んで配設されている。
【0016】また、電気掃除機本体1内には、回路放熱
装置21が配設されている。この回路放熱装置21は、図
1、図3および図4に示すように、例えばアルミニウム
合金などの熱伝導率の高い金属板などにて略L字状に折
曲形成された第1の放熱板22を有している。この第1の
放熱板22は、底板部23とこの底板部23の一縁に略垂直に
折曲形成された側板部24とを有している。そして、この
第1の放熱板22には、電動送風機2の駆動を制御する制
御手段であるインバータユニット部26が搭載された回路
基板27が、底板部23と略平行に基板取付ねじ28にて取り
付けられている。この回路基板27のインバータユニット
部26は、コンデンサ29が複数例えば3つ配設され、高電
圧が印加される高電圧部30と、印加される電圧が高電圧
部30より低い低電圧部31との2つの領域が略中央で二分
される状態に構成されている。
【0017】さらに、第1の放熱板22の側板部24には、
回路基板27のインバータユニット部26の高電圧部30に配
設された電力変換用の電気部品である整流ブリッジダイ
オード32がねじ33にて取り付けられている。また、第1
の放熱板22の側板部24には、この第1の放熱板22と同様
に、熱伝導率の高い金属板などにて略L字状に折曲形成
された第2の放熱板34が取り付けられている。この第2
の放熱板34は、長手板状の取付部35と、取付部35の一縁
に略垂直に折曲形成された接続部36とを有している。そ
して、第2の放熱板34の取付部35には、電力変換用の電
気部品としての半導体素子であるIGBT(Insulated-G
ate Bipolar Transistor)37が複数、例えば6つ取付ね
じ38にて取り付けられる。これらIGBT37は、回路基
板27のインバータユニット部26の高電圧部30に配設され
インバータユニット部26の低電圧部31に配設された図示
しない各種電気部品にてオンオフ制御される。また、第
2の放熱板34の取付部35の長手方向の一縁には、この取
付部35と同一平面状に一連に突出する脚部39と、この脚
部39の先端部に接続部36が折曲する側と反対側に向けて
略垂直に折曲する取付片部40とを有した取付片41が設け
られている。そして、第2の放熱板34は、接続部36が第
1の放熱板22の側板部24に接続ねじ42にて取り付けられ
るとともに、取付部35の取付片41の取付片部40が固定ね
じ43にて回路基板27に取り付けられて固定されている。
【0018】また、第1の放熱板22の側板部24には、折
曲方向に沿って長手状で第2の放熱板34の接続部36が取
り付けられる位置と整流ブリッジダイオード32が取り付
けられる位置との間の略中央に、接続部36が取り付けら
れる位置と整流ブリッジダイオード32が取り付けられる
位置とを区画して略二分割する状態にスリット45が設け
られている。すなわち、スリット45は、接続部36が取り
付けられる位置と整流ブリッジダイオード32が取り付け
られる位置とを結ぶ直線に対して交差する方向に長手状
に切欠形成されている。
【0019】そして、回路基板27に第2の放熱板34の取
付片41を固定ねじ43にて固定して第2の放熱板34を取り
付けるとともに、第2の放熱板34の取付部35に回路基板
27のIGBT37をそれぞれ取付ねじ38にて取り付ける。
また、この第2の放熱板34を取り付けた回路基板27を第
1の放熱板22の底板部23に基板取付ねじ28にて取り付け
るとともに第2の放熱板34の接続部36を接続ねじ42にて
取り付ける。さらに、回路基板27の整流ブリッジダイオ
ード32を第1の放熱板22の側板部24にねじ33にて取り付
けて回路放熱装置21が組立形成される。
【0020】次に、図5を参照して、内部構成について
説明する。
【0021】電気掃除機本体1内には、電動送風機2の
一部を構成する三相のブラシレスモータである電動部51
が配設されている。さらに、電気掃除機本体1内には、
電動部51および回転センサ52を有するブラシレスモータ
部53が設けられ、回転センサ52は、電動部51の回転数を
検出している。
【0022】また、電気掃除機本体1内には電源基板55
が配設され、この電源基板55には図示しない電源コード
を介して商用交流電源eに1次巻線56aが接続される降
圧用の絶縁型の電源トランス56が搭載されている。そし
て、この電源基板55には、モータ制御用の電源回路57が
搭載されている。このモータ制御用の電源回路57は、電
源トランス56の1次巻線56a側に接続され、商用交流電
源eを整流し平滑化する回路基板27に配設された整流ブ
リッジダイオード32に接続され、電動部51の駆動用の例
