JP2002184761A - プラズマ処理装置、プラズマ処理装置の組付け解体方法及びその専用治具 - Google Patents

プラズマ処理装置、プラズマ処理装置の組付け解体方法及びその専用治具

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JP2002184761A JP2000381800A JP2000381800A JP2002184761A JP 2002184761 A JP2002184761 A JP 2002184761A JP 2000381800 A JP2000381800 A JP 2000381800A JP 2000381800 A JP2000381800 A JP 2000381800A JP 2002184761 A JP2002184761 A JP 2002184761A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のプラズマ処理装置のチャンバー1内を
メンテナンスする場合にはチャンバー1の上端を開放し
て開口した後チャンバー1内に頭を入れて点検部品等に
アクセスし、チャンバー1の下方をメンテナンスする場
合にはチャンバー1の下側に潜り込んでアクセスするた
め、作業姿勢が悪く、重量物の取扱いに危険を伴う虞が
ある。 【解決手段】 本発明のプラズマ処理装置の組付け解体
方法は、組付け解体専用治具30の複数の昇降可能な支
柱32でボトムプレート11Aを水平に支持する工程
と、上記各支柱32で支持されたボトムプレート11A
に下部電極12及びその関連部品を組付けあるいは解体
する工程と、専用治具30をチャンバー11の真下まで
あるいは真下から搬送する工程と、支柱32を上昇させ
てボトムプレート11Aをチャンバー11下端に接合し
て上記電極及びその関連部品を組付け、あるいは上記支
柱を下降させて上記ボトムプレートを下部電極12及び
その関連部品と一緒にチャンバー11から切り離す工程
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマ処理装置、プ
ラズマ処理装置用電極の組付け解体方法及びその専用治
具に関に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマ処理装置は、例えば図14に示
すように、所定の真空度を保持できる気密構造の処理容
器(以下、「チャンバー」と称す。)1と、このチャン
バー1の底面1Aに配置された載置台を兼ねる下部電極
2と、この下部電極2の上方に下部電極2と平行に配置
された上部電極3とを備え、上部電極3からチャンバー
1内へエッチング等のプラズマ処理用ガスを同図のAで
示すように供給するようにしてある。下部電極2にはバ
イアス発生用の高周波電源4がマッチングボックス4A
を介して接続され、上部電極3にはプラズマ発生用の高
周波電源5がマッチングボックス5Aを介して接続され
ている。そして、上部電極3からプラズマ処理用ガスを
供給しながら上下両電極2、3にそれぞれの高周波電力
を印加して上下の電極2、3間で所定のプラズマを発生
させ、使用後のガスを矢印Bで示すように排気口1Bか
ら排気する。
【0003】また、下部電極2にはチャンバー1のボト
ムプレート1Aの中央孔を貫通する筒状の支持部材6A
が接続され、ボトムプレート1Aの下方でボールネジ等
を有する駆動機構6Bに連結されている。支持部材6A
上端の外周とボトムプレート1A間にはベローズ7が取
り付けられている。従って、下部電極2はチャンバー1
内で駆動機構6Bを介して昇降し、プラズマ処理を行う
時には下部電極2は上部電極3との間で所定の隙間を形
成するようにしてある。
【0004】下部電極2の上端近傍にはリング状のバッ
フルプレート2Aが取り付けられ、使用後のガスをバッ
フルプレート2Aを介してチャンバー1内のプラズマ処
理部1Cから排気部1Bへ排出する。また、チャンバー
1の内周面には遮蔽部材1Dが着脱可能に取り付けら
れ、遮蔽部材1Dによってチャンバー1の内周面を保護
している。
【0005】ところで、例えばプラズマ処理装置のメン
テナンスを行う場合には、チャンバー1から上部電極3
を取り外してチャンバー1の上端を開放した後、チャン
バー1内に頭を入れて下部電極2及びその関連部品を分
解してチャンバー1外へ取り出し、個々の部品について
点検を行う。また、チャンバー1の下方にある部品につ
いはチャンバー1を支持する支持体(図示せず)の下方
に潜り込み、チャンバー1の下方から部品を点検し、必
要に応じて部品を取り外して点検している。メンテナン
ス終了後、チャンバー1下方の部品は支持体の下方に潜
り込んで組付け、チャンバー1内の部品はチャンバー1
の上端開口から組み付けている。
【0006】また、例えば図14に示す下部電極2の高
周波給電ラインは図15に示すように給電棒8によって
形成され、この給電棒8がマッチングボックス4Aに対
して接続されている。即ち、給電棒8の給電端子部8A
はマッチングボックス4A側の給電端子部4Bに対して
接続板8Bを介してネジ止めされている。更に、接続さ
れた給電端子部4B、8Aは一対のクランプ8C、8C
で挟まれている。尚、図15において、8Dはマッチン
グボックス4Aにおいて給電棒8の下端を支持する支持
部材である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プラズマ処理装置のチャンバー1内をメンテナンスする
場合にはチャンバー1の上端を開放して開口した後チャ
ンバー1内に頭を入れて点検部品等にアクセスし、チャ
ンバー1の下方をメンテナンスする場合にはチャンバー
1の下側に潜り込んでアクセスするため、作業姿勢が悪
く、重量物の取扱いに危険を伴う虞がある。また、マッ
チングボックス4Aをメンテナンスする場合にはチャン
バー1下方の狭い空間で高周波給電棒8とマッチングボ
ックス4Aの接続部を切り離すため、作業性が悪く、長
時間を要するという課題があった。
【0008】また、従来のプラズマ処理装置は、下部電
極2が駆動機構6Bを介して昇降する構造であるため、
下部電極2に連結されたグランドパイプ(図示せず)の
みからグランド電位を取っているため、グランド電位を
十分に取ることが難しく、チャンバー1内で異常放電を
誘発する虞があった。更に、下部電極2の従来の昇降駆
動機構6Bは複数のボールネジをベルトを介して連動さ
せる構造になっているため、稼働中に昇降駆動機構6B
のベルトが破損したり、あるいは空転すると、チャンバ
ー1内の真空により下部電極2が上昇したり、場合によ
っては下部電極2が自重で支持できなくなる虞がある。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、チャンバー内での異常放電を確実に防止す
ることができるプラズマ処理装置及び稼働中の下部電極
の昇降駆動機構のベルト切れを自動的に検出して下部電
極の昇降を阻止してプラズマ処理を継続することができ
るプラズマ処理装置を提供することを目的としている。
また、チャンバー内のメンテナンスを行う際に下部電極
及びその関連部品の組付け解体の作業性を高めたプラズ