えば高電圧の200Vの直流電源、および、モータ制御
用の低電圧の15Vおよび5Vの基準電源に変換する。
また、電源基板55には、電源トランス56の2次巻線56b
側が接続され、商用交流電源eを掃除機制御用の15V
および5Vの基準電源に変換する掃除機制御用の電源回
路58が搭載されている。
【0023】一方、回路基板27には制御回路であるモー
タ制御手段60が搭載され、このモータ制御手段60は電源
基板55のモータ制御用の電源回路57に図示しないリード
線にて接続され、電動部51の駆動を制御する。
【0024】そして、このモータ制御手段60は、モータ
制御用のマイクロコンピュータ(以下、BLMCマイコ
ンという。)61を備えている。このBLMCマイコン61
には、電動部51の駆動を制御するモータ制御回路62とド
ライバ63とが接続されている。さらに、モータ制御手段
60には、電動部51へ供給される電力の電流を検知する電
流センサ64が設けられているとともに、ブラシレスモー
タ部53の回転センサ52が接続されている。なお、モータ
制御回路62は、過電流や過熱に対してモータ制御手段60
を保護する図示しない保護回路やモータ制御部用の電源
回路57の直流電源の電圧を検出する直流電圧検出回路を
備えている。
【0025】また、回路基板27には制御回路である掃除
機制御手段66が搭載され、この掃除機制御手段66は電源
基板55の掃除機制御用の電源回路58に図示しないリード
線にて接続され、掃除機本体1の各種機能を制御すると
ともに、電動部51を適宜駆動させる制御をする。
【0026】そして、掃除機制御手段66は掃除機制御用
のマイクロコンピュータ(以下、メインマイコンとい
う。)67を備え、このメインマイコン67には掃除機全体
の各種機能を制御する掃除機制御回路68が接続されてい
る。さらに、掃除機制御回路68には、電動部51の駆動に
より生じる負圧状態を検知する圧力センサ69、電流セン
サ70および電動部51の温度、特に回路基板27のIGBT
37や整流ブリッジダイオード32の温度を検知する温度セ
ンサ71が接続されている。なお、掃除機制御回路67に
は、過電流や過熱に対して掃除機制御手段66を保護する
図示しない保護回路を備えている。
【0027】さらに、回路基板27には、掃除機制御手段
66のメインマイコン67とモータ制御手段60のBLMCマ
イコン61とを接続する通信手段としてのフォトカプラ73
が搭載されている。このフォトカプラ73により、掃除機
制御手段66とモータ制御手段60とは、電気的に接続する
ことなく絶縁距離を介して離間し絶縁分離された状態と
なり、フォトカプラ73の光通信により相互に信号が送受
信される。なお、光による通信の他、音波、電波、磁気
など、いずれの無線媒体にて信号を送受信するいずれの
構成のものでもでき、掃除機制御手段66からモータ制御
手段60への送受信のみでもできる。
【0028】また、回路基板27の掃除機制御手段66に
は、掃除機本体1のケース体3の上面に配設された図示
しない複数の発光ダイオードを備えた表示部75が接続さ
れている。さらに、掃除機制御手段66には、ホース4に
設けられた伝送線4aを介して、手元操作部5に配設され
停止設定用のボタン12、自動設定用のボタン13、弱設定
用のボタン14および強設定用のボタン15を有した図示し
ないスイッチ基板を備えた操作手段76が接続されてい
る。この操作手段76は、各種ボタン12〜15の操作によ
り、掃除機制御手段66への電流を異なる電流値に変化さ
せる。
【0029】一方、IGBT37は、各ソース、ドレイン
が電源線80を介してモータ制御用の電源回路57に接続さ
れるとともに、電源供給線81を介して電動部51に接続さ
れ、回路基板27に配設され電動部51に接続され変換され
た200Vの直流電源が印加される。さらに、これらI
GBT37の各ゲートは、これらIGBT37を駆動させる
ドライバ63にリード線82を介して接続される。なお、こ
れら各IGBT37は、互いにリード線83にて接続されて
いる。
【0030】そして、掃除機制御手段66は、圧力センサ
69、電流センサ70および温度センサ71からの信号や操作
手段76からの信号に基づいて、電動部51を駆動させるモ
ータ制御手段60に、フォトカプラ73による無線媒体であ
る可視光や赤外線などの光にて所定の制御信号を送信し
たり、表示部75の発光ダイオードを適宜発光させて例え
ば電動部51の駆動状態や集塵したゴミ量、ゴミ詰まり状
態などの表示をする制御や掃除機制御手段66に過剰な熱
や電流が加わることを防止する制御などの掃除機全体の
各種機能を制御する。