マ処理装置の組付け解体方法及びその専用治具を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のプラズマ処理装置は、処理容器のボトムプレートと、
このボトムプレートに昇降可能に配設され且つ被処理体
を支持する電極と、この電極に高周波電力を印加する高
周波電源と、この高周波電源と上記電極間に介在するマ
ッチングボックスと、このマッチングボックスを支持す
るマッチングプレートとを備え、上記処理容器内でプラ
ズマを発生させ上記被処理体にプラズマ処理を施すプラ
ズマ処理装置において、上記ボトムプレートを貫通し且
つ上記電極と上記マッチングボックスを連結して上記電
極のグランド電位と取るグランドパイプと、このグラン
ドパイプに取り付けられ且つ上記電極の上昇に伴って上
記ボトムプレートと弾接して上記グランドパイプと上記
マッチングボックスを導通させる第1の導通手段とを有
することを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の請求項2に記載のプラズマ
処理装置は、請求項1に記載の発明において、第1の導
通手段は、上記グランドパイプが貫通するフランジ付き
の筒状部材と、この筒状部材のフランジと上記マッチン
グボックス間に介装されたスプリングとを有し、上記筒
状部材の内周面に上記グランドパイプと弾接して電気的
に導通させる第1の電気的接触部材を設けると共に上記
筒状部材の上端面に上記ボトムプレートと弾接して電気
的に導通させる第2の電気的接触部材を設けたことを特
徴とするものである。
【0012】また、本発明の請求項3に記載のプラズマ
処理装置は、請求項1または請求項2に記載の発明にお
いて、上上記ボトムプレートと上記マッチングプレート
を介して上記グランドパイプとを電気的に導通させる第
2の導通手段を設けたことを特徴とするものである。
【0013】また、本発明の請求項4に記載のプラズマ
処理装置は、請求項3に記載の発明において、第2の導
通手段は、上記ボトムプレートに連結された第1のプレ
ートと、第1のプレートに昇降自在に連結された第2の
プレートと、第1、第2のプレート間に介装され且つこ
れら両者を電気的に導通させる連結部材と、第1、第2
のプレート間に介装されたスプリングと、上記各プレー
トにそれぞれ取り付けられ且つ上記ボトムプレート及び
上記マッチングプレート側とそれぞれ弾接して電気的に
導通させる第3、第4の電気的接触部材を設けたことを
特徴とするものである。
【0014】また、本発明の請求項5に記載のプラズマ
処理装置は、処理容器内に配設され且つ被処理体を支持
する電極と、この電極に給電棒及びマッチングボックス
を介して高周波電力を印加する高周波電源と、上記マッ
チングボックスを着脱可能に支持するマッチングプレー
トとを備え、上記処理容器内でプラズマを発生させ上記
被処理体にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置におい
て、上記マッチングボックスを昇降させる昇降駆動機構
を上記マッチングプレートに設けると共に上記給電棒と
上記マッチングボックスの接続部に嵌合部を設け、上記
昇降駆動機構を介して上昇するマッチングボックスと上
記給電棒を上記嵌合部を介して接合させることを特徴と
するものである。
【0015】また、本発明の請求項6に記載のプラズマ
処理装置は、処理容器のボトムプレートと、このボトム
プレートに昇降可能に配設され且つ被処理体を支持する
電極と、この電極を昇降させる昇降駆動機構とを備え、
上記昇降駆動機構は、上記電極に上端が連結された複数
のボールネジと、これらのボールネジに掛け廻された第
1の無端状ベルトと、上記ボールネジの一つを正逆回転
させるモータとを備え、上記処理容器内でプラズマを発
生させ上記被処理体にプラズマ処理を施すプラズマ処理
装置において、第1の無端状ベルトの切断を検出する異
常検出手段を設けると共に、上記異常検出手段の異常検
出に基づいて上記ボールネジを制動する制動手段を設け
たことを特徴とするものである。
【0016】また、本発明の請求項7に記載のプラズマ
処理装置は、請求項6に記載の発明において、上記異常
検出手段は、第1の無端状ベルトと弾接するローラと、
このローラを支持する正逆回転自在なレバーと、このレ
バーを介して上記ローラを第1の無端状ベルトに弾接さ
せる付勢手段と、この付勢手段で付勢されたレバーの異
常を検出するセンサとを有することを特徴とするもので
ある。
【0017】また、本発明の請求項8に記載のプラズマ
処理装置は、請求項6または請求項7に記載の発明にお
いて、上記昇降駆動機構は、上記ボールネジと上記モー
タ間に介在する減速機と、この減速機と上記モータ間及
び上記減速機と上記ボールネジ間にそれぞれ掛け廻され
た第2、第3の無端状ベルトを有し、且つ、第2、第3
の無端状ベルトの切断をそれぞれ検出する第2の異常検
出手段とを有し、上記制動手段は第2の異常検出手段に
基づいて作動することを特徴とするものである。
【0018】また、本発明の請求項9に記載のプラズマ
処理装置は、請求項8に記載の発明において、第2の異
常検出手段は、第1、第2の無端状ベルトとそれぞれ弾
接する第2、第3のローラと、これらのローラを支持す
る正逆回転自在な第2、第3のレバーと、これらのレバ
ーを介して第2、第3のローラを第2、第3の無端状ベ
ルトに弾接させる第2、第3の付勢手段と、これらの付
勢手段で付勢された第2、第3のレバーの異常を検出す
る第2のセンサとを有することを特徴とするものであ
る。
【0019】また、本発明の請求項10に記載のプラズ
マ処理装置の組付け解体方法は、下端が開口したプラズ
マ処理用の処理容器と、この処理容器の下端開口に着脱
可能に取り付けられたボトムプレートと、このボトムプ
レート上に配設され且つ被処理体を支持する電極と、こ
の電極に関連する部品とを備えたプラズマ処理装置の組
立あるいはメンテナンスに際し上記処理容器に上記電極
及びその関連部品を組付け解体する方法において、組付
け解体専用治具の複数の昇降可能な支柱で上記ボトムプ
レートを水平に支持する工程と、上記各支柱で支持され
たボトムプレートに上記電極及びその関連部品を組付け
あるいは解体する工程と、上記専用治具を上記処理容器
の真下まであるいは真下から搬送する工程と、上記支柱
を上昇させて上記ボトムプレートを上記処理容器下端に
接合して上記電極及びその関連部品を組付け、あるいは
上記支柱を下降させて上記ボトムプレートを上記電極及
びその関連部品と一緒に上記処理容器から切り離す工程
とを備えたことを特徴とするものである。
【0020】また、本発明の請求項11に記載のプラズ
マ処理装置の組付け解体専用治具は、下端が開口したプ
ラズマ処理用の処理容器と、この処理容器の下端開口に
着脱可能に取り付けられたボトムプレートと、このボト
ムプレート上に配設され且つ被処理体を支持する電極
と、この電極に関連する部品とを備えたプラズマ処理装
置の組立あるいはメンテナンスに際し上記処理容器に上
記電極及びその関連部品を組付け解体する専用治具にお
いて、上記ボトムプレートを水平に支持する昇降可能な
複数の支柱と、これらの支柱を昇降させる昇降駆動機構
とを備え、上記昇降駆動機構は、上記各支柱にそれぞれ
連結されたリードネジと、これらのリードネジ間に掛け
廻された無端状ベルトと、この無端状ベルトを正逆回転
させる回転駆動機構と、この回転駆動機構を操作する操
作手段とを有することを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図11に示す実施形
態に基づいて本発明を説明する。本実施形態のプラズマ
処理装置10は、例えば図1に示すように、アルミニウ
ム等の導電性材料からなる処理容器(チャンバー)11
と、このチャンバー11内の底面に配設され且つ被処理
体としてのウエハ(図示せず)を載置する下部電極12
と、この下部電極12と対向して平行に配設され且つ処
理用ガスの供給部を兼ねた上部電極13とを備え、以下
で説明する部分以外は図14に示すプラズマ処理装置に
準じて構成されている。そして、チャンバー11の底面
はチャンバー11に対して着脱可能なボトムプレート1
1Aとして形成されている。下部電極12には高周波電
源14がマッチングボックス15を介して接続され、上
部電極13には高周波電源14より周波数の高い第2の
高周波電源(図示せず)がマッチングボックス(図示せ
ず)を介して接続されている。図示してないが上部電極
13にはガス供給源がバルブ、マスフローコントローラ
を介して接続され、ガス供給源から上部電極13へフル
オロカーボンガス(CFx)等の処理用ガスを供給す
る。また、チャンバー11の底面には排気口(図示せ
ず)が形成され、排気口に接続された図示しない排気装
置を介してチャンバー11内を排気して処理用ガスで所
定の真空度を維持する。
【0022】従って、例えばチャンバー11内を処理用
ガスで所定の真空度を維持した状態で高周波電源14か
らマッチングボックス15を介して下部電極12に2M
Hzの第1の高周波電力を印加すると共に第2の高周波
電源から上部電極13に60MHzの第2の高周波電力
を印加すると、第2の高周波電力の働きで下部電極12
と上部電極13の間で処理用ガスのプラズマを発生する
と共に高周波電力の働きで下部電極12にバイアス電位
が発生し、下部電極12上のウエハWに対して例えば反
応性イオンエッチング等のプラズマ処理を行うことがで
きる。
【0023】また、下部電極12は図1に示すように昇
降駆動機構16を介して昇降可能に構成されている。こ
の昇降駆動機構16は、例えば図1、図2に示すよう
に、下部電極12に正逆回転自在に連結された3本のボ
ールネジ16Aと、これらのボールネジ16Aを回転さ
せる減速機16B及びモータ16Cとを備えている。3
本のボールネジ16Aには無端状の第1タイミングベル
ト16Dが掛け廻され、これらのボールネジ16Aが第
1タイミングベルト16Dを介して同期回転する。1本
のボールネジ16Aと減速機16Bには無端状の第2タ
イミングベルト16Eが掛け廻され、減速機16Bとモ
ータ16Cには無端状の第3タイミングベルトFが掛け
廻され、第3タイミングベルト16F、減速機16B及
び第2タイミングベルト16Eを介してモータ16Cの
動力をボールネジ16Aに伝達する。3本のボールネジ
16Aの間にはガイドローラ16G、16Hが配設さ
れ、これらのガイドローラ16G、16Hで第1タイミ
ングベルト16Dに張力を付与している。そして、モー
タ16A、減速機16B及びガイドローラ16G、16
Hは図2に示すようにいずれもボトムプレート11Aの
裏面側に配設され、モータ16Cの正逆回転により3本
のボールネジ16Aの上端に連結された下部電極12が
昇降する。
【0024】而して、図2、図3に示すようにボトムプ
レート11Aの裏面には第1、第2異常検出機構17、
18が配設され、第1、第2異常検出機構17、18を
介して第1、第2、第3タイミングベルト16D、16
E、16Fの切断の有無を検出するようにしている。第
1の異常検出機構17は、図3に示すように、ガイドロ
ーラ16Gを支持する正逆回転自在なレバー171と、
このレバー171を介してガイドローラ16Gを第1タ
イミングベルト16Dに弾接させる付勢手段(コイルス
プリング)172と、このコイルスプリング172で付
勢されたレバー171の回転異常を検出する第1のセン
サ173とを備えている。レバー171は一端がボトム
プレート11Aに枢着されていると共に他端がコイルス
プリング172に連結され、その中間部にガイドローラ
16Gが回転自在に取り付けられている。第1のセンサ
173は本体173Aから側方に突出したスイッチ17
3Bを有し、第1タイミングベルト16Dが切断し、コ
イルスプリング172のバネ力でレバー171の中間に
連結されたセンシングバー174がガイドピン175に
従って右方に移動することによりスイッチ173Bを付
勢する。
【0025】また、第2の異常検出機構18は、図3に
示すように、第1、第2タイミングベルト16E、16
Fとそれぞれ弾接する第2、第3ローラ181、182
と、これらのローラ181、182を支持する正逆回転
自在な第2、第3のレバー183、184と、これらの
レバー183、184を介して第2、第3ローラ18
1、182を第2、第3タイミングベルト16E、16
Fに弾接させる第2、第3のV字状のスプリング18
5、186と、これらのV字状スプリング185、18
6で付勢された第2、第3のレバー183、184の回
転異常を検出する、上記センサ173と同種の第2のセ
ンサ187とを有している。第2、第3のレバー18
3、184はそれぞれ軸183A、184Aを介して枢
着され、これらの軸183A、184Aに第2、第3ス
プリング185、186が1それぞれ取り付けられてい
る。スプリング185、186の一端は係止部材185
A、186Aと係合し、それぞれの他端は第2、第3の
レバー183、184に形成された折曲部183B、1
84Bとバネ力を持って係合している。従って、第2、
第3のレバー183、184は第2、第3スプリング1
85、186を介して軸183A、184Aを中心に時
計方向へ回転するように付勢されている。更に、これら
のレバー183、184はいずれも第2センシングバー
188と係合している。従って、第2、第3タイミング
ベルト16E、16Fが切断すると、第2、第3のレバ
ー183、184が第2、第3スプリング185、18
6を介して軸183A、184Aを中心に時計方向へ異
常に回転し、第2センシングバー188がガイドピン1
89に従って右方へ移動することによりスイッチ187
Bを付勢する。
【0026】更に、上記ボトムプレート11Aに裏面に
は第1、第2の異常検出機構17、18の異常検出に基
づいてボールネジ16Aを制動する制動機構19が設け
られている。この制動機構19は、図2、図3に示すよ
うに、制動ドラム19Aと、この制動ドラム19Aとボ
ールネジ16Aに掛け廻された第4タイミングベルト1
9Bとを備え、第1、第2、第3タイミングベルト16
D、16E、16Fのいずれかが切断した時に第1、第
2のセンサ173、187のいずれかが付勢されて制動
ドラム19Aが作動して第4タイミングベルト19Bを
介してボールネジ16Aの回転を停止させる。
【0027】また、図4に示すように下部電極12には
グランド電位を取るブランドパイプ20の上端が連結さ
れ、このグランドパイプ20は下部電極12と一体的に
昇降する。このグランドパイプ20はボトムプレート1
1Aの中心孔11Bを貫通し、その下端がマッチングボ