【0031】また、モータ制御手段60は、回転センサ52
および電流センサ64からの信号やモータ制御回路62の直
流電圧検出回路からの信号、掃除機制御手段66からのフ
ォトカプラ73の光通信による制御信号などに基づいて、
IGBT37などの各種回路部品やブラシレスモータ部53
に過電流が流れることを防止しつつ、電動部51を駆動制
御する。
【0032】次に、上記実施の形態の掃除動作を説明す
る。
【0033】まず、電気掃除機本体1にホース4を接続
するとともに、図示しない電源コードを介して商用交流
電源eを供給し、掃除待機状態とする。
【0034】そして、掃除作業者により操作手段76の各
種ボタン12〜15が設定操作されることにより、ホース4
の伝送線4aを介して設定操作に対応した電流値に変化
し、この電流値を掃除機制御手段66の掃除機制御回路68
が認識する。この掃除機制御回路68は、圧力センサ69、
電流センサ70および温度センサ71からの信号と認識した
操作手段76からの所定の信号とに基づいて、掃除機制御
手段66のメインマイコン67から電動部51を駆動させるモ
ータ制御手段60に、フォトカプラ73による光にて所定の
制御信号を送信する。
【0035】さらに、フォトカプラ73により掃除機制御
手段66のメインマイコン67から送信された制御信号を、
モータ制御手段60のBLMCマイコン61にて受信する。
そして、モータ制御回路62が受信した制御信号と回転セ
ンサ52および電流センサ64からの信号やモータ制御回路
62の直流電圧検出回路からの信号とに基づいて、IGB
T37などの各種回路部品やブラシレスモータ部53に過電
流が流れることを防止しつつ、ドライバ63に所定の信号
を送信し、ドライバ63にてIGBT37を駆動させ、IG
BT37にて電動部51を適宜駆動させる。
【0036】この電動部51の駆動により、電動送風機2
の図示しないファンが回転して負圧を生じさせる。そし
て、例えば吸込口体7を被掃除面である床面上で走行す
るようにホース4の握り部11を前後方向に押動または引
動し、床面上の塵埃を空気とともに吸い込んで、電動送
風機2の負圧側に位置してケース体3内に区画形成され
た集塵室内に塵埃を捕捉する。
【0037】また、モータ制御回路62は、ブラシレスモ
ータ部53の回転センサ52からの信号を認識し、電動部51
の駆動状態をBLMCマイコン61から掃除機制御手段66
にフォトカプラ73による光にて所定の信号を送信する。
そして、掃除機制御手段66は、フォトカプラ73によりモ
ータ制御手段60のBLMCマイコン61から送信されメイ
ンマイコン67にて受信した信号に基づき、設定操作や圧
力センサ69からの信号に基づいて適宜電動部51の駆動を
随時制御するとともに、表示部75の発光ダイオードを適
宜発光させて例えば電動部51の駆動状態や集塵したゴミ
量、ゴミ詰まり状態などの表示をさせる制御をする。
【0038】この掃除により、商用交流電源eから供給
される電力を整流する整流ブリッジダイオード32の発
熱、および、電動送風機2の電動部51に電力を適宜供給
するIGBT37の発熱が生じる。そして、整流ブリッジ
ダイオード32の熱は、図3中の矢印で示すように、第1
の放熱板22の側板部24から底板部23に伝達して放熱され
る。また、IGBT37の熱は、図1、図3および図4中
の矢印で示すように、第2の放熱板34の取付部35から接
続部36、第1の放熱板22の側板部24および底板部23に伝
達して放熱される。
【0039】ここで、第1の放熱板22の側板部24に伝達
した整流ブリッジダイオード32の熱は、スリット45によ
り第2の放熱板34の接続部36が接続される側板部24の位
置に伝達されにくい。このため、第1の放熱板22の側板
部24における整流ブリッジダイオード32が取り付けられ
る位置と、側板部24における第2の放熱板34の接続部36
が接続される位置とでは、温度差が比較的大きくなり、
温度勾配を大きく採ることができ、熱の移動量を増加で
きる。したがって、IGBT37の熱は、第2の放熱板34
から第1の放熱板22の側板部24に効率よく伝達されて放
熱される。
【0040】上述したように、発熱する整流ブリッジダ
イオード32が取り付けられる第1の放熱板22に、整流ブ
リッジダイオード32が取り付けられる位置と、この整流
ブリッジダイオード32とともに回路基板27の高電圧部30
を構成するIGBT37が取り付けられる第2の放熱板34
を取り付ける位置との間に互いを区画する状態にスリッ
ト45を設けるため、整流ブリッジダイオード32からの熱
とIGBT37からの第2の放熱板34を介する熱とが互い