ックス15に導通自在に接続できるようになっている。
マッチングボックス15は後述のようにマッチングプレ
ート15Aに対して着脱可能に構成されている。グラン
ドパイプ20のみではグランド電位を十分に取ることが
できないため、本実施形態ではボトムプレート11Aか
らも第1の導通手段21を介してグランド電位を取り、
チャンバー11内での静電気による異常放電を防止する
ようにしている。即ち、第1の導通手段21はグランド
パイプ20の下端部に取り付けられ、下部電極12が上
昇した時にボトムプレート11Aと弾接し、下部電極1
2が下降した時にボトムプレート11Aから切り離され
るようになっている。
【0028】第1の導通手段21は、図4、図5の
(a)、(b)に示すように、グランドパイプ20が貫
通するフランジ付きの筒状部材211と、この筒状部材
211のフランジ211Aとグランドパイプ20に固定
されたリングプレート212間に介装されたコイルスプ
リング213とを有している。また、筒状部材211の
内周面の軸方向中程には表面に多数の波状突起214A
が形成された第1バンド214が第1の電気的接触手段
として全周に渡って設けられ、第1バンド214を介し
て筒状部材211とグランドパイプ20を電気的に導通
させている。また、筒状部材211の上端面には第1バ
ンド214と同種の第2バンド215が第2の電気的接
触手段として全周に渡って設けられ、下部電極12が図
4に示すように上昇した時に第2バンド215を介して
筒状部材211とボトムプレート11Aが接触し両者間
を電気的に導通させる。筒状部材211とリングプレー
ト212は図5の(b)に示すようにフランジ211A
全周に渡って等間隔に配置された複数の連結棒216を
介して連結され、これらの連結棒216がコイルスプリ
ング213によって囲まれている。従って、図4に示す
ように下部電極12が上昇すると、コイルスプリング2
13が圧縮されると共に筒状部材211の上端がボトム
プレート11Aの中心に形成された中心孔11Bに嵌入
して弾接し、第2バンド215を介して筒状部材211
とボトムプレート11Aが電気的に導通すると共に第1
バンド214を介して筒状部材211とグランドパイプ
20が電気的に導通する。連結棒216は、図5の
(b)に示すように、下端がリングプレート212にボ
ルト216Aを介して固定され、上端が筒状部材211
のフランジ211Aを貫通しフランジ216Bで吊持さ
れている。
【0029】また、図6の(a)に示すように上記筒状
部材211の内周面の上下端部に全周に渡って形成され
た溝内に樹脂製のガイドリング217がそれぞれ装着さ
れ、これらのガイドリング217を介して筒状部材21
1がグランドパイプ20に沿って昇降できるようにして
ある。更に、上下のガイドリング217の軸方向やや内
側に全周に渡って形成された溝内にOリング218がそ
れぞれ装着されている。そして、これらのOリング21
8間に導電性グリース219が封止され、導電性グリー
ス219を介して筒状部材211がグランドパイプ20
に従って円滑に昇降すると共に両者間の電気的導通を図
っている。尚、図6の(b)は第1バンド214を拡大
して示す断面図である。このバンド214は例えばアル
ミニウム製でその表面に銀メッキが施され、電気的導通
性が高められたものであり、以下のバンドも同様に形成
されている。
【0030】また、グランドパイプ20の外方には図7
の(a)〜(c)に示す第2の導通手段22が配設さ
れ、下部電極12が上昇した時に、第2の導通手段22
を介してボトムプレート11Aとマッチングプレート1
5A間を電気的に導通し、ひいてはボトムプレート11
Aとグランドパイプ20間を導通し、第1の導通手段2
1と同様にグランドパイプ20を介してより十分なグラ
ンド電位を取るようにしている。
【0031】第2の導通手段22は、図7の(a)〜
(c)に示すように、ボトムプレート11Aに連結され
た円弧状の第1のプレート221と、第1のプレート2
21と両端で複数の連結棒222を介して昇降自在に連
結された第2のプレート223と、第1、第2のプレー
ト221、223間に介装された複数のコイルスプリン
グ224とを備えている。複数のコイルスプリング22
4は両端の連結棒222間に互いに等間隔を隔てて配置
され、各コイルスプリング224は図7の(b)に示す
ように内部に装着されたシリンダ機構225に従って伸
縮する。シリンダ機構225は、第1のプレート221
に上端が固定されたシリンダ225Aと、このシリンダ
225A内を摺動し且つ第2プレート223に下端が固
定されたピストン225Bとを有している。そして、コ
イルスプリング224はシリンダ225A上部のフラン
ジとピストン225B下部のフランジ間に弾装されてい
る。連結棒222は図7の(b)に示すように上端が第
1のプレート221にボルト222Aによって固定さ
れ、下端が第2のプレート223の孔を貫通しフランジ
222Bを介して第2のプレート223を吊持してい
る。
【0032】図7の(a)、(b)に示すように第1の
プレート221上面にはボトムプレート11Aの下面に
形成された凹部(図示せず)と嵌合する第1、第2突起
221A、221Bが形成されている。第1突起221
Aは第1のプレート221の左右中央に配置され、第2
突起221Bは第1突起221Aの左右に配置されてい
る。そして、第1突起221Aの上端面には第3バンド
226が電気的接触部材として設けられている。第2の
プレート223の下面には左右のほぼ全長に渡って第4
バンド227が電気的接触部材として設けられている。
【0033】また、上記グランドパイプ20に対しては
マッチングボックス15が着脱自在に接続され、マッチ
ングボックス15を介してブランドパイプ20のグラン
ド電位を取るようにしている。本実施形態のマッチング
プレート15Aは図8の(a)、(b)に模式的に示す
ように中央孔15Bを有する矩形状に形成され、四隅に
設けられたボールネジ15Cによってガイドレール15
Dを昇降可能に吊持している。また、マッチングボック
ス15の両側面にはガイドレール15Dと係合するレー
ル15Eが取り付けられ、同図の(a)の矢印で示すよ
うにレール15Eを介してマッチングボックス15がガ
イドレール15Dに従って下部電極12の真下まで移動
する。そして、下部電極12の真下に達したマッチング
ボックス15は同図の(b)の矢印で示すようにボール
ネジ15Cを介して上昇しマッチングプレート15Aに
接触すると共にグランドパイプ20に接続される。ボー
ルネジ15Cは操作ハンドル15F及び無端状ベルト
(図示せず)を介して同期回転し、マッチングボックス
15を昇降させるようになっている。操作ハンドル15
Fの動力伝達機構は従来周知の技術を利用することがで
きる。例えば、操作ハンドル15Fの駆動力はベベルギ
ア(図示せず)を介して無端状ベルトに伝達するように
すれば良い。従って、ボールネジ15C、ガイドレール
15D、レール15E、操作ハンドル15F及び無端状
ベルトによって昇降駆動機構15Gが構成され、この昇
降駆動機構15Gを介してマッチングボックス15とグ
ランドパイプ20とを電気的に接続し、切り離すように
してある。
【0034】上記グランドパイプ20内には図9の
(a)に示すように筒状の高周波給電棒23が絶縁部材