に影響し合うことを防止できる。また、整流ブリッジダ
イオード32の取り付けられる第1の放熱板22の位置と、
第2の放熱板34が接続される第1の放熱板22の位置との
温度差が大きくなって温度勾配が大きくなり、熱の移動
量を増大することができ、効率よく熱を伝達させて放熱
でき、放熱効率を向上でき、冷却効率を向上できる。
【0041】そして、整流ブリッジダイオード32からの
熱とIGBT37からの第2の放熱板34を介する熱とが互
いに影響し合うことを防止できるので、整流ブリッジダ
イオード32の取り付けられる第1の放熱板22の位置と、
第2の放熱板34が接続される第1の放熱板22の位置とが
比較的近づく状態でも整流ブリッジダイオード32および
IGBT37の双方を効率よく放熱できる。さらに、低電
圧部31と整流ブリッジダイオード32および低電圧部31に
て駆動制御されるIGBT37を有した高電圧部30を入り
交じることなく二分する回路構成に対応でき、回路構成
に不要な絶縁距離を設ける必要が無く、回路基板27が大
型化することなく放熱性を向上できる。
【0042】さらに、整流ブリッジダイオード32の取り
付けられる第1の放熱板22の位置と、第2の放熱板34が
接続される第1の放熱板22の位置とが比較的近づく状態
でも整流ブリッジダイオード32およびIGBT37の双方
を効率よく放熱できる。このため、第1の放熱板22が底
板部23および側板部24を有しスリット45が設けられた略
L字状の単純形状で、第2の放熱板34が取付部35および
接続部36を有した略L字状の単純形状でもできるので、
回路放熱装置21が大型化せず簡単な構造で製造性が低下
せず、回路基板27との組み立て作業が煩雑とならず組立
作業性が低下することなく、放熱性を向上できる。
【0043】次に、本発明の他の実施の形態における回
路放熱装置を図6および図7を参照して説明する。
【0044】この図6および図7に示す回路放熱装置
は、図1ないし図5に示す実施の形態における第2の放
熱板34の接続部36が設けられた側と反対側の縁に設けら
れ回路基板27に取り付けられる取付片41を第1の放熱板
22の底板部23に取り付けたものである。
【0045】すなわち、第2の放熱板34は、図1ないし
図5に示す実施の形態と同様に、取付部35とこの取付部
35の一縁に略垂直に折曲形成された接続部36とを有して
いる。そして、取付部35の接続部36側には、回路基板27
に固定ねじ43にて取り付けられる取付片41が設けられて
いる。また、取付部35の接続部36と反対側には、取付片
41より脚部39が長い形状の固定片48が設けられている。
この固定片48は、回路基板27の一縁の対応する位置に切
欠形成された逃げ部49を挿通して、第1の放熱板22の底
板部23の側板部24が折曲する側と反対側の縁近傍に固定
ねじ43にて取り付けられる。
【0046】そして、掃除により発熱する整流ブリッジ
ダイオード32の熱は、第1の放熱板22の側板部24から底
板部23に伝達して放熱される。また、発熱するIGBT
37の熱は、一部が第2の放熱板34の取付部35から接続部
36、第1の放熱板22の側板部24および底板部23に伝達し
て放熱され、一部は第2の放熱板34の取付部35から固定
片48を介して第1の放熱板22の底板部23の側板部24と反
対側の部分に伝達して放熱される。
【0047】このように、上記図6および図7に示す実
施の形態によれば、整流ブリッジダイオード32の熱が伝
達される第1の放熱板22の側板部24には、IGBT37の
熱の一部のみが伝達されることとなる。したがって、整
流ブリッジダイオード32の取り付けられる第1の放熱板
22の位置と、第2の放熱板34が接続される第1の放熱板
22の位置との温度差が大きく、整流ブリッジダイオード
32からの熱とIGBT37からの第2の放熱板34を介する
熱とが互いに影響し合うことをより防止して熱の移動量
を増大でき、効率よく放熱できる。
【0048】なお、上記図1ないし図5に示す実施の形
態、および、図6および図7に示す実施の形態におい
て、電気掃除機の電動送風機2のブラシレスモータであ
る電動部51を駆動制御する回路基板27の整流ブリッジダ
イオード32およびIGBT37を放熱する構成について説
明したが、ポンプや破砕機、攪拌機などのいずれの電動
機を駆動する回路基板27で低電圧部31と高電圧発熱素子
および低電圧部31にて制御される高電圧発熱半導体素子
を有した高電圧部30を備えたものを放熱する回路放熱装
置でもできる。
【0049】そして、第1の放熱板22の回路基板27を取
り付ける底板部23の一縁に略垂直に折曲され整流ブリッ
ジダイオード32が取り付けられる側板部24に、第2の放
熱板34のIGBT37が取り付けられる取付部35の一縁に
略垂直に折曲された接続部36を取り付けて説明したが、
例えば底板部23に接続するなど、いずれの位置に接続し
てもできる。さらに、第1の放熱板22および第2の放熱
板34を略L字状に形成したが、接続する形態に対応して
いずれの形状に形成したものでもできる。
【0050】また、図1ないし図5に示す実施の形態に
おいて取付片41を固定ねじ43にて回路基板27に取り付け
たが、例えば図8および図9に示すように、固定ねじ43
を第1の放熱板22の底板部23に亘って取り付けてもよ
い。この図8および図9に示す構成によれば、回路基板
27に逃げ部49を設ける必要がなく回路基板の構造が複雑
となることを防止でき、かつ図6および図7に示す実施
の形態と同様に、IGBT37の熱の一部を固定ねじ43を
介して第1の放熱板22の底板部23の側板部24と反対側の
部分に伝達して放熱でき、より放熱効率を向上できる。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の回路放熱装置によれば、
高電圧用発熱素子が取り付けられる第1の放熱板の位置
と高電圧用発熱半導体素子が取り付けられる第2の放熱
板が接続される第1の放熱板の位置との間に、これら位
置を結ぶ直線に対して交差する方向に長手状のスリット
を設けるため、低電圧部と高電圧用発熱素子および低電
圧部にて制御される高電圧用発熱半導体素子を有した高
電圧部とを備え、高電圧用発熱素子が取り付けられる第
1の放熱板の位置と第2の放熱板が取り付けられる第1
の放熱板の位置とが比較的近づく回路構成でも、それぞ
れの位置での温度差が大きなって互いの位置で熱影響を
受けることなく効率よく放熱できる。
【0052】請求項2記載の回路放熱装置によれば、請
求項1記載の回路放熱装置の効果に加え、第1の放熱板
の高電圧用発熱素子が取り付けられる位置の一縁近傍と
反対側の他縁近傍とにそれぞれ第2の放熱板を接続する
ため、第1の放熱板の高電圧用発熱素子が取り付けられ
る一縁近傍に第2の放熱板を介して伝達される高電圧用
発熱半導体素子からの熱は一部のみとなり、放熱効率を
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における回路放熱装置を
示す平面図である。
【図2】同上回路放熱装置を備えた電気掃除機の外観構
成を示す斜視図である。
【図3】同上回路放熱装置を示す正面図である。
【図4】同上回路放熱装置を示す側面図である。
【図5】同上回路放熱装置を備えた電気掃除機の内部構
成を示すブロック図である。
【図6】本発明の他の実施の形態における回路放熱装置
を示す平面図である。
【図7】同上回路放熱装置を示す背面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施の形態における回路放
熱装置を示す平面図である。
【図9】同上回路放熱装置を示す背面図である。
【図10】従来例の回路放熱装置を示す平面図である。
【図11】同上正面図である。
【図12】同上側面図である。
【図13】同上背面図である。
【符号の説明】
21 回路放熱装置 22 第1の放熱板 27 回路基板 30 高電圧部 31 低電圧部 32 高電圧用発熱素子である整流ブリッジダイオード 34 第2の放熱板 37 高電圧用発熱半導体素子であるIGBT

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低電圧部と高電圧用発熱素子および前記
    低電圧部にて制御される高電圧用発熱半導体素子を有し
    前記低電圧部より高い電圧が印可される高電圧部とを備
    えた回路基板が取り付けられ前記高電圧用発熱素子で発
    生した熱が熱伝導可能な状態で前記高電圧用発熱素子が
    取り付けられる第1の放熱板と、 前記高電圧用発熱半導体素子で発生した熱が熱伝導可能
    な状態で前記高電圧用発熱半導体素子が取り付けられ前
    記第1の放熱板に前記高電圧用発熱半導体素子で発生し
    た熱を熱伝導可能に取り付けられるとともに前記回路基
    板に取り付けられる第2の放熱板とを具備し、 前記第1の放熱板は、前記高電圧用発熱素子が取り付け
    られる位置と前記第2の放熱板が取り付けられる位置と
    の間にこれら位置を結ぶ直線に対して交差する方向に長
    手状のスリットを有したことを特徴とした回路放熱装
    置。
  2. 【請求項2】 高電圧用発熱素子は、第1の放熱板の一
    縁近傍に取り付けられ、 第2の放熱板は、前記第1の放熱板の一縁近傍およびこ