20Aを介して同軸に支持され、この筒状の高周波給電
棒23内には静電チャック(図示せず)の高圧電源ライ
ン端子24が絶縁部材20Bを介して同軸に支持されて
いる。グランドパイプ20と高周波給電棒23の下端は
揃っており、高圧電源ライン端子24はグランドパイプ
20の軸方向内方で絶縁部材20Bの下面から突出して
いる。一方、マッチングボックス15の上面中央には高
周波電源ライン端子14Aが突出していると共に高圧電
源ライン端子24Aが高周波電源ライン端子14Aと同
軸に突出している。更に、パイプ状のグランド電位用端
子20Cがマッチングボックス15上面中央に取り付け
られ、上記各端子14A、24Aを取り囲んでいる。
【0035】従って、図8の(a)に示すようにマッチ
ングボックス15をマッチングプレート15Aに装着し
た後、昇降駆動機構15Gの操作ハンドル15Fを操作
してマッチングボックス15を上昇させると、マッチン
グボックス15は図9の(a)に示す状態から同図の
(b)に示すようにマッチングプレート15Aと接触
し、マッチングボックス15と下部電極12を電気的に
接続することができる。即ち、高周波電源ライン端子1
4Aは高周波給電棒23と嵌合すると共に高圧電源ライ
ン端子24Aは高圧電源ライン端子24と電気的に接合
し、高周波電源14を下部電極12の高周波給電棒23
に接続すると共に高圧電源を静電チャックに接続するこ
とができる。また、グランド電位用端子20Cはグラン
ドパイプ20と嵌合し、グランドパイプ20とグランド
電位用端子20Cを電気的に接続しグランド電位を同時
に取ることができる。
【0036】次に、プラズマ処理装置の組付け解体方法
について説明する。本実施形態の組付け解体方法には専
用治具が用いられる。この専用治具30は、例えば図1
0に示すように、基台31と、この基台31の外周縁部
上に配設された3本の支柱32と、これらの支柱32を
それぞれ昇降させる昇降駆動機構33とを備えている。
昇降駆動機構33は、基台31上に配設された操作ハン
ドル33Aと、この操作ハンドル33Aの回転駆動力を
伝達するベベルギア等から構成され且つハウジング33
B内に収納された歯車機構(図示せず)と、この歯車機
構の回転駆動力を3本のリードネジ33Cに伝達する無
端状ベルト(図示せず)とを備えている。リードネジ3
3Cは基台31を貫通し、その下端に無端状ベルト33
Dが掛け廻されたプーリ(図示せず)が固定されてい
る。リードネジ33Cは基台31の外周縁部に沿って配
設されたハウジング33E内に収納されている。リード
ネジ33Cはハウジング33E内の上下端に設けられた
支持体33F、33Fで垂直に正逆回転自在に支持され
ている。リードネジ33Cにはナット部材33Gが螺合
し、このナット部材33Gに支柱32の下端が垂直を保
持して固定されている。また、ボトムプレート11Aの
裏面には図11に示すように3本の支柱32に対応する
3個の凹部11Cが形成され、3本の支柱32の先端が
ボトムプレート11Aの凹部11Cに嵌入し、ボトムプ
レート11Aを水平に支持するようになっている。ま
た、基台31の裏面にキャスター34が取り付けられ、
専用治具30を任意の場所へ移動させることができるよ
うになっている。尚、本実施形態では操作ハンドル33
Aを用いて手動で昇降駆動機構33を操作しているが、
操作手段としては操作ハンドル33Aに代えて電動式に
することもできる。
【0037】従って、昇降駆動機構33の操作ハンドル
33Aを正逆回転すると、ハウジング33B内の歯車機
構、無端状ベルト33D、プーリを介して3本のリード
ネジ33Cが同期して正逆回転する。リードネジ33C
が正逆回転するとナット部材33Gを介して3本の支柱
32が同図に矢印で示すように昇降する。尚、図10に
おいて、11Dはボールネジ16A用の孔である。
【0038】而して、本実施形態ではチャンバー11内
の下部電極12及びその関連部品は専用治具30を用い
てチャンバー11の外側で組み立てるようにしてある。
即ち、図10に示すように3本の支柱32をボトムプレ
ート11Aの凹部11C内に差し込み、ボトムプレート
11Aを専用治具30で水平に支持する。次いで、操作
ハンドル33Aを操作して各支柱32を最も高い位置ま
で持ち上げる。この状態で下部電極12に昇降駆動機構
16のボールネジ16Aを装着すると共にその構成部品
をボトムプレート11Aの裏面側に装着してボトムプレ
ート11Aに昇降駆動機構16を組付ける。次いで、下
部電極12や高周波給電棒23、マッチングプレート1
5A等の給電部品等をボトムプレート11Aの上下に組
付け、ボトムプレート11Aへの下部電極12及びその
関連部品の組付けを終了する。しかる後、操作ハンドル
33Aを操作してチャンバー11へ下部電極12を取り
付けられる位置までボトムプレート11Aを下降させた
上で専用治具30をチャンバー11の真下まで移動さ
せ、ボトムプレート11A及び下部電極12等を搬送す
る。この位置で操作ハンドルを操作し、下部電極12を
上昇させると下部電極12がチャンバー11内に進入
し、ボトムプレート11Aがチャンバー11の下端に当
接する。後はボトムプレート11Aをチャンバー11の
下端へネジ等で固定すれば、下部電極12及びその関連
部品のチャンバー11内への組付けが終了する。
【0039】また、プラズマ処理装置のメンテナンスや
クリーニングを行う場合には例えば上部電極13をチャ
ンバー11から取り外す。上部電極13は重量物である
ため、本実施形態では図12(a)、(b)に示すホイ
スト機構40が用いられる。このホイスト機構40は、
同図の(a)に示すよう、旋回可能なL字状のアーム4
1と、このアーム41の先端に取り付けられ且つ上部電
極13等の重量のあるパーツPを吊持する吊持機構42
と、この吊持機構42のワイヤ43を卷き取るドラム
(図示せず)に連結され且つボックス44内に収納され
たウォームギア(図示せず)と、このウォームギアに連
結された操作ハンドル45とを備え、操作ハンドル45
を正逆回転させることにより吊持機構42で吊持された
パーツPを昇降することができる。吊持機構42は、同
図に(b)に示すように、カップ42Aと、このカップ
42Aと係合するコーン42Bと、このコーン42Bを
中心に有する円盤42Cとを備えている。カップ42A
の内周面はテーパ面が係合面として形成され、コーン4
2Bの外周面はカップ42Aの内周面(係合面)に係合
するテーパ面が係合面として形成されている。これらの
係合面はテーパ面に限られるものではなく、必要に応じ
て適宜の形状の係合面を形成することができる。また、
コーン42Bには貫通孔が形成され、この貫通孔にワイ
ヤ43に接続された連結具42Dが固定されている。ま
た、円盤42Cの外周縁部には周方向等間隔を空けた孔
(図示せず)が形成され、これらの孔に重量物Mに取り
付けられたロープRを連結する。尚、本実施形態では操
作ハンドル45を用いて手動でホイスト機構40を操作
しているが、操作手段としては操作ハンドル45に代え
て電動式にすることもできる。
【0040】従って、上部電極13等の重量のあるパー
ツPを装置本体から取り外す時には、例えばパーツPの
4箇所にロープRを取り付ける一方、パーツPを取り付
け易い位置まで円盤42Cをカップ42Aから引き出し