    の一縁と反対側の他縁近傍にそれぞれ接続されたことを
    特徴とした請求項1記載の回路放熱装置。
JP2000379064A 2000-12-13 2000-12-13 回路放熱装置 Pending JP2002185172A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000379064A JP2002185172A (ja) 2000-12-13 2000-12-13 回路放熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000379064A JP2002185172A (ja) 2000-12-13 2000-12-13 回路放熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002185172A true JP2002185172A (ja) 2002-06-28

Family

ID=18847518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000379064A Pending JP2002185172A (ja) 2000-12-13 2000-12-13 回路放熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002185172A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014138442A (ja) * 2013-01-15 2014-07-28 Fanuc Ltd 放熱器を備えたモータ駆動装置
US10813255B2 (en) 2017-12-26 2020-10-20 Mitsubishi Electric Corporation Motor drive device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014138442A (ja) * 2013-01-15 2014-07-28 Fanuc Ltd 放熱器を備えたモータ駆動装置
US9155231B2 (en) 2013-01-15 2015-10-06 Fanuc Corporation Motor-drive unit having heat radiator
US10813255B2 (en) 2017-12-26 2020-10-20 Mitsubishi Electric Corporation Motor drive device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6501662B2 (en) Motor driving inverter
JP2009033910A (ja) 電力変換装置
JP3116870U (ja) 冷却機能を有する電源供給装置
JP3555742B2 (ja) 電子回路装置
US10749414B2 (en) Motor driving device and air conditioner
JP3649259B2 (ja) インバータ装置
JP2006087269A (ja) 電力変換装置の冷却装置
JP5103445B2 (ja) 誘導加熱調理器
KR20170133937A (ko) 유도 가열 조리기기
JP2001163065A (ja) 電子部品の冷却装置及び冷却ユニット
JP2002185172A (ja) 回路放熱装置
US9293964B2 (en) Power tool
EP1683169B1 (en) Switch unit with ventilation
KR20110096713A (ko) 12 스위치 일체형 지능형 전력 모듈
CN208387212U (zh) 高集成智能功率模块和空调器
JP4127131B2 (ja) 調光装置
KR100878458B1 (ko) 삼상유도전동기를 이용한 인버터방식 바이브레이터구동장치
JPH04242A (ja) アンプ一体形電動機
US20220071687A1 (en) Drive device
CN206422699U (zh) 一种紧凑型逆变组件
JP2000116146A (ja) 高周波加熱装置用インバータ電源
EP1500882A2 (en) Outdoor unit for use in air conditioner
JPH08289566A (ja) モータ駆動装置
JP2001070139A (ja) 電気炊飯器
JPS6342531Y2 (ja)