ておく。そして、これらのロープRを円盤42Cの孔に
接続する。次いで、操作ハンドル45を回転させてワイ
ヤ43を卷き取ると、コーン42Bがカップ42Aと係
合して円盤42Cをアーム41に対してしっかりと固定
する。引き続きアーム41を旋回させてパーツPを装置
本体から退避させる。パーツPを持ち上げる際にカップ
42Aとコーン42Bが係合して円盤42Cを固定し、
しかも、パーツPを4点で吊持しているため、吊持機構
42でパーツPを持ち上げ、旋回させる時にパーツPの
揺れを最小限に抑制することができ、パーツPの揺れに
よる装置本体は勿論のこと他設備との接触を防止するこ
とができる。尚、パーツPを持ち上げる際に、万一操作
ハンドル45から手を離すことがあっても、ウォームギ
アに常に一定の負荷が掛かっているため、パーツPが自
重で落下することはない。
【0041】ところが、従来のホイスト機構は図13に
示すようにシャックル51でパーツPを吊持するように
している。従って、ロープRをシャックル51に接続す
ると、同図に示すようにロープRがシャックル51の一
点に集中し、パーツPをシャックル51の一点で吊持す
ることになるため、パーツPを持ち上げ、装置本体から
移動させる際に同図の矢印で示すように前後左右に大き
く揺れ、装置本体や他設備と接触し、損傷させる虞があ
る。
【0042】上述のようにしてホイスト機構40を用い
て上部電極12を装置本体から取り外した後、専用治具
30をチャンバー11の下方へ搬送し操作ハンドル33
Aを操作して支柱32を上昇させてボトムプレート11
Aの凹部11Cへ差し込んでボトムプレート11Aを専
用治具30で支持する。次いで、ボトムプレート11A
とチャンバー11のネジを取り外した後、操作ハンドル
33Aを操作して支柱32を下降させるとボトムプレー
ト11A及び下部電極12及びその関連部品をチャンバ
ー11から切り離すことができる。引き続き、専用治具
30をチャンバー11の真下から移動させて別の場所へ
下部電極12等を搬送する。そして、必要に応じて下部
電極12等の分解点検を行って各部品のメンテナンスを
行う。
【0043】以上説明したように本実施形態によれば、
ボトムプレート11Aを貫通し且つ下部電極12とマッ
チングボックス15を連結して下部電極12のグランド
電位を取るグランドパイプ20と、このグランドパイプ
20に取り付けられ且つ下部電極12の上昇に伴ってボ
トムプレート11Aと弾接してグランドパイプ20とマ
ッチングボックス15を導通させる第1の導通手段21
とを設けたため、下部電極12及びボトムプレート11
Aから十分にグランド電位を取ることができ、下部電極
12やボトムプレート11Aでの異常放電を確実に防止
することができる。
【0044】また、第1の導通手段21は、グランドパ
イプ20が貫通するフランジ211A付きの筒状部材2
11と、この筒状部材211のフランジ211Aとリン
グプレート212間に介装されたコイルスプリング21
3とを有し、筒状部材211の内周面にグランドパイプ
20と弾接して電気的に導通させる第1バンド214を
設けると共に筒状部材211の上端面にボトムプレート
11Aと弾接して電気的に導通させる第2バンド215
を設けたため、第1の導通手段21によってボトムプレ
ート11Aとグランドパイプ20とを確実に導通させて
ボトムプレート11Aのグランド電位を確実に取ること
ができる。
【0045】更に、ボトムプレート11Aとマッチング
プレート15Aを電気的に導通可能な第2の導通手段2
2を設け、第2の導通手段22は、ボトムプレート11
Aに連結された第1のプレート221と、第1のプレー
ト221と連結棒222を介して昇降自在に連結された
第2のプレート223と、これら両プレート221、2
23間に介装され且つこれら両者221、223を電気
的に導通させるシリンダ機構225と、各プレート22
1、223にそれぞれ取り付けられ且つボトムプレート
11A及びマッチングプレート15A側とそれぞれ弾接
して電気的に導通させる第3、第4バンド226、22
7を設けたため、第1の導通手段21と相俟って第2の
導通手段22によってボトムプレート11Aとグランド
パイプ20とをより確実に導通させてボトムプレート1
1Aのグランド電位をより確実に取ることができる。
【0046】また、本実施形態によれば、マッチングプ
レート15Aにマッチングボックス15を昇降させる昇
降駆動機構15Gを設けると共に高周波給電棒23とマ
ッチングボックス15の接続部に嵌合部を設け、昇降駆
動機構15Gを介して上昇するマッチングボックス15
と高周波給電棒23をワンタッチ接合させるようにした
ため、従来のように高周波電源棒23とマッチングボッ
クス15とをネジ止めのような面倒な作業をしなくて
も、昇降駆動機構15Gを操作するだけでマッチングボ
ックス15を高周波給電棒23に簡単に接続することが
でき、組立、メンテナンス時における接続作業が簡単に
なり、作業時間を格段に短縮することができる。
【0047】また、本実施形態によれば、下部電極12
の昇降駆動機構16のボールネジ16Aを同期回転させ
るタイミングベルト16Dの切断を検出する第1の異常
検出手段17を設け、第1の異常検出手段17は、第1
のタイミングベルト16Dと弾接するガイドローラ16
Gと、このガイドローラ16Gを支持する正逆回転自在
なレバー171と、このレバー171を介してガイドロ
ーラ16Gを第1タイミングベルト16Dに弾接させる
コイルスプリング172と、このコイルスプリング17
2で付勢されたレバー171の異常を検出する第1のセ
ンサ173とを備えているため、第1タイミングベルト
16Dが切断すれば、コイルスプリング172を介して
レバー171が回転して第1のセンサ173のスイッチ
173Aが入ってベルト切れを自動的に検出することで
きると共に、第1のセンサ173のスイッチ173Aの
投入により制動機構19が作動してボールネジ16Aの
正逆回転を制動し、下部電極12の現在位置を保持する
ことができる。従って、装置の稼働中にベルト切れがあ
っても、下部電極12はチャンバー11内で上昇したり
下降したりすることがなく、チャンバー11内の真空を
そのまま維持することができ、プラズマ処理を継続する
ことができる。
【0048】また、下部電極12の昇降駆動機構16
は、ボールネジ16Aとモータ16C間に介在する減速
機16Bと、この減速機16Bとモータ16C間及び減
速機16Bとボールネジ16A間にそれぞれ掛け廻され
た第2、第3タイミングベルト16E、16Fを有して
いても、第2、第3タイミングベルト16E、16Fの
切断をそれぞれ検出する第2の異常検出機構18を有
し、しかも、第2の異常検出機構18は、第1、第2タ
イミングベルト16E、16Fとそれぞれ弾接する第
2、第3ローラ181、182と、これらのローラ18
1、182を支持する正逆回転自在な第2、第3レバー
183、184と、これらのレバー183、184を介
して第2、第3ローラ181、182を第2、第3タイ
ミングベルト16E、16Fに弾接させる第2、第3の
V状スプリング185、186と、これらのV状スプリ
ング185、186で付勢された第2、第3レバー18
3、184の異常回転を検出する第2のセンサ187と
を有するため、第2、第3タイミングベルト16E、1
6Fが切断しても第2の異常検出機構18で確実に切断
異常を検出することができ、この切断異常は第2のセン
サ187のスイッチ187Aの投入を介して制動機構1
9が作動し、異常検出機構17と同様に下部電極12の
現在位置を保持することができる。
【0049】また、本実施形態によれば、プラズマ処理
装置10の組立あるいはメンテナンスに際し、チャンバ
ー11に下部電極12及びその関連部品を組付ける場合
には、チャンバー11から離れた場所で専用治具30を
用いて下部電極12及びその関連部品を組み立てること
ができるため、従来のようにチャンバー11内やチャン
バー11の下部に潜っての窮屈な組付け作業が無いた
め、これらの部品の組付け作業を極めて円滑に行うこと
ができ、その作業効率を格段に高めることができ、ひい
ては組立、メンテナンス作業時間を格段に短縮すること
ができる。チャンバー11からの下部電極12及びその
関連部品の解体も同様に極めて短時間で行うことができ
る。
【0050】尚、上記実施形態に何等制限されるもので
はない。必要に応じて各構成要素をい適宜変更すること
ができる。
【0051】
【発明の効果】本発明の請求項1〜請求項4に記載の発
明によれば、チャンバー内での異常放電を確実に防止す
ることができるプラズマ処理装置を提供することができ
る。
【0052】また、本発明の請求項5に記載の発明によ
れば、マッチングボックスをワンタッチで下部電極に接
続することができるプラズマ処理装置を提供することが
できる。
【0053】また、本発明の請求項6〜請求項8に記載
の発明によれば、稼働中の下部電極の昇降駆動機構のベ
ルト切れを自動的に検出して下部電極の昇降を阻止して
プラズマ処理を継続することができるプラズマ処理装置
を提供することを目的としている。
【0054】また、本発明の請求項9及び請求項10に
記載の発明によれば、チャンバー内のメンテナンスを行
う際に下部電極及びその関連部品の組付け解体の作業性
を高めたプラズマ処理装置の組付け解体方法及びその専
用治具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラズマ処理装置の一実施形態を示す
構成図である。
【図2】図1に示す下部電極の昇降駆動機構及びその異
常検出機構を示す平面図である。
【図3】図2の異常検出機構を拡大して示す平面図であ
る。
【図4】図1に示す下部電極に接続されたグランドパイ
プ及び第1、第2の導通手段を示す模式図である。
【図5】図4に示す第1の導通手段を示す図で、(a)
はその上方からの平面図、(b)は一部を破断して示す
側面図である。
【図6】図5に示す第1の導通手段を拡大して示す図
で、(a)は第1の導通手段とグランドパイプの関係を
示す断面図、(b)は第1の導通手段に用いられたバン
ドを拡大して示す長手方向の断面図である。
【図7】図4に示す第2の導通手段を示す図で、(a)
は上方からの平面図、(b)は一部を破断して示す側面
図、(c)は下方からの平面図である。
【図8】マッチングボックスを下部電極に接続するため
の昇降駆動機構を模式的に示す斜視図で、(a)はマッ
チングボックスを昇降駆動機構へ装着する状態を示す
図、(b)は昇降駆動機構を介してマッチングボックス
を持ち上げる状態を示す図である。
【図9】マッチングボックスを下部電極側に接続する状
態を説明するための断面図で、(a)は接続直前の状態
を示す図、(b)は接続状態を示す図である。
【図10】下部電極及びその関連部品を組付け解体する
ための専用治具とボトムプレートを示す斜視図である。
【図11】図10に示す専用治具を用いて下部電極及び
その関連部品をボトムプレートへ組付ける状態を示す側
面図である。
【図12】本実施形態に用いられる巻き上げ機を示す斜
視図で、(a)はプラズマ処理装置の重量パーツを持ち
上げる状態を模式的に示す図、(b)は巻き上げ機の要
部を破断して示す図である。
【図13】従来の巻き上げ機を用いて重量パーツを持ち
上げる状態を模式的に示す斜視図である。
【図14】従来のプラズマ処理装置を模式的に示す断面
図である。
【図15】図14のプラズマ処理装置に用いられた高周
波給電棒とマッチングボックスを接続する状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
10 プラズマ処理装置 11 チャンバー 12 下部電極(電極) 14 第1の高周波電源 15 マッチングボックス 15A マッチングプレート 15G 昇降駆動機構 16 昇降駆動機構 16A ボールネジ 16B 減速機 16C モータ 16D 第1タイミングベルト(第1の無端状ベルト) 16E 第2タイミングベルト(第2の無端状ベルト) 16F 第3タイミングベルト(第3の無端状ベルト) 16G ガイドローラ 17 第1の異常検出機構 18 第2の異常検出機構 19 制動機構(制動手段) 20 グランドパイプ 21 第1の導通手段 22 第2の導通手段 23 高周波給電棒 30 専用治具 32 支柱 33 昇降駆動機構 171 レバー 172 コイルスプリング(付勢手段) 173 第1のセンサ 181 第2ローラ 182 第3ローラ 183、184 レバー 185 第2スプリング(第2の付勢手段) 186 第3スプリング(第3の付勢手段) 187 第2のセンサ 211 筒状部材 213 コイルスプリング 214 第1バンド(第1の電気的接触部材) 215 第2バンド(第2の電気的接触部材) 221 第1のプレート 222 第2のプレート 223 コイルスプリング 226 第3バンド(第3の電気的接触部材) 227 第4バンド(第4の電気的接触部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徐 憲軍 山梨県韮崎市藤井町北下条2381番地の1 東京エレクトロン山梨株式会社内 Fターム(参考) 4K030 FA01 KA30 KA43 LA15 5F004 AA15 BA07 BA09 BB18 BB22 CA09 5F045 AA08 BB14 DP03 DQ10 EB06 EF05 EH05 EH13 EM05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理容器のボトムプレートと、このボト
    ムプレートに昇降可能に配設され且つ被処理体を支持す
    る電極と、この電極に高周波電力を印加する高周波電源
    と、この高周波電源と上記電極間に介在するマッチング
    ボックスと、このマッチングボックスを支持するマッチ
    ングプレートとを備え、上記処理容器内でプラズマを発
    生させ上記被処理体にプラズマ処理を施すプラズマ処理
    装置において、上記ボトムプレートを貫通し且つ上記電
    極と上記マッチングボックスを連結して上記電極のグラ
    ンド電位と取るグランドパイプと、このグランドパイプ
    に取り付けられ且つ上記電極の上昇に伴って上記ボトム
    プレートと弾接して上記グランドパイプと上記マッチン
    グボックスを導通させる第1の導通手段とを有すること
    を特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 第1の導通手段は、上記グランドパイプ
    が貫通するフランジ付きの筒状部材と、この筒状部材の
    フランジと上記マッチングボックス間に介装されたスプ
    リングとを有し、上記筒状部材の内周面に上記グランド
    パイプと弾接して電気的に導通させる第1の電気的接触
    部材を設けると共に上記筒状部材の上端面に上記ボトム
    プレートと弾接して電気的に導通させる第2の電気的接
    触部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載のプラ
    ズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 上記ボトムプレートと上記マッチングプ
    レートを介して上記グランドパイプとを電気的に導通さ
    せる第2の導通手段を設けたことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 第2の導通手段は、上記ボトムプレート
    に連結された第1のプレートと、第1のプレートに昇降
    自在に連結された第2のプレートと、第1、第2のプレ
    ート間に介装され且つこれら両者を電気的に導通させる
    連結部材と、第1、第2のプレート間に介装されたスプ
    リングと、上記各プレートにそれぞれ取り付けられ且つ
    上記ボトムプレート及び上記マッチングプレート側とそ
    れぞれ弾接して電気的に導通させる第3、第4の電気的
    接触部材を設けたことを特徴とする請求項3に記載のプ
    ラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 処理容器内に配設され且つ被処理体を支
    持する電極と、この電極に給電棒及びマッチングボック
    スを介して高周波電力を印加する高周波電源と、上記マ
    ッチングボックスを着脱可能に支持するマッチングプレ
    ートとを備え、上記処理容器内でプラズマを発生させ上
    記被処理体にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置にお
    いて、上記マッチングボックスを昇降させる昇降駆動機
    構を上記マッチングプレートに設けると共に上記給電棒
    と上記マッチングボックスの接続部に嵌合部を設け、上
    記昇降駆動機構を介して上昇するマッチングボックスと
    上記給電棒を上記嵌合部を介して接合させることを特徴
    とするプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 処理容器のボトムプレートと、このボト
    ムプレートに昇降可能に配設され且つ被処理体を支持す
    る電極と、この電極を昇降させる昇降駆動機構とを備
    え、上記昇降駆動機構は、上記電極に上端が連結された
    複数のボールネジと、これらのボールネジに掛け廻され
    た第1の無端状ベルトと、上記ボールネジの一つを正逆
    回転させるモータとを備え、上記処理容器内でプラズマ
    を発生させ上記被処理体にプラズマ処理を施すプラズマ
    処理装置において、第1の無端状ベルトの切断を検出す
    る異常検出手段を設けると共に、上記異常検出手段の異
    常検出に基づいて上記ボールネジを制動する制動手段を
    設けたことを特徴とするプラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 上記異常検出手段は、第1の無端状ベル
    トと弾接するローラと、このローラを支持する正逆回転
    自在なレバーと、このレバーを介して上記ローラを第1
    の無端状ベルトに弾接させる付勢手段と、この付勢手段
    で付勢されたレバーの異常を検出するセンサとを有する
    ことを特徴とする請求項6に記載のプラズマ処理装置。
  8. 【請求項8】 上記昇降駆動機構は、上記ボールネジと
    上記モータ間に介在する減速機と、この減速機と上記モ
    ータ間及び上記減速機と上記ボールネジ間にそれぞれ掛
    け廻された第2、第3の無端状ベルトを有し、且つ、第
    2、第3の無端状ベルトの切断をそれぞれ検出する第2
    の異常検出手段とを有し、上記制動手段は第2の異常検
    出手段に基づいて作動することを特徴とする請求項6ま
    たは請求項7に記載のプラズマ処理装置。
  9. 【請求項9】 第2の異常検出手段は、第1、第2の無
    端状ベルトとそれぞれ弾接する第2、第3のローラと、
    これらのローラを支持する正逆回転自在な第2、第3の
    レバーと、これらのレバーを介して第2、第3のローラ
    を第2、第3の無端状ベルトに弾接させる第2、第3の
    付勢手段と、これらの付勢手段で付勢された第2、第3
    のレバーの異常を検出する第2のセンサとを有すること
    を特徴とする請求項8に記載のプラズマ処理装置。
  10. 【請求項10】 下端が開口したプラズマ処理用の処理
    容器と、この処理容器の下端開口に着脱可能に取り付け
    られたボトムプレートと、このボトムプレート上に配設
    され且つ被処理体を支持する電極と、この電極に関連す
    る部品とを備えたプラズマ処理装置の組立あるいはメン
    テナンスに際し上記処理容器に上記電極及びその関連部
    品を組付け解体する方法において、組付け解体専用治具
    の複数の昇降可能な支柱で上記ボトムプレートを水平に
    支持する工程と、上記各支柱で支持されたボトムプレー
    トに上記電極及びその関連部品を組付けあるいは解体す
    る工程と、上記専用治具を上記処理容器の真下まである
    いは真下から搬送する工程と、上記支柱を上昇させて上
    記ボトムプレートを上記処理容器下端に接合して上記電
    極及びその関連部品を組付け、あるいは上記支柱を下降
    させて上記ボトムプレートを上記電極及びその関連部品
    と一緒に上記処理容器から切り離す工程とを備えたこと
    を特徴とするプラズマ処理装置の組付け解体方法。
  11. 【請求項11】 下端が開口したプラズマ処理用の処理
    容器と、この処理容器の下端開口に着脱可能に取り付け
    られたボトムプレートと、このボトムプレート上に配設
    され且つ被処理体を支持する電極と、この電極に関連す
    る部品とを備えたプラズマ処理装置の組立あるいはメン
    テナンスに際し上記処理容器に上記電極及びその関連部
    品を組付け解体する専用治具において、上記ボトムプレ
    ートを水平に支持する昇降可能な複数の支柱と、これら
    の支柱を昇降させる昇降駆動機構とを備え、上記昇降駆
    動機構は、上記各支柱にそれぞれ連結されたリードネジ
    と、これらのリードネジ間に掛け廻された無端状ベルト
    と、この無端状ベルトを正逆回転させる回転駆動機構
    と、この回転駆動機構を操作する操作手段とを有するこ
    とを特徴とするプラズマ処理装置の組付け解体専用治
    具。
